交扇会(京都工芸繊維大学能楽部 OB 会)活動報告 井 上 (繊維化学科 1.沿革 母校にサークル活動としての能楽部(当時は 謡曲部)が創部されたのは昭和27年(1952年) であったと記録されている。以降、昭和57年 (1982年)の部の消滅に至るまで能楽で青春を 彩った若人は137人に及ぶ。平成2年(1990年) 12月、松澤行男氏(製32)の呼びかけに呼応し て有志7名がこのサークルの OB 会を立ち上げ た。会の名前は創始者でもある小原健吾氏(化 30)の発案で工繊の読みを取り、言わば商売道 具の扇の交わりとしゃれて、交扇会とした。以 来、京都工芸繊維大学の卒業生、職員、及び家 族で能楽を愛好するものを会員とし、年2回の 発表会を持つことを申し合わせて活動している。 しかし、各地に展開して行かれた卒業生各位の 消息を個々にお尋ねする機会は少なく、過去に おいては第20回の記念の会を彦根城の井伊家の 能舞台で開催した際にご案内を出した程度で あった。(この会が契機となって関東の方々が 飯田豊氏(蚕39)を中心に東峰交扇会として活 動を始められた。) 平成23年秋、母校能楽部をご指導いただいて いた分林弘一先生が喜寿にして独立50年を迎え られる慶事があった。この事をより多くの能楽 部 OB の仲間と祝うべきとして伝を求めて所 在を尋ねた結果、66名の方々から返信を頂き住 所を確認する事が出来た。 折から KIT 同窓会から部会のお話を頂きこ のメンバーを以って申請し平成25年度総会にお いて部会としてご承認を頂いた。これを機に疎 遠になっているかつての同志とより多く交歓で きる事を願い、大きくは日本文化の継承に資し たいと思っている。 2.平成25年の活動 *11月25日 10時45分 始 於 真謡会館 故 分林弘一師 追善謡曲会(第42回交扇会) 素謡:通盛、鵜飼、清経、井筒、隅田川、安達原 独吟、連吟、仕舞 等 4月9日に逝去された恩師を偲び会員全員に案 内を発送、関東、中京、四国の各地からも参加 18 良 一 昭和33年卒) いただいた、総数24名(写真)。図らずも助成 金を活用する第一号の事業となった。 *定例会:今までの形式の活動 4月29日 第19回東峰交扇会於大宮氷川の杜 文化館 6月28日 第41回 交扇会 於大津市伝統芸 能会館 9月29日 第20回 東峰交扇会於大宮氷川の 杜文化館 3.平成26年の活動計画 交扇会;初夏及び晩秋に計画 日程、会場未定 東峰交扇会 第21回は 3月21日(予定) 第22回は9月頃を予定 詳細問い合わせは下記へ <連絡先> 交扇会: 〒529−2144 大津市大萱2丁目34−1−704 電話 & FAX:077−543−1850 井 上 良 一 E-mail:[email protected] 東峰交扇会: 〒367−0021 埼玉県本庄市東台2−2−2 電話:0495−22−3471 飯 田 豊 *竹本俊平氏(建42)の奥様が管理されている ホームページがあります。 交扇会の活動状況をご覧いただけます。 http : //www.geocities.jp/kousenkai
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