Sは美大生なりに考えて、東北の温泉旅館で風呂掃除をすることにした。

Ｓは美大生なりに考えて、
東北の温泉旅館で
h t t p : / / d . h a t e n a . n e . j p / n i s h i w a g a - S D F /
風呂掃除をすることにした。
岩手県には、
秋田県との県境に西和賀町という町がある。
この町には、
山峡の町の例にもれず温泉旅館がある。
西和賀町の存在を知った美大生Ｓは、
この町に全国の美大生を集めて何かやりたいと思った。
開催旅館の風呂場の規模に対し、現在の参加予定者数ではやや心許ない。
そのためＳは開催が間近に迫った現在もしぶとく参加者を募り続けている。
2 0 1 3 . 2 . 1 6 ( 土 )
- 2 . 1 8 ( 月 )
2 0 1 3
湯田温泉峡風呂美術大学
Ｓは美大生なりに絵を描いたりモニュメントをつくったりすることを考えた。
そこで大学の先輩であるＭに相談した。
Ｍはめんどくさそうに言った。
。
「そんな役に立たないものをつくるより、
旅館の風呂掃除でもしたほうがましだ」
Ｓは美大生なりに
（どうして自分たちがそんなことを）
と思った。
しかしＳは一方で
（風呂掃除を
〈そんなこと〉
と思った自分は何様なのか）
とも思った。
Ｍは無責任に続けた。「掃除は美化だから、〈美術＝美化する術〉
ってことで掃除したらいい」
Ｓは反論した。「風呂掃除のために岩手まで来る美大生はいない」
「だったら掃除したあと、
そのまま風呂場をインスタレーション作品にでもしたらいい」
Ｓは美大生なりに考えて、
それを実現してみることにした。
まず、
参加する美大生をチーム分けして、
会場となる旅館を割り振る。
滞在期間：２月１５日
（金）～１８日
（月）
参加費：１２，
０００円＋交通費　（一泊三食付４，
０００円×３泊）
それから、
その旅館に格安で数日間滞在させてもらい、
清掃と作品化をおこなう。
ぜひ下記のアドレスか番号に連絡し、
Ｓと話してもらいたい。
C L E A N I N G
Ｓの企画に興味や関心をもった美大生、美大出身者、その他の若者たちは、
↓ ↓ ↓
問合せ：[email protected] ０８０－５５６４－５７９８
そして入場券がわりにタオルを販売し、
町民や宿泊客に湯めぐりをしてもらう。
企画には
「風呂美術大学」
というふざけた名前がつけられた。
考えたのは、
いうまでもなくＭである。
ちなみに、
この町には美術館もある。
※Ｓは未だに参加者を募集している。
C R E A T I O N
主催：銀河ホール学生演劇合宿事業実行委員会協力：西和賀町・西和賀町文化創造館・湯田温泉峡旅館組合・劇団ぶどう座・西和賀町観光協会・西和賀商工会・高繁旅館・新清館・本館春山荘

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