広島大学技術センター ∼技術職員 組織の一元化について∼ 国立大学法人 広島大学 技術センター 工学部等部門 設計・工作系技術班 (工学研究科・工学部学校工場) 向井 一夫 ∼ 目 1.センター化の目的・・・・・・・・・・・・3 2.センターの現状について 位置づけ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 運営組織図・・・・・・・・・・・・・・・・・5 運営会議・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 企画調整委員会・・・・・・・・・・・・・7 勤務地区別・職種別人数・・・・・・8 配置場所図・・・・・・・・・・・・・・・・・9 3.センターの運営について・・・・・・10 労働時間管理について・・・・・・・11 次 ∼ 4.センター化の経緯 センター化までの流れ(1) ・・・・・12 センター化までの流れ(2) ・・・・・13 5.整備と充実のための移行計画・・14 6.当面の検討課題 ・・・・・・・・・・・・15 7.16年度の活動について・・・・・・・・16 8.資 料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 移行計画表(案) ・・・・・・・・・・・・・・18 運営組織(案) ・・・・・・・・・・・・・・・・19 運営組織(案)図 ・・・・・・・・・・・・・・20 事務組織 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21 センター内規 ・・・・・・・・・・・・・・・・・22 9.まとめ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23 2 技術センター化の目的 ∼技術職員の組織一元化∼ 一元化による全学的観点からの人材の有効活用 技術支援の計画的・効率的・効果的な実行 職員の技術向上を可能とする運営体制の確立 人事評価制度の構築と処遇改善 学科や講座等に固定化されている職員を,組織と して十分に機能できる体制を作る H.15教室系技術職員の運営組織(案)より 3 技術センターの位置づけ 広島大学の 運営組織図 広島大学 学 術 室 学術室 学 術 部 教育室 国 際 部 財務室 図書館部 ・・・ ・・・ ・・・ 各部局の事務組織 学長室 技術センター 全 10 室 「室」→「部」→「グループ」 部局長室 教育研究学生支援室 学術部の事務組織 研究推進グループ 研究支援グループ 4 運営会議 技術統括 部 等 部 ②班・ 名 原爆放射線医科学研究所部門 学 ③班・ 名 門 5 ①班・ 名 生物圏科学研究科部門 医 12 18 代表 学 学 等 部 ①班・ 4名 部 等 ④班・ 名 部 部 ③班・ 名 ①班・ 3名 門 門 情報メディア教育研究センター等部門 理 工 先端 物質 科学 研究科 部門 13 20 22 学術部研究推進グループ 技術副統括(2) 企画調整委員会 職員派遣 クライアント 各部局等 学術室 (業務依頼) センター長 7部門15班92名 技術センターの運営組織図 事務連絡等一般事務 技術センター運営会議 職 1 名 技術センター長(教授) 所 属 工 学 研 究 科 2 教 授 理 学 研 究 科 3 教 授 医歯薬総合研究科 4 教 授 工 学 研 究 科 5 教 授 生物圏科学研究科 6 教 授 原爆放射線医科学研究所 7 教 授 先端物質科学研究科 8 学 術 部 長 事務局学術室 9 技 術 統 括 技術センタ− 10 技術副統括 技術センタ− 11 技術副統括 技術センタ− 12 学術部 研究推進G 課長 事務局学術室 13 学術部 研究推進G 主査 事務局学術室 6 企画調整委員会 「技術職員代表(班長)」,「学術部 研究推進 課長と主査」 ,「センター長」で構成, 技術センター運営に関する企画・調整を諮る 発足時 (H.16.4) 8名 技術センターから6名(統括,副統括2,班長3) 事務から2名(課長・主査) 第2回(H.16.5)∼ 13名 統括・副統括の所属部門,人数の多い部門, 先端研部門から班長5名増員 第7回(H.16.10)∼ 14名 センター長も出席されることに 第9回(H.17.1)∼ 20名 全班長が出席することになった 7 勤務地区別・職種別人数 ‘05.4 7部門 15班 地区別人数 地 区 場所 東広島市 38 東広島市2 1 広島市霞 23 宮島町 1 竹原市 1 向島町 1 6地区 65カ所 職種別人数 職 種 技術統括 技術副統括 技術長 技術班長 技術専門職員 技術主任 技術員 技術補佐員 人数 1 2 7 12 13 19 33 5 計 92 8 技術職員配置場所図 東広島市−1 4部門 49名 35km 東広島市−2 1部門 9名 55km 60km 宮島町 1名 2km 28km 広島市 2部門 31名 25km ‘05.4 竹原市 1名 35km 向島町 1名 9 技術センターの運営について 注1 ①業務の指示は,派遣先 の関係教員等がおこなう ②スキル・レベルアップのための研修費・旅費等の 確保と運用 ③労働時間管理は,センターでおこなう ④事務連絡等一般事務は,学術部でおこなう (注1)センター所属の技術職員の約90名の中60名が, 教室(講座)へ派遣されている. 10 労働時間管理について 監督者=センター長 労働時間管理者=技術統括 労働時間管理補助者=班長又は本人(19名) ※労働時間管理者については,調整中 (案) 派遣先の教員 11 技術センター化までの流れ(1) 14.12末 本部人事課・民間人事コンサルタント会社と 15.1.31 15.2.14 15.4.25 15.5.28 15.6.27 大学全技官との個人面談 「法人化後の広島大学教職員の人事制度構築に 向けて=人事課まとめ」について技官数名に対して 説明,案が初めて技官に示された 【技術センターの理想像 ,教官にどう説明するか】 技官が在籍する学部の事務長・事務長補佐・ 係長,本部人事課,民間コンサルタント会社 による打合せ会 【一元化するメリット,講座教官との関係は?】 民間人事コンサルタン会社も出席した会合 【グループ分け:職種・分野 or ロケーション】 「H.15教室系技術職員の運営組織(案)」 各部局の教官に説明(学部によって温度差有り) 12 技術センター化までの流れ(2) 15.8.7 教官にも検討会に出席してもらい経緯等を説明 (教官側の案が出るまで約2ヶ月) 15,10.2 職員案と教官案の擦り合わせ (基本的に合意.以後,教官も検討会に出席) 15.12.9 「H.15教室系技術職員の運営組織(案)」は, 〔国立大学法人設立本部会議=最上位〕 で確認 →これによって技術センターの設置決定 大学の全技官は技術センターに集約されること になった (一元化) 15.12.18 「前項本部会議で確認された」ことを受けて 技術センターに係る意見交換会 【組織編成,予算管理,居室確保等発足までの準備・検討事項】 16.3.11 全体説明会(全技官,事務長,一部教官) 13 整備と充実のための移行計画 基本方針 これまで技術職員のかかわってきた業 務の継続性を損なわないよう移行計画を策定し, 各部局の意見・要望等を踏まえ,段階的に進める. 当面,各技術職員の配置は現在の配属先を優先 し,第2期中期計画開始時(平成22年度)までに 組織の確立を目指す. 移行計画表 14 当面の検討課題 移行計画表参照 1.運営体制の確立 ①シーズの明確化 ②業務依頼の手順−配属先の決定 ③業務報告書−成果・改善点等 ④技術センターと配属先・施設との関係 2.評価システムの導入 (組織評価・個人評価) 3.人事管理 ①技術支援ニーズを踏まえた人材の確保 ②労働時間管理 ③人材育成の確立(研修,伝承等) ※ H.22(2010)年度実施に向けて段階的に検討を重ねていく 15 16年度の活動について 学内技術職員研修会・発表会 安全衛生講習会 (学外講師による) 企画調整委員会開催 (月1回) 技術センター主催の実習講習会 技術センター報告集の発行 (編集委員会立ち上げまで済み) 技術センターHPの立ち上げ 連絡網の整備 (メーリングリスト作成、各技術職員に連絡報告) 中四国地区国立大学法人等専門職員研修について (各機関にアンケート,調整中) 16 資 料 ①移行計画表・・・・・・・・・・・・・・・・・18 ②運営組織案・・・・・・・・・・・・・・・・・19 ③運営組織案図・・・・・・・・・・・・・・・20 ④事務組織・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21 ⑤センター内規・・・・・・・・・・・・・・・・22 17 技術センター移行計画(案) 18 H.15教室系技術職員の運営組織(案) 〔国立大学法人設立準備会議人事制度 WG 教室系技術職員検討プロジェクト〕 によって 03.5.28 に 報告された 〔民間人事コンサルタント会社〕による 「技術職員の今後の方向性について(検討資料)」 の報告書を踏まえて作成 ※この(案)は, 03.12.9 国立大学法人設立本部会議 (最上位決定会議) で確認,技術センターの設置決まる 19 「国立大学法人」広島大学における教室系技術職員の運営組織(案) 平成15年5月28日 基本方針:部局の枠を超えた全学的立場から改革 「人材,施設,財源」の全学管理(人,物,金は大学のもの )15.1.21「評議会報告」 「人材,施設,財源」の全学管理( 教室系技術職員(技官)もその例外ではない! ! ・ 基本方針 ・ 報告書 大学事務局 人事課 人事コンサルタント会社 による 全職員(事務官・技官) に 個別 ヒヤリング実施 02.12月 内容 ・業務内容 ・教官との関連度合 ・技術の伝承 等 20 事務組織 • 部局は,係制→グループ制へ ① 教育研究学生支援室長(事務長) ② 部局長支援グループ ③ 教育研究活動支援グループ ④ 学生支援グループ (工学研究科の場合) ③ のグループは, ・総括主査・主査級も配置 ・各専攻の事務室が居室 ・教室系事務職員と同室も ※ 事務長(室長),事務長補佐(総括主査),係長(主査) 21 広島大学技術センター内規 22 まとめ • 03.1.31(初めての会合・説明) • 人事課係長・コンサルタント会社,技官6名「法人化後の広 島大学教職員に人事制度構築に向けて」=1.21評議 会資料 • 「技術職員の今後の方向性について」=1.31WGに資 料として初提示(取り扱い注意)2.28技官全員に開示 • 2002.12∼2003.1会社が技官へのインタビューで最 大の課題として捉えたのは,「位置づけが不明確」 ①技術開発支援人材の確保,養成,資質の向上 ②適切な処遇の確保 23
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