橡 商船同窓会報-2015

大島商船高専同窓会
会 長 酒 迎 和 成
§表紙写真§ 「ベスト4だ!!∼もってるぞ 大島具足蟲∼」
(1)大島商船高専同窓会報
■目 次
同窓会長挨拶 ● 同窓会長挨拶・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・同
・・・窓
会 長 N67
酒 迎 和 成(2)
事務局からのお知らせ ● 同窓会名簿の発刊と年会費納入について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3)
・・・
各支部会長の紹介 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3)
・・・・
学校PR活動とその支援 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3)
・・・・
定 例 行 事 ● 平成26年度 定期理事会・総会 会議議事録・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(4)
・・・
平成26年度慰霊祭・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(8)
・・・・
小松会だより ● 京浜支部・小松会だより ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・京浜支部
・・
N101 丁田 慎一郎(8)
平成26年度中京支部小松会報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中京支部会長
・・
N60 松 尾 年 巳(9)
周南支部小松会の活動報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・周南支部会長
・・
E74 岩 政 佳 和(10)
関門小松会活動報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・関門支部会長
・・
N72 廣 重 康 成(10)
平成26年 大分支部活動報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大分支部会長
・
E69 老 浪 洋 史(11)
鹿児島支部小松会活動報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鹿児島支部会長
・・
N67 堀 ノ 内
仁(11)
大島・柳井地区小松会近況報告 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大島・柳井支部会長
・
E60 村 田 一 明(12)
H26年 長崎支部活動報告 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・長崎支部会長
・・
E60 畑 地 栄太郎(12)
ク ラ ス 会 ● 75期生(NE6)クラス会 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・校内理事
・・・
岩 崎 寛 希(13)
クラス会の報告 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・電子機械工学科1期生
・・
浦上美佐子、藤井雅之(13)
神津島・防長丸遭難者慰霊の旅 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・同窓会副会長
・・・
市 川 博 康(14)
キャンパスだより ● 校 長 挨 拶 ● 平成26年度学校報告 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・校 長
・・
石 田 廣 史(16)
副 校 長 か ら ● 平成26年度 学校の現況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・副校長(教務主事)
・
辻
啓 介 (16)
退 官 教 職 員 ● 去るにあたり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・電子機械工学科 教授
・・
松 田 充 夫(17)
退官にあたり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・練習船大島丸 機関長
・・
古 賀 英 司(17)
卒
業
式 ● 平成25年度卒業証書・専攻科修了証書授与式 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1
・・ 8)
平成26年度卒業証書・専攻科修了証書授与式挙行 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1
・・ 8)
人 事 移 動 ● ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1
・・・・8)
・
学 生 活 動 ●平成26年度 学生活動報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・商船学科4年
・
吉 本
優(19)
寮生会活動報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・寮生会長商船学科4年
・
河 野 龍 樹(19)
商船祭を終えて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・商船祭実行委員長
・
商船学科4年 桃 坂 拓 歩(19)
学 生 寄 稿 ● 今治実習を終えて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・商船学科1年
・・
石 岡 直 樹(20)
課外活動報告 ● 貴重な経験・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・野球部
・
電子機械工学科3年 伊 藤 眞 人(20)
第49回 全国商船高等専門学校 漕艇大会・・・・・・・・・・・カッター部 商船学科4年 中 村
亮(20)
第46回全国商船高等専門学校漕艇大会ヨット競技・・・・・・ヨット部 電子機械工学科4年 石 田 大 樹(21)
第49回全国高等専門学校体育大会に出場して・・・・・・女子バレー部 情報工学科5年 小 田 純 愛(21)
二年連続全国高専大会出場 ・・・・・・・・・・・・・・サッカー部 電子機械工学科5年 郡
悠 作(22)
第49回全国高専大会ソフトテニス競技に参加して・・・・・ソフトテニス部 電子機械工学科5年 新 庄 克 則(22)
第49回全国高等専門学校体育大会柔道競技参加の報告・・・・・・・・・柔道部主将 商船学科4年 島 居 文 哉(22)
高専ロボコン全国大会ベスト4!! ・・・・・・ロボット研究部操縦者・リーダー電子機械工学科5年 廣 森
亮(23)
高専大会等主な成績 ● ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2
・・・4)
・
平成27年度行事予定 ● ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2
・・・・5)
・
同窓 会 案 内 ● ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2
・・・・6)
・・
母校訪問見学 ● ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2
・・・・6)
・・
編 集 後 記 ● ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2
・・・・6)
・・
大島商船高専同窓会報(2)
■同窓会長挨拶
同窓会長挨拶
同窓会会長
N67
酒
迎
和
成
2015年の新春を迎え、同窓会員の皆様におかれまし
ては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
一昨年10月に会長に就任して、もう二度目の春を迎
えました。この間、会長職の公務として、母校関係は3
月の学校評議会参画、3月と9月の卒業式参列祝辞、9
月26日の慰霊祭挙行及び同窓会定期理事会・総会開催
がありました。その他、5商船高専同窓会長連絡会、全
国51高専同窓会連絡会、及び大島・柳井地域交流会へ
の参加がありました。トピックとしましては、8月8日
神津島を訪問し、大正14年に神津島の海岸で座礁沈没
した母校の三代目帆船練習船「防長丸」の6名の殉職者
の慰霊を行ったことです。詳細は同窓会HPに掲載の
市川副会長の報告を参照してください。89年前の海難
事故ですが、当時の地元神津島の方々の懸命な救助活
動には感謝の念で一杯です。神津島村役場の村史には
その詳細が記録され、今も防長丸の慰霊を続けて下さ
っております。関東近郊にお住まいの方は是非神津島
を訪れて頂きたいと思います。
さて、3月と9月の卒業式に参列し、祝辞として具体
的なアドバイスをさせて頂きましたが、卒業生の皆さ
ん、社会人一年生の生活は如何でしょうか。
新しい環境にも慣れて活躍されている事と存じます。
全国各地にある小松会には参加しているでしょうか。
もし一人で悩んでいることがあれば、是非とも諸先輩
方に種々相談してください。きっと役に立つ助言がも
らえると思います。先輩達は同じような道を歩んでき
た経験者ですから。又ご両親には折に触れて連絡を入
れているでしょうか。元気な声を聞かせてあげてくだ
さい。元気な顔を見せてあげてください。これが両親
に対する最高の恩返しだと思います。
1897年創立の母校は二年後には創立120周年を迎え
ることになります。同窓会事務局は最新の同窓会名簿
の作成に入っています。前回の名簿は平成23年に作成
していますので、その後勤務地変更等で転居されてい
る方は是非とも新住所を同窓会事務局に連絡してくだ
さい。どうかよろしくお願いします。
全国51校の国立高等専門学校の一つである我が母校
を取り巻く環境は厳しさを増しておりますが、連綿と
して繋いできた118年の歴史を更に後世に繋いで行く
ことが出来ますように同窓会員の皆様には、なお一層
のご支援・ご協力をお願いする次第です。
皆様の益々のご健勝とご活躍を心から祈念しており
ます。
(3)大島商船高専同窓会報
■事務局からのお知らせ
同窓会名簿の発刊と年会費納入について
平成24年10月30日には、
「高等専門学校制度創設50
周年記念式典」が開催され、藤中会長にご出席いただ
きました。このとき本校は創立115周年を迎え、本校
も「進化する高専」のキーワードのもと、海洋に育ま
れる心豊かでたくましい海運技術者並びに創造性豊か
な工業技術者の育成を目指してきました。
早いもので、平成29年10月には、5年ごとに発刊し
ている同窓会名簿の準備作業が、平成27年3月から開
始されることになります。同窓会名簿発刊までの作業
については、従来同様、
(株)
サラトが同窓生各位の所
在調査、住所録のメンテナンス、同窓会名簿の発送な
どを行います。同窓会名簿は平成28年10月頃を目安に、
お手元に届けられる予定となっています。
(1)年会費納入金額
正会員:1万円(年会費2,000円×5年分)一括納入
65才以上の正会員:2万円(年会費2,000円×10
年分)一括納入
【
会 費 】
第7条 正会員は、内規に定める会費を納入しなけれ
ばならない。(第7条の年会費及び終身会費の
納入に関する内規)
(2)年会費 年会費は2千円とする。
(3)終身会費 満65歳以上の正会員が年会費 10年
分を前納したときは、以後年会費の納入を要
しない。
(4)入会金及び年会費は、必要ならば理事会の議
決を経て改訂することができる。
3.正会員は、5年分の年会費を一括して納めることと
する。
(1)年会費の納入時期、納入方法については、会
誌によって通知する。
(2)5年間の会費を一括して納めた正会員に対して、
会員名簿を無償で送付する。
4.終身会費
(1)満年齢65歳以上の正会員は、終身会費を納め
ることができる。
(2)終身会費を一括して納めた正会員に対して、
発行の都度、会員名簿を無償で送付する。
(2)年会費納入方法:郵便振替
平成26年度の同窓会報と一緒に振替用紙を送付し
ますので御利用願います。
(3)名簿の発刊時期:平成28年10月1日頃
(4)題記に関する内規の抜粋
学校PR活動とその支援
平成20年度から各地域にアドミッション・アドバイ
ザーを選任し、本校のPR担当教員と連携しながら、学
校PRを展開してきました。今年もその成果が表れ、平
各支部会長の紹介(敬称略)
成26年度の新入生は、商船学科43名、電子機械工学科
47名、情報工学科48名となり、各学科の定員40名を上
回ることとなりました。
平成27年度も引き続き、アドミッション・アドバイ
ザーの派遣費用として同窓会から寄付された100万円
を有効に活用し、各地区の志願者数や広報の空白地な
どを考慮した上で、本校の魅力を伝えていくことが理
事会にて決定致しました。
また、平成22年度から、瀬戸内3商船高専との複数
校志望受験制度(第一志望、第二志望、第三志望)に
より、入試のやり方が改善されました。
平成27年度 理事会&総会等案内
平成27年9月30日
(水)
に大島商船高等専門学校にて、
慰霊祭・同窓会総会が行われます。
大島商船高専同窓会報(4)
■定例行事
平成26年度定期理事会・総会 会議議事録(抜粋)
会名簿の方針にもよるが、就職などで、
「長崎支部」
事務局長 古賀 英司
に住所が移った等の情報が、支部側に自動的に分
総務・議事録担当 浦上美佐子
かるしくみがあればよいのであるが、いかがか。
本庄 孝光
【阪神支部:意見】
日時:平成26年9月26(金)13時∼15時30分
以前、名簿発刊時に、名簿を横流した人がいて、会
場所:本館1階 大会議室
社に悪質な連絡が入って困った経験がある。このよ
うな経験から、会社の住所を書くのは遠慮したいと
同窓会定期理事会・定期総会議事録
(平成26年9月26日13時∼15時15分)
いう人もいることを考慮しなければならない。
【酒迎会長】
1.開会の辞(小川副会長)
確かに個人情報が問題である。今後、どのように取
2.会長挨拶(酒迎会長)
り扱うか検討する必要がある。個人情報について、
3.来賓挨拶(石田校長)
校内理事の方、コメントがありますか?
⇒学校広報に対する同窓会の御協力により、定員確
保が定着してきた等、入試に関する報告があった。
⇒経費削減が厳しい中、全国的な大会に出場する学
【校内理事名簿担当:回答】
名簿については、同窓会の輪が広がっていく良い
面もあれば、名簿を悪用するという悪い面もある。
生が増え、日々の成果がでてきた。その分、旅費
名簿が売買されているという現状もあるので、名
等に経費がかかるという問題が発生した。
簿にシリアルナンバーを付け、誰にどの名簿を配
⇒財務省より、未使用利用地(宿舎横の空敷地)の売
布したかが把握できるようにすることも検討中で
却要請があったが、本校においては、教育用・研究
ある。また、会社や自宅の住所等の詳細な情報は、
用に使っている実績が認められ、売却は不要となっ
同窓会は把握しているが名簿に反映しない、とい
た。今後3年かけて、学生課外活動施設等を作る予
った方針を取るということも可能である。
定であるが、施設整備に関しては、学校側で準備す
【酒迎会長】
る必要がある。このような施設整備費に関しても、
私自身、同期の詳細な名簿は持っているが、同窓会
ご協力願いたい。
に知らせる場合、個々の承諾を得る必要があり、
⇒120周年記念に向けた準備について、
ご協力願いたい。
慎重に行うべきであると考えている。しかし、同窓
4.議長選出(小川副会長)
会名簿作成は、会費徴収にもつながる大切なことで
5.理事会の成立の可否について(古賀事務局長)
あるため、慎重に検討を続けていく必要がある。
6.議長議事運営についての挨拶(酒迎会長)
7.議事内容
(1)
各支部報告
資料に基づき説明、補足がされた。
【酒迎会長から質問】
【長崎支部:質問】
校内理事(若い人)の女性の意見を聞かせてほし
い。同窓会の活動をどう見ているか?率直な意見
を聞かせて欲しい。
【校内理事:(1)
】
関門支部は若い世代の参加者が多いが、何か参考
知り合いがいない。会費は気にはならないが、同
になることを教えて欲しい。
窓会の活動が見えていないので、会費を払う段階
【関門支部:回答】
I科やM科は残念ながら出席されていない。同じ会社
までいっていないのが現状である。
【校内理事:(2)
】
のOBとの縁で、参加しているようである。1度参加
同期で毎年集まっている。その時、同級生の話は
すると横のつながりで参加を促してもらっている。
するが、先輩や後輩の話題はそれほどあがらない。
【長崎支部より質問】
同窓会名簿が、声掛けの手段であるが、実家の住
所しかわからない。そのため、現在の住所や会社
が分かれば声掛けができるのだが、いかがか。
【酒迎会長:回答】
会費についてであるが、徴収書などが届いていな
い人が多いのではないかと思われる。
【校内理事:(3)
】
あまり同期と連絡もとっていない。
実家から離れて暮
らしている場合、
実家に届いた同窓会からの連絡を見
新同窓会HPを使って、直接、卒業生間で連絡でき
逃してしまっていることが多い。また、在学中から同
るようになればよいと考えている。例えば、同窓
窓会がどのように在校生に対して支援を行っている
(5)大島商船高専同窓会報
のかが分かりにくい。そのため、卒業後、納めた会費
【就職担当/校内理事から説明】
が、どのように使われるかわかっていないので、同窓
本年度は川崎汽船が人気であった。内航も人気で
会に参加しない人が多いのではないかと思われる。
ある。大学への編入もいる。専攻科に関しては、
【校内理事:(4)
】
商船学科は残念ながらいなかった。
船の博物館に勤務していたが、OBの方が来てくれ
【酒迎会長:質問】
ない。例えば、若い卒業生がいる会社にOBが訪ね
TOEICスコア重要と昨今いわれているが、本校で
て行き、直接会う機会を増やしていくとよいので
はいかがか?
はないか。以前、船舶関連のイベントに行き、お
【校内理事:回答】
会いした方が大島商船卒業生だよと、後で聞かさ
学校としても英検・TOEIC等があるが、本校では
れることも多く、寂しい思いをしたことがある。
T O E I Cを勧めている。4年生に対して、全員
【酒迎会長】
TOEIC(IP)を受けることを推奨し、学校が受験費
若い方の意見を聞きながら、各支部において、参
用を負担した(本年度夏期)
。冬期については、自
加者を増やすことを検討してほしい。
費で受験を勧めている。このように、学校におい
て、支援体制が整ってきた。
(2)
会計関連報告
平成25年度大島商船高専同窓会収支決算書(案)
(資料3−1)
平成25年度大島商船高専同窓会監査報告書
平成26年度大島商船高専同窓会予算書(案)
(資料3−3)
大島商船高等専門学校同窓会資金調書
【質疑応答】
(5)
その他
①平成26年度入学状況とアドミッション・アドバイ
ザー(以下、A.A.と記載する)の活動及び支援につ
いて
【校内理事:説明】
本校では、全教員で中学校訪問をしている。沢山の学
校を訪問するためには都市部中心となる。しかし、
⇒(修正箇所)
郡部も訪問する必要があるため、地域ごとに、同窓生
資料3−3:備考欄「全日本船舶教職員教会」は「全
や退職された校長先生等にA.A.をお願いしている。
日本船舶教職員協会」に修正。
⇒(質問)事務費(給与)は、端数がでているがなぜ
か?
(回答)これは時給で計算するため、端数が出てく
るのは仕方がない。
⇒(校内理事 広報担当より補足)
新同窓会HPの作成費用は計上されていないが、
作成費100万円、管理費が年10万円となること
を報告する。
⇒(校内理事 会計担当より補足)
A.A.が始まって、6年目になる。実施していく中で、
成果が出ている地区と成果が出ていない地区が見え
てきた/郡部を訪問するため、費用が足りない/郡部を
まわるため、体力的に辛くなり、交代を探したい、と
いった状況がでてきた。学校PRは重要であるが、学
校経費も年々削減されており、学校としても同窓会
からの支援を引き続きお願いしたい状況である。
【校内理事:説明】
これまでのように、A.A.を1名体制にすると、住宅
から離れた場所へは旅費がかかったり、費用対効
学校PR支援費については、毎年審議であるため、
果が得られなかったりする地域もある。そこで、
平成27年度に含めるかを後ほどご審議いただき
今年度以降、次のように変更したいと思う。その案
たい。
は、各支部にA.A.の費用を渡して、支部毎で訪問に
関して検討し、
運用してもらうといった内容である。
(3)平成26年校内理事役割分担および事務局作業予定
⇒新校内理事挨拶
・松村 遼 先生(情報工学科助教として着任)
・稗田典子 さん(看護師として着任)
現在は、学校当局がA.A.と契約しているが、今後は
支部と同窓会との連携契約となるが、いかがか?
【酒迎会長:意見】
支部の責任や考え方についてはどうか?
【鹿児島支部】
(4)平成25年度商船学科(平成26年9月卒業)
、電子機
支部会長は、同窓会だけではなく、地区の仕事も
械工学科・情報工学科(平成26年3月卒業)就職進
たくさんやっている。そのため、同窓会だけに時
学状況
間を割けないため、支部の理事みんなで動かない
といけない。支部長個人が、出来る/出来ない、と
大島商船高専同窓会報(6)
判断を下すことが難しい。
【校内理事】
長崎支部は、A.A.を團さんが代表で行っておられ、
支部の複数メンバーで実施しているとお聞きして
いますが、いかがでしょうか?
【長崎支部の現状報告】
同窓会事務局から、支部にA.A.の引き受けについ
て相談があった。最初は、10人で分担していた。
当時、経費を均等に分ける?/領収書の処理はどう
する?ということが困った点であった。1年間は、
この方法で運用したが、2年目以降は團さん(経営
者なので時間が作りやすいという理由)
、が実施し
ている。今後、
「1人でやるとマンネリ化し、長崎
は北と南で広いので、訪問地域に偏りが出るため
検討してほしい」ということであれば、この話は
支部に持ち帰り検討したい。
【酒迎会長】
関門・博多、長崎エリアを、受験者増のために、
しっかり開拓したいという点をお願いしたい。支
部のネットワークを通じて支援をお願いしたい。
100万円の予算を確保/訪問先のアポイントは各支
部主体で決める/効率よく地域を指定して、活動す
る/といったことを、今後進めていきたい。
ただ、本理事会では、100万円の支援だけをここで承
認いただき、
あとは各支部で検討していただきたい。
【阪神支部:意見】
A.A.の実務は、入学者を募るために、個別に電話
でアポをとって、直接中学校へ出向くというやり
方であろうか?このやり方よりも、教育委員会を
通じて、中学校へ連絡してもらえば、効率がよい
のではないか?
【校内理事:回答】
中学校訪問は、進学指導の先生をターゲットにし
ている。これまでの先生のように、
「適している学
生がいるから勧める」などは無くなってきており、
「生徒の方から話を持ってきたら、紹介しましょう」
といった物足りない言葉が返ってくる。そのため、
学生数だけのパンフレットを持参し、学生配布を
しっかり頼むことで、学生の手に渡り、保護者の
手にも渡る、といったような、細かなやり方でな
いと効果が出ない。教育委員会に渡すのは、海に
塩をまくようなものであると感じている。
【大島柳井支部:意見】
A.A.を続けていく必要がある。同窓会の予算に問
題があれば別であるが、現状においては、商船学
科を続けていくためにも、継続すべきである。や
はり、個々にあたっていくことが、非常にいいこ
(7)大島商船高専同窓会報
とである。第三者、例えば教育委員会などでは、
阪神支部という名称が分かりにくい。
ないがしろになるため、効果を期待するのは難し
阪神は、一般的に大阪と神戸を指す。一方、阪神支
いのではないか。
部は、大阪・神戸以外にも、岡山や滋賀も含んでい
【関門支部理事:意見】
A.A.をされている團さんと村上さんと、話を聞く
機会があって、岩崎先生が話されている通りの言
る。そのため、例えば、
「関西支部」や「京阪神支部」
といった名称変更や、注釈記載を依頼したい。
【酒迎会長:回答】
葉を聞いた。早川さんとは会えず、聞いていない。
支部名の変更希望は、支部内で検討・決定後、事
A.A.の生の声を、理事会で聞く機会を作れば、各
務局に連絡していただきたい。
支部でもA.A.のことを理解しやすいのではないだ
それまでは、ホームページは注釈表記で対応する。
ろうか?
④神津島・防長丸遭難者慰霊の旅の報告
【校内理事】
(同窓会副会長 市川様)
これまで、各支部からA.A.の候補者を挙げていた
同窓会を代表して、8月7日∼9日、2泊3日の予定
だいた。学校と直接契約後、A.A.用の学校の名刺
で東京都神津島村を訪問したことについて報告が
を作成した。A.A.を担当していただく方には、オ
あった。
リエンテーションをやるので、学校に来ていただ
出席旅費が28万円かかっていることについて承認
いた。はじめは、慣れるまで一緒に訪問した。新
いただきたい。
(本訪問は今回限り)→承認された。
たに、A.A.が決まれば、同様に行いたい。
【酒迎会長】
⑤120周年にむけた同窓会名簿発行について
【校内理事、名簿担当】
今年も、限度額100万を学校に寄付し、1年継続す
名簿業者サラトより、提案書をいただいた。前回との
る。→承認された。
変更点は、
(1)
個人情報を守るシールを添付すること、
②同窓会会則(改定)→承認された。
③新同窓会HP
【校内理事広報担当:説明】
これまでの同窓会HPは、学校のHPを間借りして
いた。しかし、機構の方針やセキュリティの関係
で、現状維持は難しくなった。このようなことか
ら、新同窓会HPを構築することになった(昨年度
(2)郵送料の価格改定があったこと、などである。
【酒迎会長:意見】
今後、住所不定の方に、どのように連絡するかを
検討していきたい。
⑥各支部参加のカッターレースエントリー費用補助に
ついて
【校内理事長】
理事会においても通知済)
。
各地区において、参加されているカッターレース
3社の見積比較を実施後、
(株)藤本印刷に依頼す
は、支部活動かつ学校PRに関わることである。そ
ることを決定した。
のため、カッターレースに参加するためのエント
参考資料のように、各支部のページを作成してい
る。外部の方の投稿可能で、投稿と同時に各支部
管理者宛にメールが到着し、投稿内容を確認後、
リー費用を同窓会から補助したい。→承認された。
⑦その他
⇒定期理事会・総会の出席旅費について
承認すれば、アップできるような機能を付けた。
これまで、同窓会理事会・総会への出席旅費につ
今後の予定としては、平成26年12月までに全体像
いて、明確な規定がなかった。今後、各支部1名に
を完成させ、その後、3月末までに修正・加筆を終
限り支給することを規則に明記する。
えたいと思っている。
→承認された。
●新同窓会HPの嬉しいこと
(1)
:
⇒感謝状の贈呈について選考委員会の発足(会則第
各支部で記事をアップできる(逆に、新しい記事
36条、内規)
をアップしないと、その支部だけが情報がないと
「96号 消息の栞」は、今年度で終刊となる。消
いう状況になる恐れがある)
。記事は、ワードの作
息のしおりは、昭和33年から56年間、同窓会の親
業スキルがあれば十分である。
睦の栞として本誌の発行が続けられてきた。堀さ
●新同窓会HPの嬉しいこと
(2)
:
んは前任者から引き継がれてから20年以上になる。
外部のレンタルサーバを借り、セキュリティも業
その感謝を形にするため、選考委員会を立ち上げ
者が管理する。そのため、HPがダウンした場合も
たい。 →承認された。
すぐに対応できる。
堀さんから、皆様へのお礼と挨拶があった。
【阪神支部:意見】
8.閉会の辞(小川副会長)
大島商船高専同窓会報(8)
定期総会議事録(15時15分∼15時30分)
2014.11.25
■小松会だより
1.開会の辞(小川副会長)
2.会長挨拶(酒迎会長)
京浜支部・小松会だより
京浜支部 N101
3.議長選出(小川副会長)
4.理事会の成立の可否について(古賀事務局長)
(資料1)
5.議長議事運営についての挨拶(酒迎会長)
6.議事内容
丁 田
慎 一 郎
日々多方面で御活躍されております先輩の方々、そ
して後輩諸君、お元気でしょうか?
平成26年度京浜地区小松会は、秋晴れの続く10月期
を開催として4回目を迎えました。今回は、会員の皆様
(1)理事会報告
方からの御意見/御要望を多数頂き、会場を東京から横
(2)その他
浜へ移しての開催と致しました。
新同総会HPの作成予算100万円、保守費10万円/年
10月25日(土)ナビオス横浜に於いて開催、
(社)全日
を、一般会計の支出の予算として計上したいが、審議
本船舶職員協会会長岩田様、
(元)本校教員竹橋様にも
をお願いしたい。→承認された。
御出席頂き、総勢57名が集い盛大に開催する事が出来
7.閉会の辞(小川副会長)
ました。
■平成26年度 慰霊祭
平成26年9月26日、秋晴れのもとで、御遺族、同窓
会役員、学校関係者、在校生にご参列いただき、平成
26年度慰霊祭が厳かに執り行われました。黙祷、合祀
者の紹介、追悼の辞の後、出席いただいた方々に献花
をしていただきました。最後に、ご遺族を代表して
N46期上東公忠様の御遺族からご挨拶をいただきまし
た。故人のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
また、同窓会の方々の御協力も頂き、初参加の方も増
えており更には初の留学生の参加もありました。
当日は、本年より再開した総会を18:00より開催と
致しましたが、開始前より多数の方々が御来場され、
開始前よりホテルロビーでは思いで深い話題と賑わい
で盛り上がる状況となりました。
<総会>
・18:00より総会を開始。事務局より中西様(N79期)
に総会議長を依頼。
(総会式次第)
1.開会
2.物故者の報告および黙とう
3.今年度(H26年度)会計報告
4.今年度(H26年度)活動報告
5.来年度(H27年度)活動予定
6.京浜小松会年会費に関して
7.“京浜小松会”の名称に関して
8.質疑応答
9.閉会
<懇親会(一部抜粋)>
・懇親会は、柳井さん(高専37期)
、友澤さん(高専
40期)の若手司会者にて開始。
・京浜地区小野会長(E67期)より挨拶
・
(社)
全日本船舶職員協会会長岩田様より御挨拶を頂戴。
・元本校教員竹橋様より御挨拶を頂戴。
(9)大島商船高専同窓会報
・元全日本船舶職員協会会長内田様(E59期)より乾
杯の御発声で開宴。
・本校客員教授赤嶺様(N65期)より、大島商船の現況
(就職状況)
/海運会の現状について御意見拝聴。
・宴中盤より大ビンゴ大会のスタート。見事、商品を
ゲットされた方、惜しくもゲットならずの方、様々
でしたが、
“ビンゴ”
という年齢層を感じさせない先輩
方の大声で盛大に盛り上がりました。
参加、後輩諸君の日々の努力、現代技術に対抗する
木製「グソクムシ」の技術には肝銘致しました。
(結
果ベスト4、特別賞&デザイン賞を受賞)
・2014年11月30日:第2回ゴルフコンペを千葉で開
催。
(参加者16名)
上記活動以外にも、暑気払いや忘年会など日々様々
なイベントを企画/開催しております。
その中でも横浜港カッターレース大会では、全船協
・沖川さん(N53期)より中締めの御挨拶。
の御協力を頂き今年度より女子艇含めた3艇が出場して
・毎年恒例の校歌斉唱。若手参加者から先輩方へ新校歌
おります。2度しか出来ない合同練習では、本番そのも
を披露させて頂きました。最後に、旧校歌の大合唱。
のの商船魂で挑み、終了後の達成感は最高のひと時で
・参加者全員による校旗をバックに記念撮影。次回ま
で“ごきよう”を告げ閉幕となりました。
<2014年度活動報告>
す。老若男女問わず、幅広く活動しておりますので、
みなさん、ぜひ一緒に上位を目指しませんか?(世
話役:西山豊久 E78期)
・2014年5月9日:2013年度京浜小松会が台風で延期
となり、マリナーズコート東京にて春に開催致しま
した。
最後に、京浜小松会では関東方面へ就職/転勤される
方々に幅広く小松会を知って頂く為、日々情報入手/展
開を行っておりますが、まだまだ行き渡っていないの
が現状です。
引き続き、現会員皆様方の御協力を頂き、同窓会発
展の為積極的な御参加の程よろしくお願い致します。
平成26年度中京支部小松会報告
中京支部会長 N60
松
尾
年
巳
平成26年4月25日18:00∼より名古屋市金山にある
・2014年5月25日:第31回横浜港カッターレース大会
〝札幌かに本家〟にて、総会を開催いたしました。4月は
に大島丸、ちどり、す
新年度を迎え皆さん大変お仕事が忙しい中ではありま
ばる(女子艇)の3艇
したが、11名の同窓生が遠方より参集していただき大
で出場。選手他応援
変感謝しております。添付写真に写っております3人の
団・ご家族含め50名
女性は、名港海運の女子社員で男性ばかりの昔話の聞
が山下公園の校旗下
き役として花を添えてくれました。
で盛り上がりました。
松尾支部会長から昨年11月23日に東京国技館で開催
された高専ロボコン大会の模様や9月27日の母校慰霊
祭の状況を写真を基に詳細な報告がありました。その
後参加者よりそれぞれの近況を披露してもらいました
が、皆さんお元気で各方面で活躍しておられます。
宴もたけなわになったころ、送っていただいた校旗
を背景に、懐かしい商船学校の寮歌や海のロマンスを
高らかに歌い、しばし思い出多き海上生活、遥かな周
防大島の母校を偲びました。
・2014年8月12日:第1回ゴルフコンペを葉山で開催。
(参加者10名)
・2014年11月23日:
私の支部幹事役の経験から、やはり幹事役は地元在
住でなくては何かと連絡に不都合なことが多いので、
中京支部はこれからも名港海運勤務のSN6期(96期)
高専ロボコン2014
山永祐二君と若き伊勢三河湾水先案内人のSN17期
全国大会に於ける応
(107期)西脇将智君に支部小松会事務局をお願いして
援参加。京浜地区よ
行こうと話し合いました。これからも優秀な学生を名
り2 4名の同窓生が
古屋の港に送っていただきたく存じます。
大島商船高専同窓会報(10)
従いまして平成26年度は、
支部会長:松尾年巳
(N60期)
いますが、小松会の活性化と底上げを行うためには特
副会長:加世和彦(N62期)副会長:山永祐二SN6期(96
に若い会員の方の参加が必要です。
「周南小松会」で検
期)の体制で活動することを申し合わせいたしました。
索すれば活動状況も閲覧できますので、催し物への参
日本は海運立国であるにもかかわらず、両商船大学か
加や掲示板への書き込みをドシドシしていただき、皆
ら、商船の名前が消えてしまいました。歴史ある大島商
さんと共に盛り上げていきたいと思いますのでご協力
船学校の名前が永遠に輝くことを願っています。
よろしくお願いいたします。最後に同窓会及び各支部
皆様のご発展を心よりお祈り申し上げます。
平成26年2月 総会
平成26年7月 ビアガーデン
関門小松会活動報告
「先輩は後輩の役に立ってこそ先輩である」
周南支部小松会の活動報告
周南支部会長 E79
関門支部会長 N72
岩
政
佳
和
会員の皆様におかれましては益々ご健勝の事とお慶
び申し上げます。
廣
重
康
成
皆様ご安全に!!
関門小松会は毎年9月末(金曜日)の本校に於ける慰
霊祭と理事会および総会に出席。11月に関門小松会総
今年のトピックスとして特筆することはありません
会&忘年同窓会の同時開催。大島丸が関門エリアに入
が、現在JR徳山駅の改修工事を行っております。9月に
港した際の歓迎対応。この3本を柱に一年をサイクルし
駅の南北自由通路(ぞうさんのさんぽみち)が完成し、
ています。わがままを承知で平成23年から11月の年1
徳山に来られた時は「あれっ?」と思われるかもしれ
回のみに変えさせて下さいということを皆さんに提案
ません。さて、活動としましては、
し、ご了承頂き、今日に至っています。
平成26年2月8日(土)
周南市内の居酒屋「味 やま中」で、周南支部小松
会総会を行いました。
年に1度の同窓会ではありますが、毎年30∼40名の
会員の方々が出席して下さいます。これはおそらく若
い卒業生の皆さんに限らず、各年代の同窓生の方々が、
仕事の関係で欠席者が多かったものの、13名が出席。
横の連絡を密にして、参加を呼び掛けて頂いているか
総会では、本部理事会・総会の報告、今後の支部の
らこその結果であると深く感謝しています。
活動等について話し合いました。
平成26年7月5日(土)
周南市 ホテルサンルート徳山のビアガーデンで、
「ビアガーデン小松会」を行ないました。
参加者は、初参加者6名を含め21人で大盛況となり
ました。
平成26年10月25日(土)
タイトルの「先輩は後輩の役に立ってこそ先輩であ
る」というのは、卒業以来私がずっと意識し続けて来
た座右の銘です。と言ったらあまりにも大袈裟で、ウ
ソっぽいですが、この意識は社会人になった時から今
日まで、変わらず漠然と思い続けて来たことであるこ
とは間違いありません。
大島商船の卒業生は今や日本国内に留まることなく、
徳山市主催「のんた祭」の一環として行われたカッ
全世界で活躍されています。現役の船乗りとして、各
ターレースへ参加しました。34チームが参加し、16チ
地各港の水先人(パイロット)として、はたまたサーベ
ームが出場する2次予選へは常連であったはずの「周南
イヤーとして、船舶代理店として、通関士として、本船
小松会」が一回戦敗退という大波乱がおきました。
荷役の監督として、あるいは海運業以外のそれぞれのプ
平均年齢でも他チームを圧倒していましたが、そろ
そろ限界が・・・ショックでした。
ロとして、世界中をわが庭として貢献されています。
関門小松会は、これから卒業される方々並びに既に
今回のビアガーデン初参加の方が6名おられました
卒業された方々に、しっかり利用できる同窓会を目指
が、まだまだOB・OGの方がたくさんいらっしゃると
します。肩の凝らないざっくばらんな同窓会にしたい
思います。カッターレースの結果にも表れていると思
と考えています。特に後輩の皆さんにお役に立てるネ
(11)大島商船高専同窓会報
ットワーク作りが使命です。そのためにも毎年、11月
んが、それでも、時々新しい方並びに久しぶりの参加
最終金曜日の1830時に必ずステーションホテル小倉の
者を仰ぐと非常に嬉しく感じます。
4階宴会場にご集合願います。おいしい酒を酌み交わし
大分県出身の卒業生は年平均1名です。これでは多く
ましょう。先輩は後輩のために役立つためだけに存在
を期待する方に無理があるのかもしれません。しかし、
します。
今年の在籍者名簿を見せてもらったとき、1年生に4名
ご安全に!!
の大分県出身者がいることが判明しました。5年10年
先を期待したいと思います。そのためには、細やかで
平成26年 大分支部活動報告
大分支部会長
N69
すが長く大分小松会を存続させることが必要ではない
老
浪
洋
史
同窓会会員の皆様、お元気でお過ごしでしょうか。
かと思いますので、今後とも大分県出身の皆様のご協
力(=ご参加)を強く望むところです。
大分支部小松会では、平成26年度の本部総会出席か
ら会員方々の協力で以下の活動を実施したのでご報告
鹿児島支部小松会活動報告
鹿児島支部会長 N67
いたします。
1.平成26年3月29日
「大分小松会」の花見を桜のきれいな別府公園で実施
しました。
校旗を見たいのでもし直前でいけるようでしたら顔
堀 ノ 内
仁
全国の大島商船高専同窓会の皆様如何お過ごしでし
ょうか。
鹿児島支部小松会より、近況をお知らせ致します。
平成25年12月15日(日)
を出しますという人がいましたので、周りから見えや
鹿児島市内在住の有志にて忘年会を開催いたしました。
すい場所に校旗を掲げて家族会員も含め13名で桜の下
主に鹿児島市内在住の会員に声をかけ、9名が参加
で宴を開催。
し楽しい一時を過ごしました。
参加者:N47野元、N52舩崎、N59牧元、E66下内、
N67堀ノ内、N71大迫、N71大和、E71堂園、N
76山下 (敬称は省略します)
平成26年2月16日(土)
鹿児島支部小松会の総会を鹿児島市内で開催いたし
ました。
17名の会員が参集し、支部会長挨拶・物故者黙祷・
本部同窓会報告・その他の議事を進めた後、会食に移
りました。今年も初参加の会員が見られ、大変嬉しく
思っております。
フレシュさに溢れ、また懐かしさもあり話が大いに
盛り上がり、皆さん名残惜しい気持ちで満足され散会
いたしました。
2.平成26年9月26日
平成26年度慰霊祭・定期理事会・定期総会に1名出席。
3.平成26年11月22日
大分小松会の総会(本部総会報告と懇親会)をいつ
もより少数ですが58期生から91期生の11名が参加し
『二代目 与一』に於いて開催。
以前は、年一回のみ支部総会を開催して、本部と支部の
報告・皆さんの意見集
約・親睦等を図ってい
ましたが、参加者の
参加者:N50上村、N59牧元、N60阿部、E65福満、
人数を増やそうと花
E66下内、E66永田、N67坂元、N67堀ノ内、E
見を企画して実施し
67天達、E68松下、N71大迫、E71堂園、N72池
ております。顔ぶれ
上、N72下馬場、E72茶屋道、N76山下、E76橋
はあまり変わりませ
口(敬称は省略します)
大島商船高専同窓会報(12)
平成26年11月29日(土)
が無事終了し、本校創立120周年行事に向けて、校内
鹿児島港入港中の航海訓練所練習船「大成丸」を堀
ノ内会長と山下理事の2名で表敬訪船いたしました。船
理事のご苦労に感謝すると共に、同窓会長の酒迎氏の
基に、同窓会を盛り上げたいと思います。
長・機関長のお二人が弦門でお迎え頂き、また自ら船
内をくまなく案内して頂きました。帰りも舷門まで見
送りして頂きました。本年4月に内航用練習船として三
井造船株式会社玉野事業所において建造されました。
H26年 長崎支部活動報告
長崎支部会長 N75
畑
地
栄太郎
秋晴の候、同窓諸兄の皆様ご健勝のことと拝察いた
鹿児島支部小松会、今後とも本格的に小松会の目的
します。今年は、エルニーニョの影響か雨の多い夏で
「会員相互の連絡並びに親睦を図ると共に・・」を深く
したが、お陰で涼しい夏でもありました。10月になっ
考え、鹿児島地区小松会を盛り上げるよう努力したい
て大型台風が次々に接近していますが、今日10/7長崎
と考えております。
くんちが始まりました。台風一過の快晴、気温16度の
また、大島商船同窓会が益々ご発展されることと各
地の理事の方々のご健康をお祈り致します。
最高の祭り日和です。さて、長崎支部の活動について
報告致します。
以上、鹿児島支部小松会の近況をご報告いたします。
1.H25.12.13(金)18:15∼ 忘年会(長崎市内)
*以下、敬称省略します。
<参加者>E68西、N75畑地、N77河本、上田、E83
佐野、E91古谷(6名)
生憎、忘年会シーズン真っ盛りで、先約等あって、
参加者少なく。盛り上がりは、したものの、新年会で
やり直すことに決定。H25年の活動終了。
2.H26.1.24(金)18:30∼ 新年会(長崎市内)
<参加者>E64小川、E68西、E72團、N75畑地、N77
河本・上田、E81橋浦、N88藤本、E91古谷
(10名)
程ほどの人数が集まり、小川大先輩の乾杯で今年の
長崎支部の飲み会活動スタート。例のごとく2次会、3
次会…と長い夜とした中年達でありました。
大島・柳井地区小松会近況報告
大島・柳井支部会長 E60
村
田
一
明
大島・柳井地区小松会報告については、校内理事と
の密接なる連絡の基に、各行事の事前打ち合わせ、ま
た総会資料の突き合わせ確認に協力してきました。
また校内主要行事に極力参加、新たに選任された同
窓会長酒迎氏の同席意見交換を旨とし、スムーズな進
行に努めてきました。
前任の同窓会長藤中氏については、私と同地区の先輩
であり大変お世話になりました。会長職の激務に対して
(写真上。左から河本、小川、畑地、西、橋浦、團、藤
本、古谷、上田)
3.H26.4.29(火)長崎帆船祭り(長崎港水辺の森)
感謝すると共に、今後のご指導を、お願い致す次第です。
今年も母校から3名の教員が新入学生の発掘に来ら
主な行事として、3月20日(木)の電子機械工学科、
れ、長崎支部の西さん(下写真の中)
、河本さん(下写真
情報工学科の卒業式、春の小松会理事会打ち合わせ、6
の左)も学校のハッピを纏いビラ配りに協力しました。
月28日(土)大島・柳井地区小松会の総会開催、その後
その頑張りブリを「ご覧あれ!」
。
の懇親会35名の参加を、柳井クルーズホテルで開催し
ました。来年も元気に、再会を楽しみに散会しました。
9月19日(金)商船学科32名の卒業式に参列し、彼等
のきびきびした態度と、答辞、後輩への励ましに今回
も感銘を受けました。
9月26日(金)恒例の慰霊祭、小松会理事会及び総会
(13)大島商船高専同窓会報
仕事を終えて、長崎支部勇士と教員との懇親会。毎
■クラス会
年恒例となって来ました。教員の皆様も大変でしょう
が頑張って頂きたい。長崎支部も出来る範囲で協力・
75期生(NE6)クラス会
オモテナシをと考えております。
校内理事
岩
崎
寛
希
平成26年11月2日(日)18時より、下関・東急インに
て75期生クラス会を行いました。このクラス103名が卒
業いたしましたが、この日集ったのがNE併せて30名が
集い、賑やかに行われました。幹事は藤岡吉宏氏で、卒
業して38年ぶりということもあり、大きく変貌した容
姿とそれぞれ名前が一致しない情けない状況であり、
面影を頼りながら学寮(まだ当時は全寮生)
、実習の話
で盛り上がりました。
(写真。上段左から冨山、畑地、中村教員、河本、西。
下段左から朴教員、本木教員)
翌日は、文化の日で下関海峡マラソンであり、下関
の街も活気に満ちた感がありましたが、さすがにマラ
4.H26.8.2(土)18:30~(長崎 稲佐山のホテル)
ソンに参加しよういう勇士はいませんでした。定年ま
夏の懇親会 (12名)
であと数年、それぞれの立ち位置で、仕事で成果を収
<参加者>E64小川・北野・藤沢、E68西、E72團、N75、
め、それぞれが社会を背負っている世代ではあります
畑地、N77河本、E81恩田・橋浦、E83佐野、
が、酒が進んでくると学生に戻ってのひとときでした。
N88藤本、E91古谷
世界3大夜景に選定されたすばらしい長崎の夜景を見
おきまりではありますが、一人ひとりの近況報告に
続き、校歌、海のロマンス、おいらの船は300トン、
ながら旨いビールでも飲みましょう!と河本事務局長
練習船の歌と、歌詞カードが酔いと老眼でかすれなが
が企画してくれましたが、また「長崎は、今日も雨だ
ら声を張り上げました。最後に、来年の再開を記念し
ったー」で、屋内に変更となり、少々残念。今回、佐
て、集合写真をとり、気勢を上げました。
世保から参加頂いたE64藤沢さんとアメリカ帰りの初
参加E81恩田さんに、楽しい話題で盛り上げて頂きま
した。
クラス会の報告
電子機械工学科1期生
浦上美佐子、藤井雅之
平成2年3月に電子機械工学科を卒業して、そろそろ
(写真。上段左から、畑地、北野、河本、藤沢、小川、
25年になろうとしておりましたので、クラス会を企画
團、恩田、橋浦。下段左から、西、古谷、藤本、佐野)
しようということになりました。そこで、平成26年8月
5.H26.8.29
(金)懇親会(長崎市内)
15日(金)
、周防大島町の大観荘にて、乙部達男先生、山
<参加者>E74藤井、N75畑地、E75金村、N77河本、
田寛先生、吉田年輝技術職員のご臨席を賜り、電子機械
N80上野 (5名)
、
工学科1期生のクラス会を開催いたしました。当時の学
やっと長崎に戻られたE74藤井さんとLNG新造船の
科主任だった乙部先生からは就職・進学指導の裏話、担
受取りで来られたN80上野船長の歓迎・懇親会を開催。
任だった山田先生からは学生指導や教務記録などのき
今般、最新型の大型船や○○丸と日本船らしい船名を
わどいお話など、今だから笑って話せることが満載で、
持つ船も造られますが、受取の船員に日本人は本当に
懐かしく、楽しい会となりました。今回は急な呼びかけ
少なく、今回受取に来られた船長が日本人であり、し
でしたので、スケジュール調整が難しかった方もおら
かも後輩と言うとことで嬉しいことこの上なし。
れますが、12名が集まれました。次回は5年後を検討し
“若い同窓生の皆さん、参加ください!困りごと・悩
み・何でも相談にのります。出来る範囲で”…以上。
ておりますが、家族同伴でもっとたくさんの方々にご出
席いただけるように準備したいと思います。
大島商船高専同窓会報(14)
軍人会、青年団等、村を挙げての救助作業、更に防長新
■神津島・防長丸遭難者慰霊の旅
聞の本件に関する記事、また、山口県内務部から遭難
神津島・防長丸遭難者慰霊の旅
同窓会副会長
市
者家族宛の報告などが記載されていた。
川
博
康
イ.神津島の概要
その後、神津島村郷土資料館を訪れた。ここには島の
文献資料や歴史ある生活用具等が数多く展示されており
神津島は伊豆七島のひとつで伊豆半島の南にあり、
島
島の自然、産業、文化遺産等の歴史を見ることができる。
名の由来は、その昔、事代主命という神様が、島づくり
この資料館の2階の一角に防長丸の遭難に関する資料
のために神々を集めて相談する拠点としたのが
「神集島」
であり、
そこから神津島と名付けられたと言われている。
島は一村一集落で、
が展示されており、ここでも新たな発見があった。
その中には防長丸の遭難者の詳細な名簿や商船学校創
立77周年記念日の合祀慰霊祭並びに元練習船防長丸遭
約4k㎡の地域に平成26
難50周年慰霊祭にあたり、島から係官が学校へ派遣され
年6月1日現在866世帯、
丁重なる
“慰霊のことば”
をいただいたことに対する、当
人口は1930人の方々が
時の鮫島直人校長の村長宛
(昭和49年10月5日付)
のお礼
生活しています。
状等が展示されているなど、貴重な資料が多数存在して
島の周囲は一部には
いた。
綺麗な砂浜が広がってい
るものの、そのほとんどは断崖絶壁の険しい海岸線と
なっており、太平洋の荒波が激しく打ち寄せては砕け
散っていた。
現在、この島は、主として夏期において、遊泳、サーフ
ィン、釣り、ファミリーキャンプ等で毎年たくさんの人々
が訪れる自然豊かな美しい島です。
午後は同じく村役場産業観光課主幹の石田さんに加
え、元村役場産業観光課長の前田さんの案内で島の南
ロ.神津島への慰霊の旅
今般、同窓会を代表して、酒迎会長、古賀事務局長、
東岸にある松山遊歩道を訪れた。
防長丸が座礁・沈没した現場を眼下に見下ろす松山
及び筆者の3名が8月7日∼9日、2泊3日の予定で東京都
鼻の展望台には、新しい木枠を組んだ架台に“防長丸
神津島村を訪れました。
の海難記”と記された銘板が設置されていた。
尚、台風11号の影響により交通手段である大型客船
及びジェットフォイルの欠航が2日間続き、実際に島を
離れたのは11日となった。
8月7日
岩国空港から旅は始まり羽田空港へ、当日の23時、東
海汽船の〝さるびあ丸〟にて浜松町の竹芝を出港した。
8月8日
竹芝を出港の翌朝0850時神津島へ入港した。
到着当日の午前中、今回の防長丸の件で大変お世話に
なった村役場産業観光課主幹の石田さんの案内で神津
松山鼻(ここ松山鼻沖の岩礁に座礁・沈没した)
長っ崎
年月は既に89年が過ぎ去っているが、ここで花束、
お線香を手向け、合掌、花束を海へ投下して亡くなっ
た方々のご冥福をお祈りした。
島村役場を訪れ、石野田村長を表敬訪問、今回の神津島
(ここは以前、転落防止用の保護柵のみが設置されて
訪問の目的についてお話をし、防長丸の海難記なる銘板
おり、碧い海と岩礁に荒波が打ち付け白波が舞い上が
を新たに設置していただいたことに対し謝意を表した。
る景観を楽しむだけの展望台であった。
)
ここ役場では、今まで見たことのない防長丸に関する
新たな発見があった。
神津島村史には防長
丸遭難に関する記述
があり、防長丸乗組
員の名簿、遭難状況、
並びに消防組、在郷
筆者 古賀事務局長 酒迎会長
(15)大島商船高専同窓会報
今回の神津島訪問の目的はこれで達成したが、その後
は前述のお二人に、お忙しい中、島内の名所、史跡等を
ご案内していただき本当にお世話になった次第です。
注:西風と黒潮で東へ大きく流された)
同日午後7時頃、突然風力が弱まって順風となった。
船長は島の南東岸の至近距離にあると感じ種々操船を
8月9日、8月10日
試みたが叶わず、潮流に押し流され、松山鼻沖の岩礁
大型客船、ジェットフォイルともに台風11号の影響
に乗り揚げ午後7時40分頃沈没した。
で欠航となり前述のご両名の方々には毎日、名所、史
乗船していた22名の内、13名の生徒と3名の船員は
跡、観光スポット等を車でご案内していただきました。
陸岸に泳ぎ着いて地元の方々に救助されたが、残る6名
おかげさまで名所、史跡、景勝地など一般の観光客
では網羅できないような神津島を全て堪能することが
は行方不明となった。
翌25日には潜水作
できました。
業を始め、一等運転
8月11日
士、26日に生徒1名、
台風11号が日本海へ去り、幸いにも熱海へ向かうジ
3月1日に船長の遺体
ェットフォイルが運航を再開するとのことで11時35分
が発見されたが、残
神津島をあとにした。
る3名は行方不明の
ままである。
松山鼻展望台に新しく設置された
防長丸海難記の銘板
ハ.神津島訪問の目的
今回の神津島への旅は2013年12月17日、神津島役
ホ.後書き
場産業観光課主幹の石田さんから当校への電話がきっ
防長丸の遭難に際しては2月という極寒の季節、大時
かけとなった。その電話の内容は防長丸の海難の事実
化で零下4度の厳寒の暗夜にも拘らず、消防組・在郷軍
確認、座礁沈没した岩礁のある松山鼻の展望台に史実
人会・青年団等、村を挙げて船員や学生の救助活動に
として“防長丸の海難記”なる銘板を設置することに対
あたり、16名の人命が救助されたこと、また6名の行
する学校側の諒解を確認するというものであった。
方不明者等(3名遺体発見、3名行方不明)に対する通
2014年3月10日、新しい架台と銘板が設置されたこ
夜、供養など手厚い待遇をしていただいたことなど、
とにより、学校の同窓会として関係者の方々への御礼、
神津島の人達の温情味溢れる対応には頭が下がり感謝
並びに遭難により犠牲となられた方々の慰霊のため島
の気持ちを再認識したところです。
を訪れることを決定した。
大正14年3月4日付の防長新聞には〝生存者 遭難当
時の状況を語る〟との記事があり、遭難に至った状況
ニ.防長丸海難事故の概要
防長丸は第一船「海平丸」
、第二船「山口丸」に続く、
第三船として購入された総屯ン数270トン三本柱のバ
ーケンチン型の帆船で、大正13年3月21日小松港に初
入港した。
の記述とともに、島の方々の親身な救助活動や死亡者
に対する懇切丁寧なる対応など感謝に堪えないものが
ある。と掲載されている。
更に、防長丸の海難事故に対し長年に亘り関心を持
ち続け、調査、史料の収集等を続けてこられ、今回の
本船は大正13年5月10日、船長、乗組員及び実習生
銘板設置のきっかけを作って下さった元神津島産業観
第25期生16名、総数22名を乗せ東京に向けて処女航海
光課長の前田さん、また実際に設置に向けて様々なご
の途についた。
尽力をいただいた現神津島産業観光課主幹の石田さん
大正13年12月18日午後3時、宇品港に向けて東京を
に心からの感謝と御礼を申し上げました。
出帆し帰路についたが、その途次である12月26日、逆
風のため航海の継続を断念、静岡県妻良港に避難し56
日間もの間、順風を待つこととなった。
大正14年2月21日、風向が東南東となり正午同港を
出帆し、目的地に向け順調に航海を再開した。
翌22日正午過ぎから北西の疾風となり、夕刻頃には
三重県三木崎20浬の地点まで到達していたが、その頃
より風向は西風∼北西となり、且つ風力が漸次強まり
風力は8∼9に達した。
24日正午頃、伊豆神津島を右舷船首3点に認め、そ
の南東岸にある多幸湾に避難することとした。
(筆者
前田さん
石田さん
松山鼻にて、今回の防長丸の件で大変なご尽力をい
ただいた前田さん、石田さんと一緒に記念撮影
以上
大島商船高専同窓会報(16)
一年間不補充)を始めとする各種の経費削減対策を実
施する方針を立てました。
その中には、今年度設立された「今後の商船高専の
在り方検討ワーキング・グループ」での議論、即ち第4
期中(平成31年から35年)に向けた商船高専と練習船
の統合もその一つとして挙げられています。第4期の始
めには本校練習船大島丸の代船建造時期が来ます。し
かし、文部科学省所管の練習・研究船の代船建造基本
■校 長 挨 拶
方針は減船と決まっており、商船高専の5隻の練習船の
平成26年度学校報告
全船代船建造はほぼないという状況です。本校は5商船
高専の中でも高い評価を得ていますが、今後の展開に
注意しています。同窓会の皆様には、是非このような
状況をご理解下さり、より一層本校へのご支援とご理
解を賜りますよう心からお願い申し上げます。
校 長
石
田
廣
史
同窓会の皆様には、日頃より本校の教育と運営に多
大なるご支援とご理解を賜り、心から御礼申し上げま
■副校長から
平成26年度 学校の現況
す。今回は、平成26年度の本校入試と本校を取り巻く
状況についてご報告致します。
平成26年度入試倍率(各学科定員40名)は、商船学
科(入学者42名):2.4倍、電子機械工学科(入学者
副校長(教務主事)
44名):2.5倍、情報工学科(入学者47名):2.9倍で、
辻
全体で2.6倍でした。留学生(3年次編入)は3名(商
船学科1名:マレーシア、電子機械工学科1名:カンボ
ジア、情報工学科1名:インドネシア)でした。入試倍
啓
介
日頃より学校運営に多大なるご協力並びにご支援を
頂きまして、お礼申し上げます。
率はここ数年、51高専の中でもトップクラスの高い倍
26年度は、学生の課外活動の活躍が目覚ましく、全
率を維持しています。同窓会からご支援頂いているア
国高専ロボコンにおける「大島具足蟲(オオシマグソ
ドミッション・アドバイサーによる入試広報活動の成
クムシ)
」の東京国技館での大活躍には、学生・教職員
果により、近年、他府県の入学志願者が増加しました。
のみならず同窓生の皆様にも感動を与えたのではない
瀬戸内3商船高専では、志向性の高い商船学科学生を募
かと思います。応援に駆け付けて頂いた多数の卒業生
集するため複数校受検制度(第二志望校まで志望可能)
の皆様、ありがとうございました。
を導入しており、今年は大島商船高専から2名が弓削商
その他、全国高専体育大会において、水泳競技では、
船高専に、5名が広島商船高専に第二志望として合格し
電子機械工学科3年砂田一虎君が、男子200m個人メド
ました。また、入試の最寄地受検(志願者の最寄地で
レーと200m平泳ぎの2冠を達成、個人メドレーでは大
受検可能)も、27年度入試では札幌から熊本に至る合
会新記録でした。女子バレー部が準優勝し、ソフトテ
計10か所で実施予定です。
ニス部がベスト8、サッカー部は2回戦敗退ながら、昭
高専を取り巻く大きな問題は高専への国の運営費交
和53年以来の全国大会での1回戦勝利を果たしました。
付金の削減です。第1∼第2期中期計画期間(平成16年
個人競技においても陸上部が種目入賞する等の成果を
∼25年)では各種の経費節約と削減を行って来ました
上げました。
が、このまま運営費交付金の削減が続くと、10年後の
12月、第2回山口県赤十字救急法競技大会に本校か
第4期の終わり(平成35年)には現在の高専51校体制
ら2チーム『水夢』と『The revival』が出場しました。
の維持は困難となり、約40校分の運営経費しか国から
チーム『水夢』が、心肺蘇生の部(全23チーム)と応
交付されないという状況になります。そこで高専機構
急手当(全22チーム)の両部門で見事優勝しました。
本部は、第3期中(平成26年∼30年)は現在の高専の
また、チーム 『The revival』 が応急手当の部で入賞し
教育組織と教育内容・質を維持するため、これまでの
ました。これは、クラブの指導する立場にある学生対
経費削減対策に加えて人件費の削減(定年退職教員の
象に行っている救急法の講習や低学年の体育の授業で
(17)大島商船高専同窓会報
のAED講習、商船学科の救命講習等で修得した知識や
い。しかしグローバル化の対応には単に語学力を身に
技術を基に、その学習成果を十分に発揮しての成果で
つけるだけでは足りず、自分の考え方や見方を持ち、
あり、運動クラブのほかにも学生の頑張りが結果を残
それを相手に十分に伝える力が必要であることをこの
してくれています。
経験を通じて痛感した。
就職活動では、企業等60社以上を招いての進学就職
(中期:2007年∼2011年)この時期は、高専機構の
合同説明会を平成24年度から始めました。一部企業等
高度化と将来構想により学校が揺れ動いた頃で、学科
では本校卒業生を派遣してくださり、学生は先輩の声
長をしていたこともあり色々なことで大変苦労した。
に耳を傾けていました。また、各企業ブースで真剣に
この高度化と将来構想の検討は今後とも続くことは容
話を聞いている姿に頼もしさを感じました。また、今
易に想像される。
年度からはTOEICを4年生全員に受検させることにし
(後期:2012年から現在)この時期の始めに寮務主
たほか、各種資格試験の受験機会が増え、資格取得者
事を引き受けることなった。主事の間、盗難事件や学
も増加しています。
生の夜間脱走事件など有りやはり大変ではあったが、
勉学だけでなく、課外活動等を含めた、学校の中身
である教育の改善に努めてまいりました。その成果は、
学生の活躍としても成果が見えつつあります。さらに、
校長先生や主事室また諸先生の支えもあり、なんとか
乗切ることができた。
12年間の勤務から〝当たり前のことを忠実に実行す
学校の出口である進学就職活動も活発化してまいりま
ること〟の大切さを痛切に感じる。最後に本校のますま
した。それらには同窓会を通じての同窓生の皆様のご
すのご発展と皆様のご健勝ご多幸をお祈りいたします。
協力が推進力となっております。学校への入り口であ
る志願者数は順調に伸びており、数年前から始まった
同窓会のご協力に感謝しております。今後とも大島商
退官にあたり
船高専のためにお力添えをよろしくお願いいたします。
■退官教職員(平成26年3月)
練習船大島丸 機関長
去るにあたり
古
賀
英
司
昭和49年9月に本校機関科を卒業、山下新日本汽船
に入社し機関士として4年間の海上勤務を経て陸上勤務
で東京本社に勤務している時、京浜小松会に数回参加
電子機械工学科 教授
松
田
充
夫
して以来海運界の変遷に伴い合併によりナビックスラ
インになりナビックスラインの定航部門の売却で日本
早いものでこの3月で定年を迎えることになりまし
郵船に移籍し、18年間の海上勤務の間は同窓会のこと
た。私は平成15年4月に文部教官して採用され大島で
は殆んど気に留めて居ませんでした。平成10年4月に
の生活を出発させました。
出向の形で母校の練習船の機関士として着任してから、
(前期:2003年∼2006年)この学校に来て、1か月
大島商船高専同総会の校内理事として同窓会の業務に
も経ないうちにM科の3年生の担任の先生が在外派遣者
関わって、同窓会を通しての卒業生の縦横の繋がりの
になり、その後任の担任になった。名古屋の専門学校
大切さが解りました。
での担任経験もあり、引き受けることになった。私の
学校は平成16年には国立高専から独立行政法人国立
大島での生活はこのようにあわただしく始まった。3年
高専機構に移行しました。また平成17年には専攻科の
目になると、国の方針により独立法人化で国立高専か
海洋交通システム専攻、電子情報システム工学専攻設
ら高専機構となり学校も仕組みが大きく変わり始めま
置されるなど幾多の変化の中、17年間の大島商船高専
した。この時期の11月に高専機構の在外派遣が決まり、
勤務を終え退職することになりました。
ヘルシンキ工科大学(現在はAalto University)に5カ
月間行くことになった。この海外生活は海外の研究者
とのネットワークづくりに役立っただけにとどまらず、
考え方の幅を拡げる貴重な経験になった。最近、グロ
ーバル化の対応の重要性が指摘され英語力の要請が多
退職後も居住地の如何に関わらず同窓会活動に協力
していきたいと思います。
退職にあたり、大島商船高専同窓会の皆様のご多幸
とご健勝をお祈り申し上げます。
大島商船高専同窓会報(18)
■卒業式
式終了後、卒業生は出港時の儀式である登檣礼(とう
しょうれい)にならって「ごきげんよう」と3回叫び、
平成25年度卒業証書・専攻科修了証書授与式挙行
帽子を高く投げました。
平成26年3月20日(金)
、大島商船高等専門学校は、平
成25年度電子機械工学科・情報工学科卒業証書・電子情
■人事異動(26.2.2∼27.1.31)
報システム工学専攻科修了証書授与式を挙行しました。
石田校長は式辞で「本日、皆さんは卒業、修了されました
が、ここ大島商船高等専門学校は皆さんの第二の故郷、
母港でもあります。困った時も嬉しい時も本校を訪れ、
我々に話して下さい。我々はいつでも皆さんの訪問を歓
迎します。
」と学生に対する激励の言葉を述べました。
授与式が終わった後、卒業生・修了生は花束を持った後
輩に囲まれ、別れを惜しむ様子が見られました。今年度の
本科卒業生は、電子機械工学科39名、
情報工学科44名、
専
攻科修了生は、
電子・情報システム工学専攻9名でした。
平成26年度卒業証書・専攻科修了証書授与式挙行
平成26年9月19日(金)大島商船高等専門学校は、
退 職(2/28)商船学科 助手・・・・・・・・・・・・・・・・・・・菊池 剛
・・
職場復帰(3/1) 商船学科 助教・・・・・・・・・・・・・・・・・・・森脇 千春
・・
退 職(3/31)電子機械工学科 嘱託教授 ・・・・・・・・・高橋 主人
・
情報工学科 助教 ・・・・・・・・・・・・・・藤ノ木 健介
・・
一般科目 教授・・・・・・・・・・・・・・・・・・・宮奥 正道
・・
総務課課長補佐(財務担当)・・・・・・・・上山 清司
・
学生課寮務係長・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・セ西 茂三郎
・
学生課看護師・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・井上 久美恵
・・・
技術支援センター技術職員 ・・・・・・・・・ c口 健次
大島丸 甲板長・・・・・・・・・・・・・・・・・・・松嶋 光男
・・
大島丸 操機員・・・・・・・・・・・・・・・・・・・田中 順也
・・
転 出(4/1) 一般科目 教授・・・・・・・・・・・・・・・・・・・吉留 文男
・・
学生課長 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・渡邊 正則
・・・
採 用(4/1) 商船学科 助教・・・・・・・・・・・・・・・・・・・村田 光明
・・
情報工学科 助教・・・・・・・・・・・・・・・・・松村 遼
・・
一般科目 准教授・・・・・・・・・・・・・・・・・井口 智彰
・・
一般科目 講師・・・・・・・・・・・・・・・・・・・尾上 智子
・・
学生課学生事務グループ一般職員・・・大山 友祐
学生課看護師・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・稗田 典子
・・・
大島丸 甲板員・・・・・・・・・・・・・・・・・・・長田 響
・・
大島丸 機関員・・・・・・・・・・・・・・・・・・・田中 章裕
・・
転 入(4/1) 商船学科 准教授・・・・・・・・・・・・・・・・・川原 秀夫
・・
再 雇 用(4/1) 総務課財務事務グループ一般職員・・・上山 清司
再 雇 用(4/1∼4/30)学生課看護師・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・井上 久美恵
・・・
平成26年度卒業証書・専攻科修了証書授与式を挙行し
ました。今年度の卒業生・修了生は、本科商船学科32
昇 任(4/1) 商船学科 准教授・・・・・・・・・・・・・・・・・木村 安宏
・・
名(航海コース18名、機関コース14名)
、専攻科海洋
交通システム学専攻3名でした。
式辞において、
石田廣史校長は、論語の一節を用いて、
学ぶことの楽しさ、それをともに分かち合える友人の大
切さ及び自分の芯を持つことの意義を説くことで、本校
を母港としてこれから旅立つ卒業生・修了生に対する祝
福と激励を行いました。また、地元周防大島町長、一般
社団法人全日本船舶職員協会長、大島商船高専同窓会長
より祝辞を頂き、続いて高等専門学校機構理事長他多く
の祝電が披露されました。その後、在校生総代からの送
辞に対し卒業生・修了生総代からの答辞、謝辞があり、
卒業証書・修了証書授与式を終えました。
配置
電子機械工学科 教授 ・・・・・・・・・・・・・増山 新二
・
情報工学科 准教授 ・・・・・・・・・・・・・・河合 宏紀
・・
一般科目 教授・・・・・・・・・・・・・・・・・・・上月 陽一
・・
一般科目 教授・・・・・・・・・・・・・・・・・・・石田 依子
・・
一般科目 准教授・・・・・・・・・・・・・・・・・田口 由香
・・
総務課課長補佐(財務担当)・・・・・・・・瀧野 康幸
・
総務課総務事務グループ 主任・・・・・・山田 隆広
学生課長 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・上山 眞理子
・・・
学生課課長補佐・・・・・・・・・・・・・・・・・・・坂本 昇
・・
学生係長 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・越智 美恵
・・・
学生課学生事務グループ 主任・・・・・・山田 良子
大島丸甲板長・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・北村 祐一
・・・
大島丸甲板手・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・桝田 秀喜
・・・
換(4/1) 総務課課長補佐(総務担当)・・・・・・・・山平 宜孝
・
総務課財務事務グループ一般職員・・・豊田 泰佑
学生課寮務係長・・・・・・・・・・・・・・・・・・・木元 妙子
・・
学生課学生事務グループ一般職員・・・青山 径
休 職(8/21)情報工学科 教授・・・・・・・・・・・・・・・・・松田 俊
・・
採 用(10/1)商船学科 助手・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・c野 優二
・
学生課学生事務グループ一般職員・・・国広 洋美
配 置 換(10/1) 情報工学科 特任教授 ・・・・・・・・・・・・・岡宅 泰邦
・
総務課財務事務グループ 主任・・・・・・山田 良子
採 用(11/1)学生課学生事務グループ一般職員・・・川本 洋輔
育児休業(12/6)商船学科 助教・・・・・・・・・・・・・・・・・・・森脇 千春
・・
(19)大島商船高専同窓会報
寮生会活動報告
■学 生 活 動
寮生会長 商船学科4年
平成26年度 学生会活動報告書
学生会会長 商船学科4年
吉
河
野
龍
樹
皆さんこんにちは、今年の10月より寮生会長を務め
本
優
させていただいている河野龍樹です。
今年の選挙で学生会の会長に当選してからあっとい
来年の8月までという短い任期ではありますが、この
う間に10ヶ月が過ぎました。いろいろなことを中心に
限られた期間の間に楽しく過ごしやすい寮生活を作っ
なって行っていくなかで、私が頭の中で思い描いてい
ていけるよう、我々寮生会と寮務主事とで協力し合い、
た学生会のイメージとは多少違った印象を受けたこと
寮の規則の徹底や楽しいイベントの企画などをしてい
もありました。
きたいと思います。
最初の活動で5月のクラスマッチがありました。26
第一に寮の規則の徹底では、1・2年生へのあいさつや
年度学生会として行う初めての全体行事でした。各種
言葉遣いの指導を徹底していきたいと思います。
これは、
目のホウレンソウがうまくできず、後の反省会では改
低学年のうちに上級生や教職員の方々など目上の方に
善点がたくさん見つかる結果となりました。
対する礼儀作法を身に着けさせるとともに、社会に出た
6月には中国地区高専会議に私と副会長と商船祭実行
時に必ず必要になる「あいさつ」をするクセをつけさせ
委員長で参加しました。会長会議、高専祭会議などを
る為です。また、寮生活をするにあたって守らなければ
通して他の高専それぞれの特色や構成を知ることがで
ならないものに「寮則」というものがありますが、これ
きました。また各会長も個性が光る人物ばかりで、真
は寮内の秩序を守るため上級生、下級生関係なく徹底し
面目で優等生会長ではなく、様々な会長像を見ること
ていきます。それに加え、今年は寮内の美化活動にも力
ができました。会議ではどの高専も学校を盛り上げる
を注いでいきたいと思います。寮内を綺麗に保つことで
ためにしっかりと考えていて、それにかかる経費だと
気持ちが明るくなり、衛生面の強化も行えるので、心身
か、人員だとかうまく工夫して実行していました。大
ともに健康な生活が送れるようになると思います。
島商船としても昨年の学生会に比べて今年度は活動意
第二にイベントの企画についてですが、今年の8月に
識が高いと思っていたけれど、まだまだでした。この
は昨年大人気だった5年生を送る会を実施しました。こ
会議で学んだことを吸収し、これからの大島商船学生
の会は、寮生会及び実行委員、教職員、寮食を提供して
会が強く活動力のある組織になるよう、他高専に追い
くださる業者の方々で協力して、
バーベキューをしたり、
つけるように生かしていきたいです。内だけでは井の
寮生によるギターの演奏や、カラオケなどの様々な出し
中の蛙になってしまうので、外の学生会を知ることが
物をするというもので、たくさんの方々の協力があって
できて本当によかったと思います。
今年も成功させることができました。今後の予定では映
それからの任期で挨拶運動や学生ラジオ、学生会
画鑑賞会や新入生歓迎会、球技大会などの様々なイベン
新聞、校内校外美化活動、七夕イベント、商船祭な
トを企画しています。これらのイベントを通じて全学年
どを学生会会長としてやってきて今思うことは、良
の親睦を深めていきたいと思います。
い学生会として学生会が存在することは非常に難し
まだ寮生会長になったばかりでわからないことばか
いということです。こちらが良かれと思って実行し
りですが、寮務主事、寮生会のメンバーに力を貸して
たことは受ける側全員が全員快く思ってないことも
もらい、みんなの過ごしやすい快適な寮を作っていけ
あります。そういう場合は賛同の声があったとして
るように力を尽くしてまいります。
も批判の声のほうがよく耳に入ってきます。かとい
って学生主事に言われたことだけをたんたんと行い、
後は知らん顔では良い学生会にはなれないはずです。
商船祭を終えて
商船祭実行委員長 商船学科4年
桃
坂
拓
歩
単なる都合の良い学生会です。やろうと思えること
第46回商船祭が10/30(金)11/1(土)に開催されま
は意欲的に取り入れて多少強引でもやることが大事
した。今年の商船祭のテーマは「Can’
t Stop~止まった
だと思います。ですがこれは学生の意見を無視して
ら負けの二日間」でした。皆さんは年に一度きりしか
自分たちの考えだけで突き進んでいくということで
ない商船祭を駆け抜けることができましたでしょうか。
はありません。この二つのバランスがうまくとれて
「記憶に残る商船祭にしたい」という思いを胸に結成
いて、学校をいい方向に盛り上げていくことができ
されたのが商船祭実行委員会でした。結成当初は一人
るのが学生会の理想です。これは困難なことだけれ
一人の個性が非常に強く、それぞれの思い描く商船祭
ど、少しでも目指す学生会に近づけていけるように
も違っていたと思います。元々私は人前に立ったり、
頑張ろうと思っています。
リーダーシップをとったりするのが苦手で、どうやっ
大島商船高専同窓会報(20)
て組織をまとめ引っ張っていこうかと戸惑ってばかり
してきてぶつかるのではないかと思った時がある。二回
いましたが、商船祭を通じていつの間にか克服できた
目だが舵を握り船を安定させることも難しい、最近はき
のが一番の成長だと感じています。
められた針路を、進むだけでいっぱいである。今回の実
例年より時間が増えたことで、これまでのイベント
習では操舵号令も入っていたので難しかった。
に加えて漫才や合唱コンクール、お化け屋敷など様々
出港してから数時間たちお昼なった甲板の潮の香り
な新しいイベントを企画することができました。初め
と違い厨房の香りは食欲を誘う。デッキから降りると
ての試みばかりで商船祭実行委員の中でも本当に成功
既に学生室には食事の準備ができていた。船で食べる
するのだろうか、学生は楽しんでくれるだろうかなど
飯もまた趣があると感じた。
不安で一杯でした。しかし、地道に会議を重ね、時に
今治港まで残りわずか、船には朝と同じ空気が流れ
はぶつかり合いながら時には励まし合いながらやって
る。
「配置につけ!」の号令ですぐに皆の目が変わった。
きたこと、また多くの学生が積極的にイベントに参加
少なくとも私はそう思った。来島海峡は我々の予想を
してくれたからこそ、無事商船祭を成功させることが
はるかに超えた船の姿があった。レーダーは船影しか
できたと思います。
なく目視では船が存在しない地点を見つけるのが不可
最後になりましたが、商船祭の開催にあたって協力
能なぐらいであった。
「大島丸」はその中を抜ける。気
してくれた実行委員をはじめとする学生諸君、教官各
付くと来島海峡を抜けていた、今治港はすぐ目の前で
位、スポンサーの方々地域の方々、そして、商船祭に
あった。皆は「意外と早かったなぁ。
」
「もう少しかか
お越しいただいた皆様に再度この場を借りてお礼申し
ると思った。
」などと言っている。私たちは、熟練の操
上げます。
船技術をもってする着岸に感嘆を隠せなかった。
今治への上陸許可が下り、私たちは今治へと上陸し
た、一年生からすると、洋上にいた期間が長かったの
■学 生 寄 稿
で、足下がふらつく人が多かった。今治をぶらり歩き、
今治実習を終えて
気がつくと既に空が暗くなっていた。
「大島丸」に戻る
商船学科1年
石
岡
直
樹
朝焼けに染まる桟橋から練習船「大島丸」は今治に向
け出港した。
私たち一年生は泊を伴う実習は二回目だが、
と照明に照らしだされた228トンの小さな船は昼とは
また違う雰囲気を出していた。
朝起きると、天気は快晴だった。体操を終わらせ船に
やはり緊張するものだ。いつもならクラスを盛り上げる
乗り込む。大島に帰る時が来た。今治にさよならを言うよ
人も実習となれば話は別、皆、真剣な表情で機器と向き
うに汽笛が鳴った。これからまだまだ学ぶことが多いだ
合っている。船長からの適切な指示により228トンの船
ろう。つらいことや楽しいこともあるだろう。だが、私た
が動く姿は圧巻であり、また、それを動かす人もカッコ
ちは進むことを決めたからには進まなければいけない。
いいと感じた。
顔を上げると雲一つない青空が続いていた。
周防大島本島が見えなくなり、船は今治に向け針路
をとった。目指すは来島海峡、今回の最大の難所だ。
■課外活動報告
学生室には人が集まり始めた、将来、立派な航海士に
なるために必要なことを学んでいく。機関室は既に出
港後の点検が終わっており、次の自分の持ち場へと向
かう。船橋はまだ慣れていない仕事をすることが多く、
注意を受けたり叱られたりすることが多々あった。
貴重な経験
電子機械工学科3年 伊
藤
眞
人
私の野球人生の中で最も心に残っているのは高校野
球です。私たちの代から監督が変わり、新しい環境で始
船橋では気象観測担当が忙しく部屋を駆けていた、温
まりました。2年夏の選手権大会の悔しさ、前主将であ
度や湿度を書き表しているノートは少し鉛筆が擦れて
る坂上さんの推しもあり、私は主将をすることを決意し
黒ずんでいた。温度計の近くにコンパスがあるが、船位
ました。しかし、私は人の上に立ってやることは初めて
測定担当がコンパスを覗き込んでいた。船位測定はまだ
の経験でした。この1年間とてもチームに迷惑をかけて
慣れていない部分が多く、三角定規で海図に書き込む位
しまいました。新チームになって初めの大きな大会は秋
置が正しいのかどうか不安になった。外では見張りが目
季大会で、光高校と対戦しました。私は投手として出場
を凝らす。船が見えると報告するのだが、気が付いてな
しました。初回、制球が定まらずに焦り、四球などで13
いと報告が遅れることが多く、そのたびに船長や一等航
点も取られてしまいました。結果1-14で負けました。
海士に怒られる。しかし、衝突の危険性がある洋上では
全て私のせいだと思いました。それから私はその過去の
見張りは大切である。私も見張り担当時に船が急に接近
ことばかり気にして、チームメイトに声をかけることが
(21)大島商船高専同窓会報
できず、精神的にきつい日々が続きました。私がしっか
ては大きな一歩でした。正直“悔しさ”はありますが、
りしないせいで、まともな練習にならない日が何度もあ
悔いのない漕ぎが出来たので“後悔”はありません。
りました。
それに後輩が僕らの「全国漕艇大会優勝」の夢を叶え
結局、私自身あまり変わることができずに夏の選手権
てくれると信じています。時には部員同士の衝突、上
大会を迎えました。最後なので、主将として誰よりも声
手くいかないもどかしさもありましたが、団体競技の
をだし、なおかつ野球を楽しもうと思い、挑みました。
要である“チームワーク”で乗り越えることが出来ま
相手は秋季大会で対戦した光高校でした。結果は2-4で
した。チームメイトと苦楽を共にし、多くの人に支え
負けました。でも、チームがまとまり、今までで一番い
られ頑張ってきた4年間はかけがえのないものとなりま
い試合ができたと思います。本当に楽しかったし、嬉し
した。4年生は今大会でカッター部を引退しましたが、
かったです。試合が終わった後、たくさんの人から声を
今度は自分たちが支える立場として卒業以降も手助け
かけてもらい、野球を続けてきて良かったと心から思い
をしていきたいです。
ました。こんな私に我慢してついてきてくれた仲間、今
まで支えてくださった親、先輩、
マネージャー、監督、応
援団、父母会など全ての方々に感謝します。本当にあり
がとうございました。これからは後輩などに恩返しが
できるよう、がんばりたいです。
第46回 全国商船高等専門学校漕艇大会ヨット競技
電子機械工学科4年
石
田
大
樹
今年で第46回目となる全国商船高等専門学校漕艇大
会が7月に富山で開催されました。
その後輩たちは今、人数不足です。これを見てくだ
今まで大島商船ヨット部はこの漕艇大会ヨットの部
さった下級生は、ぜひ野球部に入ってください。よろ
で13連覇というとても偉大な結果を残してきました。
しくお願いします。
これまで歴代の先輩方の素晴らしい走りと結果を見て
いく中で、自分達もこの大会で連覇を繋ぐという思い
第49回 全国商船高等専門学校 漕艇大会
商船学科4年
中
村
はとても大きなものとなり、ヨット部での最終目標と
亮
しがむしゃらに頑張ってきました。
しかし自分にとって連覇というプレッシャーはとてつ
もなく大きく、怖く、気持ちの面で何度も折れそうになり
ました。その度に海に出ては練習をこなし、先輩や顧問か
らご指導を貰いその不安を自信に変えていきました。
試合当日、緊張で震える体に「絶対勝つ.
.
.いや勝てる」
今年の全国漕艇大会は富山高等専門学校で開催されま
と気合を入れレースに挑みました。海に出てレースが始
した。
全国漕艇大会の前に行われた瀬戸内漕艇大会では
まるとこれまでの緊張が嘘のように消え、とても楽しく
優勝旗を勝ち取ることが出来たので今大会の試合でも大
自分の中で理想に近い走りが出来た事を覚えています。
島に優勝旗を持って帰ろうとチーム一丸となって練習に
結果はFJ級1位、シーホッパーSR級2位で総合優勝と
励みました。そして大会当日、抽選の結果1レース目に鳥
なり14連覇という目標達成と共に先輩方の偉大な記録
羽、広島、弓削、そして2レース目に大島、富山という組
と思いを繋げる事が出来たと思います。
み合わせになりました。ルールとして各レースの1位と
自分の大島商船ヨット部での最後の大会が不自由な
残った3チームで最も速いタイムを出したチームの計3
くとても素晴らしいものになったのは、これまで沢山
チームが決勝レースに駒を進めることが出来ます。富山
の先輩方や教官方のご指導やサポート、優秀な後輩た
高専では港内で試合が行われるのですが、大会前日の気
ち、そして4年間共に頑張り支えてくれたチームメイト
候が悪かったため、流木やゴミなどが港内に流れ込み、
のおかげだと心から思います。
厳しい環境条件のもとでの試合となりました。各商船の
自分は大島商船ヨット部での4年間、多くの事を学び、
艇長は日々の練習で培われた航海術を最大限に発揮し、
経験しました。ヨット部に入り本当によかったです。
そして漕ぎ手は艇長の期待に応えるように全力でオール
ありがとうございました。
を漕ぎます。結果、大島は無事に1位通過することがで
き、決勝に駒を進めたチームは大島、広島、弓削でした。
4年生にとっては最後の試合なので気合が入りまし
た。
「後悔のない漕ぎをする」全力でオールを漕ぎ、声
第49回全国高等専門学校体育大会に出場して
情報工学科5年
小
田
純
愛
今年、私たち5年生は、3度目の全国高専体育大会に
を出し、14名の息を合わせ、ベストを尽くしました。
出場しました。これまでの試合の終わりは、いつも悔
結果は2位と惜しい結果に終わりましたが、大島にとっ
し涙でした。今年は引退ということもあり、笑顔で終
大島商船高専同窓会報(22)
わりたいと思い、
“全国で金メダル”を目標としチーム
たしました。僕は嬉しさより、二連覇のプレッシャー
一丸となって練習に励みました。
から解放された安堵感の方が大きかったです。
全国高専大会1日目。私たちは、予選リーグを見事1位
迎えた全国高専大会一回戦で昭和五十三年以来の勝利
通過しました。声を掛け合いながら、自分たちで流れを
を挙げることができました。二回戦は王者鹿児島に惜敗
作ることができました。そして迎えた2日目の決勝リー
しましたが、また一つ成長して、目標が高くなりました。
グに残ったのは、阿南高専、高知高専、大島商船。本校
ここ最近の商船サッカー部は少しずつではあります
以外は、開催地である四国の高専で、相手チームの応援
が、確実に強くなってきています。これからも後輩達
団に囲まれての試合となりました。まず阿南高専に、2
が今まで以上の成績を残し、何年か先には全国でも屈
セット先取し、勝利しました。次に1勝同士の高知高専
指の強豪校となることを期待しています。
と決勝となりました。長いラリーがたくさん続き、3セ
ットまでもつれましたが、結果は準優勝でした。
先輩達はサッカー部のことをいつも気に掛けており、
心から応援しています。
目標を達成することはできませんでしたが、私たち5
ートの中で大切にしてきた雰囲気を最後まで貫くこと
第49回 全国高専大会
ソフトテニス競技に参加して
ができたからです。試合に出られる人数である6人が揃
電子機械工学科5学年
年生は悔いなく笑顔で引退することができました。コ
新
庄
克
則
い、チームが本格始動したのは4月でした。不安から諦
昨年の中国高専大会、僕たちは4位という成績で終わ
めそうになったこともあったけれど、諦めずに頑張っ
り、あと一歩のところで全国高専大会に出場すること
て良かったと思っています。このような結果を残すこ
ができませんでした。
「今年こそは全国に出場してやる」
とができたのは、たくさんの経験をさせてくださった
という気持ちを胸に、1年間チームの仲間達と一生懸命
先輩方、練習を手伝ってくれた男子バレー部のみんな
練習に励みました。しかし
さん、私たちを勝たせようと必死についてきてくれた
今年の中国高専大会はレベ
後輩たち、目標達成のために全力を尽くしてくださっ
ルが高く、格上との試合の
た顧問の先生のおかげです。応援してくださった方々
連続でした。何度もマッチ
にも感謝しています。本当にありがとうございました。
ポイントを握られ、心も折
れかけましたが、苦楽を共にしたチームメイトからの
二年連続全国高専大会出場
電子機械工学科5年
声を枯らした応援を受け、準優勝という結果で念願だ
郡
悠
作
った全国高専大会に出場することができました。
全国高専大会に出場することを目標にしてはいけな
全国高専大会は徳島県で行われました。そこにも何
い、全国で勝たないと意味がない。これは去年の全国
人かのチームメイトが応援に駆けつけてくれて、どこ
高専大会の初戦敗退の後にみんなが思ったことです。
よりも大きな声で応援してくれました。そのおかげも
今までの目標は全国大会に出場する事で、去年はそ
れを達成した事でどこか心の中では満足している部分
あり、自分たちの実力以上の力を発揮することができ、
初出場でベスト8という結果を残せました。
がありました。しかし実際に負けてみるともっと上に
チームメイトの皆、ペアの諏訪くん、5年間指導して
行きたい、全国での勝利はどんなものなのかを知りた
いただいた杉本教官や周りの方々の支えがなければ、
いと強く思い、その時から全国大会での勝利が商船サ
このような結果は出せなかったと思います。
ッカー部の目標となりました。
これからは大島商船ソフトテニス部OBとして、卒業
中国大会の決勝、相手にリードを許したままのハー
するまではもちろん、卒業してからも少しでも恩返し
フタイムを迎えました。僕は正直焦っていて、皆は大
できるよう手助けしていきたいと思います。支えてく
丈夫なのかと心配していたのですが、その必要はあり
ださった皆さん、本当にありがとうございました。
ませんでした。
「俺達が負けるはずがない。
」という声
がいろんな方向から聞こえてきます。皆自分の力に自
信を持ち、負けることを全く考えていませんでした。
去年、全国を経験したことで、実力面と精神面が大き
第49回全国高等専門学校体育大会
柔道競技参加の報告
商船学科4年
島
居
文
哉
く成長していました。本当にいいチームになったと実
平成26年8月30日(土)に愛媛県松山市にあります
感すると共にこんなに頼もしい仲間がいるチームのキ
愛媛県武道館(主道場)にて第49回全国高等専門学校体
ャプテンで僕は幸せ者です。そして後半、地力の差を
育大会柔道競技の部が開催されました。今年度も暑い
見せ逆転に成功し、二年連続の全国高専大会出場を果
夏となり、そのなかで行われることになりました。先
(23)大島商船高専同窓会報
立って行われました中国地区高専大会では惜しくも団
船の先輩方の面倒見の良さと温かさに大島商船の強い
体ではいい結果とはなりませんでしたが、個人でいい
絆を感じました。中国地区大会では2回戦で敗退しまし
結果を出せた部員もおり、個人の状態もいい状態で臨
たが、地区大会最多の7枚の蒸籠を出前できたことなど
めたのではないかと思います。本校からは、私、商船
が評価され、全国大会へ推薦を頂きました。全国大会
学科4年の島居文哉が73kg級、商船学科4年の鷲頭真紗
までの約一カ月、ロボットの改良や操縦練習を重ね、
城君が90kg級、商船学科1年の田中大士君が90kg超級、
12枚の蒸籠を安定して運べるようになりました。全国
そして、商船学科1年の松尾京さんが63kg級に出場し
大会のテストランでも2回とも12枚を運びきり本番を
ました。また、応援として部員3名と、マネージャーが
迎えました。しかしながら、大会では蒸籠を出前する
1名、そして顧問の古賀英司教員の9名で愛媛の地に行
ことができず、判定勝ちを重ねてベスト4まで勝ち上
きました。
がることができました。この快進撃は、遠方から会場
田中大士君が男子90kg超級においてベスト8と好成
に足をお運びいただき、会場で一番の大きな声を張り
績、そして、松尾京さんが女子63kg級で3位と表彰台
上げて応援してくださった大島商船同窓会の方々のお
に立つことができました。今回の大会では、1年生がよ
陰だと感じております。この場を借りて厚く感謝を申
く頑張ってくれたと思います。現在部員数は10名と少
し上げるとともに、今後も引き続き温かいご応援、よ
ないながらも、少数で練習に励むことで、顧問の古賀
ろしくお願いします。
先生の目もとどきやすくなり、指導していただけるの
で、その結果も今回に反映したのではないかと思いま
す。それに加え、古賀先生が今年度で定年退職となる
ということで、絶対に古賀先生を全国大会に連れて行
きたいという強い思いが後押ししてくれたと思います。
今大会では、1年生の活躍が印象的であったので、来
年度では上級生である私たちが活躍する姿を見せるた
め、他の部員ももちろんですが、日々練習に励み、1人
でも多く、そして団体の部でも全国大会に出場できる
よう力を入れていきたいと思います。また、柔道部運
営にご支援ご協力していただいております保護者の皆
様、教職員の方々、同窓会の皆様にこの場をお借りし
て御礼申し上げます。
高専ロボコン全国大会ベスト4!!
ロボット研究部操縦者
リーダー電子機械工学科5年
廣
森
亮
11月23日に両国国技館で開催された高専ロボコン全
国大会で大島商船初のベスト4となりました。
今年のロボコンの競技テーマは「出前迅速」で、製
作したロボットがスラロームゾーン・角材ゾーン・傾
斜ゾーンという多くの障害を乗り越えながら注文され
た蕎麦の蒸籠をお盆に載せ、出前先へ届けるという非
常に難しい競技でした。ロボット名は「大島具足蟲」
(おおしまぐそくむし)で、具足蟲は深海に棲息するダ
ンゴムシのような生き物です。数多くの足を動かして
蒸籠を載せたお盆を水平に保つというコンセプトから
命名しました。競技テーマが発表されてから、ほとん
ど休まずに製作に励みました。製作中にはロボット研
究部OBの方々から温かい励ましの言葉や差し入れを
頂き、製作でヒートアップした頭を落ち着かせ、冷静
に作業に取り組むことができました。この時、大島商
大島商船高専同窓会報(24)
■高専大会等主な成績
5月24日
★カッター部
7月20日
8月3日
第49回全国商船高専漕艇大会
2位
9分32秒51
Aチーム
予選敗退
Bチーム
第3回しものせきカッターレース
2回戦敗退 S5門脇・浜田・吉本・角・小柳
M5山田・大谷、S4山際、M4矢野
7月5日
7月12日
★ソフトテニス部
7月4∼6日
★ヨット部
5月3∼5日
6月19∼22日
7月19・20日
8月4日
第30回全国高等学校選抜ヨット選手権大会
シングルハンドSHSR級 優勝
S3佐藤太郎
7位
I2真野亮佑
ダブルハンドFJ級
10位
M3下田代拓実
S3垰口大尚
25位
S3久我太陽
S3坂頼和
第54回中国高等学校ヨット選手権大会
FJ級男子ソロ競技
7位
S3久我太陽
S3坂頼和
11位
M1豊島以知朗
S3佐藤太郎
13位
M3下田代拓実
S3垰口大尚
FJ級男子デュエット競技 4位
第49回全国商船高等専門学校漕艇大会ヨットの部
FJ級
1位
M4石田・M4大野
M3下田代・M4淺村
シーホッパー級SR
2位
S4林周作
総合
優勝
全国高等学校総合体育大会第55回全国高等学校ヨット選手権大会
FJ級デュエット競技 64艇中55位(37校中31位)
S3久我・S3坂・S3垰口・M3下田代
8月29∼31日
7月5・6日
第50回中国地区高等専門学校体育大会
1回戦敗退 本校14-36 松江(前半14-10、後半0-26)
★サッカー部
7月4∼6日
第50回中国地区高等専門学校体育大会
優勝 本校2-0 米子高専 本校2-1 徳山高専
8月22∼26日
第49回全国高専体育大会
ベスト8
本校5-0 仙台高専広瀬
本校1-3 鹿児島高専
★バスケット部(男子)
7月5・6日 第50回中国地区高等専門学校体育大会
準優勝 本校60-59 宇部・本校61-57 広島
本校70-40 米子・本校82-71 津山
本校59-78 松江
★バスケット部(女子)
7月5日 第50回中国地区高等専門学校体育大会
予選Bリーグ3位 本校123-11 広島商船
本校 24-52 徳山
★バレー部(男子)
7月4∼6日 第50回中国地区高等専門学校体育大会
本校0-2 津山(9-25、24-26)
本校0-2 松江(13-25、14-25)
本校0-2 米子(15-25、21-25)
★バレー部(女子)
7月5・6日 第50回中国地区高等専門学校体育大会
優勝 本校2-0 津山・本校2-1 米子
本校2-0 呉 ・本校2-0 松江
8月23・24日
全国高等専門学校体育大会
決勝リーグ2位 本校2-0 鈴鹿・本校2-0 和歌山
本校2-0 阿南・本校1-2 高知
5月3日
5月10日
高等学校野球連盟 春季大会 1回戦敗退
本校1-4 岩国工業
柳井市長旗争奪野球大会1回戦敗退 本校1-8 柳井商工
三高専親善試合 0勝2敗
本校2-6 宇部高専
第50回中国地区高等専門学校体育大会
男子ダブルス
1回戦敗退
M4海田・S1大町
M1宮田・I1岡部
女子ダブルス
1回戦敗退
I3石丸・I3末永
男子団体戦 予選リーグ敗退
本校0-3 米子
本校0-3 津山・本校0-3 徳山
女子団体戦(非公式) 本校0-3 広島・本校0-3 宇部
本校1-3 津山
男子シングルス 2回戦敗退
M4海田
1回戦敗退
M5大川/I4高曲
I2米本/S1上遠野/M1北野
女子シングルス 1回戦敗退 I3石丸/I3末永/I2海田
★陸上競技部
7月4日
8月20・21日
第50回中国地区高等専門学校体育大会
男子800m
2位
2'02"16 I4三村裕矢
男子1500
2位
4'14"16 I5 c本健太
砲丸投
2位
1 1 m 4 1M 2岡村泰宏
女子100m
1位 13"24(風+2.5)I5藤井風花
男子400m
4位
51"91M4谷本裕俊
5位
52"26 S3大野達也
男子5000m
7位
16'44"41M5砂本滉太
男子4x400mリレー5位
3'32"16
第49回全国高等専門学校体育大会
男子400m
予選3位
52"81M4谷本裕俊
男子800m
決勝3位
1'57"72 I4三村裕矢
男子1500m
予選7位
4'13"63 I5_本健太
砲丸投
10位
1 1 m 4 4M 2岡村泰宏
高校女子100m 決勝4位13"54(風-0.7)I5藤井風花
1500mオープン 組9位
4'31"27 I4金岡拓哉
走高跳オープン
2位
1 m 5 0M 1斎田七海
★柔道部
7月5日
8月30日
★硬式野球部
4月17日
第50回中国地区高等専門学校体育大会
男子団体戦 予選リーグ3位
本校3-0 広島
本校2-1 松江/本校1-2 宇部
男子個人戦
1回戦敗退
M4大家・M4濱岡
2回戦敗退
M5梅城・M4長島
M2森重・I3山内
準優勝(全国大会進出)
S5諏訪・M5新庄
女子個人戦
2回戦敗退
I1小島・I2礒本
4位
I4泉・I3相原
全国高専大会 全国高専女子シングルス研修大会
男子個人戦
ベスト8
本校4-0 阿南高専
本校4-1 石川高専
本校0-4 近畿大学高専
S5諏訪・M5新庄
女子シングルス
1勝1敗
本校4-3 鈴鹿高専
本校2-4 八戸高専
I4泉
★卓球部
★ラグビー部
11月8日
本校1-3 宇部高専
第12回北九州・山口高等専門学校野球選手権
1回戦敗退
本校4-7 北九州高専
第50回中国地区高等専門学校体育大会
1回戦敗退
本校6-7 徳山
高等学校野球連盟山口県大会1回戦敗退 本校2-4 光
第50回中国地区高等専門学校体育大会
男子団体戦
予選リーグ敗退
男子個人戦 73kg級
3位
S4島居文也
男子個人戦 90kg級
2位
S4鷲頭真紗城
男子個人戦 90kg超級
2位
S1田中大士
女子個人戦 63kg級
2位
S1松尾京
第49回全国高等専門学校体育大会
男子個人戦 90kg超級
ベスト8
S1田中大士
女子個人戦 63kg級
3位
S1松尾京
★剣道部
7月5・6日
第50回中国地区高等専門学校体育大会
男子団体戦
3位
5勝2敗
(25)大島商船高専同窓会報
男子個人戦2位(全国大会進出)
S2溝越
3回戦敗退
S4田中
2回戦敗退 S3南郷/M3前崎/S2中島
1回戦敗退
S4金森/S3村田
課題部門 敢闘賞
★ロボット研究部
10月5日
★空手道部
7月5・6日
第20回西日本地区高等専門学校空手道大会
男子組手個人戦
1回戦敗退
I2松嶋/M2松村
男子組手団体戦
1回戦敗退
1勝2敗1分
★水泳部
7月5日
8月17∼19日
8月23∼25日
第50回中国地区高等専門学校体育大会
水泳競技総合
2位
85点
男子400mメドレーリレー(決勝) 2位 4:26.15
男子400mリレー(決勝) 2位 3:56.79
男子100m平泳ぎ(決勝) 3位 1 : 1 2 . 9 5S 3水中
男子200m平泳ぎ(決勝) 1位 2:27.39M3砂田
男子200m個人メドレー(決勝) 1位 2:15.62M3砂田
男子100m背泳ぎ(決勝) 3位 1:11.46 I2康田
男子200m背泳ぎ(決勝) 3位 2 : 3 5 . 1 1S 1稲田
男子200m自由形(決勝) 3位 2:16.36M3藤井
男子400m自由形(決勝) 3位 4:58.38M3藤井
男子800m自由形(決勝) 3位 10:39.05S2内田
女子100m平泳ぎ(決勝) 3位 1 : 3 5 . 6 3S 1好野
全国高等学校総合体育大会水泳競技大会
男子200m個人メドレー予選 44位 2:09.84M3砂田
男子400m個人メドレー予選 33位 4:35.72M3砂田
第49回全国高等専門学校体育大会
第20回全国高等専門学校水泳競技大会
男子200m個人メドレー決勝 優勝(大会新) 2:08.82M3砂田
男子200m平泳ぎ決勝
優勝 2:22.97M3砂田
男子200背泳ぎ予選
18位 2 : 4 4 . 4 3S 1稲田
男子100m背泳ぎ予選
棄権
I2康田
男子400mメドレーリレータイム決勝 12位 4:45.39
I2康田・S4米津・I4松浦・M4柏本
男子400m自由形タイム決勝 19位 4:56.92M3藤井
男子400mリレータイム決勝 12位 3:58.32
M3砂田・M3藤井・S4米津・I4松浦
★バドミントン部
7月5・6日
第50回中国地区高等専門学校体育大会
男子団体戦
予選リーグ敗退
0勝3敗
女子団体戦
1回戦敗退
男子ダブルス
2回戦敗退
M5泉・S4吉本
1回戦敗退
S4篠崎・S2那須
S2西山・M2弘永
男子シングルス
2回戦敗退
S4吉本
1回戦敗退
M5泉、S4篠崎、
M2弘永
女子ダブルス
2回戦敗退
S5三戸・I5沖廣
M2西本・I2田中
1回戦敗退
M5松谷・I5河村
女子シングルス
3回戦敗退
S5三戸
1回戦敗退
M2西本、I2田中
★吹奏楽部
9月27・28日
第37回西日本地区高専音楽祭
曲目:沖縄わらべ歌メドレー「じんじん」他2曲
K1村田(オーボエ)
合同演奏:「バビロン川のほとりで」他2曲
I5村田(ユーフォニアム) I5竹内(パーカッション)
M5西本(トランペット) I4吉崎(アルトサックス)
I2野村(クラリネット) I2邑上(パーカッション)
I2山根(トロンボーン) I2友森(クラリネット)
S1赤崎(パーカッション)S1清家(チューバ)
M1柳屋(テナーサックス)
★詩吟部
6月22日
光風流特別審査会(昇段審査) 合格(
「成士」取得)
S5有由/S5鴨瀬/S5東/M5崎永
★コンピュータ部
10月18・19日
第25回全国高等専門学校プログラミングコンテスト
競技部門 決勝進出 10位 I3藤川・I3山重・I3ジャソン
M4中野・M4柿本
I4バースカ・D1重本・K1村上
11月23日
出前迅速
高専ロボコン2014中国地区大会 出前迅速
全国大会進出 本校7-0 宇部A
Aチーム
本校0-0 松江B(判定負け)
ベスト8
本校0-0 呉B(判定勝ち)
Bチーム
本校1-0 徳山B
本校0-0 津山B(判定負け)
アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト
ベスト4
本校0-0 沖縄(判定勝ち)大島具足蟲
本校0-0 津山(判定勝ち)
本校0-0 神戸(判定勝ち)
本校0-40 熊本(八代)
■平成27年度 行事予定
大島商船高専同窓会報(26)
■同窓会案内
同窓会会則2条にある通り、大島商船高専同窓会では、全国に
14の小松会支部を置き、活動しています(北海道小松会は活動休
止中)
。 奮って活動にご参加下さいます様お願いいたします。な
お、活動の詳細につきましては、各支部会長にお問い合わせ下さ
い。連絡先が分からない場合、北海道小松会へ連絡を希望する場
合は、本部事務局までご連絡下さい。
■母校訪問見学
現在、
同窓生にとって学校の様子を知るには、年に一度の商船祭か、恩師の先生を訪ねるくらいだと思われます。
恩師の先生も退官され、クラス会などで学校近くに来たけれども、学校に入ることに抵抗があるという方もおられ
ると思います。そういう方で学校訪問をご希望される方は、
お気軽に同窓会事務局にご連絡下さい。
ご案内致します。
【 編 集 後 記 】
同窓会ホームページがリニューアル(参照:http://oshima- 【原稿受付】 同窓会報では、同窓会や学校の近況などをお知
k.jp/)されました。これとの関係で、同窓会報の発行を従来の
らせするだけでなく、卒業生からの寄稿もお待ち申し上げてお
紙媒体ではなく、今後は電子媒体での発行に移行することを検
ります。原稿は郵送、FAX、電子メールなど、どのような媒
討しております。
(実現が可能か分かりませんが・・・)
体でも結構です。原稿は12月下旬まで受け付けておりますの
これからも同窓生の皆様や教職員の皆様、学生達の温かいご
で、是非、寄稿して下さいます様お願い致します。
支援・ご協力のほど、宜しくお願い致します。
最後に、この度の同窓会報に掲載した内容は、平成26年1月
【お知らせ】 この度、会報中に挿絵(写真等)をところどこ
から12月の出来事について編集したものですが、時間の経過
ろに挿入させて頂きました。この写真を掲載して欲しい。や、 により最新情報と一致していないものがあるかもしれません。
この風景は今どうなっている?などの、ご要望がございました
その点につきましては、ご了承下さいます様お願い致します。
ら、同窓会事務局までご一報下さい。可能な限り対応させて頂
(広報担当)
こうと思います。
【お 礼】 この度も校内理事の皆様そして日良居タイムス
社・田村様のご協力を得て、なんとか完成することができまし
た。ご協力、誠にありがとうございました。
§裏表紙写真§「防長丸」