発行奈良県聴覚障害者支援センター 2015.7 〒634-0061 奈良県橿原市大久保町 320 番地 11 2015 年度奈良県社会福祉総合センター内夏 FAX 0744-21-7888 TEL 0744-21-7880 HP http://[email protected] 各講座始動！新年度がはじまり、さまざまな講座が開講となりました。それぞれご紹介します。 ◇手話通訳４月４日（土）ステップアップ講座が開講しました。半年間、手話通訳者養成講座の受講審査に向けて学習を行います。これまで学んできた背景は違っていても、目指すところは同じです。よき仲間として互いに刺激を与えられるよう、取り組んでほしいと思っています。今までの学習を忘れてしまっている方や手話そのものに苦戦している方も、日本語・手話それぞれの言語と真摯に向き合い、みんなで高みを目指してください。５月 30 日（土）手話通訳者養成パワーアップ講座が開講しました。この講座は、12 月に行われる手話通訳者全国統一試験の合格に向けて基礎部分の復習と試験対策を中心としたプログラム構成となっており、少数精鋭で密度の濃い学習をしています。この講座が統一試験合格へのベストアプローチに繋がればと願っています。ひとりでも多くの人材を育てたいという講師の思いを力にして、より一層努力してください。手話通訳者としてのスタートラインに立てるよう、ともに頑張りましょう。 ◇要約筆記６月６日（土）要約筆記者養成講座（手書きコース）が開講しました。 11 月半ばの閉講式まで、毎週土曜日５時間（うち１時間休憩）の講座です。晩春から初秋にかけての講座となり、途中息切れすることがあるかもしれませんが、講師・スタッフ一同魅力ある講座になるよう創意工夫をしています。難聴者と関わりあう中で、難聴者の気持ちに寄り添いながらも通訳としての本質を見失わない要約筆記者になっていただきたいと、切に願っています。講座は始まったばかりです。意思疎通支援事業の担い手として活動できるよう励ましあって学習に取り組んでください。ＤＶＤ自主制作紹介自主制作ＤＶＤ第 13・14・15 弾・盲ろう者の語り② ・難聴者の語り（２作とも字幕付き）・第 29 回「耳の日」記念のつどい（字幕なし）まほろばだより６号で紹介した‘ろう者の語り②’は第 10 弾。同じく８号で紹介した‘奈良の手話総集編’は第 11 弾。 ‘盲ろう者の語り（字幕つき）’を第 12 弾として提供しています。詳しくは、2015 年春季号の２面で紹介した作品一覧を参照してください。第 14 弾難聴者の語り奈良県における聴覚障害者用の録画物の製作及び貸出事業としては、身体障害者福祉法三十四条の範囲に基づいて「製作」と表記されますが、近年視聴覚障害者情報提供施設としての役割は、広範囲にわたっています。その中で「制作」という呼称を使用することが多くなっていますので、まほろばだよりでは「制作」で統一させていただきます。ご了承ください。アイ・ドラゴン３を設置していますアイ・ドラゴン３は、身体障害者日常生活用具として市町村から給付を受けることのできる機器で、ＣＳ障害者放送「目で聴くテレビ」の受信機です。「目で聴くテレビ」では、テレビのニュースやスポーツ・ワイドショー番組などをリアルタイム字幕・手話通訳で付与し、ＣＳ通信によって配信。聴覚障害者自身も、キャスターやカメラマンとして番組制作に携われています。放送日はおもに火木金の週３日。番組表は当センターにもありますので、お気軽にご活用ください。難聴者向け講座のご紹介当センターでは、中途失聴者・難聴者向けの講座を開講しています。 ◇トータルコミ学習会毎月第３水曜 13 時～15 時聞こえの不自由な人同士の、あるいは聞こえの不自由な人とのコミュニケーションにおいて、相手の条件やその場の状況、話題などに応じて最もよい方法を選択し、組み合わせてコミュニケーションの効果を高めようとする考え方や方法のことを、トータルコミュニケーションといいます。残存聴力・口話・手話や指文字・筆談や空書など、あらゆる方法を活かして使うことから「トータル（全部の）」と表現します。 ◇難聴者のためのＩＴ講座奇数月最終週 10 時～15 時（午前初心者／午後経験者）講師のスクリーン横に要約筆記のスクリーンを設置し、情報保障を活用しながら午前 → 初心者午後 → 経験者参加者募集中！パソコン操作を学びます。難聴に理解のある講師が、ゆっくりとしたペースで進めてくださいますので、安心して受講することができます。＊いずれも、支援センターにお問い合わせくださいお問い合わせはこちらまで奈良県聴覚障害者支援センター FAX 0744-21-7888 TEL 0744-21-7880 ご案内 ◇今年度の聞こえの相談会は、９月 27 日（日）13 時～16 時県社会福祉総合センター５階で行われます。障害の有無に関係なくどなたでも参加できますので、みなさまお誘いあわせの上、ぜひお越しください。