貸 借 対 照 表 - ドコモ・システムズ株式会社

貸 借 対 照 表
(平成27年3月31日現在)
科 目
金 額
(資産の部)
科 目
(単位:百万円)
金 額
(負債の部)
流動資産
現 金 及 び 預 金
売
掛
金
商
品
仕
掛
品
貯
蔵
品
前
払
費
用
繰 延 税 金 資 産
未
収
入
金
未収還付消費税等
その他の流動資産
貸 倒 引 当 金
12,235
446
9,016
46
33
6
440
240
255
1,702
48
△2
流動負債
買
掛
金
関係会社短期借入金
リ ー ス 債 務
未
払
金
未
払
費
用
未 払 法 人 税 等
前
受
金
預
り
金
固定負債
固定資産
(有形固定資産)
建
物
構
築
物
機 械 及 び 装 置
工具、器具及び備品
リ ー ス 資 産
建 設 仮 勘 定
28,710
6,099
1,019
0
2
4,956
6
113
(無形固定資産)
ソ フ ト ウ ェ ア
リ ー ス 資 産
その他無形固定資産
20,313
20,024
0
289
リ ー ス 債 務
退 職 給 付 引 当 金
資 産 除 去 債 務
事業撤退損失引当金
その他の固定負債
負債の部合計
11,598
5,480
1,172
4
3,974
550
334
46
34
1,862
5
1,741
59
15
40
13,460
(純資産の部)
(投資その他の資産)
関 係 会 社 株
敷 金 ・ 保 証
前 払 年 金 費
繰 延 税 金 資
そ の 他 の 投 資
貸 倒 引 当
式
金
用
産
等
金
2,297
69
667
1,203
240
116
△0
資
産
合
計
40,945
(注)記載金額は百万円未満の端数を切り捨てて表示しております。
株主資本
金
27,485
11,382
10,730
10,730
利 益 剰 余 金
利 益 準 備 金
その他利益剰余金
繰越利益剰余金
5,372
163
5,209
5,209
資
本
金
資 本 剰 余 金
資 本 準 備
純資産の部合計
27,485
負 債 及 び 純 資 産 合 計
40,945
損 益 計 算 書
平成26年4月 1日から
平成27年3月31日まで
(単位:百万円)
科 目
売
上
売
上
売
販
売
費
及
価
41,285
益
3,601
費
1,943
益
1,657
収
利
当
益
息
金
入
8
費
利
用
息
出
利
一
般
管
理
利
外
取
取
配
収
業
外
支
雑
払
支
経
税
び
業
受
受
雑
営
44,886
総
業
営
高
原
上
営
特
金 額
常
利
前
期
0
1
法 人 税 、 住 民 税 及 び 事 業 税
法
人
税
等
調
整
額
386
120
当
918
利
利
239
203
20
15
1,425
純
純
1,664
益
期
当
1
益
別
損
失
厚 生 年 金 基 金 脱 退 拠 出 金
減
損
損
失
事
業
譲
渡
損
失
引
2
4
1
益
(注)記載金額は百万円未満の端数を切り捨てて表示しております。
個別注記表
重要な会計方針に関わる事項に関する注記
1. 資産の評価基準及び評価方法
(1) 有価証券の評価基準及び評価方法
子会社株式及び関連会社株式
移動平均法による原価法によっています。
(2) 棚卸資産の評価基準及び評価方法
商品については先入先出法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)、仕掛品に
ついては個別法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)、貯蔵品については最
終仕入原価法によっています。
2. 固定資産の減価償却の方法
(1) 有形固定資産(リース資産を除く)
定率法(ただし建物は定額法)によっています。
なお、耐用年数については見積り耐用年数、残存価額については実質残存価額によっていま
す。
(2) 無形固定資産(リース資産を除く)
定額法によっています。
なお、耐用年数については見積り耐用年数によっています。
また、市場販売目的のソフトウェアについては見込有効期間(3年)を基礎として算定した
残存有効期間に基づく均等配分、または、販売見込数量に基づく方法によっており、自社利用
のソフトウェアについては、社内における利用可能期間(5年以内)に基づく定額法によって
います。
(3) リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産
有形固定資産については、リース期間を耐用年数とし、リース期間終了時点に実質残存価額
となる定率法(ただし建物は定額法)によっています。なお、実質残存価額が零の場合(ただ
し建物を除く)については、リース期間終了時点に残存価額 10%となる定率法による減価償却
費相当額に9分の 10 を乗じる方法によっています。
無形固定資産については、リース期間を耐用年数とする定額法によっています。
3. 引当金の計上基準
(1) 貸倒引当金
債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、破産更正債
権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しています。
(2) 退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額
に基づき、当事業年度末において発生している額を計上しています。
なお、数理計算上の差異については、発生年度に全額を費用処理しています。
また、過去勤務費用については、発生時の従業員の平均残存勤務期間に基づく年数にわたっ
て定額法により費用処理しています。
(3) 事業撤退損失引当金
事業の撤退による、サービス利用者に対する停止処置の支出に備えるため、当事業年度にお
ける実績及び契約状況に基づき合理的に算定した金額を計上しています。
4. 収益及び費用の計上基準
完成工事高及び完成工事原価の計上基準
当事業年度末までの進捗部分について成果の確実性が認められる工事契約については工事進
行基準を適用し、その他の工事契約については工事完成基準を適用しています。
なお、工事進行基準を適用する工事の当事業年度末における進捗度の見積りは、原価比例法に
よっています。
5. その他計算書類の作成のための基本となる重要な事項
消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税は、税抜方式によっています。
ただし、資産に係る控除対象外消費税及び地方消費税につきましては、全額費用として処理し
ています。
会計方針の変更に関する注記
退職給付に関する会計基準等の適用
「退職給付に関する会計基準」
(企業会計基準第 26 号 平成 24 年5月 17 日。以下「退職給付会計基
準」という。)及び「退職給付に関する会計基準の適用指針」
(企業会計基準適用指針第 25 号 平成 27
年3月 26 日。以下「退職給付適用指針」という。)を、退職給付会計基準第 35 項本文及び退職給付適
用指針第 67 項本文に掲げられた定めについて当事業年度より適用し、退職給付債務及び勤務費用の算
定方法を見直し、退職給付見込額の期間帰属方法を期間定額基準から給付算定式基準へ変更するとと
もに、割引率の算定方法を変更しています。
退職給付会計基準等の適用については退職給付会計基準第 37 項に定める経過的な取り扱いに従って
おり、当事業年度の期首において、退職給付債務及び勤務費用の計算方法の変更に伴う影響額を利益
剰余金に加算しています。
この結果、当事業年度の期首の退職給付引当金が 48 百万円減少、前払年金費用が 66 百万円増加、
繰延税金負債が 40 百万円増加し、利益剰余金が 73 百万円増加しています。
また、この変更による当事業年度の営業利益、経常利益及び税引前当期純利益への影響はそれぞれ
20 百万円増加しています。
なお、当事業年度の1株当たり純資産額は 5,992 円 06 銭増加しており、1株当たり当期純利益への
影響は 1,746 円 80 銭増加しています。
貸借対照表に関する注記
1. 有形固定資産の減価償却累計額は、13,789 百万円です。
2. 関係会社に対する金銭債権及び金銭債務は、次のとおりです。
短期金銭債権
短期金銭債務
8,281 百万円
2,108 百万円
損益計算書に関する注記
1. 関係会社との取引高
関係会社との営業取引による取引高は、次のとおりです。
営業取引高
売上高(営業収益)
41,273 百万円
仕入高(営業費用)
3,313 百万円
営業取引以外の取引高
8 百万円
2. 当期における固定資産の減損損失に関する事項
(1) 資産のグルーピング方法
当社は、減損会計の適用にあたり、継続的に損益の把握を実施している管理会計上の区分
を基準としてグルーピングを行っています。
(2) 減損損失の認識に至った経緯及び回収可能価額の算定方法
前期において、事業撤退の意思決定がされている公共ビジネスにおいては、継続して割引
前将来キャッシュ・フローがマイナスとなっていることから、帳簿価額を全額減損損失として
計上しています。
(3) 減損損失を認識した資産グループの資産種類ごとの内訳、減損損失計上額
用途
事業用資産
場所
種類及び減損損失内訳
愛媛県松山市他
建物
1百万円
工具、器具及び備品
8百万円
ソフトウェア
10百万円
計
20百万円
3. 事業譲渡損失に関する事項
平成 27 年4月1日付で事業譲渡する「留守モード Lite」サービスの移行に掛かる経費と
して 15 百万円を特別損失として計上しております。主な内訳は、譲渡契約に基づく譲渡負担
金 15 百万円となります。
4. 厚生年金基金脱退特別掛金に関する事項
NTT 企業年金基金に加入するため、全国情報サービス厚生年金基金を平成 27 年3月 11 日付で脱
退し、これにより発生した特別掛金 203 百万円を特別損失として計上しています。
株主資本等変動計算書に関する注記
1. 当事業年度の末日における発行済み株式の種類及び総数
(単位:株)
当期首株式数
普通株式
増加株式数
11,180
1,118
減少株式数
当期末株式数
-
(注)普通株式の発行済み株式数の増加は、新株の発行によるものです。
2. 当事業年度中に行った剰余金の配当に関する事項
無配のため、該当事項はありません。
3. 当事業年度の末日後に行う剰余金の配当に関する事項
無配のため、該当事項はありません。
12,298
税効果会計に関する注記
1. 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因
繰延税金資産の発生の主な原因は、減損損失、退職給付引当金、未払従業員賞与の否認等であ
り、繰延税金負債の発生の原因は、資産除去債務によるものです。
なお、繰延税金資産算定に当たり控除された金額は 34 百万円です。
2. 法人税等の税率の変更による繰延税金資産及び繰延税金負債の金額の修正
「所得税法等の一部を改正する法律」(平成 27 年法律第九号) が平成 27 年3月 31 日に公布され、
平成 27 年4月1日以降に開始する事業年度から法人税率等が引下げとなりました。これに伴い、
繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用した法定実効税率は、平成 27 年4月1日に開始する
事業年度に解消が見込まれる一時差異については従来の 35.64%から 33.06%に、平成 28 年4月1
日以降に開始する事業年度に解消が見込まれる一時差異については従来の 35.64%から 32.25%に変
更されています。
この変更により、当事業年度末の繰延税金資産の純額が 53 百万円減少し、法人税等調整額が 53
百万円増加しています。
金融商品に関する注記
1. 金融商品の状況に関する事項
当社は、資金運用については、預金等の元本保証・確定利回りの金融商品で行う方針です。
金銭債権である売掛金及び未収入金は、顧客等の信用リスクに晒されており、当該リスクに関
しては、経理規程に従い、取引先ごとの期日管理、残高管理を行うとともに、主な取引先の信用
状況を把握する体制としています。未収還付消費税等は、1年以内に還付期日が到来します。敷
金・保証金は、主に事務所等の賃貸借契約に伴うものです。保険積立金は役員逓増保険によるも
のです。
金銭債務である買掛金、関係会社短期借入金、未払金、未払法人税等、及び預り金は、1年以
内の支払期日です。
また、金銭債務は、流動性リスクに晒されていますが、当社は翌月以降3ヵ月分の資金計画を
毎月作成するなどの方法により管理しています。
2. 金融商品の時価等に関する事項
平成 27 年3月 31 日における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、以下のと
おりです。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものは、下表には含まれていません。
(単位:百万円)
貸借対照表計上額
(1)現金及び預金
(2)売掛金
(3)未収入金
貸倒引当金(*1)
(4)未収還付消費税等
(5)敷金・保証金
(6)保険積立金(*2)
資産計
(7)買掛金
(8)関係会社短期借入金
(9)未払金
(10)未払法人税等
(11)預り金
負債計
時価
差額
446
9,016
255
△2
446
-
9,269
9,269
-
1,702
404
55
1,702
397
55
△7
-
11,878
11,871
△7
5,480
1,172
3,974
334
34
5,480
1,172
3,974
334
34
-
10,996
10,996
-
(*1)売掛金及び未収入金に対応する貸倒引当金を控除しています。
(*2)保険積立金は貸借対照表のその他の投資等に含まれています。
(注1)金融商品の時価の算定方法
(1)現金及び預金(2)売掛金(3)未収入金(4)未収還付消費税等
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価
額によっています。
(5)敷金・保証金
敷金・保証金は事務所等の敷金であり、時価はその将来キャッシュ・フローを残存期間
に対応する合理的に見積もった割引率で割り引いた現在価値により算定しています。
(6)保険積立金
保険積立金の時価については、個々の契約に係る解約返戻金相当額により評価していま
す。
(7)買掛金(8)関係会社短期借入金(9)未払金(10)未払法人税等(11)預り金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価
額によっています。
(注2)市場価格がなく、将来キャッシュ・フローを合理的に見積もれないため、時価を把握
することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりです。
なお、下表の敷金・保証金は上表の(5)敷金・保証金には含まれていません。
また、下表の長期未払金は貸借対照表のその他の固定負債に含まれています。
(単位:百万円)
貸借対照表計上額
関係会社株式
敷金・保証金
長期未払金
69
262
40
(注3)リース債務は、重要性がないため上表に記載していません。
関連当事者との取引に関する注記
1.親会社及び法人主要株主等
(単位:百万円)
属
性
会 社 等 の
議決権等の
関 連 当 事 者
名
被所有割合
と
称
の
関
係
取 引 の 内 容
取引金額
科
目
期末残高
41,272
売掛金
8,068
21,460
-
-
2,630
-
-
2,481
預け金
-
社内システムサ
ービスの運営業
務の受託他(注 1)
普通株式の発行
(注2)
固定資産の購入
(注3)
業務請負、当社製
親
会
社
㈱NTT ドコモ
直接
100%
品の販売
資金の貸付
(注4)
役員の兼任
出向者の受入
資金の貸借
資金の借入
(注4)
利息の受取
(注4)
利息の支払
(注4)
出向者給与の支
払い(注5)
関係会
1,277
社短期
1,172
借入金
2
-
-
0
-
-
920
未払金
727
上記金額のうち、取引金額には消費税等は含まず、期末残高には消費税等が含まれています。
取引条件及び取引条件の決定方針等
(注1) 社内システムサービスの運営業務受託等の金額については、株式会社 NTT ドコモとの契約
により決定しています。
(注2) 普通株式の発行は、株式会社 NTT ドコモが当社の発行した普通株式を 1 株につき
19,195,480 円 52 銭で引き受けたものです。
なお、同株式は、株式会社 NTT ドコモが所有する DiSH/DREAMS 資産を現物出資により譲り
受けた、その対価として発行したものです。
(注3) 固定資産の購入は、株式会社 NTT ドコモの取得価額を基に双方協議の上、価格を決定して
います。
(注4) 資金の貸付・借入については、親会社が運営する CMS(キャッシュ・マネジメント・シス
テム)に係るものであり、市場金利を勘案して利率を合理的に決定しています。
運用利率については、株式会社 NTT ドコモが市場金利を勘案した利率をもとに決定してい
ます。
なお、取引が反復的に行われているため、取引金額は期中の平均残高で記載しています。
(注5) 出向者の受入については、出向に関する覚書に基づき、出向者給与の支払をしています。
1株当たり情報に関する注記
1株当たり純資産額
1株当たり当期純利益
2,234,941 円 72 銭
76,434 円 33 銭
その他の注記
共通支配下の現物出資に係る注記
1.現物出資の概要
(1)対象となった現物出資資産
株式会社 NTT ドコモが所有している DiSH/DREAMS 資産
(2) 現物出資日
平成 26 年7月1日
(3)その他取引の概要に関する事項
① 現物出資の目的
dDREAMS の開発から運用まで一元的に行い、当社の新規事業として dDREAMS の外販を積極
的に推進するためであります。
② 現物出資の内容
本件現物出資は、完全親子会社間での現物出資であり、当社は株式会社 NTT ドコモに対し
新株の発行を行っています。
なお、新株発行の概要は以下のとおりです。
(イ)新株発行数:
普通株式 1,118 株
(ロ)発行価額:
1株につき 19,195,480 円 52 銭
(ハ)資本金への組入額: 10,730 百万円
(ニ)割当方法:
株主割当の方法
③ 現物出資により譲り受けた資産の適正な帳簿価額並びにその主な内容
有形固定資産
建物
834 百万円
構築物
0 百万円
機械及び装置
0 百万円
工具、器具及び備品
4,087 百万円
4,922 百万円
無形固定資産
ソフトウェア
16,536 百万円
その他の無形固定資産
1 百万円
16,537 百万円
2.実施した会計処理の概要
「企業結合に関する会計基準」
(企業会計基準第 21 号 平成 20 年 12 月 26 日)及び「企業結合会計
基準及び事業分離等会計基準に関する適用指針」
(企業会計基準適用指針第 10 号 平成 20 年 12 月
26 日)に準じて、共通支配下の取引等として譲り受けた資産の親会社での適正な帳簿価額を基に会
計処理しています。