6.事業名 学校・NPO等地域連携事業 ~子ども体力アップ教室~

6.事業名
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学校・NPO等地域連携事業
~子ども体力アップ教室~
事業の必要性
これまでの公共サービスは、行政が管理的に提供する立場、市民は供給される立場であった。「新しい公共」を「2
1の国家戦略プロジェクト」の一つとして位置付け、市民も公共サービスの提供者となること、行政は市民に
場を提供し、信頼し、権限を移譲することが求められている。現在、子どもたちの体力低下は現代的課題
となっている。当施設は「新しい公共」の考え方に基づき、近隣の学校・NPOと連携し、この課題を克服
するための公共サービスを展開することとした。
2 趣 旨
NPO 法人が実施している事業と連携し、子どもの体力向上を中心にした活動の場の提供・技術指導等の支援を行
う。
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事業の特色
○ NPO 法人幼老共生まちづくり支援協会の事業としての「子ども体力アップ教室」の指導者として、本施設の事
業補佐員を派遣し事業を展開する。
○ 地元飯塚市の3つの小学校と連携し、それぞれ毎週1回放課後に体力アップ教室を実施する。
○ 会場は参加児童の利便性を考慮し、それぞれの小学校体育館とする。
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期
間
平成26年度
各小学校(上穂波小学校、楽市小学校、平恒小学校)が定める曜日の放課後
週1回
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企画・運営のポイント
○ 5人の事業補佐員を3つの小学校に派遣するがローテーションを組んで派遣するため、指導の一貫性を保つ必
要性から毎回活動終了後、活動日誌に内容等を記入して次週の指導者に引き継ぐことにより、それぞれの子ど
もの段階的な体力向上を図る。
○ 学期末に保護者に向けての発表会を設定し、子どもたちの目標設定に役立てるとともに、保護者との共通理解
を図る。
○ 年度末に体力アップ教室参加者を対象とした1泊2日の合同キャンプを企画し、体力向上だけでなく、規範意
識、コミュニケーション能力、社会性も育む。
6 成 果
○ 年間をとおして一貫性のある指導を実施することにより、子どもたちの縄跳びの回数、腕立て伏せの回数などの増加から
子どもたちの体力向上は著しく向上した。
○ 発表会を開催することにより、子どもたちの積極性が増すとともに、保護者の理解が得られた。
○ 年間を通して指導にあたることで、当施設の事業補佐員の子どもへの接し方、各種目の指導技術が向上した。
○ 合同キャンプを企画・実施することで、子どもたちの連帯感が増し、次年度の教室への参加意欲を持たせることができ
た。
7 課 題
○ NPO 法人と事業補佐員が事業の目的、毎回の教室の目標を共有化し、さらに効果的な指導になるよう支援する必要が
ある。
プログラム・日程
<日程>
毎週水曜日:飯塚市立上穂波小学校
毎週木曜日:飯塚市立楽市小学校
毎週金曜日:飯塚市立平恒小学校
<プログラム>
○1学期
集合練習、体操、腕立て伏せ、腹筋、縄跳び、大縄、跳び箱、マット運動
○2学期
1学期の種目に加え、ブリッジ、犬歩き、足上げ腹筋、発表会
○3学期
1,2学期の種目をアレンジしたものに加え、体作り運動など、合同キャンプ、発表会
マット運動
腕立て伏せ
大縄飛び
○体力アップ教室参加実績
1学期
上穂波小学校 41名
平恒小学校 13名
楽市小学校 15名
合計 69名
2学期
上穂波小学校 41名
平恒小学校 29名
楽市小学校 22名
合計 92名
3学期
上穂波小学校 41名
平恒小学校 33名
楽市小学校 12名
合計 86名
○発表会における保護者の感想
・集合や整列など、すばやく行動できていて良かったです。
・自分たちで号令をかけていて、とてもよかった。朗唱も大きな声が出ていた。
・腕立て伏せ、ブリッジ、腹筋、どれも上手でした。筋力アップにつながる動きを知ることで、家でも子供達と一緒に取り組
めそうです。
・縄跳びを跳べなくてもあきらめないところがすばらしいです。二重跳びがまだできないので、家でも練習していきたい。
・お兄さん、お姉さんのかっこいい技を見てみんな頑張っていた。
・失敗して悔しがる姿がよかったです。