ぐぐっと!北播磨96号 - 兵庫県生きがい創造協会

公益財団法人兵庫県生きがい創造協会 嬉野台生涯教育センター うれしの生活創造プラザ うれしの生活創造しんぶん
元 気! ス テ キ! 人・ま ち 再 発 見!
96
VOL.
2015・7・1発行
本紙マスコットキャラクター
こころ
「心ちゃん」
Contents
●となりの作家さん
村田和義さん
●北播磨の地域活動
別所ともえ太鼓会
●わたしの美味しい暮らし
フライパンで!お手軽パエリア
●この人☆キラリ
むかし遊び体験隊
代表 今泉和己さん
●登録グループさん、こんにちは…
ハチドリの会
●応援隊新メンバー紹介
●耳より掲示板
うれしの友の会 ふれあい流しそうめん
別所ともえ太鼓会コンサート
となりの
作家さん
よし
むら た かず
(加西市)
村田和義さん
おさ いし
長石の良さを残したい
「石仏」
若い頃から長石(古くからの採石場である笠松
が増え、大きいもので3.5ⅿ、小さいもので15㎝
山で産出する石)を切り出す仕事をされていた村
と、様々な羅漢を彫っておられます。長石は凝灰
田和義さんは、長石を使って誰もが作ったことの
岩で粘りがあり、こけしのようなやさしい顔に
ないものを創ってみたいと考えておられました。
彫るのに苦労すると話されました。長石の良さ
40歳頃、友人で彫刻家の高橋忠雄氏と再会した
を知ってもらい、作品を見てもらうことに喜び
ことがきっかけとなり、長石で羅漢を彫り始めら
を感じながら、81歳の村田さんは、今日も元気
れました。山陽百貨店で開催した「はりまの石仏
にノミとツチで創作活動に取り組まれています。
創作展」がNHKで紹介されたのを機に創作依頼
(文/和田陽子、写真/後藤則子、編集/高橋一彰)
うれしの生活創造しんぶん Vol.96
シリーズ
北播磨の地域活動
№55
別所ともえ太鼓会
─ 血がさわぐ
勇壮な和太鼓の響き!─
佐渡の「鼓童」、神戸の「松村組」に代表され
る和太鼓集団の演奏を幾度となく目に、耳にして、
息をのむその迫力に圧倒されてきました。魂を
揺さぶるような鼓動と独創的な演奏で、国内だけ
でなく海外においても多くのファンを魅了してい
ます。
この北播磨にも多数のグループがありますが、
三木市を代表する和太鼓グループ「別所ともえ太
鼓会」は平成8年に誕生しました。その経緯は三
木市立別所小学校和太鼓クラブが諸事情で廃止予
定であったのを、同校保護者や地域住民が引き継
いだというものでした。当初は自前の楽器もなく、
酒 を太鼓に見立ててたたいていたそうです。指
導者もおらず、練習場所にも不自由するなど、幾
多の苦難を乗り越えて今日に至ったと、グループ
代表である鼓主前田千春さんは当時の苦労を振り
返りました。
地元に根づかせたいとの願いから、幅広い年齢
層の参加を求め、現在保育園児から社会人までの
40名で、成人チーム、ジュニアチーム、小学生
チームを構成しています。こうして、地域に根付
いた和太鼓グループとして、市内外のさまざまな
イベントや学校公演、施設慰問など年間約30回
の演奏活動を行っています。神戸まつりや三木夏
祭りのほか、NHK−BS「日本のうた」出演な
ど輝かしい舞台歴もあります。昨年、ジュニア
チームが、「日本太鼓ジュニアコンクール兵庫県
大会」で優勝し、この春長野県で開催された全国
大会に出場するという成果を上げ、ますます自信
を深めるとともに、
さらに頂点を目指
した演奏に力を注
いでいます。
和太鼓を通して
幅広い年齢層の交
流を図り、青少年
育成にも貢献して
いることから、平
成13年には三木
市のボランティア
賞も受賞しました。
毎週行われる練習
鼓主の前田千春さん
を休むメンバーは
皆無だそうで、その熱意、結束の固さが窺われま
す。副鼓主の前田太門さんは、演奏するすべての
オリジナル曲の作曲や演出を手掛けるなど、その
異才を発揮しています。大小9種類25個の太鼓
の他にシンバル、鉄琴、鈴、縦笛、ピアノ、三味
線…と多様な身近な楽器を採り入れて重層的な音
を紡ぎ、それに加えて照明や演出にも工夫を凝ら
し、壮大な舞台芸術を目指しています。
来年には結成20周年を迎えるこのチームは、
和太鼓演奏の可能性を極めんと、そのイメージを
革新して進化を続けています。
(文/馬場龍二、写真/別所ともえ太鼓会提供、
編集/藤田一之、 川助弘)
わたしの美味しい暮らし
北播磨地域で生産されたものを使った料理レシピを紹介します。
「美味しいもの」をいただいて元気になりましょう。
第11回
フライパンで!お手軽パエリア
管理栄養士 鷹尾志津代さん
旬の野菜たっぷりで彩り豊か。パエリア鍋がなくても
フライパンで簡単にできるスペインの代表的家庭料理で
す。是非一度チャレンジしてみて下さい!
●下準備
・アサリは砂抜きをしてきれいに洗う。
・イカは内臓を取り、1㎝の輪切りにする。
・エビは皮をむき、背ワタを取る。
・ニンニクはみじん切り、玉ねぎは粗みじん切り、ピーマンは1㎝の角
切りにする。
・ぬるま湯250㏄にブイヨンを溶かし(サフランがない場合はぬるま湯
450㏄に溶かす)、ぬるま湯200㏄にサフランをつけておく。
●作り方
①フライパン(26㎝)にオリーブ油を入れ、ニンニクを炒めて香りが出
たら玉ねぎを炒める。
② ① に米を加えて炒め、塩・こしょうをし、米に透明感が出てきたら
サフラン水とブイヨン水を加え、強火で混ぜながら煮る。沸騰してき
たらアサリ・イカ・エビを上にのせ、蓋をして弱火で15分程度炊く。
③ピーマンをちらし、すぐ蓋をして火を止め、そのまま5分程度蒸す。
④くし形に切ったトマトを飾る。
第4回
【材料】4 人分
米(洗わない)
アサリ
イカ
エビ
玉ねぎ
2合
150g
1/2杯
8匹
ピーマン
トマト
オリーブ油(サラダ油OK)
にんにく
サフラン(なくてもOK)
ブイヨン(固形)
塩
こしょう
ぬるま湯
1/2個
2個
1個
大さじ2
1片
ひとつまみ
2個
少々
少々
450㏄
◎ ワンポイントアドバイス ◎
・シーフードの代わりに鶏肉でもOK
・お好みの季節の野菜に変えてもOK
(文/中前宏子、写真/鷹尾氏提供、編集/神戸克代、初田ちづ、井村典子)
この人!キラリ
∼子どもの元気に遊ぶ声は?∼
いまいずみかず み
むかし遊び体験隊 代表 今泉和己 さん(小野市)
スマートフォンに頭を寄せてゲームに興じ、ラインでやり取りをするのに忙しい
近頃の子どもたち。そんな姿を見て、からだを動かす「むかし遊び」を教えてはと
公民館仲間15人で「むかし遊び体験隊」を結成。7年目を迎えられました。
むかし遊び体験が行われたある日の体育館では、120人の子どもたちのにぎやか
な声が響いていました。汗びっしょりで、竹とんぼ・紙鉄砲・竹こっぽり作りに熱
中する子どもたち。ゴム跳び・お尻相撲・お手
玉・ヨーヨー・ぶんぶんこま回し・忍者あて等、
むかし遊びのブース巡りを楽しむ子どもたちも
今泉和己さん
います。
園児や低学年児童は、お手玉に無我夢中。何度も練習して出来るよう
になると、「おばちゃん見て!上手に受けるやろ」と今泉さんたちに見せ
竹でおもちゃ作り親子教室
に来ます。今泉さんが「ほんまに上手やなぁ」と褒めると、とてもいい
笑顔を見せてくれました。遊びを通して、子どもの意欲と興味関心を
育てようと、「むかし遊び体験隊」のみなさんは活動に取り組んでおられ
ます。
むかし遊び体験の後、子どもたちが感想文を送ってくれました。「面白
かった。また遊びをたくさん持ってきてよ!」という子どもたちの声援
に、元気が出ると今泉さんは喜んでおられました。
忍者あて遊び
(文/林 英雄、写真/村上利春、むかし遊び体験隊提供、編集/中島千秋)
登録グループさん、
こんにちは・
・
・
ハチドリの会
●発足:平成24年 5 月 ●会員数:25人
花とおしゃべりしませんか
この会は、たとえ小さなこと
からでも、誰かのために、今自
分が出来ることをしようと、
「ハチドリの物語」の理念に因
み結成されました。
うれしの春のフェスティバルに出店
楽しい花壇づくり
中心となる活動としては、播
磨中央公園内の四季の庭の一画、
ファンタジーロードの花壇作り
があります。
この地を訪れる人たちの癒し
のスポットとなればという願い
を込め、毎月1回第1月曜日に
額に汗して作業をされています。
荒れ放題だった場所に活気が戻
り、防犯にも一役買っています。
作業後にはお茶会を持つなど、
楽しみながら少しずつというの
が継続のコツのようです。
雑草引き、乾燥時の水やり、
(文/河南利尚、写真/河南利尚、
ハチドリの会提供、編集/林 英雄)
〈問い合わせ先〉
事務局 大西世津子さん
TEL.0795-42-5228
耳より掲示板
応 援 隊 新メン バ ー 紹 介
よし かわ すけ ひろ
川助弘:現在、うれしの学園生涯大学2年生です。こ
(三木市) のたび「うれしの生活創造応援隊員」の委嘱
を受けました。北播磨地域の方々との交流を
深め、その地域の知識を吸収するとともに少
しでも地域に貢献できるよう頑張りたいと思
います。
こう づき
ひろし
上月 博:趣味は運動(ゴルフ、グラウンド・ゴルフ、
(小野市) ダンス、野球他)。現在孫10人の世話に振り
回されています。地域では子供見守り隊を発
足して4年目、子供の成長に喜びを感じつつ
活動しています。応援隊では先輩を見習い頑
張っていきます。
たか はし かず あき
高橋一彰:うれしの学園生涯大学でお世話になっている
(加西市) こともあり、何も分からないままメンバーに
なってしまいました。まだ不安と戸惑いばか
りです。一歩ずつ頑張りますので、よろしく
お願いします。
はつ た
初田ちづ:本籍は加東市ですが、高卒以降リタイアする
(加東市) まで、地域のことは皆目把握できずに過ぎま
した。こんな私が役に立てるかどうか分かり
ませんが、時間だけはあるので、これを機会
に地域のことを少しでも知りたいと思います。
資材費の捻出、最近ではイノシ
シ被害等々苦労もあるようです
が、作業中に来園者から「綺麗
ですね!」の声掛けのある時が
一番の喜びだそうです。
会員の高齢化が進んでいるこ
とが今の課題で「若い方の入会
をお待ちしています!」とのこ
とでした。
うれしの友の会“ふれあい流しそうめん”
竹でつゆいれと箸を作り、流しそうめんを楽しみます。
ふうせんアートにもチャレンジ!
鈴虫
日 時:平成27年 8 月 2 日(日)
!
プレゼント
9:30∼12:00( 9:00∼受付)
場 所:嬉野台生涯教育センター 体験工作棟
参 加 費:一般600円・小学生以下300円(3歳以下無料)
※子どもだけの参加はできません。
申込期限: 7 月21日(火)
※定員(60名)になり次第締め切ります。
問 合 せ:うれしの友の会事務局 TEL.0795-44-0565
別所ともえ太鼓会コンサート2015
日 時:平成27年 9 月23日(水・祝)
16:30開場 17:00開演
入場料:無料(整理券が必要。申込みは 8 月 2 日以降
に下記問合せ先またはHPから)
場 所:小野市ふれあい交流館エクラホール
問合せ:別所ともえ太鼓会事務局 TEL.090-3168-7996
編
集
後
記
年3回発行の「ぐぐっと!北播磨」。地域の身近な情報、
北播磨の魅力を再発見できる情報をお届けできるよう紙面
づくりに励んでいます。「うれしの生活創造応援隊」も新
メンバーを迎え、心新たにより一層、地域に密着し努力し
てまいります。今後も取材等にご協力を賜りますようよろ
しくお願いします。 (文/大西幸代、編集/杉原幸代)
次回予告 次回は、11月 1 日発行となります。お楽しみに。
ぐぐっと!北播磨 Vol.96
編集/うれしの生活創造プラザ うれしの生活創造応援隊
発行/公益財団法人 兵庫県生きがい創造協会 嬉野台生涯教育センター
〒673-1415 加東市下久米1227-18
E-mail:[email protected]
http://www.hyogo-ikigai.jp/ureshino-bo/ureshino/plaza/
★イラストの一部は応援隊が描いています。
★年 3 回、3,000部発行し、北播磨地域の公民館や病院、
店舗などに配布しています。