大見新村プロジェクト 約40年前に廃村となった京都市左京区大見での活動 1.大見村について 標高620m 車で1時間 標高33m 尾越・(かつて)朽木 花脊・鞍馬 大原・京都 大見村の歴史 ・(遅くとも)平安時代に は村落が存在 ・若狭と京都を結ぶ旧鯖街 道沿いの村 ・良質な鞍馬炭の産地 大見村の歴史 ・筏流しによって材木を琵琶湖から京都へ供給 ・安曇川流域に分布するシコブチ信仰(大見思古 淵神社は鞍馬の火祭りとも深い関係) 約40年前、住民たちは「集団離村」を決意した。 ・エネルギー革命による薪炭産業の不振 ・鯖街道の衰退 ・交通の便の悪さ ・冬の厳しさ などがその要因である。 2.村の現状 広大な耕作放棄地 至るところに不法投棄のゴミが散乱 村には10棟ほどの古民家が空き家として残る そんな大見に2010年、一人の若者が移住した。 大見の元住民の子孫である、藤井康裕。 有機農業を営むため、先祖の土地と家をたよりにた った一人で乗り込んだ。 藤井の(かつての)畑 毎週日曜に大原の朝市に出店 村には上下水道が整備されていない 藤井家も湧き水を汲んできて使用 藤井家は築200年以上 村には上下水道が整備されていない 藤井家も湧き水を汲んできて使用 電気はあるが 電話回線もインターネットもない 藤井家の風呂は五右衛門風呂 3.大見新村プロジェクト 2012年、藤井をはじめとする数名の有志により 「大見新村プロジェクト」が発足 村での新しい暮らし方の研究・実践がはじまった コンポストトイレの建設 村内清掃ボランティア 収穫体験 食づくり 定期ミーティング プロジェクトメンバーは20名以上へ。 多分野にわたる多様な構成メンバーが集結した。 ・専門家(建築、農業、ハーブ、IT) ・研究者(観光文化、デザイン、文化人類学) ・アーティスト、映像作家、写真家 ・会社員など 「大見での暮らしづくり」を核としながらも、メンバー の興味に応じて、多彩な「部活動」を展開している。 2014年度の「部」 ▽インフラ部 ▽拠点部 ▽建築部 ▽入村部 ▽開墾部 ▽KARI部 ▽kikori部 ▽シコブチ部 ▽リサーチ班 「大見での暮らしづくり」を核としながらも、メンバー の興味に応じて、多彩な「部活動」を展開している。 2014年度の「部」 ▽インフラ部 ▽拠点部 ▽建築部 ▽入村部 ▽開墾部 ▽KARI部 ▽kikori部 ▽シコブチ部 ▽リサーチ班 拠点部 藤井家の、使われていなかった縁側の二部屋を、お茶をしたり泊まっ たりセミナーを開いたりするプロジェクトの活動拠点として改修中。 既存の古民家を改修して大見村で「快適に暮らす」モデルケースとす ることも目指している。 拠点部 藤井家の、使われていなかった縁側の二部屋を、お茶をしたり泊まっ たりセミナーを開いたりするプロジェクトの活動拠点として改修中。 既存の古民家を改修して大見村で「快適に暮らす」モデルケースとす ることも目指している。 拠点部 藤井家の、使われていなかった縁側の二部屋を、お茶をしたり泊まっ たりセミナーを開いたりするプロジェクトの活動拠点として改修中。 既存の古民家を改修して大見村で「快適に暮らす」モデルケースとす ることも目指している。 拠点部 藤井家の、使われていなかった縁側の二部屋を、お茶をしたり泊まっ たりセミナーを開いたりするプロジェクトの活動拠点として改修中。 既存の古民家を改修して大見村で「快適に暮らす」モデルケースとす ることも目指している。 拠点部 藤井家の、使われていなかった縁側の二部屋を、お茶をしたり泊まっ たりセミナーを開いたりするプロジェクトの活動拠点として改修中。 既存の古民家を改修して大見村で「快適に暮らす」モデルケースとす ることも目指している。 拠点部 藤井家の、使われていなかった縁側の二部屋を、お茶をしたり泊まっ たりセミナーを開いたりするプロジェクトの活動拠点として改修中。 既存の古民家を改修して大見村で「快適に暮らす」モデルケースとす ることも目指している。 開墾部 開墾部 40年間放置されてきた耕作放棄地を開墾して畑として再利用。都市部で 40年間放置されてきた耕作放棄地を開墾して畑として再利用。都市部 の生活を成立させながら開墾した畑を維持していくことという課題を通 での生活を成立させながら開墾した畑を維持していくことという課題 じて、現在の都市と農村間で抱えている問題を解決していくインフラづ を通じて、現在の都市と農村間で抱えている問題を解決していくイン くりを目指している。 フラづくりを目指している 開墾部 「とりあえずやってみる」 TRY and ERRORの繰り返しから学ぶ 開墾部 開墾部 「大見村にあるもの」を生かす方法を探る 「とりあえずやってみる」 TRY and ERRORの繰り返しから学ぶ 開墾部 「とりあえずやってみ る」 TRY and ERRORの繰り 返しから学ぶ KARI部 今日、日本中で鹿やイノシシによる「獣害」が問題になっており、大見 でも同様である。でもだからといって「害獣」と呼ぶのはどうなのか? 私たちは動物や自然といかにかかわるべきか。KARI部では、実践を通 じてこうした問題について考える。 KARI部 2014年度は、鹿の解体のしかたの習得、狩猟免許取得のほか、皮鞣しワ ークショプを実施。石けんと燻煙を用いて鹿皮をなめした。 KARI部 なめした革で靴などを制作 シコブチ部 村を流れる大見川は、琵琶湖に注ぐ安曇川の源流の一つ。 川沿いの思子淵(シコブチ)神社は流域に点在する「筏流 し」の神さま・シコブチさんを祀る神社。 シコブチ部 村を流れる大見川は、琵琶湖に注ぐ安曇川の源流の一つ。 川沿いの思子淵(シコブチ)神社は流域に点在する「筏流 し」の神さま・シコブチさんを祀る神社。 シコブチ部 しかし2013年9月、台風18号の豪雨により川が氾濫、神 社は倒壊した。2014年5月より再建に向け、元村民の 方々、ボランティアの方々と社殿の解体作業を実施した。 4.おわりに ◆2015年の大見新村プロジェクト これから春までは京都市内での活動となりますが、雪が溶けたら… ・プロジェクト拠点の完成 ・新しい作物や農法を試す ・藤井家以外の土地や建物も借りよう ・いよいよシコブチ神社を再建 などの活動を予定しています。 ◆大見村に来てみませんか? ご興味をお持ちの方は、是非来年の春に大見村までお越しください。い ろいろな部活動の他、毎年恒例のお花見や清掃活動も企画中です。 また、プロジェクトに継続的にかかわってくださる方、大見に住んでみ たい方も大歓迎です。 ◆寄付金募集中 プロジェクトでは、この3年間は京都府や左京区などの助成金をいただ いて活動をしてきましたが、村での生業をつくり、自立して運営できる 体制を築いていきたいと考えています。 もしご支援いただければ、誠に幸いです。 以上です。 詳しくは「大見新村」で検索!(HP, Facebook)
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