城戸 保 「色空間」 Tamotsu Kido Color Space 2015 年 7 月 14 日 ( 火)∼ 8 月 22 日(土) ( 夏期休廊 8 月 9 日∼17 日) 火曜日∼土曜日 11:00 - 19:00 (日、月、祝日休廊) ハギワラプロジェクツ 〒160-0023 東京都新宿区西新宿 3-18-2-101 T / F: 03 6300 5881 E: [email protected] 京王新線・都営新宿線「初台」駅東口より徒歩5分/ R&B 2015, c-print, 119 x 150 cm ©Tamotsu Kido JR「新宿」駅南口より徒歩 15 分/都営大江戸線「都庁前」駅より徒歩 12 分 この度 7 月 14 日(火)より、ハギワラプロジェクツでは城戸保の新作展を開催する運びとなりました。今回の展示では、 「色空間」をテーマに、風景を色彩の構図として捉えた作品 17 点を展示いたします。 城戸は、大学で油画を専攻していましたが、より直接的な「光」の表現である写真に惹かれ、以後写真をメディアと して作品を制作しています。初期の頃のモノクロ写真においては、風景や動物といった日常的な被写体を撮りながらも、 現像時に焼き込みやコントラストの調整などを多用し、白黒のコントラストが強い、ミニマルで静謐な画面作りをし ていました。 近年は、より「光」と関わる「色彩」の表現について徹底的に追求しています。対象となるのは、植物や花などの自 然界にある色だけでなく、錆やトタン、または壁に無造作に塗られたペンキなどの人工物の要素も含みます。それら は色の作り込みや操作はほとんどされないまま、記号として等価に画面に映し出されています。城戸の視点によって 切り取られた世界は、場所や時間、その場所が持つ背景などから切り離され、私たちが見えていなかった新しい世界 となって立ち顕れます。「普通ですごいものをつくりたい」という城戸が「創造」した世界をみることによって、私た ちは固定概念から解放され、世界の本質に思いを馳せることになるでしょう。 作品各々の色彩のレイヤーと、それらが響き合うことで展示空間に立ち顕れるリズムをご享受頂けたら幸いです。 --------城戸 保(きど たもつ ) 1974 年三重県生まれ。2002 年、愛知県立芸術大学大学院美術研修科修了。主な展覧会に、「ほんとのうえの ツクリゴト」(2015、旧本多忠次邸、岡崎市)、「カミノ/クマノ ‒聖なる場所へ」(2014 、三重県立美術館 )、 「R42」(2014-2015、HAGIWARA PROJECTS、nap gallery)、「森と畑」(2012、See Saw gallery + café、愛知)、 「SHOCASE#2 curated by minoru shimizu」(2013、eN arts、京都 )、ギャルリー東京ユマニテ(2010、東京 )、 「放課後のはらっぱ - 櫃田伸也とその教え子たち -」(2009、愛知県美術館、愛知)、「young artist world patronage program」(2007、モンブラン銀座本店、東京)、ギャラリー NAF (2003、愛知 ) など。 ---------
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