平成27年度市町村防災研修事業実施要綱 1.目的 一般財団法人 消防科学総合センター(以下「当センター」という。)が実施する市 町村防災研修事業(以下「本研修」という。)は、地震災害、風水害等の発生が懸念 される中で、全国の市町村長、市町村職員、消防職員、消防団員及び一般住民等を対 象として、それぞれの対象に適した災害対応に関する実践的な知識、ノウハウ、スキ ルの習得の場を提供し、もって災害対応力の向上を図ることを目的として実施する。 2.研修コース 平成27年度の本研修は次の7つのコースに分けて実施する。 (1) 市町村長防災危機管理ラボ (2) 災害応急対応高度化研修 (3) 市町村防災力強化専門研修 (4) 市町村防災力強化出前研修 (5) 市町村職員防災基本研修 (6) 防災啓発研修 (7) 防災e-ラーニング *この他、(2)、(3)及び(4)の研修に係わる防災図上訓練指導員に対する研修を実施。 3.研修コースの概要と実施方法 研修コースの概要等は別紙1のとおり。参考資料として、別紙2を参照願います。 4.研修実施の申し込み 都道府県において実施希望団体をとりまとめ、別紙A及び別紙Bの「市町村防災研 修実施希望申込書」により申し込むものとする(上記2-(2)及び(7)を除く) 。 5.研修実施の決定 研修実施の決定は、都道府県からの応募を受け、実施希望時期や内容等を勘案の上 決定する(上記2-(2)及び(7)を除く) 。 6.その他 (1) 講師関係経費(謝金、旅費等)や会場借り上げ料等の本研修の実施に要する費 用は、原則として当センターが直接支払う。 ① 上記2-(3)については、当該都道府県で、会場、プロジェクター等の付帯 施設・設備のご用意を願いたい。 ② 上記2-(4)については、当該市町村で、会場、プロジェクター、管内地図 等の付帯施設・設備のご用意を願いたい。 ③ 上記2-(6)については、以下の経費を当センターが負担する。 ・2名分の講師に係る謝金及び旅費 ・20万円を限度として、会場使用料、資料印刷費等の経費 (2) その他本研修の実施に関し必要な事項は、当センターの定めによる。 1 別紙1 各研修コースの概要と実施方法(平成27年度) 研修コース・目的 研修内容等 対象・方法 1 市 町 村 長 防 災 危 機 災害対応必須ノウハウ 管理ラボ ア 災害対応 市町村長が災害発生 イ マスコミ対応 時にリーダーとしてよ 講話(学識経験者、災害体験首長等) り適切な災害対応をと 消防庁と都道府県が主催する「市町村長の れるよう、知識の習得 ための防災・危機管理セミナー」との同時 開催等柔軟な開催が可能です。 を目的として実施。 市町村長が対象。 都道府県単位で開 催(1回につき1 ~4時間程度)。概 ね14都道府県で 開催。 2 災害応急対応高度 化研修 市町村職員を対象 に、消防防災 GIS 等を 用いて災害時の情報の 収集・伝達・分析能力 を向上させるための訓 練を実施。 市町村職員が対 象。市町村単位で 実施(1回につき 。概ね15 2日間) 市町村で開催。 【※本年度は、モ デル市町村を選定 して実施。 】 訓練用システムの操作説明 図上シミュレーション訓練 (地震災害又は風水害) 訓練反省会の実施 3 市町村防災力強化 次から希望するテーマを一つ選択。 専門研修 *各テーマの具体的な内容は、別紙2参考 市町村職員を対象 資料を参照。 に、昨今の防災上の課 ①災害図上訓練 DIG 及び避難所 HUG 体験 題について、専門的な 研修(体験型) 知識を習得することを ②災害対策本部の運営に関する実務研修 目的に実施。 (座学+グループ情報交換等) ③避難勧告・指示に関する実務研修 (座学+グループ情報交換等) ④避難所の運営に関する実務研修 (座学+グループ情報交換等) ⑤要配慮者・避難行動要支援者に関する 実務研修(座学+グループ情報交換等) 市町村防災担当職 員、各分野の担当 職員等が対象。都 道府県単位で実施 (1回につき5時 間程度)。概ね40 回開催。 左記のいずれかの テーマを選択して 実施。 4 市町村防災力強化 出前研修 市町村職員の災害対 応に必要な知識の習 得、スキルアップを目 的として実施。 市町村職員が対 象。市町村単位で 実施(1回につき 1日)。概ね20市 町村で開催。 次から希望するテーマを一つ選択。 *各テーマの具体的な内容は、別紙2参考 資料を参照。 ①住民向け災害図上訓練 DIG(地震版) ②住民向け災害図上訓練 DIG(風水害版) ③避難所 HUG (風水害版) ④職員参集に係る状況予測型訓練(地震 版) 2 研修コース・目的 研修内容等 5 市町村職員防災基 次から希望するコースを一つ選択。 本研修 ①防災担当幹部職員コース 防災担当幹部職員又 災害対応の基礎知識(災害対策本部の設 置・運営、避難対策) は新任の防災担当職員 被災市町村幹部職員の体験談 の防災実務に資するよ 防災気象情報の利活用について う、必要な知識、スキ 消防防災 GIS の活用解説 等 ルの習得を目的として ②新任防災担当職員コース 実施。 災害対応の基礎知識(災害対策本部の設 置・運営、避難対策) 被災市町村職員の体験談 防災気象情報の利活用について 消防防災 GIS の活用解説 グループ討論 等 *概ね 26 年度と同様の内容になります。 *上記の内容は必要に応じて変更する場 合があります。 6 防災啓発研修 (東京開催の防災啓 発研修講演会除く) 防災・国民保護に関 する知識を普及し、地 域の防災力の向上を目 的として実施。 開催時期:27 年 6 月~28 年 2 月 研修内容:風水害、震災、火災等に関 する知識及び災害の実態、教訓、対策 等に関する研修 講師:消防防災行政関係の中央官庁及 び地方公共団体の職員、学識経験者等 *研修テーマ、講師の選定については、当 センターと協議する。 対象・方法 市町村防災担当幹 部職員又は新任防 災担当職員が対 象。概ね10都道 府県で開催。 都道府県、市町村 職員及び一般住民 等が対象。概ね 23都道府県で開 催。 7 防災e―ラーニン 消防庁「防災・危機管理 e-カレッジ」を教 市町村職員、消防職 グ 材に、LMS(研修管理システム)を活用し 員、消防団員、一般 市町村職員、消防職 インターネットを通じた防災研修。 住民等を対象とし 員、消防団員、一般住 て随時実施。 【※個人応募】 民等の防災知識・スキ ルの習得を目的として 実施。 3
© Copyright 2024 ExpyDoc