下山門校区下山門団地における無料学習会「マナビバ」 事 業 報 告 書 平成 26 年 11 月~平成 27 年 3 月 福岡市西区上山門一丁目2番40号 NPO法人いるかねっと 本事業は、独立行政法人福祉医療機構の助成により実施することができました。 1 別紙1 事 事業名 事業の 実施状況 業 実 績 貧困連鎖解消のための下山門団地学習支援事業 1 下山門地域教育実行委員会の開催(計2回) ① 設置目的 ② 委員構成(計11名) <委員長> 事業実施にかかる課題の把握、整理、検討及び事業の進捗管理 下山門団地 9 区 馬場豊子 <委員> 下山門校区公民館長 古森義次 下山門団地 7 区会長 馬田隆行 下山門団地 8 区会長 平澤謙二 下山門団地 10 区会長 長間福男 下山門団地 11 区会長 石川順平 民生委員会 会長 杉枝 幸代 橋野明子、古河恵理(委員会出席謝金対象) NPO 法人キッズドア 理事長 渡辺由美子 代理 キッズドア福岡準備室長 早田等 (委員会出席謝金対象) NPO 法人キッズドア ③ 東京事業部長 早田比呂子(委員会出席謝金対象) 委員会開催時期、場所、出席人数、議題 第1回 実行委員会 開催時期 平成26年11月20日(木)19:00~ 開催場所 下山門公民館 地域団体室 出席人数 12名(自団体理事長1名を含む) (うち委員会謝金対象11名) 議 題 ・無料学習会「マナビバ」実施内容 ・下山門校区下山門団地における無料学習会「マナビバ」の開催 ・学習支援「マナビバ」における予定支出額内訳 ・将来の希望を作る「キャリア教育&体験活動」の実施 ・活動報告会の開催 第2回 実行委員会 開催時期 平成27年2月19日 開催場所 下山門公民館 地域団体室 出席人数 12名(自団体理事長1名を含む) (うち委員会謝金対象11名) 議 題 ・活動目的 ・実施内容及び実施方法等 ・マナビバ運営体制 ・事前・事後ミーティング 2 ・安全管理 ・将来の希望を作る「キャリア教育&体験活動」 ・九州大学伊都キャンパスツアーの報告 ・生徒募集 ・今後の予定 ・今後に向けて 【連携・協力団体の役割】 特定非営利活動法人キッズドア:実行員として参加 下山門校区自治協議会:各機関との調整、広報協力、実行委員として参加 下山門公民館:実行委員として参加、各機関との調整、場所の提供 下山門団地7区:広報協力、実行委員として参加、各機関との調整 下山門団地8区:広報協力、実行委員として参加、各機関との調整 下山門団地9区:広報協力、実行委員として参加、各機関との調整、場所の提供 下山門団地 10 区:広報協力、実行委員として参加、各機関との調整 下山門団地 11 区:広報協力、実行委員として参加、各機関との調整、場所の提供 下山門校区民生委員会:広報協力、実行委員として参加、各機関との調整 下山門校区育成部会:広報協力 下山門団地7区こども会:広報協力 下山門団地7区育成部会:広報協力 下山門団地8区こども会:広報協力 下山門団地8区育成部会:広報協力、実行委員として参加 下山門団地9区こども会:広報協力、実行委員として参加 下山門団地9区育成部会:広報協力 下山門団地 10 区こども会:広報協力 下山門団地 10 区育成部会:広報協力 下山門団地 11 区こども会:広報協力、実行委員として参加 下山門団地 11 区育成部会:広報協力 下山門小学校:広報協力 下山門中学校:広報協力 福岡市教育委員会:活動の後援を頂いた 西南大学ボランティアセンター:広報協力 福岡大学:広報協力 福岡教育大学:広報協力 福岡県 NPO ボランティアセンター、福岡市 NPO ボランティアセンターあすみん: 広報協力 有限会社いるか:下山門校区自治協議会等との本事業のネットワーク構築のための 人的パイプとしての役割 近藤行政書士事務所:事業の進捗の助言、活動報告の作成 3 2 市営下山門団地における無料学習会「マナビバ」の開催 ① 活動目的 下山門団地の小中学生を対象に、学生ボランティア、社会人ボランティアによる 無料学習会を開催する。これにより、下山門団地の小中学生の学力向上を図り、希 望の進路に進むサポートを行う。 学習会の立ち上げに関しては、東京、東北にて多数の無料学習会を運営している NPO法人キッズドアの指導を受け、レベルの高い学習会を開催する。 ② 開催日 (平成 26 年 12 月~平成 27 年 3 月までの計 20 回開催) 平成 26 年 12 月 6 日(土)・13 日(土)・20 日(土)・27 日(土) 4 日(日)・10 日(土)・11 日(日)・17 日(土)、18 日(日) 1月 平成 27 年 24 日(土)・25 日(日)・31 日(土) 2月 7 日(土)・14 日(土)・21 日(土)・28 日(土) 3月 7 日(土)・8 日(日)・14 日(土)・21 日(土) ③ 開催場所 下山門団地 11 区集会所(12 月 20 日は、9 区集会所) ④ 開催時間 ⑤ 対象者 13:00~17:00(学習会は 14:00~16:00) 下山門校区に住む小中学生 〈 マナビバ参加人数 〉 小1 小2 小学生 小3 小4 小5 小6 小計 登録者数 0 0 0 1 0 1 2 登録体験人数 0 0 0 3 0 2 5 未登録体験人数 24 7 3 0 0 0 34 参加人数 24 7 3 3 0 2 39 *小 1 から小 3 はマナビバ事業の対象外だが、未登録体験人数が多く、多 数の方に本事業に興味を持っていただいたため、表に記載した。 中学生 中1 中2 中3 小計 登録者数 1 2 3 6 登録体験人数 19 26 15 60 未登録体験人数 3 0 0 3 参加人数 22 26 15 63 4 ⑥ ボランティア 【ボランティア登録人数】19 名 【ボランティア参加延べ参加人数】61 名 ボランティア登録の割合 (計19名 学生9名、社会人10名) 学生 5 社会人 【マナビバ学習会タイムスケジュール】 時間 所要時間 13:00 45 分 内 容 担 当 教室準備(机のセッティング) 全員 ボランティア受付(出欠確認) 学生リーダー 生徒とボランティアのマッチング 学生リーダー マネージャー 13:45 15 分 事前ミーティング 学生リーダー 学習準備/生徒カルテ、学習指導計画書の確認 学生リーダー 生徒の受付、名札配布 学生リーダー 生徒の欠席確認(14:30 出席予定で当日来なかった場 マネージャー 合は保護者に電話連絡) 14:00 40 分 学習会(前半) 全員 生徒と一緒に前回の確認と本日の学習計画をたてる 学習指導計画表 14:40 10 分 マナビバ連絡帳の確認 マネージャー 生徒フィードバック 学生リーダー 今日の反省と成果確認 学習指導計画表の記入(生徒に渡す) マナビバ連絡帳の記入(教室⇒保護者) 小学生はおやつをもらって終了 14:50 10 分 15:00 ボランティア休憩 生徒の受付、名札配布 学生リーダー 生徒の欠席確認(14:30 出席予定で当日来なかった場 マネージャー 合は保護者に電話連絡) 15:00 110 分 中学生学習会(持ち込み教材で学習) 全員 16:50 10 分 生徒フィードバック 全員 今日の反省と成果確認 学習指導計画表の記入(生徒に渡す) マナビバ連絡帳の記入(教室⇒保護者) 17:00 60 分 個人別学習指導計画表の作成 ~ 振り返りミーティング(チーム別) 18:00 マネージャーまとめ 交通費精算、現状復帰作業 6 学生リーダー 全員 「マナビバ」の運営体制 ・ 責任者として教室マネージャー(有償 6,000 円/回)2 名を配置。 教室マネージャーは、教室内の安全管理、生徒・ボランティアの出欠管理、マッチン グ、教室運営、事前・事後ミーティングの開催、交通費精算などを行う。 ・ 指導は学生ボランティアが行なう(指導は無償、交通費は実費のみ支給) ・ 毎回、学習会の前後にミーティングを行い、準備と振返りを行なう。 NPO 法人キッズドアの指導提案内容 ・ 学習会の開催にあたり、NPO 法人キッズドアの職員(東京事業部長 早田様)の派 遣を受け、いるかネット事業担当者に、OJT にてトレーニングを行なっていただく また、随時 SNS、メール、Skype 等での相談や指導もお願いする。 ・指導日数:2014 年 9 月〜2015 年 3 月の間で 27 日程度の派遣をお願いする。 <具体的指導提案内容> ・ 学生ボランティア募集にかかる業務 大学ボランティアセンタ−訪問、募集告知作成等 ・ 学生ボランティア説明会・研修会の企画、運営、資料準備 学生ボランティア基礎研修はキッズドア用学生ボランティア研修テキストを提供 ・ 教室マネージャーの募集、面接、研修 ・ 生徒募集にかかる業務 チラシ作成、受付、登録、保護者への連絡、リマインド業務 ・ 学習会開催にかかる準備 備品、資料の準備、安全対策確認、ボランティア向けマニュアル整備 ・ 学習会開催前のボランティアミーティング、終了後の反省会の運営方法 ・ 学習会終了後の記録方法 ・ 個人情報管理方法 等 7 3 将来の希望を作る「キャリア教育&体験活動」 ① 学び始め会 活動目的 子どもたちに、27 年度の目標を立ててもらい。その中で、将来の目標を明確に 意識する中で、学習への意欲を高める。大学生・社会人ボランティアが参加する ことで、子どもたちはボランティアから、多くの話を聞き、将来に向けてよい体 験の機会を創ることを狙いにしている。 ② 日時・場所 平成 27 年 1 月 4 日 14:00~15:00 下山門団地 11 区集会所 ③ 参加者 小学生 中学生 合計 ④ 6名 9名 16 名 内容 A4 サイズの色画用紙を使用して、新年の目標となる漢字 1 文字 or 数字と、そ れを選んだ理由を書く。ボランティアと目標を共有ファイルに入れて、いつでも 目標を確認できる状況にする。 4 「九州大学伊都キャンパスツアー」大学見学 ① 活動目的 ボランティアの大学生と九州大学を見学することで、生徒たちが将来の大学への 進学をイメージし、 学習意欲並びに進学意欲を高める。 ② 日時 平成 27 年 2 月 11 日 13:00~15:00 ③ 参加者 小学生 24 名 中学生 0名 保護者 ボランティア スタッフ 合計 3名 12 名 39 名 8 5 修了式 ① 目的 平成 26 年度の終了に向け、約4ヶ月間、勉強を頑張った自分を振り返り、達成感 と自己肯定感を育む。新年度に向けての新たな学習意欲の喚起も図る。 ② 日時 平成 27 年 3 月 21 日(土)14:00~17:00 ③ 場所 下山門団地 11 区集会所 ④ 内容 クイズ、垂れ幕づくり、プレゼント贈呈(中 3 は修了証書授与) ⑤ スケジュール 13:00 MTG、飾り付け、色紙等準備 14:00 [自由学習会]アンケート(座談) 14:50 休憩 15:00 [修了式開始]司会:八島、吉田 15:10 [クイズ]司会:八島、勢喜 15:50 休憩 16:00 垂れ幕づくり 16:40 修了式、記念品贈呈 司会:鹿児島、吉田 9 事 業 成 果 ○実施体制・事業実施課程について 当初の計画通り、ボランティア・教室マネージャー・実行委員・連携団体が、互い 事業成果 に協力し、各々の役割を全うしていただいた。そのため、計画したプログラムを全て 消化することができた。 今後、事業規模を拡大する上で、課題となる登録ボランティアの増員と学習会場の 戸数増についても、上記の方々との連携は益々重要となってくる。 今年度の事業を効率的かつ効果的に運営できたのは、地域の自治会の理解を頂いて 事業を行えたことが保護者や子供たちに安心感をもたらしたのではと考えている。そ して何より、参加したマネージャー、ボランティアの資質が非常に高く子供達との信 頼関係の構築ができ、子供たちが継続的に参加したことが大きい。また、特定非営利 活動法人キッズドアのノウハウと情報の提供・指導をいただけた点も非常に大きく、 学習指導者(ボランティア)と教室運営者(教室マネージャー)を分けて、事業を遂 行するという視点は、事業実績のある団体独自のノウハウであると感心しきりである。 事業が進行していくにつれ、利用者である生徒はもとより、その保護者や学校関係 者の方々からも、多大な関心と地域への貢献を評価していただくようになり、事業の 継続を強く要請された。 ○事業の具体的な成果等について 1 下山門地域教育実行委員会 (成果と課題) 実行委員会への定期的な情報提供が功を奏したのか、次年度以降も、事業継続を望 む声が多く上がった。本事業は、地域の協力なくしては成り立たないため、今後の連 携・情報提供の方法については、より一層の工夫を凝らしていきたい。 10 2 市営下山門団地における無料学習会「マナビバ」 (成果と課題) ・ボランティアについて 登録ボランティアは 18 歳~45 歳までの方が集まった。 社会人と学生のバランスが良く、教室に落ち着きが生まれ生徒たちが落ち着いて 学習できる環境が早期に実現できた。学生ボランティアが試験や長期の休み、また は就職活動などで学生の参加人数が減った場合でも社会人のカバーで変わらない支 援ができた。 ボランティア参加者と生徒の数がほぼ同数、または、2 対 1 の状況であったため、 きめの細かい学習指導が実施できた。但し、ボランティアが個々に感じた意見など を充分に吸い上げているとはいいがたく、意見調整の機会を増やしていきたい。 寒い日も、年末年始も頑張って通ってきた生徒たちにボランティアは幾度も心を 打たれた。 「マナビバ」は生徒にとっては大切な居場所となっており、ボランティア にとっては、勉強を教えることだけではない、生徒とのかかわりの中で自己も大き く成長していく姿が見て取れた。 ボランティア打合せ風景 11 ・生徒について 家庭での学習習慣がないなどの問題から、基礎を重視した易しく判りやすい問題 集を導入し、安定して勉強に取り組む姿勢ができるまでに時間がかかった。 また教室の大きさを考慮して、中学生と小学生を同じ教室で学習させることに対 して弊害が多いと判断し、14:00-15:00 は小学生。15:00‐17:00 を中学生という形 で対応した。 生徒の変化は著しく、成功体験、褒められることで少しずつ自信をつけている様 子が如実に表れていた。テスト前に苦手強化を徹底的にやったり、単語テストを実 施したりした。年間を通してではなく、12 月から 3 月までの 4 ヵ月間という短い事 業実施期間であったため、学校の定期テストは 1 回のみだったが、頑張ったら成果 が出るという成功体験を生徒たちに持たせることが出来た。 受験生については、12 月から始まった全 20 回の学習支援では十分な対応ができ ず、受験に対して万全の態勢に挑めた、とは言い難い状況であるが、少しでも自信 を持って受験に挑めるよう引き続きサポートしていく。中学1、2年生のうちから 受験の意識をさせ、学習習慣、学習計画、自己管理を学ぶことは今後の課題である。 中学生を対象として、休憩時間にこどものロールモデルとなる大学生の高校受験 の話、勉強の仕方、学校の思い出、大学のことなど話すキャリア教育の時間を取り 入れた。その結果、生徒たちは毎日の勉強に前向きに取り組み始めたように思える。 中学生に限って言えば、定期的に通ってきた生徒は、6 名程であった。これは、第 一に、事業対象校区において、想定していた以上に少子化が進んでいたことが原因 である。第二に、土日の午後からの開催であったため、部活動に入っている生徒が 参加できないという盲点があった。 次年度からは、対象エリアを広げて、より多くの生徒を受け入れていくとともに、 開催時間帯の工夫など、細かな調整を行っていきたい。 学習会風景 小学校低学年の生徒には、場に慣れてもらうため、工作などの時間を確保するなど、学 習に対して飽きさせない工夫も随所に取り入れた。 12 3 将来の希望を作る「キャリア教育&体験活動」 学び始め会 (成果と課題) 「学び初め」を行うことで、子どもたちがいつも何を考えているか、何を大切に 考えているかが分かり、ボランティアとのコミュニケーションがスムーズになった。 目標を書いた用紙をファイルに挟むことによって、学習会の初めに目標を見て子 どものモチベーションアップにつながった。 大学生、社会人ボランティアも目標としているものを子どもたちに発表したこと で、子どもたちとの共感性が深まった。 この「学び初め」を契機に、ボランティア、子どもたち双方がお互いに考えてい ることを知ることで、学習会の雰囲気に良い影響を与えた。真剣に学習していこう という雰囲気が子供たちの中で共有された。また、子どもたちが自主的にお互いを 注意しあったり、勉強をやっていこうという姿も見えるようになった。学び始め会 は次年度以降も継続していきたいと考えている。 目標が書かれた色画用紙 4 「九州大学伊都キャンパスツアー」大学見学 (成果) ツアーに参加した子供たちが本当に笑顔で無事に帰ってもらい、事故もなく笑顔で 過ごしてもらい、生徒たちが、将来、大学へ進学をイメージするという目的は果たせ たものと考えている。 また、生徒たちからは、「九大に行きたい」「大学すごいね」という声が上がって おり、将来の大学進学における意欲の高揚に大きく寄与した。 (課題) 生徒たちにとって、マナビバにおいて学習に取り組む上で、モチベーションを上げ る効果をもたらすことが判った。そのため、マナビバ開始初期の段階でキャンパスツ アーを実施することが効果的であり、次年度においては、キャンパスツアーの実施を 早期に行いたい。 キャンパスツアー風景 13 5 修了式 (成果と課題) 生徒たちは、約4ヶ月間、勉強に頑張った自分を振返り、達成感と自己肯定感を 育むことができた。新年度に向けて、新たな学習意欲の喚起も図る場ともなった。 修了式の一つの成果として、色紙への寄せ書き、生徒たちとボランティアとの共 同作業による垂れ幕の作成などを行い、達成感を共有することができた。 垂れ幕 ○連携について (下山門校区自治協議会) 各区の会長、公民館長、民生委員会長、こども会長が実行委員に参画いただき、会場 提供のみならず、人的なパイプとなっていただくなど、自治協議会の皆様の協力なくし ては、マナビバ事業は盛り上がりを見せることはなかったものと考える。今後とも、マ ナビバ事業の応援団として、また、地域の一員としてつながりを強化していきたい。 (特定非営利活動法人キッズドア) マナビバ事業の先達として、様々なノウハウ提供・指導をいただいた。東京という遠 隔地から、何度も足を運んでいただき、丁寧な指導をいただき、今後ともマナビバ事業 を通じ、連携を強化していきたい。 (有限会社いるか) 地域に密着した介護事業を展開しており、自治会長や社会福祉協議会との顔つなぎを していただき、事業ネットワークの構築に多大なる貢献をいただいた。 ○波及効果について このマナビバ事業が、地域の社会福祉協議会、学校関係者、保護者の目に留まるよう になったことが大きく。今後の連携や事業の立ち上げの指導などを要請されることが多 くなっている。 福岡県内においては、マナビバ事業が地域貢献のモデル事業となる機運が高まってお り、行政との協働も視野に入りつつある。 14 ○新たなニーズ・事業展開について (事業展開) 本事業の取組みを広く、下山門団地住民をはじめ、同様の課題を抱える西区の団地の 方々、行政関係者、大学関係者、地域企業の方々(運営資金獲得)などに知っていただき、 同様の課題を抱える他地区での実施を促していく。 (継続) 次年度以降(平成 27 年 4 月~)は、ベネッセこども基金より運営資金の助成をいただ き、事業継続が図れることとなり、本年度の事業実施により関わることとなった生徒・ボ ランティアを始め、連携団体の方々とともにマナビバ事業を継続できることとなった。 (新たなニーズ) 生徒・ボランティア、連携団体、学校関係者及び保護者の方々より、事業の継続を要望 する声を多数いただいている。また、福岡市や福岡県、他 NPO、社会福祉法人、地域の様々 なステークホルダー等の行政の方々も、本事業モデルの展開に注目し、今後の連携・協働 及び他の地域での実施を探る動きが出ている。 成果物 ・下山門校区下山門団地における無料学習会「マナビバ」事業報告書(本書) ・ボランティアマニュアル ・マネージャーマニュアル ・保護者説明会資料 ・第 1 回下山門地域教育実行委員会資料 ・第 2 回下山門地域教育実行委員会資料 ・中学生募集チラシ ・小学生募集チラシ ・保護者説明会チラシ ・キャンパスツアーチラシ ・キャンパスツアーボランティアマニュアル ・垂れ幕 15 平成 26 年 11 月~平成 27 年 3 月実施 下山門校区下山門団地における無料学習会「マナビバ」事業報告書 福岡市西区上山門一丁目2番40号 NPO法人いるかねっと 16
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