2014年度(平成26年度) 事 業 報 告 書 自 至 2014年 4月 1日 2015年 3月 31日 公益財団法人 笹川スポーツ財団 目 Ⅰ.2014 年度を振り返って Ⅱ.事 業 報 告 次 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 スポーツシンクタンクに関する調査研究事業(公益目的事業) 〔日本財団助成事業〕 1. スポーツ振興のための研究調査 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 2. スポーツ振興のための支援 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 3. スポーツ振興機関との連携 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11 4. スポーツの歴史の検証 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16 5. スポーツアカデミーの開催 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17 6. 諸外国スポーツ政策調査 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18 7. 新規研究事業の開発 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19 8. 国際競技大会のレガシーに関する研究 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21 〔スポーツ振興くじ助成事業〕 〔基⾦事業〕 〔自主事業〕 9. スポーツ政策学生会議の開催 〔⽂部科学省受託事業〕 10. 地域における障害者のスポーツ・レクリエーション活動に関する調査研究 ・・・・・・・・ 22 11. スポーツにおけるボランティア活動活性化のための調査研究(組織・団体) ・・・・・・・・ 23 12. スポーツにおけるボランティア活動活性化のための調査研究(個人) ・・・・・・・・ 24 Ⅲ.財 団 概 要 <参考資料> ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2014 年度 笹川スポーツ研究助成採択研究一覧 2014 年度 チャレンジデー実施自治体一覧 26 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30 Ⅰ. 2014 年度を振り返って 2013 年 9 月に 2020 年オリンピック・パラリンピック競技⼤会(以下、東京オリンピック・パラリンピック)の 東京開催が決まり、2014 年度も関連する様々な動きが⾒受けられた。パラリンピック強化事業や選手派遣等、 これまで厚⽣労働省が所管していた諸事業が 4 月から⽂部科学省に移管され、障害者スポーツの主要な 施策は同省が担うこととなった。また、2015 年 2 月には東京オリンピック・パラリンピック競技⼤会組織委員会が ⼤会開催基本計画を国際オリンピック委員会、国際パラリンピック委員会に提出し、⼤会ビジョン、基本理念等 を明らかにした。スポーツ庁創設関連では、国会の超党派スポーツ議員連盟等で選手強化体制や強化費の 配分⽅法の在り⽅をめぐる議論が過熱したものの、最終的には 2015 年の秋に創設の⽅向で収束した。 こうした動きを踏まえ、当財団は今年度実施した「スポーツライフに関する調査」で、東京オリンピック・パラリンピ ックの直接観戦希望やボランティア実施希望等を調査し、結果を主要メディアにリリースするとともに、年度末に 開催したシンポジウムにて発表した。また、基⾦事業ではオリンピック・パラリンピック開催経験国を中心に 4 カ国 (アメリカ、イギリス、オーストラリア、ドイツ)のスポーツ政策、スポーツ振興関連情報を現地在住の海外研究員 から収集し発信に努めた。同じく基⾦事業として「オリンピアンのキャリアに関する実態調査」を実施し、わが国の オリンピアンのキャリアに関する基礎資料の収集を⾏った。障害者スポーツの分野では、地⽅自治体における 障害者スポーツ⾏政の実態を明らかにすることを目的として「健常者と障害者のスポーツ・レクリエーション活動 連携推進事業(地域における障害者のスポーツ・レクリエーション活動に関する調査研究)」(⽂部科学省 委託事業)を実施した。これらの活動が、東京オリンピック・パラリンピックをきっかけとしたわが国全体の⻑期的な スポーツ振興につながることを期待している。 笹川スポーツ研究助成(スポーツ振興のための支援)では 147 件の申請の中から選ばれた 34 件の研究 活動への支援を⾏い、スポーツ振興に係る多様なテーマで研究成果を得ることができた。スポーツ振興機関との 連携では、徳島県鳴門市と愛知県碧南市のスポーツ振興計画の策定支援等を通じて、自治体との更なる関係 強化に努めることができた。また、自治体のスポーツ振興情報を収集・整理するデータベース「自治体スポーツカル テ」のシステムを構築し、チャレンジデー実施自治体を中心とした情報収集機能を強化した。 2014 年度もボートレースの交付⾦による⽇本財団の助成⾦の他、⽂部科学省の受託⾦、独⽴⾏政法⼈ ⽇本スポーツ振興センターのスポーツ振興くじ助成⾦といった外部資⾦を活用し、わが国のスポーツ振興に資する 研究調査事業等を展開することができた。引き続き、スポーツ専門のシンクタンクとしての経営基盤の確⽴を図り、 スポーツ・フォー・エブリワン社会の実現に向け、取り組んで参りたい。 1 Ⅱ. 事 業 報 告 1.スポーツ振興のための研究調査(日本財団助成事業) 各種調査を実施し、わが国でこれまで未整備であった、あるいは散在していたスポーツに関する統計データを 整備・公開することで、⾏政、スポーツ団体、研究機関及び各種情報媒体の信頼を得、スポーツ専門のシンクタ ンクとしての地位の確⽴を目標とした。結果、「スポーツライフ・データ」や各種研究調査報告書の刊⾏をはじめ、 ⾏政や⼤学、各種学会からの講演依頼、⾃治体や競技団体等からの委員依頼などを受け、スポーツシンクタン クとしての当財団の存在が認知されつつあることを確認できた。 また、研究、調査の結果に基づき、わが国のスポーツ政策を改善するための政策提⾔を積極的に⾏い、 提⾔内容を国やこれに倣う地方⾃治体のスポーツ振興計画等に反映させることを目標とし、超党派スポーツ 議員連盟におけるスポーツ基本計画に関するデータ提供や、⽂部科学省スポーツ・⻘少年局の概算要求策定 に向けた助⾔、高知県スポーツ推進プロジェクトへの助⾔が求められた。 (1)研究調査 1)研究調査委員会 第 1 回(7 月 9 日) 第 2 回(3 月 24 日) 2)研究活動 ・ 総合型地域スポーツクラブに関する調査 ・ 中央競技団体現況調査 2014 ・ 企業スポーツに関する実態調査 ・ 運動・スポーツ実施率に関する実態調査 ・ 種目別にみるスポーツ実施状況に関する研究 ・ スポーツ基本計画の評価に関する研究 ・ スポーツ少年団の団員数に関する研究 ・ 障害者スポーツ施設に関する研究 ・ SSF 企業スポーツ研究会(7/23、9/9、10/14、11/11、12/9、1/13、3/10) 3)情報発信・助⾔活動等 ・公益財団法人日本テニス協会「テニス環境等調査委員会」委員就任 ・全国スポーツクラブ会議実⾏委員会「第 8 回全国スポーツクラブ会議 in 南相馬」での講演 ・公益財団法人日本レクリエーション協会「健常者と障害者のスポーツ・レクリエーション活動連携推進 事業」協⼒者会議委員就任 ・慶應義塾⼤学⼤学院健康マネジメント研究科での講義 ・北海道美幌町教育委員会「⽂部科学省委託事業スポーツを通じた地域コミュニティ活性化促進事業」出席 2 ・超党派スポーツ議員連盟 「スポーツ基本計画勉強会」出席 ・公益財団法人新潟県体育協会「新潟県総合型地域スポーツクラブ連絡協議会研修会」講師 ・高知県教育委員会「スポーツ推進プロジェクト」委員兼アドバイザー就任 ・公益財団法人日本障がい者スポーツ協会「上級障がい者スポーツ指導員養成講習会」講師 ・市⺠スポーツボランティア SV2004「スポーツボランティア・フリートークフェスタ 2014」パネラー出席 ・⼤阪体育⼤学体育学部スポーツマネジメントコース「地域スポーツ経営論」講師 ・NPO 法人ソシオ成岩スポーツクラブ「⽂部科学省委託事業 平成 26 年度地域スポーツとトップアスリー トの好循環プロジェクト」会議出席及びシンポジウム講師 ・東京都体育協会幹部研修会講師 ・岡⼭県真庭市スポーツ少年団「真庭市スポーツ少年団指導者研修会」講師 ・日本障がい者スポーツ協会「障がい者のスポーツ環境整備に関するガイドライン策定準備会議」出席 ・アスリートプランニング 「アスリートキャリア研究会」出席 ・日本肢体不⾃由教育研究会「肢体不⾃由教育」第 219 号(2015 年 2 月発⾏)原稿執筆 ・体育施設出版「SF 月刊体育施設」2015 年 3 月号(2015 年 3 月発⾏)原稿執筆 ・杏林書院「体育の科学」65 巻 4 月号(2015 年 4 月発⾏)原稿執筆 4)研究結果の掲載実績︓計 18 件 新聞・ウェブサイト︓17 件(日本経済新聞、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、NHK NEWS WEB 他) 学会発表︓1 件(日本スポーツ産業学会) 5)その他 図書、情報調査室(学遊館) 蔵書数︓6,447冊 ⽂部科学省をはじめとする体育・スポーツ、 健康関連省庁の資料(調査報告書や⽩書等)、 ⾃治体のスポーツ振興計画、学会誌等収蔵 刊⾏物(調査報告書等)の頒布 2014年度 有料頒布︓1,515部(前年1,695部) 3 (2)スポーツライフに関する調査 1)調査委員会の開催 第 1 回(4 月 8 日)、第 2 回(9 月 30 日)、第 3 回(11 月 25 日)、第 4 回(3 月 3 日) 2)調査の実施 「スポーツライフに関する調査 2014」 調査項目確定のためのプレテストの実施(4月14日〜4月23日) 「スポーツライフに関する調査 2014」 全国調査の実施(5月23日〜6月15日) 横浜国⽴⼤学海⽼原教授との共同研究及び運動・スポーツ実施レベルの算出(8月4日〜8月22日) 報告書 『スポーツライフ・データ 2014』 1,500 部(2014 年 12 月発⾏) 報告書 『スポーツライフ・データ 2014』 英語版 1,000 部(2014 年 12 月発⾏) 3)調査結果の公表 調査結果の発表・刊⾏記念セミナーの開催 (3 月 6 日) リリース配信 「好きなスポーツ選手」(9月1日) 「成人のジョギング・ランニング実施率」(2月17日) 「東京オリンピック・パラリンピックの観戦希望」、 「調査結果のポイント」(3月6日) 4)調査結果の活用実績 調査結果の記事掲載︓61 件(前年度 79 件) 新聞︓29 件(日本経済新聞、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、産経新聞 他) テレビ︓1 件(NHK インターナショナル) 雑誌︓2 件(体育の科学) web 配信︓25 件(共同通信社、時事ドットコム、YAHOO! JAPAN ニュース 他) 他︓4 件(アクティブ育児のススメ 他) ⽣データ貸出︓67 件(研究者、学⽣、シンクタンク等)(前年度 105 件) 4 (3)周知啓発 1)記者発表・セミナーの開催 『スポーツライフ・データ 2014』 記者発表 開催日︓3 月 6 日 場 所︓笹川スポーツ財団 参加者︓18 名(報道関係者) 『スポーツライフ・データ 2014』 刊⾏記念セミナー 開催日︓3 月 6 日 場 所︓ARK HILLS CLUB(港区赤坂) 参加者︓75 名 調査結果説明︓藤原直幸、⼭⽥⼤輔(笹川スポーツ財団 研究員) 委員⻑総評︓海⽼原 修 氏(横浜国⽴⼤学 教育人間科学部 教授) トークセッション︓ 松尾 哲矢 氏(⽴教⼤学 コミュニティ福祉学部 教授)「スポーツボランティアの『担い手』分析と 東京オリンピック・パラリンピックにおけるボランティア意向の現在的特徴」 海⽼原 修 氏(横浜国⽴⼤学 教育人間科学部 教授)「私の好きなスポーツ」 澤井 和彦 氏(桜美林⼤学 健康福祉学群 准教授)「運動・スポーツ実施の阻害要因」 〈コーディネーター〉 武⻑ 理栄(笹川スポーツ財団 研究員) 『SSF セミナー2014SUMMER 〜スポーツとまちづくり〜』 開催日︓8 月 28 日 場 所︓日本財団ビル(港区赤坂) 参加者︓104 名 USTREAM 配信 パネルディスカッション︓ テーマ 『子ども総参加型のスポーツプログラム』 公益財団法人日本フラッグフットボール協会 専務理事 町⽥ 光 氏 アスとれ総合型クラブ(⼭梨県甲斐市)クラブマネジャー ⼤﨑 恵介 氏 〈コーディネーター〉 藤原 直幸(笹川スポーツ財団 研究員) プログラム紹介︓ JFA こころのプロジェクト「夢の教室」 公益財団法人日本サッカー協会 今泉 貴道 氏 ○その他、共催セミナー 日本スポーツツーリズム推進機構(JSTA)第 3 回スポーツツーリズムカンファレンス(10 月 31 日) 5 2)広報活動 (1)ホームページによる情報発信 [公式ホームページ、facebook、twitter] <アクセス数> 年間︓856,577 PV (前年度 1,059,108 PV) 月間︓平均 71,381 PV (前年度 88,259 PV) 公式ホームページ <ユニークユーザー数> 年間︓189,057 人 (前年度 175,188 人) <メールニュース> 会員︓6,275 名 (前年度 6,232 名) facebook twitter 配信︓月 1 回程度 (2)事業成果の発信 ・報道関係者への周知(主要紙運動部⻑への訪問説明、プレスリリースの全国配信等) ・⽂部科学省 「平成 26 年度スポーツ担当係⻑会議」 での事業説明 ・専門誌等への広告掲載 日本発育発達学会、日本スポーツ産業学会、日本スポーツマネジメント学会、日本⽣涯スポーツ学会、日本教育新聞、 日経 MJ、スポーツ健康科学書目録、雑誌新聞総かたろぐ 2014 年版、教育医事新聞、杏林書院「体育の科学」、 時事通信社「iJAMP」、政府刊⾏物新聞、スポーツ産業新報 等 (3)政策提⾔ツールの発⾏ SPORT POLICY RESEARCH(vol.7〜10) [部 数]各 2,000 部 [配 布]超党派スポーツ議員連盟(約 270 名) 財団関係者・メディア・⼤学図書館(1,500 件) (4)その他 広報アドバイザリー会議の開催(年 2 回) 6 (4)国際会議への出席等 『TAFISA 理事会』 ※The Association For International Sport for All(国際スポーツ・フォー・オール協議会) 世界最⼤規模のスポーツ・フォー・オール推進組織。日本からは、TAFISA-JAPAN(SSF、日本体育協会、 日本レクリエーション協会、健康・体⼒づくり事業財団の 4 団体による協議会)が加盟 第 1 回 4 月 23 日〜25 日 ソウル(韓国) 第 2 回 9 月 21 日〜22 日 コペンハーゲン(デンマーク) 第 3 回 3 月 27 日〜31 日 イスタンブール(トルコ) 出席者︓⼭口 泰雄 氏(神⼾⼤学⼤学院 人間発達環境学研究科 教授、TAFISA 理事) 『ASFAA 理事会』 ※Asiania Sport for All Association(アシアニア・スポーツ・フォー・オール協会) 1991 年、ソウル(韓国)で TAFISA の地域団体として設⽴されたアジア・オセアニア地域のスポーツ・フォー・オール 推進組織 4 月 27 日〜28 日 マカオ(中国) 出席者︓⼭口 泰雄 氏(神⼾⼤学) 『ASFAA コングレス』 10 月 9 日〜12 日 バリ(インドネシア) 参加者︓約 50 名(11 カ国) メインテーマ︓ “Designing To Move for Active Tourism” 出席者︓渡邉 ⼀利(笹川スポーツ財団 松井 くるみ(笹川スポーツ財団 専務理事) 研究員) ⼭口 泰雄 氏(神⼾⼤学) (5)スポーツ白書 『スポーツ⽩書2014 〜スポーツの使命と可能性〜』 増刷(1,000部) 英語版刊⾏(1,000部) 7 2.スポーツ振興のための支援(日本財団助成事業) 笹川スポーツ研究助成 スポーツに関する人⽂・社会科学領域の研究への資⾦援助(助成)を通じて、スポーツ振興に寄与する 研究環境の充実及び研究者の交流の促進を図るとともに、研究者間のネットワークの構築により、スポーツ政策 に対する包括的な政策提⾔の土台を築くことを目標とした。結果、2014年度は147名の申請があり、34件の スポーツ政策に関する研究成果を得ることができた。事業を開始した2011年度から141名の研究者との関係を 構築することができた。 (1)目的 ・ スポーツの振興に寄与する優れた研究活動の奨励と若手研究者の人材育成 ・ 国や地方⾃治体等に対する今後のスポーツ政策に関する提案・提⾔を⾏うためのデータ蓄積 (2)募集概要 研究領域︓ 人⽂・社会科学 研究テーマ︓①スポーツ政策に関する研究 ②スポーツとまちづくりに関する研究 ③子ども・⻘少年スポーツの振興に関する研究 研究区分︓A)⼀般研究(助成⾦上限 100 万円) 社会的に⼀定の評価を得られ、わが国のスポーツ振興に 貢献することが期待される研究 B)奨励研究(助成⾦上限 50 万円) 若手研究者(39 歳以下)の活動及び育成に重点を置き、 独創的な発想に基づき、萌芽性を秘め、将来性のある研究 研究期間︓4 月 1 日〜翌年 2 月末 申請期間︓11 月 1 日〜30 日 (3)選考方法 外部有識者で構成する委員会による。 ・選考委員会 (7 月 25 日、2 月 26 日) ・選考部会 (11 月 21 日) ・調整会議 (2 月 12 日) 8 (4)2014 年度概要 区分 ⼀般 研究 研究テーマ 申請件数 採択件数 スポーツ政策に関する研究 21 件 4件 3,951,000 円 2,841,596 円 スポーツとまちづくりに関する研究 20 件 5件 4,247,200 円 3,825,353 円 子ども・⻘少年スポーツの振興に関する研究 37 件 8件 7,498,000 円 7,456,601 円 計 奨励 研究 助成⾦額(予算) 助成⾦確定額(決算) 78 件 17 件 15,696,200 円 14,123,550 円 スポーツ政策に関する研究 25 件 6件 2,849,000 円 2,808,353 円 スポーツとまちづくりに関する研究 14 件 4件 1,979,000 円 1,814,836 円 子ども・⻘少年スポーツの振興に関する研究 30 件 7件 3,238,000 円 2,934,421 円 69 件 17 件 8,066,000 円 7,557,610 円 147 件 34 件 23,762,200 円 21,681,160 円 計 合 計 (5)研究奨励会の開催 開催日︓4 月 24 日 場 所︓ANA インターコンチネンタルホテル東京(港区赤坂) 内 容︓「決定通知書授与式」 ・・・ 2014 年度の採択研究者に対する交付式 「研 究 成 果 発 表 会 」 ・・・ 2013 年度の採択研究者による研究成果発表会 「研 究 者 交 流 会 」 ・・・ 2014 年度及び過去の採択研究者等による情報交換会 参加者︓363 名(採択研究者、その他学識者、スポーツ推進団体、マスコミ関係者など) ※公益財団法人日本科学協会との共同開催 <発表内容> ◆スポーツ政策に関する研究 「⼥性のスポーツ指導者キャリアパスの検討 -コーチング効⼒感に着目して-」 町⽥ 萌 氏(順天堂⼤学 助教) ◆スポーツとまちづくりに関する研究 「地域住⺠の⾝体活動・運動実施を⽀援する ヘルス・コミュニケーション介入の効果検証 -スモールチェンジ方略を用いた検討-」 島崎 崇史 氏(早稲⽥⼤学 助手) ◆子ども・⻘少年スポーツの振興に関する研究 「運動部活動での地域人材活用におけるモデルケース比較分析」 ⻘柳 健隆 氏(早稲⽥⼤学⼤学院 博士後期課程) (6)研究結果の公表・掲載 研究成果報告書の製作・配布(500 部) 掲載等件数︓20 件(新聞 6 件、web4 件、学会 8 件、雑誌 2 件) 9 -------------------------------------------------------- 選考委員⻑ 総評(2014 年度採択研究決定時) ⼭口 泰雄 氏(神⼾⼤学⼤学院 人間発達環境学研究科 教授) -------------------------------------------------------今回で 4 回目となる 2014 年度は 147 名から申請があり、うち 39 歳 以下を対象とした奨励研究が 69 件、⼀般研究が 78 件という内容で あった。審査は 3 テーマ毎に 3 名の選考部会委員が担当し、「研究課 題の的確性」「研究計画の明瞭性」「研究方法の妥当性」「研究内容 の独創性」「研究成果の波及効果」の 5 つの観点で厳正に審査を ⾏った。選考部会の審査結果を選考委員会に諮り、奨励研究 20 件、 ⼀般研究 17 件の計 37 件の採択を決定、採択率は奨励研究 29.0%、⼀般研究 21.8%と、若手研究者の育成に⼒を入れている ことが理解いただけると思う。研究内容をみると、東日本⼤震災の被災 地に関連した研究や障害者障害児に関連した研究、健康医療に 関する研究など、わが国のスポーツを取り巻く諸問題を取り上げた研究 が数多く⾒られ、研究成果が⼤いに期待されるところである。 ---------------------------------------------------※2014 年度採択研究⼀覧(P.28〜P.29) 10 3.スポーツ振興機関との連携(日本財団助成事業) (1)⾃治体のスポーツ振興への各種⽀援 ◇ 鳴門市スポーツ推進計画策定⽀援 チャレンジデー2014実施⾃治体である徳島県鳴門市において、スポーツ政策意⾒交換会を2012年 度に3回、2014年度に1回開催し、その後スポーツ推進審議会が発足され、当財団から2名の 研究員がアドバイザーとして参画。2014年度末に「鳴門市スポーツ推進計画」を策定し、2015年度 から10年間の計画となっている。同推進計画は、「スポーツうずまくまち なると」を基本理念に、 鳴門市⺠がスポーツを通じて幸福で豊かな⽣活を営むことを目的としており、今後の鳴門市における スポーツ政策の柱として策定された。 ◇ 碧南市スポーツ推進計画策定⽀援 チ ャ レン ジデ ー 2014 実 施⾃ 治 体 で あ る 愛知県碧南市では、2014年度に「碧南 市スポーツ振興計画」が終了するため、 新たな計画の策定を目的にスポーツ推進 計画策定委員会を発足。 当財団が協⼒団体として委員会に参画し、2回のスポーツ政策意⾒交換会を踏まえ、2014年度末 に「碧南市スポーツ推進計画」を策定、2015年度から10年間の計画となっている。 「スポーツで元気 をつくる健康都市へきなん〜目指そう週⼀回スポーツ実施率60%〜」を目標に今後の碧南市に おけるスポーツ政策の柱として策定された。 (2)⾃治体データベースの運用開始 全国の⾃治体のスポーツ振興情報を収集・整理したデータベース「⾃治体スポーツカルテ」のシステムを 構築。2013年度にフレームが完了し、本年度からチャレンジデー実施⾃治体を中⼼に運用を開始。 チャレンジデー実施⾃治体のスポーツ情報(施設、団体、予算等)を主に、学校体育施設、障害者 スポーツ関連、スポーツ計画や宣⾔の有無、人口(年代別・産業別)や⾃治体のプロフィール等を 項目別にデータベース化した。情報は主にインターネットを利用して取得を⾏うが、現地への出張や関 係者との交流により得た情報も併せてデータ化することで、今後も項目や機能の追加等、内容の拡充 を図る予定 11 (3)スポーツ政策意⾒交換会 当財団の研究成果、政策提⾔等をベースにチャレンジデー実施⾃治体のスポーツ振興に携わる関係者 を対象に抱える悩みや課題を抽出し、スポーツ現場の実態把握と情報交換を⾏う意⾒交換会を実施。 ⾃治体からはチャレンジデー実⾏委員会メンバーを中⼼に、各種スポーツ関係者や学校関係者等が、 当財団からも担当者が出席し、課題の抽出と解決に向けた新たなアイデア出し等を⾏い、スポーツ現場 の実態を共有することで当該⾃治体と当財団の関係強化を図った。(将来のスポーツの政策への提案 や計画策定の基礎となることも視野に入れ実施) 1)徳島県 鳴門市(2012年度に3回開催) 開催日︓6月3日 場 所︓鳴門市なるにしキッズステーション テ ー マ︓総合型地域スポーツクラブの設⽴にあたって 出席者︓スポーツ推進委員、⾃治体関係者等 2)千葉県 ⽊更津市(2013年度に3回開催) 開催日︓6月27日 場 所︓⽊更津市⺠体育館 テ ー マ︓真⾈・請⻄スポーツクラブ設⽴について 出席者︓スポーツ推進委員、スポーツ団体、学校教育施設開放運営委員、⽼人クラブ、⾃治会、 小学⽣児童保護者、⾃治体関係者等 3)愛知県 碧南市 ※スポーツ推進計画の策定にあたり実施 開催日︓7月25日 場 所︓臨海体育館 テ ー マ︓スポーツ施設について 出席者︓碧南市スポーツ推進計画策定委員 (総合型地域スポーツクラブ、スポーツ推進委員、体育協会、小中学校体育連盟、スポーツ 少年団、⾃治体関係者等) 開催日︓8月6日 場 所︓臨海体育館 テ ー マ︓碧南市スポーツ推進計画について 出席者︓碧南市スポーツ推進計画策定委員 (総合型地域スポーツクラブ、スポーツ推進委員、体育協会、小中学校体育連盟、スポーツ 少年団、⾃治体関係者等) 4)宮城県 東松島市 開催日︓12月10日 場 所︓東松島市コミュニティセンター テ ー マ︓総合型地域スポーツクラブの設⽴に向けて 出席者︓体育協会関係者、スポーツ推進委員、⾃治体関係者等 12 (4)まちづくりセミナーの開催(SSFセミナー2014SUMMER 〜スポーツとまちづくり〜) 開催日︓8月28日 場 所︓日本財団ビル(港区赤坂) 出席者︓104名(チャレンジデー実施⾃治体関係者等) 内 容︓第⼀部 パネルディスカッション 第二部 情報交換会、 チャレンジデー2014メダル認定証授与式 (5)共同研究 コミュニティの核となり活動している総合型地域スポーツクラブに焦点をあて、 その活動についての事例集を作成。運営規模に関係なく、小規模ながらも 特⾊ある活動を⾏っているクラブを現在・過去にチャレンジデーを実施した ⾃治体から抽出し、アンケートやヒアリング、現地訪問等を実施。対象の 総合型地域スポーツクラブのクラブマネジャー及び関係者、当該⾃治体やク ラブが存在する地域の関係者等の協⼒を得て、報告書として取りまとめた。 『コミュニティの核として活動する総合型地域スポーツクラブ事例集』 300部(65頁) (6)チャレンジデー2014 [開催日]5月28日 水曜日 午前0時〜午後9時 [実施⾃治体]118⾃治体(64市43町11村) [総人口]4,458,408人 [総参加者]2,391,129人 [平均参加率]53.6% [特別協賛]日本財団 [協賛]株式会社伊藤園 [備考]日本では22回目の開催 [後援]総務省、外務省、⽂部科学省、厚⽣労働省、経済産業省、観光庁、 全国市⻑会、全国町村会、公益財団法人日本オリンピック委員会、公益財団 法人日本体育協会、公益財団法人日本障がい者スポーツ協会、日本パラリン ピック委員会、公益財団法人日本レクリエーション協会、公益財団法人健康・ 体⼒づくり事業財団、健康日本21推進全国連絡協議会、公益社団法人 全国スポーツ推進委員連合、公益社団法人日本⻘年会議所、公益財団 法人スポーツ安全協会、⼀般社団法人アスリートネットワーク、特定非営利 活動法人日本オリンピアンズ協会、⼀般社団法人日本パラリンピアンズ協会、 プロスポーツ昭和50年会、⼀般社団法人日本⼥子サッカーリーグ、公益財団 法人日本ゲートボール連合、公益財団法人ブルーシー・アンド・グリーンランド 財団、公益財団法人マリンスポーツ財団、特定非営利活動法人日本ワールド ゲームズ協会 13 ◆World Challenge Day(WCD)参加⾃治体に対する⽀援 海外の⾃治体と対戦するWCDはTAFISA[The Association For International Sport for All︓ 国際スポーツ・フォー・オール協議会]によるコーディネートで実施。 2014年度、日本からは唯⼀、福島県会津坂下町が参加。SSFではTAFISAへの参加申請書類の 提出や⾃治体情報の収集・提供、実施レポートの作成⽀援等を⾏った。 主催︓TAFISA 参加︓23カ国、41地域、3団体 総人口︓8,740,378人 総参加者︓1,367,315人 平均参加率︓15.6% 日本参加⾃治体︓1⾃治体 会津坂下町(福島県)× Kosovska Mitrovicaコソフスカ・ミトロヴィツァ(セルビア) 人口 16,598人 参加率 65.8% 人口 13,500人 参加率 41.1% ◆全国共通イベントの実施 ◎ロープ・ジャンプ・X︓703チーム(17⾃治体) ◎ロープ・ジャンプ・EX︓27チーム(4⾃治体) ◎スポーツごみ拾い︓240チーム(9⾃治体) ◎空き缶積み上げ︓110チーム(9⾃治体) ◆表彰 ◎チャレンジデー⼤賞(参加率が最も高い⾃治体) 新庄村(岡⼭県)101.8% ◎新人賞(初実施で参加率が最も高い⾃治体) 藤⾥町(秋⽥県)80.7% ◎参加率アップ賞(昨年と比較し参加率が最も上がった⾃治体) 潟上市(秋⽥県)37.9%UP ◎ベストPR賞(マスコミに取り上げられた件数が最も多かった⾃治体) 石垣市(沖縄県)32件 ◎広報アイデア賞(ユニークな広報活動を⾏った⾃治体) 雲南市(島根県)、豊岡市(兵庫県)、⼭口市(⼭口県) ◎笹川スポーツ特別賞(普及促進に貢献し、参加を積極的に推進した団体) 公益財団法人秋⽥県体育協会、神奈川県 ◎カテゴリー優秀賞(カテゴリー毎に最も高い参加率の⾃治体を表彰。全5カテゴリー) 14 ◆助成⾦の交付 人口規模別による助成⾦上限額を設定 カテゴリー 人口(2月1日付 住⺠基本台帳登録者数) 助成⾦上限額 1 4,999人以下 210,000 円 2 5,000人〜9,999人 300,000 円 3 10,000人〜29,999人 420,000 円 4 30,000人〜69,999人 490,000 円 5 70,000人〜249,999人 680,000 円 補助率 原則80% 115⾃治体に対し、総額49,434,219円の助成⾦を交付(予算︓50,000,000円) [助成対象費目]人件費、交通費、宿泊費、会場費、消耗品費、印刷費、製作費、広報費、通信運搬費、賃借料、保険料 ◆製作物 広報用ポスター(B2) カテゴリー1(13⾃治体︓各100枚) カテゴリー2(14⾃治体︓各150枚) カテゴリー3(38⾃治体︓各200枚) カテゴリー4(34⾃治体︓各250枚) カテゴリー5(19⾃治体︓各300枚) スタッフ用Tシャツ カテゴリー1〜3(65⾃治体︓各40枚) カテゴリー4〜5(53⾃治体︓各50枚) 横断幕(1m×5m) 新規実施⾃治体(22⾃治体︓各1枚) カテゴリー5(3⾃治体︓各2枚) メダル認定証 参加率に応じたメダル認定証を授与 カテゴリー ⾦メダル 銀メダル 銅メダル 1 65%以上 40%以上65%未満 40%未満 2 61%以上 35%以上61%未満 35%未満 3 55%以上 31%以上55%未満 31%未満 4 50%以上 29%以上50%未満 29%未満 5 50%以上 25%以上50%未満 25%未満 ※2014 年度実施⾃治体⼀覧(P.30〜P.31) 15 4.スポーツの歴史の検証(スポーツ振興くじ助成事業) 日本のスポーツを牽引し、輝ける足跡を残した方、世界で頂点を極めた方が健在な今、その時代のスポーツの 価値や意義を明らかにし、今後のスポーツのあるべき姿を考えることを目的として実施 【インタビュー対象者】 12 名 【インタビュアー】 ⼭本 浩 氏(元 NHK エグゼクティブアナウンサー) 【公開方法】 ホームページによる公開、報告書の製作・配布 【ホームページ閲覧数】 32,566PV(年間) 【後援】 ⽂部科学省、東京都、公益財団法人日本体育協会、公益財団法人日本オリンピック委員会、特定非営利活動法 人日本オリンピアンズ協会、公益財団法人日本プロスポーツ協会、特定非営利活動法人日本オリンピック・アカデミー 【メディア協⼒】 共同通信社 【特別協⼒】 アシックス、JTB コーポレートセールス NO 通算 対象者(敬称略) 競技 1 第 26 回 中⼭ 律子 2 第 27 回 神和住 純 テニス 3 第 28 回 ファイティング原⽥ ボクシング 4 第 29 回 星野 ⼀義 モータースポーツ 5 第 30 回 奥寺 康彦 サッカー 6 第 31 回 樋口 久子 ゴルフ 7 第 32 回 植⽊ 通彦 ボートレース 8 第 33 回 アントニオ猪⽊ プロレスリング 9 第 34 回 九重 貢(千代の富士) 相撲 10 第 35 回 荒川 静香 フィギュアスケート 11 第 36 回 伊藤 智也 ⾞いす陸上競技 12 第 37 回 王 貞治 野球 ボウリング 報告書も製作し、⼤学・公⽴図書館や スポーツ関連施設等へ寄贈 16 5.スポーツアカデミーの開催(スポーツ振興くじ助成事業) 最新版のスポーツ⽩書のトピックスをテーマに、東京 2020 オリンピック・パラリンピック及びその後の日本のスポー ツの在り方を含め、日本のスポーツの諸相について講師と参加者がともに考える機会の提供を目的として実施 【会 場】 笹川スポーツ財団、ARK HILLS CLUB、日本財団ビル 【時 間】 19︓00〜20︓00 第 1 回︓4 月 24 日(20 名) 「体⼒低下の正体」 海⽼原 修 氏(横浜国⽴⼤学 教育人間科学部 教授) 第 2 回︓5 月 30 日 (18 名) 「人づくり・まちづくりとスポーツ施設 ー広島市⺠球場を事例としてー」 仙⽥ 満 氏(株式会社環境デザイン研究所 会⻑、東京工業⼤学 名誉教授) 第 3 回︓6 月 27 日(16 名) 「スポーツ⽂化としての暴⼒」 落合 博 氏(毎日新聞社 論説委員) 第 4 回︓7 月 30 日(47 名) 「障害者スポーツの発展のために ー⾞椅子バスケットボールを例にー」 及川 晋平 氏(⾞椅子バスケットボール男子日本代表 ヘッドコーチ) ⾦子 恵美子 氏(特定非営利活動法人 J キャンプ 事務局⻑) 第 5 回︓9 月 26 日(40 名) 「東京オリンピック・パラリンピック開催と東京の未来構想」 市川 宏雄 氏(明治⼤学専門職⼤学院⻑、公共政策⼤学院ガバナンス研究科⻑ 教授) 第 6 回︓10 月 22 日(18 名) 「トップアスリートのアイデンティティ」 ⽥中ウルヴェ京 氏(株式会社ポリゴン 代表取締役) 第 7 回︓11 月 26 日(16 名) 「1964 から 2020 へ 歴史を伝える意義」 佐野 慎輔 氏(産経新聞社 特別記者兼論説委員) 第 8 回︓1 月 28 日(22 名) 「アジェンダ 2020 を読み解く」 佐野 慎輔 氏(産経新聞社 特別記者兼論説委員) 第 9 回︓3 月 20 日(16 名)[特別編] 「スポーツアカデミー2014 特別編 〜SSF 研究報告会〜」 藤原直幸、小淵和也、武⻑理栄、⼭⽥⼤輔(以上、笹川スポーツ財団 研究員) 17 6.諸外国スポーツ政策調査(基⾦事業) (1) 目的 ・ 情報発信プラットフォームとしての地位確⽴ ・ 海外の動向を常時アップデートできる環境の構築 (2) 方法 <スケジュール> 前期︓6〜9月 ・今年度中の海外研究員配置を目指す4ヵ国を選定し、事前調査を実施 ・海外研究員候補との調査項目、収集対象情報メディア等の選定を協議 後期︓10〜3月 ・海外研究員からの月次レポートの収集、Webへの随時掲載 (3) 結果 今年度の対象4カ国(アメリカ、イギリス、オーストラリア、ドイツ)において海外研究員6名と契約を 結んだ。 アメリカ 内藤拓也氏、鎌⽥真光氏、佐藤晋太郎氏 契約開始︓2014年10月1日〜 イギリス David Minton氏 契約開始︓2014年10月1日〜 オーストラリア 本間恵子氏 契約開始︓2014年11月1日〜 ドイツ 高橋範子氏 契約開始︓2014年12月1日〜 各海外研究員から1カ月に1本のペースで海外レポートもしくはメール等による当地スポーツ事情に関す る報告を受領した。また、アメリカの内藤拓也氏、イギリスのDavid Minton氏の来日の機会を捉え、 11月27日にSSF Correspondentセッションを開催した。 18 7.新規研究事業の開発(基⾦事業) 1)「総合型地域スポーツクラブに関する調査 〜拠点クラブの事業とそのありかた〜」 ⽂部科学省が2012年に策定した「スポーツ基本計画」において、「スポーツ界における好循環の創出に 向けたトップスポーツと地域におけるスポーツとの連携・協働の推進」が政策の柱のひとつに掲げられている。 トップアスリートが引退後に⾃分が育った地域で働きながら、後進の育成にあたるといった理想の姿を創出 するため、総合型地域スポーツクラブをベースに国が進めているモデル事業を検証すべく、総合型地域スポ ーツクラブの育成に⻑年携わってきた南⽊恵⼀氏と共同研究を実施した。 【調査目的】 ⽂部科学省「地域スポーツとトップスポーツの好循環推進プロジェクト」の成果と課題を整理し、今後の 地域におけるトップアスリートの活用や、小学校の体育活動⽀援に関する取り組みと総合型地域スポーツ クラブとの関わりについて検討することを目的とした。 【調査対象】 ① 47都道府県の総合型地域スポーツクラブ育成担当者(クラブアドバイザー等) ② 「地域スポーツとトップスポーツの好循環推進プロジェクト」受託クラブ(77カ所) 【調査内容】 ① 好循環プロジェクトとクラブ育成担当者との関わり ② 好循環プロジェクトの現状︓アスリートの指導の詳細、小学校体育活動⽀援の詳細 【調査時期】 2015 年 3 月 調査結果の集計及び分析等は次年度に継続する。 2)スポーツ政策情報の発信および啓発活動の質的向上 スポーツ政策形成に寄与するシンクタンクとしてのプレゼンスを向上させるためには、研究者やスポーツ振興 当事者だけでなく、スポーツ報道関係者との広範かつ強固な関係構築が不可⽋である。本事業では、 スポーツジャーナリズムの分野に⻑年の経験と実績を有する佐野慎輔氏を上席特別研究員に迎え、 当財団が実施するすべての事業に関する情報発信、啓発活動に的確な助⾔をいただいた。 【事業概要】 ① 佐野氏の執務︓原則月2回 ② 執務時の助⾔等の内容︓調査結果の効果的なリリース方法及びリリース先、スポーツジャーナリズムの キーマンとのネットワーク構築、ウェブサイトのコンテンツ作成、セミナーのテーマ、研究調査のアイデア等 19 8.国際競技大会のレガシーに関する研究(基⾦事業) 「オリンピアンのキャリアに関する実態調査」 スポーツ基本法(2011)の制定以降、社会課題の解決にスポーツを積極的に活用する取り組みが進 んでいる。なかでも、オリンピアンの活躍は上述の「地域スポーツとトップスポーツの好循環推進プロジェクト」 (⽂部科学省)における地域スポーツの現場での指導や、「オリンピックデー・フェスタ」(JOC)をはじめと する被災地⽀援を通じた社会的紐帯の役割など、多方面で実績を残してきた。⼀方で、2020 年⼤会の 開催とその後の社会に向け、オリンピアンがより貢献できる場面に備え、彼らの現状を包括的に把握する データの整備は重要な課題となる。本調査は、わが国のオリンピアンの現況を知る基礎データの収集を 図ることを目的とし、日本オリンピアンズ協会(OAJ)に登録のある 964 人(調査実施時)のうち、 473 人からアンケート調査の回答を得た。OAJ 会員の約半数ではあるものの、幼少期から現役時のスポ ーツ実施状況や引退後のキャリアまで、これまでわが国に存在しなかったデータを収集することができた。 【調査目的】 2020 年東京オリンピック・パラリンピック開催およびその後の社会において、オリンピアンがより効果的にスポ ーツ界に貢献できる環境の整備を進めるにあたり、オリンピアンの現状を包括的に把握することの重要性に 鑑み、わが国のオリンピアンのキャリアに関する基礎資料の収集を目的とした。 【調査対象】 特定非営利活動法人日本オリンピアンズ協会 登録会員 964 人 【主な調査項目】 ①基本属性 オリンピック出場回数、オリンピック出場年 ②競技経験について オリンピック出場競技の競技実績、オリンピック出場競技以外の競技経験、オリンピック競技の開始と 継続の要因 ③競技にかかる経費について 経費の管理者、競技別の年間経費、経費の収入割合 ④引退後のキャリアについて 引退の理由、現在の職業と雇用形態、現在の職業への入職経路、引退後の競技との関わり 【調査時期】 2014 年 10 月〜11 月。調査結果の集計及び分析等は次年度に継続する。 また、本研究における海外事例収集としてアスリートキャリア⽀援に関する情報共有のプラットフォームのひ とつである、International Athlete Services Forum に出席した。イギリス、カナダ、フランス、オランダ 等のアスリート教育事例を知るとともに、各国関係者とのネットワーク構築を図ることができた。 International Athlete Services Forum への出席概要 【場所】 バース⼤学(イギリス・バース) 【会期】 6 月 11 日〜12 日 【出席】 ⽥中ウルヴェ京氏(共同研究者、笹川スポーツ財団 20 理事)、吉⽥智彦(笹川スポーツ財団 研究員) 9.スポーツ政策学生会議の開催(自主事業) 日本のスポーツの現状に問題意識を持つ⼤学⽣が、⼤学・学部の枠を超え、互いのスポーツ政策を持ち寄り、 ⾃由に論議する⼤会の運営サポートと場の提供を⾏うことで、次世代研究者のネットワークの構築と人材育成を 図ることを目的として実施 Sport Policy for Japan 2014(第4回⼤会) 11 月 8 日(土)〜9 日(日) ⼀橋⼤学 国⽴キャンパス 16 ⼤学、33 チーム、158 名参加 最優秀賞 徳島⼤学 ウェルネスコース(総合科学部) 「J クラブを活用したプロシューマー創出戦略 〜学⽣ボランティア体験プログラムを通して〜」 優 秀 賞 産業能率⼤学 小野⽥哲弥ゼミ(情報マネジメント学部) 「ビーチ再⽣」 ⼀橋⼤学 岡本ゼミ B(商学部) 「明日から始められる次世代型⾃転⾞通勤」 特 別 賞 神奈川⼤学 ⼤竹ゼミチーム H(人間科学部) 「レクリエーショナル・スポーツによる⼤学改革 〜神奈川⼤学をモデルに〜」 札幌⼤学 束原ゼミ A 班(⽂化学部) 「障がい者スポーツの認知度の現状 〜北海道における障がい者スポーツ⼤会に着目して〜」 東海⼤学 萩ゼミ B(体育学部) 「登⼭を事例とした現代の健康寿命について 〜平均寿命と健康寿命の差の縮小に資する地域密着健康啓発イベントの提案〜」 ⼀橋⼤学 岡本純也ゼミナール A(商学部) 「日本をつなぐマラソンサーキット 〜地域が元気になる⾛です〜」 <審査基準> Ⅰ.研究要旨審査 (事前審査) 独創性、リアリティ(現実性・具体性)、 妥当性、明瞭性の観点から審査 Ⅱ.口頭発表 (当日審査) 資料表現、プレゼンテーション、 質疑応答の観点から審査 21 10.⽂部科学省受託事業 【事業名】 健常者と障害者のスポーツ・レクリエーション活動連携推進事業 〜地域における障害者のスポーツ・レクリエーション活動に関する調査研究〜 【目 的】 スポーツ基本法(2011 年 8 月施⾏)において、「スポーツは、障害者が⾃主的かつ積極的にスポ ーツを⾏うことができるよう、障害の種類及び程度に応じ必要な配慮をしつつ推進されなければなら ない」と障害者スポーツに関する基本理念が掲げられた。本事業では、地域における障害者のスポー ツ・レクリエーション環境の実態について把握し、健常者と障害者が⼀体となったスポーツ・レクリエーシ ョン活動を地域住⺠がさらに享受するための方策や目標設定の検討に活用することを目的とする。 【期 間】 4 月 1 日〜3 月 31 日 【委員会】 調査検討会議の開催(場所︓笹川スポーツ財団) 障害者スポーツに関わる関係団体や有識者等で構成される調査検討会議委員会 (第 1 回)6 月 11 日 (第 2 回)8 月 1 日 (第 3 回)12 月 22 日 (第 4 回)2 月 23 日 【調査内容】 1. 「地方⾃治体における障害者スポーツ⾏政の現況調査」 都道府県、政令指定都市、中核市、特例市及び特別区の173⾃治体を対象 に、障害者スポーツ担当部署、⼤会・ イベントなどの実施事業、障害者スポーツ 協会の有無、障害者スポーツ担当部局の移管・再編の予定、公共スポーツ施設 における障害者の利用促進状況等の実態を調査 2. 「全国障害者スポーツ⼤会に関する調査」 公益財団法人日本障がい者スポーツ協会が2013年に実施した「全国障害者ス ポーツ⼤会都道府県指定都市における予選会実施競技に関する調査」のデータ を二次分析し、都道府県・政令指定都市における全国障害者スポーツ⼤会の 予選会の実施状況を把握 3. 「社会福祉協議会における障害者スポーツ⽀援状況に関する調査」 全国1,742の社会福祉協議会を対象に、事業内容、障害者スポーツに関する事業の実施状況、障害福祉にかかる施設 の管理・運営状況、ボランティアセンターの有無、障害者スポーツに関する⾏政部署及び地域組織等との協⼒関係等の 実態を調査 4. 「特別⽀援学校体育連盟組織の設置状況に関する調査」 全国特別⽀援学校⻑会の評議員(47都道府県代表)を対象に、地区ブロック及び都道府県の特別⽀援学校体育 連盟組織の名称、対象とする障害種別・学部、加盟校数、主催⼤会の実施種目等の実態を調査 5. 「中央競技団体の障害者スポーツの推進状況に関する調査」 日本体育協会加盟の57の中央競技団体を対象に、障害者に対する競技の普及・強化に関わる委員会の設置有無、 指導者/審判員養成カリキュラムにおける障害者の指導法/審判法の導入状況、主催事業への障害者アスリートの参加 状況、障害者スポーツ団体との連携などの実態を調査 【成果物】 研究報告書 4,000 部(2015 年 3 月発⾏) 22 著作権者︓⽂部科学省 スポーツ・⻘少年局 スポーツ振興課 11.⽂部科学省受託事業 【事業名】 スポーツにおけるボランティア活動活性化のための調査研究 〜スポーツにおけるボランティア活動を担う組織・団体活性化のための実践研究〜 【目 的】 スポーツを通じて、全ての人々が幸福で豊かな⽣活を営む社会を実現する上でスポーツを「⽀える」 ボランティアの重要性が高まっている。地域の競技団体・クラブによる日々の指導や、⼤小様々な 規模のスポーツイベント(町の運動会から日本で開催される国際競技⼤会まで)など、あらゆるスポー ツの場面において、スポーツボランティアの存在は不可⽋である。しかしながら、我が国のスポーツボラ ンティア実施率は、近年 6%〜8%で推移しており、その活用は十分ではない。そこで、本事業は スポーツボランティア個人やスポーツボランティア団体等の詳細な実態把握を⾏うことによって、スポー ツにおけるボランティア活動の担い手(個人や組織・団体)の要件を整理し、活動の活性化のため の今後の方向性と「⽀えるスポーツ」の推進を図るための基礎資料とすることを目的とした。 【期 間】 4 月 1 日〜3 月 31 日 【委員会】 協⼒者会議の開催(場所︓笹川スポーツ財団) スポーツボランティアに関わる関係団体や有識者等で構成される協⼒者会議 (第1回)5月23日 (第2回)9月12日 (第3回)12月11日 (第4回)3月4日 【調査内容】 1. 「スポーツボランティア活動に関する組織・団体の実態調査」 地域で活動しているスポーツボランティア組織・団体及びトップスポーツチームが 活用しているボランティア組織・団体を対象とし、質問紙調査を実施した。 主な調査内容は、活動開始時期や登録者属性、登録料・年会費、講習会の 有無、活動に伴うインセンティブ(物品や⾏事の特典)、募集方法等であった。 2. 「スポーツボランティア活動に関する組織・団体の事例調査」 地域で活動しているスポーツボランティア組織・団体及びトップスポーツチームが 活用しているボランティア組織・団体を対象 とし、ヒアリング調査を実施した。 主な調査内容は、組織体制や登録者の属性、年間予算、活動内容、運営につ いての工夫や課題等であった。 3. 「トライアル事業」 地域におけるスポーツボランティア組織等を活性化する具体的な方策を検討、提案することを目的とし、試⾏的な事業の 実施を通して課題及び活性化方策の検証を⾏った。岡⼭県、広島市、仙台市においてスポーツボランティアの育成や活動 活性化⽀援などに関する事業を実施した。主な内容は、スポーツボランティアの募集・養成プログラムの設計や、活動の 課題・ニーズ調査の実施、中高⽣のボランティア参画・研修プログラムの構築等であった。 【成果物】 研究報告書 2,000 部(2015 年 3 月発⾏) 23 著作権者︓⽂部科学省 スポーツ・⻘少年局 スポーツ振興課 12.⽂部科学省受託事業 【事業名】 スポーツにおけるボランティア活動活性化のための調査研究 〜スポーツにおけるボランティア活動を実施する個人に関する調査研究〜 【目 的】 スポーツを通じて、全ての人々が幸福で豊かな⽣活を営む社会を実現する上で、スポーツを「⽀え る」ボランティアの重要性が高まっている。地域の競技団体・クラブによる日々の指導や、⼤小様々な 規模のスポーツイベント(町の運動会から日本で開催される国際競技⼤会まで)など、あらゆるスポー ツの場面において、スポーツボランティアの存在は不可⽋である。しかしながら、我が国のスポーツボラ ンティア実施率は、近年 6%〜8%で推移しており、その活用は十分ではない。そこで、本事業はス ポーツボランティア個人やスポーツボランティア団体等の詳細な実態把握を⾏うことによって、スポーツ におけるボランティア活動の担い手(個人や組織・団体)の要件を整理し、活動の活性化のための 今後の方向性と「⽀えるスポーツ」の推進を図るための基礎資料とすることを目的とした。 【期 間】 4 月 1 日〜3 月 31 日 【委員会】 協⼒者会議の開催(場所︓笹川スポーツ財団) スポーツボランティアに関わる関係団体や有識者等で構成される協⼒者会議 (第1回)5月23日 (第2回)9月12日 (第3回)12月11日 (第4回)3月4日 【調査内容】 1. 「個人のスポーツボランティア活動に関する実態調査」 笹川スポーツ財団「スポーツライフに関する調査」及び「10代のスポーツライフに 関する調査」のデータを用い、スポーツボランティア実施状況の経年比較や、 今後のスポーツボランティア実施希望状況について二次分析を⾏った。また、 全国に在住する20歳以上の男⼥を対象とし、インターネット調査を実施した。 主な調査内容は、スポーツボランティアの実施状況や地域のスポーツイベントや スポーツ⾏事でのボランタリーな活動の実施の有無、スポーツボランティア実施に おける課題、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技⼤会でのボランティア 参加意向等であった。 2. 「公認スポーツ指導者の活動状況に関する調査」 日本体育協会及び日本障がい者スポーツ協会の公認スポーツ指導者を対象とし、 質問紙調査を実施した。主な調査内容は、スポーツ指導活動の実施状況やボランティアでスポーツ指導をする際の組織・ 場所、対象者、謝⾦等の受給状況・問題点、ボランティアでのスポーツ指導に関する今後の実施意向等であった。 3. 「都道府県の競技団体・障害者スポーツ競技団体等の運営に関する調査」 都道府県の競技団体及び都道府県の障害者スポーツ競技団体等を対象とし、質問紙調査を実施した。主な調査内容 は、組織を構成する人員、主催事業の有無及び回数、今後の主催競技⼤会における運営スタッフの活用意向、団体の 運営や主催事業における人材に関する問題や課題などであった。また、⽂部科学省「総合型地域スポーツクラブに関する 実態調査」のデータを用い、クラブ所属のスポーツ指導者の雇用形態及び手当の状況や、クラブマネジャーの配置・勤務 形態及び手当の状況、事務局員の配置・勤務形態及び手当の状況について二次分析を⾏った。 24 4. 「国内⼤規模⼤会における事例調査」 ⻑崎がんばらんば国体、スポーツ祭東京2013、東京マラソンを対象とし、国内の⼤規模な⼤会におけるボランティア組織 や運営状況についてヒアリング調査を実施した。主な調査内容は、ボランティアの運営体制やボランティアの募集方法や 活動人数・研修内容・活動内容、ボランティア運営における課題、求めるボランティア人材像等であった。 5. 「海外事例調査」 ロンドンオリンピック・パラリンピック組織委員会及びグラスゴー2014コモンウェルス ゲームズ(Glasgow2014 XX Commonwealth Games)、ロンドンオリン ピック・パラリンピック(以下、ロンドン2012)のスポーツボランティア実施者を 対象とし、⼤規模国際⼤会におけるスポーツボランティア活動についてヒアリング 調査を実施した。主な調査内容は、ボランティアの運営体制や運営上の工夫、 ロンドン2012終了後のスポーツボランティアに関する取組、ロンドン2012を 通じたスポーツボランティア推進政策への影響と課題等であった。 6. 「企業のボランティア休暇制度に関する調査」 企業の休暇制度に関する⽂献調査及びスポーツに特化したボランティア休暇制 度がある、ボランティア休暇制度の利用人数が多い、社会貢献活動を奨励して いる等の特徴を持つ4企業にヒアリング調査を実施した。主な調査内容は、 休暇制度の利用状況、制度の効果・メリット、継続及び利用促進に向けた 課題や解決策等であった。 【成果物】 研究報告書 2,000 部 (2015 年 3 月発⾏) 著作権者︓⽂部科学省 スポーツ・⻘少年局 スポーツ振興課 スポーツボランティア・運営ガイドブック ースポーツイベントのボランティアを知るー 2,200 部 (2015 年 3 月発⾏) 著作権者︓⽂部科学省 スポーツ・⻘少年局 スポーツ振興課 25 Ⅲ. 財 団 概 要 名称︓ 英語表記︓ 所在地︓ 公益財団法人 笹川スポーツ財団 SASAKAWA SPORTS FOUNDATION 略称︓SSF 東京都港区赤坂一丁目 12 番 32 号 アーク森ビル イーストウィング 11 階(〒107-6011) TEL︓ 03-5545-3301 FAX︓ 03-5545-3305 E-MAIL︓ [email protected] URL︓ http://www.ssf.or.jp/ 設⽴年⽉︓ ⾏政庁︓ 財団理念︓ 定款に定める法人の 目的・事業︓ 1991 年(平成 3 年)3 ⽉ ※公益財団法人への移⾏ 2011 年 4 ⽉/公益変更認定 2013 年 4 ⽉ 内閣府 スポーツ・フォー・エブリワンの推進 この法人は、わが国のあらゆるスポーツの普及、振興、育成を図り、調査、研究、政策提⾔を⾏うことで、 国⺠の⼼⾝の健全な発達と明るく豊かな国⺠⽣活の形成に寄与することを目的とする。 この法人は、前条の目的を達成するため、次の事業を⾏う。 (1)スポーツ政策に関する調査、研究及び提⾔ (2)地域コミュニティ形成、人材育成を図るための事業に対する助成 (3)スポーツライフの充実に関する普及啓発 (4)その他この法人の目的を達成するために必要な事業 提携機関︓ アメリカ⼤統領体⼒スポーツ審議会(PCPFS) 国際ヘルスプロモーション研究所(IIHP) 加盟機関︓ 国際スポーツ・フォー・オール協議会(TAFISA) 日本スポーツ・フォー・オール協議会(TAFISA-JAPAN) 国際スポーツ・フォー・オール連盟(FISpT) 基本財産︓ 5,760,104,600 円(2015 年 3 ⽉ 31 日現在) ■組織体制図 2015 年 3 ⽉ 31 日現在における当財団の組織体制は次の通りである。 * 27 26 * スポーツ政策研究所 SSF では、研究調査グループを「スポーツ政策研究所」と位置付け、「スポーツ政策」「スポーツと まちづくり」「⼦ども・⻘少年スポーツの振興」の 3 つの重点テーマのもと、スポーツ振興の現場の 実態に基づく研究調査を⾏っています。調査や研究により収集・分析された結果は、国や ⾃治体のスポーツ政策⽴案やスポーツ振興組織の事業⽴案に活⽤されています。 SSF はスポーツ政策研究所による研究成果物や政策提⾔を官⺠問わず、多くの⽅々に採⽤・ 実践していただくことを通じて、スポーツ・フォー・エブリワンを推進しています。 ■理事/監事/評議員 2015 年 3 ⽉ 31 日現在 理事⻑ 小 野 清 ⼦ 公益財団法人笹川スポーツ財団 理事⻑(代表理事) 渡 邉 一 利 公益財団法人笹川スポーツ財団 専務理事(業務執⾏理事) ⻘ 島 健 太 スポーツジャーナリスト 荒木田裕⼦ 公益財団法人日本オリンピック委員会 理事 田 中 ウルヴェ京 株式会社ポリゴン 代表取締役 茶 野 順 ⼦ 公益財団法人笹川平和財団 常務理事 増 田 明 美 スポーツジャーナリスト ⻄ 本 克 己 株式会社東京ビー・エム・シー 代表取締役社⻑ 三 浦 雅 ⽣ 弁護士 今 海洋政策研究財団 理事⻑ 理事 監事 評議員 義 男 竹 田 恆 和 公益財団法人日本オリンピック委員会 会⻑ ⻑ 崎 宏 ⼦ ゲンキなアトリエ 取締役 前 公益財団法人日本財団 常務理事 田 晃 三 ッ谷 洋 ⼦ 株式会社スポーツ 21 エンタープライズ 代表取締役 ■理事会/評議員会/監事監査 第 14 回 理事会 2014 年 5 ⽉ 23 日 13︓30〜 笹川スポーツ財団 会議室 第 15 回 理事会 2014 年 10 ⽉ 21 日 10︓30〜 笹川スポーツ財団 会議室 第 16 回 理事会 2015 年 3 ⽉ 23 日 13︓30〜 笹川スポーツ財団 会議室 第 7 回 評議員会 2014 年 6 ⽉ 11 日 10︓30〜 笹川スポーツ財団 会議室 第 8 回 評議員会 2014 年 10 ⽉ 27 日 13︓30〜 笹川スポーツ財団 会議室 監事監査 2014 年 5 ⽉ 21 日 13︓30〜 笹川スポーツ財団 会議室 27 <参考資料> 2014 年度 笹川スポーツ研究助成採択研究一覧 ■一般研究 スポーツ政策に関する研究 都道府県 研究者 所属機関 職名 神奈川県 田中 暢子 桐蔭横浜大学 教授 神奈川県 和田 浩一 フェリス⼥学院大学 助教 山口県 渡 正 徳山大学 准教授 福岡県 香月 あすか 産業医科大学 助教 研究課題 カナダにおける連邦スポーツ政策の策定過程に関する研究 助成⾦交付額 助成⾦確定額 1,000,000 1,000,000 1,000,000 1,000,000 951,000 368,379 1,000,000 1,000,000 2020 年東京オリンピック・パラリンピック大会を⾒据えたスポーツ 政策の理念的モデルの検討 -IOC 会⻑辞任直後のピエール・ ド・クーベルタンによる教育改革の分析を通して- 1964 年パラリンピック東京大会の遺産に関する社会学 -障害者スポーツ草創期を生きた人びとのライフヒストリーから- 運動習慣はうつ病患者の社会復帰を成功させるか スポーツとまちづくりに関する研究 都道府県 研究者 北海道 石澤 伸弘 千葉県 谷津 祥一 石川県 所属機関 北海道教育大学 札幌校 職名 准教授 研究課題 地域振興策としての「スポーツ合宿地」の現状と可能性についての 実証研究 -北海道内の実施市町村に着目して- 順天堂大学 大学院生 ノルディックウォーキングによるまちづくり再考 -第 1 回ポール de 大学院 博士課程 ウォーク全国大会を開催する志木市に着目して- 田島 良輝 ⾦沢星稜大学 准教授 舩越 達也 大阪国際大学 専任講師 秋吉 遼子 東京国際大学 客員講師 助成⾦交付額 助成⾦確定額 880,000 651,704 695,000 695,000 975,000 975,000 697,200 503,649 1,000,000 1,000,000 ⾃⽴・持続経営を担保する総合型地域スポーツクラブのマーケティ ングに関する研究 -クラブ会員の商圏把握と会員満⾜度モデル の構築- スポーツの再社会化促進イベントが地域の「まちづくり」に及ぼす 大阪府 埼玉県 影響に関する実証的研究 -高校ラグビーOB大会による地域 活性化スポーツイベントとしての開催効果に着目して- 地域住⺠におけるスポーツツーリズムの効果の認知に関する研究 -持続可能なスポーツツーリズムを目指して- 子ども・⻘少年スポーツの振興に関する研究 都道府県 研究者 所属機関 職名 研究課題 助成⾦交付額 助成⾦確定額 幼少年期(3〜15 歳)の子どもの体⼒特性とライフスタイルとの 鈴木 和弘 山形大学 教授 大石 健二 日本体育大学 准教授 内田 匡輔 東海大学 准教授 山梨県 中村 和彦 山梨大学大学院 教授 滋賀県 永浜 明子 ⽴命館大学 准教授 滋賀県 大塚 光雄 ⽴命館大学 特任助教 京都府 ⻑野 真弓 京都文教大学 准教授 京都府 来田 宣幸 山形県 関連に関する横断的研究 -地域特性を活かした子どもの体⼒ 向上と望ましいライスタイルづくりへの取り組み- 1,000,000 995,601 998,000 998,000 802,000 802,000 1,000,000 1,000,000 1,000,000 963,000 700,000 700,000 998,000 998,000 1,000,000 1,000,000 震災ならびに震災復興による社会および家庭環境変化が幼児の 東京都 運動能⼒に及ぼす影響 -東日本大震災ならびに津波の被災地 である陸前高田市を対象として- 発達障害のある児童・生徒へのアダプテッド・スポーツの実践と評価 神奈川県 京都工芸繊維 大学大学院 -多様な支援を必要とする児童・生徒への体育・スポーツ活動の 実施と記録- 准教授 低線量放射線環境下にある幼少児の体⼒・運動能⼒向上の ための取組に関する縦断的研究(2) 障がいのある子どもの運動能⼒に対する保護者の評価 -運動の実施・継続促進に向けて- 中学校体育授業におけ る教材「ハイジャンハー ドル走」開発と その有効性の検討 中学生の体⼒・スポーツ活動と精神的回復⼒との関連性の検討 -中学生版精神的回復⼒尺度の開発とその応⽤- 「教育活動としての部活動」を実現するための指導プログラムの 開発 -学習指導と生徒指導の観点から- 28 <参考資料> 2014 年度 笹川スポーツ研究助成採択研究一覧 ■奨励研究 スポーツ政策に関する研究 都道府県 研究者 所属機関 職名 東京都 坂本 拓弥 明星大学 助教 東京都 北 徹朗 武蔵野美術大学 准教授 東京都 清水 聖志人 日本レスリング協会 東京都 ⼩林 裕央 東京大学大学院 博士研究員 神奈川県 石井 ⼗郎 神奈川大学 教務補助員 兵庫県 佐々木 ⾥菜 神⼾大学大学院 兵庫県 先森 仁 神⼾大学大学院 福岡県 萩原 悟一 日本経済大学 研究課題 助成⾦交付額 身体という視点から「体罰」問題にアプローチする可能性 成人⼥性における運動・スポーツの開始・継続・再開の要因に 関する基礎的研究 プロジェクト 大学生トップアスリートにおけるキャリア形成プログラム開発へ マネジャ 向けた縦断的検討 障害者のサクセスフルエイジングに対するスポーツの可能性に 関する実態調査 スポーツ推進計画の地域特性を高めたネットワーク・ガバナンスと 施策決定の合理性 大学院生 日本とニュージーランドの子どもスポーツ政策とその政策評価に 修士課程 関する国際比較研究 大学院生 歩⾏を目的としたツアーが人工関節置換術後の患者の運動 修士課程 ステージに及ぼす影響に関する研究 専任講師 スポーツチームにおけるソーシャルサポートと心身の健康に関する 日米比較 助成⾦確定額 460,000 460,000 499,000 497,775 497,000 471,161 496,000 495,000 500,000 辞退 (研究中止) 495,000 辞退 (研究中止) 399,000 385,417 499,000 499,000 スポーツとまちづくりに関する研究 都道府県 研究者 所属機関 職名 研究課題 助成⾦交付額 大学院生 ⾸都圏外縁農山村地域におけるスポーツ合宿地域の成⽴ 博士課程 システム 慶應義塾大学 大学院生 スポーツミュージアムの運営マネジメントに関する研究 大学院 博士課程 -コミュニティの拠点としてのミュージアム運営- 専任講師 茨城県 渡邊 瑛季 筑波大学大学院 神奈川県 岩月 基洋 兵庫県 山口 志郎 流通科学大学 兵庫県 肥後 梨恵子 神⼾大学大学院 大学院生 博士課程 市⺠マラソンのイベント効果が地域住⺠のイベントサポートに 及ぼす影響 -プリ・ポスト調査を⽤いた比較分析- 助成⾦確定額 500,000 500,000 500,000 335,836 500,000 500,000 479,000 479,000 都市部の公園を活⽤した高齢者の運動グループがコミュニティを 形成するプロセスに関する研究 -公園を活⽤した健康づくり 活動(公園体操)の構成と二次的な活動に着目して- 子ども・⻘少年スポーツの振興に関する研究 都道府県 研究者 所属機関 職名 北海道 ⻘木 康太朗 北翔大学 准教授 東京都 遠藤 伸太郎 中央大学 教育技術員 東京都 千葉 洋平 国士舘大学 助手 東京都 川田 裕次郎 東京未来大学 講師 兵庫県 高松 祥平 神⼾大学大学院 兵庫県 島本 好平 兵庫県 萩原 大河 神⼾大学大学院 広島県 渡辺 泰弘 広島経済大学 兵庫教育大学 大学院 研究課題 助成⾦交付額 ⾃然体験活動指導者の安全管理能⼒向上に関する基礎的 研究 アスリートの競技⼒向上および人としての成⻑を促すポジティブ 心理学からのアプローチ -謙虚な思考に注目して- 中学生の well-being とスポーツ実施の関連 -特にソーシャル キャピタルや保護者の意識との相互関連性を視点として- 児童の運動参加を促進するための相対的年齢効果に関する 研究 大学院生 高校野球における監督のコンピ テンシーが選手の動機づけに 修士課程 及ぼす影響 助教 大学柔道実践者におけるライフスキルと競技成績との関連 大学院生 リズムダンスにおける児童の動機づけの研究 修士課程 -⾃走型スクリーンを⽤いて- 助教 -保護者の消費動向と意識に着目して- 合 計(円) 29 497,000 483,781 332,000 299,612 489,000 432,557 500,000 346,087 500,000 494,194 420,000 378,190 400,000 子どものスポーツ習慣形成に関する研究 助成⾦確定額 辞退 (研究中止) 500,000 500,000 23,762,200 21,681,160 <参考資料> 2014 年度 チャレンジデー実施自治体一覧 NO 助成⾦交付額 助成⾦確定額 1 都道府県 北海道 愛別町 自治体名 愛別町チャレンジデー実⾏委員会 団体名 210,000 210,000 2 北海道 芦別市 芦別市チャレンジデー実⾏委員会 420,000 420,000 3 北海道 標津町 標津町チャレンジデー実⾏委員会 300,000 300,000 4 北海道 新得町 新得町チャレンジデー実⾏委員会 300,000 300,000 5 北海道 鷹栖町 鷹栖町チャレンジデー実⾏委員会 300,000 292,349 6 北海道 洞爺湖町 洞爺湖町チャレンジデー実⾏委員会 300,000 300,000 7 北海道 苫前町 苫前町チャレンジデー実⾏委員会 201,000 201,000 8 北海道 名寄市 名寄市チャレンジデー実⾏委員会 420,000 420,000 9 北海道 東神楽町 東神楽町チャレンジデー実⾏委員会 420,000 420,000 10 北海道 深川市 深川市チャレンジデー実⾏委員会 420,000 420,000 11 北海道 富良野市 富良野市チャレンジデー実⾏委員会 420,000 420,000 12 北海道 本別町 本別町チャレンジデー実⾏委員会 300,000 300,000 13 北海道 幕別町 幕別町チャレンジデー実⾏委員会 420,000 420,000 14 北海道 芽室町 芽室町チャレンジデー実⾏委員会 420,000 420,000 15 ⻘森県 新郷村 新郷村チャレンジデー実⾏委員会 210,000 210,000 16 ⻘森県 田子町 田子町チャレンジデー実⾏委員会 300,000 300,000 17 ⻘森県 藤崎町 藤崎町チャレンジデー実⾏委員会 420,000 420,000 18 岩手県 奥州市 奥州市チャレンジデー実⾏委員会 680,000 680,000 19 岩手県 大槌町 大槌町チャレンジデー実⾏委員会 420,000 420,000 20 岩手県 軽米町 軽米町チャレンジデー実⾏委員会 420,000 420,000 21 岩手県 葛巻町 葛巻町チャレンジデー実⾏委員会 300,000 300,000 22 岩手県 陸前⾼田市 陸前⾼田市チャレンジデー実⾏委員会 420,000 420,000 23 宮城県 七ヶ浜町 七ヶ浜町チャレンジデー実⾏委員会 420,000 420,000 24 宮城県 東松島市 チャレンジデー東松島市実⾏委員会 490,000 490,000 25 秋田県 井川町 井川町チャレンジデー実⾏委員会 300,000 300,000 26 秋田県 羽後町 羽後町チャレンジデー実⾏委員会 420,000 420,000 27 秋田県 大館市 大館市チャレンジデー実⾏委員会 680,000 680,000 28 秋田県 男⿅市 男⿅市チャレンジデー実⾏委員会 490,000 490,000 29 秋田県 潟上市 潟上市チャレンジデー実⾏委員会 490,000 490,000 30 秋田県 ⿅角市 ⿅角市チャレンジデー実⾏委員会 490,000 490,000 31 秋田県 上小阿仁村 上小阿仁村チャレンジデー実⾏委員会 210,000 210,000 32 秋田県 北秋田市 北秋田市チャレンジデー実⾏委員会 490,000 490,000 33 秋田県 小坂町 小坂町チャレンジデー実⾏委員会 34 秋田県 五城目町 35 秋田県 36 秋田県 37 68,000 68,000 五城目町チャレンジデー実⾏委員会 420,000 420,000 仙北市 仙北市チャレンジデー実⾏委員会 420,000 420,000 大仙市 大仙市チャレンジデー実⾏委員会 680,000 680,000 秋田県 にかほ市 にかほ市チャレンジデー実⾏委員会 400,000 400,000 38 秋田県 能代市 能代市チャレンジデー実⾏委員会 490,000 490,000 39 秋田県 ⼋郎潟町 2014 チャレンジデー⼋郎潟町実⾏委員会 300,000 300,000 40 秋田県 ⼋峰町 チャレンジデー2014⼋峰町実⾏委員会 300,000 300,000 41 秋田県 東成瀬村 東成瀬村チャレンジデー実⾏委員会 210,000 210,000 42 秋田県 藤⾥町 藤⾥町チャレンジデー実⾏委員会 210,000 210,000 43 秋田県 美郷町 美郷町チャレンジデー実⾏委員会 420,000 420,000 44 秋田県 三種町 チャレンジデー三種町実⾏委員会 420,000 420,000 45 秋田県 湯沢市 湯沢市チャレンジデー実⾏委員会 490,000 490,000 46 秋田県 由利本荘市 由利本荘市チャレンジデー実⾏委員会 680,000 680,000 47 秋田県 横手市 横手市チャレンジデー実⾏委員会 680,000 680,000 48 山形県 鶴岡市 鶴岡市チャレンジデー実⾏委員会 680,000 680,000 49 福島県 会津坂下町 会津坂下町チャレンジデー実⾏委員会 420,000 420,000 50 福島県 伊達市 伊達市チャレンジデー実⾏委員会 490,000 490,000 51 茨城県 ⾏⽅市 ⾏⽅市チャレンジデー実⾏委員会 490,000 490,000 52 茨城県 常陸太田市 常陸太田市チャレンジデー実⾏委員会 490,000 490,000 53 栃木県 上三川町 上三川町チャレンジデー実⾏委員会 364,000 350,457 54 栃木県 芳賀町 芳賀町チャレンジデー実⾏委員会 420,000 420,000 55 埼玉県 小⿅野町 小⿅野町チャレンジデー実⾏委員会 420,000 420,000 56 埼玉県 秩父市 秩父市チャレンジデー実⾏委員会 490,000 490,000 57 千葉県 木更津市 木更津市チャレンジデー実⾏委員会 680,000 680,000 58 東京都 昭島市 昭島市チャレンジデー実⾏委員会 680,000 634,352 59 東京都 60 神奈川県 小⾦井市 伊勢原市 チャレンジデー小⾦井市実⾏委員会 0 0 伊勢原市チャレンジデー実⾏委員会 680,000 680,000 30 <参考資料> 2014 年度 チャレンジデー実施自治体一覧 NO 都道府県 自治体名 助成⾦交付額 助成⾦確定額 61 神奈川県 開成町 開成町チャレンジデー実⾏委員会 団体名 420,000 420,000 62 神奈川県 逗子市 逗子市チャレンジデー実⾏委員会 490,000 490,000 63 神奈川県 箱根町 箱根町チャレンジデー実⾏委員会 420,000 420,000 64 神奈川県 松田町 松田町チャレンジデー実⾏委員会 420,000 420,000 65 神奈川県 三浦市 三浦市チャレンジデー実⾏委員会 490,000 367,579 66 神奈川県 湯河原町 湯河原町チャレンジデー実⾏委員会 420,000 420,000 67 富山県 魚津市 魚津市チャレンジデー実⾏委員会 400,000 400,000 68 富山県 南砺市 南砺市チャレンジデー実⾏委員会 490,000 490,000 69 山梨県 甲斐市 甲斐市チャレンジデー実⾏委員会 680,000 680,000 70 山梨県 南部町 南部町チャレンジデー実⾏委員会 300,000 300,000 71 ⻑野県 喬木村 喬木村チャレンジデー実⾏委員会 300,000 300,000 72 ⻑野県 東御市 チャレンジデー東御市実⾏委員会 490,000 490,000 73 ⻑野県 南相木村 南相木村チャレンジデー実⾏委員会 210,000 210,000 74 岐阜県 羽島市 羽島市チャレンジデー実⾏委員会 490,000 490,000 75 岐阜県 山県市 山県市チャレンジデー実⾏委員会 420,000 420,000 76 愛知県 扶桑町 扶桑町チャレンジデー実⾏委員会 490,000 490,000 77 愛知県 碧南市 碧南市チャレンジデー実⾏委員会 680,000 680,000 78 大阪府 柏原市 柏原市チャレンジデー実⾏委員会 680,000 680,000 79 兵庫県 神河町 神河町チャレンジデー実⾏委員会 420,000 420,000 80 兵庫県 豊岡市 豊岡市チャレンジデー実⾏委員会 560,000 560,000 81 兵庫県 養父市 養父市チャレンジデー実⾏委員会 207,000 207,000 82 和歌山県 上富田町 上富田町チャレンジデー実⾏委員会 420,000 420,000 83 島根県 海士町 海士町チャレンジデー実⾏委員会 210,000 210,000 84 島根県 雲南市 雲南市チャレンジデー実⾏委員会 490,000 490,000 85 岡山県 赤磐市 赤磐市チャレンジデー実⾏委員会 490,000 490,000 86 岡山県 新庄村 新庄村チャレンジデー実⾏委員会 210,000 210,000 87 岡山県 備前市 備前市チャレンジデー実⾏委員会 490,000 490,000 88 広島県 北広島町 北広島町チャレンジデー実⾏委員会 420,000 420,000 89 広島県 竹原市 竹原市チャレンジデー実⾏委員会 420,000 420,000 90 広島県 三次市 三次市チャレンジデー実⾏委員会 490,000 490,000 91 山口県 山口市 山口市チャレンジデー実⾏委員会 680,000 680,000 92 徳島県 阿波市 阿波市チャレンジデー実⾏委員会 490,000 490,000 93 徳島県 鳴門市 鳴門市チャレンジデー実⾏委員会 490,000 490,000 94 徳島県 三好市 三好市チャレンジデー実⾏委員会 420,000 420,000 95 香川県 多度津町 チャレンジデー多度津町実⾏委員会 420,000 420,000 96 香川県 丸⻲市 チャレンジデー丸⻲市実⾏委員会 680,000 680,000 97 ⾼知県 宿毛市 宿毛市チャレンジデー実⾏委員会 420,000 420,000 98 福岡県 大牟田市 大牟田市チャレンジデー実⾏委員会 680,000 680,000 99 福岡県 みやこ町 みやこ町チャレンジデー実⾏委員会 420,000 420,000 100 佐賀県 神埼市 神埼市チャレンジデー実⾏委員会 490,000 490,000 101 ⻑崎県 大村市 大村市チャレンジデー実⾏委員会 680,000 680,000 102 熊本県 あさぎり町 あさぎり町チャレンジデー実⾏委員会 420,000 371,146 103 熊本県 山江村 山江村チャレンジデー実⾏委員会 175,000 12,336 104 大分県 宇佐市 宇佐市チャレンジデー実⾏委員会 490,000 490,000 105 大分県 豊後大野市 豊後大野市チャレンジデー実⾏委員会 490,000 490,000 106 大分県 豊後⾼田市 豊後⾼田市チャレンジデー実⾏委員会 420,000 420,000 107 宮崎県 諸塚村 諸塚村チャレンジデー実⾏委員会 210,000 210,000 108 ⿅児島県 阿久根市 阿久根市チャレンジデー実⾏委員会 109 ⿅児島県 奄美市 110 ⿅児島県 111 ⿅児島県 112 0 0 奄美市チャレンジデー実⾏委員会 490,000 490,000 指宿市 指宿市チャレンジデー実⾏委員会 480,000 480,000 霧島市 霧島市チャレンジデ―実⾏委員会 0 0 ⿅児島県 南さつま市 チャレンジデーin 南さつま実⾏委員会 490,000 490,000 113 ⿅児島県 和泊町 和泊町チャレンジデー実⾏委員会 300,000 300,000 114 沖縄県 石垣市 石垣市チャレンジデー実⾏委員会 490,000 490,000 115 沖縄県 大宜味村 大宜味村チャレンジデー実⾏委員会 210,000 210,000 116 沖縄県 南城市 南城市チャレンジデー実⾏委員会 490,000 490,000 117 沖縄県 東村 東村チャレンジデー実⾏委員会 210,000 210,000 118 沖縄県 読谷村 読谷村チャレンジデー実⾏委員会 490,000 490,000 49,835,000 49,434,219 合 計(円) 31 2014年度事業報告書は、前記のとおり相違ありません。 2015年5月21日 公益財団法人 笹川スポーツ財団 理 事 長 小 野 清 子 2014年度事業報告書を監査した結果、適正かつ妥当であることを認めます。 2015年5月21日 監 事 西 本 克 己 監 事 三 浦 雅 生
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