ポイントデコーダの組み立て方

ポイントデコーダの組み立て方
概要
スマイルデコーダにポイント用スケッチを書き込むとポイントデコーダ
になります。今回は KATO の N ゲージ用ポイント【20-202 電動ポイン
裏フタを開けます
ト 6 番(左)EP718-15L】にスマイルデコーダを組み込みます。
部品表
部品番号
部品名
仕様
数量
PB1
スマイルデコーダ
1
D1
青 LED
超高輝度 3mm 青色 LED OSB56A3131
1
D2
橙 LED
超高輝度 3mm オレンジ色 LED
OS50AA3131A
1
R1
金属皮膜抵抗
カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗)1/4W
2kΩ
1
D1,D2
高速スインッチング用 汎用小信号高速スイッチング・ダイオー 2
ダイオード
ド 1N4148 100V200mA
リレーのワイヤは残しておきます。
2.転轍表示 LED を付けたい人は、レールに穴を開けます。
穴径を調整しながら LED を取り付けます。(直進青:分岐橙)
熱収縮チューブ
絶縁テープ
電線(AWG30 くらい)
ポイントの加工
1.裏のネジ2箇所を外して、ポイント制御用配線を外します。
3.LED の取り付け
LED はアノード(足が長い方を内側にします)
アノード
1
ニッパで突起物を切り取り
4.配線の穴あけ加工
LED やスマイルデコーダへの配線を通す配線ルートを作ります。
(上下2箇所をピンバイスを使って開けました)
こんな感じにスマイルデコーダを取り付けます
ココ
5.配線と部品実装
ココ
4.突起物を削除
ニッパで切り落としてから、ヤスリで平らにします。
2
実装図と布線表をみながら配線と部品を実装していきます。
LED 周りがむき出しですが、気になる方は絶縁チューブ等で絶縁処理
をします。(ポイントデコーダは絶縁チューブで被せてください)
5 青線(AWG30)
D 端子
ダイオード:D1-K
6 赤線(AWG30)
C 端子
SmileDecoder CN1-1
7 黒線(AWG30)
D 端子
SmileDecoder CN1-2
8 黄線(AWG30)
G 端子
SmileDecoder CN2-1
9 白線(AWG30)
F 端子
SmileDecoder CN2-2
10 LED1,LED2
発光ダイオード:LED1-A
発光ダイオード:LED2-A
11 LED1
発光ダイオード:LED1-K
ダイオード:D1-A
12 LED2
発光ダイオード:LED2-K
ダイオード:D2-A
13 R1
抵抗;R1-2
発光台コード;LED1-A,LED2-A
注意事項
・E 端子はハンダが付きにくいですが、ネジ頭にハンダ付けします。
・A 端子はリレー可動部と干渉しないように線を下側に出します。
・F 端子、G 端子のコイルの配線を入れ違えると直進・分岐が入れ替
わってしまいます。
・スマイルデコーダが厚い為、ポイントから数ミリはみ出します。
(ポイントが2〜3 mm 浮き上がります w)
デコーダ周りの拡大
7.配線チェック
6.布線表
LED、ダイオードの極性、抵抗値、配線の接続先、ハンダ付け状態を
番号
3
線材・部品
自
至
1 黒線(AWG30)
A 端子
D 端子
2 赤線(AWG30)
B 端子
C 端子
3 緑線(AWG30)
E 端子
抵抗:R1-1
4 黄線(AWG30)
C 端子
ダイオード:D2-K
しっかり確認します。
レールの左右にテスターを当てて、ショートしていない事を確認します。
(A 端子、B 端子の配線を間違えるとショートになります)
8.動作確認
アルモニタで動きを確認する。
DCC 電源を繋いで ON にします。
ポイントの直進/分岐の状態によって、LED が点灯します。
手動で直進/分岐を操作し、点灯する事を確認します。
LED の明るさが気になるようでしたら、抵抗値を調整します。
点灯条件が直進/分岐の状態が逆の場合は、布線表の番号 4 と5が入れ
シリアルモニタケーブル
替わっています。
9.ポイントデコーダの書き込み
番号
線材・部品
自
至
組み立てる前にやった方が楽です w
1 黒線(AWG30)
スマイルデコーダ GND 端子
FDTI 1,2 番
http://desktopstation.net/wiki/doku.php/ds_smile_decoder_dsdecr3 か
ら、ポイント用スケッチをダウンロードして書き込みます。
2 黄線(AWG30)
ATMEGA328 31PIN
(線材を付けるのが難しい)
FDTI 5 番
12.問い合わせ先
Desktop Station(http://desktopstation.net/) マニュアル作成 DCC 館
10.CV 値の書き込み
初期のアドレスは不定なので、使いたいポイントアドレスに設定します。
KATO の DCS50K で書き込む場合は、ポイントをプログラム線路に接
続して CV1 を書き換えます。
11.おかしいなとおもったら
動かない→配線や部品の取り付け状態をよく確認する。
よくわからない→FDTI のデバックポートを取り付けて Arduino のシリ
4