水土里ネット長崎だより(第681号)

平成27年8月 20日
第681号
「平成 27年度 長崎県農業農村整備事業推進大会」
(平成 27 年7月15日 諫早文化会館にて)
~目 次~
長崎県農業農村整備事業推進大会 …………………………………………………… 2~3
平成27年度 農業農村整備事業に対する要請活動 長崎県知事、自民党県連へ政策提案 4
平成27年度 本県の農業農村整備事業に関する国への要請活動 …………………… 5
「農業農村整備の集い」開催 ……………………………………………………………… 6
農林水産省、県選出国会議員へ政策提案・要請活動 …………………………………… 6
九州農政局、農林水産省へ政策提案・要請活動 …………………………………… 7~8
第199回理事会、平成27年度 第1回監事会 ……………………………………… 8
平成27年度 土地改良事業団体連合会九州協議会臨時事務責任者会議 …………… 9
平成27年度 九州協議会・九州農業農村整備事業推進協議会合同会議 …………… 9
平成27年度 九州協議会合同農業農村整備研修会 …………………………………… 9
平成27年度 長崎県多面的機能支払取組拡大大会 ………………………………… 10
土地改良事業団体連合会九州協議会 全土連との意見交換会 ……………………… 11
長崎県管理円滑化事業推進委員会、長崎県換地等強化事業推進委員会 …………… 11
春の叙勲「旭日単光章」受賞おめでとうございます ………………………………… 12
尾上地域資源保全活動組織 農村環境保全活動 ……………………………………… 12
平成27年度 補助版標準積算システムVer.3長崎県版支援研修会 ………… 12
見岳土地改良区設立総会、本会会員新規加入について ……………………………… 13
平成27年度 長崎県耕地関係機関対抗ソフトボール大会 ………………………… 13
進藤かねひこ氏組織内候補として決意表明 …………………………………………… 14
新たな食料・農業・農村基本計画について …………………………………………… 15
会議と行事、第38回全国土地改良大会青森大会について ………………………… 16
会員土地改良区の皆様にお願い ………………………………………………………… 16
長崎県農業農村整備事業推進大会
地元より農業基盤整備事業費の追加を要望
7月15日(木)、長崎県農業農村整備事業推進協議会と長
崎県土地改良事業団体連合会は、国の平成27年度農業農村
整備事業予算の追加措置と平成 28 年度当初予算の増額、本
県の農業生産力向上を目指すため、今後の本県農業農村整備
事業の更なる推進を図ることを目的に、4 回目となる「長崎県
農業農村整備事業推進大会」を諫早市に於いて開催しまし
た。当日は、長崎県知事、県議会議長、九州農政局長、県選出
国会議員、県議会議員を来賓に迎え、市町、土地改良区など約
750名が参加しました。
主催者挨拶で、宮本明雄会長(諫早市長)は「国の本年度の
農業農村整備予算は、前年度の90%にとどまっており、その影響を受けた本県の農業農村整備予算も必要
額の60%程度しか確保出来ていない状況である。
このため、事業実施地区の完了の遅延が懸念されることか
ら、本協議会等では、県、国に対してこうした事態を回避すべく、本年度の追加予算の措置と平成 28 年度当
初予算の増額等の要請を行っていく。」
と支援・協力を求めました。
来賓の中村法道知事は「持続的な農業を展開し、競争力のある力強い農業経営を確立していくためには、
農地の基盤整備が何よりも重要であると考えている。県としても、平成 28年度以降の必要な予算の確保につ
いて、強く国へ働きかけるとともに、農業所得の向上、農村地域の持続的な発展に向け、農地の基盤整備を積
極的に推進してまいりたい。」
と挨拶されました。
また、井上明九州農政局長は、挨拶の中で「担い手への農地の集約化を推進するための農地の大区画化・
汎用化、畑地かんがいなどの整備を確実に実施するためには、地域に密着されている皆様方の取組や役割が
極めて重要である。農水省としても必要な予算を確保し、事業の推進に努めていきたい。」
と述べられました。
このほか、県議会議長、国会議員の皆様にもそれぞれ力強いメッセージを頂きました。
この後、事業実施中の改良区を代表して、6名の理事長から現状報告が行われました。要望額の3割の予
算では、
「いつ完了するか解らない」、
「組合員や担い手の意欲が折れる」など地元の不満や不安を訴えられ、
農業農村整備予算の増額を要望されました。
最後に、道原悟:飯盛土地改良区理事長より、現下の農業農村を巡る厳しい状況を打開し、食を支える農
業・農村の振興のため、4項目の確実な実現を訴える大会決議が提案され、満場の拍手で採択し、参加者全
員による力強い「がんばろう三唱」で大会は盛会裏に閉会しました。
推進協議会会長挨拶
(宮本明雄:諫早市長)
来賓挨拶
県議会議長来賓挨拶
来賓挨拶
(中村法道:長崎県知事) (前田哲也:農水経済委員長) (井上明:九州農政局長)
2
基調講演(農政局:登り設計課長)
現状報告(事業実施中の土地改良区理事長)
お礼の言葉
(宮本正則:土地改良連合会会長)
道原悟:飯盛土地改良区理事長の
音頭による「頑張ろう三唱」
大 会 決 議
農業・農村は、安全で安心な食料を安定的に供給するとともに、豊かな自然環境や美しい景観の保全・形成等の
多面的機能の発揮を通じて、重要な役割を果たしてきた。
しかし、食料自給率は四割程度であり、農業就業者の高齢化、担い手の不足や過疎化に加え、耕作放棄地の増大
や鳥獣被害、農産物価格の低迷、水利施設の老朽化の進行により、農業農村の健全な維持発展はもとより、国民に
対する食料の安定供給が危ぶまれている。
長崎県では、多くの離島、半島、中山間地域を抱え平坦地が乏しいこともあり、九州各県の農地整備率と比べ遅れ
ているのが現状である。
このような厳しい条件の中で、農業者はじめ関係者の創意工夫と努力により、地域の特性を
生かした多様な農業が展開されている。
食料供給力の強化のためには、規模拡大と農地集積を図ることが極めて重要であり、農業所得の向上と農業生産
性の向上を図るためには、農地の基盤整備が不可欠である。
一方、補正予算を含めた国の平成27年度の農業農村整備予算は、前年度予算の約90%であり、平成21年度
当初予算の約66%と依然として回復していない。
このような現下の農業農村を巡る厳しい現況を打開し、国土強靭化、競争力強化につながる農業農村整備事業
を通じて、食を支える農業・農村の振興のため、下記事項が確実に実現されるよう本大会の名において決議する。
記
一、事業効果早期発現のために必要な平成27年度農業基盤整備事業費の追加
一、計画的な基盤整備を行うために必要な農業農村整備事業当初予算の増額
一、公益性の高い農業用水利施設の整備・更新等における地元負担金の廃止
一、土地改良区の健全な運営のための公的助成制度の創設
3
平成27年7月15日 長崎県農業農村整備事業推進大会
平成27年度農業農村整備事業に対する要請活動
長崎県知事、
自民党県連へ政策提案
長崎県農業農村整備事業推進協議会(会長:宮本明雄諫早市長)及び長崎県土地改良事業団体連
合会並びに地域農業農村整備事業推進協議会は、総勢26名で、4月30日(木)に知事へ政策提案・
要請を行いました。
濵本副知事からは、「離島、中山間地域が多い本県では、これまでも農業をしっかりと振興して
いくことが基本であり、農業で生活できるようにするためには基盤整備が不可欠だという姿勢で
臨んできた。国の予算が削減されてからは、今まで補正予算をしっかり確保することで事業費を
確保してきた。しかし、今年度は要求の6割しか確保できていない。計画的に事業を進めていくた
めには、当初予算でしっかりと事業費を確保していくことが大事である。そういった面についても、
皆さんと力を合わせて、国に対しても引き続き要望していく。」との力強い回答を頂きました。
また、自民党長崎県連へも政策提案・要請を行いました。宮本会長の要請の後、事業実施中の
改良区からは、要望額の約3割の予算しかついていない状況下における地元の窮状が訴えられ、
平成27年度農業農村整備事業予算の追加措置、平成28年度国の農業農村整備事業当初予算の
確実な確保について要望を行いました。
【 要 請 内 容 】
1.国の平成27年度農業農村整備事業追加予算の確保
2.県の農業農村基盤整備事業予算の必要額の確保
濵本磨毅穂:長崎県副知事へ要請
現状報告(事業実施中の土地改良区)
自由民主党長崎県連へ要請
自由民主党長崎県連へ要請
4
平成27年度 本県の農業農村整備事業に関する国への要請活動
農林水産省、県選出国会議員、二階全土連会長へ政策提案
長崎県農業農村整備事業推進協議会(会長:宮本諫早市長)及び長崎県土地改良事業団体連合会・
関係土地改良区・長崎県(加藤農林部長、農村整備課)の総勢13名は、本県選出の加藤寛治衆
議院議員とともに、5月18日(月)に農林水産省幹部へ政策提案・要請を行いました。
その後、本県選出国会議員、北村経夫参議院議員にも要望書を提出し、地元の窮状を訴えました。
また、全土連会長である二階俊博自民党総務会長と国会議事堂内で面談し、本県の実情を説明し、
平成27年度農業農村整備事業費の追加措置等について要請活動を行いました。二階会長からは、
「要望内容、現状については、十分解っている。農業農村整備事業は普通の公共事業と違うこと
も十分認識している。皆さんと一緒に予算確保に向けて頑張っていく。予算獲得に向けて闘う土
地改良でなければならない。」と力強い言葉を頂きました。
【 要 請 内 容 】
1.平成27年度農業基盤整備事業費の追加措置
2.平成28年度農業農村整備事業当初予算の増額
三浦農村振興局長・小林農村振興局次長へ要請
二階俊博(全土連会長):自民党総務会長へ要請
北村経夫:参議院議員(全国比例区)へ要請
農村振興局:室本整備部長へ要請
5
『農業農村整備の集い』開催
~農地を守り、地方を創る予算の確保に向けて~
平成27年6月29日(火)、シェーンバッハ・サボー(東京都千代田区)において、全国土地改良事業団体連
合会主催で「農業農村整備の集い」が開催されました。
この集いは、全国から農業農村整備関係者が一堂に会し、それぞれの現場で直面している喫緊の課題を再確
認し、これらの諸課題に緊急に対応するべく、農業農村整備事業の一層の充実と推進を期することを目的に開催
されました。
「集い」には、林芳正農林水産大臣をはじめ多くの衆参両院の国会議員や農林水産省の幹部らを来賓に迎え、
全国の土地改良区並びに市町村、都道府県水土里ネットなど800人余りの参加があり、長崎県からは、長崎県
農業農村整備事業推進協議会の宮本明雄会長ほか12名が参加しました。
集いでは、二階俊博全国水土里ネット会長の挨拶の後、林芳正農林水産大臣、稲田朋美政調会長が祝辞を述
べられ、農業農村整備事業予算の情勢報告、農業農村整備事業の取り組みについての事例発表が行われました。
おわりに、安定的・計画的な事業実施のため、平成28年度農業農村整備事業関係当初予算の確保と平成27
年度の追加的な予算措置を講ずることとする要望書が提案され、満場一致で採択しました。最後にガンバロー三
唱を参加者全員で声高らかに唱和して集いを閉会しました。
二階俊博:全国水土里ネット会長の挨拶
林芳正:農林水産大臣の来賓祝辞
農林水産省・県選出国会議員へ政策提案・要請活動
長崎県農業農村整備事業推進協議会(会長:宮本明雄諫早市長)、長崎県農林部、長崎県土地改良
事業団体連合会及び関係土地改良区は、集い終了後、農林水産省、本県選出国会議員に対し要請活動
を行いました。
宮本会長より、本県の農業農村整備事業予算の状況を説明し、平成27年度農業農村整備事業予算
の追加措置、平成28年度農業農村整備事業当初予算の増額を要望しました。
小林農村振興局次長からは、「私たちも頑張るので、後押しをお願いする。」、国会議員の皆さんか
らは、「基盤整備の重要性を訴え、予算確保に向けて皆さんとともに頑張っていく。」との回答を頂き
ました。
小林祐一:農村振興局次長への要請
加藤寛治:衆議院議員への要請
6
古賀友一郎:参議院議員への要請
九州農政局、農林水産省へ政策提案・要請活動
九州・沖縄地域における農業農村整備事業の強力な推進に向けて
九州農業農村整備事業推進協議会(江里口秀次会長:佐賀県小城市長)及び土地改良事業団体連合会
九州協議会(田中源一会長:水土里ネットさが会長)は、農業農村整備事業予算確保等を求めるため合同
政策提案活動を国に対して行いました。
7月16日
(木)、両協議会より39名が参加し、九州農政局に対し合同の政策提案・要請活動を実施しました。
井上明:九州農政局長をはじめ幹部の方々20名に出席を頂き、九州地域における農業農村整備事業の強
力な推進と予算の確保を要望し、意見交換会を行いました。
提案を受け、井上明局長は、「土地改良事業の必要性・重要性は十分認識しているので所用予算の確保
について着実に実施したい。今回の提案については予算の拡充及び農業用施設の維持管理の負担軽減な
ど、いずれも大切な提案であるのでしっかりと受け止める。」と述べられました。
7月30日(木)、同協議会より38名が参加し、農林水産省に対して、農業農村整備事業の当初予算の
確保を要請しました。林芳正:農林水産大臣と小林祐一:農村振興局次長との面談では、九州・沖縄の
現状と課題について説明し、予算確保などの要望内容について十分理解を示していただきました。
また、長崎県農業農村整備事業推進協議会(会長:宮本明雄諫早市長)並びに本会は、本県選出国会
議員へ、平成27年度農業基盤整備事業費の追加と、平成 28年度農業農村整備事業当初予算の増額につ
いての長崎県独自要請書と九州協議会要請書を手渡し、要請を行いました。
林芳正:農林水産大臣へ要請
井上明:九州農政局挨拶
小林祐一:農村振興局次長へ要請
加藤寛治:衆議院議員への要請
7
農業農村整備事業に関する提案書
九州・沖縄地域における農業農村整備事業の強力な推進に向けて
九州・沖縄地域の農業農村整備事業の推進につきましては、日頃から格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
九州・沖縄地域の農業・農村は、温暖な気象条件等の地域特性を生かした多彩な農産物を生産し、国民に安全・安心な食料
を安定的に供給するなど、我が国の食料供給基地として重要な役割を担っております。
しかしながら、今日の九州・沖縄地域の農業・農村は、過疎化、高齢化、担い手不足などに加え耕作放棄地の増大や鳥獣被
害など多くの課題が山積しており、先人達が築き守ってきた美しい農村環境に甚大な影響を及ぼすことが懸念されます。
また、このような状況が続けば、営農意欲の減退による農地の荒廃、農業水利施設の老朽化等に拍車がかかり、食料生産の
減少による食料自給率の低下、さらには国土保全機能の低下が危惧されています。
このような状況下、国におかれましては平成26年度から新たな政策として農業農村の所得倍増と地域の持続的発展に向け
『強い農林水産業』、『美しく活力ある農山漁村』、『国土強靭化』に資する政策が、さらには、地方が主役の地方創生が精
力的に進められております。
このことにより、農業農村整備事業を加速化することは、活力ある農業・農村の将来に大きく寄与するものであり、更には
農業・農村が持つ課題解決や地方創生にも繋がるものと期待しています。
日本の豊かな国土や自然環境は、健全な農業・農村があって初めて維持されるものでありますので、今後も持続的発展のた
めに、更なる農業農村整備事業を強力に推進する必要があります。
つきましては、このような九州・沖縄地域の農業・農村の現状を御賢察いただき、農業農村整備事業予算に関しまして特段
の御配慮を賜りますよう、強く下記事項を提案いたします。
記
1 農業農村整備事業予算の確保
2 農業農村整備事業における地元負担金の軽減
3 水土里情報システムの更新に係る助成
4 多面的機能支払交付金制度の推進
5 土地改良区の健全な運営のための支援
第199回 理事会
4月30日(木)、土地改良会館において、本会の第199回理事会
を宮本会長他理事9名と、代表監事・顧問・県農林部幹部の皆様の出
席により開催されました。
議事においては、各議案とも満場一致で可決されました。
また、加藤農林部長より来賓挨拶および執行方針説明があり、松本
農村整備課長からは平成27年度長崎県農業農村整備事業予算につい
ての説明を受けました。
議 題
第一号議案 長崎県農業農村整備事業推進協議会の役員について
第二号議案 事務局長の承認について
第三号議案 参与の承認について
第四号議案 長崎県農業農村整備事業推進大会の開催について
平成27年度 第1回監事会
7月21日(火)、土地改良会館において、田中隆一代表監事、﨑村唯俊監事、小林茂俊監事出席のもと
本年度の第1回監事会が開催されました。
議事内容は以下のとおりで、議案は原案どおり可決承認されました。
また、監査については、厳正な監査の結果、適正に処理されているこ
とが報告されました。
議 事
第1号議案:平成27年度監査の実施計画に関する件について
第2号議案:平成26年度監査結果に対する措置に関する件について
第3号議案:平成26年度決算監査に関する件について
8
平成27年度土地改良事業団体連合会九州協議会臨時事務責任者会議
6月2日(火)、佐賀市内(グランデはがくれ)において、
平成27年度土地改良事業団体連合会九州協議会臨時事務
責任者会議が開催されました。
会議では、今年度の九州農業農村整備事業推進協議会政
策提案活動日程及び提案内容、平成27年度全国土地改良
功績者表彰候補の推薦等について協議が行われました。
平成27年度九州協議会・九州農業農村整備事業推進協議会合同会議
6月2日(火)
、佐賀市内(グランデはがくれ)において、
九州各県より協議会役員、県職員、連合会役職員58名出席
のもと、平成27年度の合同会議が開催されました。
会議では、九州農業農村整備事業推進協議会:江里口秀治
会長(佐賀県小城市長)挨拶の後議事に入り、平成26年度
推進協議会事業報告及び平成27年度政策提案活動(案)に
ついて協議がおこなわれました。
江里口秀治会長の挨拶
平成27年度 九州協議会合同農業農村整備研修会
6月2日(火)
、
佐賀市内(グランデはがくれ)において、
平成27年度農業農村整備研修会が開催されました。
土地改良事業団体連合会九州協議会:田中源一会長(水土里ネットさが会長)の挨拶の後、情勢報告として、
登り俊也:九州農政局整備部設計課長より、平成27年度農業農村整備事業予算や九州管内の農業農村整備事
業の展開方向などを、松山胤博:九州農政局農地整備課農地・水保全管理室長より多面的機能支払制度の変更
点等について情勢報告が行われました。
ひゃくたろうみぞ
続いて、平成26年度 21 世紀土地改良区創造運動大賞受賞地区の水土里ネット百太郎溝(熊本県)から21
創造運動の事例が紹介されました。特徴ある取り組みに対して、改めて出席者から惜しみない拍手が贈られ、研
修会は盛会の内に終了しました。
事例発表(水土里ネット百太郎溝:熊本県)
情勢報告(登り俊也:九州農政局設計課長)
9
平成27年度 長崎県多面的機能支払取組拡大大会
長崎県農地保全推進協議会(会長:松尾一郎県土連副会長)主催により、
7月15日(水)諫早文化会館(諫
早市)において、県内の活動組織より約1,200名が参加し、取組拡大大会を開催しました。大会では、
中村法道:長崎県知事(代理:加藤兼仁農林部長)と長崎県議会農水経済委員会 宅島寿一:副委員長から
来賓の挨拶がなされました。
協議会の松尾一郎会長は、「本県の農村が生き残っていくには、この多面的機能支払制度や、農地中間管
理事業等、国の政策を有効に活用していくことが必要不可欠であり、国に対し、地域の要望に見合う予算の
確保をぜひお願いしたい。」と挨拶しました。
来賓の加藤兼仁:長崎県農林部長は、「農業・農村の多面的機能の発揮、農村集落機能の維持などに大変
重要な役割を果たしているが、本県の取組はいまだ1/3程度。数集落が連携し、活動組織の広域化を進め
るなど、協議会、市町、集落と一体となって更なる活動の充実に取り組んでまいりたい。」と挨拶されました。
宅島寿一:長崎県議会農水経済副委員長は、「農業農村整備事業予算の確保とあわせて、当初予算の確保を
県議会としても国に働きかけていきたい。」と述べられました。
続いて、九州農政局からの制度概要説明が行われるとともに、日吉地域農地・水の会(長崎市)・島原農
地保全運営委員会(島原市)・田代みどりネットワーク(松浦市)・箱崎大左右新田地区保全組合(壱岐市)
が日頃の活動状況等の発表を行いました。
最後に、田平農地振興会(平戸市)の長尾耕助会長による大会決議を満場一致で採択するととともに、参
加者全員による「頑張ろう」を三唱し、結束を固めました。
主催者挨拶
(松尾一郎:長崎県
農地保全推進協議会会長)
来賓挨拶
(加藤兼仁:長崎県農林部長)
来賓挨拶
(宅島寿一:長崎県県議会
農水経済副委員長)
日吉地域農地・水の会(長崎市)発表
島原農地保全運営委員会(島原市)発表
田代みどりネットワーク(松浦市)発表
箱崎大左右新田地区保全組合
(壱岐市)発表
大会決議(長尾耕助:田平農地
振興会会長)
参加者全員による「頑張ろう三唱」
10
土地改良事業団体連合会九州協議会 全土連との意見交換会
7月30日(木)、土地改良事業団体連合会九州協
議会は、砂防会館別館3階会議室において全土連との
意見交換会を行いました。
全土連からは、中條専務理事をはじめ幹部の方々7
名が出席されました。協議会:田中源一会長(水土里
ネットさが会長)より挨拶及び要望書に沿った趣旨説
明がなされ、全土連中条専務より挨拶と要望事項に対
する回答があり、意見交換が行われました。
長崎県管理円滑化事業推進委員会
6月18日(木)
、土地改良会館において、長崎県管
理円滑化事業推進委員会が推進委員5名の出席により
開催されました。議事内容について審議の結果、全て承
認されました。
【議事内容】
1)平成26年度事業実績報告並びに収入支出決算額
について
2)平成27年度事業実施計画並びに収入支出予算
( 案 ) について
【推進委員】
○川口信夫(九州農政局土地改良管理課長)
○磯部貞義(長崎県農村整備課参事)
※欠席
○荻野大輔(長崎県農村整備課課長補佐)
○平野俊輔(三会原土地改良区事務局長)
○松尾一郎(水土里ネット長崎専務理事)※委員長
○土井良一(水土里ネット長崎事務局長)
長崎県換地等強化事業推進委員会
6月18日(木)、土地改良会館において、長崎県
換地等強化事業推進委員会が推進委員8名の出席によ
り開催されました。議事内容について審議の結果、全
て承認されました。
【議事内容】
1)平成26年度事業実績報告並びに収入支出決算
額について
2)平成27年度事業実施計画並びに収入支出予算
( 案 ) について
3)換地処分遅延地区等の解消に向けた取り組みに
ついて
【推進委員】
○川口信夫(九州農政局土地改良管理課長)
○川村彰(長崎地方法務局統括登記官)
○荻野大輔(長崎県農村整備課課長補佐)
○平野俊輔(三会原土地改良区事務局長)
○松本正行(西海市産業振興部長)
○松尾一郎(水土里ネット長崎専務理事)※委員長
○成末昭彦(水土里ネット長崎技術部長)
○田添孝治(水土里ネット長崎換地課技師)
11
春の叙勲「旭日単光章」受章おめでとうございます
平成27年4月29日付けで春の叙勲受章者が発表され、平田
正彦様(前 山内土地改良区理事長)が土地改良事業功労での「旭
日単光章」を受章されました。
平田様におかれましては、元農協職員であった経験を生かし、
平成6年12月より山内土地改良区理事として7年4ヶ月。その
後、平成26年10月までの12年6ヶ月を理事長として、農業農
村整備事業の推進に努められ、地域農業の発展に尽力されました。
尾上地域資源保全活動組織 【農村環境保全活動】
5月24日(日)、南島原市西有家町の尾上地域資源保全活動組織の農村環境向上活動の一環として、
地域の環境保全と農業体験を通じ農業者と児童の交流を目的に地域清掃が行われました。
当活動は、平成19年度から開催されており (9回目)、当日は晴天にも恵まれ、尾上土地改良区の
組合員や地元小学校の児童、保護者、自治会など約110人が参加。本会からも約8名が参加し、農
道や水路に落ちている空き缶や塵を拾い集めました。
清掃終了後は、参加者全員でイチゴの収穫体験を行い、ハウス一面に広がるイチゴを、それぞれが
用意してきた箱一杯に収穫させていただきました。
たくさんの参加者
清掃活動風景
イチゴたくさん採るぞ!
平成27年度補助版標準積算システムVer.3長崎県版支援研修会
6 月9日(木)から2日間、土地改良会館において「補
助版標準積算システム Ver.3」の操作方法等の研修会
が関係市町職員を対象に開催されました。
今回の研修会は、システム操作初心者を対象として
おり、内容は、システムの概要説明、操作演習、積算
書作成の演習を行いました。
12
見岳土地改良区設立総会
6月4日(木)
、南島原市「西有家総合学習センター カムス」にお
いて、
見岳土地改良区設立総会 ( 組合員数126名 ) が開催されました。
開催にあたり、
申請人代表池田庄治氏の挨拶に続いて島原振興局長、
南島原市長、地元選出県議会議員の松島完氏が来賓祝辞を述べられま
した。その後議事に移り、設立に関する全議案とも満場一致で承認さ
れました。
当改良区は、県営農地整備事業(畑地帯担い手育成型)により事業
採択を受け、区画整理26.0ha と併せて畑地かんがいを整備するもの
で、本格的な事業着工にあたり、円滑な事業推進と施設の維持管理を
行なうことを目的に設立されました。
本会会員新規加入について
この度、下記土地改良区が本会会員に加入されましたのでご紹介します。
これにより本会の会員土地改良区は、94団体となりました。
土地改良区名
所 在 地
みだけ
見岳土地改良区
こくえいたびら
国営田平土地改良区
理事長
加入年月日
南島原市北有馬町戊2749番地
池田 庄治
平成27年6月15日
平戸市岩の上町1508-3(平戸市農林課)
須藤 豊博
平成27年8月12日
平成27年度 長崎県耕地関係機関対抗ソフトボール大会
7月25日(土)
、諫早市営ソフトボール場(馬事公園)において、平成27年度長崎県耕地関係機関対抗ソフ
トボール大会が開催されました。
本大会は、
ファーストピッチ(F.P)とスローピッチ(S.P)の2種目に分かれ、
各6チームのリンクリーグにより、
炎天下の中、熱戦が繰り広げられました。
決勝は、F.P が県央チームと土改連チーム、S.P が農政課チームと玄海チームの対戦となりました。結果は、
F.P が土改連チーム、S.P は玄海チームが熱戦を制し勝利しました。
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S.P優勝の玄海チーム
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進藤かねひこ氏組織内候補として決意表明
自民党、参院選第1次候補として公認
平成27年7月15日(木)
15日(木)、諫早文化会館で長崎県農業農村整備事業推進大会終了後、来夏の参議院選
諫早文化会館で長崎県農業農村整備事業推進大会終了後
挙に全国比例候補として立候補予定の進藤かねひこ氏が紹介されました。
6月28日の全国土地改良政治連盟総会において、組織の代表として進藤氏を推薦することが満場一致で
決議されたのを受けて、来県されたものです。
進藤かねひこ氏は、挨拶の中で「秋田の農家の次男坊として生まれ、昭和 61年に農林水産省に入り、30
年間、土地改良、農業農村整備事業一筋にやってきた。なぜ来年の参議院選に挑戦しようと思ったかという
と、全国各地から来る人来る人が予算が足りなくてやっていけないと訴えられ、土地改良区、農家の皆様方
の苦労が報われないという悲鳴みたいな声をずっと聞いている中で、国政の場でこれまでの行政経験を活か
し、農業・農村対策を行う必要を強く感じたからです。今後は、まず1点目として、予算の確保、それも一
時的ではなく安定的に計画的に事業ができるような予算を確保すること。2点目は、多面的機能支払交付金、
中山間直接支払の充実を図ること。3点目が、皆さん方の声を束ねて国政にしっかりと橋渡しする役割を担
うこと。各地を回りながら土地改良の重要性を訴え、一生懸命頑張って参りますので、ご支援のほどをよろ
しくお願いします。」と力強い、決意表明をされました。会場からは、「新しい力」に期待する土地改良関係
者からの満場の拍手が送られました。
推進協議会会長(宮本諫早市長)、
県土改連会長(宮本 正則)と共に
土地改良区関係者750人の前で、豊富を述べる進藤かねひこ氏
進藤かねひこ氏のプロフィール
昭和38年 秋田県協和町(現大仙市)7月7日生まれ
昭和61年 岩手大学農学部農業土木科卒業
昭和61年 農林水産省入省
昭和62年 九州農政局上場農業水利事業所(佐賀県唐津市)
平成 元年 九州農政局南九州地域開発調査事務所(宮崎県都城市)
平成 3年 構造改善局地域計画課調整室係長
平成 5年 構造改善局設計課企画係長
平成 7年 在チリ日本国大使館二等書記官、平成8年一等書記官
平成10年 北陸農政局日野川用水農業水利事業所課長(福井県武生市(現越前市))
平成13年 日本農業土木総合研究所主任研究員
平成15年 農村振興局水利整備課課長補佐(補助事業班担当)
平成16年 農村振興局設計課課長補佐(企画班担当)
平成18年 熊本県農林水産部農村計画・技術管理課長
平成21年 関東農政局設計課長
平成23年 日本水土総合研究所企画研究部長
平成25年 農村振興局設計課海外土地改良技術室長、同設計課首席農業土木専門官
平成26年 農村振興局中山間地域振興課長
平成27年 農林水産省辞職
平成27年8月3日 自民党、参院選【比例代表】第1次公認候補決定
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新たな食料・農業・農村基本計画について
農林水産省九州農政局企画調整室
食料・農業・農村基本法に基づく、新たな「食料・農業・農村基本計画」(以下「基本計画」という。)
が平成 27 年3月 31 日に閣議決定されました。
この基本計画では、食料・農業・農村基本法に掲げる「食料の安定供給の確保」
、
「多面的機能の発揮」、
「農業の持続的発展」及び「農村の振興」という4つの基本理念の実現を図っていくため、施策の基
本的な方針として、「産業政策」と「地域政策」を車の両輪として進めていくこととしています。
また、食料自給率目標については、計画期間内における実現可能性を重視し、10 年後(平成 37 年度)
にカロリーベースでは現状 39%から 45%に、金額ベースでは現状 65%から 73%に引き上げる目標
を設定しています。さらに、食料安全保障に関する国民的な議論を深めるため、我が国の食料の潜在
生産能力を評価する食料自給力指標を新たに提示しています。
具体的施策として、①輸出拡大に向けた取組の強化や6次産業化の促進による新たな需要の取り込み
②農地中間管理機構のフル稼働による担い手への農地集積・集約化や米政策改革の着実な推進による
需要に応じた生産の推進③農協改革や農業委員会改革による意欲ある農業の担い手が活躍しやすい環
境づくり④集落機能の「集約とネットワーク化」など地方創生に関する取組の強化などを進めていく
こととしています。
特に農業生産基盤整備関連については、「農業の持続的な発展に関する施策」において「構造改革の
加速化や国土強靱化に資する農業生産基盤整備」と項目を整理し、良好な営農条件を備えた農地・農
業用水の確保と有効利用を通じて、国内農業の生産性の向上と食料自給率・食料自給力の維持向上を
図るため、次の取組を進めることとしています。
1)力強い農業を支える農業生産基盤 2)老朽化に対応した農業水利施設の持続的な保全管理
3)農村地域の強靱化に向けた防災・減災対策
4)農業・農村の構造の変化等を踏まえた
土地改良制度の検証・検討
今後、政府として基本計画に基づく施策を着
実に推進していくためには、国民の皆様のご理
解、ご協力が不可欠です。詳細については、当
省のホームページ
(http://www.maff.go.jp/j/keikaku/k_aratana/siryou.html)
に掲示していますので、ご覧頂ければ幸いです。
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会議と行事
7月
15日 長崎県農業農村整備事業推進大会
(諫早市)
15日 長崎県多面的機能支払取組拡大大会
(諫早市)
16日 九州農政局へ要請活動
(熊本市)
16~17日 九州協議会第1回換地・確測担当者会議
(宮崎市)
16日 長崎県建設産業団体連合会通常総会
(長崎市)
21日 平成27年度第1回監事会
(長崎市:土地改良会館)
22日 農業会議第4回常任会議員会議
(長崎市)
23~24日 九州地域施設管理事業連絡協議会
(長崎市:土地改良会館)
24日 平成27年度長崎県農村振興技術連盟研修会
(諫早市)
25日 平成27年度長崎県耕地関係機関対抗ソフトボール大会
(諫早市)
29日 都道府県土地改良事業団体連合会長等会議
(東京都)
30日 全国農業集落排水事業推進協議会第26会通常総会
(東京都)
30日 全国土地改良事業団体連合会との意見交換会
(東京都)
30日 農林水産省・県選出国会議員へ要請活動
(東京都)
8月
3~7日 九州・沖縄ブロック換地事務新規担当者研修会(長崎市:土地改良会館)
7日 針陽土地改良区設立総会
(佐世保市)
11日 長崎県副市町村長・総務部長研修
(長崎市:市町村会館)
18日 長崎県農林年金連絡協議会平成 27 年度総会
(長崎市)
19日 農業会議第5回常任会議員会議
(長崎市)
19~20日 長崎県営圃場整備地区連絡協議会
(諫早市)
20~21日 平成27年度第 1 回九州協議会技術担当者会議
(長崎市:土地改良会館)
25~26日 九州協議会常務理事(常務理事・専務理事)
会議
(佐賀市)
25日 平成 27 年度「ながさき農林業・農山村活性化計画」
推進会議
(長崎市)
27日 長崎県監査事務局監査
(長崎市:土地改良会館)
28日 水土里情報連絡協議会幹事会
(長崎市:土地改良会館)
2日 平成27年度第2回ながさき農林業大賞運営委員会
(長崎市)
28日 第200回理事会
9月
第38回全国土地改良大会青森大会について
来たる10月15日(木)、
青森県青森市において第38回全国土地改良大会青森
大会が開催されます。
長崎県からは39名の参加を予定しております。
日 時:式 典:10月15日(木)
事業視察:10月16日(金)
会 場:新青森県総合運動公園 [ マエダアリーナ ]
会員土地改良区の皆様にお願い
本会会員加入時に加入届出書を提出頂いておりますが、
住所並びに役職等の変更等があった場合は、
変更
届けを提出して下さいますようお願い致します。
また、
改良区主催でイベントなどを実施される場合は、
本誌(水土里ネット長崎だより)に掲載したいと思い
ますので、
本会までお気軽にお知らせ願います。
長崎県土地改良事業団体連合会
土地改良会館 〒850-0057 長崎市大黒町 9 番 17 号 TEL(095)823-3101・FAX(095)823-3102
〔E-mail:[email protected]〕
総務部:総務課・会員支援課・事業推進室
〔E-mail:[email protected]〕
技術部:技術課・換地課
県
島
五
壱
央
原
島
岐
支
支
支
支
所:〒854-0071
所:〒855-0036
所:〒853-0032
所:〒811-5133
諫早市永昌東町25-37
島原市城内1丁目1185-1
五島市大荒町441-1
壱岐市郷ノ浦町本村触509-3
TEL(0957)23-7645・FAX(0957)27-0025 ・✉ [email protected]
TEL(0957)62-6424・FAX(0957)65-0618 ・✉ [email protected]
・✉ [email protected]
TEL(0959)72-5007・FAX(0959)72-5007 TEL(0920)47-0408・FAX(0920)48-1011 ・✉ [email protected]
ホームページ http://ntr.or.jp
長崎県農地保全推進協議会 TEL(095)816-3636 ✉[email protected]
【 本 誌 に 関 す る お 問 合 せ や ご 質 問 な ど は 、水 土 里 ネット 長 崎 総 務 課 ま で お 願 い 致 し ま す 】
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