式辞 若 葉 の緑 と雪 解 けの水 が日 に日 に輝 き、吹 く風 の柔 らかさ、さわやかさに、春 の訪 れを感 じる頃 となりました。 本 日 、新 潟 市 立 岡 方 中 学 校 の入 学 式 を行 うにあたり、ご多 用 の中 、 岡 方 中 学 校 PTA会 長 廣瀬広治 様、 岡 方 中 学 校 同 窓 会 長 、後 援 会 長 、岡 方 地 区 コミ ュニティ委 員 会 会 長 山崎敬雄 様、 はじめ大 勢 のご来 賓 の方 々からご臨 席 いただき、開 催 できますことを心 より感 謝 申 し上 げます。(礼 ) さて、34名 の新 入 生 の皆 さん、入 学 おめでとうございます。 新 しい制 服 に身 を包 んだ新 入 生 の皆 さんの顔 は、今 、とても輝 いて見 えます。 「 これ は 、 「中 学 校 三 年 間 をし っか り 頑 張 る ぞ。 」 と い う決 意 の 表 れ だ と 思 い ま す。 入 学 式 にあたり、これからの中 学 校 生 活 を送 っていく上 で、「大 切 にして欲 し いもの、三 つ」についてお話 しします。 一 つ目 の大 切 にして欲 しいものは、「学 び」です。今 日 から小 学 校 とは違 う新 たな岡 方 中 学 校 での「学 び」が始 まります。各 教 科 の勉 強 、人 間 としての望 まし い生 き方 の勉 強 、体 を鍛 える勉 強 、社 会 人 として必 要 な生 活 態 度 の勉 強 、 「学 び」は数 々あります。 そして、3年 後 には、進 路 を決 定 しなければなりません。気 分 や感 情 だけでは 希 望 は叶 えられません。3年 間 で、自 分 の適 正 を学 び、自 分 を磨 き、自 分 の力 を伸 ばしてほしいと思 っています。 二 つ目 の大 切 にして欲 しいものは、 「絆 」です。皆 さんは岡 方 第 一 小 学 校 と 岡 方 第 二 小 学 校 という2つの小 学 校 を卒 業 してきました。しかし、こ こ岡 方 中 学 校 では 同 じ クラスのクラスメートになり ます。 岡 方 中 学 校 には、 たく さんの学 校 行 事 があり、その一 つ一 つに、同 じクラスのメンバーが一 丸 となって取 り組 んで行 く ことになります。「同 級 生 としての絆 」を大 切 にしてください。 また、中 学 校 では部 活 動 も始 まります。先 輩 とも多 いに触 れ合 い、「絆 」を深 めていってもらいたいと思 います。 三 つ目 の大 切 にして欲 し いものは、「時 間 」です。皆 さんは、全 ての人 間 に、 平 等 に与 え られてい るものは 何 か、 考 え たこと がありますか? 学 生 にも 、 も、 日 本 人 にも 、 他 の 国 の人 にも 、 小 学 生 にも、中 お 金 持 ち にも 、 そ うで な い 人 に 平 等 に与 えられているもの。そうです、全 ての人 間 は、平 等 に、1日 24時 間 という時 間 を与 えられています。その平 等 に与 えられた時 間 を、生 かすも生 か さないも、君 たち自 身 になります。 昔 のテレビ番 組 の舞 台 ともなった京 都 市 立 伏 見 工 業 高 校 出 身 であり、元 ラ グビー日 本 代 表 監 督 である 平尾誠二氏は 次 のような言 葉 を言 っていま す。「今 の時 間 を大 事 にできない人 は、未 来 の時 間 もきっと大 事 にはできない。こ こで自 分 らしく生 きることができない人 には、次 なる道 は開 けない。」 今 年 から岡 方 中 学 校 では、メイ クプランタイムという時 間 を、昨 年 度 の5分 間 から15分 間 に伸 ばしました。自 分 の時 間 を大 切 にし、自 分 らしく使 うには如 何 に すべきか、じっくりと考 えることができるようになりました。 さて、地 域 ・保 護 者 の皆 さま、岡 方 中 学 校 は、地 域 の学 校 です。「何 かあっ たとき、岡 方 中 学 校 に行 けば何 とかなる」と言 われるような、保 護 者 ・地 域 の皆 さまにあてにされる学 校 でありたいと思 っています。中 学 生 が皆 さまとともに、地 域 づくりの担 い手 として活 躍 できる学 校 にしてまいります。ご支 援 ・ご協 力 のほど、よ ろしくお願 い申 し上 げます。 最 後 にな り ま す が、 入 学 式 にご 列 席 の 皆 さ ま の ご多 幸 と ご健 勝 をお 祈 り し て式 辞 といたします。 平成二十七年四月七日 新潟市立岡方中学校長 木村 伸明
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