会社案内冊子

会社案内
2 015
2015.06・H M
人々とともに夢を求め、
夢を実現していく
私たちHondaは、一人ひとりが抱いている
「こんなものがあったら楽しいなあ」
「これができたら、多くの人が喜ぶだろうなあ」
という
夢や想いを大事にして、日々新しい製品の創造や技術にチャレンジしています。
夢があるから失敗を恐れず、夢の実現へとチャレンジする
勇気と力が湧いてきます。夢は私たちを動かす大きな力。
Hondaは「The Power of Dreams」
を原動力に、
世界に新しい喜びを提案していきます。
夢を原動力に魅力ある
技術・商品でお客様に喜びを
Hondaは1948年創業以来、
「 技術で人の役に立ちたい」
という
夢と、企業哲学であるHonda Philosophyのもと、世界中のお客様に喜びを
お届けできる技術やものづくりを提供することに挑戦しつづけてまいりました。
経済の発展に伴い、世界中の国や地域におけるお客様の要望がますます
多様化してくるなか、Hondaは技術や商品でお客様の期待に応え、喜んで
いただけるよう、各 地 域の事 業 取り組みをますます進 化・加 速しております。
また、次世代に向けた水素社会への取り組み、技術を市販車へフィードバック
するための「走る実験室」であるF1への参戦、創業時からの夢である
HondaJetの販売開始など、常に新しい夢に向けてチャレンジを行っております。
これからも、Hondaのコーポレートスローガンである
The Power of Dreams「 夢の力」を原動力に、
「チームHonda」でチャレンジングな技術や商品をつくりだし、
世界中のお客様と社会に、喜びと感動をお届けしていきます。
2015年 6月
レジェンド ハイブリッド
Honda 青山本社前
夢へのチャレンジとその実現で、
世界に喜びと感動を
Honda Philosophy
基本理念
〈人間尊重〉
〈 三つの喜び(買う喜び 、売る喜び 、創る喜び )〉
社 是
・自立
自立とは 、既 成 概 念にとらわれず自由に発 想し、
自らの信 念にもとづき主 体 性を持って行 動し、
その結 果について責 任を持つことです。
・買う喜び
Hondaの商 品やサービスを通じて、
お客 様の満 足にとどまらない、共 鳴や感 動を
覚えていただくことです。
わたしたちは 、地 球 的 視 野に立ち、世 界 中の顧 客の満 足のために、
質の高い商 品を適 正な価 格で供 給することに全力を尽くす。
・平 等
平 等とは 、お互いに個 人の違いを認めあい
尊 重することです。また、意 欲のある人には 個 人の
属 性( 国 籍 、性 別 、学 歴など)にかかわりなく、
等しく機 会が与えられることでもあります。
・売る喜び
価 値ある商 品と心のこもった応 対・サービスで
得られたお客 様との信 頼 関 係により、
販 売やサービスに携 わる人が、
誇りと喜びを持つことができるということです。
・常に夢と若さを保つこと。
・調 和のとれた仕 事の流 れをつくり上げること。
・理 論とアイディアと時 間を尊 重すること。
・不 断の研 究と努力を忘 れないこと。
・仕 事を愛しコミュニケーションを大 切にすること。
・信 頼
信 頼とは 、一 人ひとりがお互いを認めあい、
足らざるところを補いあい、誠 意を尽くして
自らの役 割を果たすことから生まれます。
Hondaは 、ともに働く一 人ひとりが常にお互いを
信 頼しあえる関 係でありたいと考えます。
・創る喜び
お客 様や販 売 店 様に喜んでいただくために、
その期 待を上 回る価 値の高い商 品や
サービスをつくり出すことです。
運営方針
Hondaフィロソフィーは、
「 人間尊重」
「 三つの喜び」から成る 基本理念 と、 社是
運営方針 で構成されています。
Hondaフィロソフィーは、Hondaグループで働く従業員一人ひとりの価値観として共有されているだけでなく、行動や判断の基準と
なっており、
まさに企業活動の基礎を成すものといえます。 Hondaは「夢」を原動力とし、
この価値観をベースにすべての企業活動を
通じて、世界中のお客様や社会と喜びと感動を分かちあうことで、
「 存在を期待される企業」をめざして、チャレンジを続けていきます。
目次
Contents
喜びを世界中のお客様と
09
二輪事業
13
四輪事業
17
汎用事業
次なる夢へ
Contents
21
ロボット技術
23
航空技術
社会との調和をめざして
25
環境・安全への取り組み
29
社会活動
31
モータースポーツ
33
グローバル展開
喜びを世界中のお客様と
二輪事業
Motorcycles
since
二 輪 事 業 1948
自転車用補助エンジン
( 1946 )
自由に移動する喜びを
みんなに届けたい
戦後、人々の移動や荷物の運搬を容易にし、
またたく間に広がっていった
自転車用の補助エンジン。Hondaのものづくりは、
ここから始まりました。
以来、コミューターの定番「スーパーカブ」や、空前のスポーツバイクブームを
巻き起こした「Dream CB750 Four」など、多種多彩な「走る喜び」をかたちに
してきました。人の喜びを基本とするバイクづくりは、
まさにHondaの原点です。
1949
1958
1969
Hondaの本格的
二輪車第一号
ドリームD型を発売
スーパーカブ
C100を発売
Dream
CB750
Fourを発売
1992
NR
(750cc)を
発売
2014
NM4を発売
To the future
CBR250R
09
10
喜びを世界中のお客様と
二輪事業
Motorcycles
[ 二輪車の世界販売実績(2014年1月∼12月)]
中国
136万台
グローバルに広がる、
31.6万台
日本
20.5 万台
欧州・中近東・アフリカ
北米
29.4 万台
アジア・大洋州
南米
1,404 万台
145.5 万台
全世界累計台数
ものづくりのネットワーク
1,767 万台
小さなバイクの楽しさを、次の時代にも
「バイクの便利さ、楽しさを、
ひとりでも多くの人に」。
その想いで、
いち早く二輪事業の海外進出を
進めてきたHonda。
「需要のあるところで生産する」
という理念のもと、
それぞれの国や地域に根付いた
世界中の多くの方が利用しているHondaの小型車。走行性能と
ものづくりをグローバルに展開してきました。近年では、短期間で簡易工場をつくり、
そこで最終的な
燃費性能を両立した新世代グローバルエンジン「eSP」の搭載を
組み立てのみを行う新興国向けの新方式を導入、
バングラデシュで
「CD80」、
ケニアで
「Ace CB125」
幅広いモデルで進めています。先進的なデザインの「PCX」、実用性の
高いスクーター「TACT」など、個性豊かで環境に配慮した
などの量産を始めています。
また、2014年9月には、二輪車の世界生産累計3億台を達成しました。
PCX(日本仕様)
モデルを次々と提案し、
ラインアップを拡大していきます。
Hondaがつくる、新しいバイクの世界
「近未来」
と
「COOL」をテーマに開発された新コンセプトモデル
「NM4」は熊本製作所で生産され、国内および欧米で販売されています。
枠にとらわれないものづくりで、
まだ世界にない新しいものを追求
し続けるHonda。バイクの喜びを次の時代へと繋げていきます。
NM4-02(日本仕様)
Honda Motorcycle Kenya Limited 二輪車組立工場
11
スーパーカブ 50(日本仕様)
VFR800X(欧州仕様)
Wave110i(タイ仕様)
CG110(ナイジェリア仕様)
TACT(日本仕様)
Honda motorcycle lineup
12
喜びを世界中のお客様と
四輪事業
Automobiles
since
四輪 事 業 1963
S500( 1963 )
世界に通用する自動車を
自分たちの手でつくろう
「四輪の地図を塗り替えるんだ」。1963年、国内最後発メーカーとして
Hondaは軽トラックのT360を発売、スポーツカーのS500がこれに続きました。
2台とも四輪車では日本初のDOHCエンジンを搭載。Hondaらしい、斬新さに満ちた
デビューでした。また、1964年には「技術は頂点で磨け」
とF1に参戦。
以来、技術、そして生産でも、四輪事業は常に先進・挑戦の志にあふれています。
1963
1967
1973
1990
2013
軽トラック
T360を
発売
軽乗用車
N360を
発売
シビック
CVCCを
発売
ミッドシップ
スポーツカー
NSXを発売
アコード
ハイブリッドを
発売
To the future
グレイス ハイブリッド
13
14
喜びを世界中のお客様と
四輪事業
Automobiles
[ 四輪車の世界販売実績(2014年1月∼12月)]
中国
79.6万台
欧州・中近東・アフリカ
環境へのやさしさと走りの楽しさを、
23.8万台
日本
北米
84.9 万台 178.9 万台
アジア・大洋州
62 万台
南米
15.5 万台
全世界累計台数
もっとみんなに
444.7 万台
暮らしに寄り添う小さなクルマを、続々と
走る喜びと優れた環境性能の両立を、独自の技術で追求するHonda。
画期的な3モーターハイブリッドシステムを採用した新型「レジェンド」の発売により、
世界的に需要が高まる小型車を、各地域のお客様のニーズに応えて開発し、
ハイブリッド車のラインアップをさらに拡充しました。
また、2014年に発表した
お届けするために。2014年に稼働したメキシコの新工場では、
新型の燃料電池自動車のコンセプトカー「Honda FCV CONCEPT」を
小型車専用の生産体制を展開。
またアジアでは、
インド、
インドネシアに
生産工場を増やすことで、
「ブリオ」
をベースとした
「アメイズ」
「モビリオ」、
ベースとした量産モデルも、発売をめざし開発が進められています。
CR-V(北米仕様)
コンパクトSUV「CR-V」
などの生産能力を拡大していきます。
独創の技術で、
さらなる
「走る喜び」を
本格的なミッドシップレイアウトを採用した軽自動車オープンスポーツ
「S660」を発売。
また高効率・高出力の3モーターハイブリッド
システムを搭載した新型「NSX」も、世界で順次販売する予定です。
人とクルマが一体となる
「走る喜び」を、独自の技術とアイディアで実現
したい。世の中をワクワクさせるクルマづくりへの挑戦は続きます。
レジェンド ハイブリッド
15
Honda FCV CONCEPT
S660(日本仕様)
Civic Type-R(英国仕様)
モビリオ
(インド仕様)
NSX
XR-V(中国仕様)
ステップワゴン
(日本仕様)
Honda automobile lineup
16
喜びを世界中のお客様と
汎用事業
Power Products
since
汎用事 業 1953
H 型(農機用エンジン 1953 )
技術で人々の生活を
より豊かにしたい
エンジン技術を人々の仕事や生活の場で役立てることをめざし、Hondaの汎用事業は
スタートしました。1953年、農機用に開発した汎用エンジンから始まったその歩みは
60年を超え、今では発電機、耕うん機、除雪機、船外機など、多彩な商品を世に送り
出しています。
また、家庭用ガスエンジンコージェネレーションユニットなど、暮らしに
より身近な省エネルギー・創エネルギー分野でも、新しい価値を提案し続けています。
1953
1959
1965
2001
2011
H型エンジンを
発売
耕うん機
F150を
発売
携帯発電機
E300を
発売
ハイブリッド
除雪機
HS1390iを発売
家庭用ガスエンジン
コージェネレーション
ユニットMCHP1.0K2を発売
To the future
芝刈機「 HRG465 」
17
18
喜びを世界中のお客様と
汎用事業
Power Products
[ 汎用製品の 世界販売実績(2014年1月∼12月)]
中国
53万台
日本
33 万台
欧州・中近東・アフリカ
生産累計1億2千万台、150カ国以上で活躍
118.8万台
北米
265.2 万台
アジア・大洋州
南米
110.1 万台
13.3 万台
全世界累計台数
役立つ喜びを世界中に拡大
593.4 万台
50年前から、人と自然にやさしい技術
仕事や暮らしのさまざまなシーンで活躍するHondaの汎用製品。現在は世界9カ国11拠点で、
多彩な製品を生産しています。近年では、新興国のライトユースニーズに対応した
1964年、4ストロークエンジン搭載の船外機を世界に先駆けて発売。以来50年、
汎用エンジン「GP」シリーズを開発。発電機、水ポンプなどに搭載し
「水上を走るもの、水を汚すべからず」
という信念のもと、水中にオイルを
各国で販売しています。
また国内では、電子制御燃料噴射装置を発電機に初採用した
放出しない4ストロークにこだわり、生産・販売してきました。優れた燃費性能、
高い信頼性、そして、2∼250馬力までの幅広いラインアップで、世界中の
「EU55is」や、充電式電動ブレード除雪機「ユキオスe」を開発し、販売しています。
船外機「 BF250 」
プロユースのお客様を中心に選ばれ続けています。
芝刈機
船外機
扱いやすさと仕上がりの美しさが
汎用エンジン
燃費、出力、耐久性
4ストローク船外機のパイオ
支持され、欧米を中心に
ニアとして、動力性能と環境
などで高い性能を発揮。
愛用されています。
両立しています。
シリーズは生産累計
多くの家庭で
性能を高いレベルで
中でもGXエンジン
4,000万台を
HRX476
耕うん機
用途や作業環境に
合わせて選べる
展開しています。
19
GX390
ガスパワー製品
停電時の非常用電源
家庭用カセットガスで動く発電機や
レジャーまで、
プロパンガスを燃料とする低圧
多様なニーズに対応
耕うん機に加え、近年には
LPガス発電機「EU15iGP」を
します。
サ・ラ・ダ CG FFV300
達成しています。
発電機
からアウトドアなどの
多彩なタイプを
ユキオスe
BF250
開発し、LPガス機器事業者へ
EP900
供給を開始しました。
EU15iGP
Honda power products lineup
20
次なる夢へ
E0(二足歩行ロボット 1986 )
since
ロボット技術 1986
ロボット技術
Robotics technology
人の研究から生まれる
暮らしを支える新技術
移動の喜びを広げる、未来の乗りもの
「技術は人のために」。人の役に立ち、生活を豊かにするという夢の実現に向け、
Hondaは、ASIMOに代表される
「ヒューマノイドロボット」の研究を
「ASIMO」が二足歩行するためにバランスをとる技術を活かし、
他社に先駆け、30年前から続けてきました。
ここから生まれる技術と応用製品群を
体重移動だけで前後左右や斜めへの自由自在な移動を実現した「UNI-CUB」。
「Honda Robotics( ホンダ ロボティクス)」
と定め、今後も次世代モビリティの
この新しいパーソナルモビリティの 人・空間との親和性の高さ という特徴を活かした
新しい「移動の喜び」の提案に向けて、利用者の声を反映した、
提案をめざし、積極的に研究開発に取り組んでいきます。
UNI-CUB β
商品化に向けた取り組みを展開しています。
自分の歩幅+αの、心地よいアシスト感
左右の足の振り出しとけり出しのタイミングに合わせ、腰の部分のモーターで
太ももの部分にアシストし歩幅と歩行リズムを調整する
「歩行アシスト」を
研究中。独自の薄型モーターと制御システムで小型化を実現し、
脚力が低下した人の歩行をサポートする効果の検証も進めています。
歩行アシスト
1986
[E0]
足を交互に
出して歩行が
可能になる
1989
[P1]
腕と胴体がついて、
いよいよ本格的な
人間型ロボットへ進化
1996
[P2]
必要な機器をすべて
内蔵した世界初の
人間型自立歩行ロボット
1997
[P3]
人間の生活空間に
とけこむ人に近いサイズの
プロトタイプモデル
2000
[ASIMO]
知的・身体的能力を
高次元で合わせ持つ、
人間型ロボットを実現
ASIMO
To the future
21
22
次なる夢へ
ターボファンエンジンHFX-01( 1995 )
since
航空技術 1986
航空技術
HondaJet Technology
独創技術とアイディアで
空の世界も変えていく 小型ジェットエンジンHF120、出荷を開始
空を自由に移動できるモビリティ。Hondaの創業当初からの夢が、現実のものになろうとしています。
「Hondaがやるからには、今までになかった飛行機を」
という想いで独自の技術を確立し、
小型軽量で、燃費性能や耐久性、低騒音、低エミッション性能の
航空業界の常識を変えた小型ビジネスジェット
「HondaJet」。
新たなスタンダードとなるべく米国GE社と共同開発されたターボファン
顧客向けのデモツアーの開始や、デモンストレーション飛行を行うワールドツアーが
エンジン「HF120」。Hondaの航空エンジン事業子会社ホンダ エアロ
開催されるなど、お客様へのデリバリーに向けて、準備は着々と進んでいます。
インクが生産し、2014年11月に出荷を開始しました。同社のエンジン
ターボファンエンジンHF120
工場も米国連邦航空局の製造認定を取得し、量産体制を整えています。
HondaJet、お客様への引渡しに向けて
独創的な「主翼上面エンジン配置」など、革新的な技術の採用により
クラス最高水準の巡航速度、
燃費、
客室・荷室の広さを実現した
「HondaJet」
。
2014年6月には量産1号機が初飛行に成功しました。米国連邦航空局による
最終の型式証明取得の後、お客様への引渡しを開始していく予定です。
HondaJet
1986
1997
2003
2010
2012
小型航空機と
航空機用
エンジンの
研究開始
HondaJetの
最初の
コンセプト
スケッチ
HondaJet
技術実証機
の初飛行
型式証明
取得用の
試験機、
初飛行に成功
HondaJet
量産機の
生産開始
HondaJet
To the future
23
24
社会との調和をめざして
環境・安全への取り組み
Environmental & safety initiatives
Honda の環境キャラクター
リーフェル
Leaf + elf = Leafel
は
葉っぱ
ようせい
+ 妖精 = リーフェル
環境・安全ビジョン
2014年11月、ブラジル自動車業界で初となる風力発電拠点が稼働を開始。ブラジルでのHonda四輪車生産に必要な
年間電力量約95,000MWhを創出します。
この取り組みにより、CO 2 排出量を年間約2,200t以上低減できる見込みです。
「自由な移動の喜び」
と
「豊かで持続可能な社会」の実現へ
人が移動すれば、そこに新しい出会いや文化が生まれ、暮らしがもっと
楽しく豊かになる。クルマやバイクは、人の幸せを運ぶのりもの。
けれど、人の幸せが、地球の環境や、他の誰かを傷つけることがあってはならないと
Hondaは考えます。すべての人が心から安心して、
どこへも自由に移動できる
社会を、いつまでも。そう願い、環境・安全への取り組みを進めています。
「 自由な移動の喜び を次世代(for our children)に伝え、
豊かで持続可能な社会(blue skies)を実現したい」
という想いを、
このグローバル環境シンボルに込めました。
安全知識や運転技術を多くの「ヒト」に伝え、安全に
関わる
「テクノロジー」を開発、
また安全情報を
テクノ
伝えあう
「コミュニケーション」の推進により、
ロジー
道を使うすべての人の安全をめざしています。
ヒト
コミュニ
ケーション
幼児・小学生を対象とした交通安全教室
25
26
社会との調和をめざして
子どもたちに
青空を手渡したい
「つくる」
「 つかう」
「 つながる」で、水素社会を拓く
移動する喜びをいつまでも分かちあうために。独自の高圧水電解システムを搭載した
簡単・便利なパッケージ型「スマート水素ステーション」、排出ガスゼロで水しか
出さない燃料電池自動車、非常時は小さな発電所として家庭や公共施設へ電力供給
する外部給電機能など、水素社会の実現に向けたトータルな研究開発を進めています。
環境・安全への取り組み
Environmental & safety initiatives
道を使うだれもが
安全でいられるように
安全を広げる人づくり、場づくり、
ソフト開発
Honda 環境宣言(1992年制定)
地球環境の保全を重要課題とする
社会の責任ある一員としてHondaは、
すべての企業活動を通じて人の
健康維持と地球環境の保全に
積極的に寄与し、
その行動において
先進性を維持することを目標として、
その達成に努めます。
「人から人への手渡しの安全」や「参加体験型の実践教育」を基本に、
1970年より安全運転普及活動を展開。各地の交通教育センターや
販売会社での活動に加え、地域や自治体と連携し、
さまざまな教育の場と
機会を提供しています。
また海外でも、安全教育や啓発活動、指導者の
交通安全教育(タイ)
養成など、それぞれの国や地域に根ざした取り組みを展開しています。
「事故にあわない社会」の実現をめざして
過去の事故発生状況の分析結果をベースに、今まで蓄積してきた
安全技術をさらに進化させ高機能化した、先進の安全運転支援
システム「Honda SENSING」/「 AcuraWatch」。
遠くまで対象の位置・速度を測定できるミリ波レーダーと、
対象の形や大きさの識別に優れた単眼カメラ、
この2つを融合した
高精度な検知機能を備え、ブレーキやステアリングなどを協調制御。
クルマ周囲の状況を認識し、安心・快適な運転や事故回避を支援します。
Hondaの事故ゼロへの想いが息づくこのシステムを、
幅広いモデルに順次搭載していきます。
スマート水素ステーション
( SHS )/外部給電器「 Honda Power Exporter CONCEPT 」/燃料電池自動車コンセプトカー「 Honda FCV CONCEPT 」
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Honda SENSING / AcuraWatchイメージ
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社会との調和をめざして
社会活動
Corporate citizenship
夢のある明日の
社会づくりをめざして
夢をカタチにする喜びを、次の世代へ
次の世代に手渡していきたいものがあります。たとえば恵み豊かな自然。
夢を描きモノをつくる楽しさ。安全な交通社会。企業理念のもと、
社会活動理念
地域との絆を大切にした社会活動を展開してきたHonda。
●地球的視野に立ち、
「 商品・技術」
を
今後も地域の方々と手をたずさえて、
さまざまな活動を進めていきます。
合言葉は、Together for Tomorrow
このロゴは、みんなで力を合わせ、夢のある明日の社会づくりをめざすという
Hondaの社会活動の考え方を表しています。
「子どもアイディアコンテスト」は、夢にチャレンジすることの大切さや
楽しさを実感してもらいたいという想いから、2002年にスタートしました。
通じて社会に貢献する ●良き企業市民として地域に根付き、
子どもたちの成長を支援する取り組みは海外へも広がり、2005年からは
社会的責任を果たす ●次世代のために、
心豊かで
子どもアイディアコンテスト
タイ、2008年からはベトナムでも開催しています。
活力のある人と社会づくりに努める
地域の生活を支える森づくり
2013年から始まったベトナムでの植林プロジェクト。これは森林の再生と
ともに、木材が重要な収入源となっている山間部で、雇用や産業を生み出す
ことで、貧困問題を改善することを目的としています。地域の皆さんと協力し、
継続的な手入れや保護を実施。2020年には木材生産を開始する計画です。
ベトナム植林プロジェクト
元気な森を次世代のために、地域のために
国内の各事業所で、すべての人々がよろこぶ森づくり
「HondaWoods」の
取り組みをすすめています。周囲の環境に合わせた樹木の間伐や若返り
「素足で歩ける砂浜を次世代に残したい」
という想いから、独自開発した
「ビーチクリーナー」
を使った砂浜の清掃活動「Hondaビーチクリーン活動」
を2006年よりスタート。
全国100カ所以上で実施し、東日本大震災の被災地でも、復興の一助となれるよう活動を重ねてきました。
また、2015年3月にはブラジル フトゥーロビーチで活動を実施しました。
29
(萌芽更新)など、人が積極的に手入れを行うことで、木々を循環し、
若々しく個性あふれる森を育てていきます。
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社会との調和をめざして
モータースポーツ
Motor sports
人と技術の進化のために
チャレンジは続く
頂点で磨いた技術を、
みんなのクルマやバイクに
「技術力で世界一になる」。1959年、
まだ無名メーカーだったHondaは当時、二輪レースの
頂点とされていた「マン島T.T.レース」に初参戦。そして1961年、初優勝を挙げると、
「レースをやらなければ、クルマやバイクは良くならない」。極限への挑戦で
1965年、四輪レースの最高峰「F1グランプリ」でも参戦11戦目にして初優勝。その後も
磨いた技術をより良い市販車づくりに活かすため、世界のさまざまなレースに
技術革新と技術者の育成のため、
さまざまなレースに挑戦してきました。2015年からは、
挑戦。ロードレース世界選手権のMotoGPクラスをはじめ、ダカールラリー、
四輪ではWTCC世界ツーリングカー選手権やSUPER GTシリーズなど、
7年ぶりにF1の舞台へ。夢に向かい、
さらなるチャレンジを続けていきます。
MotoGP( 2015 カタールGP )
幅広いカテゴリーでレース活動を展開しています。
お客様が、つくって、参加して、楽しむレースも
「Honda エコ マイレッジ チャレンジ」は、
「 1リットルのガソリンで
何キロ走行できるか」をテーマに1981年からスタートし、今年で
35回目を迎える燃費競技大会です。地球の未来を築く若い人たちに、
自由な発想であらゆる可能性にチャレンジする ものづくり を通じて、
環境への意識を高めていただきたいという想いで開催しています。
Honda エコ マイレッジ チャレンジ(日本)
Honda エコ マイレッジ チャレンジ( 2014 日本)
すべては、
より豊かなモビリティ文化のために
2015 年より、パワーユニットサプライヤーとしてF1に参戦。写真はスペインGP
31
世界選手権 第一回日本グランプリ
ロードレース
( 1963 鈴鹿サーキット)
Hondaは1962年に「鈴鹿サーキット」、1997年には「ツインリンクもてぎ」を開業。
モータースポーツの発展に貢献する一方、多彩な体験型コンテンツをそろえ、
多くの人にモビリティの楽しさを伝えています。
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グローバル展開
国境をこえて、
世 界中のお客様へ
中国
アメリカンホンダモーターカンパニー・
インコーポレーテッド(米国)
本田技研工業 投資有限公司(中国)
日 本
欧州・中近東・
アフリカ
本田技研工業株式会社
株式会社本田技術研究所
地域統括会社( 所在国)
ホンダエンジニアリング株式会社
ホンダモーターヨーロッパ・
リミテッド(英国)
アジア・大洋州
社 名:本田技研工業株式会社
地域統括会社( 所在国)
東京都港区南青山2 - 1 - 1
本 社:〒107- 8556
設 立:1948年
(昭和23年)9月
資本金:860億円
(2015年3月末現在)
従業員数:連結204,730名/単独22,954名
(2015年3月末現在)
南米
地域統括会社( 所在国)
ホンダサウスアメリカ・
リミターダ(ブラジル)
2015 年 3 月末現在
連結子会社・関連会社 国内 120 社、海外 337 社
TEL. 03 - 3423 - 1111
(代表)
代表者:代表取締役社長 社長執行役員 八郷隆弘
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北米
地域統括会社( 所在国)
地域統括会社( 所在国)
アジアホンダモーターカンパニー・
リミテッド(タイ)
Honda global operations
Honda 会社案内は Web サイトでもご覧いただけます
http://www.honda.co.jp/guide/
携帯電話・スマートフォンをご利用の方はこちらへ
http://dream.honda.co.jp/corporate/guide/
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