第4章 オプション

オプション
第4章 オプション
画面下段に緑色のライン(選択ライン)が表示されている権利行使価格のチャートが
画面上段に表示されています。
クリックでポジションを移動すると上段のチャートも連動します。
常に同じ権利行使価格のコールプットが表示されています。
選択ラインポジション
のコールチャート
選択ラインポジション
のプットチャート
権利行使価格
第4章 - 1
オプション
【理論価格・IV・リスクパラメーター】
IV : 市場が予想している変動率が、実際のオプション価格に反映されていると
の考えから、オプションの評価モデルの計算式に市場のオプション価格を
当てはめることで逆算します。
理論価格: ブラックショールズ(微分)に基づくポジションの理論価格。現物価格・
権利行使価格・期日・短期金利・日経のボラティリティにより算出されます。
デルタ :オプション・プレミアムの構成要素である基礎商品(日経平均株価)価格
の変化に対するプレミアムの変化率。デルタは現物の動きに対してオプショ
ン価格がどの程度動くかを見る指標。例えばデルタ0.6のオプションは日
経平均株価が100円上昇すると60円上昇するということです。「株の達
人」では、デルタの値は小数点以下3桁で表示されます。
ガンマ :現物の動きに対してデルタがどの程度動くかを見る指標。ガンマが負の場
合、株価が比較的安定しているとき利益を生み、正の場合は上下どちらの
方向でも、大きく変動したとき利益を生むポジションといえる。「株の達人」
では、ガンマの値は小数点以下4桁で表示され、現物価格が1円変化すると、
デルタの値がガンマの数値だけ変化します。
セータ :オプション・プレミアムの構成要素の一つである時間に対するプレミアム
の変化の割合のこと。オプションは現物株価が動かなくても価格は下がる。
1日を経過するとオプションの価値がどの程度下がるかを表したのがセー
タ。セータの大小によりそのオプションが買い手に有利なのか、売り手に
有利なのかがわかる。セータはリスクパラメータのなかでも重要な指標と
いえる。「株の達人」では、セータの値は小数点以下3桁のマイナス数値で
表示され、単位は円です。
ベガ : ボラティリティが1%動いたときに、オプション価格がどのくらい変化す
るかを示したもので、その銘柄に対する期待値が推測されます。「株の達人」
では、べガの値は小数点以下2桁で表示され、単位は円です。
第4章 - 2
オプション
【短期金利】
無担保コール翌日物:金融機関だけが参加できるインターバンク市場。コール市場に
は担保のいらない無担保コール市場と有担保コール市場があり
ます。無担保コール市場は翌日物から一年物までありますが、
翌日物の金利がコール市場の指標のようなものになります。
CD新発3ヶ月物 :CDとは銀行が発行する譲渡性預金です。譲渡性預金とは満期
までいつでも譲渡できる預金の事で、このCDの売買をされる
のがCD市場です。
CD新発3ヶ月物は短期金融市場の指標的な金利とされてい
ます。
【使用変数の変更】
使用変数とはブラックショールズ式の計算式に当てはめる変数です。
①現在使用している方の変数にグレーのラインが表示されます。
日 225
先 225
←この例では日経平均が採用されています。
②例えば使用変数を日経225先物に変更するときは、「先225」という文字の上を
クリックします。
日 225
先 225
→
日 225
先 225
クリック
同様に「HV」か「IV」、「無担保コール」か「CD新発」を選択します。
第4章 - 3
オプション
【ボタンの説明】
【損益図の表示】
①画面下段からポジションをクリックし緑色のラインを合わせ画面上の「損益図」ボタン
をクリックます。
クリック
第4章 - 4
オプション
②「損益図表示」ボタンをクリックします。
クリック
選択したポジションが管理表に表示されます。
③損益図が表示されます。
クリックすると、
前画面へ戻ります。
クリックすると、
損益図が印刷できます。
損益計算図
横軸に日経平均、縦軸に損益をとります。時間価値は含まず、本質的価値のみで表示さ
れます。つまり、満期時に精算した場合の損益をグラフ化して、オプションの損益を一
目でわかるようにしたものです。オプション損益図の特徴として権利行使価格のところ
で折れ曲がります。したがって損益線を描く際は、この権利行使価格で日経平均株価が
終わった場合の損益を求め、権利行使価格を上回った場合、下回った場合それぞれの損
益を求め、三点を結ぶことによって損益線を引きます。
第4章 - 5
オプション
【損益図の編集複数設定】
①編集したい項目をクリック、水色のラインを合わせます。
②「編集」ボタンをクリックします。
全項目が削除
されます。
①
②
※「価値」という覧は「価格×枚数」で求めた金額が入りま
す。(売りの場合はマイナス表示)
指定した項目が削除されます。
③ポジションの詳細設定の画面が表示されたら、残存、
価格、現値、枚数は変更したい数値を入力します。
売買は▼をクリックして売り・買いを選択します。
④
④詳細設定が完成したら「確定」ボタンをクリックし
ます。
⑤ポジションの設定画面(一覧)に戻りますので「損
益図表示」ボタンをクリックし損益図を表示します。
【損益図の複数設定】
ポジションの設定画面(一覧)を移動させて、画面下のポジションをクリックしていく
ことで、12項目までの複数設定が可能です。
ポジションの設定と書い
てある青いバーを左ク
リックしたままマウスを
動かすと、好きな位置に
移動できます。
12項目までポジション
を選択し、損益図を表示
することができます。
※クリックは一回です。
第4章 - 6
オプション
【指数の表示】
クリックすると、元の
画面に戻ります。
予想レンジ:日経平均のIVを月と週に割り戻して求めます。※68%という表示は確率で
す。この例では
1週間の日経平均の変動は 7634 円~ 8114 円の範囲に位置する確率が 68%
1ヶ月の日経平均の変動は 7374 円~ 8374 円の範囲に位置する確率が 68%
ということになります。
ベーシス :日経平均と 225 先物の差 ・・・ 9日分が表示されます。
BR :日経平均のボリンジャーバンド9日と25日の数値が表示されます。
C/P :CPレシオ ・・・ コール総売買高をプット総売買高で割って求めます。
総売買C :コールの総売買高です。単位:十枚
総売買P :プットの総売買高です。単位:十枚
総建玉C :コールの総建玉です。単位:十枚
総建玉P :プットの総建玉です。単位:十枚
(予想レンジ・ベーシス・BRはリアルタイムサービスをご利用いただきますと、当日
のデータが反映されます。)
建玉について
オプションや先物において、売りと買いの数量は同数になり、そのポジショ
ンの数量は建玉として公表されます。オプションや先物で建玉が重要なのは
一度作ったポジションは必ず手じまわなければならないからです。買いポジ
ションの場合は返済売りを、売りポジションの場合は返済買いをしなければ
なりません。SQまでに返済されずに残っているポジションは自動的に決済
されます。つまり、一度作ったポジションは必ず解消されるということです。
第4章 - 7
オプション
【コメントの表示】
元の画面に戻ります。
印刷ができます。
【価格の表示】
元の画面に戻ります。
コール・プットの切り替えができます。
▲ボタン:次のページへ
▼ボタン:前のページへ
スクロールボタン
リアルタイムをご
利用の場合のみ表
示されます。
スクロールボタン
第4章 - 8
オプション
【表示限月の変更】
クリック
※限月を変更すると、下図の4分割画面の内容が変更されます。
第4章 - 9
オプション
【シミュレーションをする/入力】
残存日数や日経平均価格などを変更することで、理論価格やリスク指標が再計算される
シミュレーション機能の操作方法です。
①
入力ボタンを押す前の画面
入力ボタンを押した後の画面(黒枠で囲んである箇所が入力可能箇所です。)
①「入力」ボタンをクリックします。入力可能な箇所が白抜きで表示されます。
※理論価格計算の使用変数として設定されている方が入力できます。オプション使用
変数の設定は P3 を参照ください。
②数値を変更したい箇所をクリックしてカーソルを合わせます。
③変更したい数値を入力し、キーボートの「E n t e r」を押します。下段の理論価格・リ
スク指標一覧表が入力した値で瞬時に再計算されます。
④初期値に戻すときは「直近日」ボタンをクリックします。
※入力モードの時は操作ボタン「入力」が赤文字になります。
解除するにはもう一度「入力」ボタンをクリックします。
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4������
章 - 10
オプション
【チャート画面に切り替える/チャートモード】
①「チャート表示」ボタンをクリックすると、オプションチャートモードに切り
替わります。4分割画面下段で選択ラインのポジションチャートからスタートし
ます。プレミアムチャート(過去8ヶ月分も)や日経平均・先物等をテクカル分
析する画面です。チャートモードを解除し、4分割画面に戻るには、「分割表示」
ボタンをクリックします。
225 先物・日経平均・コール・プットの切替ボタン
▼:高い方の権利行使価格へ進む
▲:安い方の権利行使価格へ進む
:選択グループの銘柄一覧表示
4分割画面に戻ります
チャート表示期間
選択されているグループ
コード 表示チャート
※この例は 3 月限月
プット 10500 円
※数値・指標・条件の使い方は個別銘柄をみるチャート画面と同様の操作手順となりますので、省略いたします。
参照 数値:第 2 章 P21 ~ 23 指標 条件:第 2 章 P8 ~ 17
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章 - 11
オプション
【チャートモードで表示限月(過去データ含む)を変更する】
元の画面に戻ります
①見たいグループをクリックします。
②続いて「チャート表示」ボタンをクリック
します。
銘柄移動ボタンで選択されているグループ銘柄
を順番にみることができます。
▼:高い方の権利行使価格へ進む
▲:安い方の権利行使価格へ進む
:選択グループの銘柄の一覧表示
過去データは8ヶ月分を保有します。
【各種指数もご覧いただけます】
グループ内の指標を選択後
をクリックすると
グループ内の先物を選択後
をクリックすると
ご覧になりたい
指数を選択後、ク
リックすると画
面に表示されま
す。
第�������
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章 - 12
オプション
【数値の一覧表示と印刷】
チャート画面が印刷できます
「表示」メニューからも操作可能
「ファイル」メニューからも操作可能
4本値表示
:4本値・前日比・出来高・出来高前日比の実数が表示されます。
指標表示
:現在表示している指標の実数が表示されます。
4本値&指標表示 :4 本値と指標の実数が表示されます。
日付大順・小順 :表示の順番を日付順・逆順に並び替えます。
CSV
:csv 形式でデータ保存ができます。
印 刷
:画面表示している指数テーブル一覧の印刷できます。
(印刷行数が指定できます)
閉じる
:「指標テーブル一覧」画面が終了しチャートに戻ります。
※日足 週足 月足 表示されているチャートの実数を表示します。
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章 - 13
オプション
<一覧画面の文字サイズの変更>
一覧画面の文字の大きさを変更することができます。
「設定」メニューをクリックし、「一覧文字サイズ・大」または「一覧文字サイズ・小」
を選択します。
一覧画面を閉じ、再度表示すると選択した文字サイズが反映されます。
第�������
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章 - 14
オプション
【当日のデータを表示する】
リアルタイムをご利用いただくとザラバのデータをご覧いただくことができます。 ※別途契約が必要となります。
※詳細は第7章リアルタイムをご参照ください。
リアルタイムをご利用されている場合は、起動時にリアルタイムが接続され、チャート
画面に反映されます。チャート上に当日のローソク足が1本追加され、各指標の数値も
リアルタイム株価にて計算してあります。IV・リスクパラメータも当日データで計算
されます。
リアルボタンの文字が赤く
表示されます。
※前日までのデータを表示している場合
リアルボタンの文字が黒く
表示されます。
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章 - 15