「国際陶磁器フェスティバル美濃`17」総合プロデュース業務仕様書

「国際陶磁器フェスティバル美濃’17」総合プロデュース業務仕様書
1 本業務の考え方
国際陶磁器フェスティバル美濃は 1986 年(昭和 61 年)に第 1 回が開催され、トリエン
ナーレ形式で 2014 年(平成 26 年)には記念となる第 10 回が開催されました。今回はその
流れを引き継ぎつつ、さらに国際化を踏まえた国際陶磁器フェスティバルの開催で、国内
外から来場者を迎え、陶磁器業界及び東濃地域の魅力を国内及び海外に発信することを目
的とします。
国際陶磁器フェスティバル美濃’17 総合プロデュース業務受託者は、このような開催趣
旨を十分理解した上で、フェスティバルの内容に反映させることが求められます。また、
フェスティバル開催に向けて盛り上がりを創出し、フェスティバル開催を契機に陶磁器業
界の発展及び地元住民との一体感をつくりだすことも求められています。
指示事項提案書及び企画提案書の作成にあたっては、フェスティバル開催までの様々な
活動と、その成果としてのフェスティバル開催期間の演出・企画を提案してください。
~国際陶磁器フェスティバル美濃 基本理念~
10,000 年を越える陶磁器の偉大なる系譜に想う。私たちは今、陶磁器の精神と存在を再度、
その歴史に学ばなければならないのではないか。かつて無造作に産みだされたもののなか
から、美を発見し、精神を与え、名器は生まれた。無技巧な碗ひとつにも、非凡を認め、
色を感じ、感触を味わい、奇異でもなく主張することもない形に宇宙を観たこともある。
生活者の欲求と様式に合致し、新しい提案を示すものは、時代を超え輝き続ける生命力を
もつ。21世紀を迎えた今、大量生産、大量消費、新素材、新技術といった時代の荒波は、
陶磁器の精神と存在をどの方向に導こうとしているのだろう。技術至上の前に、創造力は
失われていないか。生活者を優しく見つめる温かい人間愛を否定していないか。光輝あふ
れる陶磁器の偉大なる未来に誓う「国際陶磁器展美濃」は、高度な技術に裏づけられた創
造力と限りない人間愛につつまれた未来への提案の場であり続けることを。
2 国際陶磁器フェスティバル美濃’17の基本計画概要
1)フェスティバル開催日時
2017 年(平成 29 年)9 月中旬~10 月中旬(会期については現在未定)
2)会場
セラミックパーク MINO を主会場とした 3 市での開催
3)来場者
約 180,000 人
4)総事業費
約 16,000 万円(未定)
仕-1
3 国際陶磁器フェスティバル美濃’17内容
・国際陶磁器展美濃
世界四大陶磁器コンペティションの一つである地位を確立しつつ、更なる国際化に
視点を向けたコンペティションと展示会の開催
・産業振興事業
陶磁器業界及び地域の人々と創りあげるイベントの開催
・広告・宣伝事業
国際陶磁器フェスティバル美濃’17を国内及び海外から集客する広告宣伝
4 指示事項提案書について
「国際陶磁器フェスティバル美濃’17」の開催にあたり、下記の事項について具体策
を漏れの無いよう提案してください。また、各提案内容に伴う費用の提出をお願いします。
・総合プロデューサーの氏名及び経歴
・国際陶磁器フェスティバル美濃’17について
①国際陶磁器フェスティバル美濃’17の特徴及びそれを表現するための具体策
②来場者数の目標及びその具体策
・国際陶磁器展美濃について
①第11回国際陶磁器展美濃の特徴
②陶芸部門とデザイン部門のありかた
③国際化を進めるための具体策
④応募者を増やすための具体策
⑤国際陶磁器展美濃の受賞者への奨励策
⑥審査員の選出方法
・産業振興事業について
①産業振興事業の具体策
②産業振興事業の取組体制(業界及び地域の人々との参加の仕方など)
・広報・宣伝事業について
①開催までの具体的な広報宣伝策
②3市内(多治見、瑞浪、土岐)以外の国内からの集客する広報宣伝策
③海外からの集客する広報宣伝策
5 企画提案書について
指示事項提案書以外に、国際陶磁器フェスティバル美濃’17における各事業の企画提
案がある場合に自由様式で提案してください。その際には実施期間及び実施に伴う予算も
記入してください。
仕-2
6 スケジュール(予定)
時期
フェスティバル準備業務
1月
27 年度
産業振興事業案策定
3月
国際陶磁器展美濃 コンペ策定
6月
28 年度
7月
国際陶磁器展美濃 募集要項策定
8月
国際陶磁器展美濃 募集要項発表
9月
★前年祭(フェスティバル概要発表)
国際陶磁器展美濃 作品募集
12 月
7月
9月
29 年度
最終審査
★開会式、表彰式
フェスティバル開催
10 月
※理事会等の会議及び集客のためのイベントへの出席を依頼した場合に出席をお願いしま
す。
※提案された事業については、必ずしも実施するものではなく、今後実行委員会と協議の
上判断していく。
仕-3