Geo7x+Rangefinder レーザー測距によるオフセット計測 ナビゲーション 簡易操作説明書 株式会社ニコン・トリンブル 2014 年 9 月版 Rev.C はじめに 本書は、Geo7x(TerraSync)にオプション「Rangefinder」(オプション)を搭載し、オフセット観測を行う場合につ いて、より精密に計測する方法とナビゲーション方法について記載しています。 基本的な操作方法は別途 help 等を参照してください。 オフセット計測 本機と Rangefinder の構成 本機に搭載された GNSS アンテナと Rangefinder の位置関係は以下の通りです。 アンテナ位置 レーザ照射位置 50mm GNSS アンテナ位置とレーザー照射結果の整合性を確保するため、Rangefinder 計測結果の内、距離結果に 50mm を加える必要があります。(2014 年 3 月現在) オフセット観測をする場合、GNSS アンテナ高は「0m」にセットしてください。 -1- 事前準備 計測を始める前に、Rangefinder のキャリブレーションを実施してください。 Rangefinder は特に精密機器のため特にコンパス精度を高めるために現地作業の前に以下の手順でキャ リブレーションを実施します。 ① 画面左下のウインドウズボタンをタップし、「設定」アイコンをタップします。 ② 「システム」アイコンをタップし次の画面から「センサのキャリブレーション」アイコンを タップします。 ③ 「フルキャリブレーション」をタップします。 -2- ④ 画面の指示に従ってキャリブレーションを実施します。 ※作業前の実施以外にも、TerraSync のマップ画面右上の方位マーク右脇に下図のマークが表示 されている場合、同様にキャリブレーションを実施してください。 A A部をタップしてキャリブレーションを実行できます。 -3- オフセット計測手順 ① TerraSync を起動し、画面左上から「データ」をタップし、新しいデータファイルを作成します。 ※アンテナ高は「0m」にセットしてください。 ② 「Point_generic」をタップし、GNSS 計測を始めます。 あらかじめ補正情報等必要に応じて設定してください。 ③ 計測中の画面から右上の「オプション」をタップして「オフセット」-「距離-方位」をタップします。 ④ 本機の3つハードボタンの内、真ん中のボタンを押して「Rangefinder」を起動します。 -4- 起動しない場合、画面左下のウインドウズボタンをタップして、画面中から「Rangefinder」アイコンをタップし て起動します。 ⑤ 対処物にレーザーポインタを当てて、ハードボタンの真ん中のボタンを押します。 ⑥ 続けてハードボタンの右端のボタンを押します。 TerraSync 画面に切り替わり結果が入力されます。 -5- ⑦ 水平距離に、レーザー照射口と GNSS アンテナ位置のオフセット量(50mm)を加えて補正します。 ⑧ 画面下部の「完了」ボタンをタップします。一つ前の画面に戻ります。 ⑨ 必要に応じてコメント欄にコメントを入力し画面下部の「完了」ボタンをタップします。 ⑩ 保存確認のダイアログが表示されますので、「はい」をタップして計測値を保存します。 Rangefinder の使用注意 Rangefinder で高さを計測する場合、鉛直角の取得方法に注意が必要です。 鉛直方向に角度を振る場合、支点位置を変えると距離に比例して鉛直角にぶれが生じ正確な標高を取得できません。 -6- ナビゲーション ウェイポイントを準備する Pathfinder Office を使ってウェイポイントを作成します。 本書では、テキストファイル(点名,x,y,h)をインポートして作成する方法を説明します。 ① Pathfinder Office を起動し、座標系を設定します。 「オプション」-「座標系」から対象地区の座標系を設定します。 ② 「ファイル」-「ウェイポイント」-「ASCII インポート」をクリックします。 ③ 「ファイルの入力」にある「参照」をクリックしてインポートするファイルを選択します。「ファイルの」にある「参照」をクリッ クして出力先及びファイル名を設定します。 設定欄の内容を以下のように設定します。 「入力ファイルのフォーマット」 :「DNEZ」を選択 「フィールドの分離子」 :「カンマ」 「インポートしない行の最初の文字」:「空白」 「インポートを始める行」 :「1」 「入力ファイルの座標系」 :必要に応じて設定してください。 -7- ④ 「OK」をクリックします。 下図が表示されます。 ⑤ 「OK」をクリックします。 下図が表示されます。 ⑥ 「閉じる」をクリックして、Pathfinder Office を終了します。 ③で設定した保存先に、ファイルが保存されていることを確認してください。 -8- Geo7x を PC に接続しウェイポイントファイルをコピーする 接続する PC に Activesync がインストールされている必要があります。 ① Geo7x を PC に USB ケーブルで接続します。 ② 「デバイスを接続しないで接続」をクリックします。 ③ 「デバイスのコンテンツの参照」をクリックします。 ④ My Document/Terraasync を開き、作成したウェイポイントファイルをコピーします。 -9- ⑤ ウェイポイントファイルを開いたフォルダにコピーします。 ⑥ PC から Geo7x を切り離します。 - 10 - 座標系を設定する ① メニューから「設定」を選択します。 「設定」を選択 ② 「座標系」をタップし、当該地区の座標系を設定します。 - 11 - ウェイポイントファイルを開きポイントを指定する ① メニューから「ナビゲーション」を選択します。 「ナビゲーション」を選択 ② サブメニューから「ウェイポイント」を選択します。 「ウェイポイント」を選択 ③ 下図の画面が表示され、コピーしたファイルが一覧に表示されます。 目的のファイルを選択して「開く」をタップします。 ④ 一覧からナビゲーションするポイントを長押しして、プルダウンメニューから「目的地設定」をタップします。 長押しして「目的地設定」を選択 「目的地設定」したポイントに下図の様なアイコンがつきます。 - 12 - 新規にポイントを登録する場合 ① メニューから「ナビゲーション」を選択します。 「ナビゲーション」を選択 ② サブメニューから「ウェイポイント」を選択します。 「ウェイポイント」を選択 ③ 画面下部の「新規」を選択します。 - 13 - ④ ウェイポイントファイル名を入力し、「完了」をタップします。 ⑤ 画面右上の「オプション」から「新規」を選択します。 「新規」を選択 ⑥ ポイント名称及び座標を入力し「完了」をタップします。 - 14 - ⑦ 一覧からナビゲーションするポイントを長押しして、プルダウンメニューから「目的地設定」をタップします。 長押しして「目的地設定」を選択 「目的地設定」したポイントに下図の様なアイコンがつきます。 ナビゲーションをはじめる ① 左上のサブメニュー(「ウェイポイント」)をタップして「ナビゲート」をタップします。 下図の様な画面になり、ナビゲートが始まります。 「ナビゲート」を選択 画面下部のボタンでナビゲート情報内容を変更できます。 - 15 -
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