隠岐伝道と愛の橋

広島平和礼拝2015
司祭
オーガスチン 小林 尚明
来へ向けての広島復活教会とし
ての平和実現への決意を表す物
を作る、ということで賛成を頂
きました。
方々のお名
かりのある
活教会にゆ
して広島復
ま し た。そ
を進めてき
という計画
のを作ろう、
下 さ い。な
みにお越し
ま す。楽 し
れると思い
をご覧にな
成したもの
礼拝には完
今年の平和
れ ま し た。
協力してく
昨年の広島平和礼拝2014
前を刻んだ
広島復活教会では、三年前か
﹁名 表﹂を
お募金は現
か ら﹁名 表︵プ レ ー ト︶﹂に つ
作ってはど
在も行って
ら﹁原爆犠牲者名表検討委員会﹂
う か、と い
い ま す。少
いて募金を始めました。昨年参
うことを信
額でもかま
を発足させ、今年の広島被爆七
徒の皆さん
い ま せ ん。
加した多くの生徒、学生たちも
に提案した
皆さんの募
十年に向けて、何か形のあるも
ところ、
﹁よ
金 を 頂 き、
皆さんの思いを形にしたいと思
い 考 え だ。
賛 成﹂と い う 方 と、﹁今 さ ら 七
います。ご協力下さい。
鳩だ
だよ
より
り
鳩
︽敬称略︾
祝 洗 礼
4月5日︵日︶
アシジのフランシス
林 恭 平
マーガレット 大 東 香 帆
ラファエラ 三 木 薫
ソ フ ィ ア 大 東 香 織
ル カ 内 尾 徹
エルサレムのシリル
富 髙 八 洲
ヤ コ ブ 太 原 晃 一
神戸聖ミカエル教会
マ リ ア 坂 牛 紬
姫路顕栄教会
ヨ ハ ネ 宮 城 正太朗
米子聖ニコラス教会
フランチェスカ
片 岡 則 子
高知聖パウロ教会
4月 日︵日︶
マ リ ア 益 田 夏 花
明石聖マリア・
マグダレン教会
パ ウ ロ 本 間 淳
高知聖パウロ教会
祝 堅 信
4月5日︵日︶
ラファエラ 三 木 薫
ソ フ ィ ア 大 東 香 織
ル カ 内 尾 徹
エルサレムのシリル
富 髙 八 洲
ヤ コ ブ 太 原 晃 一
神戸聖ミカエル教会
ご 逝 去
4月4日︵土︶
マ リ ヤ 岡 澤 ミ ヨ
富岡キリスト教会
4月 日︵月︶
テ モ テ 貫 志 朗
広島復活教会
4月 日︵金︶
アブラハム 田 中 昭 郎
富岡キリスト教会
4月 日︵月︶
堀 田 寛太郎
神戸聖ミカエル教会
4月 日︵木︶
マ リ ア 山 本 敏 子
広島復活教会
4月 日︵土︶
マ リ ア 中 道 緑
神戸聖ミカエル教会
教 籍 移 動
3月 日︵火︶
アウグスティヌス
田 北 圭 吾
神戸昇天教会より
延岡聖ステパノ教会へ
4月2日︵木︶
マグダラのマリア
岩 永 友妃子
西大和聖ペテロ教会より
神戸聖ミカエル教会へ
お詫びと訂正
﹁隠 岐 伝 道﹂と 言 う 言 葉 を 口 に
督教団隠岐教会の教会員であ
も、その方の奥さんは、日本基
したいとお願いしました。しか
お聞きし、それはぜひ、お会い
に住んでおられると言うお話を
徒の方から、母方の親戚が隠岐
度、島出身の松江基督教会の信
甥で金物店を継いだ藤原金市兄
佐藤源之助兄でした。この方の
会の礼拝を始めたのが、主人の
子です。隠岐の島で最初に聖公
の二階座敷で行われた礼拝の様
教の初期の写真で、佐藤金物店
これは隠岐の島での聖公会宣
りを感じる。﹂
る人びとの静かで落ちついた祈
での、この敬虔な集まり。信ず
す。﹁ほ の 暗 い ラ ン プ の 光 の 中
のような説明が記されてありま
1枚の写真があり、そこには次
座り、熱心に聖書を読んでいる
の上に置かれたランプの周りに
り﹂と題する男女6人がコタツ
ている一人の小さな女の子と出
くの天神橋まで一生懸命に歩い
全身ずぶぬれになりながら、遠
手 に し て い た 傘 も 役 に 立 た ず、
い か と 心 配 し て い た 金 市 兄 は、
り続いた雨で洪水になりはしな
んな昭和2年のある日、連日降
言われるようになりました。そ
る自分勝手なヤツだ﹂と悪口を
むために橋を架けようとしてい
から﹁自分の店にお客を呼び込
まいます。そのうちに町の人々
りましたが、全員に断られてし
てくれそうな人たちに頼んで回
ど橋の建設のために資金を出し
に商店街の店主や町議員さんな
原金市兄は、街の人びとのため
した。そこで信仰者であった藤
町の人びとは不便を感じていま
が 焼 け 出 さ れ た 出 来 事 が あ り、
くに離れてあるために多くの人
行く道しかなく、2本の橋が遠
橋か天神橋のどちらかを通って
火に駆けつけるためには、八尾
今日も隠岐の島の人々の生活の
の働きは一人の信仰者を通して
集会は行われていませんが、神
現在、隠岐の島には聖公会の
後は町に無償で寄付しました。
から﹁愛の橋﹂と名付け、完成
書 の 言 葉﹁汝 の 隣 人 を 愛 せ よ﹂
た。そして、この橋の名前を聖
財を投げ出してまかないまし
70円の全額を藤原金市兄が私
は完成されました。総工費26
9年︵昭和4年︶9月
始され、丸1年をかけた192
となりました。やがて工事は開
橋と八尾橋の中間に架けること
強く話し合い、結局、橋は天神
反対する人もいましたが、根気
て欲しいと言う人や橋の建設に
自分の家に近い場所に橋をかけ
せたのは、橋を架ける位置です。
裕もありません。特に彼を悩ま
自分の商売のことなど考える余
ど多くのことに追われる日々で
場や隠岐支庁への工事許可願な
木材や石垣用の石の手配、町役
﹃神 の お と ず れ 5 月 号﹄
﹁鳩 だ よ り・教 籍 移 動﹂に
掲載した安信恵美さんの
お 名 前 が、阿 信 恵 美 と な
っ て い ま し た。お 詫 び し
訂正いたします。
していましたので、隠岐ノ島に
り、最近まで幼稚園の園長をさ
は、そのキリスト教信仰も共に
会い、ここに橋の建設をしなけ
中に生きており、島出身の多く
振替口座 ゆうちょ銀行
振替口座名義
日本聖公会 広島復活教会
口座番号 ︱
3
︱ 1693
01360 2
︵広島平和礼拝実行委員︶
十年も経ってから必要なのか﹂、
﹁関 係 者 の 遺 族 と し て 名 前 を 出
して欲しくない﹂という反対意
見もありました。
しかし、原爆で奪われた一人
一人の方々の人生を今だからこ
はかねてから訪れたいと思って
れておられたとお聞きして、こ
継承されました。そのエピソー
ればならないと言う強い思いを
の信仰者も各地で活躍されてい
年前に亡くなった父がよく
︻愛の橋︼
た。
司祭 バルナバ 瀬 山 会 治
いましたが、2013年の夏に
の神さまのお導きに感謝しつ
ドが小中学校道徳指導郷土資料
抱 く よ う に な り ま し た。当 時、
ます。
日、橋
その機会が与えられました。丁
つ、とても嬉しい旅となりまし
﹁隠岐の人々﹂の中に﹁愛の橋﹂
8人の子どもを持つ金市夫妻に
そ、思い出し、名前を刻み、将
13
17
20
23
として記され、子どもたちに読
文明堂印刷所
25
﹁日 本 海 に 浮 か ぶ﹂と 言 う 隠
印 刷 所
31
︵米子聖ニコラス教会牧師、 司祭 芳
我秀一
12
とって自費で橋を架けることは
発行責任者
ロバート コール マン
小川 淳一
レジナルド セイバリー
フレデリック ウォー カ ー
マリア 横 田 キヨ
ユニケ 岡上 千代
パウロ 中 村 弘
オクタビア ジ ュリア ス
ウイリアム リチャー ズ
マッテヤ 末 永 恵
広瀬 健介
ドロシー ケ ー ス
ルイーズル ガ ル ゲ ー
マルコ 小池 俊男
まれています。
年
http://www.nskk.org/kobe/
司 祭
伝道師
司 祭
宣教師
伝道師
修 女
司 祭
宣教師
司 祭
司 祭
司 祭
宣教師
宣教師
主 教
岐ノ島の歴史が写真と共に綴ら
れている郷土資料に、明治
頃に撮影された﹁ランプでの祈
広瀬基督教会管理牧師︶
25
TEL 078(351)5469
FAX 078(382)1095
1日
3日
5日
6日
11 日
12 日
14 日
15 日
15 日
19 日
20 日
21 日
27 日
28 日
鳥取聖ルカ教会・境復活教会・
*7月の記念逝去教役者*
想像を超える苦労の連続でし
日時 2015年7月2日(木)午前10:30
場所 神戸聖ミカエル大聖堂
司式 主教 中村 豊
説教 司祭 與賀田光嗣
隠岐の島、西郷町西町で大火
30
2015年
6 月号
40
隠岐伝道と愛の橋
逝去記念聖餐式
た。工 事 の 請 負 業 者 と の 交 渉、
発行所
事が起こりましたが、そこに消
ランプでの祈り 明治40年頃(提供:内田寿夫氏)
7月の教区関係教役者
神戸教区事務所
2015年6月1日 発行(4)
神 戸 教 区 報 ・ 神 の お と ず れ
第66巻第5号(通算605号)
2015年6月1日 発行
神 戸 教 区 報 ・ 神 の お と ず れ
(1)第66巻第5号(通算605号)
新司祭・新執事から
司祭に按手されて
司祭 ミカエル 杉野 達也
拝 後 に 信 徒 の 皆 さ ん に﹁先 生、
でずっと緊張していました。礼
た。入堂する前から退堂するま
会で聖餐式の初司式を行いまし
翌日の日曜日は、松江基督教
い。﹂と感じたからです。
事の責任の重さなのかもしれな
れから担っていく司祭という仕
重さなのだろうか。あるいはこ
* * *
もよろしくお願い致します。
と思います。どうぞ、これから
をもって日々を歩んでいきたい
に過ごし、共に働くことに喜び
てくださる神様とこれからも共
弱い私を召し、いつも共にい
いてくださることを。
こと、そして何より神様が共に
けてくださる聖霊が与えられた
仕 事 な の か﹂﹁教 会 は ど の 様 な
かけとなり﹁牧師とはどういう
をいただきました。それがきっ
いう変化に驚きとお祝いの言葉
ちから、私が執事になった、と
ことで、教職員の方々や生徒た
︵カ ラ ー・シ ャ ツ︶を 着 て 行 く
勤務では、クラウジー・シャツ
度の神戸国際大学附属高校での
よりの喜びです。また、週に一
事として務められることが、何
私たちは、
して、按手式にも来ていただき、
ても喜んでくださいました。そ
した。連絡すると、先生は、と
年ぶりに、先生へ連絡を取りま
い。﹂そ の 想 い か ら、実 に 2 4
されるところを見てもらいた
くれた先生に、私が執事に按手
めて、イエス様のことを教えて
思 い 出 し た の で す。﹁人 生 で 初
と教えてくださったことを急に
年ぶりに再会を果
緊張されていましたね。緊張感
が伝わってきました。
﹂と言われ
ことしているのか﹂という話を
ことから、私の執事按手は、イ
たすことが出来たのです。この
蒔かれた種、実る時
エス様の名によって、蒔かれた
ました。司祭としての務めであ
する機会が増えたことは、何よ
種が
執事 セバスチャン 浪花 朋久
りの喜びです。
かれております。それを要約い
按手式の式文の諮問の箇所に書
を探すために、過去を振り返っ
チャンになった﹁スタート地点﹂
まった時、私は、自分がクリス
葉と行いによって、キリストと
私は、これから執事として﹁言
でもあったのです。
る聖餐式の大切さ、それを司式
する重みを翌日に感じました。
執 事 に 按 手 さ れ る こ と が 決
年の時を経て実った瞬間
司祭の務めについては、聖職
たしますと、﹁言葉と行いによっ
その贖いの愛を明らかにしなけ
しかし、神様は、この様な私を
ていました。クリスチャン・ホー
執事として召してくださいまし
て 福 音 を 宣 言 し、そ の 教 え に
日、
しかし、もっと前に私は、神様
た。そして、私が幼い時に、神
ればなりません︵祈祷書474
と出会っていたのです。それが
様の召しが与えられていたよう
ムで育っていない私が、洗礼を
何と、幼稚園の時。私が通って
従って生活すること、すべての
しと皆様のお祈りによって執事
いた幼稚園は、神戸市垂水区に
春分の日に公会の司祭に按手さ
に按手されましたことを、この
頁︶﹂。私 自 身 は、と て も 弱 く、
と、洗礼を行うこと、聖餐式を
場 を 借 り て 感 謝 申 し 上 げ ま す。
言動にも多々、問題があります。
司式すること﹂です。ここに書
に、神様のみ業が、私たちの周
受けたのが、大学生の頃。教会
祈りに支えられて、司祭按手の
かれていること一つ一つがとて
あるカトリック教会の愛徳カリ
に通い始めたのは、高校生の頃。
恵 み に 与 る こ と が で き ま し た。
現在、私は神戸聖ミカエル教会
りに多くあるのだ、という、こ
人 を 分 け 隔 て な く 愛 す る こ と、
いつも私を気遣い、心に留めて
も 責 任 の あ る 重 た い 務 め で す。
メロ修道女会を母体とする愛徳
説教をすること、神の赦しを告
日に、神様のお赦
くださった皆様に心から感謝申
の牧師補として奉仕させていた
しています。参加者全員に充実
このような重たい責務をこれか
した4日間を過ごしていただけ
し上げます。
今年の中高生大会のテーマにつ
るよう、夏に向けて役員一丸と
の神秘を一人でも多くの人に伝
いて考えました。そして、近年
なって準備していきます。ぜひ
えて行けるよう、これからも努
中高生の参加者が減少している
この前島という宝島で一緒に宝
幼稚園でした。幼い頃の記憶は、
中で、どうすれば新しい中高生
ほとんどありませんが、クラス
のメンバーが増えるのか、どう
探しをしましょう。たくさんの
だいております。按手式翌日の
すればまた次も参加したいと思
参加を心からお待ちしています。
聖餐式では、初説教、初分餐の
﹁中 高 生 大 会 が な く な っ て し
ってもらえるのかについても話
ら行っていくのだが、私には耐
まうのは嫌ですか?﹂この問い
し合いました。
えられるだろうか。不安になる
日
司祭に按手される時、主教様
でご奉仕されました。し
が投げかけられたのは3月
そんな中、チャプレンである
をはじめ、多くの先輩聖職に手
かし、数年後、体調が優
から行われた、春の準備会での
長田司祭に﹁みんなが指示を待
めてまいります。
れず、教会勤務を断念せ
ことでした。今、私たちは﹁中
っている、黙り込んでしまって
担任の先生がカトリックの信徒
ざるを得ない状態にまで
高生大会がなくなってしまうか
い る。そ れ を な く し て ほ し い﹂
奉仕をさせていただき、自分が
に悪化しました。診察の
もしれない﹂という危機に直面
と言われました。私は確かにそ
時もありますが、そんな時は按
結果、水頭症を罹患して
しています。このことを危機と
の通りだと思いました。今回の
を置かれました。この重みは一
い る こ と が 判 り ま し た。
感じるか否かは様々な捉え方が
話し合いでも呼びかけがあって
どうぞ、これからも、皆様か
その後、平日は神戸聖ミ
あると思います。しかし、私た
も誰も答えず、みんな黙りこん
で、私たち園児を前に十字架を
カエル教会で行われる聖
ち 役 員 は 口 を 揃 え て﹁嫌 で す﹂
改めて執事になったのだ、とい
書研究とデイサービスで楽しい
と答えました。それはなぜでし
手式のことを思い出そうと思い
時 間 を 過 ご し ま し た。し か し、
でしまう場面が何度かありまし
生 涯 忘 れ る こ と は で き ま せ ん。
昨年9月に体調を崩し入院され
いと気付きました。個々が役員
中高生大会が大好きだからです。 た。しかしこのままではいけな
ょう。答えは1つです。みんな
としての自覚を持って自分の言
らのご指導ご鞭撻、お祈りのほ
ました。
同世代の若者が集まり、共にお
いたいことをちゃんと言葉にし
そ れ は、﹁こ の 重 み は こ れ か ら
一郎司祭は入院先のアガペ甲山
昨年末、筆者は上原信幸司祭
祈りし、聖歌を歌い、同じ時間
て、良い話し合いをしなければ
ど、よろしくお願い致します。
病院で逝去されました。 日午
と共にクリスマスの私宅聖餐へ
を共有することができる素晴ら
ならないのです。
手にして﹁イエス様は、私たち
後7時から通夜の祈り、 日午
伺いました。その時、倫子夫人
しいキャンプを私たちの代でな
今年のテーマは﹁宝探し﹂です。
のために十字架にかかったの。﹂
して中村豊主教の司式、教区の
から﹁クリスマスだけれど、主
くしてしまうわけにはいかない
このテーマには中高生大会の宝
うことを感じました。まだまだ、
教役者補式により神戸聖ミカエ
人 の 好 き な﹃主、わ れ を 愛 す﹄
のです。
物︵友達、思い出、自分なりに
慣れないことが多いですが、執
ル 大 聖 堂 で 執 り 行 わ れ ま し た。
を 一 緒 に 歌 い ま せ ん か。﹂と 言
この危機から脱出しようと今
中高生大会で得るものなど︶を
ます。皆様にお祈りしていただ
延べ300名以上の聖職・信徒
われたので、病室にいる全員で
年の中高生大会を引っ張ってく
き励まされたこと、私に働きか
等が参列しました。
歌いました。すると、桑原司祭
れる大会長は藤井漱之介君︵神
探してほしいという思いが込め
前
時 から 葬 送式 が 準教 区 葬と
第 回中高生大会に向けて
葬送式では、岡崎正司祭が説
は聖歌に合わせて口を動かされ
られています。今年の中高生大
司祭 逝去
教で﹁桑原司祭は、クリスチャ
ました。体は動かなくとも、主
戸聖ヨハネ教会︶です。彼は﹁参
会は岡山県の前島というところ
テ ー マ:宝探し
日 時:8月11日
(火)
∼14日
(金)
会 場:啓明学院 前島キャンプ
大 会 長:藤井漱之介(神戸聖ヨハネ教会)
参 加 費:12,000円(傷害保険含む)
申 込 先:司祭 藤井尚人(神戸聖ヨハネ教会)
*所定用紙に記入し、各教会から
一括申し込みください。
申込締切:7月14日
(火) ※締切厳守
ヨハネ 桑 原 一 郎
ン・フ ァ ミ リ ー の 長 男 と し て、
加者全員が楽しめる大会にした
で行われます。キャンプファイ
目 的:中高生大会CSのための研修
参加対象:18歳以上の青年
日 時:2015年 8 月10日
(月)
∼11日
(火)
会 場:岡山聖オーガスチン教会
参 加 費:無料(交通費も一部負担します)
申 込 先:司祭 杉野達也(松江基督教会)
*中高生大会とは別に
申し込んでください。
申込締切:7月14日
(火) ※締切厳守
テレサ 笹 緋奈
期待され、実直で真面目な聖職
を 賛 美 す る 桑 原 司 祭 の 信 仰 は、
い。そのためには、まず役員自
活教会、神戸昇天教会など、
年 の 牧 会 生 活 を 送 ら れ ま し た。
︵浪花 記︶
神戸教区第52回中高生大会
24
要望から、松江基督教会
者として牧会生活を送ってい
岡崎司祭が語ってくださった
ら全力で楽しみ、誰でも輪の中
ヤー・ウォークラリー・海水浴・
18
退職後、聖職が不足する教区の
キャンプサーバー・トレーニング・キャンプ
︵神戸聖ミカエル教会信徒︶
た。﹂と語られました。
桑原一郎司祭の魂が主の御憐
﹁実直﹂だったのだと思います。
に入りやすい雰囲気を作らなけ
スタンツ・肝試しなど盛りだく
日午前1時、桑原
桑原司祭は、鳴門聖パウロ教
れみによって安らかに憩われま
れ ば な ら な い﹂と 言 い ま し た。
去る4月
会、神戸聖ヨハネ教会、広島復
すよう、お祈り申し上げます。
さんの楽しいプログラムを予定
20 19
52
私を導いてくださる聖霊の力の
れました。ウイリアムス神学館
主のお許しにより、3月
24
に入学して以来、ちょうど5年
去る3月
24
げること、神の祝福を与えるこ
21
あまり、たくさんの励ましとお
21
大会長の思いを聞き、みんなで
44
11
2015年6月1日 発行(2)
神 戸 教 区 報 ・ 神 の お と ず れ
第66巻第5号(通算605号)
2015年6月1日 発行
神 戸 教 区 報 ・ 神 の お と ず れ
(3)第66巻第5号(通算605号)
新司祭・新執事から
司祭に按手されて
司祭 ミカエル 杉野 達也
拝 後 に 信 徒 の 皆 さ ん に﹁先 生、
でずっと緊張していました。礼
た。入堂する前から退堂するま
会で聖餐式の初司式を行いまし
翌日の日曜日は、松江基督教
い。﹂と感じたからです。
事の責任の重さなのかもしれな
れから担っていく司祭という仕
重さなのだろうか。あるいはこ
* * *
もよろしくお願い致します。
と思います。どうぞ、これから
をもって日々を歩んでいきたい
に過ごし、共に働くことに喜び
てくださる神様とこれからも共
弱い私を召し、いつも共にい
いてくださることを。
こと、そして何より神様が共に
けてくださる聖霊が与えられた
仕 事 な の か﹂﹁教 会 は ど の 様 な
かけとなり﹁牧師とはどういう
をいただきました。それがきっ
いう変化に驚きとお祝いの言葉
ちから、私が執事になった、と
ことで、教職員の方々や生徒た
︵カ ラ ー・シ ャ ツ︶を 着 て 行 く
勤務では、クラウジー・シャツ
度の神戸国際大学附属高校での
よりの喜びです。また、週に一
事として務められることが、何
私たちは、
して、按手式にも来ていただき、
ても喜んでくださいました。そ
した。連絡すると、先生は、と
年ぶりに、先生へ連絡を取りま
い。﹂そ の 想 い か ら、実 に 2 4
されるところを見てもらいた
くれた先生に、私が執事に按手
めて、イエス様のことを教えて
思 い 出 し た の で す。﹁人 生 で 初
と教えてくださったことを急に
年ぶりに再会を果
緊張されていましたね。緊張感
が伝わってきました。
﹂と言われ
ことしているのか﹂という話を
ことから、私の執事按手は、イ
たすことが出来たのです。この
蒔かれた種、実る時
エス様の名によって、蒔かれた
ました。司祭としての務めであ
する機会が増えたことは、何よ
種が
執事 セバスチャン 浪花 朋久
りの喜びです。
かれております。それを要約い
按手式の式文の諮問の箇所に書
を探すために、過去を振り返っ
チャンになった﹁スタート地点﹂
まった時、私は、自分がクリス
葉と行いによって、キリストと
私は、これから執事として﹁言
でもあったのです。
る聖餐式の大切さ、それを司式
する重みを翌日に感じました。
執 事 に 按 手 さ れ る こ と が 決
年の時を経て実った瞬間
司祭の務めについては、聖職
たしますと、﹁言葉と行いによっ
その贖いの愛を明らかにしなけ
しかし、神様は、この様な私を
ていました。クリスチャン・ホー
執事として召してくださいまし
て 福 音 を 宣 言 し、そ の 教 え に
日、
しかし、もっと前に私は、神様
た。そして、私が幼い時に、神
ればなりません︵祈祷書474
と出会っていたのです。それが
様の召しが与えられていたよう
ムで育っていない私が、洗礼を
何と、幼稚園の時。私が通って
従って生活すること、すべての
しと皆様のお祈りによって執事
いた幼稚園は、神戸市垂水区に
春分の日に公会の司祭に按手さ
に按手されましたことを、この
頁︶﹂。私 自 身 は、と て も 弱 く、
と、洗礼を行うこと、聖餐式を
場 を 借 り て 感 謝 申 し 上 げ ま す。
言動にも多々、問題があります。
司式すること﹂です。ここに書
に、神様のみ業が、私たちの周
受けたのが、大学生の頃。教会
祈りに支えられて、司祭按手の
かれていること一つ一つがとて
あるカトリック教会の愛徳カリ
に通い始めたのは、高校生の頃。
恵 み に 与 る こ と が で き ま し た。
現在、私は神戸聖ミカエル教会
りに多くあるのだ、という、こ
人 を 分 け 隔 て な く 愛 す る こ と、
いつも私を気遣い、心に留めて
も 責 任 の あ る 重 た い 務 め で す。
メロ修道女会を母体とする愛徳
説教をすること、神の赦しを告
日に、神様のお赦
くださった皆様に心から感謝申
の牧師補として奉仕させていた
しています。参加者全員に充実
このような重たい責務をこれか
した4日間を過ごしていただけ
し上げます。
今年の中高生大会のテーマにつ
るよう、夏に向けて役員一丸と
の神秘を一人でも多くの人に伝
いて考えました。そして、近年
なって準備していきます。ぜひ
えて行けるよう、これからも努
中高生の参加者が減少している
この前島という宝島で一緒に宝
幼稚園でした。幼い頃の記憶は、
中で、どうすれば新しい中高生
ほとんどありませんが、クラス
のメンバーが増えるのか、どう
探しをしましょう。たくさんの
だいております。按手式翌日の
すればまた次も参加したいと思
参加を心からお待ちしています。
聖餐式では、初説教、初分餐の
﹁中 高 生 大 会 が な く な っ て し
ってもらえるのかについても話
ら行っていくのだが、私には耐
まうのは嫌ですか?﹂この問い
し合いました。
えられるだろうか。不安になる
日
司祭に按手される時、主教様
でご奉仕されました。し
が投げかけられたのは3月
そんな中、チャプレンである
をはじめ、多くの先輩聖職に手
かし、数年後、体調が優
から行われた、春の準備会での
長田司祭に﹁みんなが指示を待
めてまいります。
れず、教会勤務を断念せ
ことでした。今、私たちは﹁中
っている、黙り込んでしまって
担任の先生がカトリックの信徒
ざるを得ない状態にまで
高生大会がなくなってしまうか
い る。そ れ を な く し て ほ し い﹂
奉仕をさせていただき、自分が
に悪化しました。診察の
もしれない﹂という危機に直面
と言われました。私は確かにそ
時もありますが、そんな時は按
結果、水頭症を罹患して
しています。このことを危機と
の通りだと思いました。今回の
を置かれました。この重みは一
い る こ と が 判 り ま し た。
感じるか否かは様々な捉え方が
話し合いでも呼びかけがあって
どうぞ、これからも、皆様か
その後、平日は神戸聖ミ
あると思います。しかし、私た
も誰も答えず、みんな黙りこん
で、私たち園児を前に十字架を
カエル教会で行われる聖
ち 役 員 は 口 を 揃 え て﹁嫌 で す﹂
改めて執事になったのだ、とい
書研究とデイサービスで楽しい
と答えました。それはなぜでし
手式のことを思い出そうと思い
時 間 を 過 ご し ま し た。し か し、
でしまう場面が何度かありまし
生 涯 忘 れ る こ と は で き ま せ ん。
昨年9月に体調を崩し入院され
いと気付きました。個々が役員
中高生大会が大好きだからです。 た。しかしこのままではいけな
ょう。答えは1つです。みんな
としての自覚を持って自分の言
らのご指導ご鞭撻、お祈りのほ
ました。
同世代の若者が集まり、共にお
いたいことをちゃんと言葉にし
そ れ は、﹁こ の 重 み は こ れ か ら
一郎司祭は入院先のアガペ甲山
昨年末、筆者は上原信幸司祭
祈りし、聖歌を歌い、同じ時間
て、良い話し合いをしなければ
ど、よろしくお願い致します。
病院で逝去されました。 日午
と共にクリスマスの私宅聖餐へ
を共有することができる素晴ら
ならないのです。
手にして﹁イエス様は、私たち
後7時から通夜の祈り、 日午
伺いました。その時、倫子夫人
しいキャンプを私たちの代でな
今年のテーマは﹁宝探し﹂です。
のために十字架にかかったの。﹂
して中村豊主教の司式、教区の
から﹁クリスマスだけれど、主
くしてしまうわけにはいかない
このテーマには中高生大会の宝
うことを感じました。まだまだ、
教役者補式により神戸聖ミカエ
人 の 好 き な﹃主、わ れ を 愛 す﹄
のです。
物︵友達、思い出、自分なりに
慣れないことが多いですが、執
ル 大 聖 堂 で 執 り 行 わ れ ま し た。
を 一 緒 に 歌 い ま せ ん か。﹂と 言
この危機から脱出しようと今
中高生大会で得るものなど︶を
ます。皆様にお祈りしていただ
延べ300名以上の聖職・信徒
われたので、病室にいる全員で
年の中高生大会を引っ張ってく
き励まされたこと、私に働きか
等が参列しました。
歌いました。すると、桑原司祭
れる大会長は藤井漱之介君︵神
探してほしいという思いが込め
前
時 から 葬 送式 が 準教 区 葬と
第 回中高生大会に向けて
葬送式では、岡崎正司祭が説
は聖歌に合わせて口を動かされ
られています。今年の中高生大
司祭 逝去
教で﹁桑原司祭は、クリスチャ
ました。体は動かなくとも、主
戸聖ヨハネ教会︶です。彼は﹁参
会は岡山県の前島というところ
テ ー マ:宝探し
日 時:8月11日
(火)
∼14日
(金)
会 場:啓明学院 前島キャンプ
大 会 長:藤井漱之介(神戸聖ヨハネ教会)
参 加 費:12,000円(傷害保険含む)
申 込 先:司祭 藤井尚人(神戸聖ヨハネ教会)
*所定用紙に記入し、各教会から
一括申し込みください。
申込締切:7月14日
(火) ※締切厳守
ヨハネ 桑 原 一 郎
ン・フ ァ ミ リ ー の 長 男 と し て、
加者全員が楽しめる大会にした
で行われます。キャンプファイ
目 的:中高生大会CSのための研修
参加対象:18歳以上の青年
日 時:2015年 8 月10日
(月)
∼11日
(火)
会 場:岡山聖オーガスチン教会
参 加 費:無料(交通費も一部負担します)
申 込 先:司祭 杉野達也(松江基督教会)
*中高生大会とは別に
申し込んでください。
申込締切:7月14日
(火) ※締切厳守
テレサ 笹 緋奈
期待され、実直で真面目な聖職
を 賛 美 す る 桑 原 司 祭 の 信 仰 は、
い。そのためには、まず役員自
活教会、神戸昇天教会など、
年 の 牧 会 生 活 を 送 ら れ ま し た。
︵浪花 記︶
神戸教区第52回中高生大会
24
要望から、松江基督教会
者として牧会生活を送ってい
岡崎司祭が語ってくださった
ら全力で楽しみ、誰でも輪の中
ヤー・ウォークラリー・海水浴・
18
退職後、聖職が不足する教区の
キャンプサーバー・トレーニング・キャンプ
︵神戸聖ミカエル教会信徒︶
た。﹂と語られました。
桑原一郎司祭の魂が主の御憐
﹁実直﹂だったのだと思います。
に入りやすい雰囲気を作らなけ
スタンツ・肝試しなど盛りだく
日午前1時、桑原
桑原司祭は、鳴門聖パウロ教
れみによって安らかに憩われま
れ ば な ら な い﹂と 言 い ま し た。
去る4月
会、神戸聖ヨハネ教会、広島復
すよう、お祈り申し上げます。
さんの楽しいプログラムを予定
20 19
52
私を導いてくださる聖霊の力の
れました。ウイリアムス神学館
主のお許しにより、3月
24
に入学して以来、ちょうど5年
去る3月
24
げること、神の祝福を与えるこ
21
あまり、たくさんの励ましとお
21
大会長の思いを聞き、みんなで
44
11
2015年6月1日 発行(2)
神 戸 教 区 報 ・ 神 の お と ず れ
第66巻第5号(通算605号)
2015年6月1日 発行
神 戸 教 区 報 ・ 神 の お と ず れ
(3)第66巻第5号(通算605号)
広島平和礼拝2015
司祭
オーガスチン 小林 尚明
来へ向けての広島復活教会とし
ての平和実現への決意を表す物
を作る、ということで賛成を頂
きました。
方々のお名
かりのある
活教会にゆ
して広島復
ま し た。そ
を進めてき
という計画
のを作ろう、
下 さ い。な
みにお越し
ま す。楽 し
れると思い
をご覧にな
成したもの
礼拝には完
今年の平和
れ ま し た。
協力してく
昨年の広島平和礼拝2014
前を刻んだ
広島復活教会では、三年前か
﹁名 表﹂を
お募金は現
か ら﹁名 表︵プ レ ー ト︶﹂に つ
作ってはど
在も行って
ら﹁原爆犠牲者名表検討委員会﹂
う か、と い
い ま す。少
いて募金を始めました。昨年参
うことを信
額でもかま
を発足させ、今年の広島被爆七
徒の皆さん
い ま せ ん。
加した多くの生徒、学生たちも
に提案した
皆さんの募
十年に向けて、何か形のあるも
ところ、
﹁よ
金 を 頂 き、
皆さんの思いを形にしたいと思
い 考 え だ。
賛 成﹂と い う 方 と、﹁今 さ ら 七
います。ご協力下さい。
鳩だ
だよ
より
り
鳩
︽敬称略︾
祝 洗 礼
4月5日︵日︶
アシジのフランシス
林 恭 平
マーガレット 大 東 香 帆
ラファエラ 三 木 薫
ソ フ ィ ア 大 東 香 織
ル カ 内 尾 徹
エルサレムのシリル
富 髙 八 洲
ヤ コ ブ 太 原 晃 一
神戸聖ミカエル教会
マ リ ア 坂 牛 紬
姫路顕栄教会
ヨ ハ ネ 宮 城 正太朗
米子聖ニコラス教会
フランチェスカ
片 岡 則 子
高知聖パウロ教会
4月 日︵日︶
マ リ ア 益 田 夏 花
明石聖マリア・マグダレン教会
パ ウ ロ 本 間 淳
高知聖パウロ教会
祝 堅 信
4月5日︵日︶
ラファエラ 三 木 薫
ソ フ ィ ア 大 東 香 織
ル カ 内 尾 徹
エルサレムのシリル
富 髙 八 洲
ヤ コ ブ 太 原 晃 一
神戸聖ミカエル教会
ご 逝 去
4月4日︵土︶
マ リ ヤ 岡 澤 ミ ヨ
富岡キリスト教会
4月 日︵月︶
テ モ テ 貫 志 朗
広島復活教会
4月 日︵金︶
アブラハム 田 中 昭 郎
富岡キリスト教会
4月 日︵月︶
パ ウ ロ 堀 田 寛太郎
神戸聖ミカエル教会
4月 日︵木︶
マ リ ア 山 本 敏 子
広島復活教会
4月 日︵土︶
マ リ ア 中 道 緑
神戸聖ミカエル教会
教 籍 移 動
3月 日︵火︶
アウグスティヌス
田 北 圭 吾
神戸昇天教会より
延岡聖ステパノ教会へ
4月2日︵木︶
マグダラのマリア
岩 永 友妃子
西大和聖ペテロ教会より
神戸聖ミカエル教会へ
お詫びと訂正
﹁隠 岐 伝 道﹂と 言 う 言 葉 を 口 に
督教団隠岐教会の教会員であ
も、その方の奥さんは、日本基
したいとお願いしました。しか
お聞きし、それはぜひ、お会い
に住んでおられると言うお話を
徒の方から、母方の親戚が隠岐
度、島出身の松江基督教会の信
甥で金物店を継いだ藤原金市兄
佐藤源之助兄でした。この方の
会の礼拝を始めたのが、主人の
子です。隠岐の島で最初に聖公
の二階座敷で行われた礼拝の様
教の初期の写真で、佐藤金物店
これは隠岐の島での聖公会宣
りを感じる。﹂
る人びとの静かで落ちついた祈
での、この敬虔な集まり。信ず
す。﹁ほ の 暗 い ラ ン プ の 光 の 中
のような説明が記されてありま
1枚の写真があり、そこには次
座り、熱心に聖書を読んでいる
の上に置かれたランプの周りに
り﹂と題する男女6人がコタツ
ている一人の小さな女の子と出
くの天神橋まで一生懸命に歩い
全身ずぶぬれになりながら、遠
手 に し て い た 傘 も 役 に 立 た ず、
い か と 心 配 し て い た 金 市 兄 は、
り続いた雨で洪水になりはしな
んな昭和2年のある日、連日降
言われるようになりました。そ
る自分勝手なヤツだ﹂と悪口を
むために橋を架けようとしてい
から﹁自分の店にお客を呼び込
まいます。そのうちに町の人々
りましたが、全員に断られてし
てくれそうな人たちに頼んで回
ど橋の建設のために資金を出し
に商店街の店主や町議員さんな
原金市兄は、街の人びとのため
した。そこで信仰者であった藤
町の人びとは不便を感じていま
が 焼 け 出 さ れ た 出 来 事 が あ り、
くに離れてあるために多くの人
行く道しかなく、2本の橋が遠
橋か天神橋のどちらかを通って
火に駆けつけるためには、八尾
今日も隠岐の島の人々の生活の
の働きは一人の信仰者を通して
集会は行われていませんが、神
現在、隠岐の島には聖公会の
後は町に無償で寄付しました。
から﹁愛の橋﹂と名付け、完成
書 の 言 葉﹁汝 の 隣 人 を 愛 せ よ﹂
た。そして、この橋の名前を聖
財を投げ出してまかないまし
70円の全額を藤原金市兄が私
は完成されました。総工費26
9年︵昭和4年︶9月
始され、丸1年をかけた192
となりました。やがて工事は開
橋と八尾橋の中間に架けること
強く話し合い、結局、橋は天神
反対する人もいましたが、根気
て欲しいと言う人や橋の建設に
自分の家に近い場所に橋をかけ
せたのは、橋を架ける位置です。
裕もありません。特に彼を悩ま
自分の商売のことなど考える余
ど多くのことに追われる日々で
場や隠岐支庁への工事許可願な
木材や石垣用の石の手配、町役
﹃神 の お と ず れ 5 月 号﹄
﹁鳩 だ よ り・教 籍 移 動﹂に
掲載した安信恵美さんの
お 名 前 が、阿 信 恵 美 と な
っ て い ま し た。お 詫 び し
訂正いたします。
していましたので、隠岐ノ島に
り、最近まで幼稚園の園長をさ
は、そのキリスト教信仰も共に
会い、ここに橋の建設をしなけ
中に生きており、島出身の多く
振替口座 ゆうちょ銀行
振替口座名義
日本聖公会 広島復活教会
口座番号 ︱
3
︱ 1693
01360 2
︵広島平和礼拝実行委員︶
十年も経ってから必要なのか﹂、
﹁関 係 者 の 遺 族 と し て 名 前 を 出
して欲しくない﹂という反対意
見もありました。
しかし、原爆で奪われた一人
一人の方々の人生を今だからこ
はかねてから訪れたいと思って
れておられたとお聞きして、こ
継承されました。そのエピソー
ればならないと言う強い思いを
の信仰者も各地で活躍されてい
年前に亡くなった父がよく
︻愛の橋︼
た。
司祭 バルナバ 瀬 山 会 治
いましたが、2013年の夏に
の神さまのお導きに感謝しつ
ドが小中学校道徳指導郷土資料
抱 く よ う に な り ま し た。当 時、
ます。
日、橋
その機会が与えられました。丁
つ、とても嬉しい旅となりまし
﹁隠岐の人々﹂の中に﹁愛の橋﹂
8人の子どもを持つ金市夫妻に
そ、思い出し、名前を刻み、将
17
20
23
として記され、子どもたちに読
文明堂印刷所
25
﹁日 本 海 に 浮 か ぶ﹂と 言 う 隠
印 刷 所
31
12
︵米子聖ニコラス教会牧師、 司祭 芳
我秀一
13
とって自費で橋を架けることは
発行責任者
ロバート コール マン
小川 淳一
レジナルド セイバリー
フレデリック ウォー カ ー
マリア 横 田 キヨ
ユニケ 岡上 千代
パウロ 中 村 弘
オクタビア ジ ュリア ス
ウイリアム リチャー ズ
マッテヤ 末 永 恵
広瀬 健介
ドロシー ケ ー ス
ルイーズル ガ ル ゲ ー
マルコ 小池 俊男
まれています。
年
http://www.nskk.org/kobe/
司 祭
伝道師
司 祭
宣教師
伝道師
修 女
司 祭
宣教師
司 祭
司 祭
司 祭
宣教師
宣教師
主 教
岐ノ島の歴史が写真と共に綴ら
れている郷土資料に、明治
頃に撮影された﹁ランプでの祈
広瀬基督教会管理牧師︶
25
TEL 078(351)5469
FAX 078(382)1095
1日
3日
5日
6日
11 日
12 日
14 日
15 日
15 日
19 日
20 日
21 日
27 日
28 日
鳥取聖ルカ教会・境復活教会・
*7月の記念逝去教役者*
想像を超える苦労の連続でし
日時 2015年7月2日(木)午前10:30
場所 神戸聖ミカエル大聖堂
司式 主教 中村 豊
説教 司祭 與賀田光嗣
隠岐の島、西郷町西町で大火
30
2015年
6 月号
40
隠岐伝道と愛の橋
逝去記念聖餐式
た。工 事 の 請 負 業 者 と の 交 渉、
発行所
事が起こりましたが、そこに消
ランプでの祈り 明治40年頃(提供:内田寿夫氏)
7月の教区関係教役者
神戸教区事務所
2015年6月1日 発行(4)
神 戸 教 区 報 ・ 神 の お と ず れ
第66巻第5号(通算605号)
2015年6月1日 発行
神 戸 教 区 報 ・ 神 の お と ず れ
(1)第66巻第5号(通算605号)