株主通信 2014年4月1日~2015年3月31日

株主通信
2014年4月1日~2015年3月31日
証券コード:6740
ごあいさつ
連結業績サマリー
売上高
営業利益
(百万円)
30,000
769,304
中期経営目標では、2016年に稼動予定の白山工場
く御礼申し上げます。
の垂直立ち上げと高歩留りの実現や強い技術基盤の
2014年度の株主通信をお届けするに当たり、謹ん
拡充、後工程オペレーション強化によるコスト低減
でごあいさつ申し上げます。
を重点目標としています。これらの施策を通じ、3
本年6月の第13期定時株主総会をもちまして、新た
年後を目途にスマートフォン市場における圧倒的地
に代表取締役会長に本間充、代表取締役社長に有賀
位を確立していくことを目標としています。
修二が就任いたしました。
また、現在はモバイル分野向けの売上高比率が80%
今般、新たな体制の下で企業として次のステージへ
を超えていますが、5年後を目途に車載向けディス
成長発展していくため、事業規模に適応した経営体
プレイや反射型液晶ディスプレイ、OLEDなどでモ
制の構築とより一層の強化を図るべく、代表取締役
バイル分野以外の事業売上高比率を拡大し、事業構
を2名とする体制といたしました。今後は、本間、
造の安定化を目指してまいります。
12
有賀の両輪体制で当社成長をけん引し、株主の皆様
2014年度には実施できなかった配当については、
9
からのご期待に応えるべく、企業価値の最大化を目
キャッシュ・フローの改善が見込まれる2015年度
6
指してまいります。
には、期末配当を実施予定です。
3
今回の新体制発足に当たり、中期の経営目標を発表
株主の皆様におかれましては、今後とも引き続きご
0
いたしました。
支援賜りたくお願い申し上げます。
営業利益率
(%)
6.0
27,624
614,567
600,000
株主の皆様におかれましては格別のご高配を賜り厚
営業利益/営業利益率
(百万円)
800,000
4.5
4.0
20,000
457,378
400,000
10,000
200,000
1,783
0.4
0
2013.3
0
2015.3
2014.3
当期純利益/当期純利益率
当期純利益率
(%)
8.0
33,918
5.5
4.0
0.9
△12,270
3,889
-20,000
2013.3
△1.6
2014.3
2015.3
0
(百万円)
1,000,000
250,000
0
758,975
1
60,000
40,000
-4.0
純資産
831,622
90,279
75,708
9.8
8.5
38,705
0
2013.3
2014.3
2015.3
405,144
(%)
60
53.3
48.2
45
615,140
402,626
252,120
2013.3
14.7
自己資本比率
総資産
500,000
0
EBITDAマージン
(%)
15
20,000
総資産/純資産
750,000
2015.3
2014.3
EBITDA
(百万円)
100,000
80,000
20,000
0
2013.3
0.7
2.0
EBITDA/EBITDAマージン
当期純利益
(百万円)
40,000
5,147
Message
30
41.0
15
2014.3
2015.3
0
株式会社ジャパンディスプレイ
代表取締役会長 兼 CEO
2013.3
2014.3
2015.3
本間 充
株式会社ジャパンディスプレイ
代表取締役社長 兼 COO
有賀 修二
2
事業概況
Business Review
当期の中小型ディスプレイ市場は、スマートフォン
特別損失として固定資産圧縮損119億円、貸倒引当
市場の拡大に伴い大きく伸長しました。特に、世界
金繰入額21億円、事業構造改善費用95億円を計上
的に人気の高いApple Inc.の「iPhone」の新機種
したことなどにより、当期純損失は123億円(前期
や、中国のスマートフォンメーカーのフラッグシッ
は当期純利益339億円)となりました。
プモデルがFull-HD以上の高精細ディスプレイを搭
載したことにより、高精細を実現するLTPS(低温
ポリシリコン)ディスプレイの需要が大幅に増加し
ました。
750,000
615,052
500,000
476,616
増)となりました。
営業損益は、下期のV字回復で通期黒字となりまし
たが、中間期の売上高減少やディスプレイ市場価格
経常利益は19億円(前期比90.2%減)でした。また、
特別利益として補助金収入が135億円あった一方で、
3
左:谷本石川県知事 中央:新社長の有賀 右:山田白山市長
イ生産を計画しています。稼動時には当社の液
0
晶パネル生産能力は全体で20%強拡大する見
2014.3
2015.3
込みで、グローバル市場における競争力強化に
大きく貢献していくものと期待しています。
車載・C&I・その他分野売上高
(百万円)
200,000
150,000
137,951
100,000
50,000
0
2014.3
新工場の概要(予定)
工場建設予定地
石川県白山市
ライン概要
第6世代液晶パネル製造ライン
154,252
の下落に伴う売価低下などの影響により、前期に比
べ減少し、51億円(前期比81.4%減)となりました。
陣出席のもと起工式を執り行い、2016年の生
新工場では、月産25,000シートのディスプレ
250,000
ディスプレイの販売が安定的に推移したほか、ゲー
り、当期連結売上高は7,693億円(前期比25.2%
社社長(当時)大塚周一をはじめとする経営
産開始を目指した動きを進めています。
中国における自動車販売の好調を背景に、車載用
ム機用ディスプレイの販売も堅調でした。これによ
山市に最先端の第6世代(ガラスサイズ:
川県知事、山田憲昭白山市長をお迎えし、当
(百万円)
イの出荷が増加し、通期では前期比大幅増となりま
した。また、車載・C&I・その他分野では、米国や
要のさらなる拡大に対応するため、石川県白
しました。2015年5月25日には、谷本正憲石
モバイル分野売上高
品の出荷の後ろ倒し等により低迷しましたが、下期
は大口顧客および中国顧客向けのLTPSディスプレ
当社は、2015年3月、中小型ディスプレイ需
1,500mm×1,850mm)液晶工場新設を決定
こうした状況の中、当社グループのモバイル分野売
上高は、中間期には部品不足による大口顧客向け製
新工場の建設について
月産25,000シート
敷地面積
約143,000 ㎡
投資見込み総額
約1,700億円
稼動開始時期
2016年
資金調達方法
当社キャッシュ・フロー
及び受取金で充当
2015.3
4
トピックス
Topics
2014 4
年
2014 7
月
2015 1
年 月
年 月
車載向け12.3型 異形状
液晶モジュールの量産開始
モバイル製品向け
IPS-NEOTMの量産開始
車載用ディスプレイの
モジュール組立工程の増強
自動車のインストルメントパネルに特化した12.3型異形状
高コントラスト、高画質で、医療をはじめさまざまな産業分
今後の売上拡大を見据え、台湾の子会社、Kaohsiung
液晶モジュールの量産を開始。長方形という液晶パネルの
野から高い評価を得ているIPS-NEOTMを、
モバイル製品
Opto-Electronics Inc.における車載用ディスプレイのモ
常識を覆し、上部2つのコーナーを切り落とした六角形と
向けにも量産。
今後もさらに用途の拡大を進めていきます。
ジュール組立の
することで、
自由度の高い美しいコックピットデザインを実
生産能力増強を
現します。
決定。2016年度
PICK UP
末までを目途に、
世界最大級の最先端G6ライン、
その価値とは?
現在の月産18万
茂原工場では、2013年6月に新設したG6ライ
台 から4 5 万 台
ン*においてLTPS液晶ディスプレイの量産を開
と、2.5倍に増強
始し、2014年度、計画通り世界最大クラスと
します。
なる月産50Kシートの生産キャパシティを実現
しました。下期からは、世界的なハイエンドス
2014
4
5
6
7
8
9
10
11
12
2015
1
2
マートフォンの需要拡大を受け高稼働状態を続
3
けており、ジャパンディスプレイの中核ライン
となっています。また、立ち上げ以来蓄積して
きた高品質化・高効率化を実現するノウハウは、
米国デトロイトにおける
新規オフィス開設
有機ELディスプレイパネルの
新会社「(株)JOLED」設立を合意
低温でも動画がくっきり見える
高速応答液晶ディスプレイの開発
第6世代液晶工場の新設を決定
米国ミシガン州デトロイト市近郊に、
当社が15%出資し、
(株)産業革新機
広視野角、高コントラスト、色調変化が小さいと
当社のアメリカ地域販売会社である
構、ソニー(株)およびパナソニック
いった従来の長所を保持したまま、応答速度を
市に第6世代液晶工場の新設を決定。2016年の稼働を目
JDI Display America, Inc.の新たな
(株)
と共同で(株)JOLEDを設立す
改善した新しい駆動方式の液晶ディスプレイ
オフィスを開設。
自動車産業の中心で
ることに最終合意しました。日本国
を開発。0℃以下の低温下における応答速度
あるデトロイトに専門の技術スタッフ
内の有機ELディスプレイパネル技術
は、約2~3倍向上しています。
を常駐させ、電装メーカーおよび自動
とリソースを結集し、有機ELディス
車メーカーに対するきめの細かいサ
プレイ分野におけるリーディングカ
ポートを開始しました。
ンパニーとなることを目指し、2015
先端中小型ディスプレイの需要拡大に対応し、石川県白山
指しており、
当社の液晶パネル生産能力は、全体で20%強
拡大します。
他社にはない重要な資産として新設中の白山工
場に活用されていきます。
*G6ライン:第6世代、1,500mm×1,850mmのガラス基板を使用す
る最新の生産ライン
執行役員 生産本部 ディビジョンマネージャー
沼沢 禎寛
年1月より事業を開始しました。
5
2014 6
年
月
2014 7
年 月
2014 10
年
月
2015 3
年
月
6
特 集 1
Feature Article 1
車載ディスプレイ、
その未来。
求される機能性、品質はハイレベルです。例えば
安全性や省エネ性能に対するニーズの高まり
-30~80℃という広温度環境下での性能維持、走行
を背景に自動車のエレクトロニクス化が進展
振動への耐久性が求められます。また、長期間にわ
するなか、走行情報や環境情報を表示するイ
たる安定的製品供給能力、すなわち事業の継続性
ンストルメントパネルが普及するなど、車載
(BCP)も要求されます。そのため当社の生産工程
ディスプレイも大きな進化を遂げています。
そうした車載ディスプレイ分野で世界市場を
競争力の源泉は、JDIならではの“事業継続力”
人命に関わる情報を表示す る車載ディスプレイに要
ヴァイスプレジデント 第6ビジネスユニット
ビジネスユニットマネージャー
柳瀬 賢
リードするジャパンディスプレイの取り組み
をご紹介します。
着実な成長が期待される車載ディスプレイ市場
車載ディスプレイは、カーナビゲーションシステムか
らクラスターと呼ばれるメーターパネルなどへ、そ
の用途が拡大しています。加えて、搭載車種も現在
の高級車中心から大衆車に拡大する動きが見られ、
さらなる成長が期待されています。当社は、Tier1
と呼ばれる世界の有力な自動車部品メーカーに製品
では、後工程(組立・検査工程)の自社グループ比
率を高め、品質コントロール水準の向上を図ってい
るほか、大規模災害の発生などに備えて、生産拠点
の代替体制を強化しています。技術開発においても、
業界では珍しい車載専門の開発チームを擁し、求め
られる機能・性能のスピーディな開発・提案につな
がっています。こうした車載ディスプレイに特化し
た、当社ならではの“事業継続力”が業界での優位性
サー機能を独自技術で内蔵した新しいディスプレイ
モジュールPixel EyesTMの開発や、クラスターで既
に量産中の異形状パネルに加え、コックピットの流
線型デザインにマッチした曲面パネルの開発を進め
るなど、自動車の未来に貢献していきます。
2014年車載用LCDディスプレイ市場シェア
(数量ベース)
その他
19%
E社
10%
D社
10%
C社
12%
JDI 19%
A社
16%
B社
13%
Source:Techno Systems Research(Q4, 2014Edition)
を確実なものとしているのです。
自動車の未来に貢献する革新的な技術力
を提供しており、その製品は欧州や日本、米国の有
今後、自動車の価値は大きく変わっていきます。自動
力自動車メーカーに採用されて高い評価を獲得して
運転、カーシェアリングの進展や、家電と車がシー
います。過去2年、当事業はいずれも2桁の成長を
ムレスにつながる時代の到来により、車載ディスプ
達成し、車載ディスプレイ全体のグローバルシェア
レイは「ヒューマン・マシン・インターフェース」
は約20%、クラスター分野では約40%と市場シェ
としてさらに高度化していくと考えています。また、
アNo.1の座を確保しています。
コックピットのデザイン性もますます高まるでしょ
う。こうした進化に向けて、走行中のタッチパネル
7
操作のさらなる安全性向上を実現する、タッチセン
JDIが開発した車載ディスプレイ
クラスターに使われている量産中の異形状ディスプレイモジュール
8
特 集 2
Feature Article 2
研究開発の
最前線から。
私たちは、各生産拠点と密着した研究開発体制を敷い
ジャパンディスプレイは、数々の“世界初”と
大学をはじめとする研究機関、素材メーカー、海外ベ
なる革新的な技術を駆使し、高精細、高機能
ンチャー企業など外部機関との共同研究を推進すると
なディスプレイを開発・提供しています。こ
ともに、長年にわたって要素技術や素材技術の開発に
の世界最先端の製品・技術を創造する原動力
取り組み、多くの実績を蓄積してきました。私たちは、
となる研究開発。全社が一体となって商品化
こうしたすべての研究成果の中から市場動向やニーズ
を目指す独自の研究開発体制と、これを象徴
を捉えたテーマを選択し、2~3年後を見据えてス
する「イノベーションビークル」についてご
ピーディーに商品化を実現しており、これこそが私た
紹介します。
ちの研究開発における大きな特色です。
商品化を前提とした独自の研究開発体制
ており、いわゆる研究所は保有していません。しかし、
R&Dの象徴「イノベーションビークル」
私たちは、複数の最新技術をひとつの開発機種に載
せて同時に開発を進め、その成果をお客様に提案し、
商品化へ結びつけています。この開発品を「イノ
ベーションビークル」と呼んでおり、会社が発足し
た2012年以来、継続的に発表しています。2014年に
は、色再現範囲を拡大することのできる光露光方式
採用のIPS-NEOTM、表示する映像に合わせバックラ
イトを部分的に暗くするバックライトディミングを
加えた省電力寄与WhiteMagicTM、タッチパネル機
能をディスプレイ内部に組み込んだ高精細度対応の
Pixel EyesTMなど、進化した先端技術を盛り込んだ
研究開発本部 TFT・LCD開発部門 部門長
9
瀧本 昭雄(工学博士)
8型の4K2Kディスプレイを発表しました。また、
車載用として、横長曲面ディスプレイと、ナビゲー
ションや警告表示をフロントガラスに投影する高解
8型4K2Kの超高精細で、1mmのペン先でも
操作可能な最新のタブレット用ディスプレイ
像度ヘッド・アップ・ディスプレイを融合した、次
当社は、高コントラスト、高
世代コックピット向けのディスプレイを開発しまし
画質のIPS-NEO TM で、次世
た。このような提案を可能にするために、当社では
各生産拠点において生産・製造、設計、研究など各
代高精細標準タブレット用
ディスプレイを開発しました。
4K2Kの鮮やかな映像表示を
部門の技術を結集させています。商品化を念頭に、
可能にするだけでなく、モバ
それぞれの持つ技術・知見を同じプラットフォーム
電力、薄型・軽量、狭額縁の
で一体化させ、革新的な製品群を生みだしています。
ここで重要なことは、工場の実際の生産ラインと連
携し、量産を前提とした取り組みを進めていること。
イル用途で要求される低消費
画面を実現。また、1mmの
細ペンや筆でもスラスラと書
き込める最新のタッチ機能を
搭載しています。
これがイノベーションビークルの基本思想となって
います。
ディスプレイの新たな可能性にチャレンジ
当社は、引き続き、「表 示力と表 現 力の追 求 」、
「“パワーゼロ(超低消費電力)” への挑戦」、「ナ
チュラルな操作感のさらなる追求」、「“グラムゼロ
(薄型・軽量)” への挑戦」をテーマに、技術革新に
取り組みます。今後も、センサーやカメラを連動さ
せた新機能や、次世代型のタッチ・表示機能を備え
たまったく新しいインターフェイスの開発を推進す
るなど、ディスプレイの新たな可能性の創造にチャ
レンジしていきます。
静止画像表示時の超低消費電力を実現した
ウェアラブル反射型ディスプレイ
当社は、スマートウォッチな
どウェアラブルデバイス用の
反射型メモリ内蔵カラー液晶
モジュールをリリースしまし
た。反射型ディスプレイは、
外光を反射して表示させるた
め、バックライトが不要です。
また、画素ごとに内蔵したメ
モリが、静止画の場合に表示
が書き換わるまで画像データ
を保持し、一般的な液晶モ
ジュールの0.5%という超低
消費電力化に成功。さらに、
独自の光学技術を採用するこ
とで、明るい屋外での鮮明な
表示も実現しました。
10
連結財務諸表等(要旨)
連結貸借対照表
連結損益計算書
資産の部
(百万円)
前期
(2015年3月31日)
流動資産
378,484
436,691
固定資産
380,490
394,930
有形固定資産
343,780
348,886
無形固定資産
34,958
33,010
1,751
13,034
758,975
831,622
資産合計
負債の部
(百万円)
流動負債
前期
当期
(2014年3月31日)
(2015年3月31日)
254,902
348,684
固定負債
98,927
80,311
負債合計
353,830
428,995
前期
当期
純資産の部
(2013年4月1日~
2014年3月31日)
株主資本
その他の包括利益累計額
(2015年3月31日)
402,798
389,051
614,567
769,304
売上原価
543,282
713,587
売上総利益
71,285
55,717
販売費及び一般管理費
43,660
50,570
営業利益
27,624
5,147
2,979
5,755
営業外費用
11,532
9,038
経常利益
19,072
1,864
特別利益
--
13,475
特別損失
2,330
23,607
16,742
△ 8,267
1,690
11,930
法人税等合計
△17,527
3,228
655
1,643
405,144
402,626
少数株主持分
純資産合計
少数株主利益
351
775
33,918
△ 12,270
負債純資産合計
758,975
●
831,622
下)
。
●
当期純利益(純損失)
売上高・生産量の増加により、
売掛金、
未収入金、
棚
卸資産は前期末比で増加
(棚卸資産保有日数は低
決算のポイント
税金等調整前当期純利益
(純損失)
有利子負債は減少。継続的な成長を可能とする財
務健全性を維持。
●
して営業利益は81%減。
●
(2013年4月1日~
2014年3月31日)
深谷工場の閉鎖に係る事業構造改善費用95億
円、
貸倒引当金21億円等を特別損失として計上。
当期
39,707
73,320
投資活動による
キャッシュ・フロー
△122,915
△ 96,346
財務活動による
キャッシュ・フロー
151,990
△ 24,971
現金及び現金同等物に
係る換算差額
2,752
1,249
現金及び現金同等物の
増減額
71,534
△ 46,747
現金及び現金同等物の
期首残高
23,524
141,390
合併に伴う現金及び
現金同等物の増加額
46,331
--
141,390
94,643
現金及び現金同等物の
期末残高
●
EBITDA(百万円)
EBITDAマージン※2(%)
フリーキャッシュ・フロー
(営業キャッシュ・フロー+
有利子負債の返済を主として、財務活動による
キャッシュ・フローは250億円のマイナス。
当期
(2014年4月1日~
2015年3月31日)
90,279
75,708
14.7
9.8
※1 EBITDA=営業利益+減価償却費(営業費用)+のれん償却額
※2 EBITDAマージン=EBITDA÷売上高
決算のポイント
減 価 償 却 費 を 上 回る営 業 利 益 の 減 少 により
EBITDAは146億円減少。
●
スも、
下期はプラスに転じ、
前期比では大幅な改善。
●
(2013年4月1日~
2014年3月31日)
●
投資キャッシュ・フロー)
は通期で230億円のマイナ
決算のポイント
前期
(2014年4月1日~
2015年3月31日)
営業活動による
キャッシュ・フロー
ハイエンドディスプレイの需要増により売上高は
前期比25%増。一方、市場価格の下落を主要因と
決算のポイント
前期
(2014年4月1日~
2015年3月31日)
売上高
営業外収益
(百万円)
当期
(百万円)
(2014年3月31日)
EBITDA※1
(百万円)
前期
当期
(2014年3月31日)
投資その他の資産
11
連結キャッシュ・フロー計算書
EBITDAマージンは4.9ポイント悪化。
利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
当社は、
株主への利益還元を重要な経営課題の一つとし
て認識しておりますが、
当期
(2014年度)
については当期
純損失となったことなどを勘案し、誠に遺憾ながら無配
とさせていただきます。
次期(2015年度)については、
フリーキャッシュ・フロー
の改善が見込まれることから期末配当を実施予定です。
配当金額については、今後の業績進捗に応じ、別途お知
らせいたします。
なお、
当社は将来的な株主還元目標とし
て、配当金と自社株買いを合わせた総還元性向を30%と
することを目指します。
12
会社概要/株式の状況(2015年3月31日現在)
概要
グループ会社・生産工場
大株主
商号
株式会社ジャパンディスプレイ
事業開始
2012年4月1日
国内拠点
株主名
株式会社産業革新機構
所有株数
持株比率
214,000,000
35.6%
44,940,800
7.5%
資本金
968億円
UBS AG LONDON A/C IPB
SEGREGATED CLIENT ACCOUNT
従業員数
16,551人(連結)
ソニー株式会社
10,700,000
1.8%
事業内容
中小型ディスプレイデバイス及び
関連製品の開発、設計、製造及び販売
株式会社東芝
10,700,000
1.8%
本社所在地
〒105-0003 東京都港区西新橋三丁目7番1号
6,387,000
1.1%
役員一覧(2015年6月23日現在)
代表取締役会長 本間 充
代表取締役社長 有賀 修二
取締役(非常勤) 谷山 浩一郎 株式会社産業革新機構 執行役員
DEUTSCHE BANK AG
LONDON-PB NON-TREATY
CLIENTS 613
日本マスタートラスト
信託銀行株式会社(信託口)
6,175,900
1.0%
MSCO CUSTOMER SECURITIES
5,847,000
1.0%
日本トラスティ・サービス
信託銀行株式会社(信託口)
5,560,200
0.9%
株式会社日立製作所
5,474,400
0.9%
4,750,053
0.8%
BNYM TREATY DTT 15
深谷工場
放送大学学園 理事長
早稲田大学 学事顧問
日本電信電話株式会社 社外取締役
取締役(非常勤) 菅野 寛
一橋大学大学院
国際企業戦略研究科 教授
株式会社WOWOW 社外取締役
取締役(非常勤) 澤部 肇
TDK株式会社 相談役
帝人株式会社 社外取締役
株式会社日本経済新聞社 社外監査役
一般社団法人日本能率協会 理事
監査役
川﨑 和雄
監査役
佐藤 幸宏
監査役(非常勤) 江藤 洋一
弁護士
監査役(非常勤) 川嶋 俊昭
公認会計士
株式数
発行可能株式総数
発行済株式総数
株主数
70,130名
13
■ 個人・その他
■ 国内金融機関
■ その他国内法人
■ 外国人
■ 証券会社
142,360,758株
601,387,900株
第6世代LTPSおよび第4.5世代a-Si/LTPS
B
深谷工場
第3世代LTPS
白山工場(予定地)
C
石川サイト
石川工場 第4.5世代LTPS
能美工場 第5.5世代LTPS
白山工場 第6世代
(予定)
鳥取工場
E
C
本社
B
茂原工場
A
D
海老名オフィス
東浦工場
D
東浦工場
第3.5世代LTPS
E
鳥取工場
第4世代a-Si
a-Si:アモルファスシリコンTFT技術採用工場
LTPS:低温ポリシリコン技術採用工場
西日本オフィス
海外拠点
株主数
外国人
1,840,000,000株
茂原工場
株式の所有者別状況
所有株式数と割合
株式数および株主数
A
石川サイト
株式会社JOLED 取締役
取締役(非常勤) 白井 克彦
工場別主力生産ライン
■本社 ●営業拠点 ●生産拠点 ▲ 開発・設計拠点
23.7%
その他国内法人
259,803,300株
43.2%
68,357名
海外販売子会社
28名
1,197名
482名
66名
B
A
A
JDI Display America, Inc.
B
JDI Europe GmbH
C
JDI China Inc.
D
JDI Hong Kong Limited
E
JDI Taiwan Inc.
証券会社
Taiwan Display Inc.
15,055,057株
2.5%
F
個人・その他
142,700,985株
A
Suzhou JDI Devices Inc.
Suzhou JDI Electronics Inc.
A
B
D
国内金融機関
6.9%
JDI Korea Inc.
C
23.7%
41,467,800株
海外製造子会社
F
■本社 ●営業拠点 ●生産拠点
D
E
C
B
Shenzhen JDI Inc.
C
Nanox Philippines Inc.
D
Kaohsiung Opto-Electronics Inc.
14
株主メモ
証券コード
6740
事業年度
4月1日から翌年3月31日まで
定時株主総会
6月末日までに開催
上場証券取引所
東京証券取引所(市場第一部)
単元株式数
100株
公告方法
電子公告(当社ホームページに掲載いたします。)
公告掲載URL http://www.j-display.com
ただし、事故その他やむを得ない事由が生じ上記に掲載できないときは、
日本経済新聞に掲載いたします。
株主名簿管理人
東京都千代田区丸の内一丁目4番1号
三井住友信託銀行株式会社
同事務取扱所
東京都千代田区丸の内一丁目4番1号
三井住友信託銀行株式会社 証券代行部
郵便物送付先
〒168-0063 東京都杉並区和泉二丁目8番4号
三井住友信託銀行株式会社 証券代行部
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