2.情報教育システム特有の機能紹介

2.情報教育システム特有の機能紹介
2-1.ドライブ
データを保存するための記憶装置をドライブといいます。
コンピュータを開くと、各コンピュータに接続されているドライブを見ることができます。CD-ROM
などがその例です。すべてのドライブには、アルファベット 1 文字の名前が割り振られます。
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2-1-1.ネットワークドライブ
龍谷大学情報教育システムには Q ドライブや R ドライブがあります。このドライブはネットワーク
ドライブと呼ばれています。
Q ドライブは、各自のデータを保存できるドライブです。Q ドライブは、みなさんが使用している各
コンピュータの中にあるのではなく、サーバと呼ばれるコンピュータの中に入っています。サーバは非
常に大きな記憶装置を持っており、その大きな保存領域を学生一人ひとりに割り当てているのです。
Q ドライブは、200MB までデータを保存することができます。
詳しいドライブの対応表は以下を参考にしてください。
R ドライブは、先生とその先生の授業を受講している学生とで共有し、ファイルのやり取りをするド
ライブです。例えば、R ドライブ内の先生のフォルダにある課題ファイルを自分の Q ドライブに持って
くる、というように利用します。
Q ドライブ
詳しくは各授業の先生の指示に従ってください。
○保存、読み込み(ファイルを開く)ができます。
▲通常は保存、読み込みができません。
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R ドライブ
2-1-2.ファイルのコピー
今回は R ドライブにあるファイルを Q ドライブにコピーします。R ドライブの中にあるファイルは
複数の人で共有しています。ファイルの編集作業は必ず Q ドライブで行ってください。
ファイルをドラッグすると、ウィンドウ間でファイルをコピーすることができます。
まず、R ドライブ内の「インターネットマナー講習会」フォルダを開きます。
Q ドライブと R ドライブの「インターネットマナー講習会」フォルダのウィンドウを並べ、課題 1
のファイルを Q ドライブのウィンドウへドラッグします。
「課題 1」を Q ドライブに
ドラッグします。
「コピーしています」という表示がされ、目盛りが最後までいくとコピーが終了します。
目盛りは、速すぎて見えない場合があります。
※
逆に Q ドライブに置いてある作成した課題やレポートのファイルを、R ドライブへコピーする
(ファイルを提出する)こともできます。
2-1-3.リムーバブルディスク
持ち運び可能な記憶媒体として、USB メモリがあります。USB メモリ名は、Eドライブと表示され
ます。
(Gドライブなど、Eドライブと表示されないこともあります。
)
※
情報教育システムでの利用状況および個人のコンピュータでは異なるドライブで表示されること
があります。
31
2-1-3-1.USB メモリの差し込み方
龍谷大学のパソコンは本体の前面に USB メモリの差込口があります。下記のマークがついている差
込口に差し込んでください。
USB メモリ
USB 差込口のマーク
2-1-3-2.USB メモリ利用後の注意
USB メモリをパソコン本体から抜く場合、手順に従って取り外してください。
タスクバー右端にある「ハードウェアの安全な取り外し」アイコンをクリックし、
「USB 大容量記憶
装置-ドライブ(E:)を安全に取り外します」をクリックします。
「ハードウェアの取り外し」メッセー
ジを確認し、USB メモリを抜いてください。
①
②
③
①「ハードウェアの安全な取り外し」アイコンをクリックします。
②「USB 大容量記憶装置-ドライブ(E:)を安全に取り外します」をクリックします。
③「ハードウェアの取り外し」メッセージを確認し、
「OK」ボタンをクリックしたら、USB メ
モリを抜きます。
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データの保存について
自分のデータは自分で管理する必要があります。大事なデータは Q ドライブに保存するだけでなく、
USB メモリなどにバックアップするようにしてください。個人の保存領域内のデータは卒業と同時に
削除されますので注意してください。
それ以外にもコンピュータを利用していると、ソフトウェアの誤動作などで突然コンピュータが操作
不能になってしまうということがあります。最悪の場合、作業中のデータはすべて消えてしまいます。
自らの操作ミスで保存せずに終了してしまったり、削除してしまったりということもよくあります。こ
れらの事態に備えてデータのバックアップは頻繁にとるように心がけましょう。
特に大事なデータは何箇所かに分けて保存しておくべきでしょう。この時、元のデータと同じ場所(=
同じ記憶媒体)にバックアップしても完全とはいえません。その記憶媒体自体が壊れてしまえば、元の
データもコピーしたデータもすべて消えてしまいます。バックアップは常に別の場所(=別の記憶媒体
など)に保存する必要があるのです。
また、一口に記憶媒体といっても多種多様です。それぞれの利点や弱点を理解してから利用しましょ
う。しかし、どの記憶媒体においても一度保存すれば何があっても永久に大丈夫ということではありま
せん。例えば、USB メモリを適切な方法でコンピュータから抜き取らなかったために、保存した卒論
データが壊れてしまったという話もよく耳にします。その他の記憶媒体もその使用方法を誤れば保存し
たデータを二度と見ることができなくなるのです。
<様々な記録媒体>
ハードディスク
他の記録媒体と比較しても圧倒的に大容量かつ高速アクセスが可能である。内蔵タイプと外付けタイプがあ
る。携帯に適した小型のリムーバブルなものも存在する。
1 度だけ書き込みが行える CD。熱や光に弱いため、温度変化の激しい場所や直射日光の当たる場所に置いて
CD-R
おくと、すぐに劣化して使えなくなるので注意が必要である。650MB(音楽 74 分相当)のものと、700MB(音楽 80
分相当)の 2 種類がある。非常に安価であるが、DVD の台頭により、CD-RW と共に利用率は下がりつつある。
CD-RW
DVD-R
DVD-RW
DVD-RAM
Blu-ray
BD‐RW
1 度しか書き込みができなかった CD-R を改良し、書き換え可能にしたのが CD-RW。記憶容量も CD-R と同様
に 650MB のものと 700MB がある。
1 度だけ書き込みが行える DVD。記憶容量は片面 3.95GB、両面で 7.9GB のものと、片面 4.7GB 記録のものが
ある。普及に伴い価格も手ごろになっている。
書き換え可能型 DVD の規格。記録容量は DVD-R と同じ 4.7GB。
読み書き・消去のいずれも可能な DVD。記憶容量は片面で 4.7GB、両面で 9.4GB となっている。両面のものに
はホコリやゴミなどからディスクを保護するカートリッジがついているのが特徴である。
現在、最新の記録媒体である。記憶容量は 1 層 25GB、2 層で 50GB であり、今後、この階層は技術の進歩によ
り増え、記録容量が更に向上する可能性がある。
読み書き・消去のいずれも可能な Blu-ray である。
USB コネクタに接続して使用する持ち込み可能なフラッシュメモリ。容量は一般的に 2GB~32GB が普及してい
USB メモリ
るが、256GB のものも登場しており、携帯に優れたサイズであることから、フロッピーディスクに代わる手軽なメ
ディアとして注目されつつある。比較的新しい OS では差し込むだけですぐに使える。
※
龍谷大学では、USB メモリは標準で利用可能です。
※
フロッピーディスクの利用については、学生スタッフ(LA)に問い合わせてください。
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2-2.印刷
2-2-1.情報教育システムのプリンタについて
龍谷大学では、複数のコンピュータで 1 台のプリンタを共有するという形態をとっています。ネット
ワークでプリンタとコンピュータが結ばれているので、これをネットワークプリンタといいます。各情
報実習室には数台のネットワークプリンタが設置されています。文書を印刷する際は利用するプリンタ
の電源がついているかどうかを確認してください。
プリンタは複数のコンピュータで共有しているため、複数の人が同時に印刷すると打ち出しに時間が
かかります。その場合、印刷している文書の所有者や状態を確認する機能があります。
印刷を開始すると、タスクバー右端にプリンタのボタンが表示されます。
をダブルクリックすると、以下のウィンドウが表示されます。
ウィンドウには、印刷状況が表示されます。複数の人が同時に印刷している場合、リストの上から順
番に印刷されるので、自分の文書がいつ印刷されるのかを確認できます。エラーが起った場合は「状態」
にその旨が表示されます。このウィンドウから自分が印刷している文書の印刷を取り止めることもでき
ます。その場合は、ウィンドウから印刷を中止したい文書を選択し、
「Delete」キーを押します。
「プリンタ」ダイアログボックスが表示されますので、
「はい」ボタンをクリックします。
①「はい」ボタンをクリックします。
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2 ページ以上印刷している場合は、中断される前に印刷された用紙が打ち出されることがあるので、
プリンタへ確認に行きましょう。
無駄な印刷は資源の浪費につながります。印刷前にプレビューで確認するよう心がけましょう。
印刷ミスをした場合は各教室に「古紙(ミスプリント)入れ」があります。リサイクルしますのでそ
の中に入れてください。ただし、個人情報にかかわる内容の場合は各自責任を持って処分してください。
2-2-2.印刷枚数について
龍谷大学では 1 年間の各人の印刷枚数を 1600 ポイント分に制限しています。限りある資源を大切に
使うよう心がけてください。
印刷で消費されるポイントは下記の通りです。
消費ポイントの設定
モノクロ
カラー
片面
両面
片面
両面
B5/枚
4 ポイント
4 ポイント
40 ポイント
40 ポイント
A4/枚
4 ポイント
4 ポイント
40 ポイント
40 ポイント
2-2-3.印刷プレビュー
印刷をする前に、印刷イメージを確認してから印刷してください。
「Office ボタン」-「印刷(P)」 -「印刷プレビュー(V)」をクリックします。この操作はどのアプリ
ケーションソフトでも同じです。
※
ここでは Microsoft Office Word2007 を使い、操作説明をしています。
①
③
②
35
①
「Office ボタン」をクリックします。
②
「印刷(P)」をクリックします。
③
「印刷プレビュー(V)」をクリックします。
印刷プレビュー画面が表示されます。この画面で印刷したときのイメージを確認し、必要があれば
再びページ設定を行います。
文書上をクリックすると拡大(縮小)表示します。
をクリックし、
の
をクリックしてファイルの表示倍率を変更できます。
確認後、
「印刷プレビューを閉じる(×)」ボタンをクリックします。
2-2-4.印刷
文書を印刷します。
「Office ボタン」-「印刷(P)」 -「印刷(P)」をクリックします。
①
③
②
36
①
「Office ボタン」をクリックします。
②
「印刷(P)」をクリックします。
③
「印刷(P)」をクリックします。
「印刷」ダイアログボックスが表示されます。
プリンタ名に自分が使用しているコンピュータに割り当てられたプリンタの名前が表示されます。
「印刷範囲」で、自分が印刷したいページを設定します。ここでは、1 ページ目のみ印刷するので、
「ページ指定(G)」を選択し、「1」と入力してください。
「印刷部数」で、その文書を何組印刷するかを指定します。無駄な印刷を防ぐためにも部数を必ず確
認してください。ここでは「1」にします。
以上の設定をした後で、
「OK」ボタンをクリックします。
印刷が開始されます。
① 「ページ指定」を選択し、
「1]と直接入力で入
力します。
② 「OK」ボタンをクリックします。
①
②
2-2-5.用紙節約印刷
1 枚の用紙に複数ページをまとめて印刷することができます。また、両面印刷することもできます。
「Office ボタン」-「印刷(P)」 -「印刷(P)」をクリックし、プリンタ名の横の「プロパティ」ボタ
ンをクリックすると印刷詳細設定ができます。
※
アプリケーションによって「プロパティ」ボタンではない場合があります。
「プロパティ」ボタンを
クリックします。
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1 枚の用紙に複数ページをまとめて印刷するには「基本」タブが表示されていることを確認し、
「まと
めて 1 枚」で 1 枚に印刷したいページ数を選択します。設定できれば「OK」ボタンをクリックします。
①「基本」タブが表示されていることを確認しま
①
す。
②「まとめて1枚」のメニューをクリックし、1
枚に印刷したいページ数を選択します。
③「OK」ボタンをクリックします。
②
※2 アップとは 2 ページを1枚にまとめるという
こと。
③
1 枚の用紙に両面印刷するには「基本」タブが表示されていることを確認し、
「両面」で短辺とじか長
辺とじを選択します。設定できれば「OK」ボタンをクリックします。
①「基本」タブが表示されていることを確認しま
①
す。
②「両面」のメニューをクリックし、短辺とじか
長辺とじを選択します。
③「OK」ボタンをクリックします。
②
※短辺とじか長辺とじとは、短い辺の方をとじる
設定にするか、紙の長い辺の方をとじる設定にす
るかということ。
③
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