青年部研究会事業を開催 〜遊技業界特有の問題点を踏まえた労務管理

青年部研究会事業を開催 〜遊技業界特有の問題点を踏まえた労務管理について学ぶ〜
(秋田中央遊技業協同組合青年部会)
遊技業界をとりまく市場環境は、人口減少や少子高齢化の進行により平成16年には1,790万人で
あったパチンコ遊技人口が年々減少し、昨年は1,000万人を切るまでに至っており、遊技人口の回復に
向けた取組が必要不可欠となっています。
そこで、秋田中央遊技業協同組合青年部会(能登谷保会長)では、組合員企業の効率的な店舗運営によ
る経営力の強化と新規・既存顧客への顧客満足度の向上が図られるよう、青年部研究会事業を全3回シ
リーズで開催することとしました。
7月1日(水)、秋田市の秋田県青少年交流センター「ユースパル」に
おいて第1回研修会を開催し、当組合青年部会員など21名が出席し
ました。
講師を務めた鈴木社労行政事務所(埼玉県)の鈴木龍彦氏からは、
パチンコ業界の市場縮小の原因を踏まえた対応策のほか、業績を向
上させるための人事管理制度の在り方などについて、現場による実
体験の事例を交えながら説明がありました。
鈴木氏は、
「遊技人口がピーク時と比べ半減し、パイの奪い合いと
いう過当競争状態に陥っている中で、コアコンピタンス(自社の最
【第1回研修会の様子】
大の武器)を明確にし、従業員も含め店舗全体で共通認識を持つこ
とで結果が生まれる。そのコアコンピタンスを育てるのは人材力で
あり、正しい処遇と人材育成スキームを理解し、段階に応じた対応
を行っていく必要がある。」と自らの持論を展開され、出席者は今回
の研修で即座に取り組める内容について、メモを片手に真剣な表情
で聞き入っていました。
今後は、組合員店舗における顧客満足度向上のための接客マナー
に関する研修を計2回予定しており、各組合員企業の枠を超えて同
業者が一致団結して危機を乗り越えながら、積極的に新たな取組を
【講師を務めた鈴木龍彦氏】
実践していくこととしています。
新設組合支援事業を開催 〜秋田スギのポテンシャルと可能性について研究〜
(秋田スギ製材協同組合)
本会では今年度、新規事業として新設組合の財政基盤や組織体制が脆弱な立ち上がり時期をサポー
トし、円滑な事業運営に結びつけるため、
「新設組合支援事業」を平成26年度設立組合のうち4組合を対
象に実施しています。
このうち、秋田の林業木材産業を盛り立てる中核的組織となるべ
く設立された秋田スギ製材協同組合(大坂真一理事長)では、天然秋
田スギに代表されるスギ高齢樹材の枯渇や住宅産業の構造的な変
化などにより工場数、出荷額とも大きく減少している厳しい状況を
打破するため、当組合として取り組むべき方向性を明確にし、高品
質な県内スギ製材品の県外への販路拡大に向けた取組に繋げるた
め、本事業を全3回にわたり開催することとしました。
7月13日(月)、秋田市のホテルメトロポリタン秋田において第1
回研修会を開催し、組合員など30名が出席しました。
【第1回研修会の様子】
講師を務めた国立研究開発法人森林総合研究所の鈴木信哉理事
からは、
「新設住宅やフローリングのほか、公共建築物や観光施設、
食器、桶樽などに県産木材が使用されることが肝心であり、それに
より業界全体の仕事量が増加し木材利用の環境が醸成され、結果と
して地域経済の発展に寄与することになる。」とのアドバイスがあ
り、出席者は国産材と外材の需要動向を踏まえた上で、秋田スギの
ポテンシャルと可能性について学びました。
秋田スギ製材協同組合では、本事業の実施により、今後の業界と
しての方向性を見出すほか、組合としての活動基盤を構築し首都圏
への販路拡大に向けた取組に繋げていくこととしています。
【講師を務めた鈴木信哉氏】
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アラカルト
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a la carte ●
■組合青年部が設立されました! 〜秋田県電機商業組合青年部 創立総会が開催〜
7月22日(水)、秋田市のイヤタカにおいて秋田県電機商業
組合(小松久雄理事長)青年部の創立総会が開催されました。
この創立総会は、当組合が平成26年5月23日に開催した通
常総代会において青年部の設置が決議された後、青年部設立
準備委員会による準備・検討を経て開催されたものです。
当日は、会則や事業計画・収支予算を承認したほか、住谷達
青年部長(合資会社湯沢ナショナル)をはじめとする役員8名
を選出しました。また、秋田県中小企業青年中央会へ加入する
【創立総会の様子】
ことを併せて決定し、7月22日付けで正式に加入しました。
当青年部は、組合員企業の若手経営者や後継者同士の交流や人脈づくりを目的として、会員33名でス
タートすることとなり、今後は本会の青年部研究会事業を活用した研修会の開催などを通じ、活発に活
動していくこととしています。
ここで、秋田県中小企業青年中央会の概要についてご紹介いたします。なお、組合青年部の設立を検討
されている組合におかれましては、お気軽に本会までご相談下さい。
-『秋田県中小企業青年中央会』の概要-
次代を担う青年経営者が経済環境の変化に柔軟に対応するため、会員相互の研修を行い連携を強め、
人脈の醸成及び新たなビジネスチャンスの発掘を行うための組織です。
○会員資格:中小企業団体の青年部
中小企業団体の組合員及び組合員の後継者であって、概ね満50歳以下の者
○会 員 数:団体会員 31名 個人会員 1名
○活動内容:①業種や地域の枠を超えた広域交流を図る交流会の開催
②青年部研究会事業(組合青年部向けの補助事業)
③各種講習会等への参加(青年部全国講習会、青年中央会全国代表者会議)
[お問い合わせ先]
秋田県中小企業青年中央会 事務局(本会商業振興課内) ☎018-863-8701
新理事長紹介
役員改選により、下記の方々が新しく理事長に選出されましたので、
ご紹介します。
大館北秋地区生コンクリート協同組合(大館市)
理事長 鈴木 泚士さん
組合員名:堀江建材株式会社
役 職:代表取締役
改 選 日:平成27年5月21日
大館市御成町南地区商店街振興組合(大館市)
理事長 佐藤 貴美雄さん
組合員名:ひまわり化粧品
役 職:代 表
改 選 日:平成27年5月28日
秋田県自動車整備商工組合(秋田市)
理事長 三浦 潔さん
組合員名:秋田三菱自動車販売株式会社
役 職:代表取締役
改 選 日:平成27年6月24日
雄平素材生産事業協同組合(横手市)
理事長 鈴木 一夫さん
組合員名:合資会社鈴木林業
役 職:代表社員
改 選 日:平成27年6月25日
-会員組合の皆様へ-
本コーナーでは、会員組合の理事長交代について紹介しております。
今後、新しい理事長が選出された場合は、本会企画広報課(☎018-863-8701)までお知らせ下
さい。
併せて、組合活動の様子やイベント開催等の情報も多数お寄せ下さい。
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支援団体活動レポート
〜各支援団体において平成27年度通常総会が開催〜
本会が支援する各団体において平成27年度通常総会が開催され、平成26年度事業報告及び収支
決算が承認されたほか、平成27年度事業計画及び収支予算の設定など、全ての議案が満場一致を
もって承認・可決決定されました。
また、役員改選や研修会なども併せて開催されましたので、ご紹介します。
平成26年度商品開発・改良助成事業実施報告会が開催 〜あきた食品振興プラザ〜
6月25日(木)、秋田市のホテルメトロポリタン秋田
において、あきた食品振興プラザ(後藤一会長)の平成
27年度通常総会が開催され、会員等25名が出席しまし
た。
総会に引き続き開催された『平成26年度商品開発・
改良助成事業実施報告会』では、当プラザの補助事業で
ある同事業を活用しパッケージデザインのリニューア
ルに取り組んだ有限会社秋田味商の工藤真史取締役社
【事業実施報告会の様子】
長より、事業の成果報告が行われました。
有限会社秋田味商では、主力商品の一つである「比内地鶏スープで食べる稲庭うどん」が発売され
てから5年が経過し、自宅向け・贈答向けの2商品を展開するも、量やパッケージに統一感が無かっ
たことから、以下のとおりリニューアルに取り組みました。
◆自宅向けの袋入りパッケージを「手土産」としても買いたくなるデザインとした。
◆量を3人前から2人前とすることでより買い求めやすい価格とし、パッケージのサイズもコン
パクトにした。
◆袋入り商品をそのまま箱詰めにすることで贈答用としても使えるよう、パッケージの形状を変
更した。
その結果、平成26年12月下旬〜平成27年6月中旬における売上食数ベースでは前年度比116%
増加、売上点数ベースでは同133%増加しました。
工藤社長からは、
「見た目が良くなった、手土産に使いたい、美味しそうという消費者からの声が
以前より多く聞かれ、仕入担当者の反応も良い。」という報告がなされ、今後の更なる販路拡大が期
待されます。
あきた食品振興プラザでは今年度、業界振興に貢献できる人材の育成事業をはじめ、商品の開発・
改良を支援する開発支援事業、会員の販売促進支援事業を柱に活動していくこととしています。
交流サロンが開催 〜あきたレディース中央会〜
6月25日(木)、秋田市のホテルメトロポリタン秋田において、あきたレディース中央会(藤原恵美
子会長)の平成27年度通常総会が開催され、会員等14名が出席し、任期満了に伴う役員改選では藤
原会長が再選されました。
総会に引き続き開催された『交流サロン』では、会員である企業組合やまびこケアセンターの地主
真樹専務理事より、
「諦めなければ夢は叶う〜子育てから学んだこと〜」をテーマに、自らの子育て
から学んだコーチングのノウハウについて講話が行われました。講師からは、
「子供がどのように生
きたいかを考えさせ、その能力を引き出すような教え方をしていたが、それが後にコーチングであ
ると知り、諦めなければ夢は必ず叶うと教え続けた結果、子供も
立派に成長した。今後は、自分の経験を活かし多くの人にコーチ
ングの大切さを知ってもらえるよう努力していきたい。」と抱負
を述べられました。
あきたレディース中央会では、会員が幅広く異業種の交流や連
携を深め、新たなビジネスチャンスの拡大や企業の経営力向上を
図るための研修会や情報提供等を実施することとしており、今年
度も引き続き秋田県中央会と連携し、会員増加のための活動を積
【講師を務めた地主真樹専務理事】
極的に行っていくこととしています。
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平成27年度第1回研修会が開催 〜秋田県外国人技能実習生受入組合連絡協議会〜
6月26日(金)、秋田市のイヤタカにおいて秋田県
外国人技能実習生受入組合連絡協議会(佐賀善美会
長)の平成27年度通常総会が開催され、会員等30名
が出席しました。
総会に引き続き開催された『第1回研修会』では、
本会の畠山頼仁事業振興部長が講師となり、外国人
技能実習制度の見直しに伴う改正内容について、外
国人技能実習生の受入を実施している組合及び組
【第1回研修会の様子】
合員企業において制度改正により管理監督体制がどのように変わるのか、また、拡充される制度の
内容等について説明がなされました。
秋田県外国人技能実習生受入組合連絡協議会では今年度、外国人技能実習生受入事業の円滑な実
施に寄与すべく、制度の改正内容に関する研修会や外国人技能実習生の日本語能力・コミュニケー
ション力を高めるための「日本語スピーチ&日本の歌コンテスト」を実施し会員の資質向上を図る
ほか、秋田県中央会が全国中小企業団体中央会より委託を受け実施する「外国人技能実習制度適正
化事業」への参加を予定しています。
交流親睦事業が開催 〜秋田県中小企業団体事務局協議会〜
7月3日(金)、秋田市のボウルジャンボ秋田において、秋田県中小企業団体事務局協議会(佐藤弘幸
会長)主催の『交流親睦事業(ボウリング大会)』が開催されました。
この事業は、当協議会の会員同士の交流・連携を深めるとともに、当協議会の加入促進を目的に
関係団体にも参加を呼びかけ、組合事務局等から25名が参加し、7チームに分かれ白熱したゲーム
を繰り広げました。
大会終了後に会場を移して行われた交流懇親会
では成績発表が行われ、個人では稲葉健氏(秋田県
中小企業団体中央会)が優勝し、団体では柿崎伸彦
氏(秋田管工事業協同組合)、明石昌子氏(秋田県バ
ス事業協同組合)、本会稲葉氏の混合チームが優勝
したほか、特別賞も多数発表されるなど、参加者が
お互いの健闘を讃え合いながら親睦を深めました。
【交流親睦事業に参加された皆様】
青年部研究会事業成果報告会が開催 〜秋田県中小企業青年中央会〜
7月15日(水)、秋田市の秋田ビューホテルにおいて、秋田県中小企業青年中央会(佐藤潤会長)の
平成27年度通常総会が開催され、会員等35名が出席しました。
総会に引き続き開催された『平成26年度組合青年部研究会事業成果報告会』では、昨年度、秋田県
中央会の青年部研究会事業を活用して課題解決に取り組んだ秋田県菓子工業組合、秋田県主食集荷
商業協同組合、鹿角市花輪新町商店街振興組合、秋田家電事業協同組合の各青年部より事業の成果
報告が行われ、発表者からは、
「青年部員の試作品を評価し合うことにより、自社商品を見つめ直す
良い機会となった。」、
「メールマガジンを発信するにあたり、ユーザーにとって分かりやすく発信者
のイメージが湧きやすいメールマガジンづくりを心がけ、何より継続して発信することが大切であ
ることを実感した。」といった成果内容や感想が述べられました。
秋田県中小企業青年中央会では、今年度も秋田県中央会の助成事業である青年部研究会事業を積
極的に活用し組合員企業の活性化を図るほか、会
員相互のコミュニケーションを図るための交流会
の開催等を予定しています。また、今年度は青年中
央会東北・北海道ブロック連絡協議会主催の交流
会が本県で開催されることから、県内のみならず東
北・北海道ブロック青年中央会会員との地域を越
えた交流も図っていくこととしています。
【事業成果報告会の様子】
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インフォメーション
「女性の活躍推進セミナー(経営者・管理職層向け)」を開催します(秋田県)
秋田県では、女性が意欲と能力に応じて活躍できる職場環境づくりを推進することを目的に、
「女性の活躍
推進セミナー(経営者・管理職層向け)」を開催します。
女性の活躍推進に取り組む県内企業の事例紹介や女性の活躍による経済効果、女性の能力を活かすマネジ
メント手法など明日から役立つ講座を行いますので、もっと女性の能力を引き出したい、会社をさらに成長さ
せるきっかけがほしいとお考えの企業経営者の皆様及び管理職の皆様は、是非ご参加下さい。
○内 容:第1部 事例紹介(県北地区:株式会社北都銀行/県南地区:株式会社菅与)
第2部 明日から役立つ講座
(講師:株式会社プレステージ・ヒューマンソリューション 専属トレーナー 萩原 幸子 氏)
○対 象:企業経営者、管理職層(先着70名)
○受講料:無 料
○日時・会場・申込期限
-県北地区- 日 時:平成27年8月25日(火) 13:30 〜 16:00
会 場:大館市中央公民館
申込期限:平成27年8月17日(月)
-県南地区- 日 時:平成27年8月28日(金) 13:30 〜 16:00
会 場:横手市交流センター Y2
(わいわい)ぷらざ
申込期限:平成27年8月19日(水)
○申込方法: 下記の秋田県ホームページのダウンロードコーナーのチラシをご覧下さい。
[ホームページ]http://www.pref.akita.lg.jp/www/contents/1435319228477/
[お問い合わせ先] 秋田県生活環境部 男女共同参画課 男女共同参画推進班 ☎018-860-1555
「あきた県政概況2015」を作成しました(秋田県)
秋田県では、秋田県についてより深くご理解いただくため、本県の現状や課題、そして課題解決に向けた取
組などを整理した「あきた県政概況」を毎年度発行しています。
この度、平成27年度版である「あきた県政概況2015」を作成しましたので、是非ご活用下さい。
☞ 「あきた県政概況2015」は、下記の秋田県ホームページよりご覧になれます。
[ホームページ] http://pref.akita.lg.jp/www/contents/1139732668415/index.html
[お問い合わせ先] 秋田県企画振興部 総合政策課 ☎018-860-1212
平成27年毎月勤労統計調査特別調査について(厚生労働省)
厚生労働省では、本年7月31日現在で、常用労働者を1 〜 4人雇用している事業所を対象に、毎月勤労統計
調査特別調査を実施します。
この調査は、1 〜 4人の常用労働者を雇用する小規模事業所における賃金、労働時間及び雇用の実態につい
て全国及び都道府県別に明らかにすることを目的に実施しており、調査結果は、小規模事業所の実態を示す資
料として最低賃金の改定審議等に使用されています。
調査対象となる事業所には、8月から9月にかけて統計調査員が訪問し、調査事項についてお伺いして調査
票を作成いたします。
調査票に書かれた内容は、
「統計法」により厳しく秘密が守られます。また、統計以外の目的に用いられるこ
とも固く禁じられています。
ご多忙のこととは存じますが、調査の重要性をご理解いただき、調査にご回答いただきますようお願いいた
します。
☞ 詳しくは、厚生労働省ホームページをご覧下さい。
[ホームページ] http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/toukei/koyou/maikinchousa.html
[お問い合わせ先] 厚生労働省 大臣官房統計情報部 雇用・賃金福祉統計課企画調整係 ☎03-5253-1111
中小企業組合検定試験を実施します(全国中小企業団体中央会)
全国中小企業団体中央会では、中小企業組合役職員の資質向上と組合士制度の普及を目的に、毎年、中小企
業組合検定試験を実施しております。
本試験に合格し、組合等で3年以上の実務経験を有する方については、全国中小企業団体中央会から組合運
営のエキスパートである「中小企業組合士」として認定されます。
現在、本県では76名、全国で約3,100名の方が中小企業組合士として事業協同組合、商工組合等の中小企業
組合や商工組合中央金庫、中小企業団体中央会等で活躍しています。
なお、本会では試験前に受験対策講座を実施する予定ですので、是非、本講座をご活用下さい。
○試験科目:
「組合会計」、
「組合制度」、
「組合運営」
○試 験 日:平成27年12月6日
(日)
○試験会場:秋田県中小企業団体中央会「会議室」
(秋田県商工会館 5階)
○受 験 料:5,000円(一部科目免除者は3,000円)
[お問い合わせ先] 本会 企画広報課 ☎018-863-8701
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