L.I コート(G) 施工要領書

L.I コート(G)
コート(G
施工要領書
日藻工材株式会社
【前処理】
【前処理】
◎清掃
①
古い下地面の土、藻、苔、砂や脆弱したコンクリートは高圧洗浄で除去
②
し、油の付着した個所は適正な処理を行う。
新しい下地面で降雨や凍害、ドライアウトを受けて強度のない個所は高
圧洗浄か、ケレン、サンダー処理を行い除去する。
◎不陸前処理
①
不陸が 5mm 以上ある凹凸部はプライマー処理後、不陸差が 2~3mm に
なる様に捨て塗りを行う。
②
穴埋め、伸縮目地を除去した跡の埋め戻しは L.I コート(G)1 袋に対
し珪砂 5 号を 10kg 加え、不陸差が 2~3mm 以内に成る様に流し込む。
③
排水溝の欠落部や塗り厚の多い水勾配は事前にポリマーモルタルで処
理をする。
L.I コート(G)は 2~5mm の塗り厚を想定しており、5mm 以上の塗
り厚が必要な場合は必ず事前にポリマーモルタルで不陸差が 5mm 以内
になる様に下塗りし、追っかけで L.I コート(G)を施工する。
下地の亀裂は V カットをし、L.I コート(G)を下地面と同じレベルで
塗る。
④
⑤
◎日藻 C.R.P 処理
次の様な下地及び個所は、日藻 C.R.P を塗布し接着面の強化を行う。
①
旧下地がウレタン、シート等の防水処理面及び有機の塗り床材面。
②
鉄板、鉄材部、プラスチック部。
③
高圧洗浄、ケレン、
【プライマー処理】
① レベラー専用プライマーの 4 倍液(300g~400g/㎡)をローラー、刷毛、
ドライワイパー等で充分に浸透するように塗布する。
② 吸い込みの激しい下地には、レベラー専用プライマーの 5 倍液 を
塗布し、乾燥後にもう一度 4 倍液の塗布を行う。
③ レベラー専用プライマーが未乾燥時の歩行は、気泡の原因になる
ので絶対に避ける。
④ 塗布後、窪みに溜まったレベラー専用プライマーはウエスで拭き取る。
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未処理は気泡の原因になる。
⑤ 不陸前処理を行った個所もレベラー専用プライマーを塗布する。
⑥ レベラー専用プライマーは前日処理か、当日の場合は完全に乾燥し透明
になってから塗付け工程を行う。
【混練り】
① ペール缶に水 5ℓを計量し、L.I コート(G)を 1 袋投入し高速撹拌
機で 2 分間充分に混練りをする。
② ペール缶の底部分や側面等の混合不足やダマの無いように注意する。
③ 水の混合量の範囲は 5ℓ以内とする。
水量が少ないと流動性が悪くなり、多いと骨材が沈殿して強度が
落ちたり、白華の原因となる。
④ 混合から 10 分以上塗り付け間隔が開く場合や、搬送時にエレベーターや
台車等で振動を受ける場合は、再度撹拌してから塗り付ける。
⑤ 混合後 30 分以内に施工を終了する。
【塗り付け】
① 施工は隅から順次に行い、塗り継ぎは時間差の無いように連続して行える
様に人員の配慮をする。
②
材料を配り置きし、素早く所定の厚みに塗り伸ばし、軟らかい仕
上げ鏝を使い、出来るだけ少ない回数で表面を均す。配り置き後、時間
が経過すると骨材が沈殿する場合がある。
③
一度仕上げた後に時間をおいて再度均すと、仕上がり面が波を打
ち平らにならないので避ける。
どうしても必要な場合は、再度材料を追加して薄く塗り重ね仕上げる。
④ 塗り継ぎの時間差が避けられない場合は、目地棒やテープ等で区切
りをつくり、区分けをする。
【養生、気候】
① 気温 5℃以下及び 30℃以上の日や、風の強い日は施工を中止する。
② 塗付け後の降雨や凍害、急激な乾燥は硬化不良の原因になるので気象に
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は充分注意する。
③ 塗り厚や気温により多少の時間差は有るが、24 時間後には軽歩行が可能
(気温 20℃、塗り厚 3mm)指診を行い確認する。
【他の上塗り塗材
【他の上塗り塗材仕上げ】
塗材仕上げ】
① 上塗り工程を行う前に下地の乾燥状態、硬化強度の確認を行う。
② 鏝波や塗り継ぎの段差はサンダ―処理を行う。
③ 気温や塗り厚により異なるが、通常 L.I コート(G)施工後 4 日以上、冬
期は 7 日以上を目途に表面仕上げ材を施工して下さい。
【注意事項】
① 保管は湿気に充分注意して、床面より空間を取って 10 袋以内の
積み重ねで保管する。
② 開封後、残りの材料はビニール袋で密封する。
③ 他の材量の混合はバランスを崩すので、絶対に行わない。
④
毒性は有りませんが、セメント同様のアルカリ性なので皮膚に付
いた場合は水で良く洗い、万が一、眼に入った場合は水で充分に
洗い、至急医師の手当てを受けて下さい。
⑤下時からのクラックや白華、気泡の発生には責任を負いません。
⑤ 流動性はありますが仕上がりの平滑さは施工技術によります。
⑥ 混練り後 30 分以上の練り置きや、気温の高い時期では直射日光を
遮るような処置をして下さい。
日藻工材株式会社
東京都板橋区坂下 2-13-18
TEL 03-5392-1007
FAX 03-5392-1023
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