資料はこちら - 京都市の地方創生「まち・ひと・しごと・こころの創生」

地方創生 経済4団体との意見交換会
経済 団体と 意見交換会
~「京都で働き,京都で暮らす」の実現に向けて~
平成
平成27年2月13日
年 月
日
京都市
京都市情報館 http://www.city.kyoto.lg.jp/
門川大作HP http://www.kyoto-daisakusen.jp/
門川大作FB https://www.facebook.com/kadokawadaisaku/
1
本市のこれまでの取組
1
京都市基本構想 ~市民の生き方,未来~
平成13 (2001)年~平成37 (2025)年の京都のグランドビジョン
第1章 京都市民の生き方
市会の議決を得て,平成11(1999)年12月17日策定
「基本構想」の記述から抜粋
(基本構想策定時の京都市の状況)
・産業や観光の伸び悩み
工場や大学の市外進出
・工場や大学の市外進出
・文化の創造力と発信の低下
・都心の空洞化
・風情ある街並みの消失 など
(
第1節 文明の大きな転換期の中で
○大量生産,大量消費,大量廃棄型の都市文明のあり方に対して,
わたしたちは,環境との調和を目指す持続可能な社会をつくっていく必要があり,
これは次世代に対するわたしたちの大きな責任である。
○この社会にさまざまな世代間に,信頼というものを構築し直すことが強く求められている。
第2節 京都市民の姿勢
○琵琶湖疏水の開削,日本最初の小学校の設置,市電の敷設など「京都策」と呼ばれる近代化政策に,全国に先駆け取り
○琵琶湖疏水の開削
日本最初の小学校の設置 市電の敷設など「京都策」と呼ばれる近代化政策に 全国に先駆け取り
組んできた。
○現代社会の価値観とは異なったものの感じ方や考え方が今もまちの懐に息づいている。そういう歴史を断ち切るのでは
なくて引き継いでいこうという強い意欲がある。
第3節 京都市民の得意とするところ
○効率や競争を過度に重視し,大量消費を繰り返してきたこれまでの社会のあり方に対して,それとは別の節度ある生き方
を示しうるような都市文化を培ってきた。
京都の6つの「得意わざ」」
めきき
本物を見抜く批評眼
こころみ
冒険的な進取の精神
たくみ
ものづくりの精緻な技巧
もてなし
来訪者を温かく迎える心
きわめ
何ごとも極限にまで研ぎ澄ますこと
しまつ
もったいない
これらの「得意わざ」に磨きをかけていくことで,京都はもとより日本の魅力を高める
2
はばたけ未来へ!京(みやこ)プラン(京都市基本計画)
(2011)年 平成32 (2020)年
平成23 (2011)年~平成32
平成22(2010)年12月10日策定
京都市基本計画審議会(尾池和夫会長,立石義雄副会長はじめ各界各層の方々70名で構成)において議論
京都の未来像
都市経営の理念に基づき,10年後にめざ
すべき京都の姿として6つの未来像を設定
・ 環境共生と低炭素のまち・京都
環境共生と低炭素のまち 京都
・ 日本の心が感じられる国際都市・京都
・ 環境と社会に貢献する産業を育てるま
ち・京都
重点戦略
京都の未来像を実現するため関連性に着目し
ながら,複数の行政分野を融合し,特に優先的
に取り組むべき11の重点戦略を設定
・ 低炭素・循環型まちづくり戦略
・ 歩いて楽しいまち・京都戦略
・ 歴史・文化都市創生戦略
・ 学びのまち・京都
・ 個性と活力あふれるまちづくり戦略
・ 支え合い自治が息づくまち・京都
・ 旅の本質を追求する観光戦略
・ 真のワーク・ライフ・バランスを実現す
るまち・京都
・ 新産業創造戦略
人口減少を食い止めるとともに,今後の人口動向
を見据えた都市経営を重視する方針を掲げ,総合
的に政策を推進
・ 未来の担い手育成戦略
・ 子どもを共に育む戦略
・ 真のワーク・ライフ・バランス戦略
・ 地域コミュニティ活性化戦略
・ いのちとくらしを守る戦略
3
現在推進している施策 262事業
1 「子育て環境日本一」を目指した施策 (地域で子育てを支える文化,子どもを共に育む京都
市民憲章)
・保育所の「質」・「量」共の拡充 待機児童ゼロ! 保育士の配置等 全国トップ水準!
・「不妊・不育症対策」,「プレママ」,「こんにちは赤ちゃん」事業など子育て支援の充実
学校教育な 教育環境 抜本充実 ・真のワーク・ライフ・バランス,男女共同参画の推進
真 ワ ク ライ
ラ
,男女共同参画 推進 ・婚活等結婚支援など
婚活等結婚支援な
・学校教育など教育環境の抜本充実
2 京都の強みを活かした経済の活性化,安定した雇用の創出
・産学公連携による新産業創出 ・文化と産業の融合による地域活性化
・企業誘致・中小企業・伝統産業支援など安定した雇用の創出
3 交流人口の増加も見据えた「観光」・国際会議等「MICE」の飛躍的な振興
4 大学のまち京都・学生のまち京都
・大学の都市回帰支援
大学の都市回帰支援 ・「大学コンソーシアム京都」の充実
「大学コンソ シアム京都」の充実 ・留学生支援
留学生支援 など
5 既存インフラを最大限活用した個性と活力あふれるまちづくり
・交通拠点への都市機能の集積による便利で快適なコンパクトシティの構築 ・電気自動車などスマートシティの実現
空き家」を活かす 総合的な空き家対策,密集市街地対策 ・ごみ屋敷対策,動物愛護への挑戦
み屋敷対策,動物愛護 の挑戦
・「空き家」を活かす!総合的な空き家対策,密集市街地対策
・歩くまち・公共交通優先のまち・京都(公共交通の利便性向上)
6 都市の品格と魅力を高める取組
・世界の文化首都を目指す! 京都ならではの文化芸術の振興 ・全国に類を見ない景観政策の推進
・防災・減災対策,市民ぐるみで取り組む「世界一安心安全 笑顔でやさしさあふれるおもてなしのまち京都」
4
京都の更なる発展へ
「子育て環境日本一・京都」の実現
○保育所入所率43.5%(指定都市平均31.6%)
平成20年度から6年間で,保育所の新増設等により入所児童数
を約3 300人拡大
を約3,300人拡大
○待機児童数ゼロ実現
平成25年4月現在:94人 →平成26年4月:待機児童ゼロ
○保育水準を全国トップ水準に
民間保育園の保育士の給与水準 平成25年度:京都市426.2
万円 (全国平均302.8万円) 約1.4倍
大学の流出防止・市内回帰
○本市の大学政策,市有地の活用による大学の流出防
止,市内回帰が進む。
○人口減少期においても学生数が増加傾向
基本計画の推進で人口は当初の想定を
回
推移
上回って推移
○本市人口は,基本計画策定時の人口で平成27年に
143.8万人~144.2万人(2.2%減)に減少するとされてい
たが,平成27年1月現在,146.9万人(0.4%減)を維持
○社会動態は平成23年から転入が転出を上回る転入超過
に転じている
産学公連携による新産業・新事業の創出
○グリーンイノベーション,ライフイノベーションの推進
○コンテンツ産業の推進
○
ンテンツ産業の推進
○京都市内への企業立地の推進
25年は15件を指定2年連続で過去最高件数を更新
○伝統産業の振興
世界があこがれる観光都市へ
○Travel+Leisure ワールドベストシティで京都市が訪ね
た 都市世界 位に
たい都市世界1位に
平成25年観光客数
5,162万人
平成25年外国人宿泊客数 113万人
平成25年観光消費額
7,002億円
京都の魅力・都市格の向上
○双京構想の推進
○全国に類を見ない新景観政策の推進
○屋外広告物の適正化(8割を超えて条例の趣旨に沿った
ものに)
○ひとと公共交通優先の歩くまち・京都
○ひとと公共交通優先の歩くまち
京都
自動車分担率2000年28.3%→2010年24.3%(4ポイント減)
四条通歩道を拡幅し,車道を減少(4車線→2車線)
5
2
地方創生の取組
6
国における地方創生の動き
まち・ひと・しごと創生法制定,総合戦略決定
平成26年 9月 3日
まち・ひと・しごと創生本部設置
平成26年11月21日
まち・ひと・しごと創生法成立
法律の概要
【目的】(第1条)
少子高齢化の進展に対応し,人口減少に歯止めをかけるとともに,東京圏への一極集中を是正し,地域で
住みよい環境を確保して,将来にわたって活力ある日本を維持するため,施策を総合的・計画的に実施。
【基本理念】(第2条)
【基本理念】(第
条)
① 国民が,個性豊かで魅力ある地域社会で,潤いある豊かな生活を営める環境を整備
② 日常生活・社会生活の基盤のサービスに関し,需要・供給を長期的に見通し,現在・将来の提供を確保
③ 結婚・出産・育児について,希望を持てる社会の形成に向けた環境を整備
④ 仕事と生活の調和を図れる環境を整備
⑤ 地域の特性を活かした創業の促進,魅力ある就業の機会の創出
⑥ 地方公共団体相互の連携協力により,効率的・効果的な行政運営を確保
⑦ 国・地方公共団体・事業者が相互に連携・協力
【まち・ひと・しごと創生総合戦略】(第8条)
政府において,創生に関する目標,施策の基本的方向等を決定
【都道府県・市町村まち・ひと・しごと創生総合戦略】(第9条・第10条)
←27年度中の策定が求められている
国の総合戦略を勘案して策定。(努力義務)
平成26年12月27日
「長期ビジョン」及び「総合戦略」を閣議決定
7
地方創生に向けた京都市の基本的な考え方
(昨年11月に実施した,地方創生に係る国への提案・要望の記述から)
○ 少子高齢化・人口減少の進行はいわゆる「地方圏」だけでなく,指定都市においても大きな
少子高齢化 人口減少の進行はいわゆる「地方圏」だけでなく 指定都市においても大きな
課題となっている。特に,京都市は大都市でありながら,全市域のおよそ4分の3を森林が占
め,過疎地域及び限界集落,限界集落化しつつある地域を抱えており,大都市特有の課題と同
時に過疎等の切実な問題を有している。
時に過疎等の切実な問題を有している
○ こうした中,本市では,これまでから人口減少に対応し,独自の子育て支援策や経済活性化・
雇用創出の取組をはじめ,多様かつきめ細かな施策を進めてきた。
また,地方創生の大きな課題とされている「東京一極集中」の是正を目指し,文化,景観,
観光,ものづくり,大学のまちなど,京都ならではの都市特性を活かした特色ある施策を展開
し,首都圏と異なる価値観の魅力あるまちづくりを進めるとともに,大都市特有の課題解決に
挑戦する取組を進めている。
挑戦する取組を進めている
これまでの取組で培った知恵と力を最大限活かし,引き続き本市の
人口減少等の課題解決に挑むと同時に,国全体の地方創生実現のため
に京都ならではの役割を果たす。
京都ならではの「まち・ひと・しごと・こころ」の創生
8
こころの創生について
創
(まち・ひと・しごとの創生に加え,“こころの創生”が必要)
○ 地方創生において,「人口の過疎」や「地方の消滅」が課題とされているが,同時に,伝統文化や
伝統産業に象徴される“美意識 価値観” 美し 自然景観や風土に育まれた“心 豊かさ 奥深
伝統産業に象徴される“美意識,価値観”,美しい自然景観や風土に育まれた“心の豊かさ,奥深い
精神性”などが失われる「こころの過疎」や「日本のこころの消滅」も,日本の将来にとって大きな
課題である。
○
まち ひと しごとの創生に際しては,こうした「こころの過疎や消滅」を食い止める「こころの
まち・ひと・しごとの創生に際しては
こうした「こころの過疎や消滅」を食い止める「こころの
創生」も,若い世代をはじめ人々が将来に夢や希望を持ち心豊かにくらせる魅力ある地方と日本社会
を築く上で,極めて重要。
(京都が果たし得る役割 ~ 国全体の地方創生に貢献!)
国全体の地方創生に貢献 )
○
この課題に対し,日本のこころのふるさと・京都市が果たし得る役割は大きい。
例えば,国内はもとより世界を視野に,京都を中心に地方に息づく日本の伝統文化,伝統産業の魅力
の発信力を国をあげて強める。それによって,国内外の新たな関心,評価,需要を掘り起こすととも
発信力を国をあげて強める それによ て 国内外 新たな関心 評価 需要を掘り起 すととも
に,伝統文化・伝統産業に関わる仕事に従事することの誇りと魅力を高め,一地域にとどまらない幅広
い地方の産業振興や雇用の維持,拡大へ波及させる。
また 東京圏とは別の文化の中軸 日本の精神文化の拠点として 東京圏と異なる価値観の形成を促
また,東京圏とは別の文化の中軸,日本の精神文化の拠点として,東京圏と異なる価値観の形成を促
進し,地方への人の流れをつくるプラットホーム的役割を担う。
○
そうしたことを含め,京都市において,伝統文化,伝統産業,自然景観を保全・継承し,磨き,発展
させながら 日本 「こころ 創生
させながら,日本の「こころの創生」の中核を担う役割を果たしていく。
中核を担う役割を果たして く
9
3
人口減少への対応
10
日本の人口推移と長期的な見通し
今後 人口減少が加速度的に進行する見込み
今後,人口減少が加速度的に進行する見込み
資料:まち・ひと・しごと創生本部「まち・ひと・しごと創生長期ビジョン」
11
本市では,基本計画の推進で人口は当初の想定を上回って推移
本市では
基本計画の推進で人口は当初の想定を上回って推移
しかし,出生率は全国水準を下回っている。
万人
150
147.5
147.4
147.3
147.3
146.2
145
146.9
147.1 (△0.4%)
144.3
(△2.2%)
140
135
143.8
17年度比0.4%減の
17年度比0
4%減の
146.9万人(H26.10.1)と
H22.12策定の計画での想定
(2.2%減)より善戦している
が厳しい状況
141 6
141.6
138.2
140.9
実績
政策効果を反映しない場合の2010年時点の推計
政策効果を反映した場合の2010年時点の推計
130
137.0
134.3
130.0
132.5
127.6
125
平成17年
平成1
年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年
平成2 年 平成26年 平成27年
平成2 年 平成32年 平成37年
平成3 年 平成42年 平成47年
平成4 年
(2005) (2010) (2011) (2012) (2013) (2014) (2015) (2020) (2025) (2030) (2035)
合計特殊出生率
144.2
144.6
146.1
京都市の推計人口
全国を下回る水準
未婚率 (平成22年)・平均初婚年齢 (平成25年)
ともに全国を上回る水準
大学進学率 (平成25年)
全国を上回る水準
合計特殊
出生率
17年
25年
25~29歳
未婚率
男性
女性
平均
初婚年齢
男性
女性
大学
進学率
合計
男性
女性
京都市
1.11
1.26
京都市
77.4%
69.9%
京都市
31.5歳
29.8歳
京都市
68.5%
65.8%
71.2%
全
1.26
1.43
全
71.8%
60.3%
全
30.9歳
29.3歳
全
53.2%
50.9%
55.5%
国
国
国
国
12
大学卒業と同時に,多くの大学生が市外に転出
(人)
年齢別の京都市への転入・転出者数(平成22年度国勢調査)
12,000
,
10,000
8,000
6,000
転入
転出
4,000
○大学入学・卒業に伴う転入・転出が多い。
○転出先
・全年齢では
①京都府(京都市外) ②大阪府
全年齢では,①京都府(京都市外),②大阪府,
③滋賀県,④東京都,⑤兵庫県の順に多い。
・23~27歳では,①大阪府,②東京都,③京都府
(京都市外),④兵庫県,⑤愛知県の順に多い。
○転入元
・全年齢では,①京都府(京都市外),②大阪府,
③兵庫県,④滋賀県,⑤東京都の順に多い。
・18~22歳では,①兵庫県,②大阪府,③京都府
(京都市外),④愛知県,⑤広島県の順に多い。
(京都市外) ④愛知県 ⑤広島県の順に多い
0
0
0歳
22歳
44歳
66歳
88歳
100歳
122歳
144歳
166歳
188歳
200歳
222歳
244歳
266歳
288歳
300歳
322歳
344歳
366歳
388歳
400歳
422歳
444歳
466歳
488歳
500歳
522歳
544歳
566歳
588歳
600歳
622歳
644歳
666歳
688歳
700歳
722歳
744歳
766歳
788歳
800歳
822歳
844歳
2,000
転出
転入
13
4
京都経済の活性化と雇用の創出
-京都経済の現状を見据えて-
14
「世界があこがれる観光都市」を目指して
「未来・京都観光振興計画2010+5」(平成22年策定)
未来 京都観光振興計画 0 0 5」(平成 年策定)
「京都市MICE戦略」(平成22年自治体初の策定)
京都市 C 戦略」(平成 年自治体初の策定)
いよいよ旅の本質へ~世界が共感する観光都市~ 116の施策すべて着手
世界に冠たる「国際MICE都市」へ
「暮らすように旅する」プロジェクト 滞在・宿泊型観光を推進
「歩いてこそ京都」プロジェクト 環境にやさしい歩く観光を推進
「市民の京都再発見」プロジェクト 京都人を京都ファンに,京都の達人に
「心で“みる”京都」プロジェクト ほんものと「ふれあう観光」を推進
「観光客の不満をゼロに」プロジェクト
「新たな京都ファン獲得」プロジェクト
新たな京都ファン獲得」プ ジェクト
「京都の魅力うまく伝える」プロジェクト
わが国を代表する国際会議施設「国立京都国際会館」の国との
連携による拡充
積極的な誘致施策の推進
京都ならではの魅力の活用(ユニークベニューの活用)
戦略推進のための体制強化
市民,社寺関係者,文化関係者,観光関連業界,市民,大学・学生,行政,観光客が一丸となって取組を推進!
平成25年
観光客数
5,162万人
平成25年
外国人宿泊客数
113万人
平成25年
観光消費額
7,002億円
「Travel+Leisure」
ワールド
ベストシティ1位
「グローバル
MICE戦略都市」
(国内5都市)
に選定
日本の精神性を体現した上質な文化,奥深さなどを持つ京都の魅力を更に磨き,
日本の精神性を体現した上質な文化
奥深さなどを持つ京都の魅力を更に磨き
世界に向けて発信世界があこがれる観光都市へ
15
「京都観光振興計画2020」 「京都市MICE戦略2020」を新たに策定
〈計画及び戦略(案)〉
観光都市像の実現に向け,4つの柱を基に取組を推進(25施策・191事業)
―27年度で130事業に着手―
2020年の観光都市像
多様な景観資産,自然景観と文化資産を
守り 育て 創造的に活用を進めるまち
守り,育て,創造的に活用を進めるまち
旅と暮らしの安心・安全が世界一しっかり
と守られているまち
ひとと公共交通を優先する,歩いて楽しい
まち
市民ぐるみで観光客の皆様をあたたかく
お迎えする,おもてなしのまち
人づくり,まちづくり
観光経営を学ぶ高等教育機関等の創設・誘致支援
免税店の更なる拡大等買物環境の整備
府警との連携による観光客の安心・安全の向上
「車いすレンタル制度」の創設 等
魅力の向上,誘致手法
~きらめき・いざない~
「京の食文化」を楽しむ観光の推進
地域の観光資源の掘り起こしや既存観光地の再構築
ムスリム受入体制の充実
受 体制 充実 等
魅力の発信,コミュニケーション
JNTO等との連携強化による京都の魅力発信
市民への京都観光の意義等に関する情報提供の充実
「京都市メディア支援センター」の情報発信機能強化 等
~おもてなし・やすらぎ・しつらい~
~ひびき・ひろがり~
MICE戦略
~つどい~
計画目標
京都を再び訪れたい
親しい友人に
京都観光を勧めたい
「京都のおもてなし度」
再来訪意向
紹介意向
毎年着実に100%へ
毎年着実に100%へ 毎年着実に100%へ 「大変そう思う」を80%以上に
「大変そう思う」を80%以上に
ワンストップ窓口の設置など誘致・開催支援メニューの充実
アルムナイ層(卒業生組織,OB・OG組織等)誘致の推進
市民参加型のMICE開催の推進 等
外国人宿泊客数
年間300万人
京都の観光消費額
年間1兆円
「大変そう思う」を80%以上に
「誰もが安心安全に,笑顔で楽しく暮らし,観光できる,やさしさあふれるおもてなしのまちづくり」
「誰もが安心安全に
笑顔で楽しく暮らし 観光できる やさしさあふれるおもてなしのまちづくり」
を進め,50年後,100年後も世界の京都として輝き続けるよう力強く取組を推進
16
成長を続ける観光産業
(千人)
観光消費額
(10億円)
800
H25年 5,162万人
H20年 5,021万人
5 021万人
H25年 7,002億円
700
600
500
H15年
「京都 花灯路」開始
「京都・花灯路」開始
400
H15年
「京都・花灯路」開始
300
H12年
京都市観光客
5000万人構想発表
200
100
0
昭和
45
平成
50
昭和
55
60
2
7
12
17
22
平成
資料:京都市産業観光局「平成25年 京都観光総合調査」
※平成23年及び平成24年は調査手法の変更により観光客数の推計及び観光消費額の算出をしていない。
※平成 年及び平成 年は調査手法の変更により観光客数の推計及び観光消費額の算出をしていない
17
京都の強みを生かした成長戦略をオール京都で推進
※市の施策を中心に記載
産学公連携による新産業・新事業の創出(グリーン,ライフ産業の振興)
22年11月 「知恵産業融合センター」創設
http://chie-yugo.com/
伝統産業と先端産業を融合し,新たな京都ブランドを創出
(例)伝統的米麹糖化醸造技術と先端バイオ計測技術の融合による洋菓子
学
23年7月 京都産学公共同研究拠点「知恵の輪」開所
産
先端光加工技術とバイオ計測技術の研究拠点
産学公連携により,共同研究の実施,地域企業への成果の普及,中堅・中小企業
の技術高度化の支援等を推進
23年7月 (京大病院内) 「医工薬産学公連携支援オフィス」開設
公
京都産学公共同研究拠点
「知恵の輪」の貸出機器
金属光造形複合加工装置
装
(金属3Dプリンター)
京都発革新的医療技術研究開発助成事業を実施
医療現場のニーズ,大学・研究機関のシーズ,企業のシーズをコーディネートし,医学・工
学・薬学分野での産学公連携を推進
24年7月 「京都産業エコ・エネルギー推進機構」設立
http://www.kyoto-eco.jp/
オール京都体制で,エコ・エネルギー関連産業の創出及び新たなエコ・エネルギーの実証・普及を推進
グリーン産業を京都のトップクラス産業へと育成するため,研究開発経費等の一部を補助する「京都グリーン
イノベーション市場算入支援事業」を実施
25年 7月 「地域イノベーション戦略支援プログラム」採択
25年10月 「スーパークラスタープログラム」採択
京都の知恵を結集し,産学公連携で世界のエネルギー環境問題に貢献
エネルギーをうまく使う(節電),エネルギーを創る(創電),エネルギーを蓄える(蓄電)
革新的SiC(シリコンカーバイド)パワー半導体の社会実装促進
25年11月 京都市成長産業創造センター
http://www.act-kyoto.jp/
京都大学を始めとした,京都地域に集積する大学,研究機関,産業界,京都市の連携により,最先端
京都大学を始めとした
京都地域に集積する大学 研究機関 産業界 京都市の連携により 最先端
の研究プロジェクトを推進
「一つ屋根の下で」,大学の研究者と企業の技術者が共同研究
最先端の研究成果を製品開発に結びつける
18
京都の強みを最大限に生かした成長戦略の推進
コンテンツ産業の積極的な推進
ンテンツ産業の積極的な推進
KYOTO CMEX (21年度~)
• 京都を舞台に,産学公連携の下,オール京都体制で映画・映像,ゲーム,マン
ガ・アニメ等のコンテンツをクロスメディア展開
京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ) (24年度~)
• 西日本最大規模のマンガ・アニメ総合見本市
• マンガ・アニメを活用した商品開発やビジネスセミナー等,コンテンツ産業の
,
促進
• 実行委員長 松谷孝征 (㈱手塚プロダクション代表取締役社長)
• 来場者40,576人(26年度)
京都版
京都版トキワ荘事業
事業 (
(25年度~)
年度 )
• 京町家を活用した若手マンガ家等の人材育成
京都クロスメディア・クリエイティブセンター
(26年2月開設)
• 専門コーデネーターやインキュベーション施設等により幅広くサポート
京都市内 の企業立地の支援
京都市内への企業立地の支援
京都市企業立地促進制度補助金
• 製造業,ソフトウェア業,情報処理サービス業,21世紀の本市の基幹産業と
なり得る先端産業分野 企業を対象
なり得る先端産業分野の企業を対象
• 固定資産税,都市計画税の2~6年分の補助金
• 埋蔵文化財発掘調査に要した経費相当額(限度額5,000万円)を補助
→ 24年度は14件,25年度は15件を指定し,2年連続で過去最高件数を更新
(制度創設(14年度)以降の合計指定件数:95件(27年1月末現在)
京都型グローバル・ニッチ・トップ企業育成補助金
• Aランク認定企業,オスカー認定企業等を対象
• 固定資産税,都市計画税の5年分の補助金
• 埋蔵文化財発掘調査に要した経費相当額(限度額5,000万円)を補助
埋蔵文化財発掘調査に要した経費相当額(限度額5 000万円)を補助
インキュベーション施設の提供
• 京大桂ベンチャープラザ北館(平成16年6月),南館(平成18年11月)
• イノベーションプラザ京都(平成16年5月)
• クリエイション・コア御車(平成17年11月)
海外,首都圏での企業立地セミナーの開催
・ 外務省やジェトロ等と連携して京都の立地環境をアピール
【入居者の様子】
【京都版トキワ荘】
【クリエイション・コア京都御車】
19
廃業が開業を上回り,事業所数が減少
京都市の事業所数,従業者数の推移
所
人
840,000
120,000
事業所数
従業員数
100,000
800 000
800,000
80,000
%
6.0
5.0
780,000
760,000
60,000
,
740,000
40,000
720,000
4.0
3.0
2.0
開業率
700,000
20,000
0
820,000
京都市の開業率・廃業率の推移
680,000
H3
H8
H13
H18
H21
H24
660,000
資料:京都市総合企画局「平成18年事業所・企業統計調査結果報告書」,
総務省統計局「平成21年経済センサス基礎調査」,
「平成24年経済センサス活動調査」
廃業率
1.0
0.0
S56
~61
S61
~H3
H3~8
H8~13
H13~18
資料:総務省統計局「事業所・企業統計調査」,
「平成21年経済センサス基礎調査」から再編加工
20
経済のグローバル化で,市内でのものづくりが縮小
製造品出荷額
百万円
製造業の事業所数・従業員数
所
人
8000
3,500,000
140,000
事業所数(所)
従業者数(人)
7000
120,000
3 000 000
3,000,000
6000
100,000
2,500,000
5000
80,000
,
2 000 000
2,000,000
4000
60,000
1,500,000
3000
1,000,000
2000
500,000
1000
0
0
S60
H2
H7
H12
H17
H22
H24
H25
40 000
40,000
20,000
S60
H2
H7
H12
H17
H22
H24
H25
0
資料:経済産業省「工業統計調査」,総務省統計局「平成24年経済センサス活動調査」
21
伝統産業の振興
伝統産業活性化条例(平成17年)を制定し,販路開拓など伝統産業を振興
京都市の伝統産業として西陣織など74品目を指定
→ 伝統産業製品 「京もの」の海外市場へのPRなど伝統産業を振興
「伝統産業の日」事業
条例で制定した「伝統産業の日」(春分の日)を中心に,60を超える事業を官民で開催
伝統産業の販路開拓の支援
首都圏,海外で伝統産業の販路開拓支援を実施
• 京都ブランド海外市場開拓事業(パリ,上海)
→ 京都商工会議所と連携し,海外展開を目指す中小企業を強力に支援
• BRAND NEW KYOTOプロジェクト2015 in KITTE,京都館での京都文化・伝統産業の発信
パリでの展示商談会
京の食文化の振興と未来 の継承
京の食文化の振興と未来への継承
• 京都市独自の「京都をつなぐ無形文化遺産制度」第1号に「京の食文化」を認定(25年10月)
• 国の地域活性化総合特区制度を活用し,外国人が働きながら日本料理を学べる特区として
全国で唯一京都市が認定(25年11月)→
全国で唯
京都市が認定(25年11月) 26年2月 フランス人料理人1名を受け入れ
“京都をつなぐ無形文化遺産”制度
京都をつなぐ無形文化遺産 制度
• 「和食」のユネスコ無形文化遺産登録(25年12月)
京都に伝わる様々な無形文化遺
産を大切に守り,未来に引き継ぐ
• 清酒の普及と京焼・清水焼などそれを通じた伝統産業の振興
→ 「京都市清酒の普及に関する条例」制定(25年1月)「日本酒条例サミットin京都」の開催(26年11月)
• 中央卸売市場第一(青果・水産)市場(京の食文化ミュージアム・あじわい館での京都の食文化の発信など)
• 中央卸売市場第二(食肉)市場(小学校の親子を対象とした食肉講座の実施など)
22
伝統産業の生産額が大きく減少
資料:伝統的工芸品産業振興組合 全国伝統的工芸品総覧」
資料:伝統的工芸品産業振興組合「全国伝統的工芸品総覧」
※京都府下の市町村の数値を含む
23
社会経済の変化に伴うサービス産業化の進展
資料:京都市総合企画局「京都市の市民経済計算」
資料:京都市総合企画局「事業所・企業統計調査」,
総務省統計局「平成21年経済センサス基礎調査」,
「平成24年経済センサス活動調査」
24
中小企業の雇用確保の支援
中小企業の雇用確保 若者の定着をオール京都体制で支援
中小企業の雇用確保,若者の定着をオ
ル京都体制で支援
● 京のまち企業訪問(京都の中小企業の魅力を紹介するホームページ)を開設
・ 平成26年4月に京都府のサイトと統合し,総合的な就職支援ポータルサイトとして,中小企業の求人を支える。
(代表者のメッセージ,強み,企業概要,求人票などを掲載)
表者
ジ 強
業概
求
などを掲載
● 京都市フルカバー学生等就職支援事業
・ 既卒未就職者や若年離職者を対象に就職支援(セミナー・研修・カウンセリング)等を実施することで,就職に必要なスキルを
身につけてもらい,成長を促す。
25
他都市と比べ非正規雇用割合が高い
26
商業・サービス分野で非正規雇用の割合が高い
27