音符の読み方

おん
ぷ
よ
かた
音符の読み方
はじめに
この「音符の読み方」は、音楽通論や楽典であつかう分野の中から「楽譜の読み方」または「楽譜
に関する約束ごと」の分野に集約して、理解しやすい教本となるように作成し投稿いたしました。
ど の 年 齢 層 を 対 象 と し て い る の か 、 そ れ は 小 学 生 か ら 音 楽 を趣 味 と する 社 会 人 まで 、 幅 広 い 年 齢 層 を
対象とした説明を試みましたが 、 小学生には少々文体が難しいのではないかと思い 、 漢字に 「 ふりがな 」
つ け て 理 解 し や す く な る 工 夫 をし てみ まし た 。 一 般 の 方 々 に は、 か え っ て 「 ふり が な 」 が 目 障 りな る と 思
われますが、子供達の音楽学習のために、ご理解くださるようお願いいたします。音楽用語には、あるい
は 「 ふ り が な 」 が 効 果 的 か も し れ ま せん 。 す で に ア ッ プ ロ ー ド ず み の 「 趣 味 の 作 曲 」 - 自 分 で 作 曲 し た
い人に―と併せて音楽分野の基礎的事柄を学ぶ一助として役立てていただけましたら幸いです。
目
おん かい
Ⅰ.音階
ぜんおん
はん おん
(1)全音と半音
ちようおん かい
たん おん かい
(2)長
音階と短音階
かい めい
おん めい
(3)階名と音名
ちようし
き
次
2
ごう
1.♯の調子記号と主音
ちようちよう
おん かい
(1)ト長 調 の音階をつくる
(2)ニ長調の音階をつくる
ちようごう
じゆんじよ
(3)♯の調
号と主音「ド」の順 序を
おぼ
覚 えましょう
ちよう
な まえ
しゆ おん
(4)調 の名前と主音「ド」
い ち
(5)♯を書く位置
がく ふ
て が
楽譜を手書きしましょう
れんしゆうもん だい
練習
問題
ちようし き ごう
しゆ おん
2.♭の調
子記号と主音
ちようちよう
おん かい
(1)ヘ長
調 の音階をつくる
へんろ ちようちよう
おん かい
(2)変ロ長 調 の音階をつくる
(3)♭の調子記号主音「ド」の順序を
覚えましょう
(4)♭の調の名前と主音「ド」
(5)♭を書く位置
練習問題
ろん
き
ほん
1.音程理論の基本
ぜんおん かい てき おん てい
2.全音階的音程
練習問題
はん おん かい
3.半音階的音程
練習問題
わ
Ⅴ.拍 子と音符
ひようし
2.短調
の三和音
ふく ぞう わ おん
3.副三和音
わ おん
てん かい
しゆうし けい
4.和音の転回と終 止形
(1)和音の転回
15
16
17
おん ぷ
19
1.拍子 びようし
(1)4拍 子
(2)2拍子
(3)3拍子
(4)6拍子
6
6
7
はや
あらわ
き
ごう
ひようご
Ⅵ.テンポ(速さを表
す記号・標 語
そく ど ひようご
1.速度標
語
えん そう
かん
おも
2.演奏に関する主な記号と標語
はんぷく き ごう
3.反復記号
きよくそう
4.曲 想に関する記号と標語
8
20
21
22
23
9
き
9
そ
がく しき
けい しき
Ⅶ.基礎楽式・リード形式
がく せつ
1.楽節
どう き
(1)動機
しようがく せつ
(2)小
楽節
だい がく せつ
(3)大楽節
じやくおこし
きよく
(4)弱 起 の曲
2.リード形式
いち ぶ けい しき
(1)一部形式
(2)二部形式
(3)三部形式
課題
11
12
おん
Ⅳ.和音
さん わ おん
1.三和音
たん ちよう
てん かい
5
3
おん てい
Ⅲ.音程り
おん
4
3
しゆ おん
Ⅱ.調 子記号と主音
しゆ よう さん わ
(2)ハ長調主要三和音の転回
(3)終止形
練習問題
5.コードネーム
わ おん
しゆ るい
(1)和音の種類
さん わ おん
(2)三和音の種類
ぞく なな
わ おん
(3)属七の和音
ぞく なな
わ おん
てん かい
(4)ハ長調属七の和音の転回
おん めい
アメリカの音名とドイツの音名
(5)コードネーム
12
13
15
-1-
24
24
25
26
27
おん
かい
Ⅰ .音階
ぜん
おん
はん
おん
(1) 全音と半音
おと
かい だん
かい だん
だん
たか
ところ
ひく
ところ
とう
音階 は音の階段です。この階段は段が高い所
と低い所
があります。ド~ドまでの
1ぜんおん
オクターブを 12 等
どう し
おと
だん さ
はんおん
な
はんおん ふた
ぶん
だん さ
分したとき 、となり同士の音の段差を 「 半音 」と名づけます 。半音二つ分の段差を 「 全音 」といいます 。
ふん
ドがく ふ
レ
ミ
ファ
ソ
ラ
シ
ド
は ちよう ちよう
おん かい
おん かい
どう し
おと
だん さ
おと
だん さ
上
の
楽
譜
はハ
長
調
の
音
階
で
す。
こ
の
音
階
の
とな
り同
士
の
音
の
段
差
で
、
ミ
と
フ
ァ、
シ
とド
の音
の
段
差は
はん おん
あいだ
おと
あいだ
ひと
おん
「半
音
」
で
す
。
ド
と
レ
、
レ
と
ミ
、
フ
ァ
と
ソ
、
ソ
と
ラ、
ラと
シ
は
、
間
に
♯
の
音
が
あ
り
ま
すか
ら
、
間
に
一
つ音
い
はんおん ふた
ぶん
おと
だん さ
ぜんおん
はん おん
はんおん
ぜんおん
が入り、 半音二つ分の音の段差 になりますから 「全音」 になります。半音+半音=全音。
まとめ
は ちようちよう
おん かい
あいだ
はんおん
ぜんおん
イ)ハ長 調 の音階では、 ミとファ、シとドの間 が半音 で、あとは 全音 です。
は ちようちよう
おん かい
ぜんおん
はん おん
全 全 半 全 全 全 半
ロ)ハ長
調
の音階の
全音と半音
はド レ ミ ファ ソ ラ シ ドとなります。
おと
だん さ
おん てい
ハ) 音の段差を「音程」
といいます。
ちよう おん かい
たん おん かい
(2) 長音階と短音階
した
がく ふ
ひだり
は
ちようちようちようおん かい
みぎ
い たん ちよう
し
ぜんたん おん かい
下の楽譜は、左
がハ長
調 長 音階 、右がイ短調
の自然 短音階 です。
ちようおん かい
ちよう
あか
い み
ふく
長 音階の 「長
」は「明るい」
という意味が含まれています。
たん おん かい
たん
くら
い み
ふく
短音階の 「短」は 、「暗い」 という意味が含まれています。
ちようおん かい
音階
(音の階段)の初めの三つの音が
全音+全音 と続くと 明るく なり、
長 音階 になります。
おん かい
おと
かい だん
たん おん かい
音階
(音の階段)の初めの三つの音が
全音+半音
と続くと
暗く
なり、
短音階
になります。
たん おん かい
しゆ るい
短音階の種類
し ぜんたん おん かい
みぎ がわ い たん ちよう し ぜん たん おん かい
おと
つか
たん おん かい
し ぜんたん おん
自 然 短 音 階 :(
2)
の
右
側
イ短
調
自
然
短
音
階
のよ
う
に
、ど
の
音に
も
♯が
使
われな
い短
音
階が
自 然短 音
かい
階
といいます
。
。
わ せい たん おん かい
たん ちよう
おん かい
和声短音階 :短調 の音階ラシドレミファソラの、
ソに「♯」 がついて、ラ シ ド レ ミ ファ ♯ソ ラ
たん ちよう
おん かい
わ せいたん おん かい
という短調 の音階が 和声短音階
です。
ぜん
ぜん
ぜん
はん
はん
し ぜんたん おん かい
おん てい はば
はば
たい
わ せい たん おん かい
全 全
全+半
半
自然短音階の 音程巾
はファ ぜんおん
ソ ラという巾
に対して、 和声短音階はファ
♯ソ ラ とな
おん てい はば
はん おん
ひろ
って、ファと♯ソの音程巾 は全音+半音に広がっています。
せん りつ たん おん かい
おん かい
あ
じようこう
おん かい
か
こう
旋 律 短 音 階 : 音 階 を上 が って
いく 上 行 で は ♯フ ァ ♯ ソ ラと な り、 音 階 をおりて くる 下 行 で は、 ソ と フ ァ
たか
は、もとの高さにもどり、♯がとれます。
ぜん
ぜん
はん
ちようおん かい
おん てい はば
おな
全
全
半
音階後半の音
程巾
ミ ♯おとファ ♯ソ
ラは、長 ちようおん
音階の音程巾
と同じになっていますから、
おん かい
ぶ ぶん
かい
あか
ひび
この音階をこの部分だけ音にしてみると、まさに長 音階のように明るく響 きます。
おん かい こう はん
おん てい はば
-2-
せん りつ たん おん かい
じようこう けい
はじ
みつ
おと
ぜんおん
はん おん
くら
かん
おん かい ぜんたい
おと
よ
えい きよう
あた
旋 律短
音階の上 行
形で は、 初 めの 三 つの音
( 全音 +半 音) の 暗い感 じが 音階 全体に 影響 を与え てい
か こう けい
し ぜんたん おん かい
おな
けい
ます。下行形では、 自然短音階 とまったく同じ形です。
かい めい
おん めい
(3)階名と音名
かい めい
かい めい
い
ち
か
おん かい
かた
よ
かた
か
ドレ ミフ ァソ ラシド は 階名 です。
階おん
名めい
はドの位置
が変たか
わる と、音
階の音おとの 「呼 び方・読 み方
」 が 変わり
に ほん
おん めい
き
な まえ
ます。
ハニホヘトイロハは
日本の音名
です。
音名
は
高さの決まった「音」につけられた名前
です。
おん めい
たと
ちよう
な まえ
つか
音名
は、例えば
調
の名前
に使っています。
はんおん たか
おと
い み
おん めい
えい
れい
えい は たん ちよう
「半音高い音」
の意味の♯(シャープ)は、
音名 ではへん嬰 といいます。例:嬰ハ短調
はんおん ひく
おと
い み
おん めい
れい
へんろ ちようちよう
「半音低い音」
の意味の♭(フラット)は、
音名
では
変(へん)
といいます。
例:変ロ長
調
おん めい
ド イツ おん
音 めい
名 :にC (
ツエ
ー
)
D
(
デ
ー
)
E
(
エー
)
F
(
エ
フ
)
G
(
ゲ
ー)
A
(
アー
)
H
(
ハー
)
C (ツ エ ー)
ほん
おん がく かつ どう
にち じよう
つぎ
つか
かた
ドイツ音名
は日本での音楽活動の日常
では、次のような使い方をしています。
がく ふ
しる
おと
たか
よ
れい
おと
(1)楽譜に記された
「音」の高さ
を呼ぶとき。例:
B
(ベーの音)
ちよう
がつき
よ
れい
かん
かん
(2) 調
のちがう楽器
を呼ぶとき。
例:
B 管、F管
に ほん
おん めい
つか
ちよう
な まえ
よ
れい
(3) 日本の音名 を使わないで「調 の名前」を呼ぶとき。例: Bdur (ベー・ド ウ ア)
ア メ リ カ の 音 名 : C( シ ー ) D( デ ー ) E( イ ー ) F( エ フ ) G ( ジ ー ) A ( エ ー ) B( ビ ー ) C( シ ー )
アメリカの音名 は、日本ではジャズや軽音楽などでよく使われています。例えばコード・ネームです。
しゆ おん
じようしゆ おん
主音
階
ちゆうおん
上 主音
か
中 音
ぞく おん
下属音
ぞく おん
属音
か
ちゆうおん
下中 音
どう おん
導音
しゆ おん
主音
名
ド
レ
ミ
ファ
ソ
ラ
シ
ド
日本音名
ハ
ニ
ホ
ヘ
ト
イ
ロ
ハ
ドイツ
C
D
E
F
G
A
H
C
アメイカ
C
D
E
F
G
A
B
C
ちよう
し
き
ごう
しゆ
おん
Ⅱ .調子記号と主音
ちよう し
き
ごう
しゆ
おん
と おん き
ごう
1.♯の調子記号と主音 :ト音記号のとなりに、なぜ♯がつくのでしょうか?
しゆ おん
と ちようちよう
おん かい
ドレミファソラシドの「ド」を
主音 といいます。ぞく しよ ぞく
ぞく おん
ぞく
「ド」から5つ上の音を 「属音」 といいます。 属 は所属の 「属」 です。
(1)ト長
調 の音階をつくる
つぎ
がく ふ
だん
かい めい
は
ちようちよう
おん かい
次のページ楽譜の下の段は、階名をつけたハ長
調 の音階です。
は ちようちよう
しゆ おん
ぞく おん
よ
うた
あたら
( ア)ハ長
調
の主音「ド」から、5つ上の属音「ソ」を「ド」と読み、ドレミファソ
ラシドと歌える新
しい
かい
と ちよう ちよう
おん かい
ちよう おん かい
ぜん おん
はん おん
じゆん じよ
あ
音 階 、 ト 長 調 の 音がく階ふをつ
く
りま
す
。
そ
れ
は
長
音
階
の
「
全
音
と
半
音
」
の
順
序
に
合
わ
せれ
ば
よ
い
の
さん しよう
です 。(4ページの楽譜参照 ) ぜん
ぜん
はん
ぜん
はん
は ちようちよう
おん かい
ぜんおん
はんおん
全
全 半
全 全 全
半
(イ)ハ長 調 の音階の 全音と半音 は ド ぜん
レ ぜんミ はん ファ ソ ラ
シ
ドです。
あたら
おん かい
ぜんおん
はん おん
全 全 半 全 全 半 全
(ウ)新 しい音階ソ~ソの 全音と半音 ソ ラ シ
ド
レ ミ ファ ソ となっていますが、
-3-
し
ぜん
うた
ぜんおん
はん おん
あ
こ のソ ラ シ ド レ ミ ファ ソをド レ ミ ファ ソ ラ シ ドと自然に歌えるように、全音と半音を合
わせればよいわけです。
ぜん
ぜん
はん
全 全 半 全 全 半 全
(エ)ハ長 調 のソ~ソの 全音と半音= ぜん
ソ ぜん
ラ はん
シ ド
レ ぜん
ミ ファはん ソ を
と ちようちよう
おん かい
全 全 半 全 全 全
半
ト長 調 の音階になるように
ソ ラ シ ド
レ ミ ♯ファ ソ ファ
に ♯ をつけました。
はんおん
ちようおん かい
ぜんおん
はんおん
これでファが半音上がって
ド
レ
ミ
ファ
ソ
ラ
シ
ド
と長
音階の全音と半音の順
おな
と ちようちよう
おん かい
し ぜん
うた
序が同じになって、ト長 調 の音階を自然に歌えるようになりました。
できあがったこの音階は、
ト長調 です
。
と おん き ごう
となり
き にゆう
ちようし き ごう
りやく
ちようごう
この ♯ファ をト音記号の隣
に記入
して調
子記号とします
。 調子記号は略
して 、「 調 号 」 ともいいます 。
しゆ おん
ぞく おん
あたら
おん かい
こ の よ う に 「 主 音 ド 」 か ら 5 つ 上 の 「と属ちようちよう
音 ソ 」 をも とに 新 し い 音 階 をつ く っ てい く と 、 ♯ の 調つく子 記 号 は7 つ
までつくることができます。それではト長
調 の音階をもとにして5つ上に、また新しい音階を作りましょう。
に
ちよう ちよう
おん かい
と ちよう ちよう
おな
ほう ほう
( 2) ニ 長 調 の 音階 をつ くる : ト 長 調 の音 階 をつ くる の と同 じ 方 法 で 、 ニ長 調 の 音階 をつ く ります。
は
ちようちよう
と ちようちよう
ぜんおん
しゆ おん
はんおん
ぞく おん
よ
あたら
おん かい に
ちようちよう
( ア) ト長 調
の 主音 「ソ
」か
ら、 5つ上 の 属音 「レ
」 を はんおん
「 ド」と読む
新 しい音
階 ニ 長 調 の音 階 をつ くり
と ちようちよう
おん かい
つく
ぜんおん
じゆんじよ
あ
ます。 ト長 調 の音階 を作ったときのように
「全音と半音」の順
序
を合わせればよいのです。
ぜん
ぜん
はん
ぜん
はん
は ちようちよう
ぜんおん
はんおん
全
全 半
全 全 全
半
(イ)ハ長 調 の音階の 全音と半音 は ド レ
ミ
ファ ソ ラ
シ
ド です。
全 全
半
全
全 全
半
( ウ ) ト長調の音階の 全音と半音 も ソ ラ
シ
ド
レ ミ ♯ファ ソ と ファ に ♯ をつけました 。
全 全
半 全
全 半
全
(エ)ニ長調の音階の 全音と半音 もレ ミ ♯ファ ソ
ラ
シ
ド
レ
となっていまが、
このレ ミ ♯ファ ソ ラ シ ド レを
全 全
半 全 全
全
半
ニ長調の音階 になるように
レ ミ ♯ファ ソ ちようおん
レ かいシ ♯ド レ
ド に ♯ をつけます。
おな
ぜんおん
はん
これで
ド が 半音上がってレ
ミ ♯ファ ソ
ラ シ ♯ド レと長
音階の全音と半音と同じになって、 全音と半
おん
ちようおん かい
ぜんおん
はん おん
し ぜん
うた
音 を 長 音階の全音と半音 に合わせて、自然な音な音階で歌えるようになりました。
ちようし
き
ごう
しゆ おん
じゆんじよ
おぼ
(3)♯の調 子記号と主音「ド」の順
序を覚えましょう。
な まえ
かた
い ち
し
♯7つまでの 調の名
前のおぼえ方と、 主音「ド」 の位置の知り方をおぼえます。
と ちようちよう
どう じ
(1)♯一つは ト長
調
。
ト長調
の
「ト」
は
「調の名前」
であると同時に
主音「ド」 は 音名「ト」です。
に ちようちよう
な まえ
どう じ
しゆ おん
(2)♯二つは ニ長
調
。
ニ長調
の
「ニ」
は
調の名前
であると同時に
主音「ド」
は 音名「ニ」です。
い ちようちよう
(3) ♯三 つは イ長 調 。 イ長調の「イ」 は 調の名前 で あると同時に 主音 「ド」 は音名 「 イ」 で す。
-4-
な
まえ
しゆ おん
(4)調の名前と主音「ド」
な
ハ
→
ニ(♯二つ)
↑
↓
ヘ
時計回り
ロ
まえ
しゆ おん
い
ち
ず
a) 調の名前と主音
「 ド 」の位置は左の図のように
、
ふ
じゆん
か
♯が一つ増えるごとに トニイホロヘハ の順 に変
わっていきます。
ば
かい
こえ
b ) この場でトニイホロヘハと10回大きな声でとな
あん しよう
へんか
じゆんじよ
おぼ
えて暗唱
し 、調の変化の順 序を覚 えましょう
。
ぢようし き ごう
はんおん
c) 調 子記号の♯
によって 主音「ド」が半音上
ば あい
えい
がる場合 、調の名前に「嬰」をつけます。
例:嬰ヘ長調(えいヘ長調)
ちよう し き ごう
えい
しゆ おん
♯ 6つ の 調 子 記 号 、 嬰 へ が 主 音 「 ド」
♯は 、少しずつ右にずらしながらつけていきます 。
一つ目はファ、二つ目は4さがりド、三つ目は5
ト(♯一つ)
イ(♯三つ)
ホ (♯4つ)
あ がりで ソ 、四 つ目は4下 がりで レ、 五つ目 は
5 あ が りだ けれ ど 5 線 の 中 の ラ、 6つ 目 は 下 が
りでミ。
(5)♯を書く位置
ファ(一つはファに書く)
い
→
か
シ
ド(二つ目はドに書く)
と
時計回り
↓
ミ
ラ
がく
ふ
しゆ
レ
しよ
楽譜を手書きしましょう。
せん
い
ち
な
まえ
5線との位置の名前
おん き ごう
か
かた
ト音記号の書き方
だい
かん
第4間→
第3間→
第2間→
第1間→
じゆん じよ
ず
しめ
b ) ♯ を つ け る 順 ご序せん
は 、れい
右 の 図へ が
示すよ
ちようちよう
うに、また、じゆん
上の五線の例で嬰ヘ長 調 の
♯ を つ けすこ
る 順 序 の よ う に 、 フ ァ ド ソかレ ラこミ
か
ソ( 三つ目はソに書く ) シの順 に 少し ずつ 右に づ ら しな が ら書 き込
んでいきます。
けい まわ
↑
どんぶり
a)♯は井戸の「 井 」と同じ書き順で 、丼
の「 、」 の位 置が が ♯ がつ いてい る位
置を示しています。
だい
せん
第5線
第4線
第3線
第2線
第1線
-5-
ト音記号を書いてみましょう。
ト音記号を書いたあとに、♯を7つ、ファドソレラミシの順に4回書きましょう。
ト 音記号 を書 いて、♯ の調子 記号 を書 いて、長 調の名前を(
音「ド」を記入しましょう。
♯一つの調
♯二つの調
♯三つの調
(
)
♯5つの調
(
)
♯6つの調
(
)
(
(
)
)
♯5つの調
(
(
(
)
♯6つの調
ちよう し
き
)ごう
(
しゆ
おん
♯四つの調
)
(
)
)
(
)
♯7つの調
ト 音記号 を書 いて、♯ の調子 記号 を書 いて、短 調の名前を(
音「ラ」を記入しましょう。
♯一つの調
♯二つの調
♯三つの調
(
)に書き入 れて、 調子記号と主
(
)に書き入 れて、 調子記号と主
♯四つの調
)
(
)
)
(
)
♯7つの調
)
(
2.♭の調子記号と主音
へ
ちようちよう
おん かい
(1)ヘ長
調 の音階をつくる
つぎ
がく ふ
だん
かい めい
は ちようちよう
次のページ楽譜の下の段は、階名をつけたハ長
調 の音階です。
しゆ おん
よ
あたら
( ア )ハ長調の音階をもとにして 、主音「とドちようちよう
」から 、5つ下の下属音
「
ファ
」
を
、
「
ド
」
と読む新
しい音階
、
つく
おな
ぜんおん
はん おん
じゆんじよ
ヘ長調の音階
をつくります
。
それはト長
調
の音階を作ったときと同じように
、
「
全音と半音
」
の順
序
あ
を合わせればよいです。
は ちようちよう
おん かい
ぜんおん
はんおん
全
全 半
全 全
全 半
(イ)ハ長 調 の音階の 全音と半音 は
ド
レ
ミ
ファ ソ ラ
シ
ドです。
(ウ)ハ長調の主音「ド」の5つ下の音
あたら
おん かい
ぜんおん
はん おん
全 全
全
半 全
半 全
新 し い 音 階 フ ァ~ ファの 全音 と半 音 フ ァ ソ
ラじゆん じよシ
ド
レ
ミ フ ァ とな って ますが 、
じ
こ の フ ァ ソ ラ シ ド レ ミ フ ァの 全 音 と 半 音 の 順 序 をな お し て 、 ド レ ミ フ ァ ソ ラ シ ドと 自
-6-
ぜん
うた
ぜんおん
はんおん
あ
然に歌えるように、全音と半音を合わせればよいわけです。
は ちようちよう
ぜんおん
はん おん
全 全 全 半 全 全 全
(エ)ハ長 調 のファ~ファの 全音と半音= ファ
ソぜん ラはん シ
ド
レ ぜんミ はんファ を
ぜん
全 全 半
全
全 全 半
ヘ長調の音階になるように
ファ ソ ラ ♭シ ド
レ ミ ファ
と ♭シ をつけました
。
はん おん
ちようおん かい
ぜんおん
おな
じゆんじよ
これ でシが半音下
がって
ド
レ
ミ
フ
ァ
ソ
ラ
シ
ド
と長
音階の全音と半音と同じ順
序に
ちようちよう
おん かい
し ぜん
うた
へ ちようちよう
なって、へ長
調
の音階を自然に歌えるようになりました。できあがったこの音階は、
ヘ長 調 です 。
と おん き ごう
となり
き にゆう
ちようし き ごう
この ♭シ
をト音記号の隣
に記入
して調
子記号とします。
しゆ おん
あたら
おん かい
ちようし き ごう
こ のよ うに「 主音 ド」から 5つ下の「下属へ音ファ」をもとに新
しい音階をつくっていくと、
♭の調
子記
号は
ちようちよう
あたら
つく
7 つまでつくろこ とが できます。それではヘ長 調 の音階をもとにして、5つ下に、また新 しい音階を作りま
しょう。
へんろ ちようちよう
おん かい
へ ちようちよう
おな
ほう ほう
( 2 )変ロ長 調 の音階をつくる:ヘ長 調 の音階をつくるのと同じ方法で変ロ長調の音階をつくりましょう 。
こ のよちようし
うにハ
長調 の主
音 「ド」 から 5つ下 の 下属 音「 ファ」 をも とにして、 新し い音階 を次 々と作 ってい
き ごう
ちようごう
くと、 調 子記号(調 号) は ♭7つ になります。
ちようし
き
ごう
しゆ おん
じゆんじよ
おぼ
(3)♭の調 子記号と主音「ド」の順 序を覚 えましょう。
♭7つまでの 調の名
前のおぼえ方と、 主音「ド」 の位置の知り方をおぼえます。
へ ちよう ちよう
な まえ
どう じ
しゆ おん
( 1 ) ♭ 一ちようし
つはヘ
長
調
。
ヘ
長
調
の
「
ヘ
」
は
「
調
の
名
前
」
で
あ
る
と
同
時
に
主 音 「へん
ド」 は 音 名 「 ヘ 」 で
き ごう
はん おん ひく
す。調 子記号
によって 主音「ド」に♭ がついて半音低くなると 調の名前は「変」
がつきます。
ろ ちようちよう
へん
(2)♭二つは 変ロ長
調 。「変ロ」 は 調の名前 であると同時に 主音「ド」 は 音名「変ロ」です。
ほ ちようちよう
(3)♭三つは
変ホ長
調 。「変ホ」
は 調の名前
であると同時に
主音「ド」
は音名 「変ホ」
です。
か
じゆん
たて ぼう
ひ
つぎ
かた わ
か
(4)♭の書き順 は、はじめに縦棒|を引いて、次にハートの片割れのような⊃を書きます。5線の
中
つ
い
ち
よこ ぼう
ぶ
ぶん
で♭が付いている位置は、∋の横棒の部分にあたります。
か
じゆん
たて ぼう
ひ
つぎ
かた わ
か
せん
(5)♭の書き順 は、はじめに縦棒|を引いて、次にハートの片割れのような ⊃ を書きます。5線の
中で♭が付いている位置は、∋ の横棒の部分にあたります。
-7-
ちよう
な
まえ
しゆ おん
(4)♭の調 の名前と主音「ド」
ヘ(♭一つ)
ハ
→
↑
ト
と
けい まわ
ロ(♭二つ)
↓
時計回り
ホ(♭三つ)
ニ
イ (♭4つ)
ちよう
な
まえ
しゆ おん
い
ち
ず
a) 調 の 名 前 と 主
音「ド」の位置は左の図のよ
う
ふ
じゆん
に か、 ♭ が 一 つ 増 え る ご と に ヘ ロ ホ イ ニ ト ハ の 順
に変わっていきます。
ば
かい
こえ
b ) この場でヘロホイニトハと10回大きな声でとな
あん しよう
ちよう
へん か
おぼ
えて暗唱
し 、調 の変化を覚
えてしまいましょう
。
ぢよう し き ごう
しゆ おん
はん おん
c)調
子 記 号 のな♭まえ
に よへん
って主音「ド」が半音下
ば あい
がる場合
、調の名前に
変(へん)
をつけます。
れい
と ちよう ちよう
ちよう ごう
へん
しゆ おん
例:変ト長
調
:
♭
6
つ
の
調
号
変トが主音
すこ
「ド」♭も少しずつ右にずらしながらつけていき
ます 。 ♭ 一 つ は シ 、 二 つ 目 は4 あ が りで ミ 、 三つ
目は5さがりでラ、四つ目は4あがりでレ、5つ目
は5さがりでソ、6つ目は4あがりでド。
(5)♭を書く位置
シ(♭一つはシに書く)
たて ぼう
→
い
けい まわ
時計回り
↑
あと
ち
ミ(二つ目はミに書く) b )♭がついていつ位置は、ハートのかた
ま
なか
よこ ぼう
ぶ ぶん
われ「
⊃」真ん中「∋」の横棒の部分
つ
が付いている位置にあたります。
シ
と
ひ
a )♭ははじめに縦棒|を引いた後に、ハ
か
ートのかたわれのような⊃を書きます。
↓
じゆん じよ
ず
しめ
ラ( 三つ目はラに書く ) b ) ♭ を つ け る 順 ご序せん
は 、れい
左 のへん
図とが
示すよ
ちよう ちよう
うに、また、
上
の
五
線
の
例
で
変
ト長
調の
じゆん
♭ を つ けすこ
る 順 序 の よ う に 、 シ ミ ラ レかソ ドこフ
か
ラ
レ(四つ目はレに書く)
ァの 順 に 少 し ず つ右 に づ ら し な が ら 書 き 込
んでいきます。
じゆん
ト音記号を書いたあとに、♭を7つ、シミラレソドファの順 に4回書きましょう。
ミ
ト 音記号 を書 いて、♭ の調子 記号 を書 いて、長 調の名前を(
音「ド」を記入しましょう。
♭一つの調
♭二つの調
♭三つの調
(
)
♭5つの調
(
(
)
♭6つの調
)
(
(
)に書き入 れて、 調子記号と主
♭四つの調
)
(
)
)
(
)
♭7つの調
)
(
ト 音記号 を書 いて、♭ の調子 記号 を書 いて、短 調の名前を(
-8-
)に書き入 れて、 調子記号と主
音「ラ」を記入しましょう。
♭一つの調
♭つの調
(
)
♭5つの調
(
♭三つの調
)
♭6つの調
(
)
おん
(
(
♭四つの調
)
(
)
)
(
)
♭7つの調
)
(
てい
Ⅲ .音程
おん
てい
り
ろん
き
ほん
1.音程理論の基本
おん かい
だん さ
おん てい
(1) 音階 の中では 「音の段差」を音程
といいました。
めい かく
たか
も
へだ
おん てい
(2)音程理論では、 明確な高さを持つ二つ音の隔 たり を 音程 といいます。てん かい
(3)音程理論は、1オクターブの中で、例えばハ長調の「ド~ド」の中で展開します。
どう いつ おと
いち ど
じゆん
ど
よ
はち ど
(4) 同一音を一度 、順 に 二度・三度 と呼び、
1オクターブを八度 と呼びます。
こう もく
すす
当然九度、十度以上もありますが、この項目では1オクターブの中で進めます。
ぜん おん かい てき おん てい
2.全音階的音程
おん てい
ひび
まじ
(1)音程の響
きが交わる音程と響きが交わらない音程があります。
ひび
まじ
おん てい
きようおん てい
ふ きよう
(2)響 きが 交わる音程を 協 音程かん
、響きが
交わらない音程を 不協ふ音程
と呼びます。
ぜんきようおん てい
かん ぜんきようおん てい
(3)響きが 完全に交わる音程を完全協 音程 、 少し交わる音程を不完全協 音程 と呼びます。
完全協 音程(響きが 完全に交わる)一度 、四度、五 度、八度
協音程(響きが交わる)
不完全協音程(響きが交わらない)三度、六度
音程
ぞう
げん
不協音程(響きが交わらない)二度、七度、増四度、減五度
(4)完全協音程:頭に「完全」をつけまて、完全一度、完全四度、完全五度、完全八度と呼びます。
ちよう
ちように ど
ちようさん ど
(5)不完全協音程 二度・三度 : 半音を含まない と頭に
「長
」
をつけて長
二度、長
三度
たん
たん
ど
たん
ど
半音を含む と頭に 「短」 をつけて短二度、短三度
六度、七度 : 半音が一つ だと頭に 「長」 をつけて長六度、長七度
半音が二つ だと頭に 「短」 をつけて短六度、短七度
(6)不協音程(響きが交わらない ):二度、七度、増四度、減五度
まとめかん ぜんきようおん てい
かん ぜん
ど
(1) 完全協 音程 で 半音一つを含む 一度、四度、五度、八度は
「完全一度」
のように呼びます。
たん
ちよう
(2) 二度・三度音程 は、 半音があると「短 」、 半音が含まれないと「長 」 です。
(3)六度・七度音程は、半音二つは「短
」、半音一つは「長」です。
ふ きようおん てい
(4) 半音二つの四度・五度音程は不協 音程 です。
-9-
ぜん おん かい てき おん てい
な
まえ
全音階的音程の名前を(
き
にゆう
)に記入 しましょう。
- 10 -
はん おん かい てき おん てい
3.半音階的音程
ぜんおん かい てき おん てい
はんおん かい てき おん てい
(1)おん
全音階的音程
に ♯や♭をつけた
音程 を半音階的音程
といいます。
てい はば
はんおん ひろ
せま
おん てい はば
ど すう
( 2 )音程巾 は♯や♭によって 半音広がり 、半音狭く なりますが 、音程巾 を表す「 度数
」は変わりません 。
へん か
(3)♯やフラットがついて 半音広がり、狭くなる
と、
音程の名前
は下の図のように
変化
します。
はんおん かい てき おん てい
(4)この 変化した音程の名前 が 半音階的音程の名前 です。
はん おん かい てき おん てい
な
まえ
へん か
半音階的音程の名前の変化
はんおん かい てき おん てい りよういき
ぜんおん かい てき おん てい
半音階的音程領 域
じゆう げん
重減 ←
げん
→ 減 ←
重減 ← →
りよういき
はん おん かい てき おん てい りよういき
全音階的音程の領 域
減 ←
たん
ちよう
→短←
→
半音階的音程領 域
ぞう
→長←
かん
ぜん
完
全
←
→増 ←
→
増 ←
じゆう ぞう
→ 重増
→ 重増
(5) 半音階的音程の名前 を知るには
ア)ついている♯や♭を考えずに、まず 全音階的音程の名前 を知りましょう。
イ )次についている♯や♭をくわえて 、半音上げて・半音下げて 半音階的音程の名前 をあてましょう 。
- 11 -
はん おん かい てき おん てい
れい
うえ がわ
した がわ
半音階的音程の例: まず♯・♭を取った全音階的音程が上側 、 次に半音階的音程が下側 。
全音階的音程
半音階的音程
完全一度
増一度
全音階的音程
半音階的音程
増五度
減五度
長二度
増一度
短二度
減一度
長六度
増六度
長三度
増三度
短六度
減六度
短三度
減三度
長七度
増七度
完全四度 増四度 完全五度
減四度 完全四度 増五度
短七度
減七度
完全八度
減八度
半音階的音程練習問題
下の半音階的音程の上の(
) に 全 音 階 的 音 程だん
のかい
名前、下の(
)に半音階的音程の
名
ぜんおん
前を書き入れ
ましょう。♯
や♭
が二つある音程
は
三段
階
に分けて、
はじめ
に♯・♭
をつけな
い
全音
かい てき おん てい
はん おん かい てき おん てい
階的音程、 次に♯・♭ を 一つつけた 半音階的音 程名 、三つ目に ♯・♭を 二つつけた半音階的音程
名 を(
)に記入しましょう。
(
わ
)(
)
おん
Ⅳ .和音
さん
わ
1.三和音
い
じよう
たか
ひび
わ
おん
(1)二つ以上 の高さのことなる音の響
きを 和音
といいます。
ど
かさ
ひび
さん わ
(2)一つの音の上に、三度ずつ二つの音を重ねてできた三つの音の響
きを 三和音さん
をいいます。
は ちようちよう
おん かい
ど
かさ
わ
(3)次のページの和音はハ長
調
の音階の上に三度ずつ二つの音を重ねてできた
三和音
です。
さん わ
あか
ひび
くら
ひび
さん わ
(4)三和音は明るい響
きがする三和音と、暗い響
きがする三和音があります。
あか
ひび
さん わ
ちようぞう わ おん
くら
ひび
さん わ
たん
わ おん
げん
〇
( 5)わ明るい響
きの三和音を長
三和
音
、
暗い響
きの三和音を短三和
音
、
Ⅶ
(げんしちの)
和
音は減
三
おん
和音 といいます。
〇
(6)音階各音の三和音に、ローマ数字でⅠ~Ⅶ の番号をつけました。
(7)明るいハ長調の音階に、よく合う 明るい三和音は ⅠⅣⅤ で、 ハ長調の主要三和音 といいます。
- 12 -
点線で結んだ和音が主要三和音です
明るいハ長調の各音から作られた三つの明るい三和音を、ハ長調の主要三和音といいます。
読み方: 1 (いち) Ⅱ (に) Ⅲ (さん) Ⅳ(し) Ⅴ(ご) Ⅵ (ろく) Ⅶ (しち)
ハ長調の主要三和音
たん
ちよう
わ
おん
2.短調の三和音
あか
ひび
ちようぞう わ
おん
くら
ひび
たん
わ
おん
(1)三和音には
明るい響
きがする長 三和音 と、 暗い響
きがする短三和音
があります。
たん ちよう
おん かい
くら
くら
ひび
たん
わ おん
(2) 短調 の音階は暗い音階
です。暗い音階には
暗い響
きがする短三和音
がよく合います。
い たん ちよう
わ せいたん おん かい
かく おと
ど
かさ
さん わ
(3)下の音階は
イ短調
の和声短音階
の各音の上に、三度ずつ二つの音を重ねてできた
三和音 です 。
たん ちよう
おん かい
わ おん
あつか
ば あい
わ せい たん おん かい
短調 の音階で和音を扱
う場合、おおかた
和声短音階
で行います。
わ せいたん おん かい
しゆ おん
みちび
どうべおん
やく わり
は
(4)なぜなら 和声短音階の「♯ソ」 が 主音 「ラ」を導 く「 導 音 」 の役割を果たすこと。
又、イ短調 和声短音階
のⅤの和音からⅠの和音への移行が滑らかであるところにあります。
たん ちようわ せい おん かい
さん わ
しゆ るい
(5) 短調 和声音階上の三和音の種類
短三和音 :小文字の数字 音階音と三度上の音→短三度 音階の音と五度上の音→完全五度
長三和音 :大文字の数字 音階音と三度上の音→長三度 音階の音と五度上の音→完全五度
減三和音 :小文字の数字 音階音と三度上の音→短三度 音階の音と五度上の音→減五度
〇
+
+
〇
Ⅱ の「 」は減三和音を示しています。Ⅲ の「 」は増三和音を示しています。
増三和音 :大文字の数字 音階音と三度上の音→長三度 音階の音と五度上の音→増五度
- 13 -
暗い短調の音階に合う主要三和音は、三つの暗い響きの短三和音です。
Ⅴ和音は、もとは短三和音「ミソシ」で「ソ」は半音上がっていません。
和声 短音階 の長 三和音 Ⅴは 、「ソ 」が 「♯ ソ」 にな って 、「 主音 ラ」 を導 く「導 音」 とする
ため、長三和音「ミ ♯ソ シ」になります。
ふく
ぞう
わ
おん
3.副三和音
ふく ぞう わ
おん
(1)音階から作った7つの三和音の主要三和音以外の 4 つの和音を 副三和音 といいます。
(2)下の5線はハ長調とイ短調の 副三和音 です。
(3)和声付けの中で、こうした副三和音を取り入れることによって、色彩豊かな音楽がうまれます。
- 14 -
わ
おん
てん
かい
しゆう し
けい
4.和音の転回と終止形
(1)和音の転回
わ
おん
てん
かい
さん わ
わ
おん
てん かい
ア)三和音のどれかを
1 オクターブ上下することを
和音の転回 といいます。
は ちようちようしゆ よう さん わ
てん かい
れい
イ)下の5線はハ長
調
主要三和音を転回した例です。
さん わ
いち ばんした
つぎ
わ おん
いち ばん
三和音の一番 下の音を1オクターブ上げると、次の和音では、一番 上の音になります。
もく てき
しゆうし
けい わ
せい しん こう
なめ
うつく
い
こう
ウ) 和音を転回する目的 は、 終 止形和声進行 を滑らかに美 しく移行させるためにあります。
は
ちよう ちよう しゆ
よう
さん
わ
おん
てん
かい
(2)ハ長調主要三和音の転回
がく ふ
さい じようだん
せん
は
ちようちよう
さん わ
おん
しゆ よう さん わ
おん
ア)下の楽譜最上
段の
5 線は ハ長 調 7つの三和音
と 主要三和音 です。
ま
なか
せん
は ちようちようしゆ よう さん わ おん
てん かい
イ)真ん中の5線は ハ長 調 主要三和音の転回 です。
6
主 和 音 Ⅰ の 基 本 形 に高 さ をそ ろ えた Ⅳ の 和 音 は、 第 二 転 回 形 の Ⅳ 4 、 高 さ を 揃 え た Ⅴ の 和
6
音は第一転回形のⅤ (ごのろく )。 (し)
(しのしろく)
(ご)
せん
だん
てん かい けい
つか
しゆ よう さん わ
き
ウ)5線三段目「転回形を使った主要三和音」に
ほん けい
主和音Ⅰを基本形のドミソの和音
だい
てん かい け い
下属和音Ⅳを第二転回形のドファラの和音
だい いち てん かい けい
属和音Ⅳを第一転回形のシレソの和音
さい ご
てん かい けい
つか
は ちようちようしゆ よう さん わ
しゆうし けい
しめ
エ)最後に転回形を使ったハ長 調 主要三和音の転回形を使った終 止形を示しました。
しゆう し
けい
(3)終止形
しゆ よう さん わ
き
のう
わ
せい しん こう
わ
おん
うつ
か
かたち
しゆうし
けい
ア)主要三和音の機能にもとづいた和声進行(和音の移り変わり)の形
を 終 止形 といいます。
しゆ よう さん わ
かく わ おん
やく わり
き のう
つぎ
イ)主要三和音の各和音の役割(機能)は次のとおりです。
- 15 -
やく わり
せん
しゆうし
けい
とう
これらの役割を下の5線の終 止形に当てはめてみます。
かい し
だん らく
しゆうし
主和音Ⅰ・Ⅰ の和音:①曲の開始
②曲の一段落 ③曲の終 止(終わり)
しゆ よう さん わ
やく わり
主要三和音の役割
ぞく わ おん
はつ てん
も
あ
きよく
だん らく
しゆ わ おん
か
下属和音Ⅳ
・
Ⅳ
の和音:④曲の発展(盛り上がり)
⑤曲
の段落(主和音の代わりに使う)
ぞく わ おん
けい ぞく
つづ
かん
しゆうし
よ かん
しゆ わ おん
まえ
つか
属和音Ⅴ
・ Ⅴ の和音:⑥曲の継続(次に続く感じ)
⑦終 止の予感(主和音の前に使う)
しゆうし けい
わ おん
やく わり
く
た
つら
ハ) 終 止形 はこのように、和音の役割にもとづいて組み立てた 和音の連なり です。
か
練習問題
おん かい
さん わ おん
てん かい けい しゆ よう さん わ おん
てん かい けい しゆ よう さん わ おん
しゆうし けい
しよ
次の例のように 、各調の音階と三和音 、転回形主要三和音 、転回形主要三和音の終 止形を書きましょう 。
オタマジャクシ ♪= ニックネーム
- 16 -
5.コードネーム
(1)和音の種類(いろいろな和音)
わ
おん
しゆ
るい
アメリカの音名とドイツの音名
- 17 -
(5)コードネーム
ウィキペディアからの引用
です。
えい ご
こん おん
い み
わ おん
しゆ るい
あらわ
き ごう
そ
コードネームは 英語の音名で根音 を意味します。それに 和音の種類 を表 す 記号 を添えるのです。
ア) コー ドネ ー ム で 「 C 」 を根 音 と する の 英 語 音 名 に 書 き 換 え れ ば 、 長 三 和 音 の 場 合 に は 、 種 類 を表
わす記号は不
要です。
- 18 -
ひよう
し
おん
ぷ
Ⅴ .拍子と音符
ひよう し
1.拍子
き
はく すう
ア)拍子:決まった拍数のまとまりです。
はく すう
がく ふ
く
ぎ
イ)小節:決まった拍数による楽譜の区切りです。
びようし
(1)4拍 子
ぱく
びようし
ア)下のメロディーを4分音符を1拍に数える4拍 子で歌いましょう。
4拍子
ぷん おん ぷ
ぱく
かぞ
びようし
うた
イ)次のメロディーも4分音符1拍に数える4拍 子で歌いましょう。(バイエルピアノ教則本から引用)
びようし
(2)2拍 子がく ふ
ぱく
びようし
ア)下の楽譜を2分音符を1拍に数える2拍 子で歌いましょう。
ふん おん ぷ
ぱく
かぞ
びようし
↑2分音符1拍に数える2拍 子
びようし
(3)3拍 子がく ふ
ぷん おん ぷ
ぱく
かぞ
びようし
うた
ア)下の楽譜を4分音符を1拍に数える3拍 子で歌いましょう。
びようし
ぷん おん ぷ
はん ぶん
なが
ぶん
びようし
ぱく
かぞ
(4)6拍 子
8分音符は4分音符半分の長
さです。8分の6拍
子は8分音符1拍に数える6拍子です。
がく ふ
ぷん おん ぷ
ぱく
かぞ
びようし
うた
ア)下の楽譜を8分音符1拍に数える6拍 子げ歌いましょう。
6拍 子
- 19 -
はや
あらわ
き
ごう
ひよう
ご
Ⅵ .テンポ(速さを表す記号・標語)
そく
ど
ひよう ご
1.速度標語
かい そく
(1)次の曲を Allegro (アレグロ:快速に)で演奏してみましょう。
かい そく
(2)次の曲を Allegretto(アレグレット:やや快速に) で、また
けて演奏ましょう。
rit. (リタルダンド)だんだん遅く をつ
おそ
rit. (リタルダンド)
だんだん遅く
(3)次の曲を Moderatoてきモデラート=中くらいの早さ
で、また音符に付されている記号に従い、
とう
の
「フェルマータ:適当に伸ばす」 をつけて演奏しましょう。
ある
はや
(4)次の曲を Andante アンダンテ=歩くような速さ で演奏してみましょう。
- 20 -
rit. と
ある
はや
なめ
すべ
きようじやくき
ごう
( 5 )次の曲を
Adagio アダージョ=歩く速さ で 、「 glissando :音を滑らかに滑らせる 」 をはじめ強 弱 記号
そく ど へんか き ごう
グリッサンド
や 速度変化記号 に従って演奏しましょう。
えん
そう
かん
き
ごう
ひよう ご
2.演奏に関するおもな記号と標語
おも
そく ど
ひようご
め
やす
主な速度標 語とメトロノームによる目安
Largo
ラルゴ
Lento
レント
Adagio
アダージョ
Andante
アンダンテ
Moderato
モデラート
Allegretto
アレグレット
Allegro
アレグロ
Vivace
ヴィヴァーチェ
Presto
ブレスト
主な速度変化に関する記号
a tempo
accel. accelerando の略
rit.
ritardando の略
riten. ritenuto の略
おも
きようじやくき
幅広<
ゆるやかに
ゆっくりと
歩くような速さで
控えめなスピードで
やや快速に
快速に
活発に
急いだスピードで
ア テンポ
アッチェレランド
リタルダンド
リテヌート
40 ~ 50
50 ~ 56
56 ~ 63
63 ~ 76
76 ~ 96
96 ~ 120
120 ~ 152
152 ~ 175
176 ~ 192
ものと速さで
だんだん速く
だんだんおそく
急におそく
ごう
主な強 弱 記号
PP
P
ピアニシモ
ピアノ
非常に弱く
弱く
cresc.
mp
メッゾピアノ
やや弱く
mf
f
ff
メッゾフォルテ
フォルテ
やや強く
強く
decresc. decrescendo の略
dim. diminuendo の略
フォルテシモ
非常に強く
crescendo の略
fp
クレッシェンド
クレッシェンド
デ・クレッシェンド だんだん弱く
ディミヌエンド
だんだん弱く
デ・クレッシェンド だんだん弱く
フォルテピアノ
- 21 -
だんだん強く
だんだん強く
強く急に弱く
はん
ぷく
き
ごう
3.反復記号
つぎ
がく ふ
はん ぷく き
ごう
したが
えん そう
次の楽譜を反復記号に従 って演奏してみましょう。
DC
ダ・カーポ:始めにもどる
- 22 -
きよく そう
かん
き
ごう
ひよう ご
4.曲想に関する記号標語
agitato
alla marcia
alla polacca
alla tedesca
alla turca
allegrezza
amabile
animato
appassionato
assai
ben marcato
brillante
cantabile
con anima
con brio
con espressione
con fuoco
com modo
con moto
fon sprito
dolce
elegante
energico
espressivo
fanntastico
grendioso
maestoso
ma non troppo
marciale
mezza voce
misterioso
pastorale
pesante
quasi
scherzando
sempre legato
sotto voce
Simile
trunquillo
アジタート
アッラ マルチア
アヅラ ポラッカ
アッラ テデスカ
アッラ ト ウ ルカ
アレグレッツア
アマービレ
せきこんで
アニマート
生き生きと
アッパショナート
アッサイ
ペン マルカート
ブリランテ
カンタービレ
コン アニマ
コン ブリオ
コン エスプレッシオーネ
コン フォーコ
コモド
コン モード
コン スピリート
ドルチェ
エレガンテ
エネルジーコ
エスプレッシーヴォ
ファンタスティコ
グランディオーソ
マエストーソ
マ ノン トロッポ
マルチアーレ
メッツア ヴォーチェ
ミステリオーソ
パストラ¬レ
ペザンテ
クワージ
熱情的に
スケルツアンド
’
センプレ レガート
ソット ヴォーチェ
たわむれるように
シミーレ
以下同様に
トランクイーロ
おだやかに
- 23 -
行進曲風に
ポロネーズ風に
ドイツ風に
トルコ風に
楽しそうに
愛らしく
はなはだ
充分に歯切れよく
はなやかに
歌うように
活気を以て
元気よく
表情を以て
火を以て
おだやかに
動きをつけて(速めに)
心をこめて
やわらかに
優雅に
威厳を以て
表情豊かに
幻想的に
壮大に
荘厳に
然しあまり甚しくなく
行進的に
ほどよく柔らかい音で、
神秘的に
田園風に
重々しぐ
ほとんど
絶えずなめらかに
柔い音声で
き
そ
がく
しき
けい
しき
Ⅶ .基礎楽式・リード形式
おん がく
よう そ
音楽の三つの要素は、①リズム ②メロディー ③ハーモニーです。これまでに、①リズムと③ハーモ
き ほん てき
せつ めい
ニーについて学んできましたから、ここでは②メロディーついて、その基本的ことがらを説明します。
なが
なが
いく
かたち
きよく
らく しき
メ ロ ディ ーの 流 れ にはがく
、 長 さきにほん
よ って 幾つ か の形
が あ りま す。 まとまっ た 一曲 のメロ ディ ーを形 を 楽 式 と
き そ らく しき
いいます。いくつかの楽式の基本となる楽式を
基礎楽式 といいます。
がく
せつ
1.楽節
き
そ
がく しき
かたち づく
なが
がく せつ
基 礎つぎ
楽式を形 作
っ て い る メロ デ ィ ー の ま と まっ た 長 さ を 楽 節 と い い ま す。 楽 節 は メ ロ ディ ー の 長 さ に よ
わ
って、次の三つに分けられます。
どう き
ぱく てい ど
びようし
しようせつ
なが
どう き
(1) 動機 :8拍程度、 4拍 子で2小 節 くらいの長 さメロディーを 動機 といいます。
はく てい ど
びようし
しようせつ
なが
はく てい ど
びようし
しようせつ
おさ
(2) 小楽節 :16拍程度、 4拍 子で4小 節 くらいの長さのメロディーを 小楽節 といいます。
(3) 大楽節 :32拍程度、 4拍 子で8小 節 くらいの長さのメロディーを 大楽節 といいます。
じやつき
きよく
(4) 弱 起の曲
きよく
さい しよ
4 拍 子 の 曲 ( 1 拍 目強
く 、 2 拍目
弱 く 、 3拍
目少
し強じやつき
く 、 4 拍 目弱 く ) で 、 第 1拍 強 く が 曲 の 最 初のじやつき
音で
さい しよ
よわ
はじ
きよく
はなく 、メロディーの最初の音が弱い拍で始まる曲 を 弱 起の曲 といいます 。下の一部形式の曲は 、弱 起
の曲 です。
2.リード形式
き
ほん
がく しき
き
そ
がく しき
けい しき
うた
かんが
い く つか の 楽式 こと
のば
基 本 とな
楽 式 を 基 礎 楽 式 とい いま すが
、 基礎 楽 式 =リ ー ド形 式 で す。 歌 の形 式 を考 え
き がく きよく
つか
る中で生まれた言葉で、器楽曲 の形式を考える中でも使われる言葉です。
- 24 -
いち ぶ
けい しき
ぶん
なが
も
ぶ
けい しき
つく
(1) 一部形式 : 大楽節一つ分
の長さを持つ形式を 一部形式 といいます。 大楽節一つ分 で作られている
きよく
曲
を
一部形式の曲
といいます。
ぜん はん
こう はん
つづ
さく
前 半 の 小 楽 節 の メ ロ ディ ー を「 a 」 とする と 、後 半 の 小 楽 節 のメ ロ ディ ーは 、 続き で 作
べつ
られた別のメロディー「 b 」です。
大 楽 節 一 つ分 の 一 部 形 式 の 曲 と は「 a,b 」 の 二つ の 小 楽 節で きて い る 曲 をいい ます。
(2 ) 二 部 形式 : 大楽 節 二つ 分の 長 さ の メロ ディー の形式 を 二 部形 式 といいます。 大楽 節二 つ分 で 作ら
れている曲を 二部形式の曲 といいます。
がく せつ
きよく
はじ
A 大楽節一つ目: 曲 の初めのメロディーを
a とすると、二つ目の小楽節は「
a' 」です 。「 a' 」は「 a 」のメ
く
かえ
しようせつ
だん らく
ロディーが繰り返されて、4小 節目でい段落します。
だん
へん か
は
ちようちよう
A'大楽節二つ目: 三段目小楽節で「 b 」となり 、メロディーは「 a 」 から変化して 、4小節目でハ長 調
てん ちよう
ぶん
つく
に転調 しています。4段目小楽節は「 a' 」で作られています。
ぶ
けい しき
大楽節二つ分の二部形式は : A ( a 、 a' ) B ( b、a ' )です。
- 25 -
ぶ
けい しき
ぶん
なが
(3)三部形式 : 大楽節三つ分 の長さの形式を 三部形式 といいます。
- 26 -
ぶん
つく
きよく
ぶ
けい しき
大楽節三つ分で作られている曲
は、 三部形式の曲 です。
はじ
大楽 節A : 曲の 初めの小 楽節 のメロディ ーを「
a」 とすると、
二 つ目の小
楽節 は「a'」 で 、「 a' 」の
く
かえ
しようせつ
だん らく
小楽節は
、「 a 」のメロディーが繰り返して、 4小 節目で一段落
します。
だん
へん か
大 楽節B : 三 段目 の小楽 節を「 b」 として「
a
」の
メロディーが
変化
する
小楽
節とすると、 四 段 目 の
う
つ
小楽節は「b'」 で、 その変化が受け継がれます 。
大楽節A : 曲の初めの小楽節のメロディーを「a」 にもどります。
大楽節三つ分の三部形式
は、いち
A(
a,a' ) B ( b,b' ) A ( a,a' ) です。
だい
ご せん
つか
ぶ
さつ きよく
課題:下の五線を使ってリード形式(一部形式・二部形式・三部形式)の曲を一曲作曲 しましょう。
か
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