具体的な活用案

平成 27 年 7 月
向野の空家利用∼コミュニティスペース大野川(仮称)設置について
企画書と設置主体 NPO 団体ご加盟のお願い
LOVE & PLACE 発起人
日本水頭症協会「ぱどる文庫」編集担当
柴田靖子
北斗市向野で借り手がいなくなった老母所有の空地(古家つき)の活用方法を考える
べく、一年ほど前からさまざまなかたのご意見やアドバイスをうかがい検討してきまし
た。
このたび、この活動について地域のみなさまにご参加・ご協力をいただきたく下記の
ような活用方法を計画しました。つきましては設置主体となる NPO 団体「コミュニテ
ィスペース大野川(仮称)をつくる会」を創設したいと考えております。ぜひ、ご加盟
をご検討いただければ幸いです。
記
設置のイメージ
コミュニティスペース大野川は、
① コミュニティカフェ
② レンタルスペース/ゲストルーム
③ シェアハウス(グループホーム)
④ 公共トイレ・コインランドリー
の 4 つのパートから成ります。
① コミュニティカフェ(名称未定)
年中無休・朝 10 時から夕方 16 時ころまで。キッチン、リビング、庭を開放。※そ
の他の時間帯は③シェアハウス(グループホーム)専用。
予約制や会員制はとらず、誰でもいつでもふらりと訪ねてきて自由に過ごせる居場所
として地域に提供。お茶を数種用意しセルフサービスで提供(お茶代として 300 円
程度申し受ける)。住人も利用可(この間の介助は外出支援事業を利用)。緊急時に連
絡がつくように、初回利用のとき、緊急連絡先とお名前を記入していただく。
○ 利用例…
高齢のかたが集っておしゃべりを楽しむために、市民活動のミーティングや机上
活動(手芸や絵画など)に、囲碁や将棋を打ちに、2∼3 人のホームパーティに、
お昼寝・読書をしに。
②ゲストルーム/レンタルスペース
年中無休・正午から翌朝 10 時まで。予約制。
ゲストルーム利用は 1 泊 1000 円程度申し受ける(宿泊業ではないので、飽くまで
も利用実費かご寄付というかたちで)。ただし、障害のあるかた・高齢のかたのショ
ートステイは、障害者自立支援法や介護保険を適用していただけるようにし、予約が
重なった場合は後者を優先する。グループホームの朝・夕食も利用できる。
レンタルスペース利用は 1 回 4 時間まで 1000 円程度(ただしコミュニティスペー
ス大野川(仮)をつくる会の会員は無料)。
○ ゲストルーム利用例…旅行中の車いすユーザーなど障害のあるかたと介助者、障
害のある若者の自立生活体験利用、高放射能汚染区域に住まうお子さんのいるご
家族のリフレッシュ旅行など。
○ レンタルスペース利用例…市民上映会、市民講座、ミニライブ、講演、親子教室
など。
③シェアハウス(グループホーム、名称未定)
障害のあるひと(若者)で親元を出て暮らしたいと望むかたを住人として想定。すべ
ての障害に対応。居室 3 部屋程度と当直室 1 室を増築。
朝食(150 円程度)
・晩飯(350 円程度)はキッチンで調理したものを提供(家賃の
設定は、社会福祉法人道南ネットワークさまの規定におまかせする)。
⑤ 公共トイレ・コインランドリー
トイレは、オストメイト対応・ユニバーサルシート完備のだれでもトイレにし、国道
側にも入り口を設け、旅行者や通行人、ドライバーも利用できるようにする(インタ
ーフォンで施錠解除)。コミュニティカフェ側からと、ゲストハウス/レンタルスペ
ース側からも出入りができるようにする。
コインランドリーは、洗濯機と乾燥機それぞれ 2 機を設置。同様にインターフォン
でドアの施錠を解除できるようにし、自由に利用できるようにする。
必要な人員配置と組織
コミュニティスペース大野川の運営は、大きく
① コミュニティカフェ部分
② シェアハウス(グループホーム部分)
の2つのパートに分かれます。
おおまかに言えば、①は、NPO 法人コミュニティスペース大野川をつくる会(仮)に
よる、②は社会福祉法人道南福祉ねっとさま(※交渉中)による運営になります。
① 管理人・世話人 1∼2名常駐(平日朝 9 時半から 17 時半まで)。
NPO 法人コミュニティスペース大野川をつくる会(仮)から数名選出または、求人
し。ボランティアベースの就業。
業務:
コミュニティカフェ利用者の対応
レンタルスペース・ゲストルームの予約受付・管理
共用部分・庭の清掃、ゴミ出し
②グループホーム管理責任者 1 名+介助者適宜(おもに平日は夕方 17 時から朝
10 時まで、休日は終日)
社会福祉法人道南福祉ねっとさまから選出または求人。
業務:
グループホームにおいて、障害者自立支援法で指定の業務(介助、調理など)
ゲストルームについて、障害者自立支援法のサービスの範囲である利用(シ
ョートステイ、自立生活体験)の場合、指定の業務(介助、調理など)
③共同生活住民会議(月 2 回程度)
シェアハウス(グループホーム)住人全員とスタッフによる。夕食の月間献立やレン
タルスペースの企画、入居希望者の検討や面接、情報交換や懇親。
④NPO 法人コミュニティスペース大野川(仮)をつくる会議(不定期)
会員・参加団体による。運営資金(水道光熱費や通信費など雑費、スタッフ
への謝礼など)調達のためのバザーや講座などのイベント企画、また、大野
地区をより住みやすく魅力的なエリアにするための企画や活動。
その他
○ まず、コミュニティカフェとゲストハウス、トイレ、風呂部分となる古家
の改築から着工し、コミュニティカフェを先にオープンする(H.27.5 オープン目
標)。さらに 1 年後を目標にシェアハウス部分となる増築を進めるといったスケジ
ュール。
○ 所有者は、計画が整った段階(改増築がすべて終わり、グループホームの最初の
入居者が定まりスタッフの目処がついた時点)で、現状の土地と建物を NPO 法人
コミュニティスペース大野川(仮)をつくる会に寄付し、それまでは家賃の徴収
などは一切おこなわない。NPO 法人コミュニティスペース大野川(仮)をつくる
会が所有者となったのちは、社会福祉法人道南福祉ねっとさま(※交渉中)は、
NPO 法人コミュニティスペース大野川(仮)をつくる会と契約を交わし、定めら
れた地代を支払うこととする。
○ レンタルルーム使用料や、お茶代、コインランドリーなど雑収入は、NPO 法人コ
ミュニティスペース大野川(仮)をつくる会の収益となり、一方、住民の家賃・
朝夕食代など、障害者総合支援法にかかわる収入は、社会福祉法人道南福祉ねっ
とさまが管理。
○ 大野農業高校のボランティア部や、大野地区のかたがたにかかわっていただきた
く「休日世話人」や「一日シェフ」、「庭仕事」などいろいろな形で募集したり、
庭の巨木をつかって七夕やクリスマスツリーの飾り付けを募集したりしたい。
○ 改築費や設備費などイニシャルの資金調達については別紙。
以上。