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自然保護部だより
2012 年 タイプロジェクト植樹ツアー(参加報告)
自然保護部 堤 正克
昨年と同様に本年も 2012 年度タイツアーを無事終了しました。そこでその報告と参加者の感想を掲載し、今後
のタイ植樹プロの今後を考えてみたいと思います。
● 本年も多少の趣向を変えて、アグリフォレストリーによる植樹を現地人や暁の家の生徒達と一緒に行いまし
た。
「アジアの世紀」と言われて久しいですが今後は国際協力を更に発展させ、タイの体験ばかりでなく、ミ
ャンマー、ベトナム、ラオス、カンボジア等の国際協力を進めていくために、東南アジアの勉強会等を開き
皆様に積極的に情報を提供していきたいと思います。又コーヒーのFT試験販売も検討していきたい。
● ツアーのスケジュール【概略】 6月 26 日~7 月 2 日 (6 泊 7 日)
27 日 山の学校メーワン小中一貫校(植林。交流会)
28 日 元リス寮→ゴールデントライアングル→ラオス観光地→ディルアン寺
29 日 ミット村象乗り→元リス寮→暁の家(交流会)
30 日 ドインガーム村モデルファーム植樹、村に民泊【大歓迎会】
● タイ植樹ツアーに参加しての感想文(シニア関係 8 人参加 全部で 14 人)
① 「暁の家」
(山岳民族の中高生寮)から 4 輪駆動車 2 台。ほとんど地道の急斜面を走ること 1 時間 40 分、ア
カ族の暮らすドインガーム村に到着。標高 1100mの村への道中、視界に入る山々は高い木が見当たらず、急
な斜面は草原状態で、スコールが来ると大洪水になりそう。コーヒー・アボガド・タイサクラ等約 300 本を
村民と一緒に植樹。その日は「アカ族」の村で民泊。なんと村民が子豚1頭を料理して、大歓迎の宴が開か
れた。40 人~50 人の大宴会は私にとってこの先ずーっと忘れられないものになった。
(シニア 18・KA)
② 今から 27 年前に単身タイに渡り、学校に通えない北部山岳少数民族の子供たちのために学生寮を建て、支援
し続けている中野穂積さんに直接お会い出来た事が最大の収穫でした。物静かな中にも信念の強さがうかが
える心の広い方でした。
「アグロフォレストリー」という言葉は知っていても、現地の人々の理解を得、広め
て行くにはまだまだ大変な努力と時間がいるだろう事を実感しました。行ってみなければわからない未知と
の遭遇と感動の 1 週間でした。
(シニア 15・SH)
③ とにかく珍しい体験をさせてもらいました。
「暁の家」の寮に宿泊することで普段の食事の様子や、生徒たち
の民族衣装でのダンスや寸劇で山岳民族の様子が少し感じ取れました。また、小中学校での植樹をしたり、
授業の教室を見学した時の子供たちの素直な目に「豊かさ」
「便利」って何なのか考えさせられました。卒業
生であり、現在「暁の家」でお手伝いをしている人の実家に行き、豚をさばいての料理もありでタイの本当
の生活面を体験できるツアーでした。
(自 12・SS)
④ 初めてのタイの印象は、インフラがきちんと整い学校教育環境も非常によく整っており、東南アジアの中心
的な存在を実感できました。一方山岳少数民族の子供たちに学校教育支援の場として今年 25 周年を迎える
「暁の家」や少数民族の自活を目指す、換金作物の植林事業等にかかわっておられる中野穂積さんのご尽力
に感動を覚える旅でした。
(自 12・HN)
フォトクラブきらら
「12周年写真展」 御礼
多くの方のご来場、ご高覧をたまわり誠に
有難うございました。今回も多くの方々から
貴重なアドバイスや身に余るお褒めの言葉を
賜りまして、会員一同深く感謝いたしており
ます。
クラブとしてはこれからも引き続き頑張っ
て活動を続けていく予定でおりますので今後
ともよろしくご指導の程お願い申し上げます。
フォトクラブきらら会員一同
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