キッズゴルフ レッスン安全運 用ガイドライン

キッズゴルフ
レッスン安全運⽤用ガイドライン
キッズゴルフ株式会社
第⼀一版
2015/8/27
レッスン安全運⽤用ガイドラインの作成にあたって
ー楽しくゴルフを学びながら事故ゼロを⽬目指すためにー
平成27年年8⽉月に実施したサマーキャンプにおきまして、⼩小学1年年⽣生の⽣生徒が⾛走⾏行行中
のカートから落落下するという重⼤大事故が発⽣生いたしました。この事故について、社員・
インストラクター⼀一同真摯に受け⽌止め、猛省省し、⼆二度度とこのような事故を起こさないた
めに、改めて今までの安全ガイドラインとレッスンの⾏行行程を全て⼀一から⾒見見直す作業を⾏行行
いました。そして⼦子どもたちの安全を第⼀一に考えたレッスンを運⽤用出来るよう、「レッ
スン安全運⽤用ガイドライン」を作成いたしました。
⼦子どもたちの安全を第⼀一に考えたレッスンを⾏行行うためには、スクールだけの取組みで
はなく、保護者様・⽣生徒とレッスンに関わる全ての⽅方々の安全対策へのご協⼒力力が必要不不
可⽋欠だと考えております。キッズゴルフ・保護者様・⽣生徒が協⼒力力し合い、「レッスン安
全運⽤用ガイドライン」を確認・遵守することで、レッスンにおける事故を未然に防ぐこ
とが出来ると考えています。
キッズゴルフの理理念念は「⼦子どもたちにゴルフの楽しさを教えること」です。そのため
には現在のレッスンスタイルである本物のゴルフ場でのレッスン、芝⽣生の上でのゴルフ
を経験してもらうことがとても⼤大切切です。これからもキッズゴルフは⼦子どもたちにゴル
フの楽しさを教えるため、本物のゴルフ場でのゴルフ体験にこだわりレッスンを⾏行行って
いきたいと考えています。これから、社員・インストラクター⼀一同、レッスン安全運⽤用
ガイドラインを徹底して遵守してまいります。そして皆様からご助⾔言をいただいた際に
はガイドラインに反映し、改善し続けてまいります。安⼼心してお⼦子さまをお預けいただ
けるレッスンを実現するために、皆様のご協⼒力力とご理理解を賜りますよう、何卒よろしく
お願い申し上げます。
キッズゴルフ株式会社
代表取締役 中崎祐史
キッズゴルフのレッスン理理念念
「⼦子どもたちにゴルフの楽しさを教える」
改めて、レッスンを⾏行行っていく上で皆様にお伝えしたいキッズゴルフのレッスン理理念念
があります。それは「⼦子どもたちにゴルフの楽しさを教える」ということです。私たち
は創業当初から、⼦子どもたちに「ゴルフって楽しい!」と思ってもらうために何が必要
だろう?ということを常に考えてきました。そこで⾏行行き着いた答えが、本物の環境で多
くの成功体験をさせる、ということです。
ゴルフを始めたばかりの⼦子どもたちには、広⼤大なゴルフ場でナイスショットを打つ歓
びや、⽬目標を成し遂げた時の達成感を感じてもらうこと。ゴルフへの理理解が進んできた
中・上級者の⼦子どもたちには、ラウンドで技術を発揮できること、ベストスコアをメイ
クすること、仲間と切切磋琢磨すること、ゴルフと真剣に向き合い努⼒力力を続けること、な
どの機会を提供することがゴルフを⼤大好きになってもらうレッスンとしてとても⼤大事な
ことだと考えています。
これからもキッズゴルフのレッスン理理念念を忘れることなく、かつ安全を第⼀一に考えた
レッスンを提供してまいります。
安全に対する考え⽅方
レッスンを安全に⾏行行うためには、キッズゴルフ・保護者・⽣生徒の三者が協⼒力力し合っていくことが
⼤大切切であると考えます。
キッズゴルフ
・安全管理理の徹底
・事故の予⾒見見・危機回避義務
・事故後の的確な対応
三者の協⼒力力で
⼦子どもの安全を確保する
⽣生徒
保護者
・事前準備をする
・⼦子どもの体調管理理をする
・コーチの指⽰示・指導に従うよう促す
・コーチの指⽰示・指導に従う
・ゴルフを楽しみ、真剣に学ぶ
・⾃自分のことは⾃自分でできるようになる
1)三者の協⼒力力で⼦子どもの安全を確保する
・キッズゴルフ
ー ガイドラインに沿って安全管理理体制・運⽤用を徹底します
ー ⼦子どもに⽬目を届かせ、危険の予⾒見見・予知と危険回避を⾏行行います
ー 事故が発⽣生した際は、的確な対応を⾏行行います
・保護者
ー ゴルフレッスンに必要な⽤用具等を準備してください
(スクールキャップ・スクールポロシャツ・ボール・ティー・グリーンフォーク・ボール
マーク・グローブ・⽬目⼟土袋・スコップ・⽔水筒・スパイク・レインウエア・着替え等)
※スクールキャップ、スクールポロシャツはゴルフ場、⾏行行き帰りのトイレ休憩などでコーチ
が⽣生徒と認識識しやすいため、必ず着⽤用してください
ー レッスン前⽇日は⼦子どもの体調を観察し睡眠を⼗十分とらせてください
ー 体調が悪いと判断した時はレッスンを休ませてください
ー ⼦子どもに対しコーチの指⽰示・指導をしっかり聞くよう促してください
・⽣生徒
ー コーチの指⽰示・指導に従いましょう
ー ゴルフを楽しく、真剣に学びましょう
ー ⾃自分のことは⾃自分でできるようになりましょう
2)1⽇日のレッスンを通して必ず守っていただきたいこと
下記の約束事は、1⽇日のレッスンを通じて必ず守らなければなりません。保護者からもしっかりと
⼦子どもたちに伝えて頂くよう、ご協⼒力力をお願い致します。
・キッズゴルフ、3つの約束事
A)コーチの話を聞くときは⽬目を⾒見見て話を聞くこと
B)返事は⼤大きな声で「ハイ」と⾔言うこと
C)すれ違う⼈人には⼤大きな声で「こんにちは」と挨拶をすること
3)安全対策及びルールについて
1、レッスンにおける事故防⽌止のため、以下の着⽤用をお願いします
A)指定キャップを必ず着⽤用すること
B)グローブを必ず着⽤用すること
C)ゴルフシューズを必ず着⽤用すること
2、練習場において
練習場における危険要因はゴルフクラブによる打撃事故です。
これらを回避するため下記のルールを守ることを徹底いたします。
A)カラーコーンを使いクラブが接触しないよう打席を⼤大きく仕切切ります(下記写真参照)
B)練習前にクラブの打撃事故の危険性について必ず説明します
C)他の⽣生徒のカラーコーンの内側には⼊入らず、移動はコーンの外側を通ること
D)柱の後ろを移動すること
E)クラブを持って移動する時はヘッド側を持って移動すること
F)打席の前には絶対出ないこと
3、アプローチ練習において
アプローチ練習場における危険要因はゴルフクラブによる打撃事故とボールによる打球事故です。
これらを回避するため下記のルールを守ることを徹底いたします。
A)カラーコーンを使い打席と待機場所を明確にします(下記写真①参照)
B)カラーコーンの距離離は⼤大⼈人の歩幅で3歩とし⼦子ども間の安全な距離離を保ちます(下記写真①参照)
C)打ち終わったら待機⽤用カラーコーンで座って待つこと(下記写真②③参照)
D)ボールを拾拾いに⾏行行くときはコーチが指⽰示をしてから拾拾いにいくこと
写真①
写真②
写真③
4、ゴルフコース内において
コース内における危険要因はゴルフクラブによる打撃事故とボールによる打球事故及びカート事故
など様々です。これらを回避するため下記のルールを守ることを徹底いたします。
A)ティーインググラウンドには打つ⼈人以外⽴立立ち⼊入り禁⽌止
B)他の⽣生徒のショットは打者の右斜め後⽅方で待機し⾒見見ること(打者から前3歩右3歩の位置)
(バーディークラスは待機場所にカラーコーンを設置します)
C)素振りは周囲(特に後⽅方)を確認し「素振りします」と⾔言ってから⾏行行うこと
D)打つ⼈人より前に絶対出ないこと
E)⼤大きな声で「打ちます」と⾔言ってから打つこと
F)他のホールへコーチの指⽰示なく勝⼿手に進⼊入しないこと
G)後続の組は、前の組の合図があってから打つこと
H)前の組が同ホール内にいる場合コーチが許可するまで打たないこと
I)バンカーは低い位置から進⼊入すること
J)林林の中にはコーチと⼀一緒に⼊入ること
K)池や崖に近づくときにはコーチに報告をし、指導を受けてから近づくこと
5、カートの運⽤用について
レッスンを円滑滑に⾏行行い、⼀一般のお客様やゴルフ場に迷惑をかけないレッスンを⾏行行うため、乗⽤用
カートを使⽤用してレッスンを⾏行行う場合があります。また、熱中症などの危険を回避するため、
夏季(7⽉月〜~9⽉月)(※1)のレッスンでは、原則として乗⽤用カートを使⽤用します。
乗⽤用カートによる事故や怪我を無くすため、下記のルールを設定し徹底的に遵守いたします。
A)全ての⽣生徒に「カートについての安全講習」を⾏行行います
B)毎回カート利利⽤用の直前に、インストラクター及び⽣生徒に対し注意事項の説明を⾏行行います
C)原則として1年年⽣生〜~3年年⽣生はカートを使ったレッスンは⾏行行いません
※但し、級・クラスが上がり要件を満たせると判断した⽣生徒については除きます(※2)
D)カートは、原則としてホール間のインターバル及びクラブハウスへの帰着時に乗⾞車車します
E)オリジナルのシートベルトの着⽤用を義務付けます(下記写真参照)
F)⼿手動カートの場合、リモコンカートと同程度度のスピードで運転します
G)リモコンカートの場合、⼿手動に切切り替えず運転します
※但し、緊急時(※3)及びレッスン時間終了了によるコース途中からの帰着時は除きます
H)インストラクターは「カート運転指導要項」に沿って半年年に1度度、研修を⾏行行います
I )⽣生徒がインストラクターの指導に従わなかった場合、カートに乗せないことがあります
J)⽣生徒がカート運⽤用における危険⾏行行為を⾏行行ったと判断した場合、レッスンを中⽌止することがあります
※1 乗⽤用カートの使⽤用(7⽉月〜~9⽉月)
⼿手引きカートの使⽤用(10⽉月〜~6⽉月)
※2 カートに乗る際、両⼿手には何も持たず⼿手すりを両⼿手で掴まっていることが出来る
シートベルトを着⽤用し、しっかり椅⼦子に座っていることが出来る
カート⾛走⾏行行中、ふざけたり⼿手や⾜足を⾞車車外に出さずに乗ることが出来る
※3 天候の急変(雷雷やゲリラ豪⾬雨など)によるクラブハウスへの帰着時
急病などによるクラブハウス帰着時
6、レッスン以外での安全対策
・⾏行行き帰りのバスにおいて
A)必ずシートベルトを着⽤用すること
B)窓から⼿手や⾜足を出さないこと
C)⾛走⾏行行中、席を⽴立立たないこと
D)トイレ休憩等の際は、点呼をとりインストラクター引率率率のもと移動すること
・クラブハウス内において
A)⾛走らないこと
B)トイレ・ロッカーにはインストラクターが付き添います(低学年年)
・マスター室前において
マスター室前は、お昼からラウンドレッスン開始時間にかけて⼀一般のお客様のカートが頻繁に
⾛走⾏行行しています。⼦子どもとカートとの接触事故を回避するため、マスター室前を通過せずに
ラウンドレッスンに向かえる導線を作ります。※房総カントリーでのレッスンの対応策
7、練習場レッスンにおいて
練習場でのレッスンを安全に⾏行行うため、下記のルールを定めます。
A)カラーコーンを使いクラブが接触しないよう打席を⼤大きく仕切切ります(写真参照)
B)練習前にクラブの打撃事故の危険性について必ず説明します。
C)他の⽣生徒のカラーコーンの内側には⼊入らず、移動はコーンの外側を通ること
D)柱の後ろを移動すること
E)クラブを持って移動する時はヘッド側を持って移動すること
F)打席の前には絶対出ないこと
4)ケガ・病気への対応
1、事故が起きた時の対応
事故が発⽣生した場合、下記フローチャートに沿って迅速かつ的確に対応します。
事故発⽣生時の対処⽅方法
事故発⽣生
⾸首から上・腹部のケガ
⼿手・⾜足のケガ
動かさない・安静にする
RICE療療法(※5)
意識識の確認をする
(※4)
※軽微なケガの場合医療機関
へ搬送しない場合があります
意識識レベルに関わらず
医療療機関へ搬送する
医療機関へ搬送する 意識識レベルに応じて
救急⾞車車を要請する
A)軽微なケガ以外の事故が発⽣生した場合、ただちに保護者へ電話で連絡をします
B)⾸首から上・腹部のケガについては⾃自⼰己判断せず医療療機関へ搬送します。意識識障害、
頭痛、吐き気、嘔吐の症状が⾒見見られる場合はただちに救急⾞車車を要請します
C)保護者との連絡がつかない場合、状況をみて臨臨機応変に適切切な対応を⾏行行い、
連絡がつき次第経過を報告します
D)軽微なケガについては、スタッフ(救命講習受講者)が応急⼿手当を⾏行行います
※保護者に状況を説明し相談の上、医療療機関への搬送を判断致します
E)レッスンに⽀支障のない軽微なケガの場合、解散場所での報告となる場合があります
※4 意識識障害の程度度とみかた ※5 RICE療療法とは?
受傷直後の炎症時期に必要な応急処置である安静(Rest)、冷冷却 (Ice)圧迫(Compression)拳上(Elevation)
の頭⽂文字をとった⾔言葉葉です。これらの処置を確実に⾏行行うことで患部および周辺軟部組織への⾎血流流量量を押え、
⾎血腫の圧迫による他の部位の⽑毛細⾎血管の損傷を防ぎます。
2、練習場レッスンで事故が起きた時の対応と連絡体制
3、熱中症について
A)熱中症を引き起こす3つの要因
ー 環境→気温が⾼高い 湿度度が⾼高い ⾵風が弱い ⽇日差しが強い
ー ⾝身体→乳幼児 ⾼高齢者 下痢痢やインフルエンザでの脱⽔水状態
ー ⾏行行動→激しい筋⾁肉運動 慣れない運動 ⻑⾧長時間の野外活動 ⽔水分補給できない状況
B)熱中症の予防対策
ー 涼しい服装
ー 帽⼦子の着⽤用
ー ⽇日焼け⽌止めを塗る
ー ⽇日陰でこまめな休憩
ー こまめな⽔水分・塩分補給
C)熱中症と思われる症状が出た場合
ー 環境省省「熱中症予防情報サイト」の熱中症応急処置(※6)に沿って対処します。
※6
4、感染症の対応(インフルエンザ・ノロウイルス等)
インフルエンザやノロウイルスの疑いのある症状が⾒見見られる場合は、他の⼦子どもたちから離離れた場所
で安静にします。
症状が重い場合、医療療機関へ搬送します。
原則として保護者にゴルフ場もしくは受診医療療機関まで迎えに来ていただきます。
5、アレルギーについて
アレルギーは事前に保護者から情報を提供してもらい、原則保護者の判断、指⽰示に従います。
6、インストラクターの救命救急講習受講について
事故やケガが発⽣生した場合、適切切な対応を⾏行行うため東京防災救急協会の救命救急講習を受講します。
・講習内容
A)応急⼿手当
B)⼼心肺蘇⽣生法(胸⾻骨圧迫法・⼈人⼯工呼吸法)
C)AEDによる除細動
※救命救急講習受講インストラクター ⽯石⽥田伸介 ⾼高野沙織 百瀬⼒力力弥(平成27年年8⽉月21⽇日現在)
資格取得後も1年年に1回講習を受講し万が⼀一に備えます。
7、周辺医療療機関の把握
※上記以外のゴルフ場を利利⽤用する場合は周辺医療療機関を事前に把握し万が⼀一に備えます
8、⾮非常災害時の対応
キッズゴルフのレッスンにおいて⾮非常災害は下記のことが想定されます。
A)地震
B)⽕火災
C)交通事故
ー 上記が発⽣生した場合、ゴルフ場、バス会社、ホテルの指⽰示に従い⼦子どもたちを安全な場所へ迅速
に避難させます
ー 連絡は本社に⼀一本化し現場は⼦子どもたちの安全第⼀一の⾏行行動をとります
ー 点呼をとり⼦子どもたちの安否確認を⾏行行います
ー 負傷者がいる場合、直ちに救急(119番)を要請します
ー 安全が確認でき次第、保護者に電話連絡します
9、災害時の連絡⼿手段について
地震などの⼤大規模災害の時は、電話が通じにくいことが考えられます。
正確な情報をFacebookやツィッター(@kidsgolf_̲Inc)等SNSでお伝えする場合がありますので
万が⼀一のときに備えてご登録をお願い致します。
5)終わりに
今後キッズゴルフでは、レッスン事故ゼロを⽬目指したレッスン運⽤用をしてまいります。万が⼀一事故が起きた場合、
軽微な事故も全て記録し、半年年に1度度皆様にご報告させていただきます。その報告書をもとに事故原因を究明し
レッスン運⽤用の改善、ガイドラインの改定を⾏行行ってまいります。
皆様に安⼼心してレッスンにご参加いただけるよう、社員・インストラクター⼀一同、精⼀一杯の努⼒力力をして参ります。
今後ともよろしくお願い致します。