平成25年度 事業報告書

平成25年度山口県福祉サービス運営適正化委員会事業報告書(概要)
1
福祉サービス運営適正化委員会本会議(開催回数1回)
開催日
5 月 20 日
2
出席委員数
15 名
議
題
① 平成24年度事業報告について
② 平成25年度事業計画について
運営監視部会(開催回数4回)
地域福祉権利擁護事業の実施主体が行う事業の透明性、公正性を担保し、事業の
適正な運営を確保するため、実施主体から定期的に業務実施状況・事業運営推進計
画等について報告を受け、事業実施主体の事業全般の監視を行った。
(1)部会開催(開催回数4回)
開催日
出席委員数
議
題
① 平成25年度山口県地域福祉権利擁護センターの事業方針につい
6 月 26 日
(第 56 回)
て
10 名 ② 平成25年度市町社会福祉協議会の現況について
③ 山口県地域福祉権利擁護事業の実施状況について
④ 契約締結審査会(第 161 回~第 163 回)の審査結果について
① 山口県地域福祉権利擁護事業の実施状況について
9 月 25 日
(第 57 回)
9名
② 契約締結審査会(第 164 回~第 166 回)の審査結果について
③ 平成25年度書類等預かりサービス現物調査結果について
④ 市町社会福祉協議会に対する現地調査の実施について
12 月 18 日
(第 58 回)
① 山口県地域福祉権利擁護事業の実施状況について
7 名 ② 契約締結審査会(第 167 回~169 回)の審査結果について
③ 市町社会福祉協議会に対する現地調査の結果について
① 山口県地域福祉権利擁護事業の実施状況について
② 契約締結審査会(第 170 回~第 172 回)の審査結果について
3 月 24 日
(第 59 回)
③ 市町社会福祉協議会に対する現地調査結果通知について
7 名 ④ 平成26年度山口県地域福祉権利擁護センター事業計画(案)に
ついて
⑤ 平成26年度山口県福祉サービス運営適正化委員会事業計画(案)
について
(2)市町社会福祉協議会に対する現地調査結果(概要)
①
調査実施状況
社
協
名
実
施
日
担当委員
事業開始年度
実利用者数
9/30 現在
山陽小野田市社会福祉協議会
11 月 11 日(月)
内藤
勲敏
平成 22 年度
25 名
長門市社会福祉協議会
11 月 18 日(月)
白石
義彦
平成 11 年度
41 名
上関町社会福祉協議会
11 月 21 日(木)
国兼由美子
平成 22 年度
5名
和木町社会福祉協議会
11 月 25 日(月)
城
彦二郎
平成 22 年度
3名
宇部市社会福祉協議会
11 月 27 日(水)
板村
憲作
平成 11 年度
124 名
下関市社会福祉協議会
11 月 28 日(木)
平尾
要
平成 11 年度
142 名
阿武町社会福祉協議会
12 月 2 日(月)
吉本
眞司
平成 22 年度
5名
田布施町社会福祉協議会
12 月 4 日(水)
髙橋
俊文
平成 22 年度
10 名
平生町社会福祉協議会
12 月 4 日(水)
石部
壽雄
平成 22 年度
7名
萩市社会福祉協議会
12 月 9 日(月)
山本
圭介
平成 11 年度
103 名
③ 現地調査結果
[地域福祉権利擁護事業実施体制について]
専門員はすべての社協において配置されていた。事業管理者と専門員を兼任している
等、不正防止の観点から不適当と思われる社協があった。
[日常的金銭管理サービスについて]
金銭授受簿、公印使用簿、払戻請求書等については、複数の者で確認している社協
が大半であるが、職員が少ないところでは専門員一人で行っていた。
金銭授受簿の受取り欄に自署、代筆がされていない社協があった。
検査は、局長が行っている社協や複数の職員で確認するところが多くあったが、社
協の監事が行っている社協もあった。頻度に関しては、毎日行っているところから年 1
回のところとまちまちである。支援の少ない社協に関しては、その都度行っていると
のことであった。
[書類等預かりサービスについて]
死亡により解約となるケースも出てきているが、預かった書類や支援通帳の返却が
できないで預かったままの社協もある。また、返還先の方の死亡等で新たな返還先が
決まらず、継承者未定が増加している状況である。
[契約ケースの援助状況について]
入院・入所の利用者に対しても毎月訪問支援を行い、状況を記録している。
また、利用者ごとに契約書、支援計画書、金銭管理授受簿を分けて整理している社
協がほとんどで、利用者の家庭状況や経済状況等、一連の支援状況が分かるように個
人ファイルを整備するなど工夫がされている。
[成年後見制度への移行について]
申立人の不在や市長申立の不調など多くの課題はあるが、徐々に成年後見への移行
をすすめている社協もある。
[地域福祉権利擁護事業に関する苦情への対応について]
苦情なのか要望なのかを判断する範囲が難しいと考えている社協があった。また、
苦情解決責任者や苦情受付担当者は設置されているが、第三者委員が任命されていな
い社協があった。
[県社協への要望(市町社協意見)]
・事業運営費、人件費を確保してほしい。
・未返還物件の取扱について、方針を示してほしい。
・県社協が行う現物調査で、調査する人によって基準が違うような気がする。調査
方針等を明確にして実施してほしい。
[その他(委員会より)]
・社協規模の違いはあるが、概ね適切に実施されていると思われる。
・事業の適正な実施を確保するため、事業の委託者である山口県社会福祉協議会と
の連携を密にし、引き続き正確な事務処理に努めてもらいたい。
・苦情の対応については、要望レベルの申出についても意識して記録することが望
ましいため、簡易な記録を残す仕組みを検討する必要がある。
・日々の訪問活動の中で、成年後見への移行の判断基準を検討することを要望する。
・第三者委員を任命されていない社協については、対応をお願いする。