梅雨時の栽培管理

梅雨時の栽培管理
本格的な梅雨になると、枝葉や下草が過繁茂して風通しが悪く、園地
内は高温多湿の状態となり斑点落葉病、褐斑病、ナミハダニなどが多発
する恐れがありますので、発生予察情報と観察を重視し早期発見、早期
防除を徹底します。降雨が多く、散布作業が難しい時期ですが、散布間
隔を守りましょう。
【 斑 点 落 葉 病 : 新 梢 葉 の 被 害 ( 展 葉 し て 間 も な い 新 梢 先 端 部 で 多 発 す る )】
【褐斑病:被害葉と病斑
( 黄 化 葉 お よ び 緑 色 葉 の 褐 色 病 斑 と も 本 病 に よ る )】
【ナミハダニ:雌成虫と卵】
◇ 写 真 :【 社 団 法 人
岩手県植物防疫協会】発行
「い わ て 農 作 物 病 害 虫 図 鑑 」( Ⅱ ) リ ン ゴ ・ 桑 編 よ り
【 わ い 性 樹 の 樹 冠 下 は 、 葉 へ の 養 水 分 が 供 給 で き る よ う に す る 。】
【 不 要 な 徒 長 枝 を 除 去 す る 。】
【 果 実 周 辺 の 葉 に 光 を 十 分 に 当 て る 。】
7 月半ばを過ぎると、仕上げ摘果も終わり、これからは果実の肥大を
促し、品質を高める重要な時期となります。そのため葉や果実を病害虫
から守り、日当たりをよくして葉の光合成能力を高めるとともに下草は
早めに刈り取り、養水分の供給が潤沢にできるよう管理する必要があり
ます。