第 35 回比較眼科学会年次大会を終えて

第 35 回比較眼科学会年次大会を終えて
2015 年 7 月 25 日及び 26 日の 2 日間、神奈川県藤沢市にあります武田薬品湘南
研究所に於いて第 35 回比較眼科学会年次大会を開催致しました。約 250 名の参
加を頂き、盛会のうちに無事終了することができました。
開催 1 週間前には台風 12 号が関東地方に近づく恐れがあるとの天気予報があり、
参加の先生方に無事に来て頂けるか心配しておりましたが、心配をよそに 2 日
間共に真夏の太陽が照りつける猛暑の中での開催となりました。
今回の年次大会は基礎と臨床の融和を意識して開催致しました。ACVO 認定医の
Dr. Plummer からは緑内障の基礎と臨床の最新知見を、同じく ACVO 認定医の辻
田先生からはご経験に基づいた日本の眼科専門教育に関するお話を、岐阜薬科
大学の原先生には青色 LED 光の網膜光障害のメカニズムについてのご講演を頂
きました。また、基礎部会及び臨床部会の各セッション並びに一般演題もすば
らしい内容のご発表ばかりで、会場の先生方との質疑も非常に活発に行われ、
冷房の効いた会場も熱気に溢れておりました。
今回は武田薬品の従業員が大会の企画から当日の運営までを裏方として支えま
したが、何分不慣れな仕事でしたので、色々と行き届かなかった面があり、参
加した先生方にはご不便をおかけしたことと存じます。この場を借りましてお
詫び申し上げます。
この年次大会が今後の皆さまの研究活動及び診療活動、並びに比較眼科学の
益々の発展に繋がることができましたら幸いです。
第 35 回比較眼科学会年次大会長
大塚 博比古