土地改良区○○事業非農地受益者賦課規程例(島根県の例) (趣 旨) 第1条 この規程は、土地改良区が行う国営OO(県営OO)事業にかかる施設管理事業 によって利益を受ける土地改良区の地区内の土地以外の土地を所有権その他の権原に基 づき使用及び収益する者(以下「非農地受益者」という。)に対して定款第 24 条の2の 規定により経費を賦課徴収するに必要な事項を定めるものとする。 (賦課対象となる土地) 第2条 この規程に定める賦課対象の範脚は、国営OO(県営OO)土地改良事業計画に 定める排水施設に係る維持管理事業施行地域内の土地改良区の地域内の土地以外の次の 各号に掲げる土地とする。 1 廃水に係る費用にあっては、廃水を排出するもの 2 雨水に係る費用にぁっては、賦課対象となる土地につき権原に基づき使用及び収益 する者 (賦課対象の範囲) 第3条 賦課の対象の範囲は、前条各号に掲げる土地及び廃水の排出につき権原を有する 非農地受益者とする。 (賦課対象とする事業) 第4条 経費の賦課の対象とする事業は、第2条に規定する土地等に係る定款第 24 条の2 第1項第1号に基づく次に掲げる維持管理事業をいう。 1 排水施設排水機の運転による排水及び排水路その他付帯施設の機能の維持による 受益地全域の保全 (賦課対象となる費用の総額の算出方法) 第5条 非農地受益者に賦課する費用の総額は、定款第 24 条第1項の規定により、予算に 定める次に掲げる施設ごとの維持管理費の総額を土地改良区の地域内の農地と第2条 に規定する土地の総地積及び廃水の排出量の割合により振り分け算出するものとする。 1 排水機場の場合 イ 排水機場の運転に係る電力料(基本及び使用電力料)、管理費、軽易な塗装を 含む維持費。 ロ 家庭雑廃水及び工場排水受け入れにより生ずる掛り増し経費。 ハ 雨水に係る費用は、土地の態様(農地、宅地の別}に応じた水路ヘの排出量を 基準として振り分けられた宅地(湛水被害を免れる等著しい利益を受ける)に係 る部分の額。 2 排水路の場合 イ 排水路及び遊水池のへドロの浚渫、ゴミ、藻類の除去費用その他軽易な補修費 用のほか、電気保安協会の委託費用等。 -1- ロ 家庭雑廃水及び工場排水受け入れにより生ずる掛り増し経費(へドロ、ゴミ等 の浚渫、藻類の除去、門扉の塗装等の補修費用の増分)。 ハ 雨水に係る費用は、土地の態様(農地、宅地の別)に応じた水路ヘの排出量を 基準として振り分けられた宅地(当該排水路の維持管理により著しい利益を受け る)に係る部分の額。 (個別受益者ヘの賦課基準) 第6条 個別受益者に対する賦課基準及び経費の賦課は、前条に規定する賦課すべき費用 に充てるためその受益地内の土地につき予算に定める基準により非農地受益者に地積及 び排水量割に賦課する。 (賦課徴収の方法) 第7条 前条に規定する賦課金の納入時期、定款第 27 条の規定により総会(総代会)で定 める。また、滞納の場合には、定款第 29 条及び定款第 30 条に規定する督促及び過怠金並 びに土地改良法第 39 条の規定により徴収する。 (権利の承継) 第8条 第3条に規定するものが、権利の目的たる土地の全部又は一部について、その資 格を継承等した場合には、土地改良区が有するこの規程に関する権利義務は、その権利 を 継承等により取得した非農地受益者に移転する。 (土地改良区の処分についての不服申立て) 第9条 土地改良区がこの規程によってした処分については、行政不服審査法第6条第1 項の規定により異議申立てをできるものとし、その異議申立て期間は、処分のあったこ とを知った日の翌日から起算して 30 日以内とする。 附 則 この規程は、平成 年 月 日より施行する。 ※その他、服務に関する規程,賦課・徴収規程等、改良区の実状に応じて定めるもの とする。 -2-
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