インストール ガイド - Qlik | Help

インストール ガイド
Qlik® Sense
1.1
Copyright © 1993-2015 QlikTech International AB. 無断複写・転載を禁じます。
Copyright © 1993-2015 QlikTech International AB.All rights reserved.
Qlik®、QlikTech®、Qlik® Sense、QlikView®、Sense™ および Qlik のロゴは、QlikTech
International AB の商標で、複数の国で登録されています。本書で言及されている他の商標は、それぞ
れの所有者の商標です。
目次
1 Qlik Sense の概要
7
1.1 Qlik Sense でできること
7
1.2 Qlik Sense の仕組み
7
アプリ モデル
連想的エクスペリエンス
コラボレーションとモビリティ
1.3 Qlik Sense の実装方法
7
7
7
7
Qlik Sense Desktop
Qlik Sense
Qlik Sense カスタム コネクタ
1.4 Qlik Sense サイトの管理方法および監視方法
8
8
8
8
1.5 Qlik Sense の拡張とユーザー独自の目的への適応
8
拡張とマッシュアップ機能の構築
クライアントの構築
サーバー ツールの構築
他のデータ ソースへの接続
Qlik Sense 開発者用ヘルプ サイトの参照
2 Qlik Sense インストール ガイドの概要
8
8
8
9
9
10
2.1 Qlik Sense のシステム要件
10
2.2 Qlik Sense 対応ブラウザ
11
Qlik Sense 対応ブラウザ
2.3 関連マニュアル
11
12
2.4 サポート サービス
12
2.5 Qlik Sense インストールに含まれるもの
13
デスクトップ アイテムとスタート メニュー アイテム
機能とサービス
リポジトリ データベース
サンプル、アプリ、ログ
ヘルプの使用方法
3 Qlik Sense 実装の計画
3.1 アーキテクチャ
サービス
Qlik Sense Repository Service
パス
ファイル
Qlik Sense Repository Database
パス
ファイル
Qlik Sense Proxy Service
パス
ファイル
Qlik Sense Scheduler Service
パス
ファイル
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
13
13
13
13
14
15
15
15
16
16
16
17
18
18
18
18
19
19
19
19
3
目次
Qlik Sense Engine Service
パス
ファイル
3.2 実装
20
20
20
21
実装シナリオ
シングル ノード サイト
既定の Qlik Sense インストールのポート
3.3 設定ワークフロー
21
22
22
25
シングル ノード サイト設定のワークフロー
4 Qlik Sense のインストール
25
26
4.1 インストールの前提条件
26
4.2 Qlik Sense 設定ファイルの入手
26
4.3 クイック インストールの実施
26
4.4 カスタム インストールの実施
28
5 Qlik Sense インストールの設定
32
5.1 ユーザー ディレクトリへの Qlik Sense の接続
32
5.2 ユーザーへのライセンスの割り当て
32
5.3 Qlik Sense での HTTPS と認証の使用法
33
5.4 アプリを作成して開くには
33
5.5 ストリーム、アプリ、公開での作業
33
5.6 ライセンスの管理
34
ライセンスのアクティブ化
5.7 ユーザー アクセス権の管理
34
35
通常のユーザー管理プロセス
ユーザー アクセスの割り当て
ユーザー ディレクトリ コネクタの追加
ユーザーに管理者ロールを追加
6 Qlik Sense のメンテナンス
35
36
36
38
40
6.1 Qlik Sense の変更
40
6.2 Qlik Sense の修復
41
6.3 Qlik Sense のアンインストール
42
7 Qlik Sense のアップグレード
44
7.1 アップグレードの前提条件
44
7.2 クイック メジャー アップグレードの実施
44
7.3 カスタム メジャー アップグレードの実施
46
7.4 マイナー アップグレードの実施
48
8 サイレント操作
50
8.1 サイレント インストール
50
サイレント インストールの実施
構文
オプション
8.2 サイレント変更
50
50
50
52
サイレント変更の実施
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
52
4
目次
構文
オプション
8.3 サイレント修復
52
52
53
サイレント修復の実施
構文
オプション
8.4 サイレント アンインストール
53
54
54
54
サイレントアンインストールの実施
構文
オプション
8.5 サイレント メジャー アップグレード
54
55
55
55
サイレント変更の実施
構文
オプション
8.6 サイレント マイナー アップグレード
55
55
56
57
マイナー アップグレードの実施
構文
オプション
9 トラブルシューティング
57
57
57
58
9.1 インストールの後、1 つ以上の Qlik Sense サービスが起動しませんでした。
58
9.2 QMC を開くと、空白ページが表示されます。
59
9.3 ハブまたは QMC を閲覧しようとすると、Windows のダイアログが表示される
60
9.4 ハブや QMC のアイコンが正しく表示されない
60
9.5 信頼できないプロキシ SSL 接続/証明書
60
9.6 Safari 7 Webブラウザの使用時に、ハブにアクセスできない
61
9.7 iPad からハブにアクセスできない
61
9.8 QMC を開けない
61
9.9 [400 Bad request (400 不正な要求)] と表示される
62
9.10 [403 Forbidden (403 拒否)] と表示される
62
9.11 [404 Not found (404 見つかりません)] と表示される
62
9.12 [405 Method not allowed (405 許可されていない方法)] と表示される
62
9.13 ハブにはアクセスできるが、ストリームが表示されない
63
9.14 ハブにはアクセスできるが、希望するストリームが表示されない
63
9.15 スタート ページで、エンジン、リポジトリ、プロキシ、スケジューラの横に数字が
表示される
63
9.16 ショートカットで QMC またはハブをロードできない
63
9.17 ユーザー アカウントの変更
64
9.18 [Internal server error 500 (内部サーバー エラー 500)] と表示される
64
9.19 QMC を起動すると、[Unable to get the custom properties definitions (カスタム
プロパティの定義を取得できません)] と表示される
64
9.20 再作成したノードがオンラインにならない
65
10 カスタム コネクタのインストール
10.1 必要なファイル
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
66
66
5
目次
10.2 インストール手順
66
10.3 Qlik Sense 対応でないコネクタの使用
67
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
6
1 Qlik Sense の概要
1
Qlik Sense の概要
Qlik Sense はデータ分析のプラットフォームです。Qlik Sense があれば、データの分析や発見を独自に
行うことができ、複数のグループや組織の間で知識を共有し、データ分析をすることも可能です。Qlik
Sense ではユーザーが自問自答しながら、洞察を深めることができます。また、Qlik Sense なら、同僚
と共同で意思決定を行うことも可能です。
1.1
Qlik Sense でできること
一般的なビジネス インテリジェンス (BI) 製品は、すでにわかっている質問に答えるためのサポートを
提供します。しかし、フォローアップの質問をはじめ、レポートやビジュアライゼーションから派生し
た質問については、どうでしょうか?Qlik Sense を使用すれば、連想的なエクスペリエンスを駆使して
相次ぐ質問に回答し、必要な洞察に到達することができます。Qlik Sense では、簡単なクリック操作で
自由にデータを探索し、各ステップで学びながら、それまでの発見に基づいて次のステップに進むこと
ができます。
1.2
Qlik Sense の仕組み
Qlik Sense は、情報のビューを迅速に生成します。Qlik Sense では、事前定義の静的レポートが不要
で、他のユーザーに依存することもありません。簡単なクリック操作でデータについて学べます。Qlik
Sense はクリックするたびに即座に反応し、選択内容に基づき計算し直したデータでビジュアライゼー
ションとビューを更新します。
アプリ モデル
巨大なビジネス アプリケーションを実装し管理する代わりに、再利用、変更、他のユーザーとの共有が
可能な独自の Qlik Sense アプリを作成することができます。アプリ モデルを使用すれば、専門家から
新しいレポートやビジュアライゼーションを入手する必要がなく、その都度、自問自答することで次の
ステップを見出すことができます。
連想的エクスペリエンス
Qlik Sense は、データ内のすべての関係を自動的に管理し、green/white/gray のメタファーを使用
して情報を表示します。選択した値は緑色でハイライトされ、関連性のあるデータは白、除外 (関連性
のない) データはグレーでハイライトされます。こうした迅速なフィードバックにより、新しい疑問に
ついて考え、継続的なデータ探索や発見が可能になります。
コラボレーションとモビリティ
Qlik Sense は、時間や場所に関係なく、同僚とのコラボレーションを可能にします。 連想的エクスペリ
エンスやコラボレーションといった Qlik Sense の機能は、すべてモバイル機器でも利用可能です。Qlik
Sense があれば、どこにいても自問自答し、同僚からのフォローアップ質問に答えることができます。
1.3
Qlik Sense の実装方法
Qlik Sense の実装には、Qlik Sense Desktop と Qlik Sense の 2 種類の方法があります。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
7
1 Qlik Sense の概要
Qlik Sense Desktop
これはインストールが容易な単一ユーザー向けのバージョンで、通常はローカル コンピュータにインス
トールされます。
Qlik Sense
これは Qlik Sense サイトの実装に使用するエンタープライズ バージョンです。サイトは、共通の論理
リポジトリまたは中央ノードに接続している 1 つまたは複数のサーバー コンピュータの集合体です。
Qlik Sense カスタム コネクタ
カスタム コネクタは、一般的な Qlik Sense インストールではサポートしていないデータソースから
データを取得するために使用されます。
1.4
Qlik Sense サイトの管理方法および監視方法
Qlik Management Console (QMC) があれば、簡単かつ直感的な方法で Qlik Sense サイトを構成、管
理、監視できます。ライセンスやアクセス、セキュリティ ルールの管理、ノードやデータ ソース接続の
設定、コンテンツとユーザーなどの多くのアクティビティとリソースの同期が可能です。
Qlik Deployment Console では、クラウド環境で実装する Qlik Sense サイトを構築、管理できます。
1.5
Qlik Sense の拡張とユーザー独自の目的への適応
Qlik Sense には、独自の拡張機能を開発して、さまざまな目的に合わせて Qlik Sense を適応することを
可能にする柔軟な API と SDK が搭載されています。
拡張とマッシュアップ機能の構築
ここでは JavaScript を使用して Web 開発を行い、Qlik Sense アプリで拡張機能 (カスタム ビジュアラ
イゼーション) を構築できます。例えば、Mashup workbench を使用すると、Qlik Sense コンテンツで
Web サイトを構築できます。
Qlik Sense Workbench を使用する場合は、Qlik Sense Desktop をインストールする必要
があります。
クライアントの構築
クライアントを .NET で構築し、Qlik Sense オブジェクトを独自のアプリケーションに埋め込むことが
できます。Qlik Engine API を使用して、WebSocket 通信を取り扱うことのできる任意のプログラミン
グ言語でネイティブ クライアントを構築することもできます。
サーバー ツールの構築
サービスとユーザー ディレクトリ API を使うと、Qlik Sense サイトを管理するための独自のツールを構
築できます。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
8
1 Qlik Sense の概要
他のデータ ソースへの接続
Qlik Sense コネクタを作成して、カスタム データ ソースからデータを取得できます。
Qlik Sense 開発者用ヘルプ サイトの参照
独自の拡張機能とツールの開発に SDK および API を使用する方法については、Qlik Sense 開発者用サ
イトを参照してください。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
9
2 Qlik Sense インストール ガイドの概要
2
Qlik Sense インストール ガイドの概要
このガイドでは、Qlik Sense サイト実装の計画方法、設定および使用方法について説明しています。ま
た、インストールの更新、修復、変更など、インストールのメンテナンス方法についても説明していま
す。
Qlik Sense のインストールを開始する前に、以下を確認してください。
l
Qlik Sense のシステム要件 (10ページ)
l
Qlik Sense 対応ブラウザ (11ページ)
l
関連マニュアル (12ページ)
l
サポート サービス (12ページ)
2.1
Qlik Sense のシステム要件
このセクションでは、Qlik Sense を正常にインストール稼働させるために、対象システムが満たす必要
がある要件を記載しています。
l
l
プラット
フォーム
l
開発およびテスト目的のみ
l
l
プロセッ
Microsoft Windows Server 2008 R2
Microsoft Windows Server 2012
Microsoft Windows Server 2012 R2
Microsoft Windows 7 (64-bit バージョンのみ)
Microsoft Windows 8.1 (64-bit バージョンのみ)
Multi-core x64 と互換性のあるプロセッサ
サ
(CPU)
最低 8 GB (データ容量によっては、より多くのメモリが必要となる場合があります。
メモリ
Qlik Sense はインメモリ分析技術です。Qlik Sense 製品のメモリ要件は、分析される
データ量に直接関係しています。
ディスク
インストールには計 500 MB が必要
空き容量
セキュリ
ティ
l
l
l
.NET フ
Microsoft Active Directory
Microsoft Windows Integrated Authentication
サードパーティ製セキュリティ ソフトウェア
4.5.1
レーム
ワーク
リポジト
PostgreSQL (同梱)
リ デー
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
10
2 Qlik Sense インストール ガイドの概要
タベース
PostgreSQL は、Postgres とも呼ばれる、オープンソースのオブジェクト リレーショナ
ル データベースの管理システムです。無料/オープン ソース ソフトウェア ライセンスで
ある、PostgreSQLライセンス下でリリースされています。
インター
IPv4
ネット
プロトコ
ル
2.2
Qlik Sense 対応ブラウザ
Qlik Sense 対応ブラウザ
Qlik Sense は、以下のプラットフォームと Web ブラウザの組み合わせで動作するよう設計されていま
す。
Microsoft Windows 7, 8.1; Windows Server 2008 R2, 2012:
l
l
l
Google Chrome
Microsoft Internet Explorer10 or higher
Mozilla Firefox (ハードウェア アクセラレーションが必要。仮想環境に
は対応していません)
Apple Mac OS X:
Qlik
Management
l
Console (QMC)
l
l
Apple Safari バージョン 6.1 以降
Google Chrome
Mozilla Firefox (ハードウェア アクセラレーションが必要。仮想環境に
は対応していません)
デスクトップ、ノートPC、Apple Mac の最小画面解像度は、
1024x768 です。QMC はタブレットや iPad をサポートしていま
せん。
Microsoft Windows 7, 8.1; Windows Server 2008 R2, 2012:
l
l
l
Google Chrome
Microsoft Internet Explorer 10 以降
Mozilla Firefox (ハードウェア アクセラレーションが必要。仮想環境に
は対応していません)
Qlik Sense (ハブ)
Apple Mac OS X 10.7 and higher:
l
l
l
Apple Safari バージョン 6.1 以降
Google Chrome
Mozilla Firefox (ハードウェア アクセラレーションが必要。仮想環境に
は対応していません)
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
11
2 Qlik Sense インストール ガイドの概要
iOS: 最新 iOS を使用している iPad 2 以降の iPad および iPhone 5 以降の
iPhone (タブレット デバイスは、スクリプト編集には対応していません)
l
Apple Safari バージョン 6.1 以降
Android: 4.1.4 (Jelly Bean) 以降 (タブレット デバイスは、スクリプト編集
には対応していません)
l
Google Chrome
Windows Phone 8.1
l
Microsoft Internet Explorer 10 以降
デスクトップ、ノート PC、タブレットの最小画面解像度は、
1024x768 です。小型画面: 320x568
2.3
関連マニュアル
Qlik Sense では以下のマニュアルもご利用いただけます。
l
l
l
サーバーの実装および構成: Qlik Sense について説明し、アーキテクチャ、セキュリティ、ロ
グ、ライセンスの参照情報を提供します。
Qlik Sense サイトの管理:共通または反復して実行されるサイト関連手順の実施方法について説
明しています。
Qlik Management Console (QMC) ヘルプ:手順など QMC ユーザー インターフェイスについて
説明しています。
マニュアルは help.qlik.com からダウンロードできます。
2.4
サポート サービス
製品サポートや特別なトレーニング、アプリケーション開発に関するご相談については、Qlik までお問
い合わせください。サポート サービスの連絡先に関する最新情報は、Qlik の Web サイトを参照してく
ださい。
www.qlik.com
グローバル本社:
Qlik
150 N. Radnor Chester Road
Suite E220
Radnor, PA 19087
USA
電話: +1 (888)828-9768
Fax: +1 (610) 975-5987
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
12
2 Qlik Sense インストール ガイドの概要
その他の地域の連絡先については、Qlik のホームページをご覧ください (上記)。
2.5
Qlik Sense インストールに含まれるもの
このトピックでは、代表的な Qlik Sense インストールに含まれているアイテムすべてについて説明しま
す。
デスクトップ アイテムとスタート メニュー アイテム
Qlik Sense のインストール後、2 つのショートカットをデスクトップと [スタート] ボタン ([スタート]
> [すべてのプログラム] ) から利用できるようになります。
l
l
Qlik Sense ハブのショートカット
ハブが Qlik Sense 実行の開始点になります。ここにはアクセス権のある Qlik Sense アプリがす
べて表示されます。
Qlik Management Console のショートカット
Qlik Management Console (QMC) は Web ベースのアプリケーションで、Qlik Sense サイトの
設定と管理を行います。
機能とサービス
Qlik Sense Repository Service (QRS) は、Qlik Sense のインストールに必ず含まれています。その他
の機能は、設定プロセス中に選択します。すべての機能では、実行可能なファイルが
%ProgramFiles%\Qlik にインストールされています。
リポジトリ データベース
既定の Qlik Sense インストールでは、Qlik Sense Repository Database (QRD) サービスが Qlik Sense
Repository Service (QRS) 用に作成されます。QRS が QRD に接続して、リポジトリ データベースの
データの読み取り/書き込みを行います。既定では、PostgreSQL データベースが使用されます。
QRD は、%ProgramFiles%\Qlik\Sense\Repository\PostgreSQL\[VersionNumber]\bin にある
PostgreSQL 実行可能ファイルを生成します。
サンプル、アプリ、ログ
Qlik Sense インストールにはいくつかのサンプル ファイルが含まれています。これらは
%ProgramData%\Qlik\Examples に保存されています。たとえば、拡張コード例がいくつか
Extensions サブフォルダにインストールされています。
既定のQlik Sense インストール環境には、使用可能な 2 つのサンプル アプリが含まれています。それら
は %ProgramData%\Qlik\Sense\Repository\DefaultApps にインストールされ、QMC を通じて直
接アクセスすることもできます。
l
License Monitor.qvf
l
Operations Monitor.qvf
インストールされている機能のログは、%ProgramData%\Qlik\Sense\Log にあります。インストー
ル ログは、環境変数 %temp% でアクセスできる temp フォルダにあります。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
13
2 Qlik Sense インストール ガイドの概要
ヘルプの使用方法
Qlik Sense の実装、管理、使用、拡張でヘルプが必要な場合は、まず、Qlik Sense オンライン ヘルプを
ご覧ください。Qlik Sense のすべての面に関するトピックと基本的なチュートリアルが含まれていま
す。
≤ Qlik Sense オンライン ヘルプ ポータルにアクセスするには、ブラウザに URL (help.qlik.com) と
入力してください。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
14
3 Qlik Sense 実装の計画
3
Qlik Sense 実装の計画
本セクションでは、Qlik Sense のアーキテクチャを簡単にご紹介します。アーキテクチャの詳細な説明
は、サーバーの実装および構成 を参照してください。
Qlik Sense サイトを正しくインストールして実行するためには、対象システムが要件を満たしている必
要があります。
参照項目: Qlik Sense のシステム要件 (10ページ).
3.1
アーキテクチャ
Qlik Sense は Qlik Sense サイトを実装するために使用されます。 Qlik Sense のサイトは、共通の論理
リポジトリあるいは中央ノードに接続された 1 つ以上のノード (サーバーマシン) の集まりです。
Qlik Sense サイトは、システム レジリエンスを増強させ、メンテナンスを削減し、実装の柔軟性を増強
させる分散アーキテクチャとして設計されています。
サービス
Qlik Senseサービスは、Qlik Sense サイト アーキテクチャの土台となります。サービスは、実装目的に
見合ったさまざまな方法で実装できます。
Qlik Sense サービスは次のとおりです。
l
l
l
l
l
Qlik Sense Repository Service (QRS) は、Qlik Sense アプリ、ライセンス、セキュリティ、
サービス構成データの持続性と同期を管理します。QRS はリポジトリ データベースに接続し、
Qlik Sense アプリを起動および提供するその他すべての Qlik Sense サービスで必要とされま
す。QRS は、マルチノードの Qlik Sense サイト内で使用される同期化も管理します。さらに、
QRS には Qlik Sense アプリの構造およびバイナリ ファイル (ローカル ファイル システムに保存
されているアプリのデータ) へのパスが保存されています。
既定の Qlik Sense インストールでは、Qlik Sense Repository Database (QRD) サービスが Qlik
Sense Repository Service (QRS) 用に作成されます。QRS が QRD に接続して、リポジトリ
データベースのデータの読み取り/書き込みを行います。既定では、PostgreSQL データベースが
使用されます。
Qlik Sense Proxy Service (QPS) は、Qlik Sense サイトの認証、セッション ハンドリング、負荷
分散を管理します。
Qlik Sense Scheduler Service (QSS) は、Qlik Sense アプリのスケジューリングされたリロード
や、その他のタスク イベントに基づきトリガーされるその他のタイプのリロード (タスク チェー
ンなど) を管理します。
Qlik Sense Engine Service (QES) は、すべてのアプリケーションの計算とロジックを取り扱う
アプリケーション サービスです。
Qlik Sense サービスには以下に示す依存関係があります。
l
ユーザー: Qlik Sense サービスをインストールし、実行するユーザーは、そのコンピュータの
ローカル管理者である必要があります。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
15
3 Qlik Sense 実装の計画
l
l
l
l
リポジトリ データベース:QRS はリポジトリ データベースに接続して、QRS が実行されている
ノードでの Qlik Sense サービスに必要なデータを保存、取得します。 既定の Qlik Sense インス
トールでは、Qlik Sense Repository Database (QRD) サービスが Qlik Sense Repository
Service (QRS) 用に作成されます。QRS が QRD に接続して、リポジトリ データベースのデータ
の読み取り/書き込みを行います。既定では、PostgreSQL データベースが使用されます。
ファイル システム:ファイル システムには、Qlik Sense アプリのためのバイナリ ファイルが含
まれています。
ディレクトリ サービス:QRS および QPS は、LDAP や ODBC などを使用して、設定済みのディ
レクトリ サービス (Microsoft Active Directory など) と通信します。
サービスの起動と再起動
Qlik Sense の規定のインストール環境では、Qlik Sense Repository Service (QRS) は、Qlik
Sense Repository Database (QRD) が実行されているかどうかに依存します。つまり、QRD は
起動する最初の Qlik Sense サービスでなければならず、サーバーの実装および構成 ドキュメン
トの「Qlik Sense サイトの復元」で説明されている通り、セントラル ノードを復元するとき以外
は停止してはなりません。残りのサービスは、どんな順序でも開始できます。
Qlik Sense Repository Service
Qlik Sense Repository Service (QRS) は、Qlik Sense アプリ、ライセンス、セキュリティ、サービス
構成データの持続性と同期を管理します。QRS はリポジトリ データベースに接続し、Qlik Sense アプ
リを起動および提供するその他すべての Qlik Sense サービスで必要とされます。QRS は、マルチノー
ドの Qlik Sense サイト内で使用される同期化も管理します。さらに、QRS には Qlik Sense アプリの構
造およびバイナリ ファイル (ローカル ファイル システムに保存されているアプリのデータ) へのパスが
保存されています。
既定の Qlik Sense インストール環境では、Qlik Sense Repository Service (QRS) は、Qlik
Sense Repository Database (QRD) が実行されている必要があります。つまり、QRD は
起動する最初の Qlik Sense サービスでなければならず、ガイド『サーバーの実装および構
成』の「Qlik Sense サイトの復元」で説明されている通り、セントラル ノードを復元する
とき以外は停止してはなりません。Qlik Sense の残りのサービスは、どんな順序でも開始で
きます。
このセクションでは、パスとファイルの観点から QRS について説明しています。
パス
下の表は、Qlik Sense Repository Service (QRS) によって使用されるパスの一覧です。
実行可能ファイル
%ProgramFiles%\Qlik\Sense\Repository\Repository.exe
データ
%ProgramData%\Qlik\Sense\Repository
ファイル
本セクションでは、Qlik Sense Repository Service (QRS) で使用されるファイルを一覧表示していま
す。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
16
3 Qlik Sense 実装の計画
リポジトリ データベース
リポジトリ データベース関連のファイルはすべて、以下に定義するフォルダに保存されます。
パス: %ProgramData%\Qlik\Sense\Repository\PostgreSQL
Qlik Sense の既定インストールの場合、リポジトリ·データベースは、そのリポジトリ用に
特別に独自のデータベースクラスタを実行している PostgreSQL の特定のインスタンスで
す。マスター QRS によってサポートされているデータベースについては、「Qlik Sense の
システム要件 (10ページ)」を参照してください。
ログ
パス: %ProgramData%\Qlik\Sense\Log\Repository
ファイル
説明
<マシン名>_Application_Repository_<タイムスタンプ>.txt
リポジトリ アプリケーション
ログ
<マシン名>_Audit_Repository_<タイムスタンプ>.txt
リポジトリ監査ログ
<マシン名>_License_Repository_<タイムスタンプ>.txt
リポジトリ ライセンス ログ
<マシン名>_ManagementConsole_Repository_<タイムスタン
リポジトリ管理コンソール ロ
グ
プ>.txt
<マシン名>_Performance_Repository_<タイムスタンプ>.txt
リポジトリ パフォーマンス ロ
グ
<マシン名>_Security_Repository_<タイムスタンプ>.txt
リポジトリ セキュリティ ログ
<マシン名>_Synchronize_Repository_<タイムスタンプ>.txt
リポジトリ同期ログ
<マシン名>_System_Repository_<タイムスタンプ>.txt
リポジトリ システム ログ
<マシン名>_UserManagement_Repository_<タイムスタンプ
リポジトリ ユーザー管理ログ
>.txt
Qlik Sense Repository Database
既定の Qlik Sense インストールでは、Qlik Sense Repository Database (QRD) サービスが Qlik Sense
Repository Service (QRS) 用に作成されます。QRS が QRD に接続して、リポジトリ データベースの
データの読み取り/書き込みを行います。既定では、PostgreSQL データベースが使用されます。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
17
3 Qlik Sense 実装の計画
Qlik Sense の規定のインストール環境では、Qlik Sense Repository Service (QRS) は、
Qlik Sense Repository Database (QRD) が実行されているかどうかに依存します。つま
り、QRD は起動する最初の Qlik Sense サービスでなければならず、『Qlik Sense サーバー
リファレンス マニュアル』の「Qlik Sense サイトの復元」で説明されている通り、セント
ラル ノードを復元するとき以外は停止してはなりません。Qlik Sense の残りのサービス
は、どんな順序でも開始できます。
このセクションでは、パスとファイルの観点から QRD について説明しています。
パス
下表は、Qlik Sense Repository Database (QRD) サービスによって使用されるパスの一覧です。
実行可能
QRD は、次の場所 (%ProgramFiles%\Qlik\Sense\Repository\PostgreSQL\
ファイル
[VersionNumber]\bin) に PostgreSQL 実行可能ファイルを生成します。
データ
%ProgramData%\Qlik\Sense\Repository\PostgreSQL
ファイル
本セクションでは、Qlik Sense Repository Service (QRS) サービスで使用されるファイルを一覧表示し
ています。
リポジトリ データベース
リポジトリ データベース関連のファイルはすべて、以下に定義するフォルダに保存されます。
パス: %ProgramData%\Qlik\Sense\Repository\PostgreSQL\<database version>
Qlik Sense の既定インストールの場合、リポジトリ·データベースは、そのリポジトリ用に
特別に独自のデータベースクラスタを実行している PostgreSQL の特定のインスタンスで
す。マスター QRS によってサポートされているデータベースについては、「Qlik Sense の
システム要件 (10ページ)」を参照してください。
ログ
QRD サービスのログはありません。
Qlik Sense Proxy Service
Qlik Sense Proxy Service (QPS) は、Qlik Sense サイトの認証、セッション ハンドリング、負荷分散を
管理します。
このセクションでは、パスとファイルの観点から QPS について説明しています。
パス
下の表は、Qlik Sense Proxy Service (QPS) によって使用されるパスの一覧です。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
18
3 Qlik Sense 実装の計画
実行可能ファイル
%ProgramFiles%\Qlik\Sense\Proxy\Proxy.exe
データ
%ProgramData%\Qlik\Sense\Proxy
ファイル
本セクションでは、Qlik Sense Proxy Service (QPS) で使用されるファイルを一覧表示しています。
構成
パス: %ProgramData%\Qlik\Sense\Proxy
ファイル
説明
app.settings
プロキシ設
定。サービス
の初回実行時
に作成。
ログ
パス: %ProgramData%\Qlik\Sense\Log\Proxy
ファイル
説明
<マシン名>_Audit_Proxy_<タイムスタンプ>.txt
プロキシ監査ログ
<マシン名>_Performance_Proxy_<タイムスタンプ>.txt
プロキシ パフォーマンス ログ
<マシン名>_Security_Proxy_<タイムスタンプ>.txt
プロキシ セキュリティ ログ
<マシン名>_System_Proxy_<タイムスタンプ>.txt
プロキシ システム ログ
Qlik Sense Scheduler Service
Qlik Sense Scheduler Service (QSS) は、Qlik Sense アプリのスケジューリングされたリロードや、そ
の他のタスク イベントに基づきトリガーされるその他のタイプのリロード (タスク チェーンなど) を管
理します。
このセクションでは、パスとファイルの観点から QSS について説明しています。
パス
下の表は、Qlik Sense Scheduler Service (QSS) によって使用されるパスの一覧です。
実行可能ファイル
%ProgramFiles%\Qlik\Sense\Scheduler\Scheduler.exe
データ
-
ファイル
本セクションでは、Qlik Sense Scheduler Service (QSS) で使用されるファイルを一覧表示していま
す。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
19
3 Qlik Sense 実装の計画
ログ
パス: %ProgramData%\Qlik\Sense\Log\Scheduler
ファイル
説明
<マシン名>_Application_Scheduler_<タイムスタンプ
>.txt
スケジューラー アプリケーション
ログ
<マシン名>_Audit_Scheduler_<タイムスタンプ>.txt
スケジューラー監査ログ
<マシン名>_Performance_Scheduler_<タイムスタンプ
>.txt
スケジューラー パフォーマンス ロ
グ
<マシン名>_Security_Scheduler_<タイムスタンプ>.txt
スケジューラー セキュリティ ログ
<マシン名>_System_Scheduler_<タイムスタンプ>.txt
スケジューラー システム ログ
<マシン名>_TaskExecution_Scheduler_<タイムスタンプ
スケジューラー タスク実行ログ
>.txt
Qlik Sense Engine Service
Qlik Sense Engine Service (QES) は、すべてのアプリケーションの計算とロジックを取り扱うアプリ
ケーション サービスです。
このセクションでは、パスとファイルの観点から QES について説明しています。
パス
下の表は、Qlik Sense Engine Service (QES) によって使用されるパスの一覧です。
実行可能ファイル
%ProgramFiles%\Qlik\Sense\Engine\Engine.exe
データ
%ProgramData%\Qlik\Sense\Engine
ファイル
本セクションでは、Qlik Sense Engine Service (QES) で使用されるファイルを一覧表示しています。
構成
パス: %ProgramData%\Qlik\Sense\Engine
ファイル
説明
Settings.ini
エンジン設定サービスの初回実行時に作成。
ログ
パス: %ProgramData%\Qlik\Sense\Log\Engine
ファイル
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
説明
20
3 Qlik Sense 実装の計画
<マシン名>_Audit_Engine_<タイムスタンプ>.txt
エンジン監査ログ
<マシン名>_Exit_Engine_<タイムスタンプ>.txt
エンジン終了ログ
<マシン名>_Performance_Engine_<タイムスタンプ>.txt
エンジン パフォーマンス ログ
<マシン名>_QixPerformance_Engine_<タイムスタンプ
>.txt
エンジン QIX パフォーマンス ロ
グ
<マシン名>_Session_Engine_<タイムスタンプ>.txt
エンジン セッション ログ
<マシン名>_System_Engine_<タイムスタンプ>.txt
エンジン システム ログ
<マシン名>_Traffic_Engine_<タイムスタンプ>.txt
エンジン トラフィック ログ
3.2
実装
Qlik Sense のサイトは、共通の論理リポジトリあるいは中央ノードに接続された 1 つ以上のノード
(サーバーマシン) の集まりです。
Qlik Sense は、さまざまな多くの方法で実装できます。この インストール ガイド ではシングル ノード
サイトの設定方法について説明します。
参照項目: 他の実装例については、サーバーの実装および構成 を参照してください。
実装シナリオ
本セクションでは Qlik Sense シングル ノード実装シナリオについて説明します。
以下の略語が使用されています。
l
l
l
l
l
Qlik Sense Repository Service (QRS) は、Qlik Sense アプリ、ライセンス、セキュリティ、
サービス構成データの持続性と同期を管理します。QRS はリポジトリ データベースに接続し、
Qlik Sense アプリを起動および提供するその他すべての Qlik Sense サービスで必要とされま
す。QRS は、マルチノードの Qlik Sense サイト内で使用される同期化も管理します。さらに、
QRS には Qlik Sense アプリの構造およびバイナリ ファイル (ローカル ファイル システムに保存
されているアプリのデータ) へのパスが保存されています。
既定の Qlik Sense インストールでは、Qlik Sense Repository Database (QRD) サービスが Qlik
Sense Repository Service (QRS) 用に作成されます。QRS が QRD に接続して、リポジトリ
データベースのデータの読み取り/書き込みを行います。既定では、PostgreSQL データベースが
使用されます。
Qlik Sense Proxy Service (QPS) は、Qlik Sense サイトの認証、セッション ハンドリング、負荷
分散を管理します。
Qlik Sense Scheduler Service (QSS) は、Qlik Sense アプリのスケジューリングされたリロード
や、その他のタスク イベントに基づきトリガーされるその他のタイプのリロード (タスク チェー
ンなど) を管理します。
Qlik Sense Engine Service (QES) は、すべてのアプリケーションの計算とロジックを取り扱う
アプリケーション サービスです。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
21
3 Qlik Sense 実装の計画
l
Qlik Management Console (QMC) は、Qlik Sense サイトの設定および管理のために使用されま
す。
シングル ノード サイト
この実装シナリオでは、シングル ノード上で Qlik Sense の全サービスが実行されます。この種の実装
は、夜間にデータのリロードが実施できる、単一タイムゾーンでの稼働に最適です。
参照項目: 単一ノード サイトの設定方法の例は、シングル ノード サイト設定のワークフロー (25ペー
ジ) を参照してください。
既定の Qlik Sense インストールのポート
下の図は、規定の Qlik Sense インストールで使用されるポートの概要について説明しています。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
22
3 Qlik Sense 実装の計画
図の上付き数字は、以下を参照してください:
1. Qlik Sense Proxy Service (QPS) の認証 (チケット) API。認証 API については、Qlik Sense
Proxy Service API のマニュアルを参照してください。
2. QPS のセッション API。セッション API については、Qlik Sense Proxy Service API のマニュア
ルを参照してください。
3. セッション API を使用するシングル サインオン (SSO) ポータルの例です。利用可能な認証ソ
リューションについては、『サーバーの実装および構成』の「認証ソリューション」のセクショ
ンを参照してください。
4. スレーブの Qlik Sense Scheduler Service (QSS) が Qlik Sense サイトの中央ノードにある場
合、このポートが使用されます。
5. スレーブの QSS が 中央ノード以外のノードにある場合、このポートが使用されます。
下表に、図中のポートの詳細を示します。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
23
3 Qlik Sense 実装の計画
ポー
ト
80
説明
Qlik Sense Proxy Service (QPS) API サービス ポート。
このポートは、クライアント側の HTTP 通信が可能な場合にのみ、使用できま
す。これは、Qlik Management Console (QMC) で管理されています。
443
Qlik Sense Proxy Service (QPS) の既定の API サービス ポート。 このポートは通信に http
を使用します。
ポート 443 は他のソフトウェア (Web サーバーなど) によって使用されることが
あるため、QPS がポート 443 を使用できることを確認してください。
4241
QRS と QRS 間の同期に使用されるマルチ モード サイト内の通信ポート。 このポートは通信
に http を使用します。
4242
Qlik Sense Repository Service (QRS) API サービス ポート。マルチノード サイト内では
QRS と QRS 間の同期用の同期サービス ポートとしても使用されます。 このポートは通信に
http を使用します。
4243
Qlik Sense Proxy Service (QPS) REST サーバー。
4244
Microsoft Windows で NTLM を使用時の Qlik Sense Proxy Service (QPS) における内部認証
モジュール用の既定ポート。 このポートは通信に http を使用します。
4248
オプションの Qlik Sense Proxy Service (QPS) 認証待ち受けポート。Microsoft Windowsで
NTLM を使用するときに QPS の内部認証モジュールで使用されるポート。
このポートは通信に http を使用します。
このポートは、クライアント側の HTTP 通信が可能な場合にのみ、使用できま
す。これは、Qlik Management Console (QMC) で管理されています。
4432
Qlik Sense Repository Database (QRD) の既定の受け入れポートで、Qlik Sense
Repository Service (QRS) からの接続を受け入れるために使用されます。
既定の Qlik Sense インストールでは、Qlik Sense Repository Database (QRD) サービスが
Qlik Sense Repository Service (QRS) 用に作成されます。QRS が QRD に接続して、リポジ
トリ データベースのデータの読み取り/書き込みを行います。既定では、PostgreSQL データ
ベースが使用されます。
4444
このポートには 2 つの機能が備わっています。
l
マルチノード サイト内で非マスター Qlik Sense Repository Service (QRS) がマス
ター QRS から証明書を受信するためにのみ使用するセキュリティ ディストリビュー
ション ポート。通信は常に暗号化されない状態で行われますが、転送される認証パッ
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
24
3 Qlik Sense 実装の計画
ポー
ト
説明
ケージは、パスワードで保護されています。
l
Qlik Sense Repository Service (QRS) ステート ポート。Qlik Sense のサイトで QRS
のステートをフェッチするために使用されます。
http://localhost:4444/status/servicestate を使用してステートをフェッ
チします。
以下のいずれかのステートが返されます。
l
0:初期化。ノードが初期化されると、ノード ステートは他のステートのいず
れかに変更されます。
l
1:インストール済み証明書なし。ノードにインストールされた証明書はあり
ません。証明書および認証パスワードを受け取るまで、ノードはこのステート
に留まります。
l
2:稼働中。ノードは稼働中で、すべての API が初期化済みです。
4747
Qlik Sense Web クライアントとの通信のために Qlik Sense Engine Service (QES) によって
使用されます。通信はセキュア ソケット レイヤー (SSL) を使用して、暗号化されます。ポー
ト番号は、Qlik Management Console (QMC) で設定できます。
5050
Qlik Sense Scheduler Service (QSS) マスター REST エンジン。
5151
Qlik Sense Scheduler Service (QSS) スレーブ REST エンジン。
参照項目: Qlik Sense サービスで使用されるポートの詳細については、「サービス (15ページ)」を参
照してください。
3.3
設定ワークフロー
本セクションでは、単一ノードの Qlik Sense サイトを設定するワークフローについて説明します。
シングル ノード サイト設定のワークフロー
この設定ワークフローでは、単一ノード サイトのインストールについて説明します。
1. Qlik Sense のインストール中に [Quick Install (クイック インストール)] を選択します。
参照項目: クイック インストールの実施 (26ページ).
2. ライセンスをアクティブにします。
参照項目: ライセンスの管理 (34ページ).
3. 自分自身にユーザー アクセス タイプを割り当て、場合によってはその他の管理ユーザーを追加し
ます。
参照項目: ユーザー アクセス権の管理 (35ページ).
参照項目: 単一ノード サイトの詳細については、「シングル ノード サイト (22ページ)」を参照してく
ださい。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
25
4 Qlik Sense のインストール
4
Qlik Sense のインストール
Qlik Sense のインストール中、2 種類のインストールが提示されます。
l
l
4.1
[QUICK INSTALL (クイック インストール)] では、既定の場所にすべてのプログラム機能/
サービスがインストールされます。このインストール オプションは、シングル ノード インス
トールとして、およびサービス/機能がすべて含まれるノードでお勧めします。
[CUSTOM INSTALL (カスタム インストール)] では、インストールするプログラム機能/サー
ビスを選択することが可能です。このインストール オプションは、上級ユーザーや、すべての
サービス/機能を含めないノードの場合に勧めします。
インストールの前提条件
Qlik Sense のインストールを開始する前に、以下を行ってください。
l
インストールを始める前に「Qlik Sense のシステム要件 (10ページ)」をお読みください。
l
インストールを始める前に「Qlik Sense 実装の計画 (15ページ)」をお読みください。
l
l
4.2
ダウンロード サイトから Qlik_Sense_setup.exe をダウンロードしてください。
参照項目: Qlik Sense 設定ファイルの入手 (26ページ).
ユーザー アカウント制御(UAC)が無効であるオペレーティング システムでは、実際にパスワード
を定義した (パスワード欄が空欄になっていない) アカウントを使用している管理者権限でログオ
ンしていることを確認します。
Qlik Sense 設定ファイルの入手
Qlik_Sense_setup.exe ファイルは、www.qlik.com から入手します。登録済みのカスタマ アカウン
トかパートな アカウントを使用してログオンし、[Support (サポート)] > [Downloads (ダウン
ロード)] を選択してから、[Sense] タブを選択します。お使いのコンピュータのフォルダに保存して
ください。
4.3
クイック インストールの実施
クイック インストールでは、既定の場所にすべてのプログラム機能をインストールします。このタイプ
のインストールは、シングル ノード インストールとして、およびサービス/機能がすべて含まれるノー
ドでお勧めします。
次の手順を実行します。
1. Qlik_Sense_setup.exe をダブルクリックして、インストールを開始します。
[Welcome (ようこそ)] ダイアログが表示されます。
2. [QUICK INSTALL (クイック インストール)] をクリックします。
[License agreement (使用許諾契約書)] ダイアログが表示されます。
3. ライセンス使用許諾書を読み、同意する場合は[I accept the license agreement (ライセン
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
26
4 Qlik Sense のインストール
ス使用許諾に同意します)] のチェックボックスをオンにし、[Next (次へ)] をクリックします。
[Repository database super user password (リポジトリ データベースのスーパーユー
ザーのバスワード)] ダイアログが表示されます。
4. Qlik Sense Repository Service データベースのスーパーユーザーのパスワードを作成します。
リポジトリ データベースのスーパーユーザーのパスワードがすでに作成されている場
合は、そのパスワードを入力するよう求められます。
Qlik Sense Repository Service データベースのスーパーユーザーは、Qlik Sense
Repository Service データベースを管理するユーザーを作成します。
パスワードを作成しないで先に進むことは可能ですが、推奨されません。
[Next (次へ)] をクリックします。
[Service Credentials (サービス認証情報)] ダイアログが表示されます。
5. 最上部のチェックボックスを選択して、開始したいサービスのユーザー名と (Windows の) パス
ワードを入力します。
チェックボックスを選択した場合、[Password (パスワード)] は空白のままにしな
いでください。
チェックボックスのチェックマークを外すこともできます (デフォルト)。この場合、ローカル シ
ステム アカウントでサービスを開始することになります。
選択されるユーザーは、ローカル管理者の権限を持っている必要があります。
6. Qlik Sense Repository Service (QRS).のロールを選びます。
中央ノードとしてインストールする場合はチェックボックスのチェックマークを入れたままに
し、同期ノードとしてインストールする場合はチェックマークを外します。
l
中央ノードを選択 (デフォルト):
l
l
l
シングル ノード構成をインストールします。
または
このインストールは、マルチマシン設定のマスターとみなされます。マスターは、
中央リポジトリのデータベースに直接アクセスできます。マスター QRS が中央リ
ポジトリのデータベースとローカル リポジトリのデータベースを同期するので、こ
の 2 つのデータベースには、同じ情報が含まれます。
中央ノードを選択解除:マルチマシン設定のローカル QRS インスタンス。同期ノード上
の QRS インスタンスのみが、稼働中のマシン上のローカル リポジトリのデータベースに
アクセスできます。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
27
4 Qlik Sense のインストール
[Next (次へ)] をクリックします。
[ホスト名] ダイアログが表示されます。
7. 中央ノードは、証明書を使用して他のサーバーと安全に通信します。このマシンに接続するため
に使用する他のマシンと同じ形式でこのマシンにアドレスを指定します。このアドレスは、他の
ノードに証明書をエクスポートするために使用します。リスト内のあらかじめ定義された値の 1
つを選ぶこともできます。
[Next (次へ)] をクリックします。
[Ready to Install (インストール準備完了)] ダイアログが表示されます。
8. インストール完了後、デスクトップ上にショートカットを作成するかどうか、また、Qlik Sense
サービスを自動的に開始するかどうかを選択します。[Install (インストール)] をクリックしま
す。
9. ユーザー アカウント制御 (UAC) が無効の場合、インストールが始まります。
UAC が有効な場合、[User Account Control (ユーザー アカウント制御)] ダイアログが表示
されます。
[Yes (はい)] をクリックすると、インストールが始まります。
進捗状況が表示されます。
10. インストールが完了すると、[Installation summary (インストールの概要)] が表示されま
す。
[Finish (完了)] をクリックすると、[Installation Summary (インストール概要)] が閉じま
す。
インストールが正常に完了しなかった場合、[Installation Failed (インストールに
失敗しました)] のダイアログが表示されます。詳細については、環境変数
%temp% でアクセスできる temp フォルダのインストール ログを参照してくださ
い。
これで、お使いのコンピュータに Qlik Sense が正しくインストールされました。「ライセンスの管理
(34ページ)」に進みます。
4.4
カスタム インストールの実施
このタイプのインストールでは、どの Qlik Sense 機能をインストールするか選択できます。また、イン
ストールする場所も選べます。カスタム インストールは上級ユーザー向けで、インストール先ノードに
サービス/機能の一部のみを含める場合に使用します。
次の手順を実行します。
1. Qlik_Sense_setup.exe をダブルクリックして、インストールを開始します。
[Welcome (ようこそ)] ダイアログが表示されます。
2. [CUSTOM INSTALL (カスタム インストール)] をクリックします。
[License agreement (使用許諾契約書)] ダイアログが表示されます。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
28
4 Qlik Sense のインストール
3. ライセンス使用許諾書を読み、同意する場合は[I accept the license agreement (ライセン
ス使用許諾に同意します)] のチェックボックスをオンにし、[Next (次へ)] をクリックします。
[Installation location (インストールの場所)] ダイアログが表示されます。
4. インストール場所を入力するか、ñ をクリックしてインストール場所を参照することで、イン
ストール パスを指定します。あるいは、自分で決めずに、あらかじめ決められた場所にインス
トールします。
マップされたネットワーク場所にはインストールできません。
有効なインストール パスが定義されている場合、[UNC パスは使用できません]と表
示されます。
インストール パスには次の文字のみを使用できます。a-z、A-Z、0-9
5. 以下からインストールしたい機能を選択します。
l
l
l
l
エンジン:お使いのマシンに Qlik Sense Engine Service (QES) がインストールされま
す。チェックボックスのチェックを外すと、Qlik Sense Engine Service がインストール
から除外されます。
プロキシ:お使いのマシンに Qlik Sense Proxy Service (QPS) がインストールされます。
チェックボックスのチェックを外すと、Qlik Sense Proxy Service がインストールから除
外されます。
スケジューラ:お使いのマシンに Qlik Sense Scheduler Service (QSS) がインストールさ
れます。チェックボックスのチェックを外すと、Qlik Sense Scheduler Service がインス
トールから除外されます。
リポジトリ データベース:お使いのマシンに Qlik Sense Repository Database (QRD) が
インストールされます。チェックボックスのチェックを外すと、Qlik Sense Repository
Database がインストールから除外されます。
[Next (次へ)] をクリックします。
[Repository database super user password (リポジトリ データベースのスーパーユー
ザーのバスワード)] ダイアログが表示されます。
6. Qlik Sense Repository Service データベースのスーパーユーザーのパスワードを作成します。
リポジトリ データベースのスーパーユーザーのパスワードがすでに作成されている場
合は、そのパスワードを入力するよう求められます。
Qlik Sense Repository Service データベースのスーパーユーザーは、Qlik Sense
Repository Service データベースを管理するユーザーを作成します。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
29
4 Qlik Sense のインストール
パスワードを作成しないで先に進むことは可能ですが、推奨されません。
[Next (次へ)] をクリックします。
[Service Credentials (サービス認証情報)] ダイアログが表示されます。
7. 最上部のチェックボックスを選択して、開始したいサービスのユーザー名と (Windows の) パス
ワードを入力します。
チェックボックスを選択した場合、[Password (パスワード)] は空白のままにしな
いでください。
チェックボックスのチェックマークを外すこともできます (デフォルト)。この場合、ローカル シ
ステム アカウントでサービスを開始することになります。
選択されるユーザーは、ローカル管理者の権限を持っている必要があります。
8. Qlik Sense Repository Service (QRS) のロールを選びます。
中央ノードとしてインストールする場合はチェックボックスのチェックマークを入れたままに
し、同期ノードとしてインストールする場合はチェックマークを外します。
l
中央ノードを選択 (デフォルト):
l
l
l
シングル ノード構成をインストールします。
または
このインストールは、マルチマシン設定のマスターとみなされます。マスターは、
中央リポジトリのデータベースに直接アクセスできます。マスター QRS が中央リ
ポジトリのデータベースとローカル リポジトリのデータベースを同期するので、こ
の 2 つのデータベースには、同じ情報が含まれます。
中央ノードを選択解除:マルチマシン設定のローカル QRS インスタンス。同期ノード上
の QRS インスタンスのみが、稼働中のマシン上のローカル リポジトリのデータベースに
アクセスできます。
[Next (次へ)] をクリックします。
[ホスト名] ダイアログが表示されます。
9. 中央ノードは、証明書を使用して他のサーバーと安全に通信します。このマシンに接続するため
に使用する他のマシンと同じ形式でこのマシンにアドレスを指定します。このアドレスは、他の
ノードに証明書をエクスポートするために使用します。リスト内のあらかじめ定義された値の 1
つを選ぶこともできます。
[Next (次へ)] をクリックします。
[Ready to Install (インストール準備完了)] ダイアログが表示されます。
10. インストール完了後、デスクトップ上にショートカットを作成するかどうか、また、Qlik Sense
サービスを自動的に開始するかどうかを選択します。[Install (インストール)] をクリックしま
す。
11. ユーザー アカウント制御 (UAC) が無効の場合、インストールが始まります。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
30
4 Qlik Sense のインストール
UAC が有効な場合、[User Account Control (ユーザー アカウント制御)] ダイアログが表示
されます。
[Yes (はい)] をクリックすると、インストールが始まります。
進捗状況が表示されます。
12. インストールが完了すると、[Installation summary (インストールの概要)] が表示されま
す。
[Finish (完了)] をクリックすると、[Installation Summary (インストール概要)] が閉じま
す。
インストールが正常に完了しなかった場合、[Installation Failed (インストールに
失敗しました)] のダイアログが表示されます。詳細については、環境変数
%temp% でアクセスできる temp フォルダのインストール ログを参照してくださ
い。
これで、お使いのコンピュータに Qlik Sense が正しくインストールされました。「ライセンスの管理
(34ページ)」に進みます。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
31
5 Qlik Sense インストールの設定
5
Qlik Sense インストールの設定
本セクションでは、ライセンスやユーザー アクセス権の管理などの手順を含む、Qlik Sense サイトの設
定プロセスを紹介します。
Qlik Sense をインストールしたら、次の手順はライセンスを追加してサーバーが機能するようにするこ
とです。
参照項目: ライセンスの管理 (34ページ).
この後、組織特有の必要性に合うようサーバーを設定できます。ほとんどの実装で設定する必要のある
共通のアイテムを以下に示します。
5.1
ユーザー ディレクトリへの Qlik Sense の接続
Qlik Sense にはユーザーを認証するさまざまな方法があります。Windows 認証はデフォルトの方法で
す。
ユーザーが初めて Qlik Sense に接続するとき、ユーザーを識別するためのユーザー レコードが作成さ
れます。レコードが作成されると、管理者はそのユーザーのアクティビティを追跡でき、そのユーザー
にライセンスとアクセス権を割り当てることができます。
管理者はユーザー ディレクトリに接続して (Active Directory や LDAP など)、そのユーザーの詳細情報
(ユーザー グループなど) を取得することもできます。ユーザー情報を前もってフェッチしておけば、
ユーザー ディレクトリとの同期を維持できます。これは任意の操作ですが、より詳細な管理機能が利用
できるようになりますので、実行することをお勧めします。
『Qlik Sense サイトの管理 ガイド』の以下のセクションを参照してください。
l
タスク別にユーザー ディレクトリ コネクタとスケジュールを設定
l
ユーザーの管理
5.2
ユーザーへのライセンスの割り当て
ユーザーはアプリを開くためにライセンスが必要です。Qlik Sense は管理者が各ユーザーに最も適した
ライセンスを割り当てることができるトークン ベースのシステムを提供します。ライセンスは、個々の
ユーザーベースで、またはライセンスの取得を許可するユーザー (特定の部署のすべてのユーザーなど)
を定義するためにルールを使用して自動的に割り当てることができます。
参照項目: ユーザー アクセス権の管理 (35ページ)
『Qlik Sense サイトの管理 ガイド』の以下のセクションを参照してください。
l
ライセンスおよびトークンの管理
l
ユーザー アクセスの割り当て
l
新規ログイン アクセスの作成
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
32
5 Qlik Sense インストールの設定
5.3
Qlik Sense での HTTPS と認証の使用法
Qlik Sense はインストールされるとデフォルトで安全に実装されます。安全な方法でユーザーにデータ
を転送できるよう、自己署名式証書を使用します。ユーザーがシステムにアクセスすると、デフォルト
では、そのサイトで使用されている証明書は信頼できないことを通知する警告がユーザーに表示されま
す。ユーザーは証明書を受け入れることができ、Qlik Sense を安全に使用できます。
警告を表示しないようにするオプションは 2 つあります。1つは、信頼できるプロバイダまたは企業内
の提供元からの信頼された証明書を使用することです。もう 1 つのオプションは、HTTP のみを使用し
てサイトを実行することです。2 つのオプションは、両方とも Qlik Sense Proxy Service の設定として
使用できます。
選択するオプションに関係なく、Qlik Sense のサービスでは通信時に常に暗号化が使用されます。
『Qlik Sense サイトの管理 ガイド』の以下のセクションを参照してください。
l
プロキシ証明書の変更
l
プロキシの編集
5.4
アプリを作成して開くには
サーバーでアプリを作成して開くには、ユーザーは Web ブラウザを使用して Qlik Sense ハブを参照す
る必要があります。ハブでは、次の 2 つのエリアがリストされます。マイ ワークにはログインするユー
ザーに属するアプリが含まれています。ストリームにはユーザーがアクセスする他のアプリが含まれて
います。 インストール後、管理者には 2 つの内蔵監視アプリが表示され、その他のユーザーにはどのア
プリも表示されません。既存のアプリをクリックして開きます。新しいアプリを作成するには、
[Create new app (アプリの新規作成] をクリックします。
ハブについてのオンラインヘルプを参照してください。
『アプリでの作業 ガイド』の「アプリの新規作成」のセクションを参照してください。
5.5
ストリーム、アプリ、公開での作業
ストリームは、似たようなアクセスの権限を持つアプリをグループ化する方法です。アプリが作成され
ると、管理者はそれをストリームに公開できます。公開すると、ストリームへのアクセス権を持つユー
ザーが表示できるようになります。アプリ、ストリーム、公開は Qlik Management Console (QMC) で
管理します。
『Qlik Sense サイトの管理 ガイド』の以下のセクションを参照してください。
l
ストリームの管理
l
アプリの管理
l
アプリの公開
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
33
5 Qlik Sense インストールの設定
参照項目:
p シングル ノード サイト設定のワークフロー (25ページ)
Qlik Sense サイトの管理 ガイドの以下のセクション: ノードおよびサービスの管理
p
5.6
ライセンスの管理
Qlik Sense をインストールしたら、ライセンスのアクティベートが必要です。これを、Qlik
Management Console (QMC) から実行します。初めて QMC を開始すると、[License properties
(ライセンス プロパティ)] ページが表示されます。
Qlik Sense でのライセンス付与は、Qlik Sense ユーザーにアクセス タイプを割り当てるために使用され
るトークンに基づいています。各アクセス タイプは、Qlik Sense アプリへの特定のタイプのアクセスを
ユーザーに提供するものであり、それぞれ特定のトークン値があります。
ライセンス有効化ファイル (LEF) によって、Qlik Sense サイトで利用可能なトークンの数が決まりま
す。ライセンスを認証して、トークンを利用できるようにします。
Qlik Sense で使用されるトークンには、QlikView で使用されていたクライアント アクセス
ライセンス (CAL) との互換性はありません。さらに、QlikView のライセンスは、Qlik
Sense では使用できません。
ライセンスのアクティブ化
初めて QMC を開始すると、[License properties (ライセンス プロパティ)] ページが表示されます。
全ての項目は未入力で、ライセンス認証ファイル (LEF) のライセンス情報を入力する必要がありますこ
れにより、Qlik Sense サイトのルート管理者 (RootAdmin) になります。
次の手順を実行します。
1. Qlik Management Console (QMC) を開始します。
初めて QMC を開始すると、[Site license properties (サイト ライセンス プロパティ)] ペー
ジが自動的に表示されます。
2. すべての必須項目を入力します。「Site license (サイト ライセンス) 」プロパティ グループに
は、Qlik Sense システムのライセンスに関連するプロパティが含まれています。全項目が必須
で、空欄のままにはできません。
プロパティ名
説明
所有者名
Qlik Sense 製品所有者のユーザー名。
所有者の組織
Qlik Sense 製品所有者のメンバーが所属する組織名。
シリアル番号
Qlik Sense ソフトウェアに割り当てられているシリアル番号。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
34
5 Qlik Sense インストールの設定
プロパティ名
説明
制御番号
Qlik Sense ソフトウェアに割り当てられている制御番号。
LEF アクセス
Qlik Sense ソフトウェアに割り当てられている License Enabler File
(LEF)。
3. [LEF access (LEF アクセス)] を拡張して、[Get LEF and preview the license (LEF を取
得してライセンスをプレビュー)] をクリックして、Qlik Sense LEF サーバーから LEF ファイル
をダウンロードします。また、LEF ファイルから LEF 情報をコピーして、LEF フィールドに貼り
付けることもできます。
シリアル番号またはコントロール番号が正しくなければ、「Failed to get LEF
from server (サーバーから LEF を取得できませんでした)」というメッセージが表
示されます。
4. アクション バーで [Apply (適用)] をクリックし、変更内容を保存します。
[Successfully licensed (ライセンスが認証されました)] ダイアログが表示され、Qlik Sense
サイトの設定方法についての情報が表示されます。Qlik Sense サイト設定についてのガイドを表
示するには、D をクリックします。
値が正しくなければ、「Failed to apply changes (変更内容を適用できませんで
した)」というメッセージが表示されます。
5. [OK] ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。
これでライセンスがアクティブになり、トークンを利用できるようになりました。これで、ノードの
RootAdmin になりました。次に、ユーザー アクセス (希望のアクセス タイプ) を自分自身に割り当てる
必要があります。
Qlik Sense にアクセスするために使用する消費モデルに基づいて、アクセス タイプ (ユー
ザー アクセスまたはログイン アクセス) を設定し、ユーザーに Qlik Sense へのアクセス権
を付与します。
5.7
ユーザー アクセス権の管理
ライセンス認証後、自分自身に User access を割り当てる必要があります。また、他の管理ユーザーを
追加することもできます。
通常のユーザー管理プロセス
1. ユーザー アクセス権を割り当てます。
ライセンス認証後、自分自身に User access を割り当てる必要があります。
参照項目: ユーザー アクセスの割り当て (36ページ).
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
35
5 Qlik Sense インストールの設定
2. 他の管理ユーザーを追加します。
Qlik Sense サイトに、他の管理ユーザーを追加することができます。この場合、
l
l
新しいユーザー ディレクトリ コネクタを追加する必要があります。
参照項目: ユーザー ディレクトリ コネクタの追加 (36ページ).
ユーザーに管理者ロールを追加します。
参照項目: ユーザーに管理者ロールを追加 (38ページ).
ユーザー アクセスの割り当て
識別されたユーザーにユーザー アクセス権を割り当て、Qlik Sense サイト内のストリームおよびアプリ
にアクセスできるようにします。ライセンス認証後、自分自身にユーザー アクセス権を割り当てる必要
があります。他のユーザーにユーザー アクセス権を割り当てるときも、この手順で行います。
次の手順を実行します。
1. QMC スタート ページから、あるいは [Start (スタート)] S ドロップダウン メニューから
[License and Tokens (ライセンスとトークン)] を選択して、概要を表示します。
2. パネル右側の [User access allocations (ユーザー アクセス権の割り当て)] を選択します。
[User access allocations (ユーザー アクセスの割り当て)] ページが表示されます。
3. アクション バーの [P] [Allocate (割り当て)] をクリックします。
[Users (ユーザー)] ダイアログが表示されます。
4. リストからユーザーを1 人またはそれ以上選び、[Allocate (割り当て)] をクリックします。
選択したユーザー数に対して、割り当てることができるトークン数が十分でない場合
は、[Allocate (割り当て)] が無効になります。
ダイアログが閉じ、ユーザーは [User access allocations (ユーザー アクセスの割り当て)] の
概要表に追加されます。
5. 残りのトークン数を表示するには、右側のパネルから [License usage summary (ライセンス
使用の概要)] を選択します。
ユーザー アクセスを割り当てたので、ストリームやアプリにアクセスできます。
また、他のアクセス タイプを作成することもできます。Qlik Management Console ヘルプ
を使用して方法を確認してください。
ユーザー ディレクトリ コネクタの追加
ユーザー ディレクトリ コネクタ (UDC) は、ディレクトリ サービスに接続してユーザーを取得します。
下記の手順に従い、ユーザー ディレクトリ コネクタに追加します。
次の手順を実行します。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
36
5 Qlik Sense インストールの設定
1. QMC スタート ページから、あるいは [Start (スタート)] S ドロップダウン メニューから
[User directory connectors (ユーザー ディレクトリ コネクタ)] を選択して、概要を表示し
ます。
[User directory connectors (ユーザー ディレクトリ コネクタ)] ページが表示されます。
2. [Create new (新規作成)] をクリックします。
利用可能なユーザー ディレクトリ コネクタのタイプを示すダイアログが表示されます。
3. 適切なユーザー ディレクトリ コネクタ選択します。
この例では ODBC が選択されました。
[User directory connector edit (ユーザー ディレクトリ コネクタ編集)] ページが表示され
ます。
4. ユーザー ディレクトリ コネクタに名前を付けます。[Name (名前)] 項目は必須です。
5. 右側のパネルで [User sync settings (ユーザー同期設定)] を選択し、[Fetch user data on
first access, then keep in sync (最初のアクセス時にユーザー データをフェッチして同期を
維持)] のチェックを入れるか外します。ここでは同期をどのように実行するかを決定します。
l
l
チェックボックスが選択されている場合は、既存のユーザーのみが同期されます。既存の
ユーザーは、Qlik Sense にログインしているユーザーや、以前に構成済みのディレクトリ
サービスから同期されたユーザーです。
チェックボックスが選択されていない場合は、ユーザー ディレクトリ コネクタのプロパ
ティで定義されているすべてのユーザーが構成済みのディレクトリ サービスから同期され
ます。
すべてのユーザーを取得する場合は、[Fetch user data on first access,
then keep in sync (最初のアクセス時にユーザー データをフェッチし、同
期を維持)] のチェックを外します。選択したユーザーのみを同期する場合
は、Active Directory または 汎用 LDAP でフィルターを作成できます。Qlik
Management Console (QMC) を使用して方法を確認してください。
6. [Connection (接続)] が選択されていることを確認し、該当するフィールドを定義します。
7. [Apply (適用)] をクリックします。
ユーザー ディレクトリが追加されました。
8. [User directory connectors (ユーザー ディレクトリ コネクタ)] をクリックします。
既存のコネクタを示す [User directory connectors overview (ユーザー ディレクトリ コネ
クタの概要)] ページが表示されます。
9. 追加したディレクトリを選択して、「設定」および「稼働」となっていることを確認します。次
に[Sync (同期)] をクリックします。
ユーザー ディレクトリが同期され、ユーザーを [Users (ユーザー)] ページから利用できるよう
になります。
これで、ユーザー ディレクトリ コネクタが追加され、構成済みディレクトリ サービスからユーザーが
同期されました。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
37
5 Qlik Sense インストールの設定
ユーザーに管理者ロールを追加
Qlik Sense ユーザー プロパティはユーザー ディレクトリから取得され、QMC では編集できません。し
かし、ユーザーに対し管理者ロールの割り当て、削除、変更を行うことができます。
次の手順を実行します。
1. QMC スタート ページから、あるいは [Start (スタート)] S ドロップダウン メニューから
[Users (ユーザー)] を選択して、概要を表示します。
2. 管理者ロール(複数可)を割り当てるユーザー (複数可) をクリックします。
3. アクション バーで [Edit (編集)] をクリックします。
4. 一番右側のパネルから、[ID] プロパティ グループを選択します。
[Admin roles (管理者ロール)] 属性の P をクリックし、表示されたテキスト ボックスに紐付
けしたい管理者ロールの氏名を入力します。
[Admin roles (管理者ロール)] テキスト項目は、大文字と小文字を区別します。
QMC は、入力内容に沿ってロールを提案します。提案をクリックして選択します。
Qlik Sense クライアントと同様に、ユーザーが QMC のリソースにアクセス権がない
場合、ユーザーは QMC のインターフェイスからアクセスできません。たとえば、あ
るユーザーのロールを RootAdmin から DeploymentAdmin に変更すると、QMC の
アプリやストリーム、データ接続ページなどへのアクセスが不可能になります。
5. アクション バーで [Apply (適用)] をクリックし、変更内容を保存します。
6. [Users (ユーザー)] を選択すると概要が示されるため、管理者ロールが適用されているか確認
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
38
5 Qlik Sense インストールの設定
できます。
これで、ユーザーに管理者ロールを追加できました。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
39
6 Qlik Sense のメンテナンス
6
Qlik Sense のメンテナンス
Qlik Sense をインストールした後、コントロール パネル の [プログラムと機能] から数多くのメンテナ
ンス タスクを実行することができます。Qlik Sense の変更、修復、アンインストールなどができます。
更新プログラムが配布されて適用されると、コントロール パネル の [インストールされた更新プログラ
ム] オプションからメンテナンスを行うことができます。
例:
Qlik Sense を稼働するために使用している既定の Windows ユーザー アカウントを変更する場合は、
[サービス資格情報] ダイアログで [変更] オプションを使って更新します。
参照項目: Qlik Sense の変更 (40ページ)。
6.1
Qlik Sense の変更
[Modify (変更)] オプションを使用すると、現在 Qlik Sense インストールに存在しない機能を追加す
ることができます。また、これまでにインストールされた機能を削除することも可能です。
変更時に定義された認証情報を用いて、機能の追加/削除や、それ以外の機能も修復することができま
す。
次の手順を実行します。
1. インストールの変更を開始するには、コントロール パネル を開き、[プログラムのアンインス
トール] を選択します。次に、プログラム リストから Qlik Sense を選択して、[変更] をクリッ
クします。
[Qlik Sense 設定メンテナンス] ダイアログが表示されます。
この操作は、Qlik_Sense_setup.exe ファイルをダブルクリックして実行することも
できます。この場合、Qlik Sense インストールを変更する際は、設定ファイルの正し
いバージョン (Qlik Sense インストール時に使用したものと同じバージョン) を使用
する必要があります。
2. [Modify (変更)] をクリックします。
[Installation Location (インストールの場所)] ダイアログが表示されます。
3. [Features (機能)] セクションでは、インストールしたい機能を選択して、インストールしない
機能の選択を解除しているか確認します。[Next (次へ)] をクリックします。
[Service Credentials (サービス認証情報)] ダイアログが表示されます。
4. 最上部のチェックボックスを選択して、開始するサービスのドメイン\ユーザー名と (Windows
の) パスワードを入力します。チェックボックスのチェックマークを外したままにすることもで
きます (デフォルト)。この場合、ローカル システム アカウントでサービスを開始することにな
ります。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
40
6 Qlik Sense のメンテナンス
チェックボックスを選択した場合、[Password (パスワード)] は空白のままにしな
いでください。
インストール変更時に定義された設定は、元のインストール実施時に定義された設定
を上書きします。
[Next (次へ)] をクリックします。
[Ready to Install (インストール準備完了)] ダイアログが表示されます。
5. [Modify (変更)] をクリックして、Qlik Sense インストールの変更を開始します。
[User Account Control (ユーザー アカウント制御)] ダイアログが表示されます。
UAC が有効な場合にのみ適用されます。
6. [Yes (はい)] をクリックして、Qlik Sense インストールの変更を開始します。
UAC が有効な場合にのみ適用されます。
進捗状況が表示されます。
完了すると、[Modification Summary (変更の概要)] ダイアログが表示され、Qlik Sense が
変更されたことが示されます。
7. [完了] をクリックします。
これで、Qlik Sense インストールが正しく変更されました。
6.2
Qlik Sense の修復
[Repair (修復)] オプションを実行すると、欠如ファイル、ショートカット、レジストリ値、サービス
などがすべて復元されます。復元されたサービスにはすべて、 (ローカル システム アカウントでログイ
ンする) 既定の認証情報が含まれています。サービスが復元されない場合、認証情報は変更されませ
ん。
次の手順を実行します。
1. プログラムの修復を開始するには、[コントロール パネル] を開き、[プログラムのアンインス
トール] を選択します。次に、プログラム リストから Qlik Sense を選択して、[変更] をクリッ
クします。
[Qlik Sense 設定メンテナンス] ダイアログが表示されます。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
41
6 Qlik Sense のメンテナンス
この操作は、Qlik_Sense_setup.exe ファイルをダブルクリックして実行することも
できます。この場合、Qlik Sense インストールを変更する際は、設定ファイルの正し
いバージョン (Qlik Sense インストール時に使用したものと同じバージョン) を使用
する必要があります。
2. [修復] をクリックします。
[Ready to Repair (修復の準備完了)] ダイアログが表示されます。
3. [修復] をクリックします。
l
l
UAC が有効な場合、[User Account Control (ユーザー アカウント制御)] ダイアログ
が表示されます。
UAC が無効の場合、修復が始まります。
4. [Yes (はい)] をクリックして、Qlik Sense インストールの修復を開始します。
UAC が有効な場合にのみ適用されます。
進捗状況が表示されます。
完了すると、[Repair Summary (修復の概要)] ダイアログが表示され、Qlik Sense が変更さ
れたことが確認できます。
5. [完了] をクリックします。
これで、Qlik Sense インストールの修復が完了しました。
6.3
Qlik Sense のアンインストール
Qlik Sense のアンインストーラーでは証明書を削除できません。必要な場合、証明書は手動
で削除しなければなりません。
次の手順を実行します。
1. アンインストールを開始するには、コントロール パネル を開き、[プログラムのアンインストー
ル] を選択します。次に、プログラム リストから Qlik Sense を選択して、[Uninstall (アンイン
ストール)] をクリックします。
Qlik Sense をコンピュータからアンインストールしてもよいかどうかを尋ねる確認ダイアログが
表示されます。
このサーバーのリポジトリが中央としてインストールされている場合、その他のマシ
ン上に、このリポジトリが適切に機能している必要がある他サーバーが実装されてい
る可能性があります。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
42
6 Qlik Sense のメンテナンス
Qlik Sense のアンインストールは、Qlik_Sense_setup.exe ファイルをダブルク
リックして、[Maintenance (メンテナンス)] ダイアログで [Uninstall (アンインス
トール)] をクリックして実行することも可能です。この場合、Qlik Sense インス
トールを変更する際は、設定ファイルの正しいバージョン (Qlik Sense インストール
時に使用したものと同じバージョン) を使用する必要があります。
2. [アンインストール] をクリックして、Qlik Sense のアンインストールを開始します。
アンインストール プロセスの進捗状況が表示されます。完了すると、[Uninstall Summary
(アンインストールの概要)] ダイアログが表示され、Qlik Sense が無事にアンインストールされ
たのを確認できます。
3. [完了] をクリックします。
Qlik Sense のアンインストーラーではデータベースを削除できません。必要な場合、
データベースは手動で削除しなければなりません。
4. 完全なアンインストールを実行する場合、%ProgramData%\Qlik にある Qlik フォルダを手動
で削除します。
データベースが削除されます。
これで、Qlik Sense のアンインストールが完了しました。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
43
7 Qlik Sense のアップグレード
7
Qlik Sense のアップグレード
アップグレード オプションは、Qlik Sense があらかじめインストールされていて新しいバージョンの
セットアップファイルである Qlik_Sense_setup.exe が実行されたときに使用可能になります。アッ
プグレードすると、前のバージョンが完全に新しいバージョンに置き換えられます。
アップグレードにはさまざまなタイプがあります。
l
l
l
7.1
[Quick Upgrade (クイック アップグレード)] : このアップグレード タイプでは、既定の場所
に現在インストールされているすべてのプログラム機能をインストールします。クイック インス
トールでインストールされる新しい機能もインストールされます。マシンにすでにインストール
されているバージョンのカスタム インストール時に機能を削除した場合、その機能はインストー
ルされません。
[Custom アップグレード (カスタム アップグレード)] : このアップグレード タイプでは、イン
ストールする Qlik Sense 機能を選択できます。また、インストールする場所も選べます。この
アップグレード タイプは、上級ユーザーにのみお勧めします。
[Upgrade (アップグレード)] : このアップグレード タイプはマイナー アップグレードで、Qlik
Sense インストーラがこのアップグレード タイプを推奨すると検出した場合、その他のアップグ
レードオプションは利用できません。
アップグレードの前提条件
Qlik Sense のアップグレードを開始する前に、以下を行ってください。
l
アップグレードを始める前に「Qlik Sense のシステム要件 (10ページ)」をお読みください。
l
ダウンロード サイトから Qlik_Sense_setup.exe ダウンロードしてください。
l
ユーザー アカウント制御 (UAC) が無効であるオペレーティング システムでは、実際にパスワー
ドを定義した、パスワード欄が空欄になっていないアカウントを使用している管理者権限でログ
オンしていることを確認します。
アップグレードを実行する前に、Qlik Sense サイトのバックアップを検討してください。
参照項目:
サーバーの実装および構成 のバックアップおよび復元
7.2
クイック メジャー アップグレードの実施
この機能はこのバージョンの Qlik Sense では対応していません。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
44
7 Qlik Sense のアップグレード
このアップグレード タイプでは、既定の場所に現在インストールされているすべてのプログラム機能を
インストールします。クイック インストールでインストールされる新しい機能もインストールされま
す。マシンにすでにインストールされているバージョンのカスタム インストール時に機能を削除した場
合、その機能はインストールされません。
インストールを開始する前に、設定ファイルのある場所が分かっている/入手済みであるこ
とを確認します。
次の手順を実行します。
1. アップグレードを開始するには、Qlik Sense_Server_setup.exe をダブルクリックします。
[Welcome (ようこそ)] ダイアログが表示されます。
2. [Quick Upgrade (クイック アップグレード)] をクリックします。
[License agreement (使用許諾契約書)] ダイアログが表示されます。
3. ライセンス使用許諾書を読み、同意する場合はライセンス使用許諾に同意しますのチェックボッ
クスをオンにし、[Next (次へ)] をクリックします。
また、使用許諾契約書を印刷することも可能です。
[Repository database super user password (リポジトリ データベースのスーパーユー
ザーのバスワード)] ダイアログが表示されます。
このダイアログは、Qlik Sense の最初のインストール時にスーパーユーザーのパス
ワードを設定してある場合にのみ表示されます。
4. Qlik Sense のインストール時に入力されたスーパーユーザー パスワードを入力して、[Next (次
へ)] をクリックします。
[Service Credentials (サービス認証情報)] ダイアログが表示されます。
このダイアログは、Qlik Sense の最初のインストール時にサービスをローカル シス
テム アカウントで開始していた場合には表示されません。
5. [Password (パスワード)] を入力して、[Next (次へ)] をクリックします。
[Ready to Install (インストール準備完了)] ダイアログが表示されます。
6. [Upgrade (アップグレード)] をクリックします。
l
l
UAC が有効な場合、[User Account Control (ユーザー アカウント制御)] ダイアログ
が表示されます。
UAC が無効の場合、アップグレードが始まります。
7. [Yes (はい)] をクリックすると、アップグレードが始まります。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
45
7 Qlik Sense のアップグレード
UAC が有効な場合にのみ適用されます。
アップグレードが始まります。
8. アップグレードが完了すると、[Installation Summary (インストールの概要)] が表示されま
す。
[Finish (完了)] をクリックすると、[Upgrade Summary (アップグレード概要)] が閉じま
す。
アップグレードが正常に完了しなかった場合、アップグレードに失敗しましたという
メッセージが表示されます。詳細については、環境変数 %temp% でアクセスできる
temp フォルダのインストール ログを参照してください。
これで、Qlik Sense の新しいバージョンに正常にアップグレードされます。
7.3
カスタム メジャー アップグレードの実施
このアップグレード タイプでは、インストールする Qlik Sense 機能を選択できます。また、インス
トールする場所も選べます。このアップグレード タイプは、上級ユーザーにのみお勧めします。
アップグレードを開始する前に、設定ファイルのある場所が分かっている/入手済みである
ことを確認します。
次の手順を実行します。
1. アップグレードを開始するには、Qlik Sense_Server_setup.exe をダブルクリックします。
[Welcome (ようこそ)] ダイアログが表示されます。
2. [Custom アップグレード (カスタム アップグレード)] をクリックします。
[License agreement (使用許諾契約書)] ダイアログが表示されます。
3. ライセンス使用許諾書を読み、同意する場合はライセンス使用許諾に同意しますのチェックボッ
クスをオンにし、[Next (次へ)] をクリックします。
また、使用許諾契約書を印刷することも可能です。
[Installation Location (インストールの場所)] ダイアログが表示されます。
4. インストール場所を入力するか、ñ をクリックしてインストール場所を参照することで、イン
ストール パスを指定します。あるいは、自分で決めずに、あらかじめ決められた場所にインス
トールします。
マップされたネットワーク場所にはインストールできません。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
46
7 Qlik Sense のアップグレード
有効なインストール パスが定義されている場合、[UNC パスは使用できません]と表
示されます。
インストール パスには次の文字のみを使用できます。a-z、A-Z、0-9
5. 以下からインストールしたい機能を選択します。
l
l
l
l
エンジン:お使いのマシンに Qlik Sense Engine Service がインストールされます。
チェックボックスのチェックを外すと、Qlik Sense Engine Service がインストールから
除外されます。
プロキシ:お使いのマシンに Qlik Sense Proxy Service がインストールされます。チェッ
クボックスのチェックを外すと、Qlik Sense Proxy Service がインストールから除外され
ます。
スケジューラ:お使いのマシンに Qlik Sense Scheduler Service がインストールされま
す。チェックボックスのチェックを外すと、Qlik Sense Scheduler Service がインストー
ルから除外されます。
リポジトリ データベース:お使いのマシンに Qlik Sense Repository Database (QRD) が
インストールされます。チェックボックスのチェックを外すと、Qlik Sense Repository
Database がインストールから除外されます。
[Next (次へ)] をクリックします。
[Repository database super user password (リポジトリ データベースのスーパーユー
ザーのバスワード)] ダイアログが表示されます。
このダイヤログは、Qlik Sense の最初のインストール時にスーパーユーザーのパス
ワードを設定したか、更新の際にリポジトリ データベースを追加した場合にのみ表示
されます。
6. Qlik Sense のインストール時に入力されたスーパーユーザー パスワードを入力するか、更新の際
にリポジトリ データベースを追加する場合にはデータベースのスーパーユーザーのパスワードを
入力してください。[Next (次へ)] をクリックします。
[Service Credentials (サービス認証情報)] ダイアログが表示されます。
このダイアログは、Qlik Sense の最初のインストール時にサービスをローカル シス
テム アカウントで開始していた場合には表示されません。
7. [Password (パスワード)] を入力して、[Next (次へ)] をクリックします。
[Ready to Install (インストール準備完了)] ダイアログが表示されます。
8. Qlik Sense Repository Service (QRS) のロールは変更できません。
[Upgrade (アップグレード)] をクリックします。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
47
7 Qlik Sense のアップグレード
l
l
UAC が有効な場合、[User Account Control (ユーザー アカウント制御)] ダイアログ
が表示されます。
UAC が無効の場合、アップグレードが始まります。
9. [Yes (はい)] をクリックすると、アップグレードが始まります。
UAC が有効な場合にのみ適用されます。
アップグレードが始まります。
10. アップグレードが完了すると、[Installation Summary (インストールの概要)] が表示されま
す。
[Finish (完了)] をクリックすると、[Upgrade Summary (アップグレード概要)] が閉じま
す。
アップグレードが正常に完了しなかった場合、アップグレードに失敗しましたという
メッセージが表示されます。詳細については、環境変数 %temp% でアクセスできる
temp フォルダのインストール ログを参照してください。
これで、Qlik Sense の新しいバージョンに正常にアップグレードされます。
7.4
マイナー アップグレードの実施
このアップグレード タイプはマイナー アップグレードで、Qlik Sense インストーラがこのアップグ
レード タイプを推奨すると検出した場合、その他のアップグレードオプションは利用できません。
参照項目: アップグレード後にインストールを変更する場合、Qlik Sense の変更 (40ページ)。
インストールを開始する前に、設定ファイルのある場所が分かっている/入手済みであるこ
とを確認します。
次の手順を実行します。
1. アップグレードを開始するには、Qlik Sense_Server_setup.exe をダブルクリックします。
[Welcome (ようこそ)] ダイアログが表示されます。
2. [Upgrade (アップグレード)] をクリックします。
[Quick Upgrade (クイック アップグレード)] または [Custom Upgrade (カス
タム アップグレード)] が表示される場合は、マイナー アップグレードを実行できま
せん。
[License agreement (使用許諾契約書)] ダイアログが表示されます。
3. ライセンス使用許諾書を読み、同意する場合はライセンス使用許諾に同意しますのチェックボッ
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
48
7 Qlik Sense のアップグレード
クスをオンにし、[Next (次へ)] をクリックします。
また、使用許諾契約書を印刷することも可能です。
[Repository database super user password (リポジトリ データベースのスーパーユー
ザーのバスワード)] ダイアログが表示されます。
このダイアログは、Qlik Sense の最初のインストール時にスーパーユーザーのパス
ワードを設定してある場合にのみ表示されます。
4. Qlik Sense のインストール時に入力されたスーパーユーザー パスワードを入力して、[Next (次
へ)] をクリックします。
[Service Credentials (サービス認証情報)] ダイアログが表示されます。
このダイアログは、Qlik Sense の最初のインストール時にサービスをローカル シス
テム アカウントで開始していた場合には表示されません。
5. [Password (パスワード)] を入力して、[Next (次へ)] をクリックします。
[Ready to Install (インストール準備完了)] ダイアログが表示されます。
6. [Upgrade (アップグレード)] をクリックします。
l
l
UAC が有効な場合、[User Account Control (ユーザー アカウント制御)] ダイアログ
が表示されます。
UAC が無効の場合、アップグレードが始まります。
7. [Yes (はい)] をクリックすると、アップグレードが始まります。
UAC が有効な場合にのみ適用されます。
アップグレードが始まります。
8. アップグレードが完了すると、[Installation Summary (インストールの概要)] が表示されま
す。
[Finish (完了)] をクリックすると、[Upgrade Summary (アップグレード概要)] が閉じま
す。
アップグレードが正常に完了しなかった場合、アップグレードに失敗しましたという
メッセージが表示されます。詳細については、環境変数 %temp% でアクセスできる
temp フォルダのインストール ログを参照してください。
これで、Qlik Sense の新しいバージョンに正常にアップグレードされます。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
49
8 サイレント操作
8
サイレント操作
下記の操作を行えるのは、上級ユーザーのみです。
本セクションでは、無人で実行されるサイレント操作について説明します。 インストーラのユーザー イ
ンターフェースで利用できるすべての設定オプションは、サイレント操作で実行できます。
サイレント機能名では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、-s -a engine とい
うコマンドではインストールは開始されません。正しいコマンドは、-s -a Engine で
す。
8.1
サイレント インストール
サイレント インストールの実行時には、Qlik Sense はダイアログを全く表示しないで、インストールさ
れます。つまり、サイレント インストールを行う際には、機能やプロパティ、ユーザーの選択内容をす
べて知っている必要があります。 インストーラのユーザー インターフェースで利用できるすべての設定
オプションは、サイレント操作で実行できます。
サイレント インストールの実施
次の手順を実行します。
1. [スタート] > [すべてのプログラム] > [アクセサリ] > [コマンド プロンプト] の順に選択しま
す。
[コマンド プロンプト] のウィンドウが表示されます。
2. [コマンド プロンプト] のウィンドウで、Qlik_Sense_setup.exe ファイルを含むフォルダに移
動します。
3. Qlik_Sense_setup.exe と入力して、適切なサイレント インストールの構文を続けます。
参照項目: 構文 (50ページ).
構文
Qlik_Sense_setup.exe [-silent] {-log "path\filename"} {-addfeatures
"FeatureSetName1" "FeatureSetName2" "FeatureSetNameN"} {-syncnode} {desktopshortcut} {-skipstartservices} {-installdir "path"} {-userwithdomain
"domain\user"} {-password} {-dbpassword} {-hostname
"www.hosturlofyourmachine.com"} {-layout "path"}
オプション
-silent (または -s)
製品をサイレントにインストールします。
-log (または -l)
ログ ファイル ディレクトリおよびログ ファイル名。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
50
8 サイレント操作
ユーザーはこのディレクトリへのアクセス権を持つ必要が
あります。
-addfeatures (または a)
指定した機能をインストールします。以下の機能すべてまたは一部:
Engine, Proxy, Scheduler, PostgreSQL
サイレント機能名では、大文字と小文字が区別されます。
たとえば、-s -a engine というコマンドではインス
トールは開始されません。正しいコマンドは、-s -a
Engine です。
-a Engine Scheduler リポジトリなどの必須機能もイ
ンストールします。
-syncnode
同期ノードとしてリポジトリを実行したい場合は、既定は中央です。
-desktopshortcut
デスクトップのショートカットを追加するには。
-skipstartservices
インストール完了後のサービス開始をスキップするには。
-installdir (または -i)
カスタム インストール ディレクトリへのパス。既定のインストール
ディレクトリを使用しない場合にのみ定義が必要
(%ProgramFiles%\Qlik\Sense)。
-dbpassword (または dbp)
データベースを実行するユーザーを作成するリポジトリ内のデータ
ベースのスーパーユーザー用のパスワード
-hostname (または -h)
中央ノードのホスト名。
-layout
ファイルを格納先のディレクトリに抽出します。その他のコマンドラ
インの因数と組み合わせてはなりません。
-userwithdomain (また
は -u)
サービスを実施するアカウントを指定します。Domain\User
-password (または -p)
サービスを実施するアカウントのパスワード。
慎重に使用してください!ログ ファイルでは実際のパス
ワードが表示されます。
例1:
Qlik_Sense_setup.exe -s -a Engine Scheduler -syncnode
例2:
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
51
8 サイレント操作
Qlik_Sense_setup.exe -s -userwithdomain mydomain\myUser -password
myPassword
例3:
Qlik_Sense_setup.exe -s -u mydomain\myUser -p myPassword
8.2
サイレント変更
現在の Qlik Sense インストールをサイレントに変更することができます。 インストーラのユーザー イ
ンターフェースで利用できるすべての設定オプションは、サイレント操作で実行できます。
サイレント変更の実施
次の手順を実行します。
1. [スタート] > [すべてのプログラム] > [アクセサリ] > [コマンド プロンプト] の順に選択しま
す。
[コマンド プロンプト] のウィンドウが表示されます。
2. [コマンド プロンプト] のウィンドウで、Qlik_Sense_setup.exe ファイルを含むフォルダに移
動します。
3. Qlik_Sense_setup.exe と入力して、適切なサイレント インストールの構文を続けます。
参照項目: 構文 (52ページ).
構文
Qlik_Sense_setup.exe [-silent] [-modify] {-log "path\filename"} {addfeatures "FeatureSetName1" "FeatureSetName2" "FeatureSetNameN"} {removefeature "FeatureSetName1" "FeatureSetName2" "FeatureSetNameN"} {syncnode} {-desktopshortcut} {-skipstartservices} {-dbpassword} {-hostname
"www.hosturlofyourmachine.com"}
オプション
-silent (または -s)
サイレント モードのトリガー。
-modify
製品をサイレントに変更します。
-log (または -l)
ログ ファイル ディレクトリおよびログ ファイル名。
ユーザーはこのディレクトリへのアクセス権を持つ必要が
あります。
このオプションを定義しない場合は、既定のファイル名を持つログ
ファイルが既定の場所に保存されます。
-addfeatures (または -
指定した機能をインストールします。以下の機能すべてまたは一部:
a)
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
52
8 サイレント操作
Engine, Proxy, Scheduler, PostgreSQL
サイレント機能名では、大文字と小文字が区別されます。
たとえば、-s -a engine というコマンドではインス
トールは開始されません。正しいコマンドは、-s -a
Engine です。
-a Engine Scheduler リポジトリなどの必須機能もイ
ンストールします。
-removefeature (または
-r)
指定した機能を削除します。以下の機能すべてまたは一部:
-syncnode
同期ノードとしてリポジトリを実行したい場合は、既定は中央です。
-desktopshortcut
デスクトップのショートカットを追加するには。
-skipstartservices
インストール完了後のサービス開始をスキップするには。
-dbpassword または -dbp
データベースを実行するユーザーを作成するリポジトリ内のデータ
ベースのスーパーユーザー用のパスワード
-hostname または -h
中央ノードのホスト名。
Engine, Proxy, Scheduler, PostgreSQL
例1: インストールからプロキシ機能を削除
この例では、完全インストールからプロキシ機能をサイレントに削除する方法を示しています。
Qlik_Sense_setup.exe -s -modify -r Proxy
例2: インストールにプロキシ機能を追加
この例では、カスタム インストールに、新たにプロキシ機能をサイレントに追加する方法を示していま
す。
Qlik_Sense_setup.exe -s -modify -a Proxy
8.3
サイレント修復
現在の Qlik Sense インストールをサイレントに修復できます。 インストーラのユーザー インター
フェースで利用できるすべての設定オプションは、サイレント操作で実行できます。
サイレント修復の実施
次の手順を実行します。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
53
8 サイレント操作
1. [スタート] > [すべてのプログラム] > [アクセサリ] > [コマンド プロンプト] の順に選択しま
す。
[コマンド プロンプト] のウィンドウが表示されます。
2. [コマンド プロンプト] のウィンドウで、Qlik_Sense_setup.exe ファイルを含むフォルダに移
動します。
3. Qlik_Sense_setup.exe と入力して、適切なサイレント インストールの構文を続けます。
参照項目: 構文 (54ページ).
構文
Qlik_Sense_setup.exe [-silent] [-repair] {-log "path\filename"}
オプション
-silent (または -s)
サイレント モードのトリガー。
-repair
製品をサイレントに修復します。
-log (または -l)
ログ ファイル ディレクトリおよびログ ファイル名。
ユーザーはこのディレクトリへのアクセス権を持つ必要があり
ます。
このオプションを定義しない場合は、既定のファイル名を持つログ ファイ
ルが既定の場所に保存されます。
例:
この例では、Qlik Sense インストールをサイレントに修復する方法を示しています。
Qlik_Sense_setup.exe -s -repair
8.4
サイレント アンインストール
現在の Qlik Sense インストールをサイレントにアンインストールできます。 インストーラのユーザー
インターフェースで利用できるすべての設定オプションは、サイレント操作で実行できます。
サイレントアンインストールの実施
次の手順を実行します。
1. [スタート] > [すべてのプログラム] > [アクセサリ] > [コマンド プロンプト] の順に選択しま
す。
[コマンド プロンプト] のウィンドウが表示されます。
2. [コマンド プロンプト] のウィンドウで、Qlik_Sense_setup.exe ファイルを含むフォルダに移
動します。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
54
8 サイレント操作
3. Qlik_Sense_setup.exe と入力して、適切なサイレント インストールの構文を続けます。
参照項目: 構文 (55ページ).
構文
Qlik_Sense_setup.exe [-silent] [-uninstall] {-log "path\filename"}
オプション
-silent (または -s)
サイレント モードのトリガー。
-uninstall
製品をサイレントにアンインストールします。
-log (または -l)
ログ ファイル ディレクトリおよびログ ファイル名。
ユーザーはこのディレクトリへのアクセス権を持つ必要があり
ます。
このオプションを定義しない場合は、既定のファイル名を持つログ ファイ
ルが既定の場所に保存されます。
例:
この例では、Qlik Sense をサイレントにアンインストールする方法を示しています。
Qlik_Sense_setup.exe -s -uninstall
8.5
サイレント メジャー アップグレード
現在の Qlik Sense インストールをサイレントにアップグレードできます。 インストーラのユーザー イ
ンターフェースで利用できるすべての設定オプションは、サイレント操作で実行できます。
サイレント変更の実施
次の手順を実行します。
1. [スタート] > [すべてのプログラム] > [アクセサリ] > [コマンド プロンプト] の順に選択しま
す。
[コマンド プロンプト] のウィンドウが表示されます。
2. [コマンド プロンプト] のウィンドウで、Qlik_Sense_setup.exe ファイルを含むフォルダに移
動します。
3. Qlik_Sense_setup.exe と入力して、適切なサイレント インストールの構文を続けます。
参照項目: 構文 (55ページ).
構文
Qlik_Sense_setup.exe [-silent] {-log "path\filename"} {-addfeatures
"FeatureSetName1" "FeatureSetName2" "FeatureSetNameN"} {-removefeature
"FeatureSetName1" "FeatureSetName2" "FeatureSetNameN"} {-desktopshortcut}
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
55
8 サイレント操作
{-skipstartservices} {-installdir} {-dbpassword}
オプション
-silent (または -s)
サイレント モードのトリガー。
-log (または -l)
ログ ファイル ディレクトリおよびログ ファイル名。
ユーザーはこのディレクトリへのアクセス権を持つ必要が
あります。
このオプションを定義しない場合は、既定のファイル名を持つログ
ファイルが既定の場所に保存されます。
-addfeatures (または a)
指定した機能をインストールします。以下の機能すべてまたは一部:
Engine, Proxy, Scheduler, PostgreSQL
サイレント機能名では、大文字と小文字が区別されます。
たとえば、-s -a engine というコマンドではインス
トールは開始されません。正しいコマンドは、-s -a
Engine です。
-a Engine Scheduler リポジトリなどの必須機能もイ
ンストールします。
-removefeature (または
-r)
指定した機能を削除します。以下の機能すべてまたは一部:
-desktopshortcut
デスクトップのショートカットを追加するには。
-skipstartservices
インストール完了後のサービス開始をスキップするには。
-installdir (または -i)
カスタム インストール ディレクトリへのパス。既定のインストール
ディレクトリを使用しない場合にのみ定義が必要
(%ProgramFiles%\Qlik\Sense)。
-dbpassword または -dbp
データベースを実行するユーザーを作成するリポジトリ内のデータ
ベースのスーパーユーザー用のパスワード
Engine, Proxy, Scheduler, PostgreSQL
例1: インストールのアップグレード
この例では、インストールをサイレントにアップグレードし、デスクトップ ショートカットを追加する
方法を示しています。
Qlik_Sense_setup.exe -s -desktopshortcut
例2: プロキシの追加とスケジューラ サービスの削除
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
56
8 サイレント操作
この例では、以前存在していなかったカスタム インストールにプロキシ サービスをサイレントに追加す
る方法と、現在のインストールからスケジューラ サービスを削除する方法も示しています。
Qlik_Sense_setup.exe -s -a Proxy -r Scheduler
8.6
サイレント マイナー アップグレード
現在の Qlik Sense インストールをサイレントにマイナー アップグレードできます。
マイナー アップグレードの実施
次の手順を実行します。
1. [スタート] > [すべてのプログラム] > [アクセサリ] > [コマンド プロンプト] の順に選択しま
す。
[コマンド プロンプト] のウィンドウが表示されます。
2. [コマンド プロンプト] のウィンドウで、Qlik_Sense_setup.exe ファイルを含むフォルダに移
動します。
3. Qlik_Sense_setup.exe と入力して、適切なサイレント インストールの構文を続けます。
参照項目: 構文 (57ページ).
構文
Qlik_Sense_setup.exe [-silent] {-log "path\filename"}
オプション
-silent (または -s)
サイレント モードのトリガー。
-log (または -l)
ログ ファイル ディレクトリおよびログ ファイル名。
ユーザーはこのディレクトリへのアクセス権を持つ必要が
あります。
このオプションを定義しない場合は、既定のファイル名を持つログ
ファイルが既定の場所に保存されます。
例1: インストールのアップグレード
Qlik_Sense_setup.exe -silent
例2: インストールのアップグレード
Qlik_Sense_setup.exe -s
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
57
9 トラブルシューティング
9
トラブルシューティング
このセクションでは、発生する可能性のある問題、その考えられる原因と問題の解決に役立つアクショ
ンについて説明します。
インストールの後、1 つ以上の Qlik Sense サービスが起動しませんでした。 (58ページ)
QMC を開くと、空白ページが表示されます。 (59ページ)
ハブまたは QMC を閲覧しようとすると、Windows のダイアログが表示される (60ページ)
ハブや QMC のアイコンが正しく表示されない (60ページ)
信頼できないプロキシ SSL 接続/証明書 (60ページ)
Safari 7 Webブラウザの使用時に、ハブにアクセスできない (61ページ)
iPad からハブにアクセスできない (61ページ)
QMC を開けない (61ページ)
[400 Bad request (400 不正な要求)] と表示される (62ページ)
[403 Forbidden (403 拒否)] と表示される (62ページ)
[404 Not found (404 見つかりません)] と表示される (62ページ)
[405 Method not allowed (405 許可されていない方法)] と表示される (62ページ)
ハブにはアクセスできるが、ストリームが表示されない (63ページ)
ハブにはアクセスできるが、希望するストリームが表示されない (63ページ)
スタート ページで、エンジン、リポジトリ、プロキシ、スケジューラの横に数字が表示される (63ペー
ジ)
ショートカットで QMC またはハブをロードできない (63ページ)
ユーザー アカウントの変更 (64ページ)
[Internal server error 500 (内部サーバー エラー 500)] と表示される (64ページ)
QMC を起動すると、[Unable to get the custom properties definitions (カスタム プロパティの定義
を取得できません)] と表示される (64ページ)
再作成したノードがオンラインにならない (65ページ)
9.1
インストールの後、1 つ以上の Qlik Sense サービスが起
動しませんでした。
Possible cause:
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
58
9 トラブルシューティング
リポジトリ サービスが実行していない場合、その他のサービスは起動できません。またデータベースが
なければリポジトリ サービスは起動しません。
サービスが自動的に遅れて起動します。これは、インストール後にすべてを起動するには時
間がかかることを意味しています。
Action:
サービスを再起動するか、インストールを変更する必要があります。
次の手順を実行します。
1. サービスを停止して再起動してください。
2. サービスが起動しない場合、インストールを修復してください。
3. それでもサービスが起動しない場合、インストールを変更して、サービスのユーザー資格情報を
変更します。
4. 上記の操作で問題が解決できない場合は、Qlik Sense をアンインストールしてから、再びインス
トールしてください。
次の場所にあるログ ファイルを確認します:%ProgramData%\Qlik\Sense\Log\<サー
ビス>
9.2
QMC を開くと、空白ページが表示されます。
Possible cause:
コンピュータに複数の DNS エントリーがあるため (複数のネットワークにログオンしたため)、
host.config ファイルが誤ったホスト名を指している場合があります。
Action:
次の手順を実行します。
1. 稼働しているサービスをすべて停止します。
2. Qlik Sense のインストールに関連するすべての証明書を削除します。
3. %ProgramData%\Qlik\Sense\ にある host.config ファイルを開きます。
4. ホスト名を、現在のサーバーのホスト名に変更します (host.config ファイル内で Base 64 で暗
号化されている必要があります)。
5. フォルダ %ProgramData%\Qlik\Sense\ を開きます。
6. host.config ファイルを削除します。
7. 修復を実行します。
参照項目: Qlik Sense の修復 (41ページ).
host.config ファイルはデフォルト設定で再び作成されます。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
59
9 トラブルシューティング
9.3
ハブまたは QMC を閲覧しようとすると、Windows のダイ
アログが表示される
Possible cause:
Windows Server 2012 を使用しています。
Action:
Windows のダイアログにログインすると、ハブまたは QMC を閲覧できます。
9.4
ハブや QMC のアイコンが正しく表示されない
Possible cause:
Windows Internet Explorer を使用しています。
Action:
ハブおよび QMC サイトを信頼済みサイトとして Windows Internet Explorer に追加します。
次の手順を実行します。
1. Windows Internet Explorer で [インターネット オプション] を開きます。
2. [Security (セキュリティ)] タブを選択します。
3. [Trusted sites (信頼済みサイト)] をクリックします。
4. [Sites (サイト)] をクリックします。
5. テキスト フィールドにハブの Web サイト アドレスを入力して [Add (追加)] をクリックしま
す。
6. テキスト フィールドに QMC の Web サイト アドレスを入力して [Add (追加)] をクリックしま
す。
7. [閉じる] をクリックします。
8. ブラウザ ウィンドウを更新します。
9.5
信頼できないプロキシ SSL 接続/証明書
プロキシ SSL 接続/証明書は信頼できません!とブラウザに表示され、例外を作成して、その認証局を
信頼しますか?と尋ねられます。
Possible cause:
Thawte や VeriSign といった有名な認証局のルート証明書でないと、ブラウザでルート証明書が認識さ
れないことがあります。
Action:
「例外を作成して、その認証局を信頼しますか?」というブラウザの質問に、はいと答えます。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
60
9 トラブルシューティング
また、Qlik Sense の既定の証明書を使用できるようにするには、パブリック SSL 証明書が必要です。イ
ンストール済みかどうかを確認してください。
9.6
Safari 7 Webブラウザの使用時に、ハブにアクセスできな
い
[Loading the hub (ハブをロード中)] と表示され、Web ブラウザである Safari 7 の使用中はハブに
アクセスできません。
Possible cause:
Thawte や VeriSign といった有名な認証局のルート証明書でないと、ブラウザでルート証明書が認識さ
れないことがあります。
Action:
次の手順を実行します。
1. ウェブ ブラウザ Safari を閉じます。
2. 再びハブにアクセスします。
証明書のダイアログが表示されます。
3. [Show certificate (証明書の表示)] と [Always trust (常に信頼する)] を選択します。
9.7
iPad からハブにアクセスできない
Possible cause:
Thawte や VeriSign といった有名な認証局のルート証明書でないと、ブラウザでルート証明書が認識さ
れないことがあります。
Action:
Qlik Sense の既定の証明書を使用できるようにするには、パブリック SSL 証明書が必要です。インス
トール済みかどうかを確認してください。
9.8
QMC を開けない
QMC を開くと空白のページが表示されたり、別のソフトウェアが証明書を使用しているという警告が表
示されます
Possible cause:
別のソフトウェアが使用しているので、必要なポートを利用できません。VMware、Skype、IIS などで
す。
Action:
次の手順を実行します。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
61
9 トラブルシューティング
1. 次の場所にある プロキシ システムのログ ファイルを確認しま
す:%ProgramData%\Qlik\Sense\Log\Proxy
2. プロキシが稼働中で、必要なポートを待ち受けることが可能か確認します。既定では、プロキシ
はポート 443 で稼働するので、このポートが利用可能になっている必要があります。
3. ポート 443 を使用して、他のプログラムをすべて完全にシャットダウンし、プロキシ サービス
を再起動しますまた、これらのプログラムのポート設定を変更してください。
9.9
[400 Bad request (400 不正な要求)] と表示される
Possible cause:
プロキシまたはリポジトリへの REST HTTP 要求が不正に書式設定されています。
Action:
REST HTTP 要求の書式設定を修正してください。
9.10
[403 Forbidden (403 拒否)] と表示される
Possible cause:
マシン上のルート証明書の数が多すぎます (> ~300)。このため、Qlik Sense サービスは通信できませ
ん。
Action:
使用されていないルート証明書を削除してください。Microsoft のヘルプ マニュアルも参照してくださ
い:http://support.microsoft.com/kb/933430 および
http://support.microsoft.com/kb/2801679
9.11
[404 Not found (404 見つかりません)] と表示される
Possible cause:
URL は存在しないリソースを指しています。
Action:
URL を修正してください。
9.12
[405 Method not allowed (405 許可されていない方法)] と
表示される
Possible cause:
URL は存在しない REST 機能を指しています。
Action:
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
62
9 トラブルシューティング
URL を修正してください。
9.13
ハブにはアクセスできるが、ストリームが表示されない
Possible cause:
ユーザーにアクセス タイプがありません。
Action:
ユーザー アクセス権を割り当てるか、ログイン アクセス グループにユーザーを含めます。
9.14
ハブにはアクセスできるが、希望するストリームが表示さ
れない
Possible cause:
ユーザーにストリームへのアクセス権がありません。
Action:
セキュリティ ルールでユーザー アクセスを提供します。
9.15
スタート ページで、エンジン、リポジトリ、プロキシ、スケ
ジューラの横に数字が表示される
Possible cause:
サービスが停止しています。
Action:
次の場所にあるログ ファイルを確認します:%ProgramData%\Qlik\Sense\Log\<サービス>
9.16
ショートカットで QMC またはハブをロードできない
Microsoft Windows Server 2008 R2 および Windows 8.1 の環境で、Internet Explorer 10 または
Internet Explorer 11 を使用すると、ショートカットでは QMC またはハブをロードできません。
Possible cause:
Internet Explorer セキュリティ設定が、ショートカットをブロックします。
Action:
Internet Explorer の ローカルのイントラネット ゾーンに https://<マシン名>/ を追加しま
す:Internet options/Security tab/Local intranet:Sites/Advanced。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
63
9 トラブルシューティング
9.17
ユーザー アカウントの変更
Qlik Sense を稼働するために使用している既定の Windows ユーザー アカウントを変更したい。
Action:
Qlik Sense インストール環境を変更します。
1. コントロール パネルを開き、[プログラムのアンインストール] を選択します。
2. 次に、プログラムの一覧から Qlik Sense を選択し、[変更] をクリックします。
3. Qlik Sense 設定ダイアログで [変更] を選択します。
また、手動でも Windows ユーザー アカウントを変更できます。Qlik Sense サービスを稼働するために
使用されているユーザー アカウントや、Qlik Sense ログが保存されているフォルダにアクセスするため
に使用されているユーザー アカウントを変更すると、実行できます Qlik Sense ログ フォルダへの既定
のパスは、%ProgramData%\Qlik\Sense\Log\<サービス> です。
9.18
[Internal server error 500 (内部サーバー エラー 500)] と
表示される
Possible cause:
不明のエラーが発生しました。
Action:
以下の場所にあるシステム ログ ファイルをチェックします:
l
%ProgramData%\Qlik\Sense\Log\Proxy
l
%ProgramData%\Qlik\Sense\Log\Repository
エラー メッセージが繰り返し表示される場合は、Qlik Sense の担当者に連絡し、システム
ログ ファイルを提供してください。
9.19
QMC を起動すると、[Unable to get the custom properties
definitions (カスタム プロパティの定義を取得できませ
ん)] と表示される
Possible cause:
リポジトリからカスタム プロパティの情報を取得するのに失敗しています。
Action:
QMC を再起動します。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
64
9 トラブルシューティング
9.20
再作成したノードがオンラインにならない
QMC でノードを再作成しましたが (作成、削除して、もう一度作成)、ノードがオンラインになりませ
ん。ログには警告メッセージ「ノードは無効です (最も考えられる原因はクラスタからの登録解除にな
ります)。スタートアップを中止します...」が表示されています。
Possible cause:
削除されたノードを複数ノードの環境で再起動や再利用することはできません。
Action:
次の手順を実行します。
1. QMC でノードを削除してください。
2. ノードからソフトウェアをアンインストールします。
参照項目: Qlik Sense のアンインストール (42ページ)
3. ノードでソフトウェアを再インストールします。
4. QMC でノードを再び作成します。
Qlik Sense のトラブルシューティングについては、Qlik Sense サイトの管理 マニュアルの「トラブル
シューティング」のセクションを参照してください。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
65
10 カスタム コネクタのインストール
10
カスタム コネクタのインストール
追加のコネクタをインストールすることで、一般的な Qlik Sense インストールではサポートされていな
いカスタム データ ソースからデータを取得できます。カスタム コネクタはサードパーティー デベロッ
パーから入手することも、Qlik QVX SDK を使用して作成することもできます。
Qlik Senseコネクタは、Qlik Senseと同じアクセス権限で実行されます。そのため、コネク
タをインストールする前にセキュリティ面について考える必要があります。というのは、コ
ネクタには自動的に Qlik Sense と同じリソースへのアクセス権が与えられるため、悪意あ
るコネクタによって使用される可能性があるからです。
10.1
必要なファイル
コネクタ ソリューションには、以下のファイルが含まれており、それらをインストールする必要があり
ます。
l
l
10.2
<ConnectorName>.exe または .dll およびすべてのサポートファイル
.js、.html、.css ファイルなどを含む web フォルダ、およびその他の Web インターフェイス関
連ソリューションのコンポーネント (コネクタのユーザー インターフェイスが Qlik Sense 対応の
場合)
インストール手順
コネクタをインストールする準備ができたら、以下を行います。
1. Qlik Sense のカスタム データ フォルダのコネクタ ソリューションと同じ名前 (たとえば
QvEventLogConnector など) のフォルダを新規作成します。カスタム データ フォルダが存在し
ない場合は、このフォルダも作成する必要があります。
カスタム データ フォルダは以下のいずれかです。
32 ビット コネクタ: C:\Program Files (x86)\Common Files\Qlik\Custom Data
64 ビット コネクタ: C:\Program Files\Common Files\Qlik\Custom Data
例:
C:\Program Files (x86)\Common Files\Qlik\Custom Data\QvEventLogConnector
2. (必要なファイル (66ページ) に一覧表示されている) コネクタ ソリューションのファイルを上記
の手順で作成したフォルダにコピーします。
これで、Qlik Sense でコネクタを使用できるようになりました。
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
66
10 カスタム コネクタのインストール
10.3
Qlik Sense 対応でないコネクタの使用
Qlik Sense 対応でない既存のコネクタを使用する場合は、一部の制限事項を考慮する必要があります。
データに接続して選択するためのユーザー インターフェイスが対応していないので、スクリプト エディ
タでデータ接続を作成してデータを選択することはできません。
この問題には次のように対処できます。
1. QlikView 11 のスクリプト エディタを使用して、コネクタで接続し、必要なデータを選択しま
す。
2. CUSTOM CONNECT, LOAD と SQL SELECT 文を含め、コネクタで生成されたスクリプト
コードをコピーします。
3. スクリプト コードを Qlik Sense スクリプトに貼り付けます。
4. スクリプトを実行してデータを Qlik Sense にロードします。
参照項目:
≤ Qlik QVX SDK ヘルプ ファイル
インストール ガイド - Qlik Sense , 1.1
67