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AX-050 汎用バス拡張インターフェース
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Ver 1.0 2015 年 7 月12 日
1. 特長
AX-050 は、シグナルプロセッサ Aproc-1 に汎用バスインターフェース機能を追加する拡張インターフェー
スです。以下の特長があります。
◆ データ幅 8 ビットまたは 16 ビットのアクセス
◆ シンプルなリード/ライトストロボ信号によるインターフェース
◆ 256 バイトの IO 空間
2. ブロック図
AX-050 のブロックダイアグラムを図 1 に示します。
AX-050
ストロボ RD/WR
指令
アドレスバス A0-7
アドレス
ジェネレータ
制御部
Aproc-1 へ
切
換
データ
セレクタ S0-3
データバス D8-15
データバス D0-7
Hi-Z バッファ
上位レジスタ
下位レジスタ
図 1 AX-050 のブロックダイアグラム
1
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3. 電気的仕様
AX-050 の電気的仕様を表 1 に、アクセスタイミングを図1に、コネクタピンアサインを表 2 に示します。
表 1 電気的仕様
項 目
仕 様
8 ビットまたは 16 ビットパラレル
8 ビット
4
8 ビットアクセス時 0.4 マイクロ秒
16ビットアクセス時 0.7 マイクロ秒
8 ビットアクセス時 0.7 マイクロ秒
16ビットアクセス時 1.4 マイクロ秒
データバス
アドレスバス
セレクト信号
リードサイクル時間
ライトサイクル時間
備考
LVTTL(0∼3.3V)
5V(USB バス電圧)×50mA 以下
信号レベル
消費電力
リードタイミング
ADDR/S
DATA
<10 ns
RD
>120 ns
>10 ns
ライトタイミング
ADDR/S
DATA
WR
>10ns
>120ns
図 2 アクセスタイミング
2
>10ns
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表 2 コネクタピンアサイン
列
上側
下側
番号
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
記号
GND
D1
D3
D5
D7
A1
A3
A5
A7
RD
WR
GND
D9
D11
D12
D14
GND
S1
S3
D0
D2
D4
D6
A0
A2
A4
A6
GND
CLK
START
D8
D10
GND
D13
D15
S0
S2
信号名
グランド
データバス 1
データバス 3
データバス 5
データバス 7
アドレスバス 1
アドレスバス 3
アドレスバス 5
アドレスバス 7
リードストトーブ
ライトストローブ
グランド
データバス 9
データバス 11
データバス 12
データバス 14
グランド
セレクト 1
セレクト 3
データバス 0
データバス 2
データバス 4
データバス 6
アドレスバス 0
アドレスバス 2
アドレスバス 4
アドレスバス 6
グランド
クロック
スタート
データバス 8
データバス 10
グランド
データバス 13
データバス 15
セレクト 0
セレクト 2
3
備考
5V 入力許容なし
負論理
5V 入力許容なし
負論理
5V 入力許容なし
負論理
5V 入力許容なし
5V 入力許容なし
負論理
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4. 機械的仕様
AX-050 の機械的仕様を 表 3 に、外形を 図 3 に示します。
表3
AX-050 の機械的仕様
項目
仕様
備考
コネクタ
Aproc-1 側:倍密度 DSUB26(プラグ)
入出力側:標準 DSUB37(ソケット)
ロックねじ、ナットの
ねじピッチは 4-40
バックシェル材
熱可塑性樹脂、灰色
寸法
図 3 参照
重量
100g 以下
AX-050
単位mm
図3 AX-050 の外形
4
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5. ソフトウェアインターフェース
AX-050 を使用するには、プログラムで以下の(1)を宣言し、(2)∼(3)をメイン処理部またはユーザ関数部に
記述します。
(1) デバイスの宣言(必須)
xType = “A050, mode=KMMNN,…..,Sn=bbbbbbbb,….“;
【書式】
右辺はコンマで区切られた文字列から成り、以下の意味があります。
A050
: 拡張インターフェースが AX-050 であることを示します(必須)
mode=KMMNN
: 5 桁の 16 進数です(必須)
K : 8 ビットアクセスなら 5 を、16 ビットアクセスなら A を与えます
MM:(入力アドレスの最大値+1)を 2 桁の 16 進数で表したものです
NN:(出力アドレスの最大値+1)を 2 桁の 16 進数で表したものです
Sn=bbbbbbbb
: n=0,1,2,3 で、最大 4 個設定できます(省略可)
bbbbbbbb は b=0,1,* の 3 文字で記した 8 ビットのアドレスパターンです
(*はワイルドカード、つまり無視)。アドレスがこのパターンに一致したとき、
該当するセレクト信号 Sn が LOW になります。デフォルトは以下です。
S0
S1
S2
S3
= **00****
= **01****
= **10****
= **11****
AX-050 では、プログラムとは無関係に、入力時はアドレス 0 から MM 回、出力時はアドレス 0 から
NN 回のアクセスを実行します。したがって、接続するデバイスのアドレスをできるだけ小さく設定すると
処理時間が短くなります。
(2) データの出力設定
【書式】
アドレス addr に Xout( addr, scale, y );
2M y
で計算される値を出力します。
scale
8 ビットモードの場合、M=7。 また、addr はバイト単位。
16 ビットモードの場合、M=15。 また、addr はワード(2バイト)単位。
【注意】 scale の 絶対値は 2M 以下にしてください。
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(3) データの読み出し
信号名 = Xin( addr, scale );
【書式】
(アドレスaddrのデータ値)×scale
が左辺の信号に代入されます。
2M
8 ビットモードの場合、M=7。 また、addr はバイト単位。
16 ビットモードの場合、M=15。 また、addr はワード(2バイト)単位。
【注意】 scale の 絶対値は 2M 以下にしてください。
6. 改訂履歴
日付
バージョン
改訂内容
2015/07/12
1.0
初 版
6