慢性期医療ルネッサンスの始まりに

2013
本部長
・ コミュニケーションがマスターキー
坂井 等
・ 医療人である前に、優しい社会人に
心 よ り 感 謝 い た し ま す 。前 期 は﹁ よ り 安 全 、清
動を心に留めて下さっている全ての皆様に
迎 え る こ と が で き ま し た 。日 頃 、私 た ち の 活
施 設 、高 齢 者 住 宅 が 増 加 す る 一 方 の 西 多 摩 地
看 護 師 奨 学 奨 励 制 度 の 創 設 を 行 い ま す 。介 護
本 語 学 校 と の 提 携 に よ る 独 自 の 外 国 人 介 護・
も と よ り 、E P A 看 護 師 候 補 生 の 受 入 れ 、日
人材育成の分野では看護大学奨学金制度は
潔 、心 地 よ い 病 院 ﹂を 目 指 し 、施 設 面 で は 病 棟
域 に あ っ て﹁ 地 域 と 共 に 生 き る ﹂使 命 を よ り
期を
壁 面 塗 装 、﹁ お 客 様 を 迎 え る ﹂を テ ー マ に し た
い っ そ う 明 確 に し 、常 に﹁ 病 院 ﹂の 果 た す べ き
地 域 の 皆 様 に 支 え ら れ 、崎 陽 会 は 第
ロ ビ ー 全 面 改 修 と ユ ニ フ ォ ー ム の 刷 新 、防 災
役 割 と は 何 か を 心 に 留 め﹁ 明 る く 、仲 良 く 、
爆の最新 CTの導入、褥瘡対策用具の充実、医
器 を 全 て 新 し く し ま し た 。医 療 機 器 で は 低 被
カーテンの交換、照明の LED化、患者様の食
る高性能フィルターの設置、全館のエアコン、
の 協 力 会 社 の 皆 様 に 、こ の 場 を お 借 り し て 心
く な る 中 、私 た ち 崎 陽 会 を 支 え て 下 さ る 多 く
す 。国 の 医 療 、社 会 保 障 財 政 が 、ま す ま す 厳 し
元 気 よ く ﹂仕 事 を し て い き た い と 考 え て い ま
患 者 様 の 高 齢 化 、病 状 の 重 篤 化 に 対 応 す べ く
看護環境、備品の充実を図りました。今期はさ
ら に﹁ 超 高 齢 化 社 会 に 向 け た 医 療 環 境 の 最 適
化﹂をテーマにハード面を整えていきます。ソ
フト面では、汗を流す職員が働きやすい環境、
希 望 を 持 て る 職 務 が あ っ て こ そ 、上 質 な サ ー
ビスが提供出来ると考えます。多忙な医療・介
護 の 現 場 で は 、何 よ り も チ ー ム ワ ー ク が 重 要
となります。職種、職域を超えた職員同士の理
解とコミュニケーションが、問題解決、一歩前
進 の マ ス タ ー キ ー だ と 考 え 、今 期 は 職 員 同 士
が﹁ 交 わ る ﹂場 作 り と﹁ 語 り 、笑 え る ﹂機 会 の 創
出、﹁学び、遊ぶ﹂福利厚生予算の拡充を行って
いきます。職員研修においては、専門分野だけ
で な く﹁ 医 療 は サ ー ビ ス 業 で あ る ﹂を 心 得 に 、
マ ナ ー・接 遇 研 修 な ど の﹁ 医 療 人 で あ る 前 に 、
優 し い 社 会 人 ﹂教 育 に 力 を 入 れ て い き ま す 。
ロビー イメージデザイン(4月中に完成予定)
より御礼申し上げます。
対 策 の 拡 充 。住 環 境 で は 外 気 を
%清 浄 化 す
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療 テ レ メ ー タ ー の 整 備 等 を 行 い ま し た 。特 に
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常任理事・
経営企画本部
・ 超高齢化社会に向けた医療環境の最適化
春
Vol.61
Vol.61
地域と共に生き、信頼される医療の提供に努めます
日本医療機能
評価機構
認定病院
慢性期医療ルネッサンスの始まりに
ロビー改装を記念してバロックコンサートを催します。無料ですので、皆さん是非お越し下さい。
詳細は後日ホームページ等でご案内いたします。
日時 5 月 23日
(木)午後 場所 新ロビーにて
蓼沼 翼
医局長
①
沖 陽輔
井出 勝久
ました。
見 て 歩 き 、良 い 点 を 取 り 入 れ て 準 備 し ま し
います。白紙の状態から、全国のホスピスを
③ ホスピス準備室時代が一番思い出に残って
来 ま し た 。ま た 、在 宅 リ ハ ビ リ で
療養生活を送るのか知る事が出
院で実際に患者様がどのような
30
2
今できない事は、 十年たってもできまい。思いついた事はすぐやろうじゃないか。
―市川左團次
院長
から 病棟ですが、
主に と
病棟 ホスピス
年生の時、学校の鑑賞教室で映画﹁飛
① & 病棟 内科 脳神経外科
特に母親が医者にしたいと考え
② 親、
物理学者になりたいと思うようになりまし
② 中学
鳥 へ 、そ し て ま だ 見 ぬ 子 へ ﹂を 見 て 、医 者 は
ど。
は 、長 期 療 養 が 必 要 な 患 者 様 に 、
③ 大きな病院に勤務していた時に
りに多く、彼等と徹夜で話したり、渡辺淳一
療養型の病院に転院していただ
た。大学の浪人時代に、医師志望の友人が周
か な り 疲 れ て い ま し た の で 、余 生 は の ん び り と 診
の﹁ 白 夜 ﹂を 読 ん で 医 者 に な ろ う と 決 心 し 、
③ 平成
療 し よ う と 、友 人 が 院 長 を し て い た 当 病 院 へ 来 ま
く こ と が あ っ た の で 、療 養 型 の 病
年後に辞職した後、僕の人生
しかし、その友人が
は予想もしない方向に展開しました。
た。当時の準備室のメンバーが皆で協力し、
非常に少ない医師数の中で、僕一人で現在の
く 分 か り ま し た 。患 者 様 の 症 状 が
活を尊重した医療の必要性が良
嬉 し か っ た で す 。そ れ が 軌 道 に 乗 り 、今 皆
落 ち 着 き 、元 気 に な っ て 自 宅 に 戻
年に院長を引き受け、
その後はめまぐるしい
で協力して患者様のケアにあたる事が出来
ら れ た 時 や 、退 院 さ れ た 時 は 嬉 し
毎日が続いていますが、 歳を過ぎてからは医師会
関係の役職を引き受けざるを得なくなり、
院外の業
て、何よりも嬉しいです。
梅マラソンの
クラシック音楽を聞く事が好き
いです。
ン タ ー と い う ゲ ー ム で す 。昨 年 の 春 頃 か ら 孫 と 始
ル マ ラ ソ ン を 走 り た い と 思 っ て い ま す 。そ
で す 。末 の 娘 が ピ ア ノ を 習 っ て い
ぞ知ることです。
④ 昔ピアノを弾いていた事もあり、
めまして、孫は既に他のゲームに移っていますが、
の 他 、登 山 や 卓 球 も 好 き で す 。登 山 は 特 に
る の で 、一 緒 に や っ て み よ う か な
G
い ま す 。こ れ が ど の く ら い 大 変 な こ と か は 知 る 人
級クエストを戦って
冬 山 が 好 き で 、ア イ ゼ ン 、ピ ッ ケ ル を 使 い 、
と思っています。
じいちゃんはまだ一人で港
ロープで確保して登ります。
キ ロ に 出 場 し 、い つ か は フ
④ 最 近 マ ラ ソ ン に は ま っ て い ま す 。来 年 は 青
務も増えました。
この全てが僕の思い出です。
平成
と 病棟の患者を全員担当した時期もありました。
A
④ この一年夢中になっていますのは、モンスター・ハ
60
新しいものを立ち上げる事が出来て非常に
病棟
2
往 診 を す る 様 に な り 、患 者 様 の 生
した。
猛勉強の末医学部に進みました。
年に、それまで非常に忙しい病院に勤務し、
そもそもは膠原病・リウマチ。必要に駆られ血液透
析を勉強しました。
C
ていました。また親戚にも医者がい
A
いいなあと思いました。しかし、その後は運
3
た た め 、反 論 せ ず 、医 師 の 道 を 進 み
F
動 ば か り で た ち 切 れ に な り 、い つ し か 宇 宙
C
い で し ょ う 。但 し 、医 院 を 継 ぎ ま せ ん で し た け れ
①
A
② 父親が開業医で、末っ子の長男、医師になるしかな
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地域と共に生き、信頼される医療の提供に努めます
① 担当病棟・専門 ② 医師を目指したきっかけ ③ 医師として、日の出ヶ丘病院で一番思い出に残った事 ④ 趣味
た 患 者 様 が 、そ の 後 気 管 カ ニ ュ ー レ と
③ 脳 血 管 障 害 で 気 管 切 開・胃 瘻 造 設 を し
で医学部に進学しました。
に ド ク タ ー が 多 か っ た た め 、そ の 影 響
た い と 考 え て い た わ け で は な く 、親 戚
① から 病棟 消化器内科
② 高校生までは裁判官になりたいと思っ
副院長 加賀谷 壽孝
たそうです。
新 聞・古 雑 誌 ∼ ♪ 〟に な り た か っ
た 。小 さ い 時 は ち り 紙 交 換 屋〝 古
になろうと漠然と考えていまし
おり、小学校高学年の頃には医師
① ・ ・ 病棟 褥瘡回診 胃瘻造設 当初は消化器外科専攻
も断念 一般内科
② 父親が外科医師で開業医をして
小林 大介
科的な治療が必要な場合
科の患者様で合併症等で内
と 思 う こ と の 一 つ が 、精 神
③ 日の出ヶ丘病院を良いなあ
①
に 、同 じ 病 院 に い な が ら 治
病棟 精神科
② 兄が医学部に進んだので、
中山 宏
①
新井 深
て い ま し た 。何 が 何 で も 医 学 部 に 入 り
自分も医学部に進みまし
た。
療 が 出 来 る 事 で す 。そ の よ
さんのこと∼
小学校を出てすぐ働
さんは市井の人だ。
いて、オリンピックの頃に東京に出てま
③∼
② 両親の勧めが大きかったと思います。
病棟、
その他、
認知症
胃 瘻 チ ュ ー ブ を と も に 抜 去 で き 、経 口
数
た一人でずっと働いた。 を過ぎて自ら
手続して老人ホームに入った。ずっと郷
里に帰らなかった。年月は流れ当院に移
られた。もう一度郷里の土を踏めないも
のか?親族の方と準備したが施設がみつ
さんの尊厳死協
うな合併症を抱えた患者様
からなかった。ある日
名と褥瘡回診。いきなり?という
とで、主にゴルフをし
と出不精なので競技場ではなく、
④ サッカー観戦︵人混みが嫌いなの
多いです。
ただ読みたい本が
特に新書の本を読むことが
会のリビングウィルが目に留まった。丁
を持ってもあきらめてしまうのでは
寧な文体できれいな字だ、前にも見てい
前だ⋮、
老人ホームに入るずっとまえ。
そ
の受け皿になっていると思
な く 、本 人 の 意 欲 と 、家 族 や 周 り の 支
ど は 楽 し い 思 い 出 で す 。昨 年︵
本
④ 読書とゴルフが好きです。
印 象 で し た 。歓 送 迎 会・忘 年 会 な
え が あ る と 、回 復 す る 可 能 性 が あ る 事
年 ︶の 雪 の 日 の 出 勤 。車 が 何 回 か
して何度か同じ内容で更新されている。
たが初めて日付に気付いた。 年以上も
を 目 の 当 た り に し 、考 え 方 が 変 わ っ た
のジャンルは問わず、
歴史か
て い ま す 。野 球 と ス
自 宅 の テ レ ビ で ︶。日 本 代 表・
います。ゴルフに関しては、
ら小説まで読みます。
最近は
キーは好きですが、骨
リーグ・海外サッカーと地上波放
以前は毎月のように行って
覚えています。
折が怖いのでやらな
送なら見るようにしています。部
いましたが、
昨年ゴルフ肘に
沢山あって、
いつもたまって
いことにしています。
屋 の 片 付 け・掃 除 も 好 き で 、時 間
回位
なってしまい、
残念ながら最
のペースで行ってい
ゴルフは月に
があると家具の配置換えを考え
近は行けていません。
ます。
さんの責任感
に、
なにか感じるものがある。 さんはも
おひとり様で生きてきた
〝東京で終わらせるつもりだったんだ⋮〟
20
事して〝ハハハ〟と笑う。 さんにとって
うあまりしゃべらない、〝はーい〟とお返
A
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J
A
の本を読む、
少し古い車で遊ぶ。
だ こんなキレイな夕陽が⋮﹂
④ 多部未華子さんの舞台を見る、
近・現代史
治の歌 が頭をよぎる﹁東京にもあったん
の東京ってなんだったのだろう、福山雅
A
④ 趣味は体を動かすこ
スリップしてドキドキしたのを
います。
③ 赴任翌日には受け持ち患者
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経験をしました。
摂 取 が 出 来 る よ う に な り ま し た 。障 害
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たり、
掃除をしたりしています。
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人に接する時は、暖かい春の心。 仕事をする時は、燃える夏の心。 考える時は、 澄んだ 秋の心。
自分に向かう時は、厳しい冬の心。 ―鮫島輝明
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地域と共に生き、信頼される医療の提供に努めます
地域と共に生き、信頼される医療の提供に努めます
Vol.61
病 院 探 検 隊
一般内科病棟
(A病棟)便り
「娘の花嫁姿を見せてあげたい」
在宅介護を受けていた患者様。必要な治療が終了したらまた家
に帰したいというご主人の強い希望で入院されました。ある日、
病状が悪化し会話も少なくなってきた中で入浴を希望されまし
の希望もあり、主治医と相談し﹁覚悟の上﹂ということで、ご家
た。
﹁きれい好きだからお風呂に入れてあげたい﹂というご家族
族の見守る中で入浴しました。入浴後は呼吸も安定し、﹁良かった﹂
とホッとしたのもつかの間、何日もしないうちに意識が朦朧とし
婚式を伸ばしている﹂との情報を得ました。花嫁衣装ができたら
17
てきました。ご家族からお話を伺っているうちに、
﹁実は娘の結
23
11
見せてあげたい、でもすぐには準備ができないということでした。
11
患者様を見ているととても不安な状態でした。 月 日、ご主人
より﹃ウエディングドレスの準備ができたので、 月 日に自宅
に外泊させて、娘のウエディングドレス姿を見せてあげたい﹄と
言われました。しかし、患者様の状態から明日しかないと判断し、
ました。 月 日、真っ白なウエディングドレス姿の娘さん・タ
18
すぐにでも病室で見せてあげたらいいのではないかと提案いたし
記念撮影をしました。
﹁疲れたでしょう、ベッドを下げましょう﹂
キシード姿のご主人・患者様には薄いピンクのドレス。 3人で
という言葉に、
﹁このまま﹂とおっしゃり、患者様はいつまでも
娘さんの花嫁姿を見つめていました。その夜、娘の花嫁姿を瞼に
焼き付けて患者様は天国に旅立たれました。
11
ボランティア便り
昨年より、新たなボランティア活動として、病棟を回る移動図書館がスタートしました。毎週月曜日にワゴンに本を積んで、病棟とデイ
・
ケアを訪問しています。本を心待ちにして下さる患者様も多く、以前より院内の本を患者様に読んで頂く機会が増えました。今回は、図
書ボランティアとして活躍するお二人をご紹介します。
「私は古い本が好きなんです。本だけでなく、人の手から手へと手渡されていく本自体にも物語があると思うから…」と最近は
やりのテレビドラマの台詞にありました。病院の図書室にもこの言葉が当てはまるように思います。病院の患者様、職員の方々、
ボランティアの手から手へ、それぞれの物語をのせて手渡されていく本。その物語のなかの一員であることをとてもうれしく思い
ながら、ボランティア活動をさせていただいています。
(本荘 繁)
「本は窓だ」と思う。どちらかとい
えば無機質な病室の中に、絵本があり、
写真集があり、文庫があればふと目線
が本に触れる。スタッフも家族も話の
種にできる。本からのぞく患者様は、
人生の景色を、本の頁よりも多くお顔
に刻んだ先輩方。本を仲立ちに、ぽつ
りと語られる言葉は、本の中身よりも
奥深い。職員食堂の片隅に、背表紙を
みせている沢山の窓、月曜日それらを
運んでいく図書係は、ちょっとファン
タスティックな配達人だ。
(森 政美〈落
語ボランティアもしています〉
)
病棟訪問の様子 / 沢山の本と図書ワゴンと共に、本荘さん(左)森さん(右)
移動図書館スケジュール
第1、第3月曜日
午前 10:30〜 デイケア
午後 13:00〜 E病棟 14:00〜 A/C病棟
第2、第4月曜日
午前 10:30〜 B病棟
午後 13:00〜 D病棟
14:00〜 F 病棟
深く悲しむ人ほど強く喜ぶことができる。
たくさん涙を流した人ほど、大いに笑うことができるのです。 ―五木寛之
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年
月今は亡き大蔵事務
去る
月
日 、当 院 理 事
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長大蔵葉子が、 年間に渡
年度の自治表彰を
年間ではな
コメントしました。 ず か し い 気 が し ま す 。﹂と
彰をして頂くのは少し恥
か っ た の で 、こ の よ う な 表
働きをした
賞 式 後 、﹁ 何 か 素 晴 ら し い
行 わ れ ま し た 。理 事 長 は 授
念 品 贈 呈 の 後 、写 真 撮 影 が
共 に 、町 か ら の 感 謝 状 と 記
ホ ー ル で は 、他 の 表 彰 者 と
となった日の出町役場の
受 け ま し た 。表 彰 式 会 場
平成
を 称 え ら れ 、日 の 出 町 よ り
る教育委員としての功績
8
表彰者代表謝辞
本 日 は 、永 年 勤 続 の 表 彰 を 賜 り ま し て
あ り が と う ご ざ い ま す 。表 彰 者 一 同 を 代
私 は 、昭 和
回目を受審
そ れ を 支 え て く れ た の は 家 族 で し た 。友 人
中仕事が手につかない状態もありました。
を迎えることができました。
で し た 。又 職 場 の 仲 間 に 助 け ら れ 今 日 の 日
今 で は 、義 父 母 も 年 老 い て 在 宅 の 介 護
に 直 面 し て い ま す 。老 人 介 護 を 理 解 し て
い る つ も り で し た が 、在 宅 で は 感 情 が 伴
な い 、介 護 に 疲 れ る こ と も 度 々 で す 。職 場
での介護との差を痛切に感じています。
反 面 、家 族 の 立 場 に 立 つ こ と で 今 ま で 見
え な か っ た こ と に も 気 付 き 、在 宅 で の 介
感しています。
護の精神的サポートがいかに必要かを実
今後自ら得た体験も踏まえ、
良い看護が提
供できるよう、
自分自身を磨いていけたらと
本日はありがとうございました。
思っております。
1
24
表致しましてお礼申し上げます。
年間で全て新しくきれ
月末に
子を出産
年 前 に は 次 男 の 死 と 直 面 し 、辛 い 体 験 の
し ま し た 。そ し て 母 を こ の 病 院 で 見 送 り 、
私 自 身 は 、当 院 に 来 て か ら 第
病院になったのではないでしょうか。
族 、知 り 合 い を 入 院 さ せ る こ と の 出 来 る
まさに理事長の願いであった自分の家
し 、病 院 と し て の 発 展 を 遂 げ て き ま し た 。
評価も 2013年
看 護 の 内 容 も レ ベ ル ア ッ プ し 、病 院 機 能
い な 建 物 に な り ま し た 。そ れ に 伴 な い 、
で し た が 、こ の
入職当時は現在の本館のみが新しい建物
長に面接をして頂き入職となりました。
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B病棟 髙橋 かをる 積 極 的 に考え、積 極 的 に行 動する人ほど、積 極 的 に 遊 び、積 極 的 に 心 身を癒している。つまり、
仕事が 充実している人間ほど余 暇も充実しているということだ。 ―ビル・ゲイツ
5
1000 時間以上 ・
・
・
・
・4 名 3000 時間以上 ・
・
・
・
・3 名
ボランティア活 動表彰 者
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地域と共に生き、信頼される医療の提供に努めます
平成25年3月15日(金)
永 年 勤 続 表 彰
が行われました 永年 勤 続 表彰 者
【5 年】
富山 正子 石川 久美子 原口 力也 早川 恵美子 玉井 いづ子 岩崎 裕子 小島 春美 柴田 基央
川上 晶子 ・
・
・
・
・
・9 名 【10 年】 弥吉 和一郎 乙戸 信吾 野口 進 長谷川 はるみ 平井 久美子 岡本 純 北島 留美 ・・・・・・7 名
【20 年】 伊藤 恵美子 由川 一子 ・
・
・
・
・
・2 名
【25 年】 藤田 和代 髙橋 かをる 山本 佳信 ・・・・・・3 名
【30 年】 宮崎 玲子 ・
・
・
・
・
・1 名
大蔵理事長 日の出町自治表彰受賞!
地域と共に生き、信頼される医療の提供に努めます
1%
0%
0%
ふつう
23%
思う
84%
良い
87%
Q4
職員の対応はいかがでしたか?
73%
■ 良い ■ ふつう ■ 不満 ■ わからない
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説明
言葉遣い
病棟のスタッフの入れ替わりが多いので、中々名前が憶えられません。写真のボードとよく照らし合わせま
すが、
IDをよく見えるように皆様がおかけ下さると有り難いです。
患者様に直接触れる看護職の職員は名札で患者様の体に傷をつけるかもしれないので、見えないことが
あるかもしれませんが、患者様、ご家族に名札を提示してご挨拶するよう、指導致します。
● 当院全体に対する印象
病院入口の坂が急で年寄り向きではないため、知り合いや家族には紹介できない。
ご不便をおかけしております。現在巡回バスを運行していますので、是非ご利用いただければと思います。
● その他、当院へのご意見・ご要望など
入院して間もなく車椅子になり、今は歩行出来ないと思います。お忙しいとは思いますが、時間を作って
歩行のリハビリ等していただけたらと思います。
リハビリテーションの必要があれば医師の指示に基づいて実施をしていきます。出来る範囲で努力をして、
なるべく療養環境に変化が出るよう、努力いたします。
何を成し遂げたかではなく、自分の行いにどれくらいの愛をそそぎ込んだかが 重要なのです。 ―マザーテレサ
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今回の結果は院内掲示板に掲示してあります。
各部署
● 病院の設備について
に寄せられましたご意見、ご要望は各部署に配布し、
■ご意見への回答を一部ご紹介します
検討を重ね、
更なる業務改善に取り組んでおります。
リハビリ
皆様方のご協力に感謝申し上げます。
薬剤師
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対応全般
言葉遣い
対応全般
相談室
説明
言葉遣い
対応全般
事務所
説明
言葉遣い
対応全般
看護師
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説明
1
説明
医 師
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言葉遣い
説明
1
対応全般
1
言葉遣い
対応全般
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16
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0
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%という結果でした。今回、その結果の一部を掲載させて頂きます。
紹介しても良い
50.2
満足度調査を行いました
悪い
104
11
回
3%
思わない
どちらとも
いえない
第
1%
3%
どちらとも
いえない
207 9
7%
15%
紹介したくない
3%
わからない
その他
24
月、入院満足度調査を行いました。入院患者様、又はそのご家族を対象にアンケートを行い、アンケート
どちらとも
いえない
当院全体に対する印象をお聞かせ
下さい。
年
その他
Q1
平成
患者様・ご家族のご希望やご意見
に対して、職員は前向きに対処し
ていると思われますか?
部中、 部の返信で回収率
この 病 院 をお 知り 合 い の 方や
ご 家 族に 紹 介したいと思います
か?
配布枚数
Q2
Q3
Vol.61
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日の出町大久野、梅ヶ谷峠の入口、坂本の信号か
らすぐ先にお店があります。名前のごとく、大多摩
地域のうまいものを集めたお土産店です。みやび工
奥多摩わさび、うどんそば、醤油、こんにゃく、日
房のくんせいチーズを初めとし、はちみつ、漬物、
おります。手作りのくんせいチーズは、桜のチップ
の出トマト等、地元で作る加工品を色々取り揃えて
を使い、じっくりスモークした自慢の一品。是非ご
来店下さい。
私事ですが、社長と私は、日の出町に生まれ育っ
て 年近くになります。日の出ヶ丘病院には健診で
お世話になる程度でしたが、昨年友人が末期がんで
入院したので、初めてホスピス病棟に行きました。
ピアノがあり、ピンクのカーテンで明るい病棟でし
た。余命僅かというのに、本人は明るく、そして水
施設です。昭和
年に設立され、日の出ヶ丘病院
害と言われる方々がご利用されている障害者支援
障害者支援施設日の出太陽の家は、主に知的障
〒 190-0181
東京都西多摩郡日の出町大久野 5107
TEL:042-597-2811 FAX:042-597-2812
URL:http://www.taiyonoie.org
皆様と出会える日を楽しみにしております。
民 の 方 々 に ご 理 解 や ご 協 力 を い た だ い て い ま す。
を通じて、そして参加者として、多くの日の出町
います。行事やバザーでは、物品を通じて、労力
認められる街と社会づくりに貢献したいと願って
を受け輝くようにと、自らの内にあるものが皆に
方々が輝く、ボランティアが輝くと、誰もが皆光
支 え て い る 人 も 輝 く、 そ し て 訪 れ て く だ さ っ た
し て、 利 用 さ れ て い る 方 が 輝 く、 保 護 者 が 輝 く、
﹁一人ひとりが太陽に﹂を具体的に実践する場と
太陽の家は、社会福祉法人太陽福祉協会の理念
ません。
り、何かにつけご配慮いただいていて感謝に堪え
の 方 の 特 徴 に 合 わ せ て、 時 間 を 余 分 に い た だ い た
なっています。健康診断や診察などでは、利用者
さんには協力医療機関としていつも大変お世話に
62
〒 190-0181
東京都西多摩郡日の出町大久野 6700
TEL:042-597-7411
FAX:042-597-5745
定休:月曜
URL:http://www.miyabi2000.co.jp
曜日の演奏会の事を大変嬉しそうに語りました。ホ
うございました。
障害者支援施設 日の出太陽の家
施設長 板垣 修
施設紹介
患者様の権利
患者様は、平等に良質の医療を受ける権利が
あります。
患者様は、医療を自由に選択する権利があり
ます。
患者様は、納得できるまで説明を聞く権利が
あります。
患者様は、いかなる時でも、プライバシーを保
護される権利があります。
● 当法人では個人情報保護法を遵守しています。
● 院内での携帯電話の使用は禁止です。
相談窓口は総務課です。
「地域と共に生き、信頼される医療の提供」
● 医療は、医師による説明と、患者様の選択を尊重し
て提供します。
● 患者様の人間性、個別性を重視し、プライバシー
を尊重します。
● 職員は、理解と協調による、和のチームワークに
励みます。
崎陽会理念
当院は、常に患者様の人権を尊重した医療と
医療環境を提供することに努力いたします。
● 患者様相談窓口は医療福祉相談室です。
口座名義 崎陽会ぽかぽか基金
りそな銀行 あきる野支店
︵普︶
4050065
崎 陽 会 ぽかぽか 基 金は、国 内 外 を 問わず、主
に医療、保健衛生の支援を目的として設立さ
れました。募 金は左 記の口 座、又は経 営 企 画
本部内、崎陽会ぽかぽか基金事務局にて随時
受付けています。ご協力をお願い致します。
︻ 崎 陽 会 ぽか ぽか 基 金 ︼
● 敷地内は禁煙です。
13.4.4 2:31:59 PM
季刊誌ひの�_no60_1225.indd 7
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スピスの重要性を垣間見た気がしました。ありがと
目的地に向かう途中であきらめるな。誰も拾ってくれはしないぞ。
─ルイス・アームストロング
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みやび工房 大多摩うまいもの館 伊藤 伊勢子
お店紹介
Vol.61
地域と共に生き、信頼される医療の提供に努めます
地域の広場では、日の出ヶ丘病院周辺のお店や地域情報と、
日頃からお世話になっている施設についてご紹介します
病棟訪問の様子 / 沢山の本と図書ワゴンと共に、本荘さん(左)森
地域と共に生き、信頼される医療の提供に努めます
崎陽会新スタッフ紹介
― 皆さん、
はじめまして!
● 2 月 13 日(水)に「日の出会」を開催しました。この会は
ホスピス病棟で亡くなった患者様のご家族が集い、語らっ
病院からの
お知らせ
Vol.61
て頂く場です。今回は 4 名の方が出席して下さいました。
● 2 月 26 日(火)、27 日(水)、28 日(木)に公益財団法人日
本医療評価機構による病院機能評価を受審しました。結果
は追ってご報告します。
● 3 月19 日(火)、26 日(火)に崎陽会
ぽかぽか基金で支援している、ドル
ポ基金とNPO法人ADRAの活動
報告会を実施しました。崎陽会で
は、社会貢献の一環として、医療分
野で活動を行っている団体を支援し
1月
宮川 明子(健診課)
岸 小百合(D病棟)
板橋 祐子(健診課)
長内 利枝(健診課)
2月
3月
今井 夕加子(F病棟)
羽村 幸枝(E病棟)
南雲 久子(C病棟)
山蔭 みどり
(D病棟)
木村 厚彦(健診課)
堀口 実佐子(B病棟)
荒井 宗一(総務課)
デサン アンドレス
マリヴェル(D病棟)
ドルポ基金報告会の様子
ています。
グループ ご案内
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]
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日の出ヶ丘病院は、
「高齢者のための療養病院」です。ある程度、急性期
の治療を終えられた患者様でも、ご自宅で療養されるには困難な病状や
障がい、又はご家族の事情がある場合には、入院相談いただける病院です。
お気軽にご連絡ください。
TEL:042-597-0811 FAX:042-519-9131 〒 190-0181 東京都西多摩郡日の出町大久野 310
診療内容:内科一般、介護療養、精神療養、
ホスピス(緩和ケア)
、リハビリテーション科、
医療療養(入院血液透析)
武蔵五日市線「武蔵増戸」駅ロータリーから送迎車があります。
(時刻表はお問合せいただくか、ホームページをご覧ください。)
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人間ドック、生活習慣病、その他一般健診
早期発見、早期治療が肝要の生活習慣病。皆様の健康を守るため、さま
ざまなケースにあわせた検査設備をそろえています。
お気軽にお申込ください。
【お申込み連絡先】 TEL:042-588-8666(9:00 ∼16:30 土日祝日を除く)
メール: [email protected]
科
(通所リハビリテーション、訪問リハビリテーション)
住み慣れた地域やご自宅でのリハビリをサポートします。
TEL:042-597-7566 FAX:042-597-7555
ご利用者ひとりひとりをかけがえのない存在として尊重し、訪問看護と
ケアプラン作成のサービス提供を行っています。
TEL:042-597-7080 FAX:042-597-6969
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地域医療の窓口として信頼されるクリニックを目指しています。
診療内容:内科一般、呼吸器科、
消化器科、外科、循環器
専門・特殊外来:整形外科(水)
、
皮膚科(火)
、認知症サポート、
禁煙外来、外来化学療法、
リハビリテーション、
登山者検診ネットワーク
〒 190-0181 東京都西多摩郡日の出町大久野 88-1
TEL:042-597-3652 FAX:042-597-3866
受付時間:午前の部 8:30∼11:30 午後の部 11:30∼5:30(リハビリ 午後4:30まで)
診療時間:午前の部 9:00∼12:00(診療・リハビリ)
午後の部 1:30∼5:00(リハビリ)
午後の部 3:00∼6:00(診療)
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日の出町から委託を受けている地域包括支援センターです。
高齢者の皆様を支援しています。
TEL:042-597-2200 FAX:042-588-0180
2013 春
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