会告公益社団法人低温工学・超電導学会冷凍部会長淵野修一郎 2015年度低温技術夏合宿のご案内低温技術講習会「77K 小型冷凍機を作ろう」低温に関わる人なら一度は冷凍機を作ってみたいと思われるのではないでしょうか。今年で４回目を迎える低温技術夏合宿では、我が国小型冷凍機研究の第一人者である松原洋一先生を筆頭に、一戦級の講師陣を迎え、冷凍機を自作して冷凍機製作の基本を学びます。自作した冷凍機を、条件を変えて運転することによって「冷えるとはどういうことなのか」を実感していただきます。自作するのは G-M 冷凍機に比べて各段に構造が簡単なパルス管冷凍機です。圧縮機以外全て自作します。目標最低到達温度は 77K です。冷凍機の心臓部である蓄冷器を、蓄冷材としてステンレス粒、ステンレス網あるいは、銅網を使用し、皆さんに製作していただきます。また、バッファ、4 バルブ法などによる能力変化、バルブの位相が最低温度や冷凍能力に与える影響など、これまで理屈でしか理解していなかった事を身体で理解していただきます。記日時：2015年8月3日（月）9:00 ～ 7日（金）15:00 場所：物質・材料研究機構桜地区募集人数：12 名（4 人×3 グループ）スタッフ：松原洋一、許名堯、上岡泰晴、上田祐樹、藤岡耕治、西島元、平井寛一、古瀬充穂、淵野修一郎他スケジュール： 8 月 3 日（月） 9:00～17:00 ガイダンス、冷凍機の基本、製作冷凍機について 4 日（火） 9:00～冷凍機の製作及び試運転 5 日（水） 9:00～ 7 日（金）12:00 実験（運転モード：4 種、蓄冷材：3 種）講義内容：「小型冷凍機の試作」、「パルスチューブ冷凍機」、「クライオスタット」、「冷凍機と低温機器」、「真空と高圧ガス」 7 日（金） 13:00～15:00 ディスカッション製作する冷凍機： ① パルス管冷凍機を各組 1 台製作する。計 3 台。 ② バッファ付き、４バルブ法など、モードを替えたものを製作。 ③ 蓄冷器は SUS 管に、SUS 網、銅網、SUS 粒を入れたものを製作。参加費：冷凍部会員 ¥30,000.- 非会員 ¥50,000.参加申込： 7 月 24 日（金）までに(1)氏名、(2)所属、(3)電話番号、(4)電子メールアドレス、(5)冷凍部会会員／非会員の別を下記まで電子メールでお送り下さい。ただし、冷凍部会会員を優先とし、予定人員に達し次第締め切ります。参加可否の結果は申し込みをされた方に連絡します。 ■ 申込先： E-Mail: [email protected] ■ 問合わせ先：物質・材料研究機構マグネット開発グループ西島元 E-Mail: [email protected] Phone : 029-863-5497 Fax : 029-863-5599