インテル® キャッシュ・アクセラレーション・ ソフトウェア - ワークステーション バージョン 2.7.1 リリースノート 2015年5月 注文番号: x-010 内容 本書の情報は、インテル製品との関連で提供されています。 本資料は、明示されているか否かにかかわらず、また禁反言によるとよらずにかかわらず、いか なる知的財産権のライセンスを許諾するものではありません。 製品に付属の売買契約書『Intel's Terms and Conditions of Sale』に規定されている場合を除き、 インテルはいかなる責任を負うものではなく、またインテル製品の販売や使用に関する明示または黙示の保証 (特定目的への適合性、商品適格性、あらゆる 特許権、著作権、その他知的財産権の非侵害性への保証を含む) に関してもいかなる責任も負いません。 「ミッショ ン・クリティカルな用途」とは、インテル製品の欠陥や故障によって直接的または間接的に人身事故が発生するような用途をいいます。 ミッショ ン・クリ ティカルな用途でインテル製品を購入または使用した場合、お客様は、そのインテル製品やパーツの設計、製造、あるいは警告におけるインテルまたはその 下請業者の過失の有無を問わず、かかるミッショ ン・クリティカルな用途に起因するあらゆる製造物責任および人身事故に関する請求から直接的または間接 的に生じたすべての請求、費用、損害、出費、合理的な弁護士費用を補償し、インテルおよびその子会社、下請業者、関連会社、ならびにそれぞれの取締役、 役員、従業員に何ら損害を与えないものとします。 インテル製品は、予告なく仕様や説明が変更されることがあります。 機能または命令の一覧で「留保」または「未定義」と記されているものがありますが、その 「機能が存在しない」あるいは「性質が留保付である」という状態を設計の前提にしないでください。 これらの項目は、インテルが将来のために留保しているも のです。インテルが将来これらの項目を定義したことにより、衝突が生じたり互換性が失われたりしても、インテルは一切責任を負いません。 この情報は予告 なく変更されることがあります。 この情報だけに基づいて設計を最終的なものとしないでください。 本文書に記載されているインテル製品には、エラッタと呼ばれる設計上の不具合が含まれている可能性があり、公表されている仕様とは異なる動作をする場 合があります。 現在確認済みのエラッタについては、インテルまでお問い合わせください。 最新の仕様をご希望の場合や製品をご注文の場合は、お近くのインテルの営業所または販売代理店にお問い合わせください。 本書で紹介されている注文番号付きのドキュメントや、インテルのその他の資料を入手するには、1-800-548-4725(アメリカ合衆国)までご連絡いただくか、 http://www.intel.com/design/literature.htm を参照してください。 Intel、インテル、Intel のロゴは、アメリカ合衆国および / またはその他の国における Intel Corporation の商標です。 *その他の社名、製品名などは、一般に各社の表示、商標または登録商標です。 © 2015, Intel Corporation. 無断での引用、転載を禁じます。 インテル® キャッシュ・アクセラレーション・ソフトウェア - ワークステーション V2.7.1 2015年5月 注文番号: x-010 リリースノート 2 内容 内容 1 リリースの説明 ................................................................................................................................................................................................................ 5 1.1 1.2 1.3 機能 ........................................................................................................................................................................................................................................ 5 制限 ........................................................................................................................................................................................................................................ 5 サポートしているプラットフォーム ....................................................................................................................................................................... 7 2 確認されている問題点 .............................................................................................................................................................................................. 8 3 解決されている問題点 ........................................................................................................................................................................................... 10 表 表 1. サポートしているプラットフォーム ....................................................................................................................................................................... 7 インテル® キャッシュ・アクセラレーション・ソフトウェア - ワークステーション V2.7.1 2015年5月 注文番号: x-010 リリースノート 3 改訂履歴 改訂履歴 日付 改訂 説明 2013年4月 001 ドキュメントの初版。 2013年7月 002 V2.5.x 更新 2013年8月 003 V2.5.0.8083 更新 2013年8月 004 V2.5.0.8191 更新 2013年12月 005 V2.5.0.1131 更新 2014年3月 006 V2.5.1.1223 更新 2014年10月 007 V2.6.0 更新 2014年12月 008 V2.6.1.20 更新 2015年2月 009 V2.7.0 更新 2015年5月 010 V2.7.1 更新 インテル® キャッシュ・アクセラレーション・ソフトウェア - ワークステーション V2.7.1 2015年5月 注文番号: x-010 リリースノート 4 リリー スの説明 1 リリースの説明 このドキュメントは、『インテル® キャッシュ・アクセラレーション・ソフトウェア - ワークステーション (インテル® CAS-W)管理者ガイド』に記載されているリリース機能からの拡張点と相違点について説明し ます。 1.1 機能 このリリースの新機能: なし 1.2 制限 このソフトウェア・パッケージには、以下の制限があります。 1. 2. 新しいバージョンのインテル® CAS-W をインストールする前に、以前のバージョンのインテル ® CAS-W をアンインストールする必要があります。 インテル® CAS-W のキャッシュ操作には、NTFS にフォーマットされたローカルの専用フラッシュボ リュームが必要です。 インストール中、フラッシュボリュームに非キャッシュデータがある と警告される場合があります 。 SSD の使用を開始する前に確実にすべてのデータを保存してください。 インストール後、フラッシュドライブに非キャッシュデータが配置される と、パフォーマンスが低下 したり 製品が不安定になる場合があります。 3. インテル® CAS-W は直接的に接続されているストレージのみで使用されなければなりません。 4. キャッシュドライブ上でインデックス作成、ごみ箱、シャドウコピーの各機能が無効になっていることを 確認する必要があります。 キャッシュドライブのインデックス作成はインテル ® CAS-W インストーラーによって無効にされます。 インストール後にキャッシュドライブのインデックス作成を有効にするとパフォーマンスに影響を与えま す。 注: インテル® CAS-W をアンインストールしてもインデックス作成は有効にはなりません 。 手動で有 効にする必要があります。 インデックス作成が無効になっていることを確認するには: a. Windows エクスプローラーで、キャッシュドライブを右クリックして [プ ロ パティ] を選択し ます。 b. [全般] タブの [こ のド ライブ上のファイルに対し、プロパティだけでなくコンテンツにも イン デ ックスを付ける] チェックボックスにチェックマークが付いていないことを確認しま す。チェックされている場合はチェックマークを外します。 c. [O K ] をクリックします。 インテル® キャッシュ・アクセラレーション・ソフトウェア - ワークステーション V2.7.1 2015年5月 注文番号: x-010 リリースノート 5 リリー スの説明 キャッシュドライブのごみ箱はインテル ® CAS-W インストーラーによって無効にされます。 インストー ル後にキャッシュドライブのごみ箱を有効にするとパフォーマンスに影響を与えます。 注: インテル® CAS-W をアンインストールしてもごみ箱は有効にはなりません。 手動で有効にする必 要があります。 ごみ箱が無効になっていることを確認するには: a. [ごみ箱] を右クリックし、[プ ロ パテ ィ] を選択します。 b. 使用可能なドライブのリストからキャッシュドライブを選択します。 c. [ご み箱にファイルを移動しないで、削除と同時にファイルを消去する] ラジオボタンを 選択します。 d. [ 適用] ボタンをクリックします。 シャドウコピーはデフォルトでは無効です。 シャドウコピーが無効になっていることを確認するには: 5. a. コンピューターの管理構成ツールを起動します([スター ト]、[す べてのプログラム]、[管 理ツ ー ル]、[コンピューターの管理] の順に選択)。 b. 左パネルのツリーから [記憶域]、[デ ィスクの管理] の順に選択します。 c. キャッシュ・ドライブ・ボリュームを右クリックし、[プ ロ パテ ィ] を選択します。 d. [プロパティ] ダイアログの [シ ャ ド ウ コピー] タブを選択します。 e. シャドウコピーが無効になっていることを確認します。無効でなければ [無効にす る] ボ タンをクリックします。 アプリケーション・アクセラレーションは I/O ワークロードに依存します。 パフォーマンスの向上は長期間にわたり集約された操作に基づいて測定されるべきです。 1 人の ユーザーが単一の操作を実行している軽負荷のシステムでは、ユーザーにとっ て顕著な影響を与え ることはまずありません。 この場合、インテル® CAS-W はユーザーセッションおよびワークロードに著 しい向上をもたらします。 逆に、重負荷のシステムまたは大量の I/O 操作では、応答時間に即時的 な向上が見られます。 6. インテル® CAS-W による読み取りパフォーマンスは、システムがアクティブなデータを識別して高速 化することで、時間とともに向上します。 初期インストール時には読み取り加速度は最少ですが、ホッ トデータが識別されてキャッシュされるにつれ、パフォーマンスが継続的に向上します 。 即時的な読み取り加速度の向上をテストするには、操作を 2 回実行します。 1 回目の実行によりアクティ ブなデータをキャッシュし、2 回目の実行でキャッシュされたデータをフル活用します。 インテル® キャッシュ・アクセラレーション・ソフトウェア - ワークステーション V2.7.1 2015年5月 注文番号: x-010 リリースノート 6 リリー スの説明 1.3 サポートしているプラットフォーム インテル® キャッシュ・アクセラレーション - ワークステーション・ソフトウェアは、64 ビットのプロセッサーで 以下に示すプラットフォームをサポートします。 表 1. サポー トしているプラットフォーム プ ラットフォーム 注 Windows* 7 の全バージョン 64 ビット Windows* 8.1 の全バージョン 64 ビット インテル® キャッシュ・アクセラレーション・ソフトウェア - ワークステーション V2.7.1 2015年5月 注文番号: x-010 リリースノート 7 確認さ れている問題点 2 確認されている問題点 次の表に、現在のリリースで確認されている問題点を示します。 リファ レ ン ス CAS-W-51752 CAS-W- 51741 CAS-W- 51744 CAS-W-51275 簡単な説明 影 響 /状 況 / 回 避 策 CAS-W がインストールおよび実行され ているシステムのデスクトップに点が表 示される これは小さな外観上の問題です。 (GUI) 日本語版 OS の言語表示 - 開始 および停止ボタンの配置がおかしい これは小さな外観上の問題です。 (GUI) 日本語版 OS の言語表示 - 単語 が欠落している これは小さな外観上の問題です。 GUI の開始/停止ボタンが正しい動作を 反映しない場合がある 回避策: CAS UI を閉じてからもう一度開いてく ださい。 状況:この問題は将来のリリースで解決され る 予定です。 状況:この問題は将来のリリースで解決され る 予定です。 状況:この問題は将来のリリースで解決され る 予定です。 状 況 : この問題は将来のリリースで解決され る 予定です。 CAS-W-20818 CAS-W-20822 Dell T3610 IOMeter ワークロード:一部 の読み書き操作では CAS 2.7.0 のパ フォーマンスが L2 オフ状態の CAS 2.5. 3 よりも低い場合があります。 これはパフォーマンスの問題です。 機能に影 響はありません。 アンインストール・エラー CAS サービスまたは GUI の実行中に CAS をアンインストールする際に、問題が発生する 場合があります。 状 況: このパフォーマンスの問題は、次回のリ リー スでもう一度測定する予定です。 回避策: 手動で GUI またはサービスを終了さ せるか、システムを再起動してから CAS をア ンインストールしてください。 状 況 : この問題は将来のリリースで解決され る 予定です。 CAS-W-4758753 数千個のサイズの小さなファイルを キャッシュすると、パフォーマンスが低下 する。 これはキャッシュ・ソフトウェアにとって最適な 使用事例ではありません。 このような小さな データにおけるパフォーマンス向上は、キャッ シュ・ソフトウェアのオーバーヘッドを十分に補 うものではありません。 インテル® キャッシュ・アクセラレーション・ソフトウェア - ワークステーション V2.7.1 2015年5月 注文番号: x-010 リリースノート 8 確認さ れている問題点 リファ レ ン ス 簡単な説明 影 響 /状 況 / 回 避 策 CAS-W-4758675 インテル® キャッシュ・アクセラレーショ ン・ソフトウェア GUI がリモート・デスク トップでクラッシュする リモート・デスクトップでアクセスした場合に G UI がまれにクラッシュする場合があります。 こ の問題は、KVM または直接接続されたモニ ターの使用では生じません。 現在この問題に ついて調査中です。 CAS-W-4758791 高いメモリー使用量。 10 万個以上のファイルをキャッシュすると、推 奨される最小サイズより多くの RAM が必要と なる場合があります。 インテル® キャッシュ・アクセラレーション・ソフトウェア - ワークステーション V2.7.1 2015年5月 注文番号: x-010 リリースノート 9 解決さ れている問題点 3 解決されている問題点 以下の問題点は、以前のリリース以降に修正されていま す 。 リファ レ ン ス 簡単な説明 58331 (インストーラー - Windows)ダウングレード・インストールが可能 21591 トルコ語 OS での非キャッシュ 55761 システムに表示される不明なエラーメッセージ 57966 ユーザーに生じた補足されない例外 21601 ログの明確化 インテル® キャッシュ・アクセラレーション・ソフトウェア - ワークステーション V2.7.1 2015年5月 注文番号: x-010 リリースノート 10
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