看護における安全

基礎分野
専門基礎分野
専門分野Ⅰ
科目名
専門分野Ⅱ
統合分野
担当者
専任教員
看護における医療安全
年次・開講時期
時間数/単位数/授業回数
2 年次・後期
30 時間/1 単位/15 回
授業の種類
講義
・
演習
授業の概要と達成目標
<概要>
安全で質の高い医療・看護を提供するために、医療安全の基礎的知識を学ぶ。
人間の特性を前提とし、事故が起きやすい状況や背景、また回避するための方策を、知識だけで
はなく、その知識に基づいたリスク感性を磨き、身近な状況設定のなかで考え、判断し、対策を
実行できるよう、実際に即して学ぶ。
<達成目標>
1. 人間行動とヒューマンエラーの概念を理解する。
2. 医療事故が発生しないようにリスク感性を習得する。
3.チーム医療の一員として、安全を守るための役割を理解する。
授業回数
1
授業内容
看護・医療事故予防及び安全の基盤となる考え方
教授方法
講義
1)医療安全の背景と経緯
2
KYT(危険予知トレーニング)から考える医療安全① 講義・
−与薬に伴う事故−
グループワーク
(1)原因と分析
・看護師側の危険因子
・患者側の危険因子
・環境の危険因子
(2)改善策
(3)グループワークの発表
事故場面やその改善策をグループごとに演示、その
後ディスカッション
3
KYT(危険予知トレーニング)から考える医療安全② グループワーク
−与薬に伴う事故−
備考
4
KYT(危険予知トレーニング)から考える医療安全③ 講義・グルー
−与薬に伴う事故−
5
プワーク
KYT(危険予知トレーニング)から考える医療安全③
−与薬に伴う事故−
6
KYT(危険予知トレーニング)から考える医療安全① グループワーク
−転倒・転落―
7
KYT(危険予知トレーニング)から考える医療安全② グループワーク
−転倒・転落―
8
KYT(危険予知トレーニング)から考える医療安全③ 講義・グルー
−転倒・転落―
プワーク
看護・医療事故を防ぐ
講義
1)インシデント・アクシデントレポートとは
2)事故の分析方法と活用
(1) p−SHELL モデル
9
(2) 4M-4E
(3) RCA(根本原因分析)
10
RCA(根本原因分析)から考える医療安全①
グループワーク
11
RCA(根本原因分析)から考える医療安全②
講義・グルー
プワーク
12
医療訴訟の現状
講義
1)医療訴訟
2)事故と過失(過誤)のとらえ方
3)3つの法的責任
13
看護・医療事故を予防するためのチーム医療の連携と協 講義
働
14
看護・医療事故と事故後の対応
講義
1)被害を受けた患者・家族の心理
2)医療事故を起こした医療者(当事者)の思い
3)法的責任追及が医療に与える影響
15
終講試験
使用テキストと参考文献
評価方法
1.ナーシング・グラフィカ EX①医療安全:
1.客観法
メディカ出版
2.系統看護学講座
別巻 16
医療安全
医学書院
3.医療安全ワークブック第 2 版
医学書院
4.5 日間で学ぶ医療安全超入門
Gakken