6.5.0 リリースノート

Red Hat JBoss Data Grid 6.5
6.5.0 リリースノート
Red Hat JBoss Data Grid 6.5.0 の既知の問題および解決済みの問題
Christian Huffman
Red Hat JBoss Data Grid 6.5 6.5.0 リリースノート
Red Hat JBoss Data Grid 6.5.0 の既知の問題および解決済みの問題
Christian Huffman
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概要
Red Hat JBo ss Data Grid 6 .5 リリースノートでは、Bugzilla のバグをリストし、説明します。こ
れらのバグは、リリースの既知の問題と解決済みの問題を表します。
目次
目次
. . 1. 章
⁠第
. . Red
. . . . Hat
. . . . JBoss
. . . . . .Dat
. . . a. .G. rid
. . .6. .5
. . の紹介
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2. . . . . . . . . .
⁠1.1. Red Hat JBo s s Data G rid
2
⁠1.2. 概要
2
⁠1.3. JBo s s Data G rid 6 .4.x から 6 .5 へのアップグレード
2
. . 2. 章
⁠第
. . 新機能および改良された機能
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4. . . . . . . . . .
⁠2 .1. リモートイベントおよびリスナー
4
⁠2 .2. Java Ho t Ro d クライアントでのニアキャッシング
4
⁠2 .3. JBo s s Fus e 統合の拡張
4
⁠2 .4. JSR-10 7 サポート
4
⁠2 .5. クライアントサーバーモードでのカスタムキャッシュのデプロイメント
4
⁠2 .6 . .NET Ho t Ro d クライアント
4
⁠2 .7. Luc ene Direc to ry としての Red Hat JBo s s Data G rid
4
⁠2 .8 . JBo s s EAP 6 からの HTTP セッションの外部化
5
. . 3章
⁠第
. . . サポートされる設定
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6. . . . . . . . . .
. . 4. 章
⁠第
. . コンポーネントバージョン
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7. . . . . . . . . .
. . 5章
⁠第
. . . 既知の問題と解決済みの問題
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8. . . . . . . . . .
⁠5 .1. 既知の問題
8
⁠5 .2. 解決済みの問題
10
. .録
⁠付
. .A. 改訂履歴
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .1. 2. . . . . . . . . .
1
6 .5.0 リリースノート
第1章 Red Hat JBoss Data Grid 6.5 の紹介
Red Hat JBoss D ata Grid 6.5 をご使用いただきありがとうございます。JBoss D ata Grid の最新バー
ジョンを理解していただくために、本リリースノートは新機能、既知の問題、および解決済みの問題に関す
る情報を提供します。本書は、Red Hat カスタマーポータルの JBoss D ata Grid ドキュメントページにあ
る他の JBoss D ata Grid ドキュメントとともにお使いください。
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1.1. Red Hat JBoss Dat a Grid
Red Hat JBoss D ata Grid は、Infinispan オープンソースソフトウェアプロジェクトから構築されたオー
プンソースでインメモリー型の分散キーバリューデータストアです。クライアントサーバーモードでのデプ
ロイや、Java 仮想マシンへの埋め込みに関係なく、弾力性、高パフォーマンス、高可用性、および線形ス
ケールを実現します。
JBoss D ata Grid は Java と Java でないクライアントの両方からアクセスできます。JBoss D ata Grid
を使用すると、データがノードの管理可能なクラスター全体で分散およびレプリケートされ、任意でディス
クに書き込まれます。また、REST、Memcached、および Hot Rod プロトコルを使用すると簡単にデータ
へアクセスできますが、従来の Java Map API を用いてプロセスで直接アクセスすることも可能です。
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1.2. 概要
本書には Red Hat JBoss D ata Grid バージョン 6.5.0 の既知の問題および解決済みの問題に関する情報が
含まれています。このバージョンをインストールする前に、本書をお読みください。
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1.3. JBoss Dat a Grid 6.4 .x から 6.5 へのアップグレード
1.3.1. get All() メソッドと put All() メソッドに対する最適化
Red Hat JBoss D ata Grid 6.5 では、Ad vanced C ache インターフェースと R emo teC ache インター
フェースに対して以下のメソッドが導入されました。これらのメソッドにより、同様の操作を順次実行した
ときと比べて、データセットが配置または取得されたときにパフォーマンスが向上します。この場合、大量
のデータセットをより効率的に取得および配置できます。この効果はサーバークライアントモードで特に顕
著になります。転送するアイテムの数が増えると、完全なセットをメモリーにロードする必要があるため、
転送中のメモリーオーバーヘッドも増えます。
g etAl l (Set<? extend s K> keys)
要求されたキーセットに関連する値を含む Map を返します。
putAl l (Map<? extend s K, ? extend s V> map)
すべてのマッピングを、指定された Map から、操作が実行されたキャッシュにコピーします。
これらのメソッドのオーバーロードバージョンが存在します。これらのメソッドに関するドキュメンテー
ションは、『Red Hat JBoss D ata Grid API D ocumentation』で見つけることができます。
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2
⁠第1 章 Red Hat JBoss Dat a G rid 6 .5 の紹介
1.3.2. JDBC キャッシュストアを JDG 6.1 およびそれ以前のバージョンから移行する
ツール
Red Hat JBoss D ata Grid バージョン 6.0 および 6.1 で JD BC ストアに格納されたデータ (Infinispan
5.2.x を使用) をバージョン 6.2 以降で使用される形式 (Infinispan 6.x を使用) に変換する移行ツールが作
成されました。
このツールは、すべての JD BC ストアタイプに使用できます。
stri ng
mi xed
bi nary
カスタムマーシャラーが使用された場合は、ツールが実行されるクラスパスにそれらを指定する必要があり
ます。たとえば、以下のようになります。
java -cp infinispan-jdbc-migrator52x.jar:mycustommarshaller.jar
org.infinispan.persistence.migrator.jdbc.JdbcUpgradeTool [property file]
詳細な使用方法については、同梱された R EAD ME. txt を参照してください。このドキュメントには、必要
なプロパティーファイルに関する必須情報とコマンド例が含まれます。
重要
このツールは、JBoss D ata Grid 6.1 またはそれよりも古いバージョンからアップグレードする場
合にのみ必要です。また、Red Hat JBoss D ata Grid または他のアプリケーションがテーブルにア
クセスしないように、このツールはオフラインで実行する必要があります。
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6 .5.0 リリースノート
第2章 新機能および改良された機能
2.1. リモートイベントおよびリスナー
Red Hat JBoss D ata Grid (JD G) 6.4 には、Java Hot Rod クライアントのリモートイベントおよびリス
ナーが技術プレビューとして導入されています。JD G 6.5 では、この機能は拡張され、完全にサポートさ
れています。
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2.2. Java Hot Rod クライアントでのニアキャッシング
JD G 6.5 では、読み取りパフォーマンスを向上させるために Java Hot Rod クライアントでニアキャッシ
ングを設定できます。この機能は、リモートイベントおよびリスナーに基いて構築されます。
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2.3. JBoss Fuse 統合の拡張
camel-jbossdatagrid コンポーネントが JD G 6.5 で拡張されました。拡張には、Hot Rod を介したリモー
トイベントと Infinispan Query D SL を使用したリモートクエリーが含まれます。
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2.4 . JSR-107 サポート
JD G 6.5 では、ライブラリーモードとクライアントサーバーモード (Hot Rod) の両方で JSR-107
(JCache) API がサポートされます。この機能は、JSR-107 準拠キャッシングプロバイダーとしての
Infinispan の認定に基づいきます。
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2.5. クライアントサーバーモードでのカスタムキャッシュのデプロイメント
JD G 6.5 では、JD G サーバーでカスタムキャッシュストアをデプロイするメカニズムがサポートされま
す。このメカニズムにより、クライアントサーバーモードにおいてリモートキャッシュの背後でカスタム
キャッシュストアを使用できるようになります。
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2.6. .NET Hot Rod クライアント
JD G 6.4 で技術プレビューだった .NET Hot Rod クライアントは、.NET 4 をサポートする Microsoft
Windows 64 ビットオペレーティングシステム上の JD G 6.5 では完全にサポートされます。
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2.7. Lucene Direct ory としての Red Hat JBoss Dat a Grid
4
⁠第2 章 新機能および改良された機能
JD G 6.5 は、リレーショナルデータベースの Hibernate Search クエリー用の共有インメモリインデック
ス (Infinispan D irectory) としてサポートされます。Infinispan D irectory 統合は、Red Hat JBoss
Enterprise Application Platform (JBoss EAP) 6.4 に含まれる Hibernate Search のバージョンでテストさ
れました。
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2.8. JBoss EAP 6 からの HT T P セッションの外部化
JD G 6.5 では、HTTP セッションを JBoss EAP 6 クラスターのセッションキャッシュからリモートスタ
ンドアロン JD G クラスター (異なるデータセンターに存在することがあります) に外部化するサポートが追
加されました。この統合は JBoss EAP 6.4 でテストされました。
注記
この機能のサポートには、スタンドアロン JD G クラスターの Red Hat JBoss D ata Grid に対する
エンタイトルメントが必要です。
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6 .5.0 リリースノート
第3章 サポートされる設定
サポートされるハードウェア設定およびソフトウェア設定については、カスタマーポータルの
https://access.redhat.com/ja/articles/299923 に記載されている「JBoss D ata Grid でサポートされる構
成」を参照してください。
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⁠第4 章 コンポーネントバージョン
第4章 コンポーネントバージョン
Red Hat JBoss D ata Grid で使用されるコンポーネントバージョンの完全なリストについては、カスタ
マーポータルの https://access.redhat.com/ja/articles/757083 を参照してください。
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6 .5.0 リリースノート
第5章 既知の問題と解決済みの問題
5.1. 既知の問題
B Z - 1214 6 04 - Asyn c cach e st o re d o esn ' t clear t h e t ab le ro ws wh ile syn c st o re d o es
( 同期ストアではテーブル行をクリアできるが、非同期ストアではクリアできない)
非同期キャッシュを使用しているときに、cache. cl ear() を呼び出してもテーブル内のデー
タが削除されません。cache. g etKey() は、通常どおり nul l を返しますが、テーブルエント
リーは保持されます。
この問題の回避策としては、同期キャッシュストアを使用します。この問題は JD G 7 で修正され
る予定です。
B Z - 1204 813 - JSR - 107 Su p p o rt f o r cach eR eso lverFact o ry an n o t at io n p ro p ert y
( cach eR eso lverFact o ry アノテーションプロパティーの JSR - 107 サポート)
JCache アノテーションを使用すると、C acheR eso l ver を生成するために使用されるカスタ
ム C acheR eso l verFacto ry を定義できます。このクラスの目的は、アノテートされたメソッ
ドの結果を格納するために使用するキャッシュを決定することです。ただし、現時点では
C acheR eso l ver の指定のサポートは提供されていません。
代わりに使用する CD I ManagedCacheResolver を定義します。
B Z - 1158839 - C lu st ered cach e wit h FileSt o re ( sh ared = f alse) is in co n sist en t af t er
rest art in g o n e n o d e if en t ries are d elet ed d u rin g rest art ( ノードの再起動中にエントリー
が削除される場合に、ノードの再起動後に FileSt o re ( sh ared = f alse) を持つクラスター化キャッ
シュが不整合である)
Red Hat JBoss D ata Grid では、ノードの再起動時に、ローカルキャッシュストアからエント
リーが自動的に削除されません。結果として、ノードを起動した管理者が、ノードの起動時に
キャッシュストアをクリアするようノード設定を手動で変更する必要があります。ノード設定が
変更されない場合は、キャッシュが不整合になることがあります (削除されたエントリーがまだ
存在することがあります)。
これは JBoss D ata Grid 6.5 の既知の問題であり、現時点ではこの問題の回避策はありません。
B Z - 1114 080 - H R clien t SASL MD 5 ag ain st LD AP f ails ( LD AP に対する H R クライアント
の SASL MD 5 が失敗する)
Red Hat JBoss D ata Grid では、サーバーが LD AP に対するパススルー MD 5 認証をサポートし
ません。結果として、Hot Rod クライアントは、LD AP サーバーでサポートされる認証である
MD 5 を使用して JBoss D ata Grid サーバーに対して認証できません。
これは JBoss D ata Grid 6.5 の既知の問題であり、回避策としてはエンドツーエンド SSL 暗号
化を使用して PLAIN 認証を使用します。
B Z - 1024 373 - D ef au lt o p t imist ic lo ckin g co n f ig u rat io n lead s t o in co n sist en cy ( デ
フォルトの楽観的ロック設定により不整合が発生する)
Red Hat JBoss D ata Grid では、トランザクションキャッシュはデフォルトにより楽観的ロッ
クで設定されています。競合の状態では、repl ace() の同時呼び出しが true を返すことがあ
り、予期せずにトランザクションがコミットすることがあります。
repl ace(key, A, B) および repl ace(key, A, C ) の 2 つの同時実行コマンドは、エン
トリーを上書きすることがあります。最後に終了したコマンドによって、予期しない値が新しい
値に上書きされます。
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⁠第5章 既知の問題と解決済みの問題
これは、JBoss D ata Grid 6.5 の既知の問題です。この問題を回避するには、write skew チェッ
クと REPEATABLE_READ 分離レベルを有効にします。これにより、同時実行の replace 操作が
想定どおり動作するようになります。
B Z - 1213818 - C u st o mC ach eSt o re d ep lo yed via JO N is reg ist ered AFT ER cach e st art
d u rin g server st art - u p ( JO N を介してデプロイされた C u st o mC ach eSt o re がサーバー起動
中にキャッシュ開始後に登録される)
カスタムキャッシュストア .jar ファイルの JD G サーバーへのデプロイメントが JBoss
Operation Network UI (JD G server -> Create Child -> D eployment) を介して行われる場合、デ
プロイメントは JD G サーバーで遅く登録されます (つまり、キャッシュの開始後)。したがっ
て、キャッシュは、カスタムキャッシュストア実装を使用するよう設定されているときに、エ
ラーメッセージを報告します。
回避策としては、カスタムキャッシュストア .jar ファイルを
$JD G _HO ME/stand al o ne/d epl o yments フォルダーにコピーするか、d epl o y コマンドを
サーバー CLI で使用します。
B Z - 1200822 - JSR - 107 Su p p o rt f o r clu st ered cach es in H o t R o d imp lemen t at io n
( H o t R o d 実装のクラスター化キャッシュの JSR - 107 サポート)
新しいキャッシュ (サーバー設定ファイルで定義されていないキャッシュ) を JSR-107 の
HotRod 実装で作成する場合、キャッシュはいずれか 1 つのサーバーで l o cal として作成され
ます。この場合は、クラス
o rg . jbo ss. as. co ntro l l er. cl i ent. Mo d el C o ntro l l erC l i ent がクラスパスに指
定されている必要があります。
回避策としては、サーバー設定ファイルで定義されたクラスター化キャッシュを使用します。こ
の場合でも、キャッシュに初めてアクセスする前に
cacheManag er. createC ache(cacheName, co nfi g urati o n) を呼び出す必要がありま
す。
B Z - 122329 0 - JPA C ach e St o re n o t wo rkin g p ro p erly o n Web lo g ic ( JPA キャッシュス
トアが Web lo g ic で正常に動作しない)
以下のエラーメッセージが表示された後に、WebLogic サーバーにデプロイされた JPA キャッ
シュストアが Nul l P o i nterExcepti o n をスローします。
Entity manager factory name (org.infinispan.persistence.jpa) is
already registered
これは JBoss D ata Grid 6.5.0 の既知の問題であり、現時点ではこの問題の回避策はありませ
ん。
B Z - 122339 5 - O p erat io n [ R eg ist erin g D ep lo yed C ach e St o re service...] h ap p en s
t o o lat e o n slo wer mach in es ( 遅いマシンで操作 [ デプロイ済みキャッシュストアの登録 ...] が
行われるのが遅すぎる)
特定のキャッシュのためにデプロイ済みカスタムキャッシュストアを使用している場合は、
JBoss D ata Grid サーバーで競合の状態が発生することがあります。カスタムキャッシュストア
ライブラリー登録が正常に完了する前に、キャッシュが開始され、要求されたリソースを開始中
に見つけることができず、開始に失敗する場合があります。
これは JBoss D ata Grid 6.5.0 の既知の問題であり、現時点ではこの問題の回避策はありませ
ん。
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6 .5.0 リリースノート
5.2. 解決済みの問題
B Z - 121374 9 - C amel t h ro win g java.lan g .Lin kag eErro r f o r R emo t e Q u ery wh en
ru n n in g in EAP ( EAP での実行時に C amel がリモートクエリーに対して
java.lan g .Lin kag eErro r をスローする)
リモートクエリー機能が EAP の camel-jbossdatagrid コンポーネントを介して使用され、
EAP 向け JD G モジュールがインストールされている場合は、アプリケーションが
java. l ang . Li nkag eErro r をスローし、リモートクエリー機能は正常に動作しません。
この問題は、Red Hat JBoss D ata Grid 6.5.0 では解決されています。
B Z - 1206 59 0 - N earcach e b ro ken af t er So cket T imeo u t Excep t io n
( So cket T imeo u t Excep t io n の発生後に N earcach e が破損する)
ニアキャッシュがしばらくリモートイベントを受け取らない場合 (クラスターが非アクティブな
場合やクライアントが新しいデータをロードしない場合など) は、リモート JD G サーバーに対す
る接続が失敗し、java. net. So cketT i meo utExcepti o n が発生します。
この問題は、Red Hat JBoss D ata Grid 6.5.0 では解決されています。
B Z - 119 826 7 - T ran sact io n is reco mmit t ed b y jo in in g n o d e d u rin g merg e ( トランザク
ションがマージ中に参加ノードによって再コミットされる)
以前のビューの一部ではなかったノード (たとえば、ネットワーク分割が原因) がクラスターに参
加した場合は、以前のメッセージ (JGroup の NAKACK) の再送信が要求されることがあります。
これらのメッセージの一部が、他のノードですでに完了したトランザクションの準備コマンドで
あるときは、トランザクションを準備し、参加ノードでもう一度コミットできます。これによ
り、影響を受けたエントリーが元のビューからノードで変更された場合に、クラスター全体で値
が不整合になることがあります。
この問題は、Red Hat JBoss D ata Grid 6.5.0 では解決されています。
B Z - 12174 80 - C amel- jb o ssd at ag rid h as a d ep en d en cy o n in f in isp an - co re wh en
o n ly remo t e cach e is in u se ( リモートキャッシュのみが使用中の場合、C ameljb o ssd at ag rid には in f in isp an - co re に対する依存関係がある)
リモートキャッシュが使用される場合は、camel-jbossdatagrid コンポーネントに組み込み
キャッシュ依存関係が必要です。必要な依存関係は、infinispan-embedded.jar と
infinispan-remote.jar です。同じ問題は、組み込みキャッシュのみを使用する場合にも
存在します。これは、infinispan-embedded.jar とともに infinispan-remote.jar
依存関係が必要であるためです。
この問題は、Red Hat JBoss D ata Grid 6.5.0 では解決されています。
B Z - 119 89 71 - JSR - 107 Make su re H o t R o d imp lemen t at io n p asses all T C K t est s
( JSR - 107 により、H o t R o d 実装がすべての T C K テストに合格する)
TCK テストスイートに合格することは、JCache 仕様に準拠する最終的な基準です。HotRod 実
装では、一部のテストにまだ合格していません (つまり、機能はまだ提供されていません)。
これらは、現時点で正常な機能を保証できない JMX 統計、有効期限、およびリスナーに関係しま
す。
この問題は、Red Hat JBoss D ata Grid 6.5.0 では解決されています。
B Z - 1210313 - JD G Maven d ep en d en cies req u ire EAP maven rep o ( JD G Maven 依存関
係には EAP maven rep o が必要)
10
⁠第5章 既知の問題と解決済みの問題
新しい Maven リポジトリーである jbo ss-d atag ri d -$R ELEASE-maven-repo si to ryful l . zi p が zip ファイルで提供されています。ただし、このリポジトリーには必要な依存関
係がありません。
この問題は、Red Hat JBoss D ata Grid 6.5.0 では解決されています。
B Z - 1217380 - D ead lo ck o n G lo b alC o mp o n en t R eg ist ry wh en st art in g a clu st er ( クラ
スターの起動時に G lo b alC o mp o n en t R eg ist ry のデッドロックが発生する)
複数のノードがあるクラスターを同時に起動すると、GlobalComponentRegistry のデッドロッ
クが発生し、ノードを完全に起動できないことがあります。
この問題は、Red Hat JBoss D ata Grid 6.5.0 では解決されています。
B Z - 1224 770 - Erro r b ein g lo g g ed even if B acku p Failu re p o licy is set t o IG N O R E
( バックアップ障害ポリシーが IG N O R E に設定されている場合でも、エラーがログに記録される)
データセンターレプリケーションが設定され、バックエンドノードがダウンしている場合は、以
下のようなメッセージがログに記録されます。
11:50:37,455 ERROR [org.jgroups.protocols.relay.RELAY2] (OOB15,shared=udp) node-1/PRIMARY: no route to DR: dropping message
ただし、これらのエラーメッセージは failure-policy が IG NO R E に設定されている場合でもログ
に記録されます。
これらのメッセージは、クラスターがバックアップノードと通信できないことを示し、クラス
ター自身に喫緊の問題があることを示しません。
Red Hat JBoss D ata Grid 6.5.0 ではバックアップ障害ポリシーが保持されています。この問題
を解決するには、リモートバックアップがオンラインであり、通信エラーがないようにしてくだ
さい。
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11
6 .5.0 リリースノート
付録A 改訂履歴
改訂 6 .5.0- 1.1
Fri Ju l 03 2015
バージョン 6.5.0 を日本語に翻訳
T aku ro N ag amo t o
改訂 6 .5.0- 1
T u e 16 Ju n e 2015
C h rist ian H u f f man
既知の問題と解決済みの問題が更新され、バージョン間のアップグレードに関する情報が含まれます。
改訂 6 .5.0- 0
12
T h u 15 Jan 2015
G emma Sh eld o n