セカンドスクールにおけるキャリア教育の視点を意識した学習活動の工夫

第 2 9回
秋 田 県教 育研 究 発表 会 資料
【 6 日D 会場 ① 】
セカ ン ド スクー ル におけるキャリア教育 の視点を意識 した学習活 動の 工夫
~県立 農業科 学館での研修を生かして~
横 手 市立 横手 南 中学 校
【 県 立 農 業科 学 館 長期 研修 員 】
教 諭
伊藤 勝則
目
次
1
セカ ンド ス クー ル的 利 用に つ いて
( 1 )ね ら いと 内容
( 2 )学 習 プロ グラ ム の実 施に 向 けて
( 3 )実 際 の対 応
2
キャ リア 教 育の 視点 を 意識 し た学 習活 動
( 1 )主 題 設定 の理 由
( 2 )事 例 1 「 生き 方に 学 ぶ」 ⇒ キ ャ リア 教育 の 視点 から の 提案
・ セ カン ドス ク ール 的利 用 「秋 田 の農 業の 先 人に 学ぶ 」 への 対 応
①実 施に 向 けて の準 備
②工 夫点
③学 習を 振 り返 って
( 3 )事 例 2 「 発信 」⇒ 英語 の 題材 , リー フレ ッ トの 試作
①作 成の 理 由
②工 夫点
③作 成を 振 り返 って
3
研究 を振 り 返っ て
( 1 )成 果 と課 題
( 2 )今 後 の研 究
秋 田県 立農 業 科学 館 ~ サン ・ アグ リン ~
秋 田県 の 農 業 の 過 去 ・現 在 ・ 未 来 につ い て , 科 学 的の 目 を 通 し て 楽し く 学 びな がら ,
明日 の豊 か な生 活を 追 求す る ため に必 要 な英 知と 感 性を 養 うた めに 人 づく りの 支 援を
進め てい く 一拠 点で あ る。
平成 3年
平 成1 1 年
平 成1 8 年
平 成1 9 年
平 成2 5 年
5月 開 館
入場 無 料化
来館 者 数1 0 0万 人達 成
リニ ュ ーア ル オー プン , 愛称 「サ ン ・ア グ リン 」決 定 (公 募)
曲屋 さ し茅 補 修工 事完 成
主な 施 設
・第 一 展示 室
・多 目 的ホ ール
・図 書 資料 室
・第 二 展示 室
・や す らぎ ホー ル
・会 議 室
・ 展示 通 路
・ 熱帯 温 室
・ 収蔵 庫
-1-
・ 映像 ホー ル
・ 曲屋
・ 資料 庫
・ ホワ イ エ
1
セ カ ンド ス クール的利 用につ いて
( 1 )ね ら いと 内容
①ね らい
・ 自然 や 食 ・ 農 林 業 に関 す る 体 験 を通 し て , 子 ど もた ち が 環 境 や 食・ 農 林 業に 課題 意 識
をも っ て学 習を 高 めて い くこ とを 目 指す 。
・ 自然 や 伝 統 文 化 を 大切 に し て , 子ど も た ち の 豊 かな 人 間 性 と 創 造性 を は ぐく み, 未 来
を拓 く 力を 培う こ とを 目 指す 。
・ 学校 と 連携 して 条 件整 備 に努 め, 子 ども たち の 主体 的 探究 活動 を 支援 する 。
②内容
自 然 や 食 ・ 農 林業 に 関 す る 体験 を 交 え た 学 習活 動
…
2 1個 の 学 習プ ログ ラ ム
↓
補 助 資 料 1 (p5&6)「 平 成 2 6 年 度 セ カ ン ド ス ク ー ル 的 利 用 プ ロ グ ラ ム 一 覧 表 」 参 照
( 2 )学 習 プロ グラ ム の実 施に 向 けて
①ニ ーズ の 把握 (教 師 のリ ク エス トに 応 える 。子 ど もの 問 いに 答え る 。)
・ 児童 の 実態 (農 業 に関 わ る経 験, 既 習内 容, 課 題, 質 問)
・ 学校 , 地域 の実 態 (周 辺 の環 境, 産 業, 特に 農 業の 様 子)
・ 教科 ・ 領域 ,単 元 や本 時 のね らい
・ 単元 の ねら い
②館 内展 示 資料 の吟 味
・ 実物 資 料( 体験 で きる 物 ,説 明で 使 う物 )
・ 写真 , 掲示 資料
③学 習資 料 の作 成( プ リン ト など ,ニ ー ズに 応じ て 加工 )
・ 館内 に ある 資料
・ ダウ ン ロー ドで き るも の (教 師が 手 を加 えて 用 意も 可 )
④プ レゼ ン テー ショ ン 資料 の 作成 (必 要 に応 じて )
→ 補 助 資 料 2 (p6) 「 各 プロ グ ラ ム で 使 える プ レ ゼ ンテ ー ショ ン資 料 一覧 表」 参 照
・ 調べ 学 習の 事前 オ リエ ン テー ショ ン のた めに
・ 実物 が ない 場合 , その 説 明の ため に
・ 学習 の まと めの た めに
( 3 )実 際 の対 応
①特 に要 望 の多 いプ ロ グラ ム
・ 小学 校 5年 生 社 会科 や 総合 的な 学 習の 時間 に おけ る 活用
・ プロ グ ラム 4「 米 や稲 作 につ いて 」, 5「 秋田 や日 本 の農 業 」,6 「昔 の農 業 」,
10 「 食 と農 につ いて 」
②プ ログ ラ ム実 施に 向 けて の 準備 と資 料 の工 夫
・ 情報 収 集
秋 田 県 農 業 試 験 場訪 問 , 農 業 試験 場 参 観 デ ー 参加 , 大 曲 農 業高 校の 秋 田県 農業 試 験
場 稲 作出 前講 座 参加 , 大仙 市役 所 農林 商工 部 農林 振 興課 訪問
・ 総合 的 に学 べる 学 習シ ー ト ,「 問い 」を 発 する 学習 シ ート の 作成
・ 今日 的 課 題 「 食 品 ロス 」 に つ い ての プ レ ゼ ン テ ーシ ョ ン 資 料 や 情報 収 集 を生 かし た 資
料の 作 成
↓
補 助 資 料 3 (p7) 「 プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 資 料 の 一 部 」 参 照
③成 果と 課 題( ○成 果 ●課 題 )
○ 昨年 度 ま で 引き 継 い だ 資 料 やネ ッ ト 検 索 で 多く の こ と を 学べ る が ,実 際 に研 究施 設 や
関連 機 関 を 訪 問 し たり , 話 を 聞 いた り し て , 詳 しい 情 報 を 集 め た上 で , 子ど もた ち の
質問 に 答 え た り , 新し い 情 報 を 提供 し た り す る こと は , 学 習 へ の興 味 や 関心 を高 め た
り, 学 習効 果を 一 層高 め たり する 上 でと ても 大 切で あ るこ とを 実 感し た。
● 学習 シ ート の改 善 を図 り ,ホ ーム ペ ージ から ダ ウン ロ ード でき る よう にし た い。
● 「食 品 ロス 」に つ いて の 研究 を深 め ,来 年度 活 用で き るよ うに し たい 。
-1-
2
キ ャ リア 教育 の 視点を 意識した学習活動
( 1 )主 題 設定 の理 由
県 の学 校 教育 の指 針
・ キャ リ ア教 育を 重 視し た ふる さと 教 育の 推進
・ 先人 の 生き 方を 学 ぶ活 動 ,石 川理 紀 之助
・ 世界 に 発信 し行 動 でき る 人材 育成
県 立 農業 科学 館
・ セ カン ドス ク ール 的利 用
・ 子 ども の実 態
・ 館 の魅 力, ふ るさ と秋 田 のよ さ
キ ャリ ア 教育 の 視点 「生 き 方に 学ぶ 」「 発信 」を 研 究の 柱に
( 2 )事 例 1 :「 生 き 方 に 学 ぶ 」 ⇒ ま ず 自 分 自 身 が 学 ぶ と こ ろ か ら ス タ ー ト し て キ ャ リ ア 教 育
の 視点 を 盛り 込む 学 習の 提 案
・セ カン ド スク ール 的 利用 , プロ グラ ム 7「 秋田 の 農業 の 先人 に学 ぶ 」の 要望
・対 象: 小 学4 年生 , 単元 名 :社 会科 「 郷土 をひ ら く」
・ 学 校側 の ね ら い : 石 川理 紀 之 助 が どの よ う に し て 農業 の 発 展 に 尽 くし た か を調 べよ う 。
①実 施に 向 けて の準 備
・ 情報 収 集
潟 上 市郷 土文 化 保存 伝 習館 (石 川 理紀 之助 翁 資料 館 ), 草 木谷 訪問
潟 上 市教 育委 員 会, 秋 田県 種苗 交 換会 訪問
石 川 理紀 之助 翁 検定 受 検( 石川 理 紀之 助翁 伝 習士 資 格取 得)
②実 施に あ たっ ての 工 夫
・ ねら い : 石 川理 紀 之 助 翁 の 生き 方 を 学 ん で ,自 分 が 大 切 にし た い こと を 見つ けよ う 。
・ 教 材 の 活 用 : 漫 画 「 秋 田 県 の 農 業 の 基 礎 を つ く っ た 石 川 理 紀 之 助 」, り き の す け カ ル
タ ( 潟 上 市 教 育 委 員 会 作 成 ), DVD 映 像 「 板 木 の ひ び き 」( ABS 秋 田 放 送 H 9 制 作 )
・ プレ ゼ ンテ ーシ ョ ン資 料 ,学 習シ ー トの 作成
・ 学習 過 程:
ス テ ップ 1 漫 画を も とに 生涯 の 概要 を把 握 する 。
( 3 0分 ) ※ 少年 期 に起 きた 事 件に つい て 考え る 。
ス テ ップ 2 り きの す けカ ルタ を 行い なが ら 生涯 の 要点 をつ か む。
( 2 0分 ) ( 生涯 と 要点 を振 り 返ら れる よ うな 順 に歌 を詠 む 。)
ス テ ップ 3 板 木の 複 製を 叩い た 後 , DVD 映 像 「 板木 の ひび き 」 を 観賞 す る 。
( 4 0分 ) ※ 板木 を 叩い てい る とき の気 持 ちを 考 える 。
③学 習を 振 り返 って
・ 児童 の 学習 シー ト から ( ねら いに 対 する 発問 : 自分 が 大切 にし た いこ と)
・ み んな と協 力 して , つら い事 も みん なで が んば る 心
・ ど んな こと が あっ て もあ きら め ない でが ん ばり た い。
・人 ま か せ に し ない で 自 分 じ し んで き っ ち り とや る 。 手 本 に なる よ う に 生 活し て
い きた い。
・ 1 時間 ,1 分 ,1 秒 を大 切に し たい 。
・ 命 を大 切に し て, い ろん なこ と にち ょう せ んし て いく 勇気 と 友だ ちの 輪
・ も っと 回り の 事を 考 えて ,自 分 から 進ん で やる 。
・ ち ゃん と目 標 を立 て てそ れを た っせ いす る 。あ き らめ ない こ と。
・ 家 族, 友だ ち ,地 域 の人 を大 切 にし たい 。
→ 補 助 資 料 4 (p8~ 10) 「 石 川 理 紀 之 助 翁 の 学 習 」 参 照
・ 成果 と 課題 (成 果 ○課 題 ●)
○3 つ の 教 材 は と ても 有 効 だ と 確認 で き た 。 児 童と 教 師 の 反 応 や感 想 か ら, 漫画 は ,
初 め て 学 習 す る 人に と っ て 理 解し や す い こ と が分 か っ た 。 カ ルタ と プ レゼ ンの 方 法
は , 体 を 使 っ て 楽し み な が ら 学べ る と 好 評 で ,児 童 か ら は 「 もっ と カ ルタ をや り た
い 。」 と の 声 が あ っ た り , カ ル タ を 使 っ て 理 紀 之 助 翁 に つ い て も っ と 学 ば せ た い と
教 師 か ら 借 用 の 要望 が あ っ た りし た 。 板 木 の 複製 を 実 際 に 叩 いた り , DV D映 像 を
観 た り す る こ と は ,「 実 際 の 様 子 が よ く 分 か っ た 。」 と の 声 が あ り , 実 感 を 伴 う 学
び が 理解 を深 め る上 で とて も大 事 なこ とだ と 感じ た 。
○理 紀 之 助 翁 の 気 持ち を 考 え た り, 漫 画 に は な いこ と を 紹 介 し たり し た こと は, そ の
部 分 か ら 自 分 が 大切 に し た い こと を 感 じ 取 っ てい た 児 童 が い たの で , ねら いを 達 成
す る 上で 有効 だ った 。
○ ほ ぼ 全 員 が 翁 の 生 き 方 か ら 大 切 に し た い こ と を 感 じ 取 っ て い た の で ,「 生 き 方 に 学
ぶ 」 視点 から 一 定の 成 果が あっ た と考 える 。
●利 用 価値 のあ る 教材 ( 漫画 ,D V D映 像, カ ルタ 等 )の 各学 校 での 使い 方 。
●石 川 理紀 之助 翁 をP R する 広報 活 動へ の協 力 。
-1-
( 3 )事 例 2:「 発信 」⇒ 英語 の 題材 化 ,リ ーフ レ ット の試 作
①作 成の 理 由
・ 将来 的 な展 望に 立 った 農 業科 学館 の 魅力 の発 信 。
・ 小学 生 や 外 国 人 , 県外 か ら の 来 館者 ( グ リ ー ン ツー リ ズ ム ) の 今後 の ニ ーズ に向 け た
対応 。
・ 学校 で の実 践。
②工 夫点
・ 活用 し や す いよ う に , 中 学 校用 教 科 書 ( ニ ュー ホ ラ イ ズ ン) に 準 じて 紹 介内 容や 構 成
を決 め 題材 を作 成 。
ス テ ップ 1
ス テ ップ 2
ス テ ップ 3
ス テ ップ 4
ス テ ップ 5
広 告記 事 形式 「バ ラ フェ スタ 」 を取 り 上げ ,農 業 科学 館の 話 題提 起
対 話形 式 「バ ラ」 か ら「 熱帯 温 室」 を 取り 上げ , 話題 を広 げ る
説 明文 形 式「 農業 科 学館 」を 取 り上 げ ,施 設の 理 解
説 明文 形 式「 農業 科 学館 の魅 力 」を 取 り上 げ, 理 解を 深め る
自 己表 現 (例 )ふ る さと の大 好 きな 所 ,ふ るさ と の魅 力等
・ 題材 の 作 成 か ら , 所属 校 の A L Tや 職 員 か ら の 助言 を 生 か し た リー フ レ ット の作 成 。
→
補 助 資料 5 (p11&12) 「英 語 の題 材」 参 照
③作 成を 振 り返 って ( ○成 果 ●課 題)
○ 実用 化 し た 県外 学 校 向 け の リー フ レ ッ ト ( 仙台 か ら 大 仙 市に 農 業 体験 に 来る 中学 校 に
昨年 度 から 配布 ) と一 緒 に活 用し て もら える 機 会が で きる 。
○ 農業 科 学 館 の P R 活動 の 幅 が 広 がり , 今 後 近 隣 の各 小 中 学 校 に サン プ ル を提 供し , 感
想を 聞 いて から 広 報活 動 がで きる 。
● 更に 学 校現 場の 英 語担 当 の先 生方 か ら助 言を い ただ き ,改 善し て いき たい 。
● 題材 の 活 用 は学 校 現 場 に 戻 って か ら の 実 践 とな る の で , より 具 体 的な 活 用方 法を 考 え
たい 。
3
研 究 を振 り 返って
( 1 )成 果 と課 題( ○ 成果 ●課 題 )
○ 「 生き 方 に 学 ぶ 」 と いう 点 で , ま ず私 自 身 が 学 ぶ とこ ろ か ら ス タ ート し て ,潟 上市 郷 土
文 化保 存 伝習 館を は じめ ,他 の 研究 施 設や 関係 機 関を 訪問 し ,協 力 を得 るこ とが で きた 。
疑 問を 解 決 し た り , 学習 方 法 を 考 えた り , 新 し い こと を 学 ん だ り する こ と を通 して , 学
ぶ こと に 大 き な 喜 び を感 じ て い く よう に な っ た 。 また , 農 業 の 先 人( 石 川 理紀 之助 , 高
橋 正作 , 斎 藤 宇 一 郎 )や 様 々 な 人 との 出 会 い を 通 して , た だ 「 す ごい 人 だ な」 とか そ の
人 の業 績 など の知 識 習得 だ けに 終わ る ので はな く ,自 分 自身 の 生き 方に つ いて 考え た り ,
ふ るさ と 秋 田 の よ さ や他 の 生 き 方 に学 ぶ 大 切 さ を 改め て 実 感 し た りす る こ とが でき た 。
理 紀之 助 翁 に つ い て は, 学 校 に 戻 って か ら 機 会 を 見つ け 必 ず 取 り 上げ た い し, 他の 生 き
方 に学 ぶ とい う姿 勢 を今 後 も大 事に 歩 んで いき た い。
○ 「 発信 」 と い う 点 で は, 英 語 の 題 材化 や リ ー フ レ ット の 試 作 を 行 うこ と で ,改 めて 農 業
科 学館 の 魅 力 や ふ る さと 秋 田 の よ さを 実 感 す る こ とが で き た 。 実 践す る の は学 校に 戻 っ
て か ら と い う こ と に な る が , ま ず 私 自 身 が 「 表 現 し た い 。 発 信 し た い 。」 と い う 意 欲 を
高 める こ とが でき た 。英 語の 授 業だ け でな く ,他 の教 育活 動 の場 で も生 かし てい き たい 。
● キ ャリ ア 教 育 の 視 点 から 各 学 習 プ ログ ラ ム を 充 実 させ た り , 館 内 にあ る 実 物資 料を 効 果
的 に活 用 する 方法 を 考え た りし たい 。
●学 校や 関 係機 関と 連 携し , より 詳し い 情報 の収 集 に努 め たい 。
●農 業科 学 館を PR す る広 報 活動 に協 力 して いき た い。
( 2 )今 後 の研 究
・キ ャリ ア 教育 の視 点 から の 各学 習プ ロ グラ ムや 館 内掲 示 物の 検討 と 改善 。
・斎 藤宇 一 郎記 念会 展 示施 設 と岩 手県 立 農業 科学 博 物館 の 訪問 。
・研 修成 果 の生 かし 方 。
-1-
補助資料1
平成26年度
セカンドスクール的利用プログラム一覧表
No
プログラム名
時期
主な活動内容
対象
1
自然観察・
ハイキング
4~10 月
樹木園・散策路・花壇・果樹園を歩きながら,草花や樹木を観察
したり触れたりして,季節毎の植物の変化について学ぶことがで
きます。・ 松かさやドングリ拾いなど,要望に応じて活動できます。
全
2
草花苗の観察と
育て方
4~10 月
草花の特徴や栽培について学ぶことができます。
小1以上
3
野菜の育て方
4~10 月
野菜の特徴や栽培について学ぶことができます。
小1以上
4
米や稲作について
通年
米作りや稲作全般についての学習や,米の利用法などについて調
べることができます。
小1以上
5
秋田や日本の農業
通年
秋田県の稲作の特徴や日本の農業全般について調べることができ
ます。
小1以上
6
むかしの農業
通年
昔の農具や農作業について,農業科学館の収蔵資料等を利用して
調べることができます。( DVD 等の資料有り)
全
7
秋田の農業の先人
に学ぶ
通年
石川理紀之助などの秋田の農業の先覚者について,調べたり学ん
だりすることができます。
小4以上
8
むかしのくらしと
住居(曲屋等)や
生活用具について
通年
農業科学館で所蔵している資料や道具,曲屋( 南部曲屋形式)で,
昔のくらしのようすや住居について調べることができます。
小1以上
9
熱帯植物について
通年
熱帯温室で熱帯の花木や果樹を観察し,その特徴を学ぶことがで
きます。
・バナナ,パイナップル,カカオ,レモンなどの果物
・ハイビスカス,ヤシなど100種程度の花木
全
10
食と農について
通年
食料自給率,食品の安全性,食品ロスなどについて学ぶことがで
きます。
全
11
農業科学館
施設見学
通年
農業科学館の施設,展示を中心にその機能や内容について学習で
きます。
全
9月中
~
11 月初
果樹の特徴をとらえ学習し,収穫体験をします。(ブドウ・梨・リ
ンゴなど)
・天候に左右されますので,事前の連絡調整が必要です。
・果物を入れる袋,長靴などを持参いただきます。
全
全
12
果樹の収穫
13
押し花で
しおり作り
通年
花の特色を学びながら農業科学館で育てた花の押し花でしおり作
りをします。
豆腐作り
通年
大豆から豆腐を作る体験をすることができます。
体
14
15
学
小1以上
出前小3以上
験
バター作り
4~5 月
11~3 月
16
米粉で調理
17
炭で
消臭剤作り
手作りバターを作る体験をすることがきます。
小1以上
通年
米粉を使って,パンやクッキーなどを作る体験をすることができ
ます。
小1以上
通年
農業科学館の炭焼き小屋で焼いた炭を使って,消臭剤作りを体験
できます。(布で袋を作り,それに炭を入れて作ります。裁縫が出
来る学年に限ります。)
小5以上
習
-1-
18
19
体
験
学
習
自然素材で
工作
通年
自然素材を使った作品作りを体験することができます。
全
凧作り
通年
身近な素材を使って凧を作り,凧あげを楽しむことができます。
全
20
進路の学習
通年
農業科学館で職場体験をすることができます。
・進路適性の吟味,望ましい勤労観,職業観の形成
21
各学校等の要望に応
じた学習(オーダー
メイドプログラム・
出前含む)
通年
各学校等の要望に応じた学習・体験活動を行うことができます。
当館職員が出向いて各種活動を支援できる場合もあります。
中~高
全
※「全」とは幼稚園・保育園,小学校・中学校・特別支援学校・高等学校を指します。
※実際の対応は,事前に打ち合わせ後,農業科学館学芸班の職員が行います。活動時は園児・児童・生
徒の安全面や活動状況の把握の上から,引率の職員・教員等も共に活動の支援をお願いします。
※費用については原則無料ですが,材料費がかかる場合もあります。
※学習シートも準備しています 。(ホームページからダウンロードすることができます 。)
補助資料2
各プログラムで使えるプレゼンテーション資料一覧表
(平成24年度から各校のニーズの沿って作成)
No
プログラム名
資料名【提示対象学年】
1
自然観察・
ハイキング
あきをさがそう【 幼~小2 】 園内を巡りながら観察する前に見る。五感を通
秋を味わおう【小3~6】 して観察できる植物を配列する 。時期によって ,
内容を替える。
4
米や稲作について
お米について学習しよう
【小4~】
お米,大変身【小5~】
農業試験場や東北農政局の資料
課題作り,調べ学習,まとめ用。
県内にある米を加工した食品を中心に紹介。
5
秋田や日本・
世界の農業
秋田県の農業【小5~】
副読本「 みんなで学ぼう 秋田の農林水産業 」
(県
農林水産部)
大仙市役所農林商工部農林振興課の資料
大仙市の農業【小3~6】
出典,内容・使い方など
7
秋田の農業の
先人に学ぶ
石川理紀之助【小4~】
副読本「わたしたちの秋田県 」(秋田県社会科
教育研究 会 ),DVD「板木のひびき 」・カル
タ・漫画(潟上市教育委員会)
8
むかしのくらしと
住居(曲屋等)や
生活用具について
ようこそ曲屋へ【小3~】
少人数グループで見学する場合,事前学習資料
として。家庭科「住みよい暮らし方 」,国語科
「モチモチの木 」「大造じいさんとガン」と関
連させて。
9
熱帯植物について
植物のつくり【小3~】
根・くき・葉の3つのつくりを学習する際,珍
しいつくりの植物と対比させて,それぞれのは
たらきを学ぶ。
10
食と農について
食品の安全のために
プレゼンテーション資料・プリント資料
【小5~】
「食と農について 」(真崎,永澤 2009)
食品ロスについて【 小5~ 】 農林水産省や東北農政局の資料
11
農業科学館
施設見学
秋田県立農業科学館の紹介
【小3~】
施設 見学 や個 人・グ ルー プの 調べ学 習の事前
に。館内・館外の施設を紹介。
12
果樹の収穫
秋田県のりんご作り
【小4~】
副読本「みんなで学ぼう 秋田の農林水産業」
(県農林水産部)りんご収穫作業の事前に。
-2-