平成27年 人事院勧告 人 事 給 与 シ ス テ ム 変 更 仕 様 書

管理番号
変内-15-0003
人 事 給 与 シ ス テ ム
変
更
仕
様
書
平成27年 人事院勧告
第1.00版
平成 27年 11月12日
山口システム開発株式会社
版数
1.00 新規作成
内容
変更頁
変更日
-
H27.11.12
目 次
1.はじめに
.......................................................................
1
2.概要
.......................................................................
1
3.給料表・地域手当・期末手当・勤勉手当の改定
.......................................
3
3.1 対応概要
.......................................
3
4.標準報酬月額の見直し
.......................................
4
4.1 対応概要
.......................................
4
5.給与制度の総合的見直し
...............................................................
6
5.1 対応概要
...............................................................
6
...............................
6
.............................................................
6
(1)地域間の給与配分の見直し・世代間の給与配分の見直し
(2)諸手当の見直し
1.はじめに
本変更仕様書は、次の改正事項について「人事給与システム」の改修概要を記載する。
用語についてはシステムで使用する用語で記載しているため、人事院勧告と比較する場合は適宜読み替えること。
(本俸⇒俸給月額、号給⇒号俸、管理職手当⇒俸給の特別調整額、給料表⇒俸給表 等)
当資料は技術文書のため、敬称は省略しております。ご了承ください。
仕様策定において不明部分について想定要件で記載しており、今後仕様変更をする場合があります。
合わせてご了承ください。
発行元
対応改正事項など
人事院
全国市町村職員共済組合連
合会総務部保健課長
一般財団法人山口県社会保
険協会
平成27年人事院勧告
標準報酬制への以降に関する情報提供について
社会保険の事務手続き 平成27年度版
勧告日
発行日
H27.8.6
H27.9.24
H27.4
2.概要
人事給与システムで対応する人事院勧告の対応項目とその概要を下記に示す。
項番
項目
1 給料表の改定
改正の概要
・行政職給料表(一)
1級の初任給を2,500円引き上げ。
若年層についても同程度の改定。
その他は給与制度の総合的見直しなどにより、高齢
層の官民の給与差が縮小することとなることを踏ま
え、それぞれ1,100円の引き上げを基本に改定(平均改
定率0.4%)
・実施時期 平成27年4月1日
備考
・改定後の給料表はH27
年12月以降の給料表と
して、給料表マスタに
入力いただくことで対
応。
・H27年4月1日の遡及改
定については、遡及差
額計算機能にてH27年12
月の給料表を基に、H27
年4月以降を再計算し、
算出するものとする。
(現行機能にて実施)
・改定後の支給額をH27
年12月手当マスタに入
・医療職俸給表(一)の適用を受ける医師及び歯科医 力いただくことで対
師に対する支給月額の限度額を413,300円とすること。 応。
2 初任給調整手当
3 地域手当の改定
・医療職俸給表(一)以外の俸給表の適用を受ける医
師及び歯科医師で、医学又は歯学に関する専門的知識
を必要とする官職にあるものに対する支給月額の限度
額を50,500円とする。
・支給割合
給与制度の総合的見直しによる見直し後の支給割合
と見直し前の支給割合との差に応じ、0.5~2%引上げ
・実施時期 平成27年4月1日
-1-
・人事情報に金額をて
入力されているケース
については、H27/4/1以
降の人事情報について
改定後の金額を入力い
ただくこととで対応。
・改定後の支給割合を
H27年12月以降の支給割
合として手当マスタの
地域手当に入力いただ
くことで対応。
・H27年4月1日の遡及改
定については、遡及差
額計算機能にてH27年12
月の支給割合を基に、
H27年4月以降を再計算
し、算出するものとす
る。
(現行機能にて実施)
項番
4
項目
期末勤勉手当・勤勉
手当の改定
改正の概要
・民間の特別給との支給割合との均衡を図るため、
支給月数を0.1月引上げ、4.20月に改定(現行4.10
月)引上げ分は、民間の支給状況等を踏まえつつ,
勤務実績に応じた給与を推進するため、勤勉手当
に配分
・実施時期 法律の公布日
平成28年度において実施する事項
(1)地域手当の支給割合の改定
平成28年4月1日から給与法に定める支給割合に引き
上げ
給与制度の総合見直
5
し
(2)単身赴任手当の支給額の改定
基礎額を平成28年4月1日から4,000円引き上げ、
30,000円に改定
加算額の限度については基礎額の引き上げを考慮し
て、平成28年4月1日から12,000円引き上げ70,000円に
改定
適切な公務運営の確保に配慮しつつ、原則として全て
の職員を対象にフレックスタイム制を拡充(平成28年4
月実施)
6
7
勤務時間に関する勧
告
標準報酬月額の見直
し
・フレックスタイム制の適用を希望する職員から深刻
が行われた場合、公務の運営に支障がない範囲内にお
いて、始業及び就業の時刻について職員の申告を考慮
して、勤務時間を割り振る。
・組織的な対応を行うために全員が勤務しなければな
らない時間帯(コアタイム)等を長く設定するなど、
適切な公務員英の確保に配慮
昇給等の遡及改定の取扱に関して厚生年金にそろえる
こと。
厚生年金の扱いでは、遡及などの遡及改定があった場
合、差額支給が行われた月を起算月として随時改定を
行うこととされている。
※H27/12に遡及差額が支給されれる場合、上記起算月
はH27/12となる。(別途共済組合に確認済)
-2-
備考
支給割合の変更は、手
当マスタの変更にて対
応いただくことで対
応。(H27年12月期末勤
勉の支給月数に、引き
上げ分の0.1月を加算し
て設定)
・新たな支給割合、支
給額をH28/4以降の情報
として手当マスタに入
力いただく。
システムでは月別の超
過勤務時間、欠勤時間
の合算値の入力にて勤
務時間を判別すること
としているため、フ
レックスタイムについ
てはシステム機能対象
外。
超過勤務手当てや欠勤
減額はフレックスタイ
ムを考慮した月当たり
の時間を勤怠情報入力
の画面より入力いただ
くことで、月次給与に
反映することをシステ
ム機能範囲としてい
・見直し算定について
は運用上省略可能であ
るため、運用に合わせ
て実施とする。
(既存機能にて実施)
・差額支給分を除外し
た修正平均算出につい
ては設定変更により対
応を検討中。
・運用不要の機能が存
在しては操作誤りの原
因ともなりうるため、
状況によって見直し算
定機能を削除すること
を検討中。
項番
項目
給与改定に伴う報告
8 書及び明細票の提出
(1)月例給
給与改定に伴う報告
9 書及び明細票の提出
(2)期末手当等
改正の概要
備考
システムではH26年度仕
様での出力機能を維
持。
H27年度仕様不明
情報入手次第、対応の
予定。
システムではH26年度仕
様での出力機能を維
持。
H27年度仕様不明
情報入手次第、対応の
予定。
3.給料表・地域手当・期末手当・勤勉手当の改定
3.1 対応概要
給料表の改定については、「給料表マスタメンテナンス」機能を、初任給調整手当・地域手当・期末手当・勤
勉手当については、「手当マスタメンテ」機能を用いて、各ユーザにおいて改定後のデータを入力することとす
る。ただし、各職員の通勤手当額を人事情報に登録している場合は、別に改定後の手当額を登録する必要があ
る。
計算は現行の遡及差額計算・差額負担金調整計算及び予算計算(人勧予算計算)機能で行う。
-3-
4.標準報酬月額の見直し
4.1 対応概要
遡及差額支給が行われた場合、過去に決定した標準報酬を見直す事となっていたが、厚生年金にそろえた場合
は、見直し算定は行わず、差額支給が行われた月を起算月として随時改定を行うこととなる。
また、この際に仕様する報酬月額は差額支給分を差し引いた修正平均により標準報酬月額を決定するものと
なっている。
社会保険の事務手続き 平成27年度版 19ページより抜粋
見直し算定を行わない場合は、次の操作にて対応可能としているため、そのように改正された場合
は、こちらの操作にて実施いただくこととなる。
-4-
見直し算定を省略する場合、遡及差額計算実行時に「見直し算定準備」の欄のチェックを外して計算
を実行し、標準報酬機能で識別している過去の固定的給与非固定的給与の更新を省略とする。
(1)遡及差額計算の際に、「見直し算定準備」の欄を未チェックとして計算実施
見直し算定準備を未チェックにて計算することにより、標準報酬機能にて識別している過去の固定
的給与、非固定的給与を遡及差額前の状態で維持することとなる。
(2)3ヶ月後に随時改定の実施
差額支給の月(通常12月)以後3ヶ月(通常翌年2月)で標準報酬算定処理にて、随時改定を
実施する。
12月に支給した差額については12月列の詳細表示にて確認可能である。
詳細列は該当列のチェックボックスをチェックすることにより表示される。
-5-
詳細未チェックの状態
12月報酬の詳細チェック状態 遡及差額の列に差額分が表示される。
5.給与制度の総合的見直し
5.1 対応概要
(1)地域間の給与配分の見直し・世代間の給与配分の見直し
給料表の変更については、「給料表マスタメンテナンス」機能を、地域手当の割合の変更については、「手
当マスタメンテ」機能を用いて、各ユーザにおいて見直し後のデータを入力することとする。
55歳を超える職員に対する俸給等の1.5%減額支給措置の廃止については、「人事情報入力 項目別」機能
を用いて、各ユーザにおいて該当データの取消を入力することとする。
(2)諸手当の見直し
広域異動手当・本府省業務調整手当は当システム導入ユーザにおいて支給対象となる職員が存在しないため
除外する。
単身赴任手当の変更については、「手当マスタメンテ」機能を用いて、各ユーザにおいて改定後のデータを
入力することとする。
管理職員特別勤務手当については対象発生時に、「変動データ入力・管理職特別勤務手当」機能を用いて、
職員コード、回数、金額を入力していただく。
-6-