くわしくはこちらを

2015 年7月4日
発行:馬入水辺の楽校の会
■ 助成金をいただきました
公益財団法人河川財団の「河川整備基金助成事業」により、助成金をいただきました。
自然解説パネルの修理や観察会等の費用に活用させていただきます。有り難うございま
す。
■ 御礼!東京ガス株式会社様
3年間の長きに亘り、東京ガス環境おうえん基金のご支援をいただき、有り難うござい
ました。お陰さまで、活動報告書の発行など、できなかったことができるようになりま
した。これ糧に更なる高見を目指します。今後もよろしくお願い致します
6月20日、「みんなで調べよう平塚のトンボ」がスタートし
ました。第一回の調査地は土屋の里山。22名の市民が参加し、
成虫やヤゴを調べました。目的は「生物多様性の保全」と「子
ども達を野に戻す」。会では、調査結果を基に生息地の保全や
エコアップを訴え、人と生き物が共生できる街づくりを進めて
行きます。
平塚市緑化祭りで活動 PR
草笛が子ども達を呼ぶ
4月25(土)
26(日)、平塚市総合公園で行われた平塚市緑化祭りで当会の活動を PR しました。
当会のテントには300名以上の市民が訪れ、ミニミニ水族館やストーンペインティング、草笛教室を楽しみ
ました。松永昭光講師の草笛教室は大人気で、音色に誘われてたくさんの子ども達が集まりました。
な かな か音 が 出な い。 少 しの 工夫 で 自然 の音 色 が飛 び出 すの だ !
子 ども 達は 生 き物 が好 き なの だ! 総合公園は市民の憩いの場になっています。
活動 PR には絶好の場所です
里山田植え体験(足柄上郡中井町半分形) 5月30日(土)晴 参加者:26人(子供8人・大人18人)
エコアップ隊での田植えは2回目です。昨年体験している隊
員がいたこともあり、手際良く上手に植えることができました。
昼食は、恒例の新鮮な野菜たっぷりのカレーでした。マキで炊
いたご飯にも味わいがあり、みんなでおいしくいただきました。
秋には稲刈りをします。今回参加できなかった方も、ぜひ参加
してください。
5月9日(土)曇り 参加者:31人(子供13人・大人18人)講師:三森典彰さん
■ぼくはトンボ池とカエル池に入りました。その前に
キジを見ました。キジを一回も見たことがなかったか
らうれしかったです。ヤセウツボはクローバーからえ
いようをすいとって生きていて、根っこがないという
のがすごいなあと思いました。カエル池では、ザリガ
ニとかタニシとかいろいろいました。トンボ池では、
ヤゴとかがいました。いっぱいとれたので楽しかった
です。(絵と文:小学3年 日俣晴陽)
■まず、室内で「生きものどうしのつながり」の話を聞
きました。共生=両方に良いことがある、寄生=片方だ
けに良いことがある、ということを知りました。外に出
ると遠くの方にキジがいて、近づくとヤブのなかに消え
てしまいました。少し行くとカバキコマチグモという、
日本には少ない有毒のクモがいて、「これは大人でもか
まれると痛いよ。」と、三森さんが教えてくれました。
カエル池に着くと、外来種のミシシッピアカミミガメ
が顔を出していました。
「あれはつかまえなくていいんですか。」とうすいさん
に聞くと、「あれは速くてつかまえられないよ。」と答え
てくれました。
しかし、あのカメをくじょしないと他の生き物があぶな
いということをうすいさんに教わりました。カエル池で
とれた生き物の中にアメリカザリガニ(外来種)もいて、
ドジョウやモツゴもいました。トンボ池の辺りでは、コ
ゲラが木をつついていました。トンボ池でとれた生き物
は、ヒメアメンボ、シオカラトンボ、アオモンイトトン
ボ、クロスジギンヤンマ、オオシオカラのヤゴ、オタマ
ジャクシ、モツゴです。三森さんが、
「モツゴが多いとヤ
ゴなどがへってしまう。」と言っていました。
最後に、外来種はくじょしないといけないと思いました。 (絵と文:小学4年 小林恵慈)
5 月 13 日(土)雨一時曇り
参加者:8 人(中学生1人、大人7人)講師:勝呂尚之氏
中学3年 舟山凜太郎
今回のお魚調べは、下流ワンドで行ないました。この日の下流ワンド
は、5月になって暖かくなったので、ガマなどの植物が生い茂っていて、
カニの仲間も多く見られました。
数時間程度、そこで調査した結果、多種多様な水生生物が見つかりま
したが、今回の調査でもハゼの仲間が目立ちました。今回の調査で見つ
かったハゼは、ゴクラクハゼ、マハゼ、アシシロハゼ、ウロハゼ、カワ
図:舟山凜太郎
アナゴ、ヒナハゼなどです。
この中でも特にゴクラクハゼの個体数が多く、数を数えるのが大変な
ほど採れました。ゴクラクハゼは、全長 10 ㎝ほどになるハゼで、体色
は白地に黒、青の斑点があり、オスはひれが赤色で、馬入水辺の楽校の辺りで見られるハゼの中ではいちばん
鮮やかだと思います。それから、ヒナハゼやウロハゼなどのハゼが採れたことについてですが、これらは南方
系のハゼなので、相模川下流で採れるということは、地球温暖化の影響かもしれません。
初 記 録 ! カ マ キ リ ? が 採 れ た !
今回の調査では、カマキリという魚が採れました。(写真右)
カマキリというと昆虫のカマキリを想像する方も多いと思いますが、別名「アユカケ」という魚で、ハゼに似
ていますがカジカの仲間です。成長すると全長 25 ㎝ほどになる大きな魚ですが、今回採れたのは数センチほ
どの稚魚でした。カマキリは近年、生息数が減少していて貴重な魚の一つとなっています。