番号
授業科目名
地球物質学Ⅰ実習
６０８
英語表記
Mineral Science ExerciseⅠ
開講期
単位数
担当教員名
前期
年次
１単位
篠田
圭司
２年次
【授業の到達目標及びテーマ】
結晶体としての鉱物の対称性と物理的化学的性質の基本を、実習を通して理解する。
【授業の概要】
鉱物結晶中の原子の規則正しい配列と鉱物の諸性質の基本的理解のため次の実習を行う。
１、鉱物の化学式：鉱物の化学分析値から化学式を導く。
２、鉱物結晶の対称：結晶模型や結晶図を使い，対称要素の認定、対称要素の表示法、ステレオ投影法結
晶面および結晶方位の表示。
３、鉱物の基本的な結晶構造の理解：結晶構造模型や結晶構造図を使った実習。
４、鉱物結晶の物理的性質の基本
【授業計画】
１、鉱物の化学式、鉱物の化学分析値から化学式を導く。
２、化学式の表記、鉱物の化学分析値から化学式を導く、三角図による表記
３、基本的な結晶構造に関する演習
４、基本的な結晶構造に関する演習
５、基本的な結晶構造に関する演習
６、珪酸塩鉱物の結晶構造に関する演習
７、ステレオ投影法に関する実習
８、ステレオ投影法に関する実習
９、結晶の対称要素の表記法に関する実習
１０、結晶の対称と平面群に関する実習
１１、結晶の対称と空間群に関する実習
１２、結晶の異方性と光学的性質に関する実習
１３、鉱物の肉眼観察
１４、鉱物の肉眼観察
１５、授業全体のまとめ
【テキスト又は参考書】
プリントを配布する。準教科書として､鉱物の科学(東海大学出版会)､鉱物学全般にわたる専門書として､｢鉱
物学（森本・砂川・都城）
（岩波書店）絶版｣､参考書として｢化学結晶学入門 (共立全書)｣､｢入門結晶化学（庄
野、床次）内田老鶴圃｣､「Introduction to Mineral Sciences, A. Putnis（Cambridge Univ. Press）
」など。
【評価方法】
実習時に課すレポートの提出により採点する。
【コメント】
出席率は問わないが、出席率が7 割未満での単位取得は困難である。