新発田市立紫雲寺小学校 学校だより 7月21日号 学校だより 私の夏休み 校長 1 小池 進輔 「師とも言うべき友だち」とのできごと 小学生1年生の夏休みのことです。小学校のグラウンド近くに住む同級生のTくんが、 私に自転車の乗り方の特訓をしてくれました。まだ補助輪付きの自転車にしか乗れなかっ た私に、Tくんは自分の自転車で練習をさせてくれたのです。特訓と言っても、Tくんは 決して怒りません。荷台の後ろを押さえながら、ただ私の練習にとことん付き合ってくれ ました。自分の自転車が倒れて多少サドルが曲がっても、嫌な顔一つせずに、……。どう してとことんそこまで付き合ってくれたのだろう。……今から思うと不思議でなりません。 中学校まで一緒だったTくんとは、残念ながら中学校卒業後まだ一度も会っていません。 でも、Tくんとのその思い出だけはしっかりと脳裏に刻まれています。 2 自然体験 低学年の夏休みはとにかくよく遊びました。学校のグラウンドで、穴の空 いたバックネットの裏で、その後ろを流れる小川のほとりで、そして、裏山で。 グラウンド裏の畑の一角に生えている木からは、私たち小学生が“へちこ”と呼んでい た「ヒル」が落ちてきました。血を吸われた記憶はありません。 「アメリカザリガニ」を捕まえて、刺身にしようと解剖をしましたが、失敗しました。 器の中のバラバラになった「アメリカザリガニ」の遺体から浮いてきた油のプツプツがま だ目に焼き付いています。 「アブ」と「オニヤンマ」を生け捕りにし、体育館の後ろにあった跳び箱の上で、決闘 させました。両者の身体を糸で軽く縛りお互いに向き合わせると、白い跳び箱の上はさし ずめプロレスのリング。……さあ、どっちが勝ったことでしょう。……なんと、「オニヤ ンマ」が「アブ」を頭から飲み込んだではありませんか。……びっくりしました。……そ のとき聞こえた音は、“ガブリ”ではありません。“ムシャッ”でした。 3 社会体験? 5年生の頃、野球をやっていました。学級に男子が9名しかいな かったので、運動神経の未発達な私もベンチに入らざるを得ません でした。ライトで9番、です。ピッチャーはあのTくん。背中を多少丸めながら、左足を 上げ投げ込む姿は、本当に格好良かった。1回成功した盗塁で調子に乗り、別の回で二塁 走者がいるのに1塁から盗塁をした私は、みんなの信用を失いました。監督は、後にS高 校野球部の監督になる6年生E先輩のお父さんでした。 ちなみに、8月31日にまで延ばした読書感想文の宿題は地獄だったです。 -1- ********************************************** 「睡眠」は 脳を創り、育て、守る! ********************************************** 子どもの睡眠障害が、不登校や学力低下、将来の重大な病気(うつ病、糖尿病、悪 性腫瘍等)の大元として注目され始めています。乳幼児期に、夜遅くまで大人の買い 物に付き合わされたり、テレビの点いている部屋にいたりすると、脳機能発達のバラ ンスが崩れます。また、少年期・青年期では、学校社会からの離脱の主因となる慢性 疲労症候群を招く恐れがあります。寝ているうちに知識を整理し、定着させる働きも ある大切な睡眠、親子共々、少し振り返って、一緒に考えてみましょう。 【小学生の良眠のためのポイント】 1 朝7時より前に起きられるように入眠時間を調整しよう。 「早寝・早起き」を習慣化するためには、「早寝」から始めることが大切です。「早 く起こすと早く寝る」という方法はうまくいかないことが多いそうです。 夜遅くまでお仕事があってなかなか早く帰宅できない大人には辛いことですが、そ こを踏ん張って早く帰宅したり、何らかの工夫をしたりしながら、一緒に夕食を取り (それも早めに)、一緒に早く寝ることをしばらく続けてみてください。「早寝」の習 慣が身に付くそうです。 2 平日でも小学生で9時間以上の睡眠を 取らせよう。 お子さんの土日の起床時刻が平日より も90分以上遅い場合は、身体が平日の 睡眠不足を知らせています。平日の入眠 時間を30分から1時間以上早める努力 をさせてみてください。そのために、夕 食・家庭学習・入浴等をなるべく早めに させましょう。 3 昼間は楽しく活動させよう。 子どもの社会性を育てようと、故意に競争関係を作って不安をあおり、無理を強い るような活動は、子どもの睡眠と脳の成長に反する悪弊です。スポーツにしろ勉強に しろ遊びにしろ、適度に思考し、適度に喜怒哀楽を感じ、脳と身体がバランスよく活 動していることが快適な睡眠につながります。 -2- 4 夕食や入浴を就寝時間の2時間以上前に済ますように促そう。 夕食の時間は早ければ早いほどいいそうです。食べた物の消化が早く進み、 「早寝」 の体勢ができるからです。また、寝る前の熱いお風呂は深部体温を上げ寝付きを悪く します。 5 明るさと光のバランスを考え、調整させよう。 夜は部屋の灯りをだんだん暗くしていくといいそうです。 身体を眠りに誘うためです。従って、夜遅くまでのゲームや テレビは百害あって一利無しです。目が冴えて、夜型人間に なってしまいます。 逆に、朝は、窓からの朝日を浴びることが大切だそうです。 しこうさじようかく 朝日を浴びると、その刺激が脳の視交叉上核という部分に伝 わり、狂っていた体内時計がリセットされ、身体活動を優位 にする交感神経が働くからです。 6 ベッド・寝床に入ってからの考えごとはやめさせよう。 良眠にストレスは大敵です。ヒトが眠るときは、身体をそれまでの「活動モード」 から「休息モード」に切り替える必要があります。これは、交感神経の働きを抑えて、 副交感神経の働きを優位にさせることによって、眠りへの準備を整えるためです。ス トレスはそれを妨げます。「不安や悩み・怒り」等を抱えたり昼間の失敗にくよくよ したりしているお子さんには、話を聴いてあげ、その気持ちを受け止めてください。 お子さんは、自分で解決する意欲や勇気をもつことでしょう。 それぞれ、いろいろなご事情があることと存じます。しかし、お子さんの睡眠が、お子さんの脳 を創り、育て、守ります。また、睡眠が、お子さんの将来の、健康的な、そして、幸せな人生につ ながります。ご理解いただき、それぞれのご家庭なりの工夫をしていただけると幸いです。 【参考文献】 三池 輝久 『子どもの夜ふかし 脳への脅威』 (集英社新書) -3- 5月26日(火)から6月1日(月)の1週間は、紫雲寺地区4校一斉の第1回家庭学習強調週 間でした。お子さんを見守り、支援してくださったお家の皆様の声の一部をご紹介します。 <1年生> ・帰ってきて言われなくても自分からすぐに宿題をしていた。 ・テレビなどを消して、静かなところで集中して勉強させるようにした。 ・勉強をする際は、テレビを消して行っていました。少しずつですが、 ひらがなを覚えることにより、勉強の楽しさが分かってきたようです。 ・計画通りにできるようにと時間を見て取り組んでいたので、計画を立てることは大切だと思った。 ・児童クラブから帰ってから学習させれば頑張って学習するが、少しでも時間を空けると寝てしまって 学習しない日もあった。基本的にはドリルを何ページも頑張ってやっていた。 ・宿題から家庭学習までしっかりと机に向かって行っていた。○を付けてもらうことがうれしいようだ。 ○つけは子どもと一緒にすることで、コミュニケーションをとりながら行うことができた。 ・初めての勉強の取組に楽しんでできたことがよかった。あっという間にプリントを終わらせて、「本 を読むね。」と言って大きな声で読んでいる姿は素敵だった。これからも一緒に頑張ろうと約束した。 ・初めて時間を意識して勉強した。始めた頃は、声かけをしても自分のしたいことが優先で、なかなか 取りかかれなかった。兄と一緒だったり親が一緒にやろうと声かけをしたりすることで、だんだんと できるようになった。 ・毎日、しっかり自分から時間を見てやろうとする姿はすごいなと感心した。これからも続けてほしい。 <2年生> ・毎日、ながら勉強をしないように、自分の部屋でなく、リビングでしてもらった。 ・特に声かけはしなかった。自主的に頑張っていた。続けて、テレビを見ずに集中して行える環境を作 っていきたいと思う。 ・月曜日、学校もあって疲れているはずなのに、お友達が漢字の練習をノートいっぱいやっていたのを 見てきたらしく、自分も同じようにやるんだ!とばかりに黙々と漢字を書いて練習していた。とても 頑張っていたと思う。すごい集中力だった。 ・カードの取組があったおかげで、意識して学習できた感じがある。これからは、時計を見て、もつと 集中して学習できたらと思う。 ・時間的に見たいテレビ番組があるので、始めるのに時間がかかったり、ちらちらテレビを気にしたり していたが、「めあては何だった?」と聞くと、自分で決めたからなのか、しっかり取り組めた。 ・自分で時間を見ながら20分になるよう音読の回数を増やすなど、努力して取り組んだ。 ・毎日時計を気にしながらではあったが、本人は一生懸命頑張っていた。集中してできるようになると いいと思った。 ・㎝や㎜等、新しく習ったことに興味を持ち、意欲的にやっていた。めあてにしていた音読は、あまり やりたがらなかったが、最低でも一回は読ませるようにした。文章がよく読めないと問題を解く時に 困る。これからも音読はしっかりやらせたいと思う。 ・2年生になり、勉強も20分と長くなったけど、一生懸命取り組む姿は偉かった。難しい漢字も一つ 一つ練習して、頑張っていた。これからも一緒に頑張ろうと約束した。 -4- <3年生> ・テレビを消して、目標時間を意識して頑張っていた。時間を記入すると、 たくさん勉強できていることが分かり、ほめると喜んでいた。 ・ながら勉強をしないように、声かけした。自分の部屋ですると集中できるようだ。 ・スポ少で勉強できない日があったけど、その分日曜日の時間があるときに頑張っていた。 ・特に声がけをしなくても、自主的に頑張っていた。強調週間が終わっても続けてほしい。 ・一週間頑張って勉強できた。まだ長い時間続けて集中して勉強するのが難しいようで、時間を2回に 分けるなどしてめあてを達成することができた。 ・毎日頑張って30分は勉強できていたようだ。これからも続けて頑張れるよう声を掛けていきたい。 ・毎日「○○分にしよう」と決めて頑張っていた。出掛けたりしてできない日もあったが、自分で勉強 の内容を決めて、TVを消して取り組んでいた。偉かった。 ・テレビ、ゲーム遊びに夢中の生活の中で、自ら時間を計画し一生懸命取り組んでいるところが見受け られた。頭ごなしに注意する前に、良いところを認め、自らやる気を起こすよう指導していきたい。 ・学習の声かけをしなくても、自分から進んで取り組んでいた。自分で調べて学習し、頑張っていた。 ・毎日、続けて習慣になるように、言われなくても自分で進んでできるようになったらいい。ずっと、 手が痛かったのに、あきらめず毎日やっていた。 ・毎日決めた時間に学習する習慣が付き、それに併せて他のやることも済ませていたので、とても良か ったと思う。計画を立てる時点で、自主的に目標を決めていたので、守ることができたように思う。 ・比較的朝が落ち着いて学習ができるので、帰宅後は学習の宿題、朝は他の勉強と分けて行っていた。 今回は自主的に始めることが多く、頑張っていることに感心した。 ・苦手のところが出てくると、時間がかかりすぎた。三日目ともなると、自分から進んでやり出した。 おもしろいとか頑張って褒めてもらえた気持ちとかを大切にしてほしいと感じた。 <4年生> ・今年は弟も一緒だったので、負けじと頑張っていた。特に日曜日などは私もついて一緒に頑張った。 まだまだ足りないくらいなので、いつも宿題プラスで頑張らせたい。 ・強調週間でなくても、必ず家庭学習をやるので、このまま続けてほしい。頑張れ! ・ながら勉強をしないように頑張っていた。集中できる環境づくりができたみたいで、よかった。 ・言われなくても宿題をやる習慣が付いている。一回テレビを見ながらの学習があったが、自分なりに 宿題を優先して頑張ったと思った。 ・自分のめあてに向けて毎日取り組んでいた。ながら勉強をしないように、気に掛けながらやっていた。 ・取り組む前に合計目標や取り組み方の話をした。帰宅すると毎日、学習時間の報告をしていた。 ・毎日、40分以上勉強することができて、頑張った。これからも続けられるように。 ・特に声がけしなくても学校から帰ってくるとすぐに机で勉強した。音読も大変上手に読んでいた。 ・時間を決めて勉強すると集中としてやったので、よかったと思う。 ・続けて毎日できた。集中して勉強できればもっとよかった。 ・テレビを見ながら勉強しないように声がけをした。強調週間以降も見守っていきたいと思う。 ・土日は遊ぶ方が優先されていたが、平日は頑張っていた。 ・家庭学習を自主的に行っていた。特に土・日曜日は習い事や家族の予定に合わせるような場面でも、 「学習強調週間があるから俺は行けない。」と決めて実行していた。ただ、勉強の内容が効率的なも のであったかは、確認できていない。意識付けができていたことを褒めてあげたいと思う。 ・ながら勉強をしなかったので、これからも続けてほしい。一週間の計画が立てられなかったので、次 回は計画を立てて取り組んでほしい。 ・40分以上を目指し、時間を見ながら課題を最後まで取り組み、自学も何をすればよいのか聞いてき て頑張っていた。 ・長い時間頑張って勉強していた。宿題は毎日必ず終わらせているので、褒めてあげたいと思う。 -5- <5年生> ・おばあちゃんが声がけをしてくれた。 ・習い事をしている中で、これだけできているので良いのかなと思った。 ・家庭学習強調週間だから頑張ってやったことではなく、毎日と同じ様子。 ・めあてどおり自分なりに計画を立ててやっていたようだ。大変頑張った。 ・学習時間を意識して取り組んでいた。そのせいか、いつもより集中できていたと思う。 ・朝早く起きたときなども集中して計算ドリルなどを頑張っていた。クラスの友達でドリルを早く終わ らせた子もいたようで、「自分も早く終わらせる」を励みに頑張っていた様子だった。 ・私の帰宅時間が遅いため、私は実際には学習をしている様子は見られなかったが、家族の話では頑張 ってやっていたそうだ。今回の取組をきっかけに、今後も自主的に学習してもらいたいと思う。 ・仕事からの帰りが遅く、きちんと見てあげられていないが、本人なりに時間を決めてしていた様子が 見受けられた。 ・ながら勉強をしなかったので、これからも続けてほしい。一週間の計画が立てられなかったので、次 回は計画を立てて取り組んでほしい。 ・自分で計画を立てて頑張ったと思う。ながら勉強をしないように部屋の机でしっかりやっていた。 ・毎日続けるのは大変なことだが、よく頑張った。ながら勉強は特にみんなで協力してやり遂げられて 良かった思う。強調週間がなくても続けましょう。 ・めあてが達成できるように頑張っていた。勉強中はテレビも付けず、集中して取り組んでいた。勉強 以外にもすることがあるのによく頑張った。 ・自分から進んで自主学習をしていたのでよかった。期間中だけでなく、毎日頑張ってほしいと思う。 ・毎日学習に取り組んでいてよかったと思う。 ・自分で目標を持ち、こつこつやっていた。宿題をやる時間だよとは言わなくても進んでやっていた。 <6年生> ・自分で内容を決めて、めあてを守れるように頑張っていた。 ・自分なりに頑張って勉強したようだ。苦手なところを重点的に勉強してほしい。 ・時間を見ながら、時間があまると、プラス何かを学習したり、上手に時間を使えるようになっきた。 ・6年生になってから時間は遅いが、勉強は家で頑張っている。小学校最後の年、このまま続くように。 ・もう少し時間を短時間ずつに区切り、集中力を出してやってほしいと思った。 ・学習を毎日取り組んだ。かなり、ながら勉強が多かったので、次回には守ってもらいたいと思う。 ・勉強よりボーっとする時間が多いような気がする。私の声かけも足りなかったと反省。 ・いつも声かけしてからやる宿題も、意識して、声を掛ける前に取り組んでいたようだ。 ・勉強しなくていいの?と聞く前に自分から「今日は○時~○時までやるから」と言って、その時間に なるとしっかりやっていた。 ・スポ少のある日、一日中試合があった日曜日、夕方にできない日は、朝早く起きて勉強していた。 ・家で夕飯後、時間になるとしっかり机に向かって取り組んだ。分からないことを辞書を開くなどして 調べて頑張っていた。 ・毎日、宿題を頑張ってやっていた。小学校から家庭学習の習慣が身に付くと、中学校へ行っても安心。 ・勉強していると言うよりも人としゃべることを言い訳にしてサボっている時間の方が多い。言い訳で きないような静かな環境に連れて行くことが必要だと思う。 ・帰宅すると、すぐに学習を始めていた。たまにテレビが付いていることもあったが、毎日やっていた。 絶大なるご支援、大変ありがとうございました。第2回の家庭学習強調週間は、9月7日(月) から9月13日(日)までの1週間です。それがきっかけとなって、強調週間でなくても習慣化で きるとありがたいと思っております。引き続き、変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。 -6- 6月25日(木)、3年生が社会科の校外学習に出掛けました。「わたしたちの住むまちはどんな まち?」という単元で、これまでも支所の屋上からまちを眺めたことがあります。地図を片手に学 校の周辺を歩き周り、見えるもの、気付いたこと等をメモしていきました。 車道を1列になって歩きました。ル ールやマナーを守って行動している子 が多かったです。おかげで、事故なく 無事戻って来ることができました。 普段見慣れているはずの「わたした ちのまち」。でも、意識して見ると、今 まで見えなかった、気づかなかったこ とがあることもわかりました。 「あれ、おかしいぞ。ここには公会堂 はないぞ。地図がまちがっている?」 という問いをもつ子がいました。その つぶやきに触発されて、「ホントだ。本 当はどうなってる?」という問いをも つ子もいました。教材は常に正しくな ければならない、ということはなさそ うです。 記録用紙にメモをする子が多かった です。気づきや発見を言語化し、記録 し続けると、さらに深い気づきや新た な発見につながります。 社会科の本単元だけでなく、他の単 元、そして、他の教科でも大切な学習 方法・学習姿勢として継続していきま す。 -7- 入学してから約3ヶ月半、1年生は、紫雲寺小学校という新しい環境で過ごしてきました。学校 や仲間、上級生や先生方、そして、学校の生活リズムに慣れるように、学校探検や握手作戦等、様 々な活動を行ってきました。国語の時間には、『おおきなかぶ』の音読劇に挑戦しました。身体全 体で楽しみながら、ことばの学びを進める1年生の姿をご紹介します。 しました。 ぬけません。 おじいさんは、かぶを ぬこうと 「うんとこしょ、 どっこいしょ。 」 けれども、かぶは おじいさんは、おばあさんを よんできました。 かぶを おじいさんが ひっぱって、 おじいさんを ぬけません。 おばあさんが ひっぱって、 それでも、かぶは (『 お お き な か ぶ 』 2 場 面 ) 「うん とこし ょ、どっこ いしょ 。」 まずは、個々で教科書を音読しました。文字を指でたどりながら音読している子もいました。 劇化するためには、ことばをイメージ豊かにとらえなければなりません。文字を機械的に音声化する だけでは劇化できないのです。 1 ことばに着目しながら音読劇で場面の様子をイメージ豊かに読む1年生 佐藤道子教諭(以下、授業者)は、黒板に「かぶはぬけません。 」と書いてから、その上にどういうこ とばが来るか、問いました。音読をたくさんしている子は、即座に「けれども」と答えます。授業者は、 さらに、「けれども」の後に何が来るか、問い、「、(読点)」の存在を確認させました。 さあ、いよいよ、音読劇です。1班がせりふの音読も含めて劇をするときは、2班がそれに合わせて 地の文を音読しました。授業者は、 「けれども、かぶはぬけません。」の後、おじいさんはどうしたか、問 い、おばあさんに助けを求めたことを子どもたちから引き出しました。 さらに、「おばあさん、助けてください。」「いいですよ。 」「何を助ける んですか?」「かぶをひっぱって。」等の応答を引き出しながら、場面の 様子を豊かにイメージさせていきました。また、「おじいさんはかぶの そばで助けを求めたか、家まで行って助けを求めたか。」問い、「よんで きました」という表現に着目させました。 2 既習の促音「っ」の確認をし、習得を図る1年生 全部の班の音読劇が終わってから、授業者は、2場面のまとめをしま した。その中で、「ひっぱって」の中の促音「っ」を意図的に抜いて板 書し、子どもたちに促音「っ」の必要性を実感させました。 活発に発言しながら、また、お互いの音読劇のよさを指摘し合いなが ら、活動やことばに向き合う1年生。どんどん成長しています。 -8- 6月23日(火)・24日(水)の二日間、6年生が修学旅行に行ってきました。世界遺産への 登録が期待される佐渡の自然・文化・歴史を肌で感じてきました。越佐海峡を挟んで向かい合うふ るさと紫雲寺と比べながら、それぞれのよさを改めて知るきっかけにもなりました。初日の行程が 10分程度早く進み、総ての体験を満喫できました。話を聞く態度も立派。さすが最高学年!! カーフェリーの中で操舵室を見学 佐渡奉行所で白州に座ってみました!痛い!! イカ裂き体験 ろくろで作ったよ! 砂金取り、10個以上取ったどー!! たらい船、漕ぐのうまいなあ! -9- 交差点での自転車の飛び出しについて、地域の皆様からご連絡をいただきました。重大事故につ ながりかねない飛び出しもあり、冷や汗をかいたところです。 4月の下旬、ゴールデンウイーク前に新発田警察署や交通安全協会の皆様から直接子どもたちに ご指導いただきましたが、再度、学校でも指導しました。7月1日(水)の全校朝会で、自転車事 故の具体的な事例(下記)をDVDで視聴し、その恐ろしさ・危険性を実感させようとしました。 子どもたちは頭では理解していても、あるいは、あるときは交通ルール・交通マナーを守れても、 気が動転しているときや心の余裕のないとき、友だちと遊んでいてその世界に浸っているとき、そ れが守れないときがあります。学校でも指導を継続します。ご家庭や地域でも、自転車の乗り方に ついて、引き続き、現場で声をかけていただけると幸いです。 以下は、子どもたちに紹介した事例です。言葉での説明に該当する図 はどれか、お子さんと一緒に考えてみてみていただけると幸いです。 【言葉での説明】 【図】 ●:自転車 A 事例1:交差点で飛び出す。 □:車両 ● □ 事例2:交差点でトラックと併走していた後、 B そのトラックが左折するとき内輪差に □ ● 巻き込まれる。 事例3:交差点で併走していたトラックの陰で C □ 交差点前方から右折する車両が見えず ● 衝突する。 事例4:前方に停車している車両右側を追い越 D すときに、運転席が開き、そのドアに ● 追突する。あるいは、そこで倒れた自 □ □ 分を後方から来た別の車両がひく。 事例5:イヤホンで音楽を聞きながら自転車を E 漕いでいるので、後方から来た車両に ● 気付かない。 □ 事例6:自転車のブレーキが未整備状態で、い F ざというときすぐに停まることができ 車道 ない。 歩道 事例7:歩道や横断歩道を我が物顔で走る。 ● G 坂道 - 10 - ←歩行者 歩行者 ● ↓ 7月13日(月)、紫雲寺中学校でKDDIケータイ教室「安心・安全講座」が行 われました。トラブルの事例を映像で視聴しながら、問題点や対策等を教わりました。 要点をご紹介します。ご家庭での話題にしていただけると幸いです。 1 無料通話アプリで仲間のつながりが奪われた! 仲良し4人組の女子生徒(ゆき・みえ・まりこ・あさみ)が、無料通話アプリで会話し ています。 ゆきが自分の好きなバンドの話を始めました。みえとまりこ は応答しますが、あさみは読みながらも応答しません。後で分 かることですが、他の用事で忙しく応答している暇がなかった からです。ところが、怒ったゆきはあさみを仲間はずれにしよ うと他の2人に呼びかけ、翌日無視します。いきなり無視され たあさみには訳が分かりません。……話はここで終わりません。 ゆきの行為はやり過ぎだと思ったみえがその気持ちをまりこに伝え、仲間はずれを主導し たゆきをさらに仲間はずれにします。仲良し4人組は、心がつながるどころかばらばらに なってしまいました。 無料通話アプリでは、相手の置かれている状況が分からないので、自分の都合や気持ち だけで考えてしまいます。そして、攻撃的な言葉を頻出させるなど、軽はずみな行動を取 りやすくなります。さらに、文字言語だけだと誤解を招く恐れもあります。交通手段を尋 ねた「何で来るの?」を「どうして来るの?来るなよ!」ととらえる等がその好例です。 ……殺人事件にまで発展した事例もあるそうです。 2 個人情報を公開した結果、一生消えない傷を負うトラブルに巻き込まれた! ファミリーレストランでアルバイトしていたわたるは、そのファミリーレストランの厨 房の冷蔵庫に入り込んだ自分の写真をネットに投稿してしまいました。その翌日、ネット が炎上し、後日、そのファミリーレストランは閉店を余儀なくされました。不衛生だと批 判されたからです。その結果、わたるの両親は自宅を売却して損害賠償をし、わたる自身 も別の会社の就職内定を取り消されました。 また、あるSNSに携帯電話の番号とメールアドレスを登録した後、学校の制服を着た まま顔写真を公開したさちえは、その後、ある男からストーカーまがいの被害を受けます。 いずれの事例も、写真の中のいろいろな要素や GPS等の位置情報から撮影場所が特定されたケ ースです。顔写真や住所、電話番号やメールアド レス等の個人情報の管理に十分な配慮をしないと 一生消えない傷を負うことになりかねません。 - 11 - 事故・事件がなく、豊かな体験ができる夏休みに!! もうすぐ夏休みです。交通事故・水難事故等に気をつけ、また、様々なトラブルに巻き込まれな いように注意しながら、夏休みにしかできないような豊かな体験をして欲しい、と願っております。 また、地域の行事に参加したり家の手伝いを習慣化したりすること によって、ふるさとのよさを再認識したり、家庭の一員としての自己 有用感を味わって欲しい、とも願っております。 夏休みに生活のリズムを崩して、2学期の最初に苦しむ子がいます。 そうならないためにも、早寝・早起き・朝ご飯を励行できるように、 ご家庭の生活習慣や生活環境を整えていただけると幸いです。 9月の予定 下校時の見守りをよろしくお願いいたします。 日 曜 予定 下校時刻(予定) 1 火 2学期始業式 2 水 給食開始 3 木 ファミプレグループ会 4 金 発育測定(5・6年) クラブ 夏休み作品展(~11日) 5 土 発明工夫展覧会(生涯学習センター) 紫雲寺中学校体育祭 6 日 発明工夫展覧会(生涯学習センター) 7 月 フッ化物洗口 第2回家庭学習強調週間(~13日) 8 火 5年自然教室 1~3年 15:05 4・6年 15:50 9 水 5年自然教室 1・2年 15:05 4・6年 15:50 10 木 ファミプレグループ会 11 金 委員会 12 土 13 日 3年PTA学年行事 14 月 フッ化物洗口 15 火 上学年教育鑑賞 16 水 ファミリー遠足 17 木 ファミプレグループ会 18 金 ファミリー遠足予備日 19 土 20 日 21 月 敬老の日 22 火 国民の休日 23 水 秋分の日 24 木 紫雲寺中学校生徒職場体験 25 金 紫雲寺中学校生徒職場体験 26 土 紫雲寺地区敬老会【5・6年干拓太鼓発表】(紫雲寺地区公民館) 27 日 深めよう絆県民の集い(村上ふれあいセンター) 28 月 フッ化物洗口 29 火 児童朝会 30 水 全学年 11:20 学習3原則強調週間 1~3年 15:05 4~6年 15:50 発育測定(1・2年) 発育測定(3・4年) 口座振替日 1年 14:45 2~6年 15:30 1~3年 15:05 4~6年 16:10 全学年 15:05 1・5年 14:45 2・3・4・6年 15:30 1~4年 15:05 5・6年 15:55 1・2年 15:05 3~6年 15:35 補習(3~6年) 1~3年 15:05 4~6年 15:50 全学年 15:15 1年 14:45 2~6年 15:30 全学年 15:05 1年 14:45 クラブ 2~6年 15:30 1~3年 15:05 4~6年 16:10 全学年 15:05 避難訓練(不審者対応) 1~3年 15:05 4~6年 15:50 1・2年 15:05 3~6年 15:50 - 12 -
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