高齢者の火災予防について

資料3
火災の芽を摘みましょう!
平成28年2月研修会資料
1
福祉施設等における主な火災
発生年月
場 所
福祉施設等別
死 者
平成18年1月
長崎県大村市
認知症高齢者グループホーム
7人
平成20年6月
神奈川県綾瀬市
障害者ケアホーム
3人
平成21年3月
群馬県渋川市
老人ホーム
10人
平成22年3月
札幌市
認知症高齢者グループホーム
7人
平成25年2月
長崎市
認知症高齢者グループホーム
5人
平成25年10月
福岡市
診療所
10人
2
長崎市における平成27年中の死者が出た住宅火災
発生日
場所
死者数
1月 4日
西坂町
1人
3月 7日
天神町
1人
3月20日
戸町
1人
4月 6日
高尾町
1人
7月23日
文教町
3人
12月25日
深堀町
2人
5月17日 川崎市 簡易宿泊所火災
死者10人
10月8日 広島市 雑居ビル火災
死者 3人
3
住宅火災死者における年齢別割合の推移
80
70.5
66.4
70
63.2
60
56.8
56.6
58
59.6
61.4
69.5
66.6
62.7
65歳以上
50
40.3
39.4
39
40
37.5
35.5
36.5
35.1
32.3
30
32.2
28.8
29.4
0.4
0.8
6歳から64歳
20
5歳以下
10
2.8
3.9
2.9
2.9
1.2
2.2
1.7
1.2
1
0
平成16年
平成17年
平成18年
平成19年
平成20年
65歳以上
平成21年
6歳から64歳
平成22年
平成23年
5歳以下
平成24年
平成25年
平成26年
4
5
住宅火災における火元出火原因別死者発生状況
火災件数
構成比
たばこ
134
23.3%
放火・放火の疑い
126
22.0%
ストーブ
93
16.2%
電気器具・配線等
70
12.2%
こんろ
39
6.8%
灯火
32
5.6%
小計
494
86.1%
住宅火災死者数(不明・調査中除く)
996人(574人)
6
住宅火災発生の背景
・ 高齢化等、地域コミュニティの希薄化
・ 喫煙、飲酒の習慣
・ ストーブの不適切利用(周囲の可燃物、点けたままの就寝、洗濯物
乾燥、消火せずの給油、給油タンクキャップのゆるみ)
・ 整理されていない室内
・ 電気器具等に対する安心感、不適切使用
7
避難行動要支援者宅訪問指導状況 (訪問実施834世帯)
確認項目
指導件数
チェック項目
・じゅうたん等に焦げ後がある。
たばこ
2件
7件 ・灰皿に吸殻をためている。
2件
・水に濡らす等の処理をしていない。
・ストーブの上に洗濯物を干している。
ストーブ等
電気機器・配線
調理器具
ローソク・線香
放火対策
合計
32件 ・ストーブの周りに可燃物を置いている。
6件
12件
15件
・周囲の可燃物と距離が確保されていない。
18件
・たこ足配線をしている。
43件
58件 ・電気コードを束ねたり踏んだりしている。
12件
・コンセントやプラグに埃がたまっている。
17件
・整理整頓されていない。
11件
37件 ・周囲の可燃物と距離が確保されていない。
29件
・そばを離れるときは、火を消し忘れる。
9件
・整理整頓されていない。
3件
16件 ・安定したローソク立てを使用していない。
6件
・周囲の可燃物と距離が確保されていない。
12件
22件 ・家の周囲に燃えやすいものを置いている。
22件
172件
※ 指導世帯数 128件
8