気仙沼市・三陸沿岸地域日本版DMO構築事業による 海外先進地視察

記者会見資料
平成28年3月18日
産業部観光課観光係
担当:畠山勉(内531)
気仙沼市・三陸沿岸地域日本版DMO構築事業による
海外先進地視察(スイス連邦ツェルマット)実施のお知らせ
■「DMO構築事業」とは,「観光で潤うための地域経営」を目指す取り組みであり,国の
地方創生制度を活用し,平成27・28年度の2ヶ年度で検討・構築する予定。
「 D estination/ M arketing・ Management/ O rganization」
「D」
・・・デスティネーション(目的地)
「M」
・・・マーケティング(顧客ニーズ調査)/マネジメント(最適化管理)
「O」
・・・オーガニゼーション(組織)
■事業の進め方としては,市が一般社団法人リアス観光創造プラットフォームに業務を委託し,
財源は国からの地方創生の交付金を活用。
■平成27年度の取り組みは,観光コンテンツの開発,市民意識の醸成のほか,市内の観光関
係団体(市観光課,気仙沼観光コンベンション協会,リアス観光創造プラットフォーム,気仙
沼商工会議所等々)が担うべき役割の重複や漏れをなくすとともに,今まで出来かねていた「マ
ーケティング」や「マネジメント」など新規に導入すべき要素の検討など,経営的視点からの
観光地域づくりに踏み込むための協議・研究。
■この一環として,この度下記のとおり海外先進地視察を実施(概要は下記)
※国内ではいまのところ DMO の仕組みが構築されている事例はない
(1)視 察 先
スイス連邦ツェルマット
(2)日
平成28年3月21日(月)~27日(日)
程
6泊7日
※ツェルマット滞在は22日~25日(裏面参照)
(3)視 察 団
(4) 視察目的
9名(裏面参照)
DMO のモデルとして,現地の「ブルガーゲマインデ」という地域経
営組織の仕組みを学ぶ→目標設定(KPI)・PDCA サイクルの展開手法,各組織の
役割分担,運営財源,マーケティング・郷土教育の手法等々
(5)視察財源
地方創生先行型上乗せ交付金(自己負担1人5万円)
~補足説明~
ツェルマットは,スイス最南端のマッターホルン山麓にある山岳リゾート地で,人口約5,700人の
町に年間200万泊の宿泊客が訪れており,計算上,全住民とほぼ同数が毎日宿泊していることになる。
※気仙沼市の H26 観光宿泊者数は約 14 万 5 千人
顧客満足度も極めて高く,リピーターで訪れる宿泊客が多い。
物価は周辺ユーロ圏のほぼ2倍,交通アクセスも不便ななかで,このような成果をあげている背景には
上記の「ブルガーゲマインデ」の存在が大きいといわれる。
今回の視察では,現地在住の山田桂一郎氏(国交省認定の観光カリスマ)が案内を予定。
※同氏は,長年ツェルマット観光局のスタッフとして活躍し,退任後も現地で観光関連会社を経営し精力的に活動中。
関連する市震災復興計画重点事業
№119 産業観光の推進
◎ツェルマット視察団
氏名
所属・役職
補足
1 熊谷 智則
気仙沼商工会議所 中小企業相談所所長
2 堺 丈明
気仙沼プラザホテル支配人
商工会議所観光サービス業部会推薦
3 渡邊 幸市
気仙沼ワークス(株)代表取締役
観光チーム気仙沼
4 熊谷 俊輔
気仙沼観光コンベンション協会 誘致宣伝課長 DMO検討メンバー
5 廣野 一誠
アサヤ(株) 取締役
観光チーム気仙沼リーダー
6 加藤 拓馬
からくわ丸代表
観光チーム気仙沼
7 畠山 勉
気仙沼市産業部観光課課長補佐兼観光係長 DMO検討メンバー
8 小松 志大
気仙沼市震災復興支援チームエキスパート
9 森 成人
同上
※コンサルティング関係
※復興まちづくりサークル
※東北未来創造イニシアティブから派遣
同上
同上
◎視察日程
内容
月日(曜)
1 3月21日(月) (往路)羽田発 ~パリ経由~ ジュネーブ着
ジュネーブ泊
ジュネーブ発
2 3月22日(火) ツェルマット着
(視察)ブルガーゲマインデ
ツェルマット泊
3 3月23日(水) 観光局,山岳ガイド協会
4 3月24日(木) スキースクール,山岳鉄道
5 3月25日(金) 景観条例,道路規則等
6 3月26日(土) (復路)チューリッヒ発 ~パリ経由~ 7 3月27日(日) 羽田着 チューリッヒ泊