平成 28 年3月 15 日 各位 会社名 代表者名 株式会社 MAG ねっとホールディングス 代表取締役社長 大島 嘉仁 (コード番号 問合せ先 取締役業務部長 (TEL 吉田 8073) 智大 03−5463−0620) 連結子会社における特別利益計上のお知らせ 当社の連結子会社であります株式会社ジャスティス債権回収においては、本日開催の取締役会 において、下記Ⅱ.3に記載する債権債務の相殺について決議がなされました。また、以下の特 別利益が計上されることとなりましたのでお知らせいたします。 記 Ⅰ.特別利益が発生する経緯 当社の連結子会社であります株式会社ジャスティス債権回収は、当社の非上場の親会社であり ます株式会社ファイに対して以下「Ⅱ.連結子会社が弁済を受ける買取債権の概要」に記載して おります買取債権を有しております。この度、株式会社ファイから当該債権について額面額での 支払を受けたため、回収日現在の株式会社ジャスティス債権回収の債権簿価(買取価額から現在 までの回収額を控除した金額)と回収金額(額面額)との差額が債権回収による利益として計上さ れることとなったことによるものです。 また、これに伴い、株式会社ジャスティス債権回収が当該債権に対して引き当てていた貸倒引 当金の戻入益も特別利益として計上されることとなります。 Ⅱ.連結子会社が弁済を受ける買取債権の概要 1.買取債権の内容・債務者の変遷状況 当社の連結子会社であります株式会社ジャスティス債権回収が、平成 21 年 10 月 23 日に、 当社の当時の親会社でありました Q and Company 株式会社(注1)から、回収可能性を勘案し た価額で有限会社ビーアイキャピタル(注3)向け債権(注4)を買い取り、当該連結子会社が債 権者となったものであります。 その後、当該債権の債務者であります有限会社ビーアイキャピタルは平成 25 年9月 18 日付 1 の新設分割を行い、当該債権は新設分割会社であります株式会社 BIC2(注5)向けの債権とし て引き継がれ、さらに株式会社 BIC2 が、当社の現在の親会社であります株式会社ファイに平 成 27 年2月1日付で吸収合併されたため、回収日現在では株式会社ファイ向けの債権となっ ておりました。 (注1) 平成 24 年9月1日に株式会社シグマ(注2)に吸収合併されたため、株式会社シグマ が当社の親会社となった後、平成 25 年5月 23 日に行われた株式会社シグマの新設分 割により当社の親会社としての地位が新設分割会社である株式会社ファイに承継され ております。 (注2) 株式会社シグマは当社の役員及びその近親者が議決権の過半数を所有している会社 (当該会社の子会社を含む)に該当します。開示日現在、株式会社シグマとの間で当 連結会計年度中に行われた取引はありません。 (注3) 当社と同一の親会社を持つ会社でありましたが、平成 25 年9月 20 日付で当社の役 員及びその近親者が議決権の過半数を所有している会社(当該会社の子会社を含む) であります株式会社イプシロンに吸収合併されております。開示日現在、株式会社イ プシロンとの間で当連結会計年度中に行われた取引はありません。 (注4) 平成 15 年 12 月2日に 220 百万円、平成 16 年2月 27 日に 400 百万円をそれぞれ営 業資金として有限会社ビーアイキャピタルに貸し付けたものであります。なお、平成 15 年 12 月2日に貸し付けられたものにつきましては、その後返済が行われており、 株式会社ジャスティス債権回収が買い取った際の額面金額は 29 百万円となっており ました。 (注5) 当社と同一の親会社を持つ会社に該当しておりました。 2.買取債権の金額(額面金額)及び連結子会社による買取価額 (1) 買取債権の買取時額面金額 429 百万円 (2) 同上債権の今回回収時額面金額 426 百万円 (3) 同上債権の買取額(買取時簿価) 300 百万円 (4) 同上債権の今回回収時簿価 297 百万円 (注)買取時と今回回収時とのそれぞれの差額は回収による減少であります。 3.回収の方法 当社の連結子会社であります株式会社ジャスティス債権回収と当社の親会社であります株 式会社ファイとの間で以下(1)の債権譲渡を行い、その結果発生する株式会社ジャスティス債 権回収の親会社ファイに対する債務と上記Ⅱ.2(2)の弁済額の一部を相殺し、相殺後の差額 2 が株式会社ファイから株式会社ジャスティス債権回収に支払われました。 (1)債権譲渡契約の内容 ①譲渡人 株式会社ファイ(当社の親会社) ②譲受人 株式会社ジャスティス債権回収(当社の連結子会社) ③対象となる債権 株式会社ファイが当社に対して有している以下の債権 (ⅰ)親会社ファイが有していた株式会社ベータ(注1)向け債 権の当社への譲渡金額(注2,3)に関する未収債権 304 百万円 (ⅱ)当社の当時の親会社でありました株式会社シグマが当 社に貸し付けた金額が、株式会社シグマの新設分割により当 8 百万円 社の親会社が株式会社ファイとなり当該貸付債権も株式会 社シグマから株式会社ファイに承継されたもの(注4) (ⅲ)同上(注5) 8 百万円 (ⅳ)(ⅱ)及び(ⅲ)に係る未収利息債権 1 百万円 321 百万円 譲渡債権額 合計 (注1)当社の役員及びその近親者が議決権の過半数を所有している会社(当該会社の 子会社を含む)に該当します。 (注2)当社への譲渡日は平成 27 年2月 25 日であります。 (注3)当社は債権譲渡の結果保有することとなった株式会社ベータに対する債権に 対して、平成 27 年3月 31 日に債権額と同額の貸倒引当金を設定しております。 (注4)当社が借入を行った日は平成 25 年3月 25 日であります。 (注5)当社が借入を行った日は平成 25 年4月 25 日であります。 ④譲渡金額 321 百万円 ⑤譲渡損益 − 百万円 ⑥譲渡日 平成 28 年3月 15 日 (2)今回の特別利益の計上となる買取債権の回収にあたって相殺された金額 321 百万円 (3)(2)の相殺後、株式会社ファイから株式会社ジャスティス債権回収に支払われた金額 105 百万円 (上記(2)の金額とⅡ2(2)の金額 426 百万円との差額) (4)上記(2)の債権債務の相殺が行われた日及び買取債権が回収された日 平成 28 年3月 15 日 3 Ⅲ.計上される特別利益の金額 回収に伴う差額(上記Ⅱ.2(2)と同(4)の差額) 129 百万円 貸倒引当金の戻入益 149 百万円 特別利益計上額 278 百万円 合計 Ⅳ.今後の見通し 上記Ⅲ.に記載いたしました特別利益につきましては、債権回収が行われた平成 28 年3月期 第4四半期において計上されております。 なお、当社グループは、市場動向に不透明な要因も多く、現段階で合理的な予想数値の算定が 困難であるため、業績予想の公表を差し控えさせていただいております。 Ⅴ.関連当事者との債権債務の状況、今後の方針等 1. 関連当事者との債権債務に関する保有方針、今後の方針 当社及び当社グループは、関係会社をはじめとする関連当事者につき、各社の財務状況や市場 の動向等を勘案し、また各社の資金需要に応じて、当社連結グループのみならず関連当事者も含 めた範囲での資金の融通を行うこととしております。 債権債務の今後の解消(返済)に関しましても、実際の返済状況や各社の財務状況を定期的に検 討しながら、期限どおりの回収に努めていくとともに、関連当事者間の取引についてもより簡明 にしていく方針です。 2. 関連当事者に対する債権債務残高 関連当事者に対する債権・債務残高については有価証券報告書をご参照ください。 4 Ⅵ.支配株主との取引等に関する事項 上記、「Ⅱ.連結子会社が弁済を受ける買取債権の概要 3.回収の方法」にて記載いたしまし た、買取債権の回収に先立って親会社であります株式会社ファイと連結子会社であります株式会 社ジャスティス債権回収との間で行われた債権債務の相殺については支配株主との重要な取引 等に関する事項に該当いたします。 1. 取引の公正性を担保する措置・利益相反回避措置 本件債権債務の相殺に関しては、連結子会社であります株式会社ジャスティス債権回収におい て本日行われました取締役会において、取締役会規程に従って決定され、実行されております。 取引の公正性を担保すべく相殺適状にある双方の債権債務簿価を相殺したものであり、相殺に よる損益は発生しておりません。なお、当社の親会社であります株式会社ファイと当社の連結子 会社であります株式会社ジャスティス債権回収との間で役員を兼任する者等の利害関係を有す る者は存在いたしません。 2.少数株主にとって不利益なものではないことに関する意見 上記1における債権債務の相殺の決定に関連して、本日行われました当社の取締役会におきま しても、独立役員であり、社外取締役でもあります川田 洋佑並びに社外監査役であります 鈴木 重雄及び荒井 裕樹が、本取引の実行は相殺適状にある債権債務の相殺であり、そのこと自体に よって損益も発生していないことから、少数株主にとって不利益なものではない旨を意見表明し ております。 3.コーポレートガバナンス報告書との適合状況 平成 27 年 12 月 24 日に開示したコーポレートガバナンス報告書で開示している「支配株主と の取引等を行う際における少数株主の保護の方策に関する指針」からの抜粋は以下のとおりです。 「当社グループと株式会社ファイとの取引につきましては、第三者取引と同等の条件を基本と しており、これにより公正且つ適正な取引関係を維持することで、少数株主の利益を損なうこと がないよう、業務執行を行っております。 」 今回の債権債務の相殺につきましても上記の指針に基づいて決定しております。 以上 5
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