2016 年3月 17 日 各 位 会 社 名 株式会社 東芝 東京都港区芝浦1-1-1 代表者名 代表執行役社長 室町 正志 (コード番号:6502 東、名) 問合せ先 広報・IR室長 長谷川 直人 Tel 03-3457-2100 東芝メディカルシステムズ株式会社の売却について 当社は、東芝メディカルシステムズ株式会社(以下「TMSC」 )の売却の手続を進めて参り ましたが、本日付で TMSC の全株式を譲渡し、子会社でなくなることになりましたのでお知 らせします。 当社は、本日下記の通り TMSC の売却(以下「本件取引」 )を決定し、キヤノン株式会社 と株式等譲渡契約書を締結いたしました。決済は本日完了しており、TMSC は確定的に当社 の子会社ではなくなりますが、キヤノン株式会社が主要各国の競争法規制当局からのクリ アランスを得られた時点で子会社とするために、それまでの間は独立した第三者である MS ホールディング株式会社が TMSC の議決権を保有することになります。 記 1.異動の理由 当社は、2015 年 12 月 21 日付「 『新生東芝アクションプラン』の実施について」において、 ヘルスケア事業が本来持つポテンシャルを最大限発揮し、企業価値・顧客価値の最大化を 図るためには、マジョリティ株主として積極的な支援を行う外部資本を導入し、同時に当 社の財務体質強化を実現することが適当と判断し、TMSC の売却の手続を進めて参りました。 その中で、2016 年3月9日付「東芝メディカルシステムズ株式会社の売却に係る独占交渉 権付与について」に記載の通り、キヤノン株式会社に TMSC の売却に係る独占交渉権を付与 して交渉を進めて参りましたが、本日、TMSC の売却について最終合意しました。 2.異動の方法 (1)異動する子会社等の概要 (1) 名 (2) 所 (3) 代表者の役職・氏名 代表取締役社長 瀧口 登志夫 (4) 事 医療用機器(X 線診断システム、CT システム、MRI システム、超音 在 業 内 称 東芝メディカルシステムズ株式会社 地 栃木県大田原市下石上 1385 番地 容 波診断システム、放射線治療装置、核医学診断システム、検体検査 システム、ヘルスケア IT ソリューション など)の開発、製造、販 売、技術サービス (5) 資 本 (6) 設 (7) 大株主及び持株比率 (8) 当事会社との関係 立 年 月 金 20,700 百万円 日 1948 年 9 月 23 日 株式会社 東芝 100% 資 本 関 係 当社の完全子会社です。 人 的 関 係 当社従業員が同社に出向しています。 賃借料、業務委託費等 17,561 百万円 取 (9) 引 関 係 預け入れ 475 百万円 短期借入 504 百万円 為替予約買建 58,643 百万円 為替予約売建 64,866 百万円 最近3年間の経営成績及び財政状態(単体) 決算期 2013 年3月期 2014 年3月期 2015 年3月期 純 資 産 額 50,608 百万円 56,388 百万円 70,432 百万円 総 資 産 額 168,556 百万円 190,110 百万円 196,170 百万円 1株当たり純資産(円) 374.93 円 417.75 円 521.80 円 高 277,450 百万円 287,126 百万円 279,967 百万円 売 上 営 業 利 益 17,298 百万円 22,279 百万円 17,700 百万円 経 常 利 益 22,889 百万円 31,953 百万円 22,190 百万円 益 15,867 百万円 22,924 百万円 15,849 百万円 1株当たり当期純利益(円) 117.55 円 169.83 円 117.42 円 1 株 当 た り 配当金(円) 45.35 円 45.90 円 51.10 円 当 期 純 利 なお、TMSC の子会社である東芝メディカルシステムズ・ヨーロッパ社、東芝アメリカメデ ィカルシステムズ社、他 39 社も当社の子会社から異動いたします。 (2)譲渡の相手先の概要 (1) 名 (2) 所 (3) 代表者の役職・氏名 代表取締役会長兼社長 CEO 御手洗 冨士夫 (4) 事 容 オフィス事業、イメージング事業、産業機器その他事業 (5) 資 金 174,762 百万円 (6) 設 立 年 月 日 1937 年8月 10 日 (7) 連 結 純 資 産 3,184,463 百万円 (8) 連 結 総 資 産 4,427,773 百万円 (9) 大株主及び持株比率 日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口) 5.7% 日本トラスティ・サービス信託銀行㈱(信託口) 4.4% 第一生命保険㈱ 3.4% (10) 在 業 内 本 称 キヤノン株式会社 地 東京都大田区下丸子三丁目 30 番 2 号 当事会社との関係 資 本 関 係 人 的 関 係 取 引 関 係 関連当事者への 該 当 状 況 2015 年 12 月 31 日時点で、キヤノン株式会社は当社株式 6,398,000 株を所有しています。 該当事項はありません。 当社はメモリー、IC 等半導体部品を販売しています。また、当社は 半導体露光装置を購入しています。 該当事項はありません。 (3)MS ホールディング株式会社の概要 (1) 名 (2) 所 (3) 代表者の役職・氏名 在 称 MS ホールディング株式会社(※) 地 東京都港区六本木六丁目 10 番 1 号 取締役 宮原賢次 取締役 吉戒修一 取締役 横瀬元治 (4) 事 業 内 容 株式の保有及び運用 (5) 資 金 金 3 万円 (6) 設 立 年 月 日 2016 年 3 月 8 日 (7) 連 結 純 資 産 該当事項はありません。 (8) 連 結 総 資 産 該当事項はありません。 (9) 大株主及び持株比率 本 宮原賢次 33.3% 吉戒修一 33.3% 横瀬元治 33.3% (10) 当事会社との関係 資 本 関 係 該当事項はありません。 人 的 関 係 該当事項はありません。 取 引 関 係 該当事項はありません。 (※)当社及びキヤノン株式会社のいずれもから独立した第三者であり、宮原賢次氏(住友商事 株式会社名誉顧問)、吉戒修一氏(弁護士・元東京高等裁判所長官)、横瀬元治氏(公認 会計士・元あずさ監査法人専務理事)が取締役を務める、株式の保有及び運用を目的と して設立された特別目的会社です。 (4)譲渡金額 約 6,655 億円 なお、本日、本件取引に先立ち、当社の米国持株会社である東芝アメリカ社が保有する東 芝アメリカメディカルシステムズ社等の株式を TMSC に譲渡しております。この対価は、上 記譲渡金額とは別に TMSC から東芝アメリカ社に約 225 億円支払われています。 3.今後の見通し 当社の所有する TMSC の全株式が確定的に譲渡されたことにより、2015 年度に売却益とし て認識できた場合には、約 5,900 億円(連結、税引前損益、概算)を計上する見込みです。 なお、会計処理については現在慎重に検討しております。 また、TMSC は、米国会計基準における Accounting Standards Codification205-20「財務 諸表の表示-非継続事業」に従い、当社の 2015 年度の連結損益計算書上非継続事業として 取り扱われる見込みです。これにより、当社の 2015 年度の連結損益計算書の売上高、営業 損益、継続事業税引前損益には TMSC 事業に係る経営成績は含まれないこととなる見込みで す。 なお、2015 年度業績予想については、本件の影響も含め各種事象を現在精査しており、 業績予想の数値が決まり次第速やかに公表いたします。 以 上
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